植生の人為改変はボルネオの気候を変えている?
【研究分野】環境動態解析
【研究キーワード】
森林 / 気候変動 / 土地利用変化 / 熱帯雨林 / 東南アジア
【研究成果の概要】
地表面の被覆状態が変化することで、将来に熱帯域の大気‐陸面相互作用がどのように変化し、降水量等に影響するのかについて明らかにするために、ボルネオ島を対象として、地表面被覆が降水量へ及ぼす影響の違いに関する数値実験を行った。対照実験(C)、気孔開度低下、標高100m以下森林伐採(B-1)、全森林伐採(B-2)の各実験について、現在気候実験の結果から将来気候実験の結果への変化としてみると、B-2のように蒸発散量が小さい条件では、現在気候実験から将来気候実験の降水量の変化は小さく、B-1、Cと蒸発散量が大きくなるとともに、現在気候実験に対する将来気候実験の降水量の変化が大きくなっていた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
藤波 初木 | 名古屋大学 | 宇宙地球環境研究所 | 講師 | (Kakenデータベース) |
安成 哲三 | 総合地球環境学研究所 | 研究部 | 所長 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)