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九州大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:九州大学における「分子構造」 に関係する研究一覧:10
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発表日:2026年6月24日
1
太陽光レベルの弱い光で可視光を紫外光に変える固体材料を実現
光触媒による環境浄化や水素発生の高効率化に期待 工学研究院 佐々木 陽一 准教授 / 君塚 信夫 教授(現:ネガティブエミッションテクノロジー研究センター 特任教授)
 フォトン・アップコンバージョンは、低エネルギーの光を高エネルギーの光へと変換する技術であり、可視光から紫外光を生成することが可能です。紫外光は、有害物質の分解や抗菌、水素発生などを担う光触媒反応の駆動に不可欠ですが、太陽光に含まれる紫外光の割合は非常に低いという問題があります。さらに、実用化にむけて固体型のフォトン・アップコンバージョン材料の開発が求められていますが、これまで可視光を紫外光へ高効率に変換可能な固体フォトン・アップコンバージョン材料は報告されておらず、その実現が強く期待されています。 今回、九州大学大学院工学研究院の君塚信夫教授(現 ネガティブエミッションテクノロジー...
キーワード:光エネルギー/環境浄化/高エネルギー/希土類元素/太陽/π電子/光触媒反応/分子構造/立体保護/励起状態/自己組織/触媒反応/太陽光/有機分子/アルカン/エネルギー移動/可視光/二光子吸収/持続可能/光照射/持続可能な開発/有害物質/希土類/光触媒/水素発生/スピン/高効率化/水素原子/分子デザイン/炭化水素/アップコンバージョン/組織化/増感剤/分子設計
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年5月3日
2
量子のだるま落としで原子核を探るプロジェクトから初成果
-炭素、酸素原子核に重陽子クラスターを発見- 理学研究院 緒方 一介 教授
理化学研究所(理研)仁科加速器科学研究センター核反応研究部の上坂友洋部長、久保田悠樹研究員、京都大学大学院理学研究科の銭廣十三准教授、辻崚太郎大学院生(研究当時)、大阪大学核物理研究センターの田中純貴助教、九州大学大学院理学研究院の緒方一介教授らの国際共同研究グループは、炭素12および酸素16という原子核の中に、陽子1個と中性子1個のペアが固まりになった重陽子クラスター[1]が、従来考えられていた以上に高い確率で存在することを発見しました。原子核の内部では陽子と中性子がバラバラで一様に配置された液滴のような構造と考えられてきましたが、その一方、小さな固まり(クラスター)が存在する可能...
キーワード:陽子ビーム/原子核/高エネルギー/陽子/ヘリウム/ヘリウム3/加速器/中性子/同位体/内部構造/分子構造/持続可能/持続可能な開発/核生成/トリチウム/トンネル/トンネル効果/リチウム
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学
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発表日:2026年5月3日
3
高効率かつ高耐久で円偏光を示す新規発光ラジカルを開発
3Dディスプレイ、バイオイメージング、レーザー応用に期待 先導物質化学研究所 アルブレヒト 建 准教授
 赤色から近赤外領域で円偏光発光(CPL)を示すキラル*5な有機小分子(SOMs)は、3Dディスプレイやバイオイメージングなどへの応用が期待され注目されています。しかし、これまでに報告されているCPL材料の発光は青~緑色に集中しており、赤~近赤外領域のCPL材料は多くありません。その主な要因として、広いπ共役系を有するキラル分子の合成が困難であることや、一般には赤~近赤外の発光では理論的に発光が起こりにくく発光効率(PLQY)が低いことが挙げられます。九州大学 先導物質化学研究所のアルブレヒト建准教授、大学院総合理工学府博士課程2年の中村和宏、東京都立大学 石割文崇准教...
キーワード:3Dディスプレイ/対称性/非対称性/閉じ込め/量子情報/スペクトル/近赤外/分子構造/π共役系/円偏光発光/キラリティー/キラル/スチレン/ディスプレイ/ポリスチレン/円偏光/発光材料/持続可能/持続可能な開発/レーザー/耐久性/微粒子/バイオイメージング/ラジカル
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2026年3月31日
4
局所環境の極性と粘性を“光”で同時可視化する蛍光分子を開発
―複雑な環境情報を一度に読み取る色素の設計指針を確立― 理学研究院 宮田 潔志 准教授 / 鈴木 聡 助教 / 恩田 健 教授
東京科学大学(Science Tokyo) 物質理工学院 応用化学系の田中拓哉大学院生、小西玄一准教授、九州大学 大学院理学研究院 化学部門の宮田潔志准教授、鈴木聡助教、恩田健教授、熊本大学 理学部の井川和宣教授らの共同研究チームは、細胞膜や高分子材料などの局所環境の極性と粘性を蛍光法によって同時に解析できる、ソルバトクロミック–凝集誘起発光(AIE)色素の開発に成功しました。局所環境に極性応答して発光色を変化させるソルバトクロミック蛍光色素と、希薄溶液中ではほとんど発光せず高粘度媒体や固体状態で強く発光するAIE色素は、生命科学や材料開発における構造・物性評価に幅広く利用されてい...
キーワード:量子化/分子構造/量子化学/励起状態/励起状態ダイナミクス/スチルベン/量子化学計算/高分子/超高速分光/持続可能/分光測定/持続可能な開発/ダイナミクス/環境情報/光プローブ/高分子材料/細胞膜/バイオイメージング/プローブ/凝集体/蛍光プローブ/蛍光色素/分子設計/脂質
他の関係分野:数物系科学化学工学
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発表日:2026年2月6日
5
1種類の触媒で4種類の有機反応を自在に切替
-全てが偶然の発見(セレンディピティ)- カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 前田 修孝 准教授
理化学研究所(理研)環境資源科学研究センターグリーンナノ触媒研究チームの山田陽一チームディレクター、アブヒジト・セン研究員、分子構造解析ユニットの村中厚哉専任研究員、九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)の前田修孝准教授らの共同研究グループは、1種類の触媒を用いて同じ反応基質と反応試薬との反応で4種類の全く異なる有機反応を選択的に実現する「四重スイッチング触媒反応系」の開発に成功しました。これは、さまざまな条件を全て検討したところ思いがけず見つけたセレンディピティ(偶然の発見)的成果であり、有機合成プロセスの多機能化、創薬化学の大幅な効率化に新しい可能性...
キーワード:セレン/磁場/赤外線/分子構造/赤外分光/アミド/触媒反応/赤外分光法/アミン/シリコン表面/可視光/活性種/カーボンニュートラル/持続可能/ベンゼン/持続可能な開発/ナノワイヤ/カーボン/シリコン/ナノメートル/マイクロ/マイクロ波/周波数/添加剤/電磁波/パラジウム/創薬/創薬化学/有機合成
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年10月26日
6
2種類の触媒でアミドとエステルの位置選択的な重水素化を達成!
~創薬研究やマテリアル分野への応用に期待~ 高等研究院 矢崎 亮 准教授
重水素は、「重水素化医薬品」をはじめ、創薬研究や有機合成化学などの分野で近年注目を集めています。これに伴い、さまざまな化合物に対して、直接的かつ位置選択的に重水素を導入する技術の開発が強く求められています。アミドやエステルは、天然物や医薬品に加え、ペプチドやポリマーといった高分子材料にも広く存在する基本的な構造単位です。しかし、これらのカルボニル化合物に含まれる水素原子は酸性度が極めて低いため、従来は重水素を導入する際に多量の試薬を用いた事前活性化工程が必要でした。本研究では、これらの課題を解決するため、ルイス酸(※2)の一種であるTIPSOTfと塩基(※3)の一種であるDABCO...
キーワード:原子核/陽子/安定同位体/中性子/同位体/付加体/重水素/分子構造/アミド/エステル/ルイス酸/機能性分子/高分子/触媒反応/有機合成化学/材料科学/カルボニル化/持続可能/持続可能な開発/ポリマー/機能性材料/高分子材料/水素化/水素原子/機能性/プロトン/合成化学/創薬/分子設計/有機合成
他の関係分野:数物系科学化学工学農学
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発表日:2025年9月4日
7
高効率な室温りん光を示す分子液体を開発
―高速りん光が拓く、レアメタルフリーな柔らか発光材料― 理学研究院 宮田 潔志 准教授
図1 開発した分子液体の分子構造と、室内光および紫外光を当てた時の写真。大阪大学大学院理学研究科の大島祐也さん(研究当時:大学院生)、岡田りかさん(研究当時:大学院生)、谷洋介助教(研究当時)(現:名古屋大学トランスフォーマティブ生...
キーワード:ウェアラブル/ウェアラブルデバイス/高エネルギー/りん光/分子構造/ディスプレイ/有機分子/イリジウム/フレキシブル/発光材料/発光素子/有機EL/持続可能/持続可能な開発/酸素センサー/スピン/センサー/リサイクル/レアメタル/有機物/バイオイメージング
他の関係分野:情報学数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年8月9日
8
有機分子の還元反応が"加圧"により進行することを発見!
~圧力応答性材料開発に向けた新たな設計指針を提供~ 先導物質化学研究所 福原 学 教授
北海道大学大学院理学研究院の石垣侑祐准教授、同大学大学院総合化学院博⼠後期課程の菊池モト氏及び九州大学先導物質化学研究所の福原 学教授らの研究グループは、独自に開発したシクロファン*1型のジカチオン*2に対して、静水圧を作用させることでレドックス反応*3が進行することを明らかにしました。シクロファン型分子は、直鎖状分子ではもち得ない物性を示す可能性があることから、機能材料分野において盛んに研究対象とされてきました。例えば、近年大きな注目を集めているピラーアレーンもシクロファンの一種であり、分子認識やドラッグデリバリー...
キーワード:水分子/静水圧/大環状分子/分子構造/芳香環/アニオン/シクロファン/酸化還元反応/溶媒和/有機分子/持続可能/ベンゼン/還元反応/持続可能な開発/酸化還元/積層構造/親水性/環境応答性/生体内/機能材料/環境応答/層構造/レドックス/カチオン/構造変化/分子認識
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年7月30日
9
発光技術と医療をつなぐ次世代有機材料を開発
~生体に優しい近赤外レーザーで光る新素材が、有機ELと医療応用の架け橋に~ 工学研究院 安達 千波矢 教授 / 千歳 洋平 助教
九州大学大学院工学研究院の安達千波矢教授、千歳洋平助教、国立台北科技大学の林家弘教授らの研究グループは、近赤外レーザーによって光る新しい有機分子を開発し、それを有機EL(OLED)としても高効率に発光させることに成功しました。今回開発された分子は、「熱活性化遅延蛍光(TADF)」と、近赤外レーザーによって効率的に励起される「2光子吸収」という、通常は両立が難しい2つの光機能を単一分子内で実現した点で、非常に画期的です。これらの特性は従来、個別に研究されてきましたが、本研究では分子設計により両者を高度に両立させ、その発現メカニズムを理論計算と実験の両面から明らかにしました。両機能を同時に発現し...
キーワード:近赤外/分子構造/有機分子/光機能/可視光/生体適合性/赤外光/単一分子/発光材料/有機EL/有機材料/持続可能/持続可能な開発/発光ダイオード(LED)/材料設計/レーザー/光プローブ/励起子/細胞毒性/生体イメージング/バイオイメージング/プローブ/近赤外光/蛍光プローブ/分子設計/非侵襲
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年5月15日
10
シングルセル質量分析イメージングでがん細胞中の脂質の分布を可視化することに成功
生体防御医学研究所 和泉 自泰 准教授
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻 大塚洋一准教授、豊田岐聡教授、大阪大学放射線科学基盤機構 樺...
キーワード:多変量解析/視覚化/プロファイル/品質管理/分析技術/イオン化/質量分析装置/分子構造/質量分析/持続可能/持続可能な開発/計測システム/一細胞/生体組織/SPECT/MSI/生体防御/Hela細胞/がん細胞/蛍光顕微鏡/質量分析イメージング/バイオマーカー/遺伝子/脂質/放射線
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学総合理工工学総合生物