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京都大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:京都大学における「超伝導」 に関係する研究一覧:15
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発表日:2026年3月25日
1
超伝導の常識を覆す発見
―スピン三重項超伝導体だけがもつ特別な性質―
松村拓輝 理学研究科博士課程学生、高橋侑希 同修士課程学生(研究当時)、松林陸 同修士課程学生、金城克樹 同博士課程学生(現:東北大学助教)、北川俊作 同准教授、石田憲二 同教授の研究グループ(理学研究科物理学・宇宙物理学専攻物理学第一教室)は、徳永陽 日本原子力研究開発機構研究主席のグループ、青木大 東北大学教授のグループ、佐々木孝彦 同教授のグループとの共同研究から、スピン三重項超伝導体特有の性質を明らかにしました。 超伝導状態は、2つの電子がペアを組むクーパー対と呼ばれる状態の量子力学的な波動状態として理解されます。電子にはスピンの自由度があるのでクーパー対もスピンの自由度を持つ...
キーワード:高磁場/超伝導体/磁化率/宇宙物理学/磁場/超伝導/温度依存性/単結晶/スピン/金属材料/原子力/量子力学/極限環境
他の関係分野:数物系科学工学総合生物
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発表日:2026年2月14日
2
ミュー粒子を使って超伝導電子ペアの状態を解明
―隣接する超伝導体の作る落とし穴に警鐘―
最近注目度が増している量子物質とは、日常的なスケールでの性質が量子力学効果から創発する物質で、超伝導体はその最たる例です。その中でも銅酸化物高温超伝導体など、標準的な理論の枠では説明できない「非従来型超伝導体」が、現代の基礎研究の中心対象です。ルテニウム酸化物で約30年前に発見された超伝導も非従来型の典型例です。長年、電子ペアが磁石のような性質を保って量子情報を電気抵抗ゼロで運べる、スピン三重項超伝導という画期的な状態が実現していると考えられてきました。ところが最近の核磁気共鳴の実験から以前の結論をくつがえす結果が明らかになったため、ほかの実験手法で検証することが重要となっていました。...
キーワード:ミュー粒子/ルテニウム酸化物/原子核/高温超伝導体/磁気共鳴/超伝導体/銅酸化物/銅酸化物高温超伝導体/非従来型超伝導/量子情報/磁場/超伝導/高温超伝導/酸化物高温超伝導体/単結晶/電気抵抗/スピン/酸化物/量子力学/ルテニウム/核磁気共鳴
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年2月12日
3
銅酸化物高温超伝導体の電子状態の全容解明と電子の分裂現象の証拠を発見
幸坂祐生 理学研究科教授、酒井志朗 上智大学准教授、今田正俊 同客員教授、山地洋平 物質・材料研究機構グループリーダー、花栗哲郎 理化学研究所チームディレクターらの共同研究グループは、銅酸化物高温超伝導体Bi2Sr2CaCu2O8+δの電子状態について、互いに相補的な情報を与える複数の実験データを同時解析することで、全エネルギー・運動量領域にわたる電子状態を初めて解明しました。電子状態の解明は高温超伝導機構解明の土台となるとともに、理論を検証する試金石ともなります。特に、これまで実験からの情報がほとんど得ら...
キーワード:角度分解光電子分光/光電子分光/高温超伝導体/準粒子/超伝導体/銅酸化物/銅酸化物高温超伝導体/超伝導/光電子分光法/電子分光/高温超伝導/酸化物高温超伝導体/電子状態/酸化物/干渉効果
他の関係分野:数物系科学化学工学農学
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発表日:2025年12月20日
4
謎多き超伝導体の「隠れた対称性」を絞り込む
―ルテニウム酸化物の超伝導の本質に迫る―
物体に力を加えて歪ませることで、電気的性質を大きく変化させることができます。最近、ピエゾ素子を用いた装置で、ピエゾ素子に加える電圧によって試料のひずみを制御する技術が格段に進歩しました。特に一方向の歪では、物質の対称性を変化できるので、性質の大きな変化も生み出せます。その典型例として、量子物質の非従来型の超伝導体であるルテニウム酸化物Sr2RuO4では、一方向のひずみで超伝導が起こる温度が倍増することが知られています。 ジョルダーノ・マットニ 高等研究院豊田理研-京大連携拠点(TRiKUC)特定助教、トーマス・ジョンソン 同博士研究員、前野...
キーワード:ルテニウム酸化物/静水圧/対称性/超伝導体/物性物理/超伝導/せん断/ひずみ/酸化物/ルテニウム
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年11月15日
5
銅酸化物の高温超伝導体で特殊な電子状態「ノード金属」を発見
~三層構造が高い超伝導を実現する仕組みの解明へ~
吉田鉄平 人間・環境学研究科教授、出田真一郎 広島大学准教授、有田将司 同技術専門職員、藤森淳 東京大学名誉教授、内田慎一 同名誉教授、藤井武則 同助教、渡辺孝夫 弘前大学教授(研究当時)、足立伸太郎 同博士課程学生(現:京都先端科学大学講師)、田中清尚 自然科学研究機構分子科学研究所准教授(兼:総合研究大学院大学准教授)、石田茂之 産業技術総合研究所主任研究員、野地尚 東北大学助教(研究当時)らと、台湾国立清華大学、米国スタンフォード大学(Stanford University)の国際共同研究チームは、銅酸化物高温超伝導体のなかでCuO2面を3枚もつ三層系銅酸化物の電子...
キーワード:角度分解光電子分光/近接効果/光電子分光/高温超伝導体/対称性/超伝導体/銅酸化物/銅酸化物高温超伝導体/放射光/超伝導/アニール/物質設計/電子分光/キャリア/高温超伝導/酸化物高温超伝導体/電子状態/酸化物/分解能/結晶構造/層構造/高分解能
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年11月1日
6
電子が描くナノスケールの“右巻き・左巻きの波紋”
― カゴメ金属で見えた“カイラリティ”の起源―
田財里奈 基礎物理学研究所助教は、中沢正剛 名古屋大学博士課程学生、山川洋一 同講師、大成誠一郎 同准教授、紺谷浩 同教授と共に、カゴメ(籠目)格子構造の金属化合物で広く観測された、鏡映対称性を破った電子のナノスケールの定在波「カイラル電子干渉」を解き明かす新原理を発見しました。カイラル電子干渉の起源が、ミクロな回転電流を伴うループ電流相という新規量子相であることを理論的に解明し、カゴメ格子金属の電子状態の本質を明らかにしました。 カゴメ格子金属AV3Sb5(A=Cs, Rb, K)では、幾何学的フラストレーションに由来する多彩な新奇量子相や非従来型超伝導が発見されたことから、現在世...
キーワード:空間分布/カイラリティ/カゴメ格子/フラストレーション/幾何学/時間反転対称性/対称性/非従来型超伝導/磁場/超伝導/幾何学的フラストレーション/走査型トンネル顕微鏡/状態密度/理論解析/電子状態/トンネル/ナノスケール/定在波
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年9月25日
7
磁場を味方にするウラン超伝導の機構を解明
―自らを柔軟に変化させ、耐えられる磁場の限界を2倍に―
超伝導はある温度以下で物質の電気抵抗がゼロになる現象です。この時、超伝導体(物質)では2つの電子が1組の電子対となり、自ら持つスピン(磁力の最小単位)を打ち消しあっています。このため、磁場は超伝導と相性が悪く、超伝導を抑制する外的要因としてのみ取り扱われてきました。応用上においても、磁場に強い超伝導状態をどのように作り出すかは、重要な課題となっています。一方、近年ウラン化合物で発見された「スピン三重項超伝導」は、従来の超伝導状態とは電子スピンの状態が異なるため、本質的に磁場に強く、高い磁場の中でも超伝導状態を保つことが知られていました。 この度、栁瀬陽一 理学研究科教授、常盤欣文 日...
キーワード:高磁場/超伝導体/加速器/磁場/超伝導/単結晶/電気抵抗/ウラン/スピン/原子力/MRI
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年9月4日
8
磁束量子を半整数へ切替えるトポロジカル超伝導体
―新たな量子コンピュータデバイスへの道―
本研究成果は、米国科学誌「Science Advances」に2025年9月4日(木)午前3時(日本時間)に公開されました。  京都大学化学研究所 小野輝男 教授は、大阪大学大学院理学研究科物理学専攻 新見康洋 教授らの研究グループ、同研究科宇宙地球科学専攻 青山和司 助教、同大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻 水島健 准教授、東邦大学理学部物理学科 大江純一郎 教授、中国復旦大学 Xiaofeng Ji...
キーワード:量子計算/地球科学/スピン軌道相互作用/トポロジカル超伝導/ビスマス/磁束量子/準粒子/超伝導ギャップ/超伝導体/量子コンピュータ/量子情報/ノイズ/異方性/磁場/超伝導/酸化マグネシウム/量子ビット/トポロジカル/強磁性金属/磁性体/強磁性/半金属/強磁性体/スピン/スピントロニクス/マグネシウム
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年8月28日
9
最古の銅酸化物で新しい超伝導状態が実現
~反強磁性と超伝導の二面性を併せ持つ銅酸化物高温超伝導の新展開に期待~
石田憲二 理学研究科教授、井原慶彦 北海道大学講師、小田研 同招へい教員らの研究グループは、銅酸化物高温超伝導体の母物質として最も古くから知られている反強磁性絶縁体La2CuO4に対して、微量の酸素をドープすることで、超伝導転移温度が32ケルビンに達する超伝導状態を発現させることに成功しました。これまでの銅酸化物高温超伝導体では、LaをSrやBaに元素置換することで反強磁性秩序を抑制し、超伝導を発現させていました。ところが、本研究で実現した微量酸素ドープでは反強磁性秩序がほとんど抑制されず、低温で超伝導状態と共存することが明らかになりました。反強磁性...
キーワード:高温超伝導体/酸化物超伝導体/超伝導体/鉄系超伝導/鉄系超伝導体/銅酸化物/銅酸化物高温超伝導体/反強磁性/反強磁性体/超伝導/磁気モーメント/磁性体/キャリア/強磁性/高温超伝導/酸化物高温超伝導体/絶縁体/強磁性体/酸化物
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年8月27日
10
カゴメ金属における“電流の一方通行”新原理を発見
―ミクロな電流ループを活用した新しい量子的な整流効果―
田財里奈 基礎物理学研究所助教は、山川洋一 名古屋大学講師と紺谷浩 同教授、森本高裕 東京大学准教授と共に、カゴメ格子構造の金属化合物で観測された、電流が一方向のみ流れやすい整流効果を有する量子相を解明する新原理を発見しました。この系で発現するループ電流相をスイッチング磁場により「反転」させることで、整流効果の極性が反転することを見出しました。 幾何学的フラストレーションを有する新種の超伝導体であるカゴメ金属CsV3Sb5では、時間反転対称性が破れてナノスケールの永久電流が流れるループ電流相など、多彩な新奇量子相が実現します。この系で、電流...
キーワード:カイラリティ/カゴメ格子/フラストレーション/幾何学/時間反転対称性/対称性/超伝導体/磁場/超伝導/波動関数/幾何学的フラストレーション/空間反転対称性/ナノスケール
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2025年7月4日
11
黒い煙に隠された鉄ナノ粒子
―大気汚染の実態を磁性から解明―
土屋望 エネルギー科学研究科助教、松木篤 金沢大学准教授、川﨑一雄 富山大学准教授らの共同研究グループは、大気エアロゾル試料の磁性とブラックカーボン(BC)の観測という独自の組み合わせによって、新たな大気汚染の判別法を確立し、燃焼由来マグネタイトの動態を明らかにしました。 PM2.5中に含まれる酸化鉄、特にマグネタイトは燃焼排出に由来し、酸化ストレス増大による健康リスクや太陽光吸収・海洋プランクトンへの施肥効果を通じた気候変動への関与が指摘されています。しかし観測手法の制約から、その燃焼排出源や季節変動については、知見が不足していました。 本研究ではマグネタイトの磁性に着目...
キーワード:PM2.5/バイオマス燃焼/ブラックカーボン/海洋/時間分解/温室効果/観測手法/気候変動/季節変動/太陽/超伝導/太陽光/時間分解能/光吸収/健康リスク/酸化鉄/カーボン/シミュレーション/ナノ粒子/マグネタイト/化学分析/分解能/バイオマス/プランクトン/大気汚染/ストレス/酸化ストレス
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学農学
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発表日:2025年6月14日
12
超伝導ダイオード効果の新しい背景学理を発見
〜超省電力な情報回路の実現に大きく前進〜
電子工学専攻の永田歌寧 修士課程学生、白石誠司 教授らのグループは理学研究科の栁瀬陽一 教授、松田祐司 教授らと共同で、超低消費な情報回路の構築のために強力な武器となる超伝導体が示すダイオード(整流)効果に関する新しい背景学理を発見しました。超伝導ダイオード効果は2020年に京都大学の研究グループによって発見された新しい効果であり、超伝導体に電流を流す際に、電流を流す方向によって抵抗がゼロの超伝導状態になったり抵抗が有限の常伝導状態になったりする効果を言います。つまり、onとoffの2値状態をゼロ抵抗である超伝導体1つで実現できるため、将来的にこの効果を活かした超省電力な情報回路の実...
キーワード:セレン/空間反転対称性の破れ/対称性/超伝導体/熱電効果/磁場/超伝導/空間反転対称性/温度分布/対称性の破れ/結晶構造
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学農学
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発表日:2025年5月19日
13
スピン偏極したトポロジカル超伝導状態を発見 ー誤り耐性のある量子計算実現への新たな研究手法を開拓ー
電子工学専攻の大西康介 修士課程学生(研究当時)、大島諒 助教、白石誠司 教授らのグループは京都大学大学院理学研究科の松田裕司 教授、栁瀬陽一 教授と共同で、21世紀の新しい物質「トポロジカル量子物質」(その電子状態がトポロジカルに「捻れた」物質であり、20世紀までに発見されてきた半導体・金属・磁性体などとは根本的に異なる性質を持つ物質)の一種である「トポロジカル超伝導体」の候補物質を用いて、トポロジカル超伝導状態の証拠となり、かつ誤り耐性のある量子計算実現のキーとなる情報担体と期待されているマヨラナ準粒子の存在の間接的証拠でもあるスピン偏極状態を観測することに成功しました。超伝導は...
キーワード:量子計算/セレン/スピン偏極/トポロジカル超伝導/準粒子/超伝導体/固体物性/超伝導/トポロジカル/磁性体/電子状態/ヒステリシス/スピン/電気化学/半導体/光学顕微鏡/結晶構造
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年4月9日
14
高温超伝導モータで超高速始動に成功
-自動車や航空機などへの実用に道筋-
...
キーワード:産学連携/高温超伝導体/超伝導体/超伝導/高温超伝導/電気抵抗/トルク/航空機/自動車/動特性
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
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発表日:2025年3月24日
15
「ひねり」のきいた超伝導
―超伝導状態を制御する新手法―
淺野舜 理学研究科修士課程学生、栁瀬陽一 同教授、成塚政裕 理化学研究所研究員、町田理 同上級研究員、花栗哲郎 同チームリーダーの共同研究チームは、原子レベルの薄さの超伝導体のシートを他の原子シートと積み重ね、さらに結晶軸にひねりを加えることで、超伝導の性質を制御できることを発見しました。 近年、原子数個分の厚さしかないシート状物質の作製が可能になり、関心を集めています。このような原子シートには、金属、磁性体、超伝導体など、さまざまな物性を示す数多くの種類がありますが、複数のシートを積層すると、さらに新しい物性が現れます。積層する際にシートを互いにひねると物性に劇的な変化が現れること...
キーワード:産学連携/セレン/超伝導体/超伝導/原子層/磁性体/走査型トンネル顕微鏡/ニオブ/電子状態/グラフェン/トンネル
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学総合理工工学