個人の混雑予測と実際の混雑現象-限定合理的な個人予測
【研究分野】社会システム工学・安全システム
【研究キーワード】
混雑課金 / 限定合理性 / ネットワーク / 経営科学
【研究成果の概要】
本研究では,顧客が混雑状況に対応する状況の下で,混雑を制御するための管理手法の開発を行った.より具体的には,顧客の混雑回避行動の均衡モデルを構築し,課金と優先度の2つの手段が,その顧客行動の均衡にどのような影響を与えるかを分析した.主たる成果は以下の2つである.第1は,セカンドベスト課金の経済的な意味を明らかにした.第2は,顧客が一様であっても(緊急性のある顧客はいない場合でも),優先度付与がネットワーク型サービスシステムの混雑制御の方法として有効であることを示した.本研究は,混雑制御に新たな視点と手法を与えた.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)