可視光面分光観測で探る近傍極矮小銀河の星形成
【研究分野】天文学
【研究キーワード】
矮小銀河 / スターバースト / 銀河進化 / 可視光 / 面分光
【研究成果の概要】
本研究の目的は、近傍宇宙の星質量が小さく、激しい星形成を行っている銀河をサーベイデータから探し、その銀河に対して広視野面分光観測を行って、矮小銀河の星形成の様子を明らかにすることである。我々はスローンデジタルスカイサーベイのアーカイブデータから、天体までの距離が200 Mpc以内、Hβ輝線等価幅が200 Å以上で、複数のクランプが見られるものを2天体選出し、国立天文台 岡山天体物理観測所188 cm望遠鏡とファイバー型可視光面分光装置KOOLS-IFUを接続して観測を行った。その結果、各銀河の中心部だけでなく、その他の領域も低金属量の星形成領域であり、激しいガスの運動の兆候は見られなかった。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)