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広島大学 研究シーズDiscovery Saga
研究分野:化学 に関係する研究一覧:59
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発表日:2026年6月9日 この記事は2026年6月23日号以降に掲載されます。
1
電子の“スピン”を操る次世代材料の実像を世界初観測
― 省エネ型メモリ開発につながる窒化鉄Fe₄Nの電子状態を解明 ―
この記事は2026年6月23日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年6月3日
2
タンパク質を正常に働かせる重要な脂質「ドリコール」の新たな合成因子を酵母で発見
~ヒトと酵母に共通する生命の基本的な仕組みを解明~
広島大学大学院統合生命科学研究科の花岡和樹(博士課程後期3年)、松永空也(博士課程前期2年)、清水聡一郎(博士課程前期2年)、生物生産学部の酒井湊士(学部4年)、グラーツ工科大学のHarald Pichler准教授、船戸耕一教授の研究グループは、出芽酵母TDA5がヒトDHRSX遺伝子同じ働きをしていることを発見し、2024年に改訂された3段階のドリコール生合成遠回経路が出芽酵母にも保存されていることを明らかにしました。 この研究では、タンパク質の糖鎖修飾に必要な脂質であるドリコールの生合成に着目して解析を行いました。ドリコールは、小胞体で合成される...
キーワード:酸化還元反応/出芽酵母/神経系/前駆体/脱水素/還元反応/酸化還元/モデル生物/生体内/biosynthesis/イソプレノイド/生合成経路/変異株/生合成/生物生産/糖鎖修飾/新規遺伝子/薬剤スクリーニング/筋肉/代謝産物/先天性疾患/クロマトグラフィー/スクリーニング/小胞体/阻害剤/糖タンパク質/遺伝子/脂質/疾患モデル/発達障害
他の関係分野:生物学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年5月29日
3
遺伝病の重症さを決める遺伝因子の存在を解明
―12年にわたる観察による成果―
大阪大学大学院医学系研究科の崔総(Cong Cui)さん(博士後期課程)、辻川元一教授(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 医薬基盤研究所 招聘プロジェクトリーダー(兼任))らの研究グループは、広島大学 大学院統合生命科学研究科 大森義裕教授と共同で、遺伝性難病である網膜色素変性症※1の原因について遺伝子変異(病因遺伝子)の他に、症状の重症度を調整する二つの因子の存在を明らかにしました。 ...
キーワード:フィルム/実験動物/環境要因/遺伝子異常/モデル動物/遺伝病/網膜/網膜色素変性症/遺伝子/遺伝子変異/難病
他の関係分野:総合生物医歯薬学
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発表日:2026年5月12日
4
酸素極小層から深海まで続くマンガン酸化の実態を解明
―セリウム同位体が明らかにする海洋中の新しい物質循環モデル―
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻のLi Wenshuai博士研究員(研究当時、現中国地質大学(武漢)教授)、高橋嘉夫教授(兼:同大学アイソトープ総合センター センター長)、海洋研究開発機構の中田亮一主任研究員、柏原輝彦主任研究員、高知大学海洋コア国際研究所の臼井朗特任教授、東京大学大気海洋研究所の小畑元教授、漢那直也助教(研究当時、現岡山大学准教授)、名古屋大学大学院環境学研究科の淺原良浩准教授、弘前大学被ばく医療総合研究所の田副博文教授、法政大学自然科学センターの田中雅人准教授、公益財団法人高輝度光科学研究センターの河村直己主幹研究員らの研究グループは、北西太平洋において海水および...
キーワード:酸素濃度/地球科学/安定同位体比/海洋/高エネルギー/SPring-8/XAFS/マンガン酸化物/安定同位体/加速器/希土類元素/地球化学/同位体/同位体分別/放射光/北西太平洋/スペクトル/同位体比/惑星/惑星科学/吸収スペクトル/西太平洋/X線吸収微細構造/マンガン/希土類/局所構造/レアアース/海底鉱物資源/海洋環境/酸化物/微細構造/トレーサ/物質循環/アイソトープ/p21/ナノテクノロジー/バイオテクノロジー/ランタノイド
他の関係分野:環境学数物系科学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年5月12日
5
“ヤゲン軟骨の秘密”を解明
〜飛ぶ鳥と走る鳥で異なる胸骨の形はどう生まれるのか〜
脊椎動物の骨格は実に多様で、それぞれの動物の行動様式に適応した形をとります。鳥類の胸骨形態の違いはその典型例です。飛翔する鳥(胸峰類)は、胸骨の中央に「竜骨突起」と呼ばれるブレード状の構造を持ち、これが強力な飛翔筋の土台となります。一方、ダチョウやエミュー(※3)など走って移動する鳥(平胸類)は、この突起を持たず平らな胸骨をしています。こうした違いは進化の過程で生まれましたが、その仕組みはこれまでよく分かっていませんでした。 九州大学大学院システム生命科学府の権昇俊大学院生、理学研究院の熱田勇士講師は、農学研究院の江川史朗助教、熊本大学生命資源研究・支援センターの沖真弥教授、鄒兆南助教...
キーワード:先端技術/家畜化/ゲノムDNA/胚発生/脊椎動物/アパタイト/テンプレート/光照射/軽量化/形質転換/遺伝子操作/ゲノム情報/ニワトリ/遺伝子発現解析/実験モデル/増殖因子/発現解析/ゲノム解析/筋肉/脊椎/TGF-β/ハイドロキシアパタイト/前駆細胞/軟骨/発生学/RNA/イミン/コラーゲン/シグナル分子/トランスクリプトミクス/ラット/遺伝子発現制御/骨形成/創薬/発現制御/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:複合領域生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月15日
6
【研究成果】小惑星リュウグウから予想外の巨大有機分子を発見
―従来の常識を覆す立体構造を持つ巨大有機分子を直接観察―
東京大学大学院新領域創成科学研究科の岩田孝太特任研究員(研究当時)と杉本宜昭教授の研究グループは、北海道大学低温科学研究所の大場康弘准教授、九州大学大学院理学研究院の奈良岡浩教授、広島大学大学院先進理工系科学研究科薮田ひかる教授、東京大学大学院理学系研究科の橘省吾教授の研究グループと共同で、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った試料に含まれる有機分子を、高分解能の原子間力顕微鏡(AFM、注2)を用いて単一分子レベルで直接観察することに成功しました。本研究により、従来の分析手法では見逃されていた100環を超える巨大な有機分子の存在が明らかになりました。これらの有機分子は、5...
キーワード:多環芳香族炭化水素/リュウグウ/生命の起源/内部構造/化学進化/小惑星/星間分子雲/太陽/太陽系/分子雲/惑星/隕石/星間分子/分子構造/芳香族/ピレン/芳香族炭化水素/質量分析/有機分子/超高真空/単一分子/ベンゼン/構造モデル/単結晶/3次元構造/AFM/はやぶさ2/極低温/原子間力顕微鏡/導電性/分解能/有機物/炭化水素/高分解能/立体構造
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月14日
7
誰も見ていないとき、光子は依然として粒子なのだろうか?
~単一光子干渉の物理的解明への第一歩~
単一光子干渉の物理的解明は、長い間、量子重ね合わせ状態の数学的表現をそのまま物理的に解釈することで解決できると考えられてきました。この考えに従えば、単一光子は粒子として二つの光路に「同時に」存在する状況にあることを意味します。そこで我々は最近の量子測定の知見(*5)を単一光子干渉計の実験に適用しました。干渉計内部の二つの光路間での光子数の差を偏光に埋め込み、一方だけ出力した光子の偏光を測定することで、実際に伝播した二光路間での光子数差の二乗を連続量として得ることに成功しました。強め合いの干渉では二光路間の位相差に依存して光子数差が0から1未満の値を得たため、これは光子が二つの光路に広がった状況...
キーワード:精密測定/量子もつれ/量子測定/因果関係/干渉計/素粒子/埋め込み/直線偏光/トレードオフ/単一光子/フィードバック/不確定性/量子力学/干渉効果
他の関係分野:数物系科学生物学工学農学
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発表日:2026年3月24日
8
有機薄膜太陽電池の長年のジレンマを解消
〜低炭素化社会の実現に向けて、ロスなく発電する技術の開発に成功!〜
広島大学大学院先進理工系科学研究科の尾坂格 教授、三木江翼 助教、駿河翔太 氏(R5年度博士課程前期修了)、京都大学大学院工学研究科の大北英生 教授、理化学研究所の但馬敬介 チームディレクター、中野 恭兵 上級研究員、筑波大学物質工学系の石井 宏幸 教授、株式会社東レリサーチセンター形態科学研究部室長の稲元 伸 博士らの共同研究チームは、有機薄膜太陽電池(OPV)[2]のトレードオフであり、高効率化に向けて重要な課題であった「低電圧損失」と「高効率電荷生成」の両立を実証しました。 今回、研究チームは、広島大学が新たに開発したポリマー半導体[3]PTNT1-Fを発電材料に用いることで、従...
キーワード:ベンチマーク/最適化/重金属/バンド構造/閉じ込め/有効質量/量子化/X線回折/太陽/π電子/環境調和/共役分子/分子構造/量子化学/π共役系/量子化学計算/高分子/有機太陽電池/有機薄膜太陽電池/有機半導体/トレードオフ/太陽光/ポリアセチレン/ペロブスカイト太陽電池/材料科学/接合界面/アセチレン/バンドギャップ/ペロブスカイト/状態密度/有機薄膜/カーボンニュートラル/低炭素/分光測定/電荷輸送/有害物質/アモルファス/太陽電池/電池/カーボン/シリコン/ナノスケール/プラスチック/ポリマー/移動度/環境負荷/高効率化/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/半導体/膜構造/有機高分子/有機物/励起子/エネルギー変換/有機溶剤/フラーレン/誘導体
他の関係分野:情報学環境学数物系科学生物学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月13日
9
二次元材料である六方晶窒化ホウ素(hBN)の生体量子センサ化に成功
– 欠陥導入と構造制御で細胞計測を実現 –
京都工芸繊維大学の下村鈴音 博士前期課程学生、外間進悟 助教らは、広島大学の中根有梨奈 博士前期課程学生(卓越大学院プログラム履修生)、杉拓磨 准教授および量子科学技術研究開発機構との共同研究により、六方晶窒化ホウ素(hBN)ナノ粒子を用いた新しい量子センサの開発に成功しました。本研究では、hBNナノ粒子内部に多数の「ホウ素空孔中心」と呼ばれる欠陥を導入し、この欠陥の持つ量子特性に基づく蛍光信号を利用することで、光を使って周囲の微小な温度変化を検出できることを実証しました。さらに、二次元材料の欠点である「構造的に脆い」という性質をシリカ(酸化ケイ素)の薄膜でコートすることにより安定化し、その上...
キーワード:最適化/磁気共鳴/量子スピン/六方晶窒化ホウ素/磁場/ケイ素/高分子/二次元材料/原子層/電子線/量子センシング/温度分布/蛍光体/バイオセンシング/温度依存性/計測技術/量子ドット/電子状態/表面修飾/グラフェン/コーティング/コロイド/シリカ/スピン/センシング/ナノスケール/ナノメートル/ナノ材料/ナノ粒子/マイクロ/マイクロ波/環境情報/光計測/構造制御/周波数/量子力学/親水性/生体内/ホウ素/同時測定/微小環境/ナノテクノロジー/病態解明/Hela細胞/がん細胞/ストレス応答/ラジカル/細胞代謝/神経細胞/創薬/培養細胞/ストレス/異分野融合/神経疾患/非侵襲
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年3月10日
10
水素化ホウ素ナトリウムを用いた アンモニアを“低圧で安全に液体貯蔵”する技術を開発
-水素の貯蔵・輸送やCO2フリーの燃料として利用広がる-
広島大学(自然科学研究支援開発センター:宮岡裕樹教授、同大学大学院先進理工系科学研究科:徐梓鑫(D2)、郭方芹助教、荻田典男教授、市川貴之教授ら)と株式会社KRIの研究グループは、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)-水素化ホウ素リチウム(LiBH4)複合体を用いた液体アンモニア(NH3)の蒸気圧制御技術の研究開発を行った。本研究では、種々のin-situ分析技術を駆使することでNH3吸蔵過程の詳細を調査するとともに、理論的な解析を組み合わせ、これまで未解明であった複合化効果や反応メカニズ...
キーワード:プロファイル/分析技術/再生可能エネルギー/磁気共鳴/閉じ込め/エントロピー/ハロゲン/太陽/アンモニア/太陽光/ラマン/キャリア/カーボンニュートラル/複合化/分光測定/温度依存性/体積変化/熱力学/物質輸送/材料設計/水素化物/カーボン/リチウム/自然エネルギー/新エネルギー/水素化/相変化/二酸化炭素/ホウ素/SPECT/ナトリウム/ラマン分光/核磁気共鳴
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年2月21日
11
【研究成果】結晶の形と長さを制御し「油」を強く固める新技術
~ゲルの壊れにくさを最大約40倍向上、食品や化粧品など幅広い分野での応用に期待~
 広島大学大学院統合生命科学研究科 中野郁也 氏(修士課程1年)、小泉晴比古 准教授、上野 聡 教授、ミヨシ油脂株式会社 大石憲孝 博士、浜本一洋 氏、北海道大学低温科学研究所 木村勇気 教授、山﨑智也 准教授との共同研究により、オレオゲルを構成する脂質ウィスカー結晶の形態制御技術を確立しました。 世界的な人口増加に伴い食糧供給の安定化が求められる中、タンパク質供給源としてPBFが注目されています。しかし、その大きな課題は「ジューシーさ」の再現が難しい点が挙げられます。オレオゲルは、この課題を克服する強力な手段とされています。本研究では、オレオゲルのゲル化剤として食経験が豊富な油脂(...
キーワード:最適化/人口増加/電子線回折/弾性率/ゲル化/電子線/融点/持続可能/形態制御/単結晶/テクスチャ/ネットワーク構造/ひずみ/結晶化/電子顕微鏡/透過型電子顕微鏡(TEM)/粘弾性/結晶構造/形態変化/コミュニケーション/脂質
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年2月19日
12
観賞用メダカがどこから来て多様な体の色や形を育んできたのか、 世界初の大規模ゲノムDNA解析によって明らかに
―関西・瀬戸内由来であることやヒトの不随意運動症との関連を発見―
 広島大学大学院統合生命科学研究科の大森義裕教授および富原壮真助教、大学院生の藤居若菜さん、世羅美冬さん、基礎生物学研究所の成瀬清特任教授、ウィーン大学の今鉄男上級研究員、大学院生今琴さん、長浜バイオ大学の竹花佑介教授、大学院生湯瑞さん、伏木宗一郎さん、国立遺伝学研究所の豊田敦特任教授、野口英樹特任教授と共同で、世界で初めて観賞メダカ品種の大規模なゲノムDNA解析*を行いました。今回、これらの観賞メダカ品種が関西・瀬戸内地域の野生メダカに由来する可能性が明らかになりました。 さらに、さまざまな体色や体型の変化に関連するゲノムワイド関連解析*(GWAS)を実施し、変異の原因と考えられる...
キーワード:家畜化/オーロラ/江戸時代/ゲノムDNA/遺伝性疾患/脊椎動物/候補遺伝子/配列解析/ゲノム配列/ゲノム編集技術/ゲノムワイド/ゲノム情報/染色体/SNP/ゲノムワイド関連解析/脊椎/ゲノム編集/ATP/Gタンパク質/サイクリックAMP/GWAS/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子変異
他の関係分野:複合領域数物系科学生物学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年1月21日
13
強相関電子系物質の相図におけるパラダイムシフト
-半世紀使われてきたドニアック相図を超えて-
 理化学研究所(理研)放射光科学研究センター物理・化学系ビームライン基盤グループの山岡人志客員研究員、富山県立大学工学部教養教育センターの谷田博司准教授、広島大学放射光科学研究所(HiSOR)のアイケ・シュヴィア助教(研究当時)、シブ・クマール助教(研究当時)、有田将司技術専門職員、島田賢也教授(同大学放射光科学研究所所長)、関西学院大学の山本義哉大学院生(研究当時)、水木純一郎教授、高知大学の田島史郎大学院生(研究当時)、小野寺健太大学院生(研究当時)、西岡孝教授らの国際共同研究グループは、奇妙な異方性(磁気秩序が磁化の起こりやすい方向に起きない)を備えた反強磁性秩序[1]...
キーワード:空間分布/バンド構造/フェルミ面/角度分解光電子分光/軌道角運動量/強相関電子/強相関電子系/近藤効果/近藤半導体/原子核/光電子分光/高温超伝導体/磁気秩序/重い電子/超伝導体/電荷秩序/電子相関/反強磁性/不確定性原理/物性物理/有効質量/量子臨界点/臨界点/SPring-8/X線回折/異方性/希土類元素/相転移/軟X線/放射光/スペクトル/遠赤外線/検出器/磁場/赤外線/超伝導/波動関数/ロジウム/シンクロトロン放射/強相関/磁気モーメント/磁気異方性/磁性体/電子分光/新物質/遷移金属/メモリ/可視光/強磁性/高温超伝導/絶縁体/熱力学/希土類/状態図/単結晶/電気抵抗/電子構造/電子状態/AFM/アルミニウム/ウラン/スピン/電磁波/半導体/不確定性/量子力学/エネルギー変換/結晶構造/SPECT/ナノテクノロジー/力学的性質/オスミウム/バイオテクノロジー/ルテニウム
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発表日:2026年1月16日
14
海洋下のマントルに由来する岩石中に有機物を発見
―上部マントル中での生物が関与しない有機物合成の証拠―
 京都大学大学院理学研究科 三津川到 博士課程学生、三宅亮 同教授、伊神洋平 同准教授を中心とし、京都大学、広島大学*、立命館大学、東北大学、高輝度光科学研究センター(JASRI)、早稲田大学、東京大学、高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所のメンバーで構成される共同研究チームは、南太平洋タヒチ島で採取されたマントル捕獲岩中の包有物から、多環芳香族炭化水素を主体とする有機物を発見しました。地球のマントル内部で生物とは無関係に有機物が合成されている可能性は古くから指摘されてきましたが、海洋下のマントルに由来する天然のマントル物質からそのような有機物を検出した例は極めて限られてい...
キーワード:多環芳香族炭化水素/地球科学/化学物質/海洋/炭素循環/ラマン散乱/高エネルギー/SPring-8/マグマ/マントル/マントル捕獲岩/ラマンスペクトル/加速器/軽元素/高圧実験/高温高圧/高温高圧実験/上部マントル/生命の起源/炭酸塩/内部構造/白金族元素/放射光/放射光X線/硫化鉱物/スペクトル/惑星/惑星科学/分子構造/芳香環/芳香族/ケイ素/芳香族炭化水素/ラマン/結合状態/XANES/イリジウム/レンズ/可視光/X線CT/X線顕微鏡/ナノメートル/マイクロ/マグネシウム/酸化物/室内実験/二酸化炭素/二酸化炭素/分解能/有機物/土壌/炭化水素/空間分解能/ラマン分光/ラマン分光法/CT画像/ナノテクノロジー/カルシウム/バイオテクノロジー/官能基/蛍光顕微鏡
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年1月9日
15
メスのメダカの性行動を行うモチベーションは排卵周期にシンクロする
~メスがオスを受け容れる行動を生み出す神経回路の解明に期待~
 広島大学大学院統合生命科学研究科 富原壮真 助教(研究当時:東京大学 大学院理学系研究科 博士課程)、下舞凜子(研究当時:東京大学 大学院理学系研究科 修士課程)、大阪医科薬科大学 医学部 中城光琴 助教、東京大学 岡良隆 名誉教授、東京農工大学 大学院農学研究院応用生命化学部門 馬谷千恵 助教(研究当時:東京大学 大学院理学系研究科 助教)の研究グループは、メダカのメスの性行動に対するモチベーション(性的受容性)が、一日周期で回る排卵周期に同期して変動することを明らかにしました。 一般に魚類のメスが産卵するためには、卵巣に発達した卵がある状態でオスを受け容れるといったように、卵巣...
キーワード:ゲノムDNA/性行動/脳下垂体/脊椎動物/機能制御/哺乳類/ゲノム編集技術/視床/モチベーション/下垂体/細胞膜/視床下部/神経内分泌/受精/体外受精/排卵/卵巣/ホルモン/神経伝達物質/脊椎/ゲノム編集/アミノ酸/イミン/ステロイド/ステロイドホルモン/リガンド/受容体/神経回路/神経細胞/内分泌/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:生物学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年12月23日
16
ビタミン「ビオチン」を細胞へ迅速・効率的に届ける新手法を開発
~バイオテクノロジー技術の改良や遺伝性代謝異常症治療への応用に期待~
 広島大学大学院統合生命科学研究科の佐藤明子 教授、理化学研究所光量子工学研究センターの中野明彦 客員主管研究員、戸島拓郎 上級研究員らは、ビオチンを細胞に入りやすい形に改良したビオチン誘導体 (ビオチンメチルエステル: BME)(※5)を用いることで細胞内への迅速なビオチンの誘導に成功しました。 私達が生きるために必須なビタミンの一種である「ビオチン」は、卵白に含まれる「アビジン(※3)」と呼ばれるタンパク質と強く結合する性質を持つため、現在、さまざまなバイオテクノロジー技術に用いられています。ビオチンはナトリウム依存性マルチビタミントランスポーター (SMVT)(※4) と呼ばれ...
キーワード:画像情報/画像情報処理/エステル/生細胞/質量分析/加水分解/水分解/物質輸送/超解像/ビタミン/ナトリウム/ビオチン/細胞膜/大腸/アミノ酸/エネルギー代謝/タンパク質相互作用/バイオテクノロジー/プロドラッグ/メチル化/細胞培養/小胞体/阻害剤/大腸菌/超解像イメージング/糖タンパク質/膜タンパク質/誘導体/脂質/網羅的解析
他の関係分野:情報学総合理工工学医歯薬学
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発表日:2025年12月22日
17
【研究成果】遺伝子編集の精度を高める新しい仕組みを開発
~安全で確実性の高い遺伝子治療や精密さが求められる基礎研究に貢献~
 広島大学大学院医系科学研究科の松本大亮助教(現 東京都医学総合研究所主任研究員)、野村渉教授、山口大学大学研究推進機構中高温微生物研究センターの佐藤悠助教、東京都医学総合研究所 宮岡佑一郎再生医療プロジェクトリーダーらのグループはヒト細胞においてHDRが成功するとジフテリア毒素への耐性を獲得する仕組みと緑色蛍光の消光によりオフターゲット作用を検出する仕組みを利用した、独自のスクリーニングシステムを構築しました。このシステムを用いてCas9変異体ライブラリを探索した結果、2つの新規アミノ酸変異(I795V/K918E)を持つ「HSS Cas9」を同定しました。HSS Cas9は、野生型Cas...
キーワード:エステル/遺伝性疾患/細胞周期制御/テンプレート/遺伝子改変/CRISPR-Cas/変異体/ゲノム編集技術/微生物/ジンクフィンガー/CRISPR/蛍光タンパク質/ゲノム編集/CRISPR-Cas9/アミノ酸/スクリーニング/遺伝子治療/再生医療/細胞周期/副作用/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:生物学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年12月13日
18
外来遺伝子を残さない安全なゲノム編集を藻類で実現!
―藻類バイオ燃料の実用化に向け、新しい遺伝子編集方法を開発―
 広島大学ゲノム編集イノベーションセンターの諸井桂之研究員、山本卓教授および栗田朋和特任准教授は、非常に多くの油脂を蓄積する微細藻類、ナンノクロロプシスにおいて脱落可能な塩基編集ベクターを開発しました。この技術により変異導入時にDSBsを介さずに外来遺伝子を含まないナンノクロロプシスのゲノム編集株を樹立する手法を確立しました。 本研究成果は令和7年11月27日に英国Nature research社の科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。 論文情報掲載雑誌:Scientific Reports論文題目:“Double-str...
キーワード:珪藻/生物多様性条約/再生可能エネルギー/エステル/ゲノムDNA/光合成/出芽酵母/二酸化炭素/融合タンパク質/遺伝子改変/環境ストレス/ウナギ/バイオ燃料/プランクトン/植物プランクトン/生物多様性/微細藻類/DNA二本鎖切断/CRISPR/ベクター/染色体/ゲノム編集/抗生物質/脂肪酸/ゲノム/ストレス/遺伝子
他の関係分野:環境学生物学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年12月13日
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【研究成果】ナウマンゾウの古代DNA解析に成功
〜ユーラシア最古のパレオロクソドンの系統であることが判明〜
 山梨大学総合分析実験センターの瀬川高弘講師、秋好歩美技能補佐員、広島大学大学院統合生命科学研究科の米澤隆弘教授、国立遺伝学研究所の森宙史准教授、国立科学博物館生命史研究部の甲能直樹部長らによる国際研究チームは、日本列島に生息していた絶滅ゾウ「ナウマンゾウ」(Palaeoloxodon naumanni)の化石から、世界で初めて古代DNA解析に成功しました。 ナウマンゾウは、約2万2千年前に絶滅したと考えられており、日本全国約300ヶ所から2千点を超える化石が発見されている、日本で最も豊富に見つかる絶滅大型哺乳類の一つです。ナウマンゾウが属するパレオロクソドン属(直牙象)は、更新世に...
キーワード:後期更新世/堆積物/日本列島/ゲノムDNA/遺伝情報/形態学/系統樹/生物地理/ミトコンドリアDNA/核ゲノム/古代DNA/更新世/生物地理学/ミトコンドリアゲノム/哺乳類/ユーラシア/経営管理/中央アジア/ミトコンドリア/ゲノム/遺伝学
他の関係分野:複合領域数物系科学生物学農学医歯薬学
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発表日:2025年12月11日
20
口内の歯周病菌(F. nucleatum)の多さが、 多発性硬化症の重症度と関連することを明らかにしました
 広島大学大学院医系科学研究科 脳神経内科学および広島大学病院 口腔総合診療科の共同研究により、多発性硬化症の患者の舌苔中で、歯周病菌 Fusobacterium nucleatum(フソバクテリウム・ヌクレアタム; F. nucleatum)が多いほど、身体障害の重症度(EDSS)が高い傾向があることが明らかになりました。 本研究成果は学術誌「Scientific Reports」に掲載されました。 また、本研究は広島大学から論文掲載料の助成を受けています。 背景 多発性硬化症(MS)は、脳や脊髄などの中枢神経を覆う「髄鞘」がという膜が傷つ...
キーワード:フィルム/マイクロ/消化管/微生物/メタゲノム解析/環境要因/神経内科学/髄鞘/炎症性疾患/血管内皮/血清/中枢神経/ゲノム解析/メタゲノム/歯周病/多発性硬化症/炎症性サイトカイン/血液/血液脳関門/自己免疫/自己免疫疾患/免疫応答/免疫学/ウイルス/ゲノム/サイトカイン/バイオフィルム/マイクロバイオーム/疫学/抗体/細菌/細菌叢/真菌/腸内細菌/腸内細菌叢/脳卒中/臨床研究
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発表日:2025年12月4日
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創薬・材料開発を切り拓く量子化学計算をめざして! GPUを用いて10倍以上の高速化を実現
 広島大学大学院先進理工系科学研究科の伊藤靖朗教授らの研究チームは、富士通株式会社と共同で大規模な量子化学計算を可能にする計算量削減手法を大幅に高速化しました。ハートリーフォック法に必要なメモリ量を削減する「Direct-SCFアルゴリズム(*6)」に加えて、「密度フィッティング(RI近似)(*7)」や「フラグメント分割手法(*8)」などの計算量削減手法を高速化することで、GPUを用いて大規模かつ高精度なポストハートリーフォック法を短時間で実行できるようになりました。特にフラグメント分割手法を用いた大規模量子化学計算では、372原子のCCSD計算が1.4時間で完了し、計算量削減手法を使わない...
キーワード:アーキテクチャ/プロセッサ/科学技術計算/近似計算/グラフィックス/コンピューティング/GPU/アルゴリズム/スーパーコンピュータ/フレームワーク/プログラミング/機械学習/計算機科学/最適化/人工知能(AI)/分散処理/並列アルゴリズム/並列化/計算量/並列分散処理/電子相関/量子化/分子構造/量子化学/量子化学計算/メモリ/ボトルネック/シミュレーション/並列計算/量子力学/コンピュータ・シミュレーション/創薬
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発表日:2025年11月30日
22
希少で高価な貴金属を用いず低濃度の二酸化炭素を直接資源化
~マンガンを使った高耐久光触媒で人造石油原料を効率生成~
 広島大学大学院先進理工系科学研究科の鴨川径特任助教、石谷治特任教授らの研究グループは、可視光照射により低濃度の二酸化炭素(CO2)を、有用な化学物質である一酸化炭素(CO)へ効率的かつ選択的に直接還元する光触媒システムの開発に成功した。 今回開発された光触媒システムは、地球に豊富に存在するマンガンを含む金属錯体*1触媒と、有機色素*2からなり、希少で高価な金属を一切使わずにCO2を資源化できる。さらに今回開発された光触媒は、マンガン錯体の優れたCO2捕集能を活用できるので、...
キーワード:化学物質/地球温暖化/太陽/光触媒反応/金属錯体/錯体触媒/酸化還元反応/触媒反応/太陽光/アミン/マンガン/貴金属/可視光/金属触媒/還元反応/光照射/反応速度/光触媒/カーボン/CO2還元/エタノール/リサイクル/金属イオン/酸化還元/性能評価/耐久性/二酸化炭素/二酸化炭素/CO2濃度/温暖化/配位子
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発表日:2025年11月8日
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銅酸化物の高温超伝導体で特殊な電子状態「ノード金属」を発見
~三層構造が高い超伝導を実現する仕組みの解明へ~
 広島大学放射光科学研究所准教授の出田真一郎、同大学技術専門職員の有田将司、京都大学大学院人間・環境学研究科教授の吉田鉄平、東京大学大学院理学系研究科名誉教授の藤森淳、内田慎一、同大学低温科学研究センター助教の藤井武則、弘前大学大学院理工学研究科教授の渡辺孝夫(研究当時)、同大学博士課程学生の足立伸太郎(研究当時、現職京都先端科学大学工学部講師)、自然科学研究機構分子科学研究所/総合研究大学院大学准教授の田中清尚、産業技術総合研究所主任研究員の石田茂之、東北大学大学院工学研究科助教の野地尚(研究当時)らと、台湾国立清華大学、米国スタンフォード大学の国際共同研究チームは、銅酸化物高温超伝導体(...
キーワード:フェルミ面/モット絶縁体/液体ヘリウム/角度分解光電子分光/近接効果/光電子分光/高温超伝導体/対称性/超伝導ギャップ/超伝導体/銅酸化物/銅酸化物高温超伝導体/物性物理/ヘリウム/放射光/超伝導/光電子分光法/アニール/物質設計/電子分光/エネルギー貯蔵/キャリア/高温超伝導/酸化物高温超伝導体/絶縁体/ケーブル/紫外線/電気抵抗/電子構造/電子状態/アルミニウム/モーター/リニアモーター/レーザー/酸化物/分解能/量子力学/結晶構造/層構造/高分解能
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発表日:2025年10月16日
24
室内の微生物は“人”と“湿気”で決まる 空調や水回りの衛生管理に新たな指針
―1年半にわたる調査で約160検体を解析。室内微生物の実態を解明―
 広島大学IDEC国際連携機構・環境遺伝生態学分野の丸山史人教授、侯建建(こう けんけん)研究員らは、住環境における微生物群集と健康影響の定量化を進め、「微生物多様性※4」と「エアロゾル中の病原性微生物の種類・量」に基づく新規指数を開発して室内空気質を評価し、微生物と共生する健康的な暮らし・まちづくりの指針化を目指している。 本研究では、広島大学東広島キャンパス内のゲストハウス(山中会館)を用いた1.5年間の長期制御実験により、居住者の有無、表面の乾湿、アクアポニックスの有無を要因として、空気および室内表面の微生物群集(細菌・真核生物)の動態を解析した。その結果...
キーワード:最適化/定量的評価/微生物群集/季節変動/フィルム/生物群集/ヒートポンプ/まちづくり/健康リスク/微生物群集構造/二酸化炭素/二酸化炭素/有機物/花粉/病原菌/食品産業/生態系/CO2濃度/群集構造/土壌/病原性/生態学/生物多様性/微生物/健康影響/アレルギー/ウイルス/バイオフィルム/感染症/環境因子/細菌/調査研究
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発表日:2025年10月9日
25
地球史上最大の火山活動が海洋プレートを作り変えたことが判明
プレート形成過程の包括的理解に道拓く
オントンジャワ海台のプレートは層状構造に貫入岩脈群が重なる複合構造をしているオントンジャワ海台のプレートの低速度異常は、熱組成プルーム由来のマグマがプレートを化学的に変化させたことを示唆海洋プレートが大規模火山活動によって著しい物理化学的改変を経験したことを示す本研究結果は、プレート形成過程の包括的理解につながる 図1. 本研究でわかったオントンジャワ海台の...
キーワード:Java/海洋/かんらん岩/マグマ/マントル/火山活動/海底地震計/海洋地殻/高周波/大量絶滅/地震計/地震波/内部構造/部分溶融/化学組成/惑星/惑星科学/物理化学/地球環境/モデリング
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発表日:2025年10月2日
26
ヒトの7倍の巨大ゲノムを解読
― イベリアトゲイモリが示す発生・再生・進化・行動の謎 ―
 有尾両生類であるイモリは、古くから発生や再生の研究において重要な役割を果たしてきました。しかしイモリのゲノムは、反復配列によりヒトの数倍から十数倍と巨大であるため、長らく決定が困難でした。今回、主に国内の研究者からなる「イベリアトゲイモリ研究コンソーシアム」を中心として、日本で樹立された近交系統イベリアトゲイモリ#1を対象に最新の高精度ロングリードシークエンス技術を用いてゲノム解読に成功しました。そのゲノムは約200億塩基対に達し、ヒトの約7倍もの大きさです。解析の結果、ゲノム巨大化に関わる反復配列、器官再生における遺伝子発現制御、両生類の進化やイモリ特有の生殖行動に...
キーワード:データ統合/ゲノムDNA/人工DNA/フェロモン/生殖/両生類/脊椎動物/前駆体/モデル生物/トランスポゾン/イントロン/トランスオミクス/ゲノム配列/シークエンス/骨形成因子/器官再生/DNA二本鎖切断/ゲノムシークエンス/ニワトリ/CRISPR/オミクス/オミクス解析/受精/受精卵/染色体/mRNA/ホルモン/筋肉/脊椎/反復配列/BMP/エンハンサー/ゲノム編集/再生医学/アミノ酸/ゲノムプロジェクト/ヘッジホッグ/マウス/モデル動物/遺伝子発現制御/形態形成/骨形成/再生医療/精子/転写制御/転写調節/発現制御/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2025年9月25日
27
PACAP受容体遮断薬によりマウスのうつ状態を改善
―1回の投与で即効性と持続性のある安全な抗うつ薬の開発に期待―
 大阪大学大学院 薬学研究科 神経薬理学分野の新谷勇介さん(研究当時:博士後期課程、現:神戸大学 大学院医学研究科特命助教)、橋本均教授、同大学大学院 歯学研究科 薬理学講座の早田敦子准教授、富山大学 学術研究部工学系の髙﨑一朗准教授、鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科の栗原崇准教授、広島大学大学院 医系科学研究科(歯)細胞分子薬理学の吾郷由希夫教授らの研究グループは、神経ペプチドである下垂体活性化ポリペプチドPACAP※1の特異的な受容体であるPAC1の低分子遮断薬※2が、うつ病動物モデルにおいて、1回の投与で、即時的かつ持続的に抗うつ作用を示すことを明らかにしました。 日本におけ...
キーワード:先端技術/持続性/ポリペプチド/神経ペプチド/シミュレーション/シナプス/スパイン/樹状突起スパイン/線条体/大脳/抵抗性/アミノ酸配列/下垂体/細胞膜/高次脳機能/治療抵抗性/神経機能/動物モデル/神経伝達物質/生理機能/認知機能障害/モデルマウス/歯学/GPCR/アミノ酸/マウス/モデル動物/ラット/リガンド/受容体/樹状突起/神経回路/神経細胞/創薬/大脳皮質/脳機能/副作用/薬理学/うつ/うつ病/ストレス/遺伝子/海馬/生理学/精神疾患/認知機能/薬物療法/有病率/抑うつ
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発表日:2025年9月18日
28
宇宙の結び目が物質の起源?:トポロジーと宇宙誕生の謎
 我々の宇宙は物質が占めていて、反物質がほとんど存在しないということが知られています。物質と反物質は電荷以外の性質がすべて同じで、宇宙創生のビッグバンで生じる両者の量に違いはないはずなので、なぜ反物質が消えてしまったのかは長い間謎でした。素粒子物理学では、138億年前に誕生して間もない高温の火の玉宇宙が膨張し冷えていく過程で、対称性の自発的破れ解説1と呼ばれる現象が何度も起こったと考えられています。その際、宇宙ひも解説2と呼ばれるひも状の欠陥構造とそれらが複雑に絡み合ったネットワークが形成された可能性が指摘されています。広島大学持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点(WPI-SKCM...
キーワード:結び目理論/CP対称性/アクシオン/トポロジー/ニュートリノ振動/フェルミオン/強い相互作用/結び目/対称性/代数学/大統一理論/統一理論/反物質/非対称性/標準理論/量子異常/素粒子/相転移/ダークマター/ニュートリノ/ブラックホール/暗黒物質/宇宙論/銀河/重力レンズ/重力波/初期宇宙/数値シミュレーション/素粒子物理/キラル/トポロジカル/対称性の破れ/レンズ/持続可能/シナリオ/シミュレーション/スピン/トンネル/トンネル効果/ひずみ/持続可能性/量子力学/機能性/イミン
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発表日:2025年9月18日
29
世界初!希土類を含む「交替磁性体」を発見
— 次世代の磁気記憶技術に道 —
 広島大学大学院先進理工系科学研究科の大石遼平 日本学術振興会特別研究員-PD (現:北海道大学電子科学研究所 電子物性材料創成分野 助教)、高畠敏郎 名誉教授、鬼丸孝博 教授らの研究グループは、希土類元素を含む交替磁性体を世界で初めて発見しました。交替磁性体では、図1のように、(↑ ↓)と(↓ ↑)の状態を区別できるため、強磁性体のように情報の保持・読み書きが可能となります。 本研究では、希土類元素のテルビウム(Tb)を含む金属間化合物TbPt6Al3の純良な大型単結晶試料を育成し磁性と伝導を調べました。国内外の中性子実験施設を利用し磁気構造を決定することで、TbPt6Al3におい...
キーワード:金属元素/原子核/磁気構造/対称性/反強磁性/反強磁性体/希土類元素/高周波/中性子/中性子回折/分光器/ディスプレイ/磁気モーメント/磁性体/電子物性/遷移金属/強磁性/電子デバイス/半導体材料/ICカード/ゲルマニウム/希土類/強磁性体/金属間化合物/単結晶/電気伝導/アルミニウム/シリコン/スピン/ピコ秒/永久磁石/極低温/金属材料/半導体/分解能/高分解能
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発表日:2025年9月2日
30
ガラスは温度の上下を繰り返すと若返る?
―電子状態の変化―
島根大学材料エネルギー学部の細川伸也研究員、小林健太郎研究員、尾原幸治教授は、広島大学、弘前大学、高エネルギー加速器研究機構、および東北大学の研究者と協力して、金属ガラスを対象として、液体窒素温度(およそ摂氏マイナス196度)と室温の間を繰り返し上下させることによる若返り効果によって、ガラスの電子状態が大きく変化することを、放射光を用いて明らかにしました。放射光を用いると、物質中に詰まった電子や空いている電子の状態を、元素やその電子軌道(注4)を区別して観測できます。研究に用いた金属ガラスは重い希土類元素のガドリニウム(Gd)と軽い遷移金属元素であるコバルト(Co)から...
キーワード:測定誤差/金属元素/光エネルギー/CsI/X線吸収分光/パルス/過冷却液体/原子核/光電子分光/高エネルギー/イオン化/ガドリニウム/ガラス転移/加速器/希土類元素/軟X線/放射光/スペクトル/検出器/磁場/赤外線/分光器/光イオン化/光電子スペクトル/光電子分光法/波動関数/発光スペクトル/吸収スペクトル/過冷却/電子分光/融点/遷移金属/回折格子/状態密度/発光分光/分光測定/紫外線/秩序構造/希土類/金属ガラス/原子配列/電子構造/電子状態/コバルト/スピン/ひずみ/液体金属/希土類金属/極低温/金属材料/電磁波/熱膨張/分解能/ガラス状態/若返り/アルコール/老化
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発表日:2025年9月2日
31
界面水の不均一性を原子レベルの分解能で解明
―高い構造情報量をもつ多孔性結晶を構造解析技術に応用―
 東京大学大学院総合文化研究科の堀内新之介講師、東京大学物性研究所の原田慈久教授、東京理科大学理学部第一部化学科の大坪主弥准教授、高輝度光科学研究センターの池本夕佳主席研究員、北里大学未来工学部の渡辺豪教授、広島大学放射光科学研究所の高橋修特任教授、長崎大学大学院総合生産科学研究科の林幹大准教授および馬越啓介教授らの研究グループは、新しいタイプの多孔性結晶を創出し、その結晶に含まれる界面水が温度や界面からの距離に依存した動的挙動を示すことを明らかにしました。生体分子や高分子材料の表面に存在する水分子は界面水と呼ばれ、さまざまな場面で重要な役割を担っています。そのため、界面水の...
キーワード:情報量/AI/機械学習/情報理論/環境変化/分析技術/コヒーレント/幾何学/水素結合ネットワーク/水分子/複雑系/分子動力学シミュレーション/輸送現象/SPring-8/エントロピー/速度論/軟X線/分光学/放射光/スペクトル/赤外線/水クラスター/分子構造/構造形成/赤外分光/多孔性結晶/らせん構造/高分子/分子集合体/結晶構造解析/静電相互作用/多孔性配位高分子/配位結合/配位高分子/分子素子/有機分子/赤外分光法/材料科学/エキシトン/結合状態/金属有機構造体/固体表面/ファンデルワールス力/赤外光/発光分光/有機材料/社会貢献/塩化物イオン/細孔構造/情報エントロピー/動的挙動/アモルファス/単結晶/電子状態/シミュレーション/ナノメートル/ポリマー/拡散係数/機能性材料/極低温/金属イオン/結晶化/高分子材料/水素原子/単結晶X線構造解析/動力学/分解能/分子動力学/X線構造解析/機能材料/機能性/結晶構造/構造決定/結晶性/酵素活性
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発表日:2025年8月30日
32
分子の運命の赤い糸は、確かにそこにあった
--分子界面に潜む「弱い結びつき」を電子共鳴で可視化
 ふれるか、ふれないか。そんなかすかなやりとりが、電子の世界に痕跡を残す。分子と基板が作る“界面”で生じる極めて弱い結びつき「ファンデルワールス相互作用(1)」。その存在を、電子の共鳴現象(ファノ共鳴(2))として初めて明瞭にとらえることに、日本の研究チームが成功しました。この発見は、未来のナノエレクトロニクスや次世代材料の基盤となる、分子界面の「見えないつながり」の可視化につながるものです。 本研究成果は、国際学術誌『Physical Review B』に、2025年8月1日付でオンライン掲載されました。 ...
キーワード:ベンチマーク/プロファイル/光エネルギー/グラファイト/ナノエレクトロニクス/角度分解光電子分光/光電子分光/弱い相互作用/低エネルギー励起/量子化/量子干渉/量子情報/量子情報処理/イオン化/加速器/放射光/スペクトル/光イオン化/光電子分光法/量子化学/励起状態/量子化学計算/有機半導体/二次元材料/シンクロトロン放射/シンクロトロン放射光/分子エレクトロニクス/有機分子/電子分光/2次元材料/ナノ界面/フレキシブル/ペンタセン/真空紫外光/無機材料/ベンゼン/紫外線/材料設計/電子構造/電子状態/グラフェン/センサー/機能性材料/黒鉛/酸化物/導電性/半導体/分解能/機能性/高分解能/ゆらぎ/寿命
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発表日:2025年8月24日
33
脳内のGABAを増加させるプレバイオティクスを発見
~抑うつやてんかんなど脳疾患の新たな予防・改善の可能性~
 広島大学大学院統合生命科学研究科のタナッチャポーン カムランシー准教授らの研究グループは、食品に含まれる腸内細菌を活性化する成分「プレバイオティクス」(※1)を摂取すると、腸内でGABA(γ-アミノ酪酸)(※2)を産生し、脳内のGABAを増加させることを明らかにしました。GABAは脳内で神経の興奮を抑え、リラックス状態をもたらす重要な物質であり、脳内GABAの低下は、うつ病、アルツハイマー病、てんかんなど、さまざまな神経疾患との関連が報告されています。薬物療法に代わるアプローチとして、脳内GABA濃度を高める食品成分の研究が進められてきましたが、高脂肪・低炭水化物の食事や一部のプロバイオテ...
キーワード:オリゴ糖/生体内/Aspergillus/麹菌/食品成分/発酵/プロバイオティクス/炭水化物/リパーゼ/マウスモデル/神経伝達物質/腸内環境/日常生活/GABA/アミノ酸/アルツハイマー病/ケトン/てんかん/プロテアーゼ/マウス/血液/血液脳関門/脳機能/脳疾患/副作用/迷走神経/うつ/うつ病/血圧/細菌/細菌叢/脂質/自閉スペクトラム症/神経疾患/腸内細菌/腸内細菌叢/薬物療法/抑うつ
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発表日:2025年8月21日
34
重い電子がプランキアン時間で運動していることをはじめて観測
― 強く相互作用した電子の新たな法則を発見 ―
 大阪大学大学院生命機能研究科(理学研究科兼任)の木村真一 教授(自然科学研究機構分子科学研究所 クロスアポイントメント(当時))、広島大学大学院先進理工系科学研究科 の志村恭通 准教授、高畠敏郎 名誉教授らの研究グループは、重い電子系と呼ばれる物質群の一つであるセリウム・ロジウム・スズ合金(CeRhSn)の中で強く相互作用した電子が強い量子もつれ状態にあり、その寿命がプランキアン時間に従うことを初めて観測しました。 セリウム元素などのレアアース(希土類元素)※6を含む化合物では、希土類元素が有する局在的な開殻4f電子により、ネオジム磁石のような強力な永久磁石や...
キーワード:カゴメ格子/フェルミ液体/フラストレーション/希土類化合物/強い相互作用/近藤効果/光学伝導度/重い電子/重い電子系/電子相関/非フェルミ液体/非従来型超伝導/不確定性原理/物性物理/有効質量/量子コンピュータ/量子テレポーテーション/量子もつれ/量子ゆらぎ/量子臨界現象/量子臨界点/臨界現象/臨界点/スケーリング/希土類元素/スペクトル/テラヘルツ/テラヘルツ分光/ブラックホール/磁場/超伝導/ロジウム/強相関/磁性体/反射率/可視光/高温超伝導/希土類/電気抵抗/電子状態/スピン/ダイナミクス/レアアース/永久磁石/極低温/自動車/不確定性/量子力学/機能性/結晶構造/ゆらぎ/寿命
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発表日:2025年8月18日
35
【研究成果】緻密な設計により『コスパ最強』の半導体ポリマーの開発に成功
〜有機薄膜太陽電池の実用化に大きく前進〜
 広島大学大学院先進理工系科学研究科の山中滉大特任助教、三木江翼助教、尾坂格教授の研究グループは、有機薄膜太陽電池(OPV)[1]の発電材料として、従来の1/3程度のコストで合成できる新しい有機半導体[2]の開発に成功しました。OPVは、次世代の太陽光発電システムとして期待され、研究開発が進められていますが、実用化に向けて発電材料のコストが大きな問題の一つとなっていました。今回、研究チームは、新しいp型のポリマー系有機半導体(半導体ポリマー)を開発しました。この材料は、緻密な分子設計と合成設計によって、従来の高効率な半導体ポリマー(ベンチマーク)材料のわずか半分の7ステップで合成できるだけで...
キーワード:ベンチマーク/モジュール化/重金属/ハロゲン/相分離/太陽/芳香環/芳香族/エステル/チオフェン/フィルム/高分子/分子配向/有機薄膜太陽電池/有機半導体/太陽光/ペロブスカイト太陽電池/ポリチオフェン/定量評価/シリカゲル/溶液プロセス/ペロブスカイト/光吸収/有機薄膜/カーボンニュートラル/ベンゼン/太陽光発電/太陽電池/電池/カーボン/シリカ/シリコン/ポリマー/結晶化/高効率化/実証実験/新エネルギー/耐久性/半導体/配向性/エネルギー変換/結晶構造/結晶性/パフォーマンス/クロマトグラフィー/フラーレン/官能基/分子設計/誘導体
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発表日:2025年8月9日
36
魚の鮮度を“光で読む”
―酸化の進行を光で見抜く技術を医学部生が開発―
 広島大学医学部4回生(研究当時)宮崎夏帆さんと同学原爆放射線医科学研究所、藤田英明助教、同学大学院統合生命科学研究科安田恭大助教、株式会社宇和島プロジェクト才木康司さん、および、渡邉朋信教授(理化学研究所生命機能科学研究センター・チームディレクター)らの研究グループは、生物が本来持っている蛍光(自家蛍光)を詳細に解析することにより、鮮魚の鮮度を非破壊的かつ定量的に評価できる可能性を調査し、少なくとも、トラウトサーモン、マダイ、ブリの3魚種に共通する蛍光成分を同定しました。 本研究成果により、鮮度評価の信頼性を魚種に依存せず向上させることが可能となり、水産業全体の品質管理の標準化に...
キーワード:クラスタリング/主成分分析/人工知能(AI)/非負値行列因子分解/品質管理/スペクトル解析/スペクトル分解/対称性/低次元/非対称性/スペクトル/蛍光スペクトル/酸化還元反応/イノシン/前駆体/分光計測/還元反応/データ構造/モデル化/解析モデル/光計測/酸化還元/酸化物/生体内/リン酸/カロテノイド/サケ/ビタミン/アデノシン/酵素反応/筋肉/ATP/コラーゲン/蛍光色素/抗酸化/抗酸化作用/抗酸化物質/生体分子/誘導体/非侵襲/標準化/放射線
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発表日:2025年8月9日
37
異方的量子スピンジグザグ鎖モデルの予測を実験的に実証
― 新たな物質機能性の実現が期待 ―
 京都大学大学院理学研究科の堀文哉 博士課程学生(現:東北大学大学院理学研究科 助教)、松平広康 博士課程学生、北川俊作 同准教授、石田憲二 同教授、広島大学大学院先進理工系科学研究科の鈴木大斗 博士課程学生、鬼丸孝博 同教授の研究グループは、近年提案された異方的量子スピンジグザグ鎖モデルの予測を実験的に実証しました。 固体物理の分野では、通常の磁性体では見られない秩序状態や準粒子1の研究が注目されています。以前、同研究のグループは希土類のイッテルビウム(Yb)原子がジグザグ鎖を形成する磁性半導体YbCuS2において、格子間隔と非整合な周期をもつ磁気秩序(非整合磁気秩序)と電気的中性...
キーワード:液体ヘリウム/原子核/時間反転対称性/磁気構造/磁気秩序/準粒子/多極子/多極子秩序/対称性/低エネルギー励起/電気磁気効果/電気分極/反強磁性/反強磁性体/普遍性/物質科学/誘電性/量子コンピュータ/量子スピン/臨界点/ヘリウム/異方性/素粒子/磁場/励起状態/核スピン/強誘電性/空間反転対称性/磁性体/スピンエレクトロニクス/強磁性/磁性半導体/温度依存性/希土類/強磁性体/電気抵抗/電子状態/スピン/スピントロニクス/モーター/永久磁石/機能性材料/熱伝導/半導体/量子力学/機能性/ゆらぎ/妥当性/プローブ
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発表日:2025年7月24日
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ヒメダイヤの新たな応用 蛍光X線ホログラフィーの高圧下での測定に成功
~特定元素周りの原子位置の3次元的可視化~
 愛媛大学先端研究院地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)の石松直樹教授、入舩徹男教授、広島大学大学院先進理工系科学研究科のZhan Xinhuiさん(博士課程)、中島伸夫准教授、名古屋工業大学物理工学類の木村耕治准教授、林好一教授、広島市立大学情報科学研究科の八方直久准教授などからなる研究チームは、蛍光X線ホログラフィー(※1)の13.3 GPaまでの高圧下測定に初めて成功しました。 蛍光X線ホログラフィーは特定元素周りの3次元の原子配置を可視化できる優れた構造解析手法です。この手法は機能性材料の「どの部分が得られた機能に関わっているかを原子レベルで可視化したい」という要望に応...
キーワード:結晶格子/X線吸収分光/ホログラフィー/圧力誘起超伝導/高エネルギー/物質科学/EXAFS/SPring-8/ストロンチウム/ダイヤモンドアンビル/ダイヤモンドアンビルセル/ノイズ/加速器/高圧実験/周期性/相転移/多結晶/多結晶体/地球深部/中性子/中性子回折/超高圧/微量元素/放射光/X線分光/検出器/超伝導/惑星/ナノマテリアル/材料科学/X線吸収微細構造/チタン酸ストロンチウム/新物質/ホログラム/可視光/誘電体/分光測定/材料特性/秩序構造/チタン/局所構造/構造相転移/単結晶/ダイナミクス/フーリエ変換/機能性材料/結晶方位/光学測定/微細構造/微粒子/機能性/結晶性/ナノテクノロジー/バイオテクノロジー
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発表日:2025年7月23日
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DNAが光と磁場を感じる?
—生物の新たな光磁気感知メカニズムを提唱!—
 広島大学WPI 持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点(WPI-SKCM2)の岡芳美特任助教および井上克也教授によるグループとドイツのアルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルク、埼玉大学および分子科学研究所の共同研究チームは、DNAと生体内に存在するフラビン色素(2)の間でブルーライトを当てた時に起こる反応が、市販の磁気治療器より弱い弱磁場の影響を受けることを示しました。今回の発見は、これまでほとんど着目されてこなかった生体内で起こりうるDNAの光磁気感知のメカニズムを明らかにしたことで、生物がもつ感覚の理解、生活環境下における光や磁場が健康や...
キーワード:オープンアクセス/分析技術/時間分解/地磁気/電子スピン共鳴/スペクトル/磁場/キラル/電子移動/反応機構/光受容/光受容タンパク質/青色光/磁場効果/クロム/レーザー照射/前駆体/可視光/持続可能/紫外線/電子状態/スピン/センサー/ナビゲーション/マイクロ/マイクロ波/レーザー/持続可能性/量子力学/生体内/クリプトクロム/ビタミン/DNA修復/エイジング/寿命/ナノテクノロジー/DNA損傷/アミノ酸/オリゴマー/カチオン/トリプトファン/ラジカル/ラット/活性酸素/電子移動反応/ヘルスケア/生活習慣病/老化
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発表日:2025年7月16日
40
ナトリウムを利用したアンモニア合成法を開発
-プラチナなどの貴金属触媒を使用せず、安価なナトリウムのみで実現-
 広島大学自然科学研究支援開発センター:宮岡裕樹教授、同大学スマートソサイエティ実践科学研究院:恒松紘喜(D2)、同大学大学院先進理工系科学研究科:市川貴之教授らの研究グループは、ナトリウムを触媒、あるいはケミカルルーピングプロセスの反応体として利用したアンモニア合成技術を開発した。この手法は、常圧-1.0 MPa(10気圧)程度の圧力下で水素と窒素からアンモニアを合成可能であり、かつ貴金属等の触媒を必要としないため、再生可能エネルギーの利用を目的とした元素戦略(*4)的に優位な小規模分散型のアンモニア合成手法(*5)としての展開が期待される。本研究成果は、Q1ジャーナルである国際科学誌「I...
キーワード:最適化/化学物質/再生可能エネルギー/アルカリ金属/準安定/希土類元素/高温高圧/太陽/アンモニア/触媒反応/反応機構/エネルギーシステム/太陽光/準安定相/貴金属/元素戦略/アンモニア合成/キャリア/クリーンエネルギー/金属触媒/カーボンニュートラル/持続可能/省エネ/CO2排出量/希土類/窒化物/カーボン/リチウム/レアメタル/高効率化/自然エネルギー/水素化/耐久性/二酸化炭素/エネルギー変換/ホウ素/ナトリウム/ルテニウム
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発表日:2025年7月4日
41
【研究成果】バイオ燃料生産に最も期待される藻類で、 ポリリン酸が「オイル生産向上」の鍵に!
〜カーボンニュートラルの実現に向けて〜
 広島大学大学院統合生命科学研究科の岡崎久美子 共同研究講座助教、坂本敦 教授、山本卓 教授らは、東京工業大学生命理工学院(現・東京科学大学生命理工学院)の太田啓之 教授(現在は、株式会社ファイトリピッド・テクノロジーズ 代表取締役CEO)、マツダ株式会社の高見明秀 氏らのグループと共同で、バイオ燃料をつくる「生産工場」として最も有望とされる微細藻類(*1)の一種「ナンノクロロプシス(*2)」において、オイル生産能の向上に「ポリリン酸(*3)」が関与していることを明らかにしました。 ナンノクロロプシスは、リン(*4)栄養の欠乏にさらされると、生命活動の再開に備えてエネルギー物質である...
キーワード:海洋/再生可能エネルギー/食物連鎖/地球温暖化/高分子/光合成/生存戦略/環境適応/カーボンニュートラル/カーボン/カリウム/生産性/地球温暖化対策/二酸化炭素/有機物/細胞応答/リン欠乏/リン酸/生態系/炭水化物/バイオ燃料/プランクトン/温暖化/植物プランクトン/生合成/微細藻類/ゲノム編集/オートファジー/ラット/遺伝子ノックアウト/細胞増殖/細胞内輸送/細胞分裂/脂肪酸/ゲノム/ストレス/遺伝子/脂質
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発表日:2025年7月2日
42
【研究成果】前駆体構造を保持したまま構造の次元性を逐次的に増加させる 新しい酸化物合成法の開発に成功!
 広島大学大学院先進理工系科学研究科の湊拓生助教と定金正洋教授を中心とする研究グループは、前駆体構造を保持したまま0次元の分子を繋げて1次元棒状構造を作り、棒を並べて2次元シート状酸化物を作る、という新しい酸化物逐次合成法の開発に成功しました(図1)。本研究成果を応用することによって準安定な酸化物を設計することが可能となるため、細孔構造や露出面などを精密に制御した材料開発を行うことが期待されます。本論文はAngewandte Chemie International Edition誌のHot Paperに選ばれ、Wiley-VCH社のHot Topic: Crystal Engineerin...
キーワード:オープンアクセス/準安定/分子構造/モリブデン/触媒反応/配位不飽和/酸触媒/前駆体/細孔構造/熱力学/3次元構造/ナノメートル/構造設計/酸化物/比表面積/固相反応/スリット
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発表日:2025年6月25日
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【研究成果】油を0.5%で固める単結晶を特定!
~新技術で安定な油のゲルの作製へ~
 広島大学大学院統合生命科学研究科 中野郁也 氏(博士課程前期)、小泉晴比古 准教授、上野聡 教授、ミヨシ油脂株式会社 大石憲孝 博士、津田信治 氏、北海道大学低温科学研究所 木村勇気 教授、山﨑智也 准教授の共同研究グループは、植物性油脂をゲル化したオレオゲル(※2)に含まれる結晶が「脂質ウィスカー結晶」と呼ばれる単結晶であること、そしてこれがオレオゲルの高い強度と安定性に大きく貢献することを実証しました。先行研究において我々は、特定の油脂(トリアシルグリセロール(※3))を低濃度(0.5 wt%)で添加することで、油がゲル化し、一般的なものとは異なるユニークな繊維状結晶が形成され...
キーワード:閉じ込め/弾性率/ゲル化/材料科学/機械的特性/持続可能/単結晶/電子回折/ナノメートル/ネットワーク構造/温度制御/結晶欠陥/耐久性/電子ビーム/電子顕微鏡/透過型電子顕微鏡(TEM)/粘弾性/リン酸/食品産業/アルコール/心臓/血液/脂肪酸/コミュニケーション/コレステロール/脂質
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発表日:2025年6月19日
44
【研究成果】免疫の異常を引き起こす新しい遺伝子変異を発見
〜患者DNAや細胞を用いた迅速な診断法の開発を目指して〜
 岡田賢(広島大学大学院医系科学研究科小児科学教授)、芦原康介(同大学院生)らの研究グループは、今井耕輔(防衛医科大学校小児科学 教授)らの研究グループと共に東アジアで初となるAD GP130異常症の2家系を同定しました。更に、St. Giles Laboratory of Human Genetics of Infectious Diseases(ロックフェラー大学、ニューヨーク)などとの共同研究により、本症例の解析と共に、IL6ST遺伝子変異の位置のみで遺伝形式を予測する方法や、高IgE症候群(HIES)症状を持つ患者の迅速な診断方法の確立に成功しました。 HIE...
キーワード:終止コドン/コドン/診断法/黄色ブドウ球菌/変異体/gp130/IgE/STAT/オミックス/機能解析/免疫異常/免疫不全/エクソーム/エクソーム解析/オミックス解析/遺伝子解析/炎症反応/早期診断/頭蓋骨/ゲノム解析/骨折/マルチオミックス/次世代シーケンサー/胚性幹細胞/Stat3/アトピー性皮膚炎/アミノ酸/幹細胞/血液/細胞分裂/受容体/免疫応答/ゲノム/サイトカイン/遺伝子/遺伝子発現/遺伝子変異/感染症/小児/新生児/真菌/早期発見/分子生物学
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発表日:2025年6月14日
45
【研究成果】4つの世界記録を樹立!安全なシリコン量子ドットLED、農業や医療応用へ
 先進理工系科学研究科(化学プログラム)王理 博士(博士課程後期修了)と自然科学研究支援開発センター(研究開発部門)の齋藤健一教授を中心とする研究グループは、世界トップレベルの発光効率(62%)を示すシリコン量子ドット(SiQD)を合成し、それを用いた記録的な性能をもつSiQD LEDの開発に成功しました。本研究で開発されたSiQD LEDは以下の4項目で世界記録を樹立しています。1.    変換効率(外部量子効率(※1),EQE):16.5% ⇒ 市販の有機EL(約20%)に迫る高効率2.  &nb...
キーワード:仮想空間/拡張現実/自動運転/オープンアクセス/ゲーム/最適化/人工知能(AI)/医療機器/カドミウム/物質科学/軽元素/スペクトル/近赤外/太陽/環境調和/発光スペクトル/ディスプレイ/フィルム/高分子/クロロフィル/光合成/太陽光/電子輸送/光機能/単結晶シリコン/ナノ結晶/一重項酸素/溶液プロセス/ペロブスカイト/可視光/発光材料/有機EL/量子サイズ効果/トルエン/光源技術/持続可能/発光ダイオード(LED)/量子ドット/サイズ効果/材料設計/太陽電池/単結晶/電池/シリコン/センサー/センシング/ナノサイズ/ナノメートル/ポリマー/マイクロ/マイクロバブル/レアメタル/ロボット/ロボティクス/移動ロボット/環境負荷/構造最適化/接触角/多層膜/耐久性/長寿命化/濡れ性/半導体/有機物/光学顕微鏡/結晶構造/技術革新/炭化水素/インジウム/パフォーマンス/寿命/がん細胞/がん治療/官能基/凝集体
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発表日:2025年6月5日
46
【研究成果】細胞シートを効果的に作製する温度応答性培養皿を開発
―再生医療の効率化・実用性の向上に期待―
 広島大学大学院医系科学研究科の長瀬健一 教授は、東京理科大学 先進工学部の菊池明彦 教授、University of Utah, Department of Molecular Pharmaceutics/東京女子医科大学 の岡野光夫 教授と共に、細胞シートを効率的に作製する温度応答性培養皿の設計に成功しました。 細胞をシート状にしたものを患部に直接貼るという治療方法が、難治性疾患に対する治療として注目を集めています。この細胞シートの作製には、温度応答性培養皿という特殊な培養皿が必要です。本研究では、従来のものよりも効率よく細胞シートを作製できる温度応答性培養皿を開発しました。 ...
キーワード:最適化/アミド/ラジカル重合/高分子/温度応答性/コーティング/親水性/尿細管/尿細管上皮細胞/血管内皮/肺腺がん/細胞シート/線維芽細胞/がん細胞/ラジカル/温度応答性高分子/血管内皮細胞/再生医療/細胞接着/細胞増殖/上皮細胞/内皮細胞
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発表日:2025年6月5日
47
【研究成果】「貼る再生医療」間葉系幹細胞シートの治療効果を向上させることに成功しました
 広島大学大学院医系科学研究科の長瀬健一 教授は、東京女子医科大学 先端生命医科学研究所の高橋宏信 講師、University of Utah, Department of Biomedical Engineering/ Department of Molecular Pharmaceutics のDavid W. Grainger教授と共に、治療効果のあるタンパク質を多量に分泌する間葉系幹細胞シートの作製に成功しました。 間葉系幹細胞という細胞を患部に移植する治療方法が、難治性疾患に対する治療として注目を集めています。特に間葉系幹細胞をシート状にしたものを移植することで、移植部位に...
キーワード:アミド/光重合/高分子/温度応答性/親水性/形質転換/血管内皮/脂肪組織/増殖因子/TGF-β/肝細胞増殖因子(HGF)/間葉系幹細胞/骨髄/細胞シート/幹細胞/肝細胞/血管内皮細胞/再生医療/細胞増殖/内皮細胞/サイトカイン
他の関係分野:工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年5月30日
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【研究成果】〈炭素材料のユニークな融合〉カーボン量子ドット×ナノダイヤモンドで細胞内の多項目物理化学量を測る新型量子センサを開発
 京都工芸繊維大学 白矢昂汰博士前期課程2回生・吉田裕美教授・前田耕治教授・外間進悟助教ならびに広島大学 中根有梨奈博士前期課程2回生・杉拓磨准教授らの研究グループは、量子科学技術研究開発機構との共同研究により、炭素系ナノ材料であるカーボン量子ドット(CQD)と蛍光ナノダイヤモンド(FND)を融合させた新しいハイブリッド量子センサ、CQD-FNDを開発しました。 FNDは量子センサとして知られており、細胞内の温度・粘性・電場・ラジカルなどの物理化学量を計測可能な新しいナノセンサとして注目されています。本研究では、蛍光波長の異なるCQDをFNDにラベリングすることで、個々のFND粒子を...
キーワード:磁気共鳴/相分離/磁場/物理化学/量子センシング/生体適合性/バイオセンシング/量子ドット/カーボン/シリカ/センシング/ナノスケール/ナノメートル/ナノ材料/ナノ粒子/モニタリング/炭素材料/微小環境/ナノテクノロジー/病態解明/がん細胞/バイオイメージング/ラジカル/神経変性/神経変性疾患/生体分子/創薬/神経疾患/非侵襲
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発表日:2025年5月30日
49
【研究成果】細胞や臓器に支障をきたす飽和脂肪酸による菌類の新しい細胞死様式を発見
~細胞内の小器官である小胞体の機能解明や、医薬品の開発に期待~
 東京大学大学院農学生命科学研究科の大学院生 星川陽次郎(広島大学大学院統合生命科学研究科 特別研究学生、研究当時)、広島大学大学院統合生命科学研究科の大学院生 代田夏帆と西村慎一 教授、理化学研究所 生命医科学研究センターの津川裕司 客員研究員(東京農工大学大学院工学研究院 教授)、有田誠 チームディレクター(慶應義塾大学薬学部 教授)、理化学研究所 環境資源科学研究センター 部門長の吉田稔 (東京大学 特別教授)らを中心とする研究チームは、菌類の一種である分裂酵母(*1)において炭素数15の飽和脂肪酸(*2)が蓄積すると、細胞内の主要なオルガネラである小胞体(endoplasmic re...
キーワード:海洋/分子構造/タンパク質合成/細胞内小器官/オルガネラ/カルボン酸/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/モデル生物/生体内/変異株/海洋微生物/細胞壁/病原性/炭化水素/微生物/分裂酵母/細胞膜/蛍光タンパク質/カルシウム/ミトコンドリア/リン脂質/蛍光顕微鏡/蛍光色素/細胞死/細胞分裂/脂肪酸/小胞体/生体膜/不飽和脂肪酸/分子設計/脂質/脂質代謝/真菌
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発表日:2025年5月30日
50
【研究成果】“難培養”微生物を育てる鍵はオーダーメイド!
鉄酸化菌の高効率培養に成功、環境浄化へ期待
現場環境を再現した培地設計により難培養性の鉄酸化細菌(図1)の高効率培養に成功→現場の主要元素濃度を可能な限り再現した“オーダーメイド培地法”を開発培地の物理構造を工夫し、鉄と酸素の濃度をコントロールできる培地→鉄酸化細菌のエネルギー基質である鉄と酸素濃度を調整できる培養法本手法により、従来法に比べて最大100倍以上、集積能力を向上(図2)→従来法より大幅に高い培養効率を実現し、新種の鉄酸化細菌分離に成功本手法は複数の環境でも有効性を示し、汎用性の高い培養法→鉄酸化細菌は地下水などの水浄化に用いられる有用微生物であり、高い環境浄...
キーワード:酸素濃度/海洋/環境浄化/重金属/バクテリア/堆積物/地球化学/化学組成/電子供与体/酸化還元反応/持続可能/メディエーション/還元反応/酸化鉄/水環境/有害物質/バイオレメディエーション/栄養塩/環境負荷/原子力/酸化還元/酸化物/二酸化炭素/有機物/微生物機能/難培養/土壌/生態学/微生物/遺伝子解析/細胞増殖/酸化反応/受容体/遺伝子/細菌/生理学
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発表日:2025年5月29日
51
【研究成果】 ゲノム編集の成功を見きわめる!新ソフト「PtWAVE」で研究スピードをアップ
広島大学ゲノム編集イノベーションセンタープラチナバイオ共同研究講座の中前和恭共同研究講座助教、広島大学発スタートアップ企業であるプラチナバイオ株式会社の奥原啓輔CEO、中川佳子主任研究員、伊出佐耶研究員、大貫永輝研究員、そして坊農秀雅教授(広島大学大学院統合生命科学研究科・プラチナバイオ共同研究講座教授兼任)らは、ゲノム編集により生じる大規模な挿入・欠失変異(インデル)をサンガーシーケンスデータから高感度に推定できる新しい解析ソフトウェア「PtWAVE」(Progressive-type Wide-range Analysis of Varied Editsの略)を開発しました。本研究により...
キーワード:アルゴリズム/タスク/不確実性/混合状態/ゲノムDNA/ICE/遺伝情報/塩基配列/安全性評価/ゲノム編集技術/ゲノム編集/遺伝子治療/核酸塩基/蛍光標識/ゲノム/遺伝子
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発表日:2025年5月19日
52
【研究成果】世界発!理論上は可能とされた“らせん構造”を実現ー分子が自発的につくるナノチューブ構造、未来の材料開発に光ー
 広島大学持続可能性に寄与するキラルノット超物質国際研究所(WPI-SKCM2)の佐藤弘志特任教授と理化学研究所創発物性科学研究センター(CEMS) 創発ソフトマター機能研究グループの相田卓三グループディレクター(東京大学卓越教授)らの共同研究グループは、理論的には可能とされながらも、これまではっきりとは確認できていなかった人工アミノ酸由来の“αヘリックス構造”を、初めて結晶構造として明らかにすることに成功しました。この成果は、分子が自己組織化してナノサイズのチューブ構造を作るという新しい材料設計の可能性を示すとともに、通常は不安定で安定に取り出すことが不可能な化学種を...
キーワード:ソフトマター/自己組織/キラル/らせん構造/自己集合/X線結晶構造解析/結晶構造解析/有機分子/持続可能/材料設計/ガス分離/センサー/ナノサイズ/ナノスケール/ナノメートル/ネットワーク構造/金属イオン/結晶化/持続可能性/ナノチューブ/生体内/X線結晶構造/結晶構造/組織化/アミノ酸/ヘリックス/分子設計/立体構造
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発表日:2025年5月8日
53
【研究成果】AIがDNAを読み解いてミスを防ぐ! ゲノム編集で起こり得るRNAへの影響を予測する新システムを開発
 広島大学ゲノム編集(*5)イノベーションセンタープラチナバイオ共同研究講座の中前和恭共同研究講座助教と小野浩雅共同研究員(前任:ライフサイエンス統合データベースセンター特任助教)、広島大学大学院統合生命科学研究科の鈴木貴之大学院生(広島大学大学院リサーチフェロー)・米澤奏良大学院生(次世代AIフェロー)・坊農秀雅教授(プラチナバイオ共同研究講座教授・ライフサイエンス統合データベースセンター客員教授兼任)、株式会社ゲノムアナリティクスジャパンの山本謙太郎、角崎太郎(Independent Researcher)、ライフサイエンス統合データベースセンターの内藤雄樹客員准教授らはゲノム編集ツール...
キーワード:AI/アルゴリズム/プロファイル/機械学習/言語モデル/人工知能(AI)/持続可能な開発のための教育(ESD)/ゲノムDNA/終止コドン/コドン/ヒトデ/遺伝情報/塩基配列/安全性評価/CRISPR-Cas/DNA二本鎖切断/RNA編集/獲得免疫/CRISPR/遺伝子発現プロファイル/染色体/卵巣/mRNA/SNP/予測モデル/ゲノム編集/RNA/スクリーニング/培養細胞/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/一塩基多型/標準化
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学総合生物医歯薬学
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発表日:2025年4月23日
54
【研究成果】乳がん増悪化の新規メカニズムを発見!
-神経ペプチド受容体VIPR2 二量体化の分子機構の解明から創薬へも期待-
 広島大学大学院医系科学研究科細胞分子薬理学 浅野 智志 助教、吾郷 由希夫 教授、東京農業大学生命科学部バイオサイエンス学科 中澤 敬信 教授らの研究グループは、乳がん細胞増殖・遊走に関わる受容体VIPR2が二量体を形成し、この二量体化を阻害することで腫瘍の成長や転移を著しく抑制できることを発見しました(図1)。 研究室では、乳がんにおいてVIPR2遺伝子のコピー数(※1)やVIPR2 mRNAの発現が増加していることに着目し、VIPR2の乳がん細胞における機能解析を進めています。最近、VIPR2が乳がん細胞遊走(Asano et al., Front. Oncol. 2022)...
キーワード:二量体/ゲノムDNA/EGFP/神経ペプチド/蛍光共鳴エネルギー移動/エネルギー移動/血流/生体内/コピー数多型/機能解析/細胞膜/ヌードマウス/細胞株/細胞遊走/浸潤/染色体/動物モデル/mRNA/分子機構/歯学/FRET/GPCR/Gタンパク質/Gタンパク質共役型受容体/がん細胞/マウス/細胞増殖/受容体/創薬/薬理学/ゲノム/ストレス/遺伝子/抗がん剤/生理学/乳がん
他の関係分野:生物学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年3月26日
55
【研究成果】カーボン量子ドットが切り拓く「細胞温度計測」
細胞内の微小な温度変化を検出
 京都工芸繊維大学・外間進悟助教、大阪大学・原田慶恵教授、東京大学・岡部弘基特任准教授らと、広島大学の杉拓磨准教授、中根有梨奈大学院生の共同研究チームは、カーボン量子ドット(CQD)を用いた新しい蛍光ナノ温度計を開発しました。CQDは従来型の量子ドットと同様に量子サイズ効果に由来する蛍光を発する性質があります。一方で、CQDの構成成分は主に炭素であり、従来型量子ドット(QD)のように重金属(カドミウムなど)を含まないため、細胞に対する毒性が低く、バイオセンサとしての利用が期待されています。しかし、CQDの蛍光特性・温度応答性を精密に制御することが難しく、これまでに生化学反応に伴う温度変化の計...
キーワード:環境変化/産学連携/カドミウム/重金属/蛍光寿命/キノン/温度計測/生体適合性/量子サイズ効果/バイオセンシング/温度依存性/量子ドット/サイズ効果/温度応答性/カーボン/センシング/ナノサイズ/ナノメートル/ナノ粒子/ポリマー/化学工学/熱伝導/熱伝導率/アントラキノン/一細胞/突起伸長/システイン/細胞膜/寿命/がん細胞/バイオイメージング/ミトコンドリア/再生医療/神経細胞/創薬/膜電位/誘導体
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年3月18日
56
【研究成果】高圧流体が引き起こすプレート境界断層の破壊
―スロー地震発生メカニズム解明への新たな手がかり―
 沈み込み帯で発生する「スロー地震」は、通常の地震と異なり、数日から数ヶ月という長い時間をかけて断層が滑る現象です。こうしたスロー地震の発生には、従来の地震とは異なるメカニズムが関与していると考えられていますが、その詳細については明らかになっていませんでした。 静岡大学理学部の平内健一准教授、同大学大学院総合科学技術研究科の永田有里奈さん(研究当時)、広島大学大学院先進理工系科学研究科の岡崎啓史准教授(研究当時:海洋研究開発機構・研究員)らの研究グループは、西南日本の沈み込み帯で頻繁に観測されているスロー...
キーワード:防災対策/産学連携/地球科学/海洋/かんらん岩/スロースリップ/プレート境界/マントル/応力場/高温高圧/周期性/上部マントル/地質学/地震波/沈み込み/沈み込み帯/低周波地震/白亜紀/構造形成/地震防災/スロー地震/化学工学/室内実験/電子顕微鏡/剪断応力/バルブ
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学総合生物農学
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発表日:2025年3月17日
57
【研究成果】量子化学計算を革新!GPUで高速化するソフトウェア「GANSU(ガンス)」をオープンソース公開
従来比最大7.1倍の高速計算を実現!
 広島大学大学院先進理工系科学研究科の伊藤靖朗教授らの研究チームは、富士通株式会社と共同で量子化学計算ソフトウェア GANSU (GPU Accelerated Numerical Simulation Utility) を開発しました。GANSUは、量子力学の基本となる ハートリーフォック法を中心とした計算手法を高効率に実装しており、GPU を活用することで現行ソフト (PySCF) と比較し 最大7.1倍の計算速度向上 を実現しました。 GANSUは、C++で実装され高効率な並列処理を実現し、量子化学計算を迅速かつ柔軟に行える機能を提供します。これにより、研究者や技術者は、高度な...
キーワード:アーキテクチャ/アクセラレータ/プロセッサ/科学技術計算/グラフィックス/コンピューティング/GPU/アルゴリズム/プログラミング/機械学習/最適化/情報学/並列処理/産学連携/シュレーディンガー方程式/電子相関/量子化/波動関数/分子構造/量子化学/量子化学計算/材料科学/電子励起/持続可能/ベンゼン/ボトルネック/材料設計/シミュレーション/化学工学/第一原理/第一原理計算/知的システム/分子シミュレーション/並列計算/量子力学/エネルギー変換/ラット/創薬/分子軌道計算/コミュニティ
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年3月13日
58
【研究成果】J-PEAKSによる成果!非ウイルス性の肝がん発症にある「炎症」と「老化」の2つの特徴を発見
~新治療法の構築に期待~
慢性肝疾患はさまざまな原因が関与し、がんに進行するプロセスには多くの要因が関ると考えられています。非ウイルス性肝がんの予防には、患者ごとの根本的な分子異常の特定が重要です。広島大学 大学院医系科学研究科 消化器内科学 中原 輝大学院生、大野敦司講師、岡 志郎教授らの研究グループは、肝がん患者の肝組織(がんではない部位)と肝がんのない患者の正常な肝組織を使って、RNA-Seq(遺伝子解析)※1とメタボローム解析(代謝物の解析)※2を実施しました。その結果、肝がん患者の肝臓では、アシルカルニチン※3や脂肪酸※4...
キーワード:クラスタリング/プロファイル/情報学/がん研究/産学連携/化学物質/カテキン/ホスファチジルコリン/酸化物/ポリフェノール/フェノール/肝炎/細胞膜/新規治療法/副腎/遺伝子解析/炎症反応/肝がん/肝疾患/浸潤/ホルモン/筋肉/性ホルモン/代謝産物/上皮間葉転換(EMT)/発がん/ATP/NF-κB/RNA/インスリン/エネルギー代謝/がん細胞/ミトコンドリア/リン脂質/肝細胞/肝細胞がん/血液/抗酸化/抗酸化物質/脂肪酸/自己免疫/自己免疫疾患/上皮細胞/創薬/代謝物/胆汁酸/免疫細胞/ウイルス/がん患者/ストレス/メタボローム/メタボローム解析/遺伝子/遺伝子発現/加齢/高齢者/脂質/脂質代謝/糖尿病/動脈硬化/老化
他の関係分野:情報学複合領域環境学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年2月25日
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【研究成果】高温超伝導が生じる舞台となる「奇妙な金属状態」に光をあてる
~高温超伝導の起源の解明や量子技術への応用に期待~
 広島大学大学院先進理工系科学研究科博士課程後期3年の宮井雄大、広島大学放射光科学研究所准教授の出田真一郎、同教授の島田賢也、広島大学技術センター技術専門職員の有田将司、室蘭工業大学大学院工学研究科准教授の黒澤徹、北海道大学名誉教授の小田研、自然科学研究機構分子科学研究所/総合研究大学院大学准教授の田中清尚の研究チームは、銅酸化物高温超伝導(*1)が生じる舞台となる「奇妙な金属状態(ストレンジメタル)」の特徴を初めて可視化しました。研究グループは、新たな解析手法を開発して、放射光や紫外線レーザーを用いた高分解能角度分解光電子分光(*2)を行い、奇妙な金属状態の性質を反映する「自己エネルギー」...
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