複合体形成に伴うエントロピー損失を高度に抑制したノルボルナン型人工核酸の開発
【研究分野】化学系薬学
【研究キーワード】
人工核酸 / ノルボルナン / エントロピー / 遺伝子発現制御 / オリゴヌクレオチド
【研究成果の概要】
本研究では、核酸複合体形成の際に生じるエントロピー損失を最小限に抑制した人工核酸の設計・開発を行った。まず、核酸糖部のフラノースをノルボルナンに置換し、バックボーンを短縮化することで揺らぎを抑制した誘導体の合成に取り組んだ結果、重要中間体を得ることに成功した。しかし、それ以降の誘導体化の進行が難しかったため、ノルボルナン骨格の炭素原子の1つを酸素原子に置換した誘導体を設計、合成を開始した。現在核酸塩基部の導入まで行っており、さらなる誘導体化を進めている。
【研究代表者】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【配分額】2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)