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研究キーワード:京都大学における「加速器」 に関係する研究一覧:11件
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発表日:2026年5月13日
1
地球の外核に大量の水素が存在する可能性
―世界初、液体鉄中の水素量をその場観察で直接決定―
地球の中心にある核は、主に鉄でできていますが、その密度は純粋な鉄よりも低いことが知られています。これは、核の中に鉄より軽い元素が混ざっているためであり、その候補のひとつとして「水素」が考えられています。これは、水素は宇宙に豊富に存在し、高圧下では鉄と結びつきやすい性質を持つためです。地球の核にどれだけ水素が含まれているかを知ることは、地球の成り立ちを理解するうえで非常に重要です。 有馬寛 複合原子力科学研究所准教授、高橋直生 東北大学大学院生、坂巻竜也 同助教らの研究グループは、大強度陽子加速器施設J-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)の超高圧中性子回折装置「PLANET」を用い...
キーワード:陽子/J-PARC/加速器/高温高圧/相転移/中性子/中性子回折/超高圧/化学組成/アンモニア/その場観察/原子力/水素化
他の関係分野:数物系科学化学工学
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発表日:2026年3月24日
2
J-PARCでφ中間子の観測に成功
―物質の質量起源に迫る新たな測定―
成木恵 理学研究科教授、中須賀さとみ 同博士課程学生、小沢恭一郎 高エネルギー加速器研究機構(KEK)准教授、四日市悟 理化学研究所専任研究員、佐甲博之 日本原子力研究開発機構研究主幹らの国際共同研究グループ「J-PARC E16コラボレーション」は、J-PARCの高運動量ビームラインを用い、これまで国内では未踏であった30 GeVというエネルギー領域において、陽子・原子核衝突によって生成されるφ中間子を電子・陽電子対崩壊から捉えることに初めて成功しました。 本研究成果は、2026年3月9日に、国際学術誌「Progress of Theoretical and Experimental...
キーワード:陽子ビーム/原子核/高エネルギー/陽子/陽電子/J-PARC/加速器/原子力/装置開発
他の関係分野:複合領域数物系科学工学
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発表日:2026年3月4日
3
世界初、超高性能熱電半金属に潜む「プラズモニックポーラロン」を直接観測
―半金属は熱電材料にならないという常識を覆す―
吉田鉄平 人間・環境学研究科教授、大槻太毅 岡山大学准教授と中埜彰俊 名古屋大学助教(現:同講師)、寺崎一郎 同教授、長谷川巧 広島大学准教授、有田将司 同技術専門職員、堀場弘司 高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所准教授(現:量子科学技術研究開発機構上席研究員)、北村未歩 同助教(現:量子科学技術研究開発機構主任研究員)らの研究グループは、半金属でありながら極めて高い熱電性能を示す準一次元物質Ta₂PdSe₆において、電子と集団的電荷振動が結合した新しい準粒子状態「プラズモニックポーラロン」を世界で初めて直接観測しました。 熱電材料は温度差から電気を取り出せるため、...
キーワード:角度分解光電子分光/光電子分光/高エネルギー/準粒子/有効質量/加速器/放射光/電子分光/キャリア/プラズモン/ポーラロン/半金属/電子構造/電子状態/熱電材料/寿命
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年2月27日
4
次世代「ナトリウムイオン電池」の充電メカニズムを世界で初めて直接観測!
—中性子散乱を用いたマルチスケール観測で、ハードカーボンの謎を特定—
南部雄亮 複合原子力科学研究所特定教授、梅本好日古 東北大学博士研究員(現:米国オークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)博士研究員)、大石一城 総合科学研究機構(CROSS)次長、河村幸彦 同技師、五十嵐大輔 東京理科大学プロジェクト研究員、中本康介 同助教、駒場慎一 同教授、多々良涼一 横浜国立大学准教授、LIN Che-an 東京科学大学研究員、館山佳尚 同教授、廣井孝介 日本原子力研究開発機構研究副主幹、高田慎一 同研究副主幹の研究グループは、中性子を用いて、次世代の蓄電デバイスとして期待されるナトリウムイオン電池の負極材料「ハードカーボン」に...
キーワード:中性子散乱/陽子/J-PARC/加速器/中性子/電池/カーボン/ナノサイズ/マルチスケール/原子力/ナトリウム
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年1月15日
5
海洋下のマントルに由来する岩石中に有機物を発見
―上部マントル中での生物が関与しない有機物合成の証拠―
三津川到 理学研究科博士課程学生、三宅亮 同教授、伊神洋平 同准教授を中心とし、京都大学、広島大学、立命館大学、東北大学、高輝度光科学研究センター(JASRI)、早稲田大学、東京大学、高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所のメンバーで構成される共同研究チームは、南太平洋タヒチ島で採取されたマントル捕獲岩中の包有物から、多環芳香族炭化水素を主体とする有機物を発見しました。地球のマントル内部で生物とは無関係に有機物が合成されている可能性は古くから指摘されてきましたが、海洋下のマントルに由来する天然のマントル物質からそのような有機物を検出した例は極めて限られていました。本研究では、放...
キーワード:多環芳香族炭化水素/海洋/高エネルギー/マグマ/マントル/マントル捕獲岩/加速器/上部マントル/放射光/放射光X線/硫化鉱物/芳香族/芳香族炭化水素/ラマン/X線CT/二酸化炭素/二酸化炭素/有機物/極限環境/炭化水素/ラマン分光/ラマン分光法/CT画像
他の関係分野:環境学数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2025年10月18日
6
層状酸化物におけるFe3+/Fe5+間での可逆的な酸化還元に成功
―安価な鉄を含んだ高エネルギー密度リチウムイオン電池の開発に向けた新展開―
本研究成果は、2025年10月15日に国際学術誌「Nature Materials」に掲載されました。 京都大学化学研究所 後藤真人 助教、島川祐一 教授と米国スタンフォード大学、オークリッジ国立研究所、SLAC国立加速器研究所、アメリカ国立標準技術研究所の共同研究チームは、層状酸化物Li4FeSbO6において、Fe3+イオンと異常高原子価...
キーワード:高エネルギー/加速器/酸化還元反応/正極材料/高原子価/リチウムイオン電池/遷移金属/電気化学反応/還元反応/固体化学/材料設計/電池/コバルト/リチウム/レアメタル/構造制御/酸化還元/酸化物/自動車/電気化学/電気自動車/リン酸/結晶構造/スマートフォン
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年9月25日
7
磁場を味方にするウラン超伝導の機構を解明
―自らを柔軟に変化させ、耐えられる磁場の限界を2倍に―
超伝導はある温度以下で物質の電気抵抗がゼロになる現象です。この時、超伝導体(物質)では2つの電子が1組の電子対となり、自ら持つスピン(磁力の最小単位)を打ち消しあっています。このため、磁場は超伝導と相性が悪く、超伝導を抑制する外的要因としてのみ取り扱われてきました。応用上においても、磁場に強い超伝導状態をどのように作り出すかは、重要な課題となっています。一方、近年ウラン化合物で発見された「スピン三重項超伝導」は、従来の超伝導状態とは電子スピンの状態が異なるため、本質的に磁場に強く、高い磁場の中でも超伝導状態を保つことが知られていました。 この度、栁瀬陽一 理学研究科教授、常盤欣文 日...
キーワード:高磁場/超伝導体/加速器/磁場/超伝導/単結晶/電気抵抗/ウラン/スピン/原子力/MRI
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年8月2日
8
「液体のり」の成分を利用した悪性胸膜中皮腫治療
―ホウ素中性子捕捉療法用ポリビニルアルコール製剤の実用化に向けた画期的一歩―
鈴木実 複合原子力科学研究所教授は、ポリビニルアルコール(PVA)製剤の実用化を目指し、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に使用されるホウ素薬剤や類似化合物に、液体のりに使われるPVAを加えると、腫瘍集積性・滞留性、抗腫瘍効果が劇的に向上することを発見してきた小成田翔 東京大学特別研究学生、野本貴大 同准教授ら、およびステラファーマ株式会社(BNCT用医薬品を製造販売する企業)らと共同で改良を重ねてきた結果、悪性胸膜中皮腫を模倣したマウスの胸部悪性腫瘍を、副作用を抑えながら治療し、生存率を大幅に向上することに成功しました。近年普及しつつある加速器型中性子線源と組み合わせることで、悪性胸膜中皮腫を...
キーワード:加速器/中性子/ポリビニルアルコール/原子力/ホウ素/中性子捕捉療法/アルコール/悪性腫瘍/マウス/抗腫瘍効果/副作用
他の関係分野:数物系科学化学工学農学
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発表日:2025年5月16日
9
ダイヤモンド量子センサによる暗黒物質探査法を提唱
―軽い暗黒物質質量の幅広い領域を高感度に探索へ―
我々の知る原子、分子などの物質は、宇宙に存在する全物質・エネルギーのわずか5%に過ぎないことが、これまでの素粒子や宇宙の研究から分かってきています。残りの95%のうち、27%が暗黒物質とよばれる正体不明の物質、68%が暗黒エネルギーとよばれる謎のエネルギーであるとされています。現代物理学の未解決問題を解決すべく、探索実験が世界各国で精力的に進められています。 Ernst David Herbschleb 化学研究所特定助教、水落憲和 同教授、千草颯 米国ローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)研究員(現:米国マサチ...
キーワード:アクシオン/コヒーレンス/高エネルギー/ノイズ/加速器/素粒子/暗黒エネルギー/暗黒物質/磁場/核スピン/スピン/周波数
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年3月24日
10
ヘテロクロマチンタンパク質による液-液相分離機構を解明
古川亜矢子 農学研究科准教授(研究当時:横浜市立大学客員研究員)、西村善文 横浜市立大学名誉教授(同特任教授)、清水伸隆 理化学研究所グループディレクター(研究当時:高エネルギー加速器研究機構教授)、寺田透 東京大学教授、千田俊哉 高エネルギー加速器研究機構教授、中山潤一 基礎生物学研究所教授らの研究グループは、ヘテロクロマチンタンパク質HP1αによる液-液相分離の分子機構を解明しました。 液-液相分離とは自発的に液滴を形成する現象で、細胞内のさまざまな顆粒形成に関与するとされ、核内では濃縮し遺伝子の発現が抑えられた状態のヘテロクロマチン形成にも関与すると考えられています。HP1αの...
キーワード:産学連携/高エネルギー/加速器/相分離/リン酸/ヘテロクロマチン/クロマチン/分子機構/遺伝子
他の関係分野:複合領域数物系科学農学
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発表日:2025年2月17日
11
水を含み湿度に応答するラメラ構造ポリマー材料
―高吸水性高分子の特性を活かした自己組織化―
高分子化学専攻の寺島崇矢 准教授、堀池優貴 修士課程学生、大内誠 教授らのグループは、アクリル酸ナトリウムをベースとする汎用的な共重合体を用いて、水を含み湿度に応答するラメラ構造をもつポリマー(高分子)材料の創出に成功しました。寺島 准教授らのグループでは、親水性と疎水性の側鎖をもつランダム共重合体が側鎖の集合により10 nm以下のミクロ相分離構造を形成することを見いだしてきました。アクリル酸ナトリウムは、紙おむつなどに使われる高吸水性高分子の原料であり、水をよく吸う親水性基としての機能が期待されます。そこで、この特徴に着目して、アクリル酸ナトリウムと疎水性アルキルアクリレートのランダム共重合体を合成し、ミクロ相分離挙動を調べたところ、この共重合体は、外部環境から効率的に水を吸収し、水を含む親水性層と油の性質をもつ疎水性層が交互に配列したラメラ構造を形成することを見いだしました...
キーワード:産学連携/高エネルギー/J-PARC/加速器/相分離/共重合体/自己組織/フィルム/ミクロ相分離/ミクロ相分離構造/共重合/高分子/高分子化学/ポリマー/化学工学/原子力/親水性/機能材料/ナトリウム/組織化
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学総合生物農学
京都大学 研究シーズ