東日本大震災におけるCFWの実態調査と災害対応技術としての確立
【研究分野】社会学
【研究キーワード】
災害復興 / 経済復興 / 雇用 / 社会的セーフティーネット / キャッシュ・フォー・ワーク / 生業支援 / 東日本大震災 / レジリエンス / 脆弱性 / Cash for work / 緊急雇用創出事業 / 労働市場 / 復興事業 / 緊急雇用創出基金事業
【研究成果の概要】
Cash for Work(以下CFW)とは、災害復旧・復興事業に被災者を雇用し、賃金を支払うことによって、被災者の自立を促すと同時に、よりよい災害対応や復興を実現する手法である。本研究では、東日本大震災で被災した岩手県や宮城県に焦点を当て、CFWの事例として緊急雇用創出事業を取り上げ、被雇用者の属性調査や労働市場の調査などを行った。その結果、緊急雇用の被雇用者は高齢者であったり、女性であったり、学歴の低い人々などなど比較的脆弱な層を多く含んでいることが明らかになったが、他方で扶養家族を持つ人は少なく、子育て世代など本格的収入を必要とする人々は少ないことが明らかになった。
【研究代表者】