X線自由電子レーザーを用いた強相関電子のリアルタイム観察
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
強相関電子系 / X線自由電子レーザー / 時間分解分光 / 電荷スピン秩序 / X線自由電子レーザー
【研究成果の概要】
高温超伝導や巨大磁気抵抗などの強電子相関物質の示す異常電子物性の起源に迫るために、時間分解共鳴X線散乱実験にX線自由電子レーザーを用いることで、ナノスケールの電荷スピン秩序の様子を超高速時間分解して観察することに挑戦した。同一単結晶を対象として、通常レーザーを用いた中赤外やテラヘルツの時間分解分光測定も行うことにより、相補的なデータの収集も行った。総合的な解析により、強相関電子系における電荷秩序の振幅、位相、相関長の時間変化を明らかにすることに成功し、擬ギャップ形成についての議論まで行うことができた。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)