スパースな分散ネットワークでセキュリティとトラストを推論・計算する論理とモデル
【研究キーワード】
インターネットトラスト / セキュリティ / IoTネットワーク / ブロックチェイン / Elastic Trust Model / Internet Trust / IoT Security / Blockchain / Security Model / Internet trust / policy decision point / assertion exchange / elastic trust model / BLE network / blockchain / トラスト / ブロックチェーン
【研究成果の概要】
リフレクションを含み、IoTノードのjoin, leaveによって トラストが変化するKripke modelの記述を行い、Elastic Trustを構築し論文 (Sato and Yamamoto) にまとめた。さらに、blockchain上での分散したトラストを表現するシステム(Bloccess, Derepo)の理論的解析を行った。さらに、実際にIoTネットワークを構築した上で、IoTセキュリティを想定したリスク解析をもとに、トラストの観点からの解析を加えた。さらに、セキュリティ境界がモニタリングによって移動する環境の解析も行った。
【研究の社会的意義】
現在、スパースな分散ネットワーク、具体的にIoTネットワークやブロックチェインは、社会基盤としての存在感が高まっているが、同時に、セキュリティ的に脆弱性を抱えており、攻撃が激化しつつある。セキュリティ保証を行うための前提条件であるトラストの解析を行うこと、特にトラストを動的に伸縮させてセキュリティを確保する方法論を確立し、さらに実際のシステムの解析に応用したことで、この方面でのセキュリティ対策の方針を示すことができた。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)