冠動脈分岐部病変におけるステント血栓症発生機序解明のための血栓可視化手法の開発
【研究キーワード】
血栓性試験 / 冠動脈左主幹部分岐部病変 / ステント / 血栓 / 非臨床試験 / 光干渉断層計測 / 冠動脈左主管部分岐部病変 / 冠動脈分岐部 / 冠動脈ステント / 可視化
【研究成果の概要】
本研究では、左主幹部分岐部の径と角度を模した弾性血管モデルを組み込んだ血液循環システムを用い、左前下行枝と回旋枝両側の狭窄病変を拡張するために行われる2-stent法について、血栓形成への影響を評価した。その結果、分岐点近傍で血管壁に圧着せず血流側に突出したステント部で血栓が形成されることがわかり、DK-crush法はCulottes法と比較して多い傾向にあった。DK-crush法では主幹部血管壁でステントが3層重なる部分、Culottes法では主幹部血管壁全周でステントが2層重なるが、部分的であっても3層ステントが重なるDK-crush法の方がステントへの血栓形成量が多いことがわかった。
【研究代表者】