日英高等教育機関における学生支援に資する大学機関研究(IR)の基礎的研究
【研究分野】教育学
【研究キーワード】
IR / インスティテューショナル・リサーチ / 学生支援 / 英国大学改革 / イギリス / 学生ユニオン / Institutional Research / 機関研究 / 英国高等教育 / 高等教育改革
【研究成果の概要】
本研究では日本と英国における大学機関研究(IR, Institutional Research)の展開状況や捉え方を調査し、学生支援との関係でどのように機能しているかを検討した。その結果、(1)日本国内におけるIR の理念をめぐる混乱は、教育改善志向のIR、経営改善志向のIR、および学生調査を基盤としたIR が存在していること、(2)英国においても学生満足度調査に基づいた学生支援改革を志向するIR が一部の大学で実践されているが、日本との違いではIR 研究・実践の基礎にあるのがリテンション率改善と呼ばれる大学中退者研究に依拠していることを明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)