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研究キーワード:京都大学における「個体群」 に関係する研究一覧:7件
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発表日:2026年4月30日
1
仔稚魚の動きを可視化する「階段チャート」
―東シナ海のマアジの分散過程を解明―
坂本達也 白眉センター/人間・環境学研究科特定助教、武藤大知 人間・環境学研究科修士課程学生(研究当時)、石村豊穂 同教授、水産研究・教育機構からなる研究グループは、生まれて間もない海水魚の大陸棚上での移動経路を、個体ごとに復元する手法を開発しました。小さな仔稚魚の分散は個体群の維持やつながりを左右する重要な過程ですが、その動きを野外で直接追跡することは困難です。本研究では、魚の内耳にある耳石の高度な化学分析、海洋環境モデルおよび確率的な解析手法を組み合わせ、大陸棚環境を圧縮して断面として表現し、その中での移動を推定する、「階段チャート解析」を構築しました。この手法を東シナ海のマアジに適用した...
キーワード:プログラミング/海洋/同位体/個体群/化学分析/海洋環境/同位体分析/東シナ海
他の関係分野:情報学環境学数物系科学生物学工学農学
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発表日:2026年2月21日
2
カツオの眼球の分析から回遊履歴を推定する手法の開発に成功
海洋生物の生涯にわたる移動を追跡することは、生態学および水産科学における大きな課題です。特にかつお・まぐろ類のような外洋を回遊する魚類は、ときには数千kmに及ぶ長距離移動をするため、その回遊生態の把握は困難を極めていました。 これまで海洋生物の移動を追跡するために用いられてきた電子標識を用いたバイオロギング手法は、高コストであり、小型個体への適用が難しく、バッテリーの寿命による追跡期間の制限があることから、個体の生涯にわたる移動を捉えるには至りませんでした。 千田哲朗 フィールド科学教育研究センター博士課程学生(元・水産研究・教育機構水産資源研究所研究等支援職員)、松林順 福井...
キーワード:海洋/同位体/同位体比/個体群/海洋生物/バイオロギング/生態学/寿命/水晶体
他の関係分野:環境学数物系科学生物学農学
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発表日:2026年1月9日
3
賀茂川のオオサンショウウオ、交雑化進む
―在来種は絶滅寸前、統計モデルで判明―
西川完途 地球環境学堂教授(兼:人間・環境学研究科教授)、土田華鈴 同特定助教、高倉耕一 滋賀県立大学教授らの研究グループは、京都市の賀茂川において、外来種との交雑が問題となっているオオサンショウウオ類の個体群動態を推定しました。 国の特別天然記念物である在来種オオサンショウウオは、外来種チュウゴクオオサンショウウオとの交雑により、遺伝的独自性を失う危機に瀕しています。賀茂川流域は交雑が初めて報告された地域であり、京都市などによる調査が行われてきました。 本研究グループは、2005年から2021年にかけての134回の長期調査データを基に、状態空間モデルという統計モデ...
キーワード:状態空間モデル/統計モデル/外来種/個体群/地球環境/絶滅危惧種/個体群動態/生態学
他の関係分野:情報学環境学生物学工学農学
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発表日:2025年9月7日
4
テン・タヌキ・キツネの種子散布特性を解明
―散布種子の「組み合わせ」と「密度」は3種の採餌様式と食性の違いを反映―
井上輝紀 生態学研究センター博士課程学生と山尾僚 同教授、奥田圭 広島修道大学教授、株式会社テンドリルの坂本祥乃氏と宮本留依氏、栃木県の小林春香氏と横山実咲氏から成る研究グループは、中型哺乳類による動物被食散布において、糞の中に含まれる種子の組み合わせや密度(以下、「堆積パターン」)が種子散布者の種類によって異なることを明らかにしました。さらに、種子散布者の採餌様式や食性の違いが、種子の堆積パターンに反映されている可能性を示しました。 動物被食散布において、糞内の種子の堆積パターンは発芽後の芽生え同士の競争環境を反映しており、芽生えの定着成功を左右する重要な要素の1つです。しかし、糞...
キーワード:個体群/哺乳類/生態系/森林生態/森林生態系/個体群動態/生態学
他の関係分野:生物学農学
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発表日:2025年8月24日
5
幼生は知っている
―動物体表性カサガイの浮遊幼生に見られた着底基質選好性―
中山凌 理学研究科博士課程学生(現:青森県産業技術センター研究員)および中野智之 フィールド科学教育研究センター准教授らは、動物体表性カサガイ類の1種であるコモレビコガモガイについて、浮遊幼生の着底が主要な宿主である巻貝ヒメクボガイの粘液に誘引されることを解明しました。この発見は、本種が浮遊幼生の段階で適した宿主を認識している事を示唆しており、海産無脊椎動物における浮遊幼生の着底メカニズムおよび動物体表性という特殊な生態がもつ適応的意義の理解だけでなく、海洋生態系における共生関係の進化についての重要な知見であるといえます。 本研究成果は、2025年7月29日に、国際学術誌「Venus...
キーワード:海洋/個体群/脊椎動物/生態系/無脊椎動物/海洋生態/海洋生態系/脊椎
他の関係分野:環境学生物学農学
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発表日:2025年7月30日
6
西之島の大規模噴火により絶滅した植物個体群の起源を解明
中野智之 フィールド科学教育研究センター准教授、野田博士 理学研究科特定助教、髙山浩司 東京都立大学教授らの研究チームは、小笠原諸島の西之島にかつて生育していたスベリヒユ(Portulaca oleracea)の遺伝的特徴を解析し、同島の個体群が小笠原諸島の他の島から由来していたことを明らかにしました。さらに、西之島の個体群は独自の遺伝的組成を持つことから、定着過程における創始者効果や遺伝的浮動の影響を強く受けた可能性が示唆されました。本研究は、激しい火山活動により植生が完全に消失した西之島にかつて生育していた植物群落の成立過程を遺伝子情報に基づき解明したもので、海洋島におけ...
キーワード:海洋/火山活動/個体群/植物群落/海洋生物/生態系/遺伝子
他の関係分野:環境学数物系科学生物学農学
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発表日:2025年6月10日
7
オオサンショウウオの化石から抽出したDNAの解読に成功
―日本固有種の地域絶滅が明らかに―
野田昌裕 人間・環境学研究科博士課程学生、西川完途 地球環境学堂教授、岸田拓士 日本大学教授、北川浩之 名古屋大学教授、福山伊吹 北海道大学日本学術振興会特別研究員(PD)からなる研究グループは、愛媛県大洲市で発見されたオオサンショウウオの化石から古代DNAを抽出し、得られたミトコンドリアDNAの部分配列が日本固有種と完全に一致することを確認しました。また、放射性炭素年代測定の結果から、これらの化石は約4,100~3,500年前のものであることが明らかとなりました。現在の四国には日本固有種の個体群がわずかに確認されていますが、遺伝的特徴から人為移入の可能性があり、化石の発見地点とは大きく離れた...
キーワード:放射性炭素年代測定/年代測定/放射性炭素/放射性炭素年代/個体群/ミトコンドリアDNA/古代DNA/地球環境/ミトコンドリア
他の関係分野:複合領域数物系科学生物学工学
京都大学 研究シーズ