地域連携学の構築とその教育プログラムの開発に関する研究
【研究キーワード】
地域連携 / 地域貢献 / コレクティブインパクト / 地方創生 / ディプロマポリシー / まちづくり / 地域政策 / 社会連携 / 教育手法
【研究成果の概要】
研究の目的は、①テーマと学問領域によるマトリックスの分析、②海外の地域連携研究、③事例研究のデータベース化、理論化である。①については研究分担者を含めて全員で取り組んでおり、成果として「地域連携学」の教科書を作成することを目指して、そこで必要なテーマと内容について検討し、特に、そのために3回の研究会を実施した。この研究会は、コロナの影響によりオンライン実施であったが、研究者だけでなく大学職員も参加して活発に議論が行われた。研究会の概要は次の通りである。第1回 2021年6月30日(報告者:河井亨、遠藤健、加藤基樹)、第2回 2021年12月13日(ゲスト講演:同志社大学 新川達郎先生・地方自治)、第3回 2022年2月28日(報告者:早田宰、加藤基樹)。また、これらの成果を早稲田大学の講義科目「地域連携学1,2」で示し、そこでの学生の反応等も含めて、研究会にフィードバックを行っている。
②については研究分担者の早田宰を中心に進めており、第3回研究会で報告、議論を行った。
③については、研究計画において、早稲田大学の課外活動である「地域連携ワークショップ」をもとに、学生の地域連携のデータベース化を目指すとしていたが、コロナの影響で「地域連携ワークショップ」がオンライン実施となった。そのため、代替として立命館大学の「びわこ・くさつキャンパス(BKC)地域連携事例集」(各年度版)を用いて、テキストマイニングを行い、データベース化の準備とした。
また、新たな着想として、地域連携などの形で社会貢献の役割をもつ大学において、これがどのようにディプロマポリシーに表れるかについて分析を始め、2021年10月の日本地域学会において「ディプロマポリシーに見る大学の貢献と地域連携」と題して、個別口頭報告を行った。
【研究代表者】