振動子ネットワークの応答と制御:基礎理論と生体システムへの応用
【研究分野】感性情報学・ソフトコンピューティング
【研究キーワード】
同期現象 / ネットワーク / フィードバック制御 / 概日リズム / 結合振動子 / 位相応答関数
【研究成果の概要】
振動子ネットワークの外部入力に対する応答理論を確立した. 特に, どのような不均一性、どのようなネットワーク構造に対しても系統的に適用できる理論が完成した. 集団が均一な場合はネットワーク研究で興味の持たれるラプラシアン行列の固有値問題に帰着し, 通常興味の持たれる固有値ではなく固有ベクトルがネットワークダイナミクスに重要な役割を持つことが示された.さらに, 理論の拡張として,複数のネットワークが相互作用する系の位相記述も確立できた. この拡張により, 各ネットワーク内での結合が, ネットワーク館の同期現象にどのような作用をもたらすかが明らかになった.
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】3,115千円 (直接経費: 2,710千円、間接経費: 405千円)