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科学技術振興機構 研究シーズDiscovery Saga
研究分野:総合理工 に関係する研究一覧:98
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情報学 情報学複合領域 複合領域環境学 環境学数物系科学 数物系科学化学 化学生物学 生物学工学 工学総合生物 総合生物農学 農学医歯薬学 医歯薬学
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発表日:2026年5月25日 この記事は2026年6月8日号以降に掲載されます。
1
室温で「スピン量子凝縮」を実現
~先端光技術と新材料の融合で新しい光量子デバイスの道を拓く~
この記事は2026年6月8日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月22日 この記事は2026年6月5日号以降に掲載されます。
2
キラルでない結晶が“光の回転”を生む新原理を発見
~従来の定説を覆す新しいラマン光学活性の起源を解明~
この記事は2026年6月5日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月20日 この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
3
化石燃料ゼロへのエネルギーシステム転換
~脱炭素化と脱化石燃料化の違いを定量評価~
この記事は2026年6月3日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月19日 この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
4
妊娠成立の鍵を握る子宮内環境形成の新機構を解明
~TAZが細胞外マトリックスと血管形成を制御し、正常な胚発育を支える~
この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月19日 この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
5
原子レベルに薄い磁性体で磁気状態を反映した光電流を観測
~反強磁性体における符号反転する新しい光電流を発見~
この記事は2026年6月2日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月18日 この記事は2026年6月1日号以降に掲載されます。
6
高効率CO2電解プロセス設計の新指針
~圧力で生成物を制御する新原理を解明~
この記事は2026年6月1日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月18日 この記事は2026年6月1日号以降に掲載されます。
7
超高速・超低省電力で動作する不揮発量子スイッチング素子
~40ピコ秒動作、次世代コンピューター・データセンター省エネへ~
この記事は2026年6月1日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年4月30日
8
「分子」そのものを生体ナノ量子センサーに
~化学合成により性能のばらつきを抑え、生細胞内の微細な温度分布を可視化~
従来のダイヤモンド系ナノ量子センサーは感度が高い一方でセンサー間の性能のばらつきが生じやすいため、温度の「相対値」しか捉えられないという弱点があった。本研究では、均一性の高い分子性材料のナノ量子センサーを新たに開発し、細胞内のその場所が「何度か(絶対値)」を正確に測ることに成功した。今後、細胞内部の局所的な温度などの変化を直接分析することが可能になり、生命現象や疾患のメカニズムを物理化学的なプロセスとして定量的に理解する道が開かれる。量子科学技術研究開発機構(「QST」) 量子生命科学研究所の石綿 整 チームリーダー(兼:千葉大学 量子生命構造創薬セ...
キーワード:化学物質/量子計測/磁場/生細胞/物理化学/NVセンター/量子センシング/温度計測/温度分布/スピン/センサー/センシング/ナノサイズ/ナノメートル/マイクロ/格子欠陥/生体内/エネルギー代謝/ラジカル/活性酸素/高次構造/創薬/脂質
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学総合生物医歯薬学
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発表日:2026年4月30日
9
フラットバンドが生む世界最大の横磁気熱電伝導率
~磁気秩序下での遍歴フラットバンドを初めて実証~
フェリ磁性体GdCo5において、室温で過去最大の横磁気熱電伝導率を観測した。巨大な磁気熱電効果(異常ネルンスト効果)の起源は、波動関数の干渉効果により生じた遍歴フラットバンドであることを、実験と理論の両面から実証した。磁気秩序が生じている物質で遍歴フラットバンドが観測されたのは世界で初めての事例である。磁気熱電効果を用いた横型熱電変換は薄膜形状のデバイスに適している。本成果で見いだされた巨大な磁気熱電効果を利用することで、熱電デバイスやスピントロニクスデバイスへの応用が期待される。東京大学 大学院理...
キーワード:インターフェース/カゴメ格子/ネルンスト効果/角度分解光電子分光/光電子分光/磁気秩序/熱電効果/波動関数/トポロジカル/トポロジカル物質/磁性体/材料科学/電子分光/フェリ磁性体/メモリ/量子エレクトロニクス/熱電変換/スピン/スピントロニクス/新エネルギー/第一原理/第一原理計算/干渉効果/結晶構造/ラット
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月28日
10
説明可能AIのアプローチでフェルミ面の異常検知に成功
~ホイスラー合金のスピン偏極とノーダルラインを自動検出~
説明可能AIのアプローチでホイスラー合金のフェルミ面の解析手法を開発。主成分分析における「ジャンプ」に着目し、これがスピン偏極率の極値と変曲点に対応することを明らかにしました。外れ値のデータを再構成し、ノーダルラインの発現位置を自動検出することに成功しました。低品質データに対して堅牢性があり、実験的なフェルミ面トポロジーの解析手法として、多様な物質系への展開が期待されます。東京理科大学 先進工学部 マテリアル創成工学科の石川 大地 氏(修士課程 2年)、福 健太郎 博士研究員(当時)、小嗣 真人 教授、京都工芸繊維大学の三浦 良雄 教授、筑...
キーワード:外れ値/機械学習/主成分分析/人工知能(AI)/スピン偏極/トポロジー/フェルミ面/ノイズ/トポロジカル/マンガン/ゲルマニウム/ホイスラー合金/磁気特性/コバルト/スピン/異常検知/機能性材料/二酸化炭素/機能性
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
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発表日:2026年4月28日
11
冷たく暗い琵琶湖の深層に、有機分子と微生物の緊密なネットワークを発見
~時系列観測により生態系機能の基盤となる関係を解明~
湖の深層において、有機物と微生物の関係を高解像度で解析した初めての研究である。深層では有機物と微生物の関係が表層より強く、安定した構造を形成することを発見した。炭素循環に加え、生物の成長に欠かせない栄養塩の再生やエネルギーの流れなど、生態系機能の理解を前進させる成果であり、気候変動に伴う水環境の変化がこれらの機能に与える影響の予測にも貢献すると期待される。神戸大学 大学院農学研究科の木田 森丸 助教(当時)らと、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 総合解析部門の山口 保彦 主任研究員ら、京都大学 化学研究所の岡嵜 友輔 助教、京都大学 生存圏研究所の西...
キーワード:炭素循環/気候変動/光環境/有機分子/水環境/栄養塩/有機物/生態系/生態系機能/微生物/物質循環/細菌
他の関係分野:環境学数物系科学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月23日
12
発光可能な有機太陽電池の開発に成功
~発電するディスプレイや高効率有機太陽電池の実現に期待~
良好な発電性能と高輝度な赤色の発光機能を同一素子内で実現有機EL分野で利用される発光分子を組み合わせ、理想的なエネルギー構造を解明発電可能なディスプレイの実現や有機太陽電池の効率向上に貢献東京科学大学(Science Tokyo) 総合研究院 フロンティア材料研究所の伊澤 誠一郎 准教授、北海道大学 総合イノベーション創発機構 化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)の相澤 直矢 准教授らの研究チームは、発光機能と発電機能を併せ持つ有機太陽電池の開発に成功しました。光発電素子である太陽電池と、発光素子であるLEDや有機ELは、ともにダイ...
キーワード:太陽/ディスプレイ/有機太陽電池/太陽光/光機能/発光素子/有機EL/発光ダイオード(LED)/太陽電池/電池/スマートフォン
他の関係分野:数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2026年4月21日
13
光で操る「マイクロドローン」でナノ空間の微小な力を全方位計測
~6自由度制御により、光の「ねじれ」が生む未知のトルクを初観測~
光で操る“マイクロドローン”でナノ空間の力を3D計測—6自由度の全方位センシング技術を確立。光の“ねじれ(キラリティー)”が物体を横向きに回す力を世界初観測。生体分子から量子力学的な力まで“見えなかった力”を測る全く新しい計測プラットフォームを確立。北海道大学 電子科学研究所の田中 嘉人 教授らの研究グループは、光で自在に操る「マイクロドローン」を用いて、これまで光の回折限界という制約のために測定が困難だった、ナノ空間で働く微小な力とトルク(回転させる力)を3次元的に計測する全く新しい手法を開発しました。光がナノ粒子に及ぼす力は、ナノ粒子操...
キーワード:異方性/キラリティー/ナノ物質/回折限界/金属ナノ粒子/センサー/センシング/トルク/ナノ空間/ナノ粒子/マイクロ/レーザー/量子力学/ドローン/ナノマシン/ラット/生体分子
他の関係分野:数物系科学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月18日
14
反強磁性体を用いたトンネル磁気抵抗効果の理論予測
~次世代高密度・超高速磁気メモリーの開発に貢献~
ノンコリニア反強磁性体を用いた磁気トンネル接合を理論的に設計し、大きなトンネル磁気抵抗効果が現れることを計算により予測しました。応用上有望なノンコリニア反強磁性材料と、代表的な絶縁材料を用いた、反強磁性トンネル接合の実用化につながる理論予測です。本研究の成果は、高密度・超高速・低消費電力で動作する磁気メモリーの開発の設計指針となることが期待されます。東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻の田中 克大 特任助教(研究当時)、見波 将 特任助教(研究当時)、中辻 知 教授、有田 亮太郎 教授(兼:理化学研究所 創発物性科学研究センター チームディレクタ...
キーワード:インターフェース/磁気抵抗/反強磁性/反強磁性体/酸化マグネシウム/トポロジカル/トポロジカル物質/磁気抵抗効果/磁性体/物質設計/トンネル磁気抵抗効果/メモリ/強磁性/強磁性トンネル接合/絶縁材料/量子エレクトロニクス/強磁性体/磁性材料/スピン/スピントロニクス/トンネル/マグネシウム/第一原理/第一原理計算/低消費電力/ラット
他の関係分野:情報学数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2026年4月16日
15
熱電デバイスを自在に設計するAI「TEGNet」を開発
~性能予測を従来比約1万分の1の時間に短縮、開発プロセスを革新~
NIMSは、人工知能(AI)を活用した熱電発電デバイス設計用ニューラルネットワーク「TEGNet」(ThermoelectricGenerator NeuralNetwork)を開発しました。従来のシミュレーション手法では膨大な計算時間を要していた発電デバイス性能の予測を、99パーセント以上の高精度を保ったまま従来比約1万分の1の時間で実行できます。本技術により、材料開発からデバイス設計までの最適化が大幅に加速し、廃熱回収やIoTセンサー用独立電源などへの応用が期待されます。持続可能な社会の実現に向け、温度差がある場所に設置するだけで半永久的に発電できる熱電発電技術が注...
キーワード:性能予測/AI/ニューラルネットワーク/モノのインターネット(IoT)/最適化/人工知能(AI)/テクトニクス/数値シミュレーション/アンチモン/持続可能/材料設計/熱電変換/シミュレーション/センサー/ニューラルネット/マグネシウム/最適設計/数値解析/有限要素法/エネルギー変換
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
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発表日:2026年4月6日
16
電圧駆動による安定な磁気情報書き込みの新技術を開発
~超低消費電力な不揮発性メモリーMRAMの実現へ~
非磁性体薄膜を2層の強磁性体薄膜で挟んだ構造(人工反強磁性体)の制御された界面に対して電圧をかけることで、広いパルス幅領域で磁気情報を安定に書き込むことに成功電圧駆動型MRAM(不揮発性磁気メモリー)の大容量化に道筋記憶保持および書き込み動作ともに超低消費電力化でき、情報機器の省エネルギー化に貢献産業技術総合研究所(以下「産総研」) ハイブリッド機能集積研究部門 中山 裕康 主任研究員、野﨑 隆行 研究グループ付、山路 俊樹 主任研究員、野崎 友大 研究グループ長、今村 裕志 研究グループ付、エレクトロニクス・製造領域 湯浅 新治 上級首席研究員は、...
キーワード:低消費電力化/コンピューティング/人工知能(AI)/パルス/ブレイン/反強磁性/反強磁性体/超薄膜/ナノマテリアル/磁性体/情報機器/MRAM/メモリ/強磁性/磁化反転/省エネ/強磁性体/不揮発性メモリ/サンドイッチ構造/スピン/省エネルギー/新エネルギー/低消費電力/放射線
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2026年3月28日
17
なぜ三脚型分子は固体表面上できれいに並ぶのか
~トリプチセン有機薄膜の自己組織化メカニズムを分子動力学で解明~
プロペラ状骨格を持つ三脚型トリプチセン誘導体の自己組織化薄膜について、全原子分子動力学(MD)シミュレーションにより、表面上での分子配向と秩序化の「動的プロセス」を分子レベルで初めて可視化・解明分子が厚く積み重なったバルク相では分子の向きが互い違いに配向する「反平行配向」が安定であるのに対し、超薄膜相では固体表面の影響で分子の向きがそろう「平行配向」へと優先的に切り替わるメカニズムを発見熱アニーリングによる「段差状構造から平坦(へいたん)な膜への自己修復」および高秩序化の過程を再現し、そのメカニズムを定量的に実証置換基パターンが膜の安定性を左右することを突き止...
キーワード:自律システム/超薄膜/高分子膜/自己組織/高分子/分子配向/有機エレクトロニクス/有機半導体/二分子膜/有機分子/固体表面/トランジスタ/単分子膜/有機トランジスタ/有機薄膜/熱力学/単結晶/シミュレーション/スピン/ダイナミクス/自己修復/真空蒸着/動力学/半導体/分子動力学/物質循環/MDシミュレーション/組織化/分子機構/分子設計/誘導体
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月28日
18
脂質を包括的に可視化する新たな空間解析手法の開発
~多層的な質量分析イメージングで脂質の空間制御の解明に貢献~
理化学研究所(理研) 生命医科学研究センター メタボローム研究チームの内野 春希 特別研究員、津川 裕司 客員研究員、有田 誠 チームディレクター(慶應義塾大学 薬学部・薬学研究科 教授)の研究チームは、生体組織内の脂質分子を包括的かつ詳細に可視化する質量分析イメージング(MSI)の新手法「SMASH imaging(Serial MAldi-msStrategy forHigh-resolution imaging)」を開発しました。本研究成果は、脂質イメージングの網羅性と構造解析の正確性を向上させ、脂質分布の空間地図(リピドームアトラス)の構築を通じて、脂質が関与する加齢・発生・...
キーワード:プロファイル/空間解析/分析技術/スペクトル/質量分析/レーザー照射/モビリティ/レーザー/生体組織/SPECT/MSI/マウス/質量分析イメージング/ICT/メタボローム/加齢/脂質/神経疾患
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2026年3月28日
19
トポロジカルデータ解析で柔軟な細胞セグメンテーションを実現
トポロジカルデータ解析に基づく細胞膜画像のセグメンテーションツール「PomSeg」を開発数理構造と生物学的な対応を明らかにすることで、細胞サイズや重なり具合など、明確な意味を持つパラメーターで細胞のセグメンテーションを実現発生学をはじめ、細胞膜画像を扱う多様な生命科学分野の研究を推進東京大学 大学院医学系研究科の織田 遥向 氏と、京都大学 高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点の井元 佑介 特定准教授による研究グループは、トポロジカルデータ解析技術であるパーシステントホモロジーを用いた細胞膜画像のセグメンテーションツール「PomSeg」を開発しました。機...
キーワード:セグメンテーション/機械学習/ホモロジー/データ解析/トポロジカル/一細胞/細胞膜/ステント/発生学/ICT
他の関係分野:情報学数物系科学総合生物医歯薬学
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発表日:2026年3月26日
20
一重項分裂(SF)により増幅した励起子の効率的な捕集に成功
~量子収率130パーセントを達成する鍵分子を発見、太陽電池の限界突破に道~
1つの光子から2つの励起子を生み出す「シングレットフィッション(SF、一重項分裂)」は、従来型の太陽電池の理論限界を突破し、有機発光ダイオード(OLED)の効率を向上する夢の光変換技術として期待されています。本研究では、そのSFによって増幅した励起子を光エネルギーとして抽出するためにスピンフリップ発光体と呼ばれる「d電子系金属錯体」を活用する新しい手法を開発し、従来系の理論限界(100パーセント)を大きく超える約130パーセントの量子収率を達成しました。分子設計の自由度の高い錯体を用いた本技術により、今後太陽電池の効率向上が期待されます。太陽光エネル...
キーワード:光エネルギー/フリップ/量子もつれ/近赤外/太陽/モリブデン/金属錯体/太陽光/ACT/定量評価/エネルギー移動/光吸収/LED/太陽光発電/光電変換/太陽電池/電池/スピン/励起子/分子設計
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2026年3月23日
21
量子のもつれを“螺旋(らせん)”で読む
~個別制御に頼らない量子状態解析法を開発~
量子ビットを一つずつ操作しない、新しい量子状態解析法を開発少ない測定から全体の量子状態を推定する効率的手法を実証大規模量子システムで量子のもつれを評価する新しい道を提示日本大学 文理学部 物理学科の山本 大輔 准教授、同 自然科学研究所のGiacomo Marmorini(ジャコモ・マルモリーニ)研究員、および早稲田大学 理工学術院の福原 武 教授(理化学研究所 量子コンピュータ研究センター チームディレクター)からなる研究グループは、多数の量子ビットからなる量子多体系の状態を、個々の量子ビットを一つ一つ制御することなく解析できる新しい量子状態トモグ...
キーワード:圧縮センシング/コヒーレンス/光格子/三角格子/磁気光学/電気磁気効果/反強磁性/量子コンピュータ/量子シミュレーション/量子もつれ/量子情報/量子情報処理/量子多体系/冷却原子/冷却原子系/トモグラフィー/異方性/ブラックホール/量子ビット/トポロジカル/磁性体/強磁性/シミュレーション/シミュレータ/スピン/センシング/エネルギー変換
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
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発表日:2026年3月13日
22
2次元材料である六方晶窒化ホウ素(hBN)の生体量子センサー化に成功
~欠陥導入と構造制御で細胞計測を実現~
六方晶窒化ホウ素(hBN)ナノ粒子に「ホウ素空孔中心」と呼ばれる欠陥を多数導入し、光で微小環境の情報を読み取れる新しい量子センサーを開発しました。2次元材料の脆(もろ)い性質をシリカ被覆で克服し、さらに親水性高分子で表面修飾する手法を用いて、細胞内環境で機能する量子センサー化に世界で初めて成功しました。これまでナノダイヤモンドに限られていた細胞量子センシングに新たな選択肢をもたらす成果であり、細胞内微小環境の可視化を通じて生命現象の解明に寄与するとともに、がんや神経疾患の病態解明や創薬研究への応用が期待されます。京都工芸繊維大学の下村 鈴音 博士前期...
キーワード:六方晶窒化ホウ素/ケイ素/高分子/量子センシング/温度分布/2次元材料/バイオセンシング/表面修飾/シリカ/センサー/センシング/ナノ粒子/構造制御/たんぱく/親水性/生体内/ホウ素/微小環境/ナノテクノロジー/病態解明/Hela細胞/創薬/培養細胞/異分野融合/神経疾患/非侵襲
他の関係分野:数物系科学化学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年3月9日
23
「着床」に関わる重要な新たな仕組みを解明
~低酸素シグナルHif2α-Lox経路が子宮内マトリックスを再構築し、胚の浸潤と胎盤形成を促進~
着床期の子宮内膜は低酸素状態になり、その状態が胚の着床に重要な役割を果たすことを解明低酸素応答因子 Hif2α(Hypoxia-Inducible Factor 2 alpha)が、酵素 Lox(Lysyl Oxidase)を誘導し、子宮内のコラーゲン構造を再編成することを発見Loxが欠損すると、胚の侵入不全・胎盤形成異常が起こり、流産や胎児発育不全につながることをマウスで実証不妊症や妊娠合併症(妊娠高血圧症候群など)の新たな診断・治療標的となる可能性東京大学医学部附属病院の藍川 志津 特任研究員、東京大学 大学院医学系研究科の廣田 泰 教...
キーワード:AI/生殖/生殖補助医療/たんぱく/抵抗性/新規治療法/マウスモデル/合併症/子宮/子宮内膜/治療標的/受精/浸潤/体外受精/着床/着床障害/低酸素応答/低酸素応答因子/不妊症/胎児/分子機構/HIF/コラーゲン/マウス/血小板/胎盤/低酸素/慢性炎症/医療の質/血圧/高血圧/細菌/細菌叢/新生児/妊娠/妊娠高血圧症候群
他の関係分野:情報学生物学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年3月9日
24
原子の振動を使った高効率なテラヘルツ光検出に成功
~フォノンによる巨大な光起電力効果の観測、高効率デバイス開発に道~
強誘電体SbSIにおけるフォノン(格子振動)を用いたテラヘルツ領域の巨大な光起電力効果の実証に成功しました。フォノン励起による光起電力効果の周波数応答や応答係数を初めて定量的に評価し、性能指数が既報の物質の中でも最大級であることを発見しました。テラヘルツ・赤外領域における革新的な光検出デバイス開発の進展が期待できます。東京大学 大学院工学系研究科の岡村 嘉大 助教(研究当時)、高橋 陽太郎 准教授と、理化学研究所 創発物性科学研究センターの十倉 好紀 グループディレクターらによる研究グループは、強誘電体SbSI(ヨウ化硫化アンチモン)において、フォノ...
キーワード:テラヘルツ光/トポロジー/マグノン/テラヘルツ/近赤外/アンチモン/トポロジカル/光起電力/光機能/フォノン/可視光/誘電体/強誘電体/単結晶/スピン/スピントロニクス/センシング/周波数/電磁誘導
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2026年3月6日
25
量子フィードバック制御のトポロジカルな分類に成功
~擾乱から保護された量子制御の設計に向けて~
量子系に対して測定とフィードバックを繰り返し行う量子フィードバック制御について、対称性に基づくトポロジカルな分類に成功した。広いクラスの量子フィードバック制御の対称性が10種類に限定されることを証明し、どのような場合にその制約を外せるかも明らかにした。本成果は、トポロジカルに保護された量子制御を設計する指針を与え、擾乱(じょうらん)やノイズに対して頑健な量子技術の開拓につながることが期待される。東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻の聞 駿軒 大学院生、ゴン・ゾンピン 准教授、沙川 貴大 教授らによる研究グループは、広いクラスの量子フィードバック...
キーワード:プロトコル/トポロジー/対称性/量子制御/ノイズ/トポロジカル/フィードバック/フィードバック制御
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2026年2月25日
26
スキルミオンがつくり出すリアクタンス
~創発電場による輸送応答の解明で回路素子微細化新原理構築へ~
理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター 創発量子スピントロニクス研究ユニットのマシュー・リトルハレス 研修生(研究当時)、横内 智行 ユニットリーダー、強相関物性研究グループのマックス・バーチ 研究員、十倉 好紀 グループディレクター、強相関理論研究グループの永長 直人 グループディレクターらの国際共同研究グループは、電流で駆動されたスキルミオンの変形がつくり出す創発電場がリアクタンスとして現れることを発見しました。本研究成果は、創発電場が発生する機構のさらなる理解や、回路素子の微細化に向けた新原理の構築につながると期待されます。今回、国際共同研究グループは、マイク...
キーワード:スピンホール効果/準粒子/非線形/非線形応答/量子スピン/ホール効果/超伝導/理論的研究/量子ビット/スキルミオン/トポロジカル/強相関/微細化/スピン/スピントロニクス/マイクロ/電磁誘導/カルス/キメラ/スキル
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発表日:2026年2月24日
27
ナノアンテナによる円偏光制御と計測手法の開発
~シリコンナノ粒子近傍の円偏光特性を解明~
シリコンのナノ粒子からなる光アンテナにより、局所的な円偏光のヘリシティを制御できることを示した。光アンテナ近傍の円偏光特性について、二次元材料の円偏光選択ラマン信号を活用したナノスケール計測法を開発した。本技術は、創薬において重要なエナンチオマーの識別や、円偏光により選択的に誘起される新しい化学反応への応用が期待される。神戸大学 大学院工学研究科のモジタバ・カリミ・ハビル 研究員、杉本 泰准 教授、藤井 稔 教授らの研究グループは、ナノサイズのシリコンからなる光アンテナ近傍に形成される光の円偏光特性を制御するとともに、その円偏光特性を実験的に計測する...
キーワード:アンテナ/空間分布/エナンチオマー/キラル/光反応/反応場/二次元材料/ラマン/円偏光/誘電体/シリコン/ナノサイズ/ナノスケール/ナノ構造/ナノ粒子/近接場/光制御/創薬
他の関係分野:情報学環境学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年2月24日
28
フリーNH部位を有するキラルナノグラフェンの合成とスピン輸送特性
ナノグラフェンとは、炭素と水素から構成されるナノメートルサイズのπ共役系分子を指します。その電子状態はグラフェンに類似したものにとどまらず、ナノグラフェン特有の構造的性質を反映した興味深い性質が多数報告されています。ナノグラフェンの多様性をさらに拡張する戦略として、i)ヘテロ元素の導入、ii)曲面構造の誘起、が重要な分子設計指針として挙げられ、それぞれヘテロナノグラフェン、非平面ナノグラフェンとして分類されています。特に、ねじれた曲面構造を形成することでキラリティが生じ、円二色性(CD)や円偏光発光(CPL)といったキラル光学特性が発現します。近年では、キラリティ誘起スピン選択性(CISS)と...
キーワード:スピン偏極/パルス/陽電子/輸送特性/テラヘルツ/円二色性/π共役系/円偏光発光/キラル/光学材料/ナノグラフェン/円偏光/フォノン/選択性/電子状態/光学特性/グラフェン/スピン/ナノメートル/ヘテロ元素/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2026年2月18日
29
四半世紀の観測でわかった冷たい北の海の変化
~カムチャツカ半島沖の海の酸性化や生物生産の推移~
人間活動によって排出された二酸化炭素(CO2)は、陸上の温暖化だけでなく、海の温暖化・酸性化など、海洋環境に対してもさまざまな変化を引き起こしている。本研究では、水産資源が豊富なカムチャツカ半島沖の定点K2(北緯47度、東経160度)に焦点をあて、25年(1999〜2023年)に及ぶ海洋観測データから、北太平洋西部亜寒帯域の実態を明らかにした。北太平洋西部亜寒帯域の定点K2において、海洋地球研究船「みらい」などを用いて取得したデータの解析から、海洋表層で地球温暖化に伴う「温暖化」「低塩化」が確認され、そのうち温暖化は日本近海より...
キーワード:環境変化/技術戦略/海洋酸性化/極域/生物地球化学/人間活動/海洋/海洋科学/環境変動/地球温暖化/カルサイト/ブルーム/海面水温/海洋観測/気候変動/季節変動/地球化学/北太平洋/衛星/太陽/ケイ素/光合成/光環境/太陽光/沿岸環境/地球環境/栄養塩/海洋環境/数値モデル/炭酸カルシウム/二酸化炭素/二酸化炭素/有機物/リン酸/アラゴナイト/プランクトン/温暖化/植物プランクトン/生物生産/カルシウム
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発表日:2026年2月17日
30
実用化の壁を超えるスピン力学センサーの誕生
~高感度・高耐久を両立する新しいフィルム型ひずみゲージ~
従来のフィルム型ひずみゲージの感度を圧倒的に凌駕(りょうが)する「スピン力学センサー」が、10万回を超える引っ張り試験後も特性劣化を示さず、実使用環境を想定した耐久性を世界で初めて実証繰り返し大きく変形するフレキシブル基材上での長期安定動作は未検証であったが、高感度と高耐久性の両立を証明高感度・低消費電力・低電圧駆動に加え、実用化の障壁となっていた高耐久性を兼ね備えた新センサーの登場により、フィジカルとサイバー空間をつなぐインターフェースの高度化への貢献に期待大阪大学 産業科学研究所の千葉 大地 教授(兼 東北大学 国際放射光イノベーション・スマート...
キーワード:インターフェース/放射光/フィルム/磁性体/フレキシブル/メモリ/技術移転/サイバー空間/スピン/スピントロニクス/センサー/センシング/トンネル/ひずみ/耐久性/低消費電力/半導体
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発表日:2026年2月14日
31
カビが植物の硬い壁を突き破る力の正体を解明
~糸状菌の新規ポリマーが生物界屈指の膨圧を制御~
理化学研究所(理研) 環境資源科学研究センター 植物免疫研究グループの熊倉 直祐 上級研究員、白須 賢 グループディレクター、金沢大学 理工研究域フロンティア工学系/ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)の宮澤 佳甫 助教らの国際共同研究グループは、植物病原菌(糸状菌)における膨圧発生に必要な新規遺伝子ペアを発見し、これが新規ポリマーの生合成を通じて感染に必要な膨圧を制御することを明らかにしました。本研究成果は、細胞における膨圧発生メカニズムの理解を深めるとともに、病原性のみを抑制する低環境負荷型農薬の開発に貢献することが期待されます。今回、国際共同研究グループは、植...
キーワード:分子構造/植物病原菌/質量分析/ACT/空気圧/力制御/AFM/ポリマー/環境負荷/超解像/リボソーム/アポプラスト/ペプチド合成/biosynthesis/植物免疫/病原菌/糸状菌/ゲノム編集技術/細胞壁/生物間相互作用/土壌/二次代謝/病原性/生合成/生合成酵素/二次代謝産物/微生物/病原体/新規遺伝子/代謝産物/ゲノム編集/ケミカルバイオロジー/スクリーニング/バイオイメージング/ラット/細胞死/代謝物/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2026年2月2日
32
双対性が解き明かす「非可逆対称性に守られたトポロジカル相」
~新たな量子相の分類と構成法~
複雑な数学的構造を持つため理解が困難だった「非可逆対称性に守られたトポロジカル相(SPT相)」の一種が、物理学でよく知られた「自発的対称性の破れ(SSB)」と等価であることを、「双対性」を用いて解明しました。任意の次元において、これまで未解決だった物理的・数学的に重要な「Rep(D8)型」と呼ばれるクラスの非可逆対称性を持つSPT相の分類に成功し、具体的な模型も構成しました。これにより、新たな量子相の存在が予言されました。本成果は、新たな量子物質の設計や、量子計算のリソースとしての応用など、量子技術の発展に向けた理論的な礎となることが期待されます。南...
キーワード:量子計算/トポロジカル相/自発的対称性の破れ/対称性/量子コンピュータ/トポロジカル/対称性の破れ
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発表日:2026年1月22日
33
次世代半導体MoS2の革新的ウエハースケール成膜技術を開発
~結晶成長の自己整合および自己停止メカニズムにより高移動度を達成~
MOCVD法を用いて、サファイア基板上のMoS2結晶粒が自己整合して単結晶化する革新的な成長メカニズムを発見。独自のプリカーサ選択により、成膜反応が単層厚さで自動停止する新たな現象を見いだし、2インチサイズのウエハー全体にわたって均一で再現性の高い単層MoS2膜を実現。2つの成膜メカニズムの相乗効果により高い電子移動度を達成。量産化を見据えたウエハースケールで高品質な単層MoS2単結晶膜の形成という産業界からの要請に応えるとともに、次世代サブ1 ナノメートルノード論理トランジスタ実現に向けた重要な一歩。物質・材料研究機構(NIMS)の佐久間 芳樹 N...
キーワード:情報通信/高移動度/モリブデン/電子移動/有機金属化学/有機金属/エピタキシャル成長/トランジスタ/大規模集積回路/電子デバイス/二硫化モリブデン/温度依存性/エピタキシャル/単結晶/ナノメートル/移動度/結晶化/結晶成長/集積回路/低消費電力/半導体/コミュニケーション
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発表日:2026年1月16日
34
散逸的な磁壁運動による創発電場の発生
~磁壁の電流駆動における「摩擦」が生む巨大応答~
理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター トポロジカル量子物質研究ユニットの山田 林介 客員研究員(東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻 助教)、マックス・ヒルシュベルガー ユニットリーダー(東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻 准教授)、創発機能設計研究ユニットの奥村 駿 ユニットリーダー(東京大学 大学院工学系研究科附属量子相エレクトロニクス研究センター 特任准教授)、強相関量子構造研究グループの中島 多朗 客員研究員(東京大学 物性研究所附属中性子科学研究施設 准教授)、強相関量子伝導研究チームの十倉 好紀 チームディレクター(東京大学 卓越教授/東京大学 国際高等研究...
キーワード:空間分布/環境技術/ワイル半金属/強相関電子/強相関電子系/電荷秩序/電流駆動/非線形/非平衡/輸送現象/揺らぎ/量子伝導/量子輸送/量子輸送現象/ホール効果/中性子/超高圧/磁場/スキルミオン/トポロジカル/トポロジカル物質/強相関/磁性体/材料科学/半金属/量子構造/インピーダンス/スピン/スピントロニクス/マイクロ/電磁誘導/量子力学/スキル
他の関係分野:環境学数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2026年1月13日
35
圧力が生殖寿命の延長に必要?
~卵子形成機構の解明、生殖補助医療の応用へ期待~
山梨大学 大学院総合研究部 生命環境学域の永松 剛 教授(生殖細胞発生研究室)らの研究グループは、生命の永続性を担う卵母細胞の制御機構としての圧縮圧力の作用メカニズムを明らかにしました。哺乳類の卵母細胞は胎児期に減数分裂へと移行するため出生後は増えることがありません。限られた数の卵母細胞を原始卵胞という状態で保持しながら、一部を活性化することで卵子形成を維持しています。原始卵胞の静止期と活性化の制御機構は生殖寿命に直結する重要な問題でありますが、いまだ不明の点も多く残されています。これまでに研究グループは、この原始卵胞の静止期維持に圧縮圧力が作用することを世界に先駆けて報告していまし...
キーワード:減数分裂/生殖/卵母細胞/生殖補助医療/哺乳類/生殖細胞/c-Kit/卵子/寿命/胎児/ライブイメージング/凝集体/受容体
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発表日:2026年1月7日
36
強誘電トンネル接合メモリーのTER比は微細化により向上
~次世代不揮発メモリーの高性能化に貢献~
25ナノメートルスケールのナノクロスバー型強誘電トンネル接合(FTJ)不揮発性メモリーを開発トンネル電気抵抗効果(TER)比は面積の低減に伴い向上次世代の不揮発性メモリーの性能向上に期待東京科学大学(Science Tokyo) 総合研究院 フロンティア材料研究所の真島 豊 教授の研究グループは、物質理工学院 材料系 舟窪 浩 教授、フロンティア材料研究所の伊澤 誠一郎 准教授らと共に、次世代の不揮発性メモリーとして期待される強誘電トンネル接合(FTJ)のトンネル電気抵抗効果(TER)比の面積依存性に注目し、最小で1辺25ナノメートルのナノクロスバー...
キーワード:モノのインターネット(IoT)/人工知能(AI)/トンネル電流/電子線/トランジスタ/メモリ/共鳴トンネル/微細化/不揮発メモリ/分極反転/誘電体/温度依存性/チタン/強誘電体/酸化チタン/電気抵抗/不揮発性メモリ/シリコン/トンネル/ナノメートル/酸化物/低消費電力/ナノテクノロジー
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発表日:2025年12月20日
37
マテリアルリザバー性能が向上する電子-イオン混合伝導
~イオンを積極的に活用したニューロモルフィック分子ネットワークの実証~
自己ドープ型ポリチオフェン(S-PEDOT)の化学的な脱ドープにより、電子(ホール)とイオン(プロトン)が同時に伝導キャリアとして働く“本質的な混合伝導状態”を誘起することに成功しました。電子とイオンが協奏した混合伝導状態を利用することで、マテリアルリザバー素子の性能が向上することを明らかにし、本コンセプトが高性能なマテリアルリザバー素子開発において重要な因子であることを実証しました。本研究は、イオン(プロトン)伝導を積極的に活用したニューロモルフィック分子ネットワークの設計指針を提示するとともに、次世代の省エネルギーAIデバイスの実現に大きく貢献することが期待されます...
キーワード:ベンチマーク/タスク/人工知能(AI)/非線形/非線形応答/チオフェン/高分子/導電性高分子/ポリチオフェン/アミン/キャリア/ニューロモルフィック/省エネ/電気伝導/省エネルギー/導電性/プロトン/短期記憶
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発表日:2025年12月13日
38
低酸素環境においてRNAの骨格がメチル化される
~立体選択的なRNAの修飾がリボソームを活性化する~
大腸菌のリボソームRNA(rRNA)において、嫌気(低酸素)環境特異的に、“RNA骨格”にメチル化修飾が導入されることを発見し、またその分子メカニズムを解明しました。この修飾はリボソームの構造と活性を微調整し、低酸素下における翻訳効率を高め、生育を促進する“環境応答型スイッチ”として働いていることが示唆されました。本研究は、RNA修飾が細胞の生育環境を感知して、たんぱく質合成を調節する、これまでに知られていなかった仕組みを明らかにするものです。また、無細胞たんぱく質合成や合成生物学において有用な技術基盤となる可能性があります。東京大学 大学院工学系研...
キーワード:最適化/質量分析法/立体選択的/RNA修飾/tRNA/リボソームRNA/質量分析/電子顕微鏡/たんぱく/修飾塩基/リボソーム/rRNA/リン酸/環境応答/生合成/クライオ電子顕微鏡/ncRNA/翻訳制御/大腸/RNA/メチル化/合成生物学/大腸菌/低酸素/ICT/生理学
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発表日:2025年12月10日
39
高性能レーザー計測で捉えた放電発生初期の超高速現象
~雷現象から医療・農業応用にまで供する実験ベンチマークを提示~
高性能なレーザー計測技術により、放電発生初期の超高速現象(ストリーマ放電)を支配する主要パラメーター群をセットで直接計測することに成功。これにより、従来モデルでは予測されていなかった内部の電荷・電界構造を発見。従来モデルの妥当性検証・改良・精緻化に供する実験ベンチマークを初めて提示。放電の予測・制御性能向上により、雷現象の理解や放電の医療・農業・環境・エネルギー応用が加速するものと期待される。本研究では、高時間分解能を有する複数のレーザー計測技術を駆使することで、幅広い領域で研究が進められているストリーマ放電においてそのダイナミクスを支配す...
キーワード:ベンチマーク/計算モデル/時間分解/超高速現象/数値計算/時間分解能/ストリーマ/電界分布/計測技術/ダイナミクス/レーザー/レーザー計測/分解能/高性能レーザー/妥当性
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物医歯薬学
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発表日:2025年12月9日
40
水分子の構造が塩化物イオンの動きを制御
~低純度の水を利用した水電解反応へ~
理化学研究所(理研) 環境資源科学研究センター 生体機能触媒研究チームの中村 龍平 チームディレクター、林 泰正 基礎科学特別研究員、大岡 英史 研究員らの共同研究グループは、水溶液中のイオンが形成する水和構造が、不純物として含まれる塩化物イオンの拡散を抑制し、水の電気分解効率を高めることを発見しました。本成果は、水の電気分解に使用可能な水資源の多様化に貢献すると期待されます。水の電気分解は、再生可能エネルギーを用いて水素や化学燃料を製造する技術として注目されています。しかし、電解液中に塩化物イオンが少しでも残っていると、有毒かつ腐食性のある塩素ガスが発生します。このため、...
キーワード:再生可能エネルギー/水分子/水溶液/水和構造/電気分解/電解液/塩化物イオン/水素製造/電気化学/水資源
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年12月6日
41
電流による反強磁性体の超高速磁化スイッチングを時間分解イメージング測定で可視化
~ノンコリニア反強磁性体の100ピコ秒級の高速反転過程を解明~
100ピコ秒級の電流パルスによる高速な磁化反転過程をノンコリニア反強磁性体で観測した。電流密度に応じて反転の熱的・非熱的起源が切り替わることを時間分解測定で明確に示した。反強磁性体の超高速スピントロニクスメモリー応用に向けた重要な知見となる。東京大学 大学院理学系研究科の小川 和馬 大学院生、Tsai Hanshen(ツァイ・ハンシェン) 特任助教、中辻 知 教授(物性研究所・トランススケール量子科学国際連携研究機構 兼任)、同大学 低温科学研究センターの島野 亮 教授(大学院理学系研究科・トランススケール量子科学国際連携研究機構 兼任)らのグループ...
キーワード:インターフェース/パルス/ワイル半金属/時間分解/磁気光学/磁気秩序/反強磁性/反強磁性体/高周波/テラヘルツ/磁性体/マンガン/カー効果/スピン軌道トルク/メモリ/強磁性/時間分解測定/磁化反転/半金属/強磁性体/スピン/スピントロニクス/ダイナミクス/トルク/ピコ秒
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2025年12月6日
42
フラーレン誘導体が光誘起超核偏極に有用であることを発見
~高感度化MRIへの応用に必要な実用化レベルの高偏極率を達成~
単結晶の配向制御を必要とせず、アモルファス材料中でも高い核スピン偏極を実現。トリプレット動的核偏極(DNP)による核磁気共鳴(NMR)の高感度化に新たな道を開いた。フラーレンへの化学修飾により擬回転を抑えることで、電子スピン偏極の緩和の課題を克服した。今後は生体適合的なマトリクス材料と組み合わせることで、高感度化MRIを用いたがん診断への応用が期待される。東京大学 大学院理学系研究科の坂本 啓太 大学院生、濱地 智之 大学院生(現 九州大学 先導物質化学研究所 助教)、楊井 伸浩 教授らの研究グループは、京都大学 大学院理学研究科の御代川 克輝 大学...
キーワード:スピン偏極/磁気共鳴/加速器/磁場/配向制御/核スピン/ペンタセン/光励起/アモルファス/単結晶/電子構造/スピン/MRI/フラーレン/核磁気共鳴/誘導体
他の関係分野:数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2025年11月30日
43
複数元素置換で鉄酸ビスマスに新しい機能を付与
~コンデンサーと磁石の性質に加え、室温での負熱膨張を発現~
ペロブスカイト型酸化物鉄酸ビスマスのビスマス・鉄の両方を異種元素で置換。強誘電性と強磁性が共存するため、低消費電力の次世代磁気メモリへの応用に期待。温めると縮む、負熱膨張も発現。東京科学大学(Science Tokyo) 物質理工学院 材料系の畑山 華野 大学院生、三宅 潤 大学院生、総合研究院の東 正樹 教授、西久保 匠 特定助教(兼 神奈川県立産業技術総合研究所 常勤研究員)、重松 圭 助教らの研究グループは、ペロブスカイト型酸化物ビスマスフェライト(BiFeO3)のビスマスをカルシウムで、鉄をルテニウムやイリジウムで置換すること、スピンの並び方...
キーワード:産学連携/ビスマス/負熱膨張/誘電性/強誘電性/接合界面/イリジウム/前駆体/フェライト/ペロブスカイト/メモリ/強磁性/非晶質/膨張材/スピン/酸化物/低消費電力/熱膨張/半導体/機能性/カルシウム/ルテニウム
他の関係分野:複合領域数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年11月30日
44
あらゆる材料に適用可能な量子ビット評価手法を確立
~2次元材料・ヘテロ構造まで網羅~
材料中の量子ビットの安定性を高速に判定する新手法を開発しました。3次元材料に限られていた安定性評価法を、2次元材料やヘテロ構造材料へ拡張する理論を世界で初めて確立し、安定性の高い190種類の2次元材料を特定しました。AI時代に不可欠な量子コンピューターや量子センサーなど、あらゆる量子デバイス開発の共通指針として活用が期待されます。量子コンピューター向け材料を見分ける新しい方法を発見しました。東北大学の金井 駿 准教授、米国 シカゴ大学および米国 アルゴンヌ国立研究所のジューリア・ガリ 教授、マイケル・トリヤマ 博士らの研究チームは、材料内部...
キーワード:電気通信/人工知能(AI)/揺らぎ/量子コンピュータ/量子ビット/材料科学/タングステン/2次元材料/量子デバイス/評価手法/材料設計/センサー/積層構造/層構造/心臓/評価法
他の関係分野:情報学数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2025年11月27日
45
量子コンピュータの規模と計算速度のジレンマを解消
~誤り耐性量子計算のコストを大幅に削減する新提案~
大規模な量子コンピュータの実現には、エラーを訂正しながら計算を進める誤り耐性量子計算の仕組みが不可欠です。しかし、その実装において、使用する量子ビット数(規模)の増大と計算速度の低下を同時に抑えることは両立困難な課題とされてきました。本研究では、2種類の量子エラー訂正符号を組み合わせたハイブリッド誤り耐性方式を提案しました。この方式により、量子コンピュータの規模の増大と計算速度低下のジレンマを解消し、両者を同時に抑制できることを理論的に証明しました。この成果は、世界的に開発が進む量子コンピュータの誤り耐性化コストを大幅に低減し、その実現を加速させる基盤技術としての幅広い...
キーワード:低密度パリティ検査符号/連接符号/機械学習/量子計算/量子コンピュータ/量子情報/量子情報処理/ノイズ/量子ビット/異分野融合
他の関係分野:情報学数物系科学医歯薬学
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発表日:2025年11月10日
46
セラミックスにおける新拡散メカニズムを発見
~セラミックスの焼結メカニズムの解明と新たな粒界設計指針の構築~
原子分解能電子顕微鏡法により、結晶粒界における拡散最前線の原子構造の直接観察に成功した。粒界を拡散する原子が、結晶粒界の原子構造を変化させながら拡散することを初めて明らかにした。電子顕微鏡法と理論計算による原子レベルでの拡散機構の理解に基づき、効率的で高性能な多結晶体材料の開発につながることが期待される。東京大学 大学院工学系研究科 附属総合研究機構の幾原 雄一 東京大学特別教授(兼:東北大学 材料科学高等研究所(WPI-AIMR) 教授)、柴田 直哉 教授、フウ ビン 特任准教授、二塚 俊洋 特任研究員らのグループは、原子分解能電子顕微鏡法と理論計...
キーワード:産学連携/多結晶/多結晶体/X線分光/超原子/電子線/材料科学/原子分解能/原子分解能電子顕微鏡/走査透過型電子顕微鏡/STEM/アルミナ/チタン/原子構造/材料設計/相変態/シミュレーション/その場観察/結晶粒界/第一原理/第一原理計算/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/微細構造/分解能/ICT
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2025年11月6日
47
“永遠の化学物質”PFASを低毒性半導体ナノ材料で分解
~LED光で持続可能な環境浄化技術の実用化へ一歩~
低毒性で安価な酸化亜鉛(ZnO)半導体ナノ結晶を光触媒として用い、室温・大気圧下で近紫外LED光を当てるだけで、分解が特に難しいペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)をリサイクル可能なフッ化物イオンにまで分解することに成功ナノ結晶表面を修飾する有機分子が分解反応の効率を大きく左右することを明らかにし、10時間の光照射でPFOSの残存率をわずか0.5パーセントにまで低減ナノ結晶は沈殿物として容易に分離でき、ナノ結晶1つあたりで切断できる炭素–フッ素結合(C–F結合)の数を示す触媒回転数は8,250に達し、高い触媒サイクル性能を実証立命館大学 生命科...
キーワード:環境汚染/化学物質/環境浄化/アルキル化/有機分子/ナノ結晶/ZnO/酸化亜鉛/持続可能/フッ化カルシウム/健康リスク/光照射/発光ダイオード(LED)/光触媒/ナノ材料/フッ素/リサイクル/資源循環/半導体/カルシウム/スルホン酸
他の関係分野:環境学化学工学医歯薬学
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発表日:2025年11月5日
48
サブナノ厚みを自在に操る:2次元シリカの新合成戦略
~新規特性も発現、水解離触媒などの材料設計指針に~
固相界面活性剤を鋳型として利用し、非層状化合物であるアモルファスシリカナノシートの厚みを1ナノメートル(ナノは10億分の1)より薄い精度で制御することに成功。得られたナノシートは高い均一性と分散安定性を示し、2次元稠密(ちゅうみつ)集積膜を用いてバンドギャップや絶縁破壊電圧、水解離反応の触媒活性の厚さ依存性を調査。これまで水解離触媒として不活性だと考えられてきたアモルファスシリカが極薄膜化することで高性能な触媒となることを発見。地殻中に豊富に存在するアモルファスシリカの高度な機能化は、資源制約の少ない新材料創製につながる。名古屋大学 未来材...
キーワード:原子層/材料科学/イオン伝導体/層状化合物/2次元材料/バンドギャップ/ポリエチレン/アモルファス/イオン伝導/ナノシート/材料設計/電子状態/コロイド/シリカ/ナノメートル/ナノ材料/界面活性剤/酸化物/エチレン/分子設計
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発表日:2025年11月4日
49
スキルミオンの流体挙動と論理ゲート機能を理論的に発見
~ナノ磁気構造体の流体力学の創成とそのデバイス機能の開拓に道~
磁性体中に発現する「スキルミオン」と呼ばれる粒子状のナノ磁気構造体が無数に集まると、流体のように振る舞うことを発見しました。「スキルミオン流体」をアルファベットのHの形状をした磁性体素子に流すと、AND(論理積)やOR(論理和)に対応する論理演算ができることを数値シミュレーションにより発見しました。これらの流体挙動と論理演算機能は、位相幾何学的な磁化配列を持つスキルミオンが無数に集まった結果として現れる創発的な現象と機能です。この成果により、スキルミオン1個1個を制御する高度な技術が不要となり、スキルミオンの素子応用の研究・開発が促進されると期待されます。また...
キーワード:コンピューティング/位相幾何学/ソリトン/幾何学/磁気構造/準粒子/数値シミュレーション/スキルミオン/トポロジカル/磁性体/メモリ/メモリ素子/シミュレーション/スピン/テクスチャ/ナノサイズ/流体力/流体力学/ウシ/キメラ/スキル
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発表日:2025年10月28日
50
スピン歳差運動をテラヘルツ光で読み出す技術を開発
~スピンとテラヘルツがつなぐ磁気インターフェースの構築~
京都大学 化学研究所のZhang Zhenya(ジャアン・ジィンヤ)博士研究員(研究当時、現:清華大学 博士研究員)、渡邊 優一 氏(修士課程学生)、廣理 英基 教授、塩田 陽一 准教授、輕部 修太郎 特定准教授、小野 輝男 教授は、強磁性体におけるスピン(磁化)歳差運動の情報を、テラヘルツ(THz、テラは1兆)光の偏光回転として直接読み出すことに成功しました。従来、磁化の超高速ダイナミクスの検出には、磁気光学効果やTHz光放射の観測が用いられてきましたが、スピン歳差運動の情報をTHz光の偏光変調として直接検出する技術は確立されていませんでした。本研究では、Co–Pt多層膜構造を用いて光励起–...
キーワード:インターフェース/テラヘルツ光/磁気光学/超高速ダイナミクス/テラヘルツ/磁場/磁性体/強磁性/光変調/光励起/磁気光学効果/強磁性体/スピン/スピントロニクス/ダイナミクス/周波数/多層膜/膜構造
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発表日:2025年10月23日
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p波磁性体と呼ばれる新しいタイプの磁性体を実現
~電流を用いた高効率な磁化制御などへ期待~
理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター トポロジカル量子物質研究ユニットの山田 林介 客員研究員(東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻 助教)、プリヤ・バラル 客員研究員(東京大学 大学院工学系研究科 附属量子相エレクトロニクス研究センター 客員研究員)、マックス・ヒルシュベルガー ユニットリーダー(東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻 准教授)、強相関量子伝導研究チームのマックス・バーチ 基礎科学特別研究員(研究当時、現 強相関物性研究グループ 研究員)、十倉 好紀 チームディレクター(東京大学 卓越教授/東京大学 国際高等研究所 東京カレッジ)、創発機能設計研究ユニット...
キーワード:量子計算/高エネルギー/磁気構造/中性子散乱/電荷秩序/反強磁性/反強磁性体/物性理論/量子伝導/J-PARC/異方性/加速器/中性子/スキルミオン/トポロジカル/トポロジカル物質/強相関/磁性体/強磁性/量子デバイス/量子構造/強磁性体/原子配列/電気抵抗/スピン/スピントロニクス/原子力/微細加工/スキル
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発表日:2025年10月18日
52
気候変動・統合評価モデル分野の未来を開く新提案
~オープンで透明な国際比較研究の構築へ~
パリ協定に基づく世界の気候対策は進んでいますが、その科学的な根拠となる将来予測やシナリオは、限られた地域や研究機関に偏っているのではないか、という懸念がIPCCの第6次評価報告書の公表後指摘されてきました。今回、京都大学 大学院工学研究科の藤森 真一郎 教授、オーストリアに本部を置く国際研究機関である国際応用システム分析研究所(IIASA:International Institute for Applied Systems Analysis)のVolker Krey(フォルカー・クライ) 研究主幹(Research Group Leader)、Keywan Riahi(キーワン・リアヒ) 研...
キーワード:プロトコル/オーストリア/気候変動/エネルギーシステム/社会貢献/技術評価/透明性/シナリオ/比較研究/将来予測/ラット
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発表日:2025年10月16日
53
脂質ナノ粒子を用いたmRNA補充により無精子症マウスを治療
~男性不妊症の新規治療法となる可能性~
mRNAワクチンでも汎用(はんよう)される脂質ナノ粒子(LNP)を用いることで、精巣内の精細胞にmRNAを導入する技術を開発。この方法を応用し、精子形成不全の非閉塞(へいそく)性無精子症モデルマウスに、精子を造らせることに成功。得られた精子を用いて顕微授精することで、健康で妊娠能力のある次世代を得ることに成功。LNP-mRNAは化学合成可能であり、細胞由来成分を含まない。また、DNAを含まないため遺伝子組み換えリスクがない。精子が得られないために顕微授精の対象とならず、治療法のない非閉塞性無精子症を治療できる可能性を示した。ヒト男性不妊患者への応用が...
キーワード:シナジー/生殖/生殖補助医療/ナノ粒子/組み換え/実験動物/遺伝子組み換え/精細胞/微生物/新規治療法/精子形成/精巣/染色体/男性不妊/不妊症/mRNA/モデルマウス/マウス/精子/ICT/ワクチン/遺伝子/感染症/脂質/小児/妊娠
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発表日:2025年10月16日
54
精子の運動スイッチを制御する新たな仕組みを発見
~男性不妊症の原因解明と治療法開発へ前進~
精子の運動に必要な情報伝達分子「サイクリックAMP(cAMP)」の産生が、これまで機能が不明だったたんぱく質TMEM217によって制御されていることを発見TMEM217を欠損させたマウスの精子に「cAMPと同じ機能をする分子」を加えることで運動性が回復し、体外受精によって正常な子マウスを誕生させることに成功精子がうまく動かない男性不妊症の診断や治療につながる可能性大阪大学 微生物病研究所の飯田 理恵 特任助教(常勤)、宮田 治彦 准教授、伊川 正人 教授らの研究グループは、精子の運動を駆動する中心分子である「サイクリックAMP(cAMP)」の産生を制...
キーワード:機械学習/最適化/生殖/生殖補助医療/たんぱく/診断法/微生物/精子形成/受精/精巣/組織培養/体外受精/男性不妊/不妊症/サイクリックAMP/マウス/精子
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発表日:2025年10月14日
55
キラルイオンゲート技術を世界初実証
~分子対称性によるトポロジカル表面磁性の超省電力制御に成功~
キラルなイオン液体を用いたゲートデバイスでトポロジカル強磁性表面の制御を行い、キラリティに由来するドメインの自発偏極を実証しました。従来のEDLTはキラリティの無い分子を用いて行われてきましたが、本研究ではEDLTにキラルなイオン性分子を用いる「キラルイオンゲート」を世界で初めて提案・実証しました。分子キラリティと磁性の結合をゲートデバイスに取り入れたことにより、省電力スピントロニクス実現に向けた新しい設計指針を与えます。東京大学 生産技術研究所の松岡 秀樹 特任助教と金澤 直也 准教授らの研究グループは、名古屋大学 大学院理学研究科の須田 理行 教...
キーワード:電力制御/コンピューティング/スピン偏極/異常ホール効果/準粒子/対称性/非線形/表面磁性/陽電子/陽電子ビーム/ホール効果/超薄膜/輸送特性/磁場/超伝導/分子構造/イオン液体/キラル/スキルミオン/トポロジカル/電気二重層トランジスタ/生産技術/接合界面/インターカレーション/貴金属/新物質/トランジスタ/強磁性/超格子/電気二重層/力制御/エピタキシャル/エピタキシャル薄膜/電界効果/電子状態/スピン/スピントロニクス/電子ビーム/電磁誘導/カルス/キメラ/スキル/ラット
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発表日:2025年10月14日
56
スパッタリングにより成膜された磁性絶縁体の電流誘起磁化反転に成功
~情報機器を大幅に省エネルギー化する技術開発を加速~
IoT/AI社会の進展により情報機器の消費電力増大が世界的な課題となる中、従来の磁気ランダムアクセスメモリー(MRAM)では情報書き込み時のエネルギーロスが問題でした。MRAMの量産にも用いられる生産性の高い技術であるオンアクシス・スパッタリング法を用いて超省エネメモリーの材料となる高品質な磁性絶縁体の単結晶薄膜を作製し、その電流誘起磁化反転(情報書き込み)に世界で初めて成功しました。本成果は、次世代メモリー材料の実用化を大きく加速させるものです。将来的に、情報機器の大幅な省エネルギー化へ貢献すると期待されます。情報社会の発展に伴い、電子機器の消費電...
キーワード:モノのインターネット(IoT)/人工知能(AI)/カイラリティ/原子層/ACT/情報機器/MRAM/ガーネット/スピン流/メモリ/磁化反転/絶縁体/エネルギー効率/持続可能/省エネ/単結晶/スパッタリング/スピン/スピントロニクス/省エネルギー/生産性/低消費電力
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発表日:2025年10月6日
57
スピンの集団運動で熱の流れを操る新しい手法を実証
~磁性体による革新的な熱輸送制御技術へ一歩前進~
NIMSは、東京大学、産業技術総合研究所、大阪大学、東北大学との共同研究により、磁性体中のスピンの集団運動の準粒子「マグノン」の輸送を制御する新しい手法を提案し、強磁性金属中でマグノンが従来考えられていた以上に熱伝導に大きく寄与することを実証しました。磁性体を利用した新たな熱伝導制御原理の創出や技術の開発につながることが期待されます。熱伝導率は固体中で熱がどれだけ効率よく伝わるかを表す指標です。この熱の担い手(熱キャリア)は、金属では電子、半導体や絶縁体では格子振動の準粒子であるフォノンが主役とされています。現在の熱工学では、熱キャリアの輸送特性を解明・制御することで熱伝導率や界面の...
キーワード:マグノン/集団運動/準粒子/鉄合金/放射光/輸送特性/強磁性金属/磁性体/フォノンエンジニアリング/熱物性/キャリア/フォノン/界面熱抵抗/強磁性/絶縁体/コバルト/スピン/スピントロニクス/極低温/熱工学/熱伝導/熱伝導率/熱輸送/半導体/極限環境
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発表日:2025年9月27日
58
トポロジーでひも解くアモルファスの硬さが決まるメカニズム
~柔らかさの鍵は階層構造~
ガラスなどのアモルファス材料において、ゆがみやすく柔らかい箇所に何らかの構造的特徴があるかどうかは、既存手法では複雑なネットワーク構造特徴の抽出が困難なため長年の謎であったトポロジーを応用したパーシステントホモロジーという解析方法によって、材料の柔らかい領域は原子の並び方に規則性と乱れが共存するような階層構造を持っていることを明らかにしたこの知見は今後、割れにくいガラスなど、しなやかで丈夫なアモルファス材料の設計に役立つ可能性を持つ大阪大学 産業科学研究所の南谷 英美 教授、産業技術総合研究所 マテリアルDX研究センターの中村 壮伸 主任研究員、岡山...
キーワード:人工知能(AI)/ホモロジー/トポロジー/物質科学/データ解析/太陽/トポロジカル/非晶質/アモルファス/太陽電池/電気伝導/電池/コーティング/ネットワーク構造/ひずみ/階層構造/層構造/ステント/異分野融合
他の関係分野:情報学数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2025年9月24日
59
ベクトルパルスマグネットを開発
~物質の異方的磁気応答を可視化する新ツール~
6テスラの強磁場をわずか1000分の1秒で90度回転させたパルス磁場を用いた磁場回転の実現は世界初トポロジカル物質や交代磁性体における電気的・光学的・磁歪(機械的な変形)応答の異方性を明らかにするツールとして期待磁場の方向に敏感なスイッチやメモリー、センサーなどの機能を持つ材料の探索に利用できる電気通信大学 大学院情報理工学研究科 基盤理工学専攻の池田 暁彦 准教授らの研究グループは、物質の磁場応答を新しい視点から調べることができる「ベクトルパルスマグネット」を発明しました。本研究で開発したベクトルパルスマグネットは、トポロジカル...
キーワード:電気通信/パルス/パルス磁場/強磁場/異方性/磁場/トポロジカル/トポロジカル物質/磁性体/メモリ/センサー/量子ビーム
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発表日:2025年9月24日
60
高い光学異方性を備えた極細幅の無機ナノリボンを実現
~絶縁性のナノ空間を反応場とした精密合成~
窒化ホウ素(BN)ナノチューブの内部に数ナノメートル幅のMoS₂ナノリボンを精密合成。特定の結晶方位に伸長した2層構造が優先的に成長することを確認。ラマン分光により、強い光学異方性と顕著な引っ張りひずみを観測。微細配線や高感度センサーの実現に向けた材料開発設計の指針となることに期待。東京大学 大学院新領域創成科学研究科の中西 勇介 准教授、東京都立大学 大学院理学研究科の田中 拓実 大学院生(研究当時)、古澤 慎平 大学院生(研究当時)、遠藤 尚彦 大学院生、名古屋大学 大学院理学研究科の相崎 元希 大学院生(研究当時)、産業技術総合研究所 材料・化...
キーワード:テクトニクス/異方性/モリブデン/反応場/ナノ物質/ラマン/絶縁体/二硫化モリブデン/原子配列/センサー/ナノメートル/ナノ空間/ひずみ/結晶方位/ナノチューブ/ホウ素/層構造/ラマン分光
他の関係分野:数物系科学化学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年9月21日
61
ハーフメタル材料の磁化歳差運動を電界で変調
~スピン波を情報担体とする新型デバイスの実現に道~
高性能スピントロニクス材料として有名な強磁性ホイスラー合金の一種であるCo2FeSiと表面弾性波材料として有名な圧電体ニオブ酸リチウム(LiNbO3)からなるエピタキシャルCo2FeSi/LiNbO3界面マルチフェロイク構造を実現。スピン波の長距離伝播が示唆される低磁気摩擦特性(低ダンピング定数)領域で磁化ダイナミクス(磁化の歳差運動)の電界変調に成功。表面弾性波を利用したスピン波の生成技術と本研究技術を融合することで、全電界制御型マグノニクスデバイスの実現につながる成果。大阪大学 大学院基礎工学研究科の山田 晋也 准教授、宇佐見 喬政 助教(研究当...
キーワード:アンテナ/モノのインターネット(IoT)/人工知能(AI)/学際研究/マグノン/磁場/マグノニクス/磁性体/表面弾性波/元素戦略/スピンデバイス/スピン波/ダンピング/トランジスタ/強磁性/エピタキシャル/ニオブ/ハーフメタル/ホイスラー合金/圧電体/コバルト/スピン/スピントロニクス/ダイナミクス/ナノ構造/ニオブ酸リチウム/リチウム/構造制御/弾性波/低消費電力/二酸化炭素/半導体/摩擦特性
他の関係分野:情報学環境学数物系科学工学
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発表日:2025年9月21日
62
浮揚ナノ粒子で量子スクイージングを実現
~微粒子の運動の揺らぎを低減し、量子力学的状態を生成~
原子・光子などの微視的な粒子よりはるかに大きな単一ナノ粒子の運動の揺らぎを、量子力学的な限界付近まで低減することに成功した。ナノ粒子において、古典力学では説明できない量子力学的な運動状態を初めて生成した。ナノ粒子による次世代量子センシングへの応用や、巨視的スケールでの量子力学の解明が期待される。東京大学 大学院理学系研究科の相川 清隆 准教授らによる研究グループは、真空中に浮かせたナノ粒子の運動状態の量子スクイージングを実現しました。本研究では、レーザーによって作られたポテンシャルの最低エネルギー準位である量子基底状態付近まで冷却された直径...
キーワード:飛行時間法/揺らぎ/ノイズ/量子センシング/センシング/ナノメートル/ナノ粒子/レーザー/微粒子/量子力学
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年9月18日
63
室温作動する高起電力マグネシウム蓄電池を試作
~資源豊富なマグネシウムを用いて資源制約フリーを目指す~
繰り返し充放電できる新たな酸化物正極材料を開発しました。原子の通り道を多く含む非晶質材料を用い室温作動を実現しました。本正極を用いたマグネシウム蓄電池で、室温における200回以上繰り返し充放電を世界で初めて実証しました。資源として豊富なマグネシウム(Mg)を用いるマグネシウム蓄電池(RMB)は、希少金属(レアメタル)であるリチウムを使用するリチウムイオン電池を補完・代替しうる次世代蓄電池として期待されます。RMBの実現には、繰り返しMgイオンを貯蔵・放出できる正極材料の開発が必須です。この中でも特に、高電位により大量のエネルギーを蓄えられる酸化物材料...
キーワード:正極材料/材料科学/リチウムイオン電池/蓄電池/電解液/非晶質/原子配列/電池/プロトタイプ/マグネシウム/リチウム/レアメタル/金属材料/酸化物/長寿命化/寿命
他の関係分野:工学医歯薬学
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発表日:2025年9月18日
64
体内で精子が卵と出会うための仕組みを解明
~男性不妊症に対する分子診断法の開発や避妊薬開発に期待~
精子が子宮と卵管の接合部(UTJ)に結合・通過し、卵を覆う糖タンパク質の層(卵透明帯)に結合する伝達経路において、精子タンパク質GALNTL5がその最終段階を担うことを発見した。GALNTL5がUTJや卵透明帯に存在する糖鎖中のGalNAcと相互作用することで、精子はUTJに結合・通過および卵透明帯に結合することが示された。男性不妊の原因遺伝子として検査・診断の対象となる可能性や、避妊薬開発への応用が期待できる。精子が体内で卵と出会うためには、精子が子宮から卵管へと移行する必要があります。精子の卵管への移行には、精巣など雄生殖組織で発現する30ほどの...
キーワード:生殖/生殖補助医療/接合部/診断法/微生物/子宮/精巣/男性不妊/不妊症/卵管/マウス/共培養/精子/糖タンパク質/コミュニケーション/遺伝子
他の関係分野:生物学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年9月14日
65
精子の運動を担うたんぱく質を発見
~男性不妊の理解に新たな知見~
鞭(べん)毛形成不全に起因する不妊患者で変異が報告されていた精子のCFAP91たんぱく質が、精子鞭毛の形成に不可欠であることを解明。近接するたんぱく質を見つける最新の標識技術を用いて、CFAP91に近接する未知のたんぱく質としてEFCAB5を同定。EFCAB5は精子の運動性を制御することを発見。CFAP91とEFCAB5の役割解明により、精子の運動異常に起因する男性不妊の原因究明や診断法の開発につながることが期待。大阪大学 大学院薬学研究科のWang Haoting さん(博士後期課程)、大阪大学 微生物病研究所の宮田 治彦 准教授、伊川 正人 教授...
キーワード:生殖/生殖補助医療/運動制御/たんぱく/診断法/微生物/ビオチン/男性不妊/精子
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発表日:2025年9月8日
66
電子の連携、量子物質の巨大分極を誘発
~高速エレクトロニクスを拓く新材料としての応用に期待~
量子物質の一種である電子強誘電体のルテチウム鉄酸化物(LuFe2O4)に室温でテラヘルツ光を照射すると、これまで見つかったバルク強誘電体として過去最大の電気分極変化を示すことを発見しました。この分極の巨大変化は、多数の電子の協力効果により超高速に生じることを明らかにしました。超高速強誘電体メモリーなど新規な光エレクトロニクスデバイスの原理として応用が期待できます。強誘電体はメモリーや光変調器などのエレクトロニクスに欠かせない材料です。昨今のデジタルトランスフォーメーション(DX)と呼ばれる情報の活用方法の変革は、電気素子のテラ(1兆)ヘルツ以上の超高速動作を至...
キーワード:テラヘルツ光/対称性/電荷秩序/電気分極/テラヘルツ/強相関/光機能/対称性の破れ/キャリア/テラヘルツ波/メモリ/光エレクトロニクス/光変調/光変調器/誘電体/エネルギー消費/強誘電体/酸化物
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発表日:2025年9月7日
67
異方的成長による量子ニードルの合成を実現
~近赤外光応答ナノ物質の開発に向けて~
ある特定の条件下で金ナノクラスターを合成すると、異方的に逐次成長することを、単結晶X線構造解析によって発見。その結果、胴径方向がわずか金3原子でできた超極細の、近赤外光に対して強い吸収を示す「金量子ニードル」の合成に成功。金量子ニードルは、近赤外光に対する強い吸収や発光特性を利用して、温熱療法・生体イメージング・光エネルギー変換などへの応用展開が期待される。東京大学 大学院理学系研究科の高野 慎二郎 助教と佃 達哉 教授らによる研究グループは、ある特定の条件下で一連の金ナノクラスターを合成し、それらの幾何構造を単結晶X線構造解析によって調べました。そ...
キーワード:光エネルギー/幾何構造/近赤外/ナノクラスター/光エネルギー変換/光応答/ナノ物質/赤外光/単結晶/単結晶X線構造解析/X線構造解析/エネルギー変換/生体イメージング/近赤外光
他の関係分野:環境学数物系科学化学生物学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年9月4日
68
単一の半導体材料にて正孔と電子の異なる輸送異方性を実証
~分子半導体における理論予測を実証し、次世代電子デバイス開発の新たな指針を提示~
独自に開発した単一の分子半導体材料において、従来は実現できなかったキャリア特異的輸送異方性(正孔と電子がそれぞれ異なる方向に流れやすい性質)を実証。この性質の違いが、電荷輸送を担う分子軌道の相互作用の仕方の違いに起因することを解明。電荷の種類に応じて輸送特性を自在に制御できる高機能分子半導体の設計に道を開き、単一材料でキャリアごとの流路方向を調節可能とすることで、次世代電子デバイス開発の加速に貢献。東京大学 大学院新領域創成科学研究科の伊藤 雅聡 大学院生(研究当時)、同大学 物性研究所の藤野 智子 助教(研究当時、現:物性研究所 リサーチフェロー、...
キーワード:異方性/輸送特性/有機電界効果トランジスタ/キャリア/トランジスタ/単一分子/電界効果トランジスタ/電子デバイス/半導体材料/電荷輸送/材料設計/電界効果/半導体
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年9月3日
69
非磁性材料における異常ホール効果の観測
スピン磁化がなくても電子は曲がる~
通常の磁化を持たない非磁性材料において異常ホール効果を初めて観測特定の非磁性材料では極めて大きな異常ホール効果が現れることを定量的に実証軌道磁化に基づく電子物性の開拓や次世代デバイスへの応用研究に期待東京科学大学(Science Tokyo) 理学院 物理学系の打田 正輝 准教授の研究グループは、同 石塚 大晃 准教授の研究グループと共同で、通常の磁化を持たない非磁性材料における異常ホール効果の観測に初めて成功しました。ホール効果は、磁場や磁化に垂直な面内で電子の進む向きが曲げられる現象として、電子物性の理解やデバイス応用の基礎を支えてきま...
キーワード:ディラック半金属/異常ホール効果/対称性/ホール効果/磁場/トポロジカル/トポロジカル物質/電子物性/半金属/エピタキシー/磁性材料/電気伝導/電子構造/スピン/結晶成長
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発表日:2025年8月28日
70
量子情報流を活用した「マクスウェルのデーモン」を実現
~エネルギー効率に優れた量子制御の実現に向けて~
シリコン空孔中心の電子スピン量子ビットに対して反復的な量子フィードバック制御を行い、それにより生じる量子情報の「流れ」を活用することで、熱力学的エントロピーを減少させる「マクスウェルのデーモン」を実験的に実現した。量子情報流を含む熱力学の基本法則の実験的な検証に成功し、フィードバック制御の因果構造が熱力学に与える影響を解明した。本研究は、熱力学的に高効率な量子制御の実現や、複雑な因果構造を持つフィードバックを用いた量子熱機関の設計につながることが期待される。東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻の矢田 季寛 大学院生、沙川 貴大 教授、同大学 素...
キーワード:人工知能(AI)/コヒーレンス/情報熱力学/熱機関/量子情報/量子制御/量子多体系/エントロピー/素粒子/素粒子物理/量子ビット/エネルギー効率/熱力学/シリコン/スピン/フィードバック/フィードバック制御/エネルギー変換
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
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発表日:2025年8月27日
71
Ga系近似結晶で巨大磁気熱量効果を観測
~環境負荷の少ない次世代冷却技術に期待~
原子価の異なる2種類の元素を同時に置換する新手法「二重異原子価元素置換(double hetero-valent elemental substitution)」を導入し、3元系Ga-Pt-Gd 2/1近似結晶から4元系Ga-Au-Pt-Gd 1/1近似結晶の合成に成功しました。これにより、平均価電子数(e/a)を1.92~1.60の範囲で系統的に制御することが可能となりました。特にe/a=1.83では、5テスラの磁場下で等温磁気エントロピー変化 ΔSM=-8.7 J/K mol-Gdを記録しました。これは準結晶および近似結晶材...
キーワード:スピングラス/フラストレーション/液体ヘリウム/幾何学/近似結晶/エントロピー/ガドリニウム/ヘリウム/磁場/幾何学的フラストレーション/強磁性/準結晶/希土類/金属間化合物/磁気特性/スピン/環境負荷/極低温/結晶構造
他の関係分野:数物系科学工学農学
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発表日:2025年8月24日
72
空飛ぶホプフィオンの3次元周期構造を発見
~高密度・超安定な情報の担い手~
伝搬する光ビーム中にトポロジカル構造であるホプフィオンを生成する手法を開発。偏光と空間モードが制御された2色の光を重ね合わせて、時間変化する偏光の時空構造にホプフィオンの周期構造を形成。次世代の情報通信技術や計測技術における情報の担い手として期待。東京科学大学(Science Tokyo) 総合研究院の林 文博(リン・ウェンボ) 助教、東京大学 先端科学技術研究センターの岩本 敏 教授、慶應義塾大学 理工学部の太田 泰友 准教授、シンガポール南洋理工大学(Nanyang Technological University, Singapore)の申 艺...
キーワード:無線通信/情報通信/トポロジカル/光デバイス/光通信/計測技術/3次元構造/周波数/電磁波/情報通信技術
他の関係分野:情報学複合領域工学農学
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発表日:2025年8月19日
73
“フッ素”が導く未来の創薬
~フッ素化合物の不斉合成法を網羅的に整理~
フッ素を含む不斉炭素中心の設計と合成をめぐる10年間の革新的研究成果の総説論文を発表有機・金属触媒による不斉合成の最新動向を整理精密分子設計とグリーンケミストリーを両立し、副作用の少ない医薬品開発への貢献に期待近年、PFASと総称される有機フッ素化合物は、その環境中での蓄積性が問題視される一方で、医薬品開発の現場における重要性はますます高まっています。最近承認された小分子医薬品のうち、約3割が有機フッ素化合物であり、新型コロナウイルス感染症に対する治療薬ゾコーバ®(エンシトレルビル)やニルマトレルビルなども、これに含まれます。その一方で、合成が難しい...
キーワード:キラル/不斉合成/グリーンケミストリー/材料科学/金属触媒/フッ素/ウイルス感染症/新型コロナウイルス/医薬品開発/官能基/創薬/副作用/分子設計/有機触媒/立体構造/ウイルス/感染症/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:化学工学医歯薬学
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発表日:2025年8月18日
74
単一スズ欠陥中心を内包する極微ナノダイヤモンドの開発に成功
~光子を用いた量子コンピューターや量子ネットワークの実現に期待~
従来のコンピューターでは時間がかかりすぎて解けない問題を解けると期待される光量子コンピューターや、量子力学の原理を用いることで物理的に安全性が保証される量子暗号通信の実現には、量子力学的な相関(量子もつれ)を持つ光子を発生させる光源や、量子もつれを利用して光子の量子状態を遠隔地に転送する量子中継器などの開発が重要です。近年、これらを実現する発光体として、光の波長(色)がそろった単色性が高い光子を生成し、かつ、量子状態を保存するメモリーとして利用可能な、ダイヤモンド中の単一スズ(Sn)欠陥(Vacancy)中心(SnV中心)が注目されています。しかし、これまで単一SnV中心の形成はバルク(塊状)...
キーワード:超微細構造/量子コンピュータ/量子もつれ/量子暗号/ノイズ/量子センシング/メモリ/単一光子/単一光子源/センシング/ナノメートル/熱処理/微細構造/量子力学
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年8月18日
75
複雑な量子流動現象から生じた三日月スキルミオン
~ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の量子版を実験により観測~
大阪公立大学 南部陽一郎物理学研究所/大学院理学研究科の竹内 宏光 准教授らの研究グループは、韓国科学技術院(KAIST)のJae-yoon Choi(ジェユン・チョイ) 准教授らの研究グループと共同で、ケルビン・ヘルムホルツ不安定性(KHI)と呼ばれる、流体の流れに関する物理現象の量子版(量子KHI)の観測に、世界で初めて成功しました。また、本研究で観測した量子KHIの界面から生じた渦が、2022年に本研究グループが予測した新種のスキルミオン(三日月スキルミオン)であることが明らかになりました。KHIは、速度が異なる2つの流体の境界面の波が発達して特徴的な渦巻き模様を引き起こす現象...
キーワード:超流動/輸送現象/スキルミオン/メモリ/省エネ/流体力/流体力学/スキル
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2025年8月18日
76
300度で世界最高のプロトン伝導率を有する安定酸化物を開発
固体酸化物形燃料電池(SOFC)の中温動作(300度)に不可欠な高プロトン伝導性酸化物を開発高いプロトン伝導率を発現するメカニズムを計算機シミュレーションにより解明SOFCの実用化や大型トラックなどへの多用途化が期待されるSOFCは、高効率かつ高耐久な燃料電池の1つです。水素を燃料とし、発電時に二酸化炭素を排出しない発電デバイスであり、水素エネルギー社会実現に向けた中核技術として注目されています。しかし、発電の動作温度は700~800度と高く、高価な耐熱材料の使用による材料コストが課題となっています。もし300度程度の中温度域で発電できれば、より安価...
キーワード:スーパーコンピュータ/機械学習/分子動力学シミュレーション/計算機シミュレーション/プロトン伝導/物理化学/水素エネルギー/固体酸/SOFC/チタン/チタン酸バリウム/原子配列/固体酸化物形燃料電池/耐熱材料/電池/燃料電池/シミュレーション/トラップ/酸化物/電解質/電子顕微鏡/動力学/二酸化炭素/分子動力学/プロトン
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
77
量子センサーで“見えない磁石”の構造を解明
~八極子磁壁の正体に迫る~
反強磁性体Mn3Snにおいて、磁気八極子秩序に由来するキラルな磁壁の構造を初めて実空間で観測しました。ダイヤモンド量子センサーによる高精度磁場測定と高品質単結晶薄膜を組み合わせ、複雑な磁気構造に対応する解析手法を新たに開発することによって、従来困難だった磁区と磁壁の詳細な構造を解明しました。本成果は、エネルギー効率に優れた次世代の高速・省エネスピントロニクス素子の実現に向けた設計指針を与え、多極子磁性の理解と応用の深化に貢献することが期待されます。東京大学 大学院理学系研究科の塚本 萌太 大学院生(当時)、肥後 友也 特任准教授(当時)、佐々木 健人...
キーワード:電気通信/インターフェース/磁気構造/多極子/多極子秩序/反強磁性/反強磁性体/量子スピン/内部構造/磁場/キラル/磁性体/磁区構造/スピンダイナミクス/強磁性/エネルギー効率/省エネ/強磁性体/単結晶/スピン/スピントロニクス/センサー/ダイナミクス/ホウ素
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発表日:2025年7月31日
78
硫黄含有天然物に硫黄原子が取り込まれる仕組み
~鉄硫黄クラスターを使って有機硫黄化合物を合成する酵素の発見~
抗生物質活性を示す硫黄含有天然物アルボマイシンの生合成過程において、硫黄が取り込まれる分子機構を解明しました。アルボマイシンの生合成に関わる酵素が、自身に結合する鉄硫黄クラスターを硫黄供与源として有機硫黄化合物を合成することを明らかにしました。今後は有用生物活性を示す新たな硫黄含有天然物の発見を通し、創薬分野への応用が期待されます。九州大学 高等研究院の牛丸 理一郎 准教授と東京大学 大学院薬学系研究科の森 貴裕 准教授、阿部 郁朗 教授らの研究グループは、テキサス大学 オースティン校 化学科のHung-wen Liu(ハング・ ウェン・リュウ) 教...
キーワード:スペクトル解析/スペクトル/反応機構/X線結晶構造解析/結晶構造解析/生体触媒/新エネルギー/生物活性/X線結晶構造/biosynthesis/結晶構造/生合成経路/ウシ/生合成/生合成酵素/鉄硫黄クラスター/分子機構/抗生物質/生物活性天然物/創薬/遺伝学
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発表日:2025年7月31日
79
排ガス中のCO2とシリコン廃材からギ酸合成に成功
~太陽光パネルのリサイクルと排ガスの産業利用に向けた新提案~
火力発電所由来の排ガス中のCO2を直接ギ酸へ転換実際の廃棄太陽光パネルから回収したシリコンを還元剤として活用CO2との反応性に影響を与えるシリコン廃材中の不純物を特定横浜国立大学 大学院工学研究院の本倉 健 教授らの研究グループは、電源開発株式会社、産業技術総合研究所と共同で、火力発電所由来の排ガスに含まれるCO2と、廃棄太陽光パネルから回収されたシリコンを直接反応させて、ギ酸を合成できることを見いだしました。実際の排ガスとシリコン廃材を直接反応させることができ、排ガス中CO2の有効利用と廃棄太陽光パネルのリサイクルを同時に実現する技術の確立に近づき...
キーワード:オープンアクセス/太陽/太陽光/カーボンニュートラル/低炭素/カーボン/シリコン/リサイクル/二酸化炭素
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発表日:2025年7月31日
80
触媒ナノ粒子の電荷のゆらぎを捉える
~その場観察が切り拓くナノ材料・デバイス研究の新次元~
触媒ナノ粒子の表面構造や帯電状態は反応性に深く関与し、反応環境下でナノスケールかつリアルタイムで観察する技術の確立が強く求められてきた。高感度の電子線ホログラフィーと環境制御型透過電子顕微鏡法の組み合わせにより、実環境を模擬したガス雰囲気中(ガスが充満している状態)で触媒ナノ粒子の表面構造や帯電状態の変化を直接可視化。触媒材料の設計指針に新たな視点をもたらし、持続可能なエネルギー変換技術や脱炭素社会の実現に向けた次世代触媒の開発に貢献することに期待。金属ナノ粒子触媒は、持続可能なエネルギー変換技術や脱炭素社会の実現に貢献する重要な材料です。これらの触...
キーワード:ホログラフィー/電子線/触媒設計/持続可能/動的挙動/金属ナノ粒子/その場観察/ナノスケール/ナノ構造/ナノ材料/ナノ粒子/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/透過電子顕微鏡/エネルギー変換/表面構造/環境制御/ゆらぎ/構造変化
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発表日:2025年7月31日
81
室温にて強相関電子材料の電流方向依存の抵抗変化を発見
~キラル磁性体における非相反電荷輸送の包括的理解~
理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター 強相関物質研究グループの中村 大輔 上級研究員、田口 康二郎 グループディレクター(最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)事業本部 強相関材料環境デバイス研究チーム 副チームディレクター)、強相関理論研究グループの永長 直人 グループディレクター(最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)事業本部 基礎量子科学研究プログラム プログラムディレクター)、早稲田大学 理工学術院 先進理工学部の望月 維人 教授、リー・ムークン 講師らの共同研究グループは、キラル構造を持つ磁性体の抵抗が室温で電流方向に依存して変化することを発見しました。本...
キーワード:キラル磁性体/強相関電子/準粒子/対称性/非線形/非線形応答/輸送現象/磁場/超伝導/キラル/理論的研究/スキルミオン/トポロジカル/強相関/磁性体/マンガン/理論解析/電荷輸送/コバルト/スピン/キメラ/スキル/ラット/コミュニケーション
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発表日:2025年7月31日
82
多孔性結晶中のNaイオンの高速拡散機構を新たに提唱
~次世代ナトリウムイオン電池の新規正極の開発を加速~
Naイオン電池の有望な電極材料である多孔性結晶プルシアンブルー(PB)中のLi+・Na+・K+の拡散機構を、スーパーコンピューターを利用した高精度計算により解明。Na+が室温以下で十分高速に拡散すること、PB結晶の動的なひずみの小ささがその拡散機構に寄与することを示唆。Naイオン電池の開発や、室温以下で安定動作する電池の設計指針構築に貢献。東京科...
キーワード:スーパーコンピュータ/多孔性結晶/正極材料/第一原理分子動力学/全固体電池/材料設計/電池/ひずみ/拡散係数/第一原理/動力学/分子動力学/技術革新/ナトリウム/寿命/分子動力学計算
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発表日:2025年7月31日
83
面内ひずみを水で調節して2次元MOFの空間反転対称性を破る
設計が極めて難しい空間反転対称性の破れた2次元MOFを合成し、新しい強誘電イオン伝導体として機能することを見いだした。従来の強誘電体の約1000倍の分極値を達成した。水蒸気に応答した第二次高調波発生(SHG)の変換を達成した。九州大学 大学院理学研究院の大谷 亮 准教授、宋 衍慶 氏(2024年9月修士課程卒業)、時 雨新 氏、村上 優介 氏、平松 光太郎 教授、Le Ouay Benjamin(ルウェ・バンジャマン) 助教、大場 正昭 教授らは、九州大学 大学院総合理工学研究院の辻 雄太 准教授、近畿大学 理工学部の杉本 邦久 教授、株式会社リガク...
キーワード:再資源化/空間反転対称性の破れ/水分子/対称性/SPring-8/水蒸気/プロトン伝導/空間反転対称性/対称性の破れ/イオン伝導体/プロトン伝導体/SHG/高調波/分極反転/誘電体/社会貢献/誘電特性/イオン伝導/強誘電体/固体電解質/電池/燃料電池/ひずみ/電解質/機能性/プロトン
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発表日:2025年7月31日
84
ワイル反強磁性体による交換バイアスの室温制御に成功
~新奇な磁気秩序を活かした機能設計が導く、スピントロニクス技術の新展開~
特徴的な磁気秩序を持つ反強磁性体と強磁性体の接合界面で磁気結合を確認。従来必要とされた「磁場をかけながら冷却する操作」を行わず、室温・等温条件で交換バイアス効果を制御できることを実証。室温で動作する反強磁性体の新たな電子機能の開拓により、次世代スピントロニクスデバイスへの応用が期待される。東京大学 大学院理学系研究科の朝倉 海寛 大学院生、肥後 友也 特任准教授(研究当時)、中辻 知 教授らによる研究グループは、ワイル反強磁性体Mn3Snと強磁性体との接合界面において、磁気的な結合に由来した交換バイ...
キーワード:インターフェース/トポロジー/磁気秩序/磁気抵抗/反強磁性/反強磁性体/磁場/トポロジカル/トポロジカル物質/磁性体/接合界面/MRAM/メモリ/強磁性/半金属/量子エレクトロニクス/強磁性体/不揮発性メモリ/AFM/スピン/スピントロニクス/金属材料/耐久性/低消費電力
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発表日:2025年7月31日
85
ツインビーム光源による新たな非線形ラマン分光法の開発
~低コスト・小型な高分解能ラマン計測装置へ~
京都大学 大学院工学研究科 衞藤 雄二郎 准教授(研究当時、現:京都大学 大学院理学研究科)、慶應義塾大学 医学部 塗谷 睦生 准教授、慶應義塾大学 理工学部生命情報学科 加納 英明 教授らの研究グループは、従来は複数の高価なフェムト秒の超短パルス光源が必要だったスペクトルフォーカシングによる非線形ラマン分光を、ナノ秒励起のツインビーム光源1台で実現することに成功しました。本成果は、実用化が進む量子光源技術を用いた新たな計測手法を提示し、低コストでコンパクト、かつ高性能な次世代の分子構造解析装置への応用展開が期待されます。本研究成果は、2025年6月6日(現地時間)に国際学術誌「Ph...
キーワード:情報学/パルス/時間分解/非線形/量子もつれ/量子計測/スペクトル/分子構造/生命情報/ラマン/超短パルス/光源技術/フェムト秒/分解能/SPECT/高分解能/ラマン分光/ラマン分光法
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発表日:2025年7月31日
86
昆虫の体内で機能性分子ナノカーボンを合成
~ウンチのなかに新機能性物質~
理化学研究所(理研) 開拓研究所 伊丹分子創造研究室の伊丹 健一郎 主任研究員(環境資源科学研究センター チームディレクター、名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM) 主任研究者)、名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)の宇佐見 享嗣 特任助教(高等研究院YLC 教員)、藤本 和宏 特任准教授、柳井 毅 教授、名古屋大学 大学院理学研究科の河野 英也 博士後期課程学生(研究当時)、オースティン・ビック 博士前期課程学生らの共同研究グループは、昆虫が持つ異物代謝の仕組みを利用して、その体内で機能性分子ナノカーボンを合成させることに初めて成...
キーワード:インターフェース/機能性分子/ナノ物質/生体触媒/ACT/ナノカーボン/カーボン/マルチスケール/生産性/生体システム/生体内/機能性/カーボン材料/分子機能/官能基/生理活性/体内動態
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発表日:2025年7月31日
87
プロメテ古細菌から高感度な光駆動水素イオンポンプを発見
~真核生物の出現に関わる古細菌による新たな光利用~
真核生物の祖先に最も近縁なプロメテ古細菌の一種であるヘイムダル古細菌から、カロテノイド色素を光捕集アンテナとして利用する、極めて高感度な光駆動水素イオンポンプたんぱく質「ヘイムダルロドプシン」を発見しました。ヘイムダル古細菌がヘイムダルロドプシンを用いて、高効率に太陽光のエネルギーを化学エネルギーに変換していることが示され、真核生物の出現へとつながるヘイムダル古細菌の生態の全く新しい一面が明らかとなりました。ヘイムダルロドプシンはルテインなどヒトにも豊富に存在するカロテノイド色素を利用することから、高感度で革新的な視覚再生医療や神経疾患の光治療法への応用が期待されます。...
キーワード:アンテナ/インターフェース/データ駆動/人工知能(AI)/先端技術/デザイン学/放射光/太陽/時空間制御/X線結晶構造解析/結晶構造解析/太陽光/分光計測/マルチスケール/レーザー/光計測/たんぱく/人工細胞/X線結晶構造/古細菌/結晶構造/タンパク質工学/カロテノイド/微生物/光遺伝学/光操作/ラット/ロドプシン/再生医療/生体分子/創薬/ICT/遺伝学/細菌/神経疾患
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
88
柔軟性と秩序性を両立した新有機常磁性体を開発
~フレキシブルデバイスへの応用に期待~
次世代IoTデバイスを開く、柔軟性と秩序性を併せ持つ分子性常磁性体を開発。高度に秩序化された分子膜で、特異な磁気応答と温度変化に応じた動的構造変化を両立。フレキシブルデバイス、スピントロニクス、ナノメディシンなど、幅広い分野での応用へ期待。近年、IoT(Internet of Things)の急速な発展に伴い、フレキシブルデバイスなどへの応用が期待される「柔軟な」磁性体へのニーズが高まっています。このニーズに応えるべく、東京大学 物性研究所の藤野 智子 助教、森 初果 教授、原田 慈久 教授らの研究グループ、東京理科大学の菱田 真史 准教授、自然科学...
キーワード:モノのインターネット(IoT)/磁性体/フレキシブル/磁気特性/スピン/スピントロニクス/フレキシブルデバイス/膜構造/ナノメディシン/構造変化/動的構造
他の関係分野:情報学工学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
89
シングルセル質量分析イメージングでがん細胞中の脂質の分布を可視化することに成功
1細胞の成分分布を可視化するための、シングルセル質量分析イメージング(SC-MSI)技術を開発。同一の細胞に対して、質量分析イメージングによる細胞内脂質の観察、蛍光顕微鏡による細胞の観察、細胞の表面形状の計測を一度に実施可能にした。細胞内の脂質の分布を可視化でき、異なる種類の細胞を区別できることを示した。治療・診断技術の創成につながる情報の獲得に期待。大阪大学 大学院理学研究科 物理学専攻 大塚 洋一 准教授、豊田 岐聡 教授、大阪大学 放射線科学基盤機構 樺山 一哉 教授、深瀬 浩一 教授と、九州大学 生体防御医学研究所 和泉 自泰 准教...
キーワード:多変量解析/プロファイル/質量分析/計測システム/一細胞/生体組織/SPECT/MSI/オミクス/生体防御/Hela細胞/がん細胞/蛍光顕微鏡/高次構造/質量分析イメージング/バイオマーカー/遺伝子/脂質/放射線
他の関係分野:情報学工学総合生物医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
90
出資型新事業創出支援プログラム(SUCCESS)における株式会社アークスへの出資実行について
JST(理事長 橋本 和仁)は、出資型新事業創出支援プログラム(SUCCESS)において、株式会社アークス(本社:東京都渋谷区、代表取締役 棚瀬 将康、以下「アークス」という)への出資を実行しました。アークスは、東京科学大学の研究成果を活用し、生殖補助医療領域におけるロボットおよびAI技術を活用した製品開発に取り組むスタートアップです。生殖補助医療とは、胚培養士と呼ばれる専門職が顕微授精(ICSI)などの高度な技術を用いて、卵子と精子を受精させるという不妊治療のことであり、日本では約10人に1人が生殖補助医療によって誕生しています(2022年時点)。2022年4月から保険適...
キーワード:人工知能(AI)/気候変動/生殖/生殖補助医療/技術移転/ロボット/自動化/受精/卵子/精子/感染症/生体材料
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発表日:2025年7月31日
91
シリコンとアルミニウムでプラチナ超えるスピントロニクス材料を開発
~レアメタルに依存しない次世代メモリーへの応用に期待~
レアメタル不要で高性能:シリコンとアルミニウムという身近な素材で、プラチナを超える磁気制御性能を実現原子レベルの精密制御がカギ:原子数個分の厚みで素材の構成比を調整することで、性能を最大化次世代メモリーへ直結:低電力・高耐久な次世代メモリー素子などへの応用が期待され、省エネルギー社会の実現に貢献福岡大学の洞口 泰輔 助教(研究当時、慶應義塾大学 理工学部 特任助教)と慶應義塾大学 理工学部の能崎 幸雄 教授、物質・材料研究機構(NIMS)の介川 裕章 グループリーダー、中国科学院大学 カブリ理論科学研究所の松尾 衛 准教授らによる研究グループは、日常...
キーワード:準粒子/スピントルク/スピンデバイス/スピン流/メモリ/省エネ/アルミニウム/シリコン/スピン/スピントロニクス/トルク/ナノスケール/ナノメートル/ナノ構造/レアメタル/環境負荷/構造制御/省エネルギー/結晶構造/キメラ
他の関係分野:数物系科学工学農学
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発表日:2025年7月31日
92
バルクでは磁石に付かない物質を原子層厚の薄膜で磁石に変換
~次世代スピントロニクスへの応用に期待~
物質の中には、原子数個レベルの厚みの薄膜にすると、十分な厚みを持つ通常の状態(バルク状態)とは全く異なる性質を示すものがありますが、磁石にくっつかない物質を薄膜にしても磁石にくっつくように変化することはないと理論的に予想されていました。しかし例外があることも予想されており、三セレン化二クロム(Cr2Se3)という物質で薄膜を作ったところ、磁石にくっつくように変わることを発見しました。高輝度放射光から発生するX線で調べると、薄膜を作るときの「台」に当たるシート状炭素グラフェンから...
キーワード:セレン/高エネルギー/磁気秩序/反強磁性/反強磁性体/加速器/放射光/放射光X線/2次元物質/トポロジカル/原子層/磁性体/材料科学/クロム/2次元材料/強磁性/省エネ/エピタキシー/強磁性体/電子状態/グラフェン/スピン/スピントロニクス/マイクロ/省エネルギー
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2025年7月31日
93
共線反強磁性異常金属におけるゼロ磁場異常ホール効果の発見
~機能性反強磁性体の開発へ新たな指針~
層間に磁性元素を挿入した遷移金属ダイカルコゲナイド(TMD)V1/3NbS2において、磁化のない共線反強磁性と非フェルミ液体状態の中で異常ホール効果が生じることを発見しました。(電荷を運ぶ準粒子が定義できない)非フェルミ液体状態の中で巨大異常ホール効果が発見されたのは初めてのことであり、従来のベリー曲率の枠組みを超えた理解が必要です。本研究で発見された物質は、新たな機能性反強磁性体であり、電子のスピンを使った情報処理・通信デバイスにつながることが期待されます。また本研...
キーワード:インターフェース/トポロジー/フェルミ液体/異常ホール効果/準粒子/電子相関/反強磁性/反強磁性体/非フェルミ液体/ホール効果/磁場/カルコゲナイド/トポロジカル/トポロジカル物質/強相関/磁性体/遷移金属/強磁性/遷移金属ダイカルコゲナイド/量子エレクトロニクス/省エネ/強磁性体/電子構造/スピン/スピントロニクス/機能性
他の関係分野:情報学数物系科学工学農学
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発表日:2025年7月31日
94
1ナノ極薄触媒シートが水の解離を劇的に促進
~燃料電池、CO回収など応用デバイス開発へ重要な一歩~
カチオン交換膜(CEM)とアニオン交換膜(AEM)を貼り合わせて作るバイポーラー膜(BPM)における水解離反応(H2O→H++OH-)触媒として、酸化チタンナノシートを活用。稠密(ちゅうみつ)に配列したナノシート膜をカチオン交換膜とアニオン交換膜の間に構築することで300ミリアンペア/平方センチメートルで0.25ボルトの過電圧を達成。従来のナノ粒子触媒と比較して1000倍以上高い重量規格化電流密度を達成。...
キーワード:アニオン/電気分解/イオン伝導体/イオン伝導/チタン/ナノシート/酸化チタン/電池/燃料電池/ナノメートル/ナノ粒子/電気化学/二酸化炭素/エネルギー変換/カチオン
他の関係分野:化学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
95
2次元共役高分子を巻き上げる
~世界最高レベルのプロトン伝導性を示すチューブ状COFの合成に成功~
京都大学 大学院工学研究科 分子工学専攻 Li Zhuowei(リ・ツオウェイ) 氏(博士課程3年)・Paitandi Rajendra(パイタンジ・ラジェンドラ) 氏(日本学術振興会 研究員)・筒井 祐介 助教・松田 若菜 氏(博士研究員)・信岡 正樹 氏(博士課程3年)・Chen Bin(チェン・ビン) 氏(博士課程3年)・鈴木 克明 助教・梶 弘典 教授・Samrat Ghosh(サムラット・ゴッシュ) 氏(日本学術振興会 研究員)・田中 隆行 准教授・須田 理行 准教授・関 修平 教授は、同研究科 物質エネルギー化学専攻・Zhu Tong(ヂウ・トン) 准教授・陰山 洋 教授、名古屋大...
キーワード:グラファイト/トポロジー/陽電子/固体物性/スペクトル/ピレン/プロトン伝導/高分子/高分子化学/共役高分子/エキシトン/カーボン/インピーダンス/カーボンナノチューブ/グラフェン/黒鉛/超音波/電気化学/ナノチューブ/プロトン/ラット
他の関係分野:数物系科学化学工学総合生物医歯薬学
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発表日:2025年7月31日
96
有機半導体における電子相関の発達を初めて観測
~電子相関発現のメカニズム解明と量子エレクトロニクスの発展に貢献~
有機半導体に高密度に電荷を注入していくと、絶縁体から金属に転移し、さらに電子相関効果が発達していく様子を初めて観測しました。これまで電子相関の影響は導体(銅酸化物や有機導体など)を中心に調べられてきましたが、今回、有機半導体でも電荷注入によって電子相関効果が発現することを見いだしました。現代物理学の中心的課題であり続ける電子相関発現のメカニズム解明に大きく貢献し、量子エレクトロニクス応用にも役立つことが期待されます。東京大学 大学院新領域創成科学研究科の竹谷 純一 教授、筑波大学 数理物質系の石井 宏幸 教授、東京科学大学 物質理工学院の岡本 敏宏 ...
キーワード:準粒子/電子相関/銅酸化物/二次元結晶/物性物理/閉じ込め/超伝導/有機半導体/有機導体/キャリア/高温超伝導/絶縁体/量子エレクトロニクス/量子デバイス/ドーピング/単結晶/酸化物/半導体
他の関係分野:数物系科学化学工学
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発表日:2025年7月31日
97
半導体デバイスの動作中に内部構造の可視化に成功
~半導体を評価する新しい手法の提案~
半導体デバイスの中心的な役割を担うp型とn型半導体を接合したpn接合界面が発見されて以来約70年間、pn接合界面が直接観察されることはなかった。福本氏が開発した半導体中の伝導電子が可視化できる装置を発展させることで、pn接合界面に形成される電子が空乏化した領域の実空間およびエネルギー空間観測に成功した。この手法は、画像を用いた半導体デバイスの評価を可能にし、あらゆる半導体デバイスに適用できることから、半導体産業の発展に貢献することが期待される。高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所に設置されているフェムト秒パルスレーザーを光源とする光電子顕...
キーワード:パルス/フェムト秒パルス/高エネルギー/加速器/内部構造/太陽/光電子顕微鏡/接合界面/トランジスタ/半導体デバイス/半導体産業/太陽電池/電池/フェムト秒/レーザー/電子顕微鏡/半導体
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発表日:2025年7月31日
98
複雑な脂肪酸構造を解析する新技術を開発
~脂肪酸代謝の多様性を捉えるリピドミクス~
東京農工大学 大学院工学府の栗崎 優斗 大学院生と同大学 大学院工学研究院 生命機能科学部門の津川 裕司 教授らの共同研究グループは、生理活性脂質の1種である「脂肪酸ヒドロキシル化脂肪酸(FAHFA)」の脂肪酸側鎖・水酸基位置・二重結合位置を網羅的に決定できる新しい構造リピドミクス手法を開発しました。本手法は、液体クロマトグラフィー―タンデム型質量分析(LC-MS/MS)における生体試料の前処理や、部分構造情報を得るための方法の1つである電子誘起解離法(EAD)およびインフォマティクスの技術開発および最適化によって実現しました。また、本手法を用いて、腸内細菌叢(そう)および宿主側で産生されると...
キーワード:最適化/がん研究/スペクトル/質量分析/インフォマティクス/統合オミクス/オミクス/LC-MS/MS/クロマトグラフィー/リピドミクス/脂肪酸/生理活性/生理活性脂質/代謝物/脳機能/加齢/感染症/細菌/細菌叢/脂質/脂質代謝/腸内細菌/腸内細菌叢
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学総合生物農学医歯薬学