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研究キーワード:物質・材料研究機構における「磁性体」 に関係する研究一覧:7件
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発表日:2025年10月6日
1
スピンの集団運動で熱の流れを操る新しい手法を実証
〜 磁性体による革新的な熱輸送制御技術へ一歩前進 〜
従来の課題 熱伝導率は固体中で熱がどれだけ効率よく伝わるかを表す指標です。この熱の担い手(熱キャリア)は、金属では電子、半導体や絶縁体では格子振動の準粒子であるフォノンが主役とされています。現在の熱工学では、熱キャリアの輸送特性を解明・制御することで熱伝導率や界面の熱抵抗を制御する取り組みがあり、特にフォノンの輸送・散乱に着目した熱伝導制御はフォノンエンジニアリングと銘打たれて数十年にわたって盛んに研究されています。電子・フォノン以外の熱キャリアの寄与も存在しますが、ほとんどの物質ではその寄与は非常に小さく、観測できたとしても極低...
キーワード:機械学習/マグノン/集団運動/準粒子/鉄合金/放射光/輸送特性/高分子/強磁性金属/磁性体/フォノンエンジニアリング/熱物性/キャリア/フォノン/界面熱抵抗/強磁性/絶縁体/無機材料/原子配列/熱伝導度/コバルト/スピン/スピントロニクス/極低温/結晶粒界/熱工学/熱伝導/熱伝導率/熱輸送/半導体/極限環境
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学総合生物
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発表日:2025年9月25日
2
AI時代を支える新磁性体、二酸化ルテニウム薄膜の「交代磁性」を実証
〜 AI・データセンター向け高速・高密度メモリ開発に期待 〜
従来の課題 二酸化ルテニウム(RuO2)は、「第三の磁性」である交代磁性を示す有力候補として注目されてきました。従来の強磁性体は外部磁場で容易に書き込める一方、漏れ磁場による記録エラーが高密度化の壁でした。反強磁性体は漏れ磁場などの外乱に強いものの、スピン(原子レベルのN極-S極)が打ち消し合うため電気的な読み出しが難しいという課題があります。そこで、外乱に強く、しかも電気的に読み取り—将来的には書き換えまで狙える—という“いいとこ取り”の磁性体が求められてきま...
キーワード:電気通信/最適化/人工知能(AI)/磁気秩序/磁気抵抗/反強磁性/反強磁性体/放射光/スペクトル/磁場/配向制御/磁性体/メモリ/メモリ素子/強磁性/省エネ/強磁性体/磁性材料/電気抵抗/電子状態/スピン/スピントロニクス/金属材料/省エネルギー/第一原理/第一原理計算/半導体/SPECT/ルテニウム
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年9月18日
3
理論計算によるホイスラー合金の包括的データベースを創出
〜 格子振動安定性や磁性を含む多面的な物性情報を公開 〜
従来の課題 ホイスラー合金は、3種類以上の元素で構成される規則構造や不規則構造を持ち、その組み合わせによって半導体や磁性体など多彩な特性を示すため、スピントロニクスや熱電変換デバイスといった幅広い分野への応用が期待されています。近年では、計算機シミュレーションや機械学習を使って優れた特性を持つ組成を探す研究が活発に進められています。ところが、これまでの理論研究は探索の範囲が限られていたうえに、結晶の安定性の評価が不十分でした。その結果、計算で有望とされた組成が、実際の合成では必ずしも安定せず実用化に至らない例も報告されています。こ...
キーワード:データ駆動/スーパーコンピュータ/機械学習/ネルンスト効果/異常ホール効果/ホール効果/計算機シミュレーション/輸送特性/磁性体/物質設計/材料科学/熱電変換材料/フェリ磁性体/フォノン/ホイスラー合金/磁性材料/電子構造/電子状態/熱電変換/シミュレーション/スピン/スピントロニクス/第一原理/第一原理計算/半導体/機能性/規則構造
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学農学
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発表日:2025年9月4日
4
従来比30倍の高速実験で新しい磁気センサ材料を発見!
〜 AIによるデータ解析・予測による超効率的開発に成功 〜
従来の課題 異常ホール効果は、磁性体に電流を流すと、電流と磁化(N極-S極の向き)の両方に直交する方向に電圧が発生する現象です。この特性を利用すると、磁化の変化を電気信号として敏感に検出できるため、次世代ハードディスクドライブ用リードヘッドや高性能磁気センサなどへの応用が期待されています。特に、大きな異常ホール効果を示す新規材料として期待される3種類以上の元素を含む多元素磁性合金では、元素の種類と組成比の組み合わせが膨大で(いわゆる「組み合わせ爆発」)、さらに1試料の評価に時間がかかるため、この広大な探索空間はほとんど未開拓のまま...
キーワード:データ駆動/機械学習/人工知能(AI)/異常ホール効果/熱電効果/物質科学/ホール効果/データ解析/磁性体/イリジウム/スピン波/材料設計/磁性材料/スピン/スピントロニクス/同時測定
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年7月31日
5
高エントロピー酸化物で低抵抗・高性能TMR素子を実現
〜 大容量磁気ストレージでスマート社会を支える新材料 〜
従来の課題 TMR素子は、磁性体の間にある極薄の絶縁層を電子が量子トンネル効果で通過することで動作します。この絶縁層には、現在主に酸化マグネシウム(MgO)が使用されています。MgOは、磁気状態による抵抗の変化率(TMR比)が高く、磁気状態の検出性能に優れている一方で、電子が通りにくい「バリア高さ」が高いため、トンネル電流が抑制され、素子全体の電気抵抗が大きくなるという課題がありました。このため、トンネル効果を維持しながらバリア高さを下げ、トンネル電流を増加させられる新たなバリア材料の開発が強く求められていました。 ...
キーワード:データ駆動/機械学習/最適化/金属元素/磁気抵抗/エントロピー/異方性/酸化マグネシウム/スピントルク/トンネル電流/磁気異方性/磁性体/MRAM/メモリ/材料設計/垂直磁化/垂直磁気異方性/電気抵抗/電子構造/スピン/スピントロニクス/トルク/トンネル/トンネル効果/マグネシウム/酸化物/磁気記録/電子顕微鏡/半導体/ラット
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年7月31日
6
トンネル磁気抵抗(TMR)に対する新理論を提案
〜 TMR比向上の鍵「TMR振動」の解明に前進 〜
従来の課題 TMR効果は、磁性層/絶縁層/磁性層という薄膜素子において、左右の磁性層の磁化の向きが平行な場合と反平行な場合とで、素子の電気抵抗が異なる現象です。磁気センサーや磁気メモリなど応用範囲の拡大に向けて、電気抵抗の変化率(TMR比)のさらなる向上が求められています。NIMSは近年、TMR比の世界最高記録を更新し、「TMR比が絶縁層の膜厚に応じて振動する現象(TMR振動現象)」の解明がTMR比をさらに高めるための鍵であることを示しました。しかし、TMR振動現象は、過去に多くの研究がなされたにもかかわらず、その起源が20年以上...
キーワード:磁気抵抗/エントロピー/テクトニクス/波動関数/量子ビット/磁性体/メモリ/界面構造/磁性材料/電気抵抗/電子構造/スピン/スピントロニクス/センサー/トンネル/トンネル効果/酸化物/膜構造/振動現象
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学総合生物
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発表日:2025年7月31日
7
有機分子で世界初!1次元スピン1/2ハイゼンベルグ分子鎖を実現
〜 鎖の長さによって特性が変化 量子コンピュータへの新たな可能性 〜
従来の課題 炭素原子のπ結合から生じた自由に動き回る電子「π電子」について、そのスピンの特性を生かして有機分子をナノスピントロニクスへ展開する可能性が世界中で注目を集めています。ギャップ励起など、スピン同士の強い相互作用から物質全体で発現するさまざまな特性の存在は証明されてきました。しかし、分子ごとにスピンの状態を観察できる分子鎖の合成が困難であったため、単一のスピン同士がどのように相互作用をして物質全体の特性に影響しているのか、詳細な分析が困難でした。特に、スピン同士が相互作用して互いに反対方向を向く「スピン-1/2...
キーワード:フィンランド/スピン系/フラストレーション/強い相互作用/反強磁性/反強磁性体/量子コンピュータ/トポロジカル/ナノプローブ/プローブ顕微鏡/磁性体/走査型トンネル顕微鏡/有機分子/超高真空/前駆体/強磁性/強磁性体/電子状態/スピン/スピントロニクス/トンネル/極低温/分解能/カルス/高分解能/プローブ/ラット
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学農学
物質・材料研究機構 研究シーズ