成長初期における低線量放射線被ばくが高次脳機能と自律神経におよぼす影響の研究
【研究分野】放射線・化学物質影響科学
【研究キーワード】
放射線被ばく / メダカ / マウス / 自律神経 / 心拍 / 高次脳機能 / 遊泳軌跡 / 低線量 / 放射線影響 / メダカ行動 / メダカ心拍 / 低線量照射 / ストレス / 低線量被ばく / 低線量放射線 / 概日リズム / バースト遊泳
【研究成果の概要】
亜致死線量の放射線照射よりも拘束ストレスの方がメダカ成魚の心拍により大きな影響を及ぼしたことから、低線量の放射線照射が脊椎動物の自律神経に与える影響も極めて小さく誤差レベルと結論する。ただし低線量率での慢性的な放射線の影響は未検証であり今後の課題である。マウス頭部への高線量放射線照射によって認知機能の一過的な低下を確認した。メダカ稚魚、成魚の遊泳を自動追尾して軌跡を数値化する手法を開発し、首都圏ホットスポットでの空間線量に相当する極低線量率にてメダカ胚、稚魚、成魚を慢性照射し、その高次脳機能への影響を検証・評価する手法を開発した。低線量慢性曝露実験の実施が将来のタスクとして残された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
久恒 辰博 | 東京大学 | 大学院新領域創成科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
三谷 啓志 | 東京大学 | 大学院新領域創成科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)