量子スピン系と古典ダイナミクス
【研究分野】数理物理・物性基礎
【研究キーワード】
物性基礎論 / 磁性 / 統計力学 / 量子ダイナミクス / 量子古典対応 / 電子スピン共鳴 / 量子臨界現象 / 国際研究者交流 アメリカ合衆国 / 場の理論 / 相転移
【研究成果の概要】
量子スピン系の時間変化が古典的な場の理論で記述されるような温度領域について、古典的な運動方程式を用いて、他の方法では求めることが困難な電子スピン共鳴のスペクトルの形状を決定した。交替磁場が加えられたハイゼンベルグ反強磁性鎖については、常磁性共鳴から反強磁性共鳴へのクロスオーバーとそれに伴うスペクトルの変化を示した。古典的運動方程式に基づくアプローチは、量子スピン系のダイナミクスについて他の方法と相補的な情報を与える。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2012
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)