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九州大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:九州大学における「酸化物」 に関係する研究一覧:11
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発表日:2026年6月2日
1
鉄と水素の結合を結晶内で安定化
レドックス非対称性で鉄系酸水素化物を実現 工学研究院 藤井進 准教授
 酸水素化物は、酸化物中に負の水素イオン(ヒドリド)を導入した材料で、触媒などへの応用が期待されています。特に、組み合わせる遷移金属種が機能を決める重要な要素であり、安価で低毒性な鉄は有望視されています。一方で、鉄系酸化物を強く還元すると、ヒドリドが入らずに酸素が抜けた酸素欠損相へ変化するため、鉄系酸水素化物は未開拓でした。 京都大学大学院工学研究科 笹原悠輝 特定研究員(学振PD)(研究当時、現:北海道大学大学院工学研究院 助教)、同研究科 陰山洋 教授、九州大学大学院工学研究院材料工学部門 藤井進 准教授、名古屋工業大学物理工学類 壬生攻 教授、東京科学大学理学院化学系 八島正知...
キーワード:対称性/非対称性/タンタル/酸化還元反応/ヒドリド/酸素欠損/遷移金属/ペロブスカイト/持続可能/還元反応/持続可能な開発/材料設計/水素化物/酸化還元/酸化物/水素化/レドックス
他の関係分野:数物系科学化学工学
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発表日:2026年2月10日
2
廃棄物から資源へ:CO₂とプラスチックを太陽光で同時に有用化学品に変換する単一触媒を開発
カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 Edalati Kaveh 准教授
九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(WPI-I2CNER)のNguyen Thanh Tam学術研究員、中村潤児特任教授、Edalati Kaveh准教授らの研究チームは、CO₂排出とプラスチック廃棄物という二つの深刻な環境問題に、単一のプロセスで同時に対処する画期的な光触媒システムを開発しました。独自に設計した「ハイエントロピー酸化物」触媒を用いて、CO₂とPETプラスチックを、光エネルギーだけで有用な化学製品に同時変換することに世界で初めて成功しました。従来のCO₂変換やプラスチックリサイクルのアプローチは、通常、一度に一つの汚染物質のみを処理し、エネルギー集約...
キーワード:オープンアクセス/環境汚染/光エネルギー/マイクロプラスチック/環境汚染物質/エントロピー/気候変動/放射光/放射光X線/X線分光/太陽/ポリエチレンテレフタレート/光反応/太陽光/電荷分離/固溶体/キャリア/ポリエチレン/可視光/光吸収/水分解/選択性/カーボンニュートラル/持続可能/光照射/持続可能な開発/原子構造/光触媒/カーボン/CO2還元/プラスチック/マイクロ/メタン/リサイクル/環境負荷/環境問題/酸化還元/酸化物/耐久性/二酸化炭素/二酸化炭素/廃棄物/エチレン/機能性/カップリング/カチオン/ラジカル/ラット
他の関係分野:情報学環境学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年12月13日
3
銅を“鉱石レベル”まで高濃縮する新規微生物を発見
-鉄酸化細菌による銅の濃縮機構を解明し、バイオマイニングへ期待- 理学研究院 濱村 奈津子 教授
愛媛大学大学院農学研究科 光延聖 教授、谷本和也 大学院生は、理化学研究所 加藤真悟 上級研究員、日本原子力研究開発機構 徳永紘平 研究員、九州大学大学院理学研究院 濱村奈津子 教授との共同研究によって、銅を“鉱石レベル”まで濃縮固定できる新規鉄酸化細菌を初めて純粋分離(用語解説3)し、その強力な鉄酸化作用が銅の高濃縮を引き起こす仕組みを明らかにしました。本成果は、微生物を利用した有価金属回収(バイオマイニング)や環境浄化技術の開発に繋がる重要な結果です。なお、本成果は、2025年11月30日付で米国Wiley社から刊行された国際科学誌『Environmental Microbio...
キーワード:環境浄化/重金属/バクテリア/堆積物/電子供与体/カーボンニュートラル/持続可能/ボトルネック/酸化鉄/持続可能な開発/電気伝導/カーボン/電気伝導性/原子力/酸化物/電子顕微鏡/二酸化炭素/熱伝導/有機物/土壌/微生物/ゲノム解析/受容体/ウイルス/ゲノム/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2025年11月12日
4
酸素が拓く固体電解質の設計原理
-複雑なマルチアニオンガラスにおけるイオン輸送の仕組みを解明- 工学研究院 大野 真之 客員准教授 / 林 克郎 教授
安全で高性能な次世代蓄電技術として注目されている全固体電池の開発には、固体でありながら液体のようにイオンが動き回る固体電解質が不可欠です。東北大学 多元物質科学研究所の大野真之准教授、米国レンセラー工科大学(Rensselaer Polytechnic Institute)のPrashun Gorai助教授らの国際共同研究チームは、酸素を介したガラス構造の制御が固体電解質の性能を決定する鍵であることを突き止めました。本研究チームは、ナトリウム酸化物と五塩化タンタル(xNa2O-TaCl5)を用いたガラス状固体電解質を合成し、酸素の導入が構造とナトリウムイオン輸送に与える影...
キーワード:最適化/物質科学/ハロゲン/タンタル/アニオン/全固体電池/持続可能/持続可能な開発/イオン伝導/イオン輸送/局所構造/固体電解質/材料設計/電気抵抗/電池/酸化物/電解質/ナトリウム/構造変化
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学
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発表日:2025年9月21日
5
燃料電池や触媒などへの応用が期待されるプロトン機能性材料を発見
工学研究院  林 克郎 教授 / 稲田 幹 准教授
神奈川大学化学生命学部 本橋輝樹教授らの研究グループは、京都大学複合原子力科学研究所 南部雄亮特定教授、近畿大学理工学部 杉本邦久教授、Zi Lang Goo研究員(当時)、九州大学大学院工学研究院  林克郎教授、稲田 幹准教授、物質・材料研究機構(NIMS)マテリアル基盤研究センター 木本浩司センター長、豪州原子力科学技術機構(ANSTO) Maxim Avdeev博士との共同研究により、卓越した熱安定性を有するストロンチウム・ガリウム酸水酸化物を発見しました。本化合物は、独自開発した「気相水酸化物化反応」を用いて合成され、電子顕微鏡、X線回折、中性子回折、赤外分...
キーワード:強い相互作用/水分子/中性子散乱/X線回折/ストロンチウム/軽元素/中性子/中性子回折/反射スペクトル/スペクトル/赤外線/分子イオン/赤外分光/アニオン/結晶構造解析/結合状態/複合アニオン/固体酸/固体酸触媒/酸触媒/持続可能/無機材料/持続可能な開発/原子配列/電池/熱安定性/燃料電池/機能性材料/原子力/酸化物/電子顕微鏡/機能性/干渉効果/結晶構造/プロトン/官能基/立体構造
他の関係分野:数物系科学化学生物学工学農学
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発表日:2025年9月8日
6
全固体電池向け固体電解質-電極材間における焼結時の反応メカニズム解明と反応抑止に成功
~低コストプロセスで製造する全固体電池実現に前進~ 総合理工学研究院 渡邉 賢 准教授
酸化物系電解質を用いた全固体電池は、発火や有毒ガス発生のない安全性の高い電池です。電解質の1種であるLi7La3Zr2O12(LLZ)は高いイオン伝導率・広い電位窓を有するため、有望な材料とされています。しかし、材料間を接合するために高温焼結(≥ 1000 °C)が必要であり、電解質材と電極材が反応してしまい電池化が困難です。特に、ニッケルを多く含むLiNi0.6Mn0.2Co0.2O2(NMC622)に代表されるような三元系高容量電極材との間で反応が起こりやすく、そのメカニズムや抑止方法は未解明でした。九州大学大学院総合理工学研究院の渡邉賢准教授、株式会社デンソー(当時:九州大学...
キーワード:放射光/全固体電池/持続可能/持続可能な開発/イオン伝導/固体電解質/電池/コバルト/リチウム/酸化物/電解質/層形成
他の関係分野:数物系科学工学総合生物
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発表日:2025年8月28日
7
水を吸って酸素がスイスイ動く?
-次世代燃料電池を支える新しいセラミックスの秘密を解明- カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 松本 広重 教授
東京科学大学 理学院 化学系の八島正知教授、作田祐一特任助教(現・熊本大学産業ナノマテリアル研究所助教)、巾崎潤子研究員らの研究グループは、九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の松本広重教授ら、および英国インペリアル・カレッジ・ロンドン 材料学科のスキナー・スティーブン(SKINNER Stephen)教授らとの国際共同研究により、水蒸気を取り込むことで、内部の酸化物イオン(O2–)が動き易くなる―そんな新しい機能を持つセラミック材料のしくみを明らかにしました。すなわち、水蒸気と反応(=水和)することで酸化物イオンが移動し易くなる現象を発見し(図1)、そのメカニズムを原子レベ...
キーワード:人工知能(AI)/水蒸気/ナノマテリアル/イオン伝導体/クリーンエネルギー/カーボンニュートラル/持続可能/持続可能な開発/イオン伝導/電池/燃料電池/カーボン/高効率化/酸化物
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学
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発表日:2025年8月20日
8
マルチモーダル解析で酸素発生反応(OER)の鍵を握る“活性点”を特定:酸化イリジウム触媒の構造が高性能の秘密を握る
〜 水電解によるグリーン水素社会実現へ新たな一歩 〜 総合理工学研究院 辻 雄太 准教授
京都大学大学院人間・環境学研究科Neha Thakur博士研究員、内本喜晴 同教授らの研究グループは、田中貴金属工業株式会社、技術研究組合FC-Cubic、横浜国立大学、九州大学、奈良女子大学、島根大学、立命館大学と共同で、水を電気分解して水素を製造する水電解#1の鍵となる酸素発生反応(OER)において、酸化イリジウム触媒の高い活性の起源を解明しました。再生可能エネルギー由来の電力を利用した水電解によるグリーン水素の製造は、カーボンニュートラルへ向けたエネルギーシステムの中で重要な役割を果たします。固体高分子水電解は高効率で高純度な水素製造法であり、酸素発生反...
キーワード:マルチモーダル/モジュール化/再生可能エネルギー/関数解析/X線吸収分光/光電子分光/相関関数/X線回折/軟X線/データ解析/化学組成/磁場/赤外分光/アニオン/高分子/触媒反応/反応機構/エネルギーシステム/電気分解/活性サイト/電子分光/イリジウム/貴金属/固体酸/酸素発生反応/プラズモン/金属微粒子/カーボンニュートラル/持続可能/分光測定/持続可能な開発/局所構造/単結晶/カーボン/ナノ構造/ナノ材料/フーリエ変換/階層構造/酸化物/水素製造/電子顕微鏡/透過電子顕微鏡/微粒子/分解能/結晶構造/層構造/高分解能/水素ガス/構造変化
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発表日:2025年8月9日
9
300℃で世界最高のプロトン伝導率を有する安定酸化物を開発
~大型トラックなど固体酸化物形燃料電池の多用途化を推進~ エネルギー研究教育機構 山崎 仁丈 教授
SOFCは、高効率かつ高耐久な燃料電池の1つです。水素を燃料とし、発電時に二酸化炭素を排出しない発電デバイスであり、水素エネルギー社会実現に向けた中核技術として注目されています。しかし、発電の動作温度は700~800℃と高く、高価な耐熱材料の使用による材料コストが課題となっています。もし300℃程度の中温度域で発電できれば、より安価な耐熱材料の使用によるコスト削減が期待されますが、この温度域で十分な性能を持つ電解質材料はこれまで見つかっていませんでした。九州大学エネルギー研究教育機構・工学府材料工学専攻の山崎仁丈教授の研究グループは、スズ酸バリウム(BaSnO3)とチタン酸バリウム...
キーワード:機械学習/分子動力学シミュレーション/計算機シミュレーション/内部構造/プロトン伝導/水素エネルギー/固体酸/持続可能/温度依存性/持続可能な開発/SOFC/チタン/チタン酸バリウム/原子配列/固体酸化物形燃料電池/耐熱材料/電池/燃料電池/シミュレーション/トラップ/ナノスケール/酸化物/第一原理/第一原理計算/電解質/電子ビーム/電子顕微鏡/動力学/二酸化炭素/分子動力学/量子力学/エネルギー変換/プロトン
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年7月10日
10
金ナノ粒子によるCO酸化反応に新機構を発見
~“混成電位駆動型触媒反応”が低温での高活性の鍵に~ カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 中村 潤児 特任教授
九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(WPI-I²CNER)の中村潤児特任教授、Mo Yan学術研究員、北海道大学触媒科学研究所の武安光太郎准教授、筑波大学国際マテリアルズイノベーション学位プログラム(博士後期課程)のMuhammad Asif氏およびRavi Singh氏らの研究グループは、金ナノ粒子による常温一酸化炭素(CO)酸化反応が、熱的な触媒作用だけではなく、新たに提唱した“混成電位駆動型触媒反応”という電気化学的メカニズムで進行することを世界で初めて実証しました。これまで、COの酸化反応は温和な条件下でも進行することが知られていましたが、その根本的な駆動原...
キーワード:フレームワーク/環境技術/均一系触媒/金ナノ粒子/酸化還元反応/触媒反応/固体触媒/固体表面/触媒化学/触媒作用/触媒設計/不均一系触媒/電解液/カーボンニュートラル/持続可能/還元反応/持続可能な開発/電池/燃料電池/カーボン/グラフェン/ナノ粒子/酸化還元/酸化物/電気化学/二酸化炭素/二酸化炭素/エネルギー変換/酸化反応
他の関係分野:情報学環境学化学工学農学
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発表日:2025年5月29日
11
“難培養”微生物を育てる鍵はオーダーメイド!
鉄酸化菌の高効率培養に成功、環境浄化へ期待 理学研究院 濱村 奈津子 教授
愛媛大学大学院農学研究科 光延聖教授、同じく農学研究科の内島智貴大学院生(研究当時)は、理化学研究所 加藤真悟上級研究員、広島大学 白石史人教授、日本原子力研究開発機構 徳永絋平研究員、九州大学 濱村奈津子教授、東京海洋大学 牧田寛子准教授らとの共同研究によって、これまで純粋培養が非常に難しかった鉄酸化細菌の培養効率を大幅に向上する方法を確立しました。鉄をエネルギー源として生きる「鉄酸化細菌」(用語解説1)は、地下水や温泉、湿地など(図3)自然界のさまざまな場所に広く分布し、鉄の酸化反応を通じて地球規模の鉄循環に寄与しています。さらに、彼らが作り出す鉄酸化物(図1)は、ヒ素や銅など...
キーワード:酸素濃度/海洋/環境浄化/重金属/バクテリア/堆積物/地球化学/化学組成/電子供与体/酸化還元反応/持続可能/メディエーション/還元反応/酸化鉄/持続可能な開発/水環境/バイオレメディエーション/栄養塩/環境負荷/原子力/酸化還元/酸化物/二酸化炭素/有機物/難培養/土壌/微生物/遺伝子解析/細胞増殖/酸化反応/受容体/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学