日本人と台湾人によるボディーランゲージのデータベースを構築・公開アジア文化圏における感情理解と産業応用に貢献
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
2025年10月 8日 10:00
研究者情報
〇電気通信研究所 教授 北村喜文研究室ウェブサイト
発表のポイント
日本と台湾のプロの役者たちが全身を使って表現した感情をモーションキャプチャにより測定しました。このデータベースには12の感情とニュートラル状態の感情表現が含まれており、合計10,000を超えるモーションキャプチャデータが収録されており、研究用に無償で提供を開始します。
役者たちが感情を表出する際に作成・利用したシナリオも日本語、英語、中国語で提供され、感情の誘因となる文化的な背景の検討に役立ちます。
発表概要
ボディーランゲージという言葉があるように、私たちは日々の生活の中で感じたことをしばしば身体を使って表現します。しかし、異なる感情を伝える際に私たちがどの部位をどのように動かすのかについては多くのことが明らかになっていません。東北大学 電気通信研究所の程 苗 特任助教、曽加蕙 准教授、Schneider Victor Pierre特任研究員、北村 喜文 教授は、台湾の国立中正大学の藤原 健 副教授との共同研究により、欧米諸国で作成されたデータベースに頼ることなくアジア文化特有の感情表現を紐解くため、アジア人を対象とした多様な感情を対象とした身体動作データベースDIEM-A (Diverse Intercultural E-Motion Database of Asian Performers)を構築しました。このデータベースには12の感情とニュートラル状態の感情表現が収録されているのが特徴で、97人のプロの役者(日本から54人、台湾から43人)による10,000を超えるモーションキャプチャデータ、役者によるシナリオが含まれています。
本成果は、オーストラリアのキャンベラで2025年10月8日に、情動コンピューティングと知能的インタラクションに関する国際会議13th International Conference on Affective Computing and Intelligent Interaction (ACII 2025)で発表されました。論文はIEEE Xploreで公開される予定です。 また国際会議での発表に合わせて、データベースを研究用に無償で提供を開始します。

図1.データベース構築の様子。(A)東北大学 電気通信研究所(日本)、(B)国立中正大学(台湾)。プロの役者が主要な関節点にマーカーが付いたモーションキャプチャスーツを着用し、全身を使って個別の感情シナリオを演じた。
論文情報
タイトル:Asian Emotional Body Movement Database: Diverse Intercultural E-Motion Database of Asian Performers (DIEM-A)著者: Miao Cheng, Chia-huei Tseng, Ken Fujiwara, Victor Schneider, Yoshifumi Kitamura
*責任著者:東北大学 電気通信研究所 サイバー&リアルICT学際融合研究センター 特任助教 程 苗 (Miao Cheng)
掲載誌: Conference Proceedings of 2025 13th International Conference on Affective Computing and Intelligent Interaction (ACII)(IEEE Xplore で公開予定)
【データベースDIEM-A】
https://www.cr-ict.riec.tohoku.ac.jp/diem-a/
詳細(プレスリリース本文)
問い合わせ先
(研究に関すること)東北大学 電気通信研究所
サイバー&リアルICT学際融合研究センター
特任助教 程 苗 (Miao Cheng)
Email: cheng.miao.c3*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
東北大学 電気通信研究所
教授 北村 喜文
TEL: 022-217-5540
Email: kitamura*riec.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(報道に関すること)
東北大学 電気通信研究所総務係
TEL: 022-217-5420
Email: riec-somu*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)


東北大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
東北大学 研究