「グローバル・ヒストリー」の構築と歴史記述の射程
【研究分野】広領域
【研究キーワード】
グローバルヒストリー / 世界システム論 / ヘゲモニー国家 / 歴史記述 / ナショナリズム / 国民国家論 / グローバル・ヒストリー / 国民国家 / アジア太平洋地域 / 民主主義 / ネットワーク / 学際的研究
【研究成果の概要】
1.「グローバルヒストリー」概念の理論的検討と、その具体例である「歴史記述の射程」をめぐり、研究分担者各位が専門とする地域史に関する研究史整理と代表的な歴史書の記述検討を行った。内外の第一線で活躍する研究者を招いて、三年間で計20回の「ゴローバルヒストリー・セミナー」を開催して、研究交流を深めた。
2.1999年11月に、ロンドン大学パトリック・オブライエン氏、シカゴ大学ブルース・カミングス氏、アムステルダム大学タート女史を招聘し、国内の有力研究者を交えて、国際ワークショップ「ヘゲモニー国家の役割と世界システムの変容」を開催した。2000年2月には、ジョンズホプキンズ大学のジョバンニ・アリギ氏を招いて、ワークショップの内容を再検討するレビューセミナーを開催した。その成果は、英文のProceedingsとして2000年3月に刊行した。
3.研究成果のレビューを受けるために、三回にわたって代表団をロンドン大学歴史学研究所に派遣し、Global History Projectの責任者であるPatrick K.O'Brien教授をはじめとするイギリス側の研究者と対話を重ねた。その成果は、2000年5月の国際シンポジウムで発表される。
【研究代表者】