UMAPに相応しい特色ある教育プログラム開発にかかわる研究
【研究分野】教育工学
【研究キーワード】
アジア太平洋 / UMAP / インターネット / UMAP Cyber University 構想 / 教育プログラム / 情報化 / 大学ディレクトリ / 経済地理学 / UMAP Cyber University構想 / UMAP Cyber University
【研究成果の概要】
この科学研究費は、UMAP(アジア太平洋大学交流機構)独白の教育プログラム編成、域内のアジア太平洋地城におけるインターネットベースの大学ディレクトリ作成・教育プログラムコンテンツの試行的制作、そして、UMAPの活動におけるIT化の全般的な促進などの実現を目指した。
教育プログラム制作対象分野のうち、地理学においては、海外の研究者を招聘して1999年12月に開催された国際シンポジウムを足がかりに、海外の研究者と連携を深め、インターネットを基盤とした教育プログラムの編成作業に実際に取りかかった。
大学ディレクトリの作成に関しては、アジア太平洋地域の各大学にアンケートを送付、これにより得た情報をもとに、短期留学を志望学生がウェブ上で情報を検索できるシステムの構築を目指した。この検索エンジンは、「Universearch」と名づけられ、この科学研究費の研究期間が終了する直後の2002年度はじめには、UMAP国内委員会のページなどから一般の利用に供される予定となっている。
UMAPが歴史的に課題としてきた、短期留学における使用言語の問題、UMAP単位互換スキームなどの諸課題について、調査研究も進行中である。具体的には2001年9月に単位互換スキームならびに欧州のエラスムス計画との比較を分担する堀田泰司氏(広島大学留学生センター助教授)がカンボジアを訪問、タイ政府が中心になって展開している広域メコン圏での留学生政策について資料収集を行った。この成果は同年10月に東京で開催されたUMAP理事会において、タイ政府が広域メコン圏から留学生を自国に招く、南南協力型の奨学金スキームとして、結実した。その他の研究についても、現在着実な進行をみせている。
【研究代表者】