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東北大学 研究シーズDiscovery Saga
研究キーワード:東北大学における「シナリオ」 に関係する研究一覧:6
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発表日:2026年2月19日
1
日本の天候を揺さぶる熱帯の巨大雲群マッデン・ジュリアン振動の移動を左右する鍵を解明
―数週間先の天候予測の精度向上に資する着眼点を提示―
熱帯域には、東西数千kmにも及ぶ巨大な積乱雲群がインド洋から太平洋に移動するマッデン・ジュリアン振動(MJO) という顕著な気象現象があります。MJOは世界各地に異常天候を導くテレコネクションの源であり、その移動がいつどのように起きるかの解明は、熱帯気象学の最重要課題の1つでした。東北大学大学院理学研究科の髙須賀大輔助教らの研究チームは、全球の雲の動態を精緻に計算する気象モデルを用いて、2つのMJOを対象に計4,000個の膨大な「パラレルワールド」を生成し、外的条件が同じ中でのMJOの移動の決まり方を解明しました。冬への季節進行後の12月はMJOの移動...
キーワード:人工知能(AI)/テレコネクション/気象学/数値実験/大気循環/衛星/持続可能/持続可能な開発/シナリオ/シミュレーション/センシング/リモートセンシング/東北地方
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
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発表日:2025年11月27日
2
気候変動がもたらすワイン用ブドウの栽培適地の変化
― 日本に複雑に分布する適地を科学的に予測する ―
近年、気候変動の影響が顕著に現れており、特にワイン用ブドウ栽培への影響は世界的に懸念されています。東北大学大学院工学研究科の平賀優介助教の研究チームは、東日本のワイン用ブドウ栽培地の地理空間データを整備し、生物種分布モデルと呼ばれる統計モデルと気候変動予測データを組み合わせて分析しました。これにより、気候変動が進行した場合のワイン用ブドウ栽培の将来的な栽培適地分布を予測しました。結果として、北海道全域や東北北部、また標高の高い地域において、ワイン用ブドウの栽培適性度が大きく向上し得ることを示しました。また、既存の栽培地においても、栽培時期を早めるなどの適応策が有効であることを示しました。これ...
キーワード:統計モデル/適応策/空間データ/気候変動/持続可能/持続可能な開発/シナリオ
他の関係分野:情報学環境学数物系科学工学
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発表日:2025年10月8日
3
日本人と台湾人によるボディーランゲージのデータベースを構築・公開アジア文化圏における感情理解と産業応用に貢献
ボディーランゲージという言葉があるように、私たちは日々の生活の中で感じたことをしばしば身体を使って表現します。しかし、異なる感情を伝える際に私たちがどの部位をどのように動かすのかについては多くのことが明らかになっていません。東北大学 電気通信研究所の程 苗 特任助教、曽加蕙 准教授、Schneider Victor Pierre特任研究員、北村 喜文 教授は、台湾の国立中正大学の藤原 健 副教授との共同研究により、欧米諸国で作成されたデータベースに頼ることなくアジア文化特有の感情表現を紐解くため、アジア人を対象とした多様な感情を対象とした身体動作データベースDIEM-A (Dive...
キーワード:電気通信/コンピューティング/モーションキャプチャ/感情表現/インタラクション/持続可能/持続可能な開発/シナリオ/関節/ICT
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2025年8月4日
4
津波リスクへのパラメトリック型保険の適用手法を開発 保険金支払額と実際の損害額の不一致を最小化
保険は災害によるリスク低減のための重要な手法の一つです。パラメトリック型保険は、事前に定められた災害指標に基づいて保険金が支払われる仕組みで、災害後に現場で被害の査定が行われる従来型の保険とは異なり、たとえ広域であっても保険金を迅速に支払うことが可能となります。しかし津波のように複雑な自然災害に対しては適切な指標の作成が難しく、普及は限定的でした。東北大学大学院工学研究科の三木優志大学院生と災害科学国際研究所のサッパシー アナワット准教授らのチームは確率論的津波リスク評価(PTRA)を用いて、津波パラメトリック型保険におけるベーシスリスク(保険金支払い額と実際の損害の不一致)を定量...
キーワード:最適化/自然災害/確率論/持続可能/持続可能な開発/シナリオ/リスク評価/津波
他の関係分野:情報学環境学数物系科学工学
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発表日:2025年5月21日
5
建物屋根70%への太陽光パネル設置で電力自給率85%と試算
─電気自動車を蓄電池にして実現─
東北大学大学院環境科学研究科の小端拓郎准教授らの研究グループは、日本全国1741市町村を対象に、住宅などの屋根上太陽光パネルと電気自動車(EV)を組み合わせて家庭の電力をまかなうシミュレーションを行い、大幅な脱炭素効果を明らかにしました。屋根の有効面積の約70%に太陽光パネルを設置し、EVの車載電池を家庭用蓄電池として活用することで、各地域の電力需要を平均85%まで自給可能になり、CO2排出量を87%削減できると試算しています。特に地方の地域ではほぼ100%に近い自給も可能であり、都市部に比べ格段に高い自給率が達成できることが分かりました。本研究成果は、再生可能エネルギ...
キーワード:再生可能エネルギー/太陽/太陽光/蓄電池/持続可能/CO2排出量/持続可能な開発/電池/シナリオ/シミュレーション/自動車/電気自動車/二酸化炭素
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年4月10日
6
インド洋大津波から20年「より良い復興(Build Back Better)」は実現したか?
避難リスク低減状況の定量的評価で戦略的改善の必要性が判明
2004年のインド洋大津波から20年が経過したインドネシア・スマトラ島アチェ州州都バンダ・アチェ市では、津波避難ビルなどの整備が進められてきましたが、都市の復興とともに人口分布や避難能力にも変化が生じています。東北大学災害科学国際研究所の村尾修教授らは、20年間の人口変動と津波避難施設の整備状況を踏まえ、津波避難リスクがどの程度軽減されたのかを評価しました。人口データと地理情報を用いて分析した結果、リスクの高い海岸部から安全な地域へと人口が一定程度移動しているものの、依然として市民の約29%が高リスク地域に居住していることが分かりました。さらに、避難シナリオに基づくシミュレーション...
キーワード:防災対策/産学連携/定量的評価/施設配置/持続可能/ゾーニング/持続可能な開発/地理情報/シナリオ/シミュレーション/津波
他の関係分野:複合領域環境学工学