文学研究の「持続可能性」―ロマン主義時代における「環境感受性」の動態と現代的意義
【研究分野】英米・英語圏文学
【研究キーワード】
イギリス・ロマン主義 / 環境感受性 / エコクリティシズム / ロマン主義哲学 / 場所 / 動物愛護 / 環境倫理 / 文学観光 / ロマン主義 / エコロジー / 持続可能性 / 食育 / 郊外 / ジェンダー / 農耕詩 / ディープ・エコロジー / 自然史・博物誌 / 文化交渉 / 観光(ツーリズム) / デイープ・エコロジー / ナショナル・トラスト / 哲学 / 環境批評
【研究成果の概要】
環境に対する生命体の感応性-「環境感受性」-は、近年自然科学において注目を集めているテーマである。本研究は人文科学研究にこの概念を援用し、文学・文化および思想テクストにおいてその動態を考察することで、現代のエコロジカルな感性・思想の萌芽と展開を分析したものである。
研究対象は、自然・環境の現代的認識の萌芽がもっとも顕著に観察されるイギリス・ロマン主義、およびその前後の時代の文学、文化、思想とした。
本研究は、「環境感受性」が生み出され、現代的なあり方に展開していく様態を多面的に検証し、あわせて、文学研究が他分野と有機的な関連をもちつつ発展する、持続可能な営為であることも証明している。
【研究代表者】