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富山大学 研究シーズDiscovery Saga
研究分野:総合生物 に関係する研究一覧:32
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発表日:2026年5月22日
1
後肢虚血再灌流後のラット脊髄後角における神経活動の変化の 解明:「痺れ」のメカニズム解明を目指して
富山大学学術研究部薬学・和漢系 応用薬理学研究室の歌大介准教授、旭化成セラピューティクス株式会社の研究グループは、ラット後肢をゴムバンドで縛り、その後開放する、虚血再灌流を行うことで、ヒトの痺れや違和感に類似した感覚異常を再現し、その脊髄メカニズムの一端を明らかにしました。虚血再灌流後には舐め動作が顕著に増加し、感覚異常の発生を示しました。さらに脊髄後角ニューロンのin vivo細胞外記録により、自発発火頻度の増加・減少、弱い刺激での過敏化、強い刺激での鈍麻など、多様な“二方向性”の神経応答が観察されました。加えて、Egr1・Egr3・Fos などのmRNAが脊髄で上昇し、中枢レベルの神経変...
キーワード:神経系/神経活動/細胞応答/ニューロン/mRNA/ラット/虚血/神経細胞/転写因子/電気生理学/薬理学/ストレス/遺伝子/化学療法/生理学/糖尿病
他の関係分野:生物学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月30日
2
学術研究部医学系 野本真順准教授が第43回「とやま賞」を受賞
本学学術研究部医学系の野本真順 准教授が第43回「とやま賞」を受賞しました。受賞業績は「脳情報統合メカニズムに関する意識―無意識レベルでの横断的研究」です。本賞は、富山県ならびに日本の将来を担う有為な人材の育成を目的とし、学術研究、科学技術、文化・芸術、スポーツの分野において顕著な業績を挙げ、かつ、将来の活躍が期待される方に贈呈されるものです。野本准教授は、学術研究部門医薬・生命科学分野で前記の業績が高く評価されました。本賞の贈呈式は、5月22日(金)にパレブラン高志会館(富山市)にて開催されます。関連リンク:...
キーワード:情報統合/スポーツ
他の関係分野:医歯薬学
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発表日:2026年4月10日
3
微小ゲノム素子・マイクロエクソンが行動を調節する
〜わずか4アミノ酸ペプチドの使い方が行動を左右することを発見〜
 富山大学学術研究部医学系・今井彩子博士(現、麻布大学准教授)、吉田知之准教授らの研究グループは、シナプス※1の形成と再編を担う遺伝子のもつ極めて小さいエクソン(マイクロエクソン)※2の使い方が、感覚、運動、情動、社会性、学習、記憶などの広範な行動調節の鍵となることを発見しました。マイクロエクソンの調節異常と精神疾患や神経発達障害との関連が示唆されていましたが、マイクロエクソンの使い方がどのように調節されるのか、どの遺伝子のマイクロエクソンが行動調節を担うかなど、これまで多くが不明でした。今回の知見は、精神疾患や神経発達障害の発病機構の解明に繋がるだけでなく、高度で複雑なヒトの脳機能や個性を...
キーワード:オーガナイザー/塩基配列/マイクロ/シナプス/神経発達/選択的スプライシング/mRNA/アミノ酸/スプライシング/マウス/神経細胞/脳機能/ゲノム/遺伝子/精神疾患/発達障害
他の関係分野:生物学工学医歯薬学
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発表日:2026年4月7日
4
国際宇宙ステーションから帰還した宇宙実験サンプルをJAXAから受け取りました
富山大学理学部生物科学プログラムにおいて、玉置 大介 講師を中心とする研究チームは、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟で実施した宇宙実験「宇宙環境が植物の細胞分裂に与える影響の解明」(Plant Cell Division)を、富山大学、大阪公立大学、関西大学、金沢大学、国立遺伝学研究所、JAXAの共同研究で実施しています。この宇宙実験は、ISSの微小重力環境が植物の細胞分裂に及ぼす影響を明らかにすることを目的としています。第1回目の宇宙実験のサンプルは、昨年8月にSpaceX 33でISSへ打ち上げられ、9月に宇宙実験は実施されました。その貴重なタバコ...
キーワード:国際宇宙ステーション/レーザー/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/微細構造/微小重力/微小重力環境/共焦点レーザー顕微鏡/タバコ/オミクス/オミクス解析/微小管/細胞分裂/培養細胞/遺伝学
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2026年3月30日
5
「偽の低酸素」で眠れる能力を再起動
〜鉄動員型キレート剤がもたらす、免疫力と修復力の同時覚醒〜
 岡山大学学術研究院医歯薬学域病理学(免疫病理)の大原利章研究准教授、松川昭博教授、 学術研究院医療開発領域(消化器外科)の野間和広講師、学術研究院医歯薬学域(歯:口腔病理学)の河合穂高研究准教授、学術研究院教育研究マネジメント領域の岩﨑良章教授、富山大学学術研究部医学系脳神経内科の山下徹教授、名古屋大学大学院工学研究科の笠井智成特任准教授らの共同研究チームは、鉄動員型の鉄キレート剤を使用して「機能的偽性低酸素」を人為的に誘導することで、生体内に眠っている免疫能や修復能が劇的に高まり、がんへの抗腫瘍免疫応答の増強や、認知機能低下の抑制を実現できることを明らかにしました。 研究チーム...
キーワード:マネジメント/酸素センサー/センサー/生体内/PD-1/インターロイキン/マウスモデル/抗腫瘍免疫/組織修復/病理/病理学/神経再生/大腸/組織再生/免疫治療/T細胞/がん細胞/マウス/ラット/抗腫瘍効果/腫瘍免疫/大腸がん/低酸素/免疫チェックポイント/免疫チェックポイント阻害薬/免疫応答/免疫細胞/サイトカイン/抗体/認知機能/認知症/肺がん/老化
他の関係分野:工学医歯薬学
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発表日:2026年2月18日
6
漢方薬の十全大補湯が免疫チェックポイント阻害薬によるがん治療効果を増強することを発見
 富山大学 学術研究部薬学・和漢系の早川 芳弘 教授、総合医薬学研究科(博士課程)の山口 叶大 大学院生、学術研究部医学系の小林 栄治 教授らの研究グループは、(株)ツムラとの共同研究によって、漢方薬の十全大補湯の併用投与がマウスがんモデルにおいて免疫チェックポイント阻害薬(ICBs)である抗PD-1抗体の治療効果を増強することを明らかにしました。マウスがんモデルにおいて、十全大補湯投与が抗PD-1抗体治療時の病態進展にともない認められる腸内細菌叢とそれらの代謝物産生の変化の抑制、がん免疫応答を抑制的に制御する制御性T細胞(Treg)の増加の抑制、がん細胞を攻撃するCD8+ T細胞の活性化の...
キーワード:免疫調節/CD8/PD-1/PD-L1/がん免疫/がん免疫療法/抗腫瘍免疫/治療標的/放射線療法/免疫抑制/免疫療法/T細胞/がん細胞/がん治療/マウス/リガンド/漢方薬/抗腫瘍効果/腫瘍免疫/制御性T細胞/代謝物/副作用/免疫チェックポイント/免疫チェックポイント阻害薬/免疫応答/免疫細胞/がん患者/化学療法/緩和ケア/抗体/細菌/細菌叢/造血/腸内細菌/腸内細菌叢/放射線/臨床研究
他の関係分野:農学医歯薬学
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発表日:2026年2月12日
7
新しい(新奇)体験がささいな記憶を長期化する鍵-セプチン5
 東邦大学の上田(石原)奈津実准教授、滋賀県立総合病院臨床研究センターの谷垣健二専門研究員、University of Texas Health Science Center at San Antonioの廣井昇教授、藤田医科大学の宮川剛教授、富山大学の高雄啓三教授、名古屋大学の木下専教授らの研究グループは、「新しい場所に行った」「初めての体験をした」といった新奇体験の一定の時間窓内(直前直後)に起きた、普段なら忘れてしまうような出来事が翌日(24時間後)まで記憶に残る現象(行動タグ付け)に注目しました。その結果、22q11.2欠失関連の神経精神疾患とも関連が示唆される細胞骨格タンパ...
キーワード:遺伝性疾患/長期記憶/リン酸/ニューロン/染色体/外傷/マウス/細胞骨格/細胞分裂/神経科学/神経回路/PTSD/ストレス/遺伝学/遺伝子/海馬/生理学/精神疾患/精神障害/臨床研究
他の関係分野:生物学農学医歯薬学
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発表日:2025年12月24日
8
末梢と中枢神経系の神経活動をin vivoにて評価し、神経障害性疼痛の機構を解明
 富山大学学術研究部薬学・和漢系 応用薬理学研究室の歌大介准教授、塩野義製薬株式会社の山根拓也研究員らの研究グループは、神経障害性疼痛モデルとして広く用いられる部分坐骨神経結紮(PSNL)モデルにおいて、末梢(後根神経節:DRG)と脊髄(脊髄後角)のニューロン活動を、in vivoにて系統的に評価しました。その結果、PSNLモデルでは、DRGの神経活動(pERK陽性細胞の増加)と脊髄後角ニューロンの発火頻度増加(刺激誘発・自発)とが同じ機械刺激条件で並行して高まり、両者が連動することが示されました。これにより、末梢神経活動の亢進が脊髄の神経過敏化を引き起こすという神経障害性疼痛の重要な機構が...
キーワード:神経系/神経活動/リン酸/感覚神経/ニューロン/神経障害性疼痛/中枢神経/動物モデル/末梢神経/中枢神経系/シグナル分子/ラット/薬理学/疼痛
他の関係分野:生物学農学医歯薬学
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発表日:2025年12月19日
9
2025年度 富山大学産学交流振興会 presents ビジネスプランコンテスト最終審査発表を実施
2025年度富山大学産学交流振興会presentsビジネスプランコンテストの最終審査発表を,令和7年12月11日(木)に,五福キャンパス金森産業ホールで実施しました。富山大学では,第4期中期計画において,自治体や企業等との連携を推進することで本学の研究成果を社会に還元・発信・実装することを目指すため,学内での起業に関する啓発活動や,起業希望者支援を充実することとしています。本ビジネスプランコンテストは,この計画のもと,富山大学産学交流振興会と富山大学 研究振興機構 学術研究・産学連携本部の共催で実施しているものです。当日は,11件のビジネスプランについて,発表が行われ,産業...
キーワード:プレゼンテーション/産学連携/ロタキサン/診断法/早期診断/創薬/副作用/バイオマーカー/睡眠
他の関係分野:複合領域化学医歯薬学
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発表日:2025年11月25日
10
シロアリの社会性の起源とカースト経路の多様化を支えるゲノムの特徴を解明
 富山大学学術研究部理学系の前川清人准教授と大学院理工学教育部の藤原克斗氏(現 産業技術総合研究所バイオものづくり研究センター博士研究員)らの研究グループは,慶應義塾大学の林良信講師,国立遺伝学研究所の豊田敦特任教授,玉川大学の宮崎智史教授,シドニー大学のNathan Lo教授らと共同で,シロアリの社会性の進化をもたらしたゲノム上の変化を突き止めました。研究グループは,次世代DNAシーケンサー(大規模塩基配列解読装置)を用いて高精度なゲノム情報を解読し,網羅的な遺伝子発現解析を行うことで,ゴキブリ様の祖先群から進化した際に遺伝子重複が重要だったことと,シロアリのカースト分化経路が多様化した際...
キーワード:シロアリ/塩基配列/生殖/遺伝子重複/機能分化/カースト/doublesex/性決定/性決定遺伝子/ゲノム情報/遺伝子発現解析/発現解析/形態形成/発現調節/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:生物学農学医歯薬学
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発表日:2025年11月21日
11
内臓脂肪と肝臓の新規臓器連関の発見:未病因子CD52が肥満による肝疾患と糖尿病を防御する
 国立大学法人富山大学学術研究部 薬学・和漢系の和田努(わだ つとむ)講師、宮澤佑一朗(みやざわ ゆういちろう)大学院生、岩佐雄一(いわさ ゆういち)大学院生、笹岡利安(ささおか としやす)教授らは、未病因子であるCD52を欠損するマウスに高脂肪食を給餌して肥満を誘導した際に、正常マウスと比較して肥満の程度は変わらないにもかかわらず、肝臓の慢性炎症の増悪により糖尿病の病態が悪化することを見出しました。その機序として、肥満病態では内臓脂肪組織のTリンパ球活性化に伴いCD52が可溶化して放出され、血流を介して肝臓に至る臓器間の連携による新たな慢性炎症の防御機構が明らかになりました。本知見は肝疾患...
キーワード:血流/Tリンパ球/肝疾患/脂肪組織/膵臓/膵島/リンパ球/高脂肪食/臓器連関/内臓脂肪/マウス/自己免疫/創薬/白血病/慢性炎症/免疫応答/免疫細胞/抗体/糖尿病
他の関係分野:医歯薬学
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発表日:2025年11月18日
12
学術研究部医学系野本 真順准教授が共著者として発表した研究成果が、世界最大級の科学ニュース配信サイトEurekAlart!のHighlightに掲載
 富山大学学術研究部医学系 生化学講座の大野駿太郎助教、野本真順准教授、井ノ口馨教授らの研究チームは、マウスを用いた報酬学習課題において、脳の内側前頭前皮質が「手続き的ルール(procedural rule)」を時間的に連続する神経活動シーケンス(neuronal sequence)として表現していることを明らかにしました。本成果は、複雑な行動の背後にある脳の柔軟な学習メカニズムを解き明かすものであり、将来的には人工知能やロボット工学、さらには神経疾患の研究など、幅広い分野への応用が期待されます。 本研究成果は、オープンアクセス誌「Molecular Brain」に2025年7月1...
キーワード:学習過程/AI/オープンアクセス/符号化/ダイナミクス/ロボット/ロボット工学/神経活動/マウス/神経疾患
他の関係分野:情報学工学医歯薬学
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発表日:2025年11月14日
13
内側前頭前皮質が「行動ルール」を時間的な神経活動シーケンスとして符号化することを発見
―マウスの報酬学習過程から、意思決定を支える脳のダイナミクスを解明―
 富山大学学術研究部医学系 生化学講座の大野駿太郎助教、野本真順准教授、井ノ口馨教授らの研究チームは、マウスを用いた報酬学習課題において、脳の内側前頭前皮質が「手続き的ルール(procedural rule)」を時間的に連続する神経活動シーケンス(neuronal sequence)として表現していることを明らかにしました。本成果は、複雑な行動の背後にある脳の柔軟な学習メカニズムを解き明かすものであり、将来的には人工知能やロボット工学、さらには神経疾患の研究など、幅広い分野への応用が期待されます。 本研究成果は、オープンアクセス誌「Molecular Brain」に2025年7月1...
キーワード:学習過程/AI/オープンアクセス/符号化/ダイナミクス/ロボット/ロボット工学/カルシウムイオン/神経活動/Ca2+/イミン/カルシウム/マウス/神経細胞/神経疾患
他の関係分野:情報学工学医歯薬学
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発表日:2025年11月13日
14
細胞骨格タンパク質セプチン5が 欠けたマウスは恐怖条件付け文脈記憶が障害される
 東邦大学の上田(石原)奈津実准教授、滋賀県立総合病院臨床研究センターの谷垣健二専門研究員、University of Texas Health Science Center at San Antonioの廣井昇教授、福井大学の深澤有吾教授、藤田医科大学の宮川剛教授、富山大学の高雄啓三教授、名古屋大学の木下専教授らの研究グループは、脳の神経細胞(ニューロン)に広く発現する細胞骨格タンパク質セプチン5(以下、Septin-5)に欠損を持つ成体雄マウス(Septin5−/−)を用い、電子顕微鏡解析と行動試験を実施しました。その結果、海馬歯状回およびCA3・CA1のシ...
キーワード:筋細胞/オルガネラ/タンパク質複合体/電子線/電子顕微鏡/シナプス/スパイン/リボソーム/連合学習/リン酸/Ca2+/恐怖記憶/細胞膜/精神症状/ニューロン/ショック/外傷/筋収縮/神経伝達物質/カルシウム/マウス/細胞骨格/細胞内カルシウム/細胞分裂/歯状回/受容体/樹状突起/小胞体/神経科学/神経回路/神経細胞/PTSD/ストレス/遺伝学/海馬/脂質/精神障害/臨床研究
他の関係分野:生物学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2025年11月4日
15
出産前後における母親の心理的苦痛と、子どもの精神神経発達遅延との関係
 青森県立保健大学 大学院健康科学研究科 疫学・精神栄養研究室の松村健太教授(富山大学 学術研究部医学系 公衆衛生学講座 協力研究員)と、富山大学エコチル調査富山ユニットセンター田中朋美特命講師(現:富山大学 学術研究部医学系 小児科学講座 講師)らの研究グループは、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加した82,418 組の母子を対象に、出産前後の母親の心理的苦痛が子どもの精神神経発達に与える影響について検討しました。 その結果、妊娠期よりも産後の母親の心理的苦痛が、子どもの発達により深刻な影響を及ぼす可能性があることを明らかにしました。 本研究では、...
キーワード:因果推論/モデリング/神経発達/メンタルヘルス/育児/育児支援/疫学/公衆衛生/小児/妊娠/母子保健
他の関係分野:情報学工学医歯薬学
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発表日:2025年10月29日
16
前臨床アルツハイマー病モデルの長期記憶が卵巣摘出で改善: 卵巣機能とアルツハイマー型認知症の意外な関係
 富山大学学術研究部医学系の藤井一希助教と高雄啓三教授は、名古屋市立大学大学院医学研究科の齊藤貴志教授、理化学研究所脳神経科学研究センター 神経老化制御研究チームの西道隆臣チームリーダー(当時)と共に、アルツハイマー病の前臨床段階を再現するマウスに卵巣摘出を行うと、不安様行動の亢進や記憶機能の低下が改善されることを明らかにしました。さらに、野生型マウスでも病態軽減効果が認められ、卵巣摘出により加齢に伴う記憶機能の低下やアミロイドβ(※3)の沈着が軽減することを見いだしました。本成果は、閉経や加齢に伴うアルツハイマー病を初めとする病態の性特異的なリスクを理解し、予防や治療...
キーワード:前駆体/たんぱく/長期記憶/アミロイドβ/脳神経科学/病理/卵巣/ホルモン/性ホルモン/閉経/モデルマウス/アミロイド/アルツハイマー病/マウス/神経科学/遺伝子/遺伝子変異/加齢/手術/生理学/認知症/老化
他の関係分野:工学医歯薬学
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発表日:2025年9月26日
17
PACAP受容体遮断薬によりマウスのうつ状態を改善
―1回の投与で即効性と持続性のある安全な抗うつ薬の開発に期待―
 大阪大学大学院 薬学研究科 神経薬理学分野の新谷勇介さん(研究当時:博士後期課程、現:神戸大学 医学研究科)、橋本均教授、同大学大学院 歯学研究科 薬理学講座の早田敦子准教授、富山大学学術研究部工学系の髙﨑一朗准教授、鹿児島大学医学研究科の栗原崇准教授、広島大学大学院医系科学研究科(歯)細胞分子薬理学の吾郷由希夫教授らの研究グループは、神経ペプチドである下垂体活性化ポリペプチドPACAP※1の特異的な受容体であるPAC1の低分子遮断薬※2が、うつ病動物モデルにおいて、1回の投与で、即時的かつ持続的に抗うつ作用を示すことを明らかにしました。...
キーワード:持続性/ポリペプチド/神経ペプチド/シナプス/スパイン/樹状突起スパイン/線条体/大脳/抵抗性/下垂体/高次脳機能/治療抵抗性/神経機能/動物モデル/神経伝達物質/認知機能障害/モデルマウス/歯学/マウス/受容体/樹状突起/神経回路/神経細胞/大脳皮質/脳機能/薬理学/うつ/うつ病/ストレス/海馬/認知機能/薬物療法/有病率
他の関係分野:複合領域化学生物学農学医歯薬学
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発表日:2025年9月5日
18
日本人COVID-19 感染回復者で誘導され、長期間維持される強力なキラーT 細胞応答を発見
 ヒトレトロウイルス学共同研究センター熊本大学キャンパスの本園千尋准教授、後藤由比古 大学院生( 当時)( 現:熊本大学大学院生命科学研究部呼吸器内科学講座 医員) 、上野貴将 教授、熊本大学大学院生命科学研究部呼吸器内科学講座の冨田雄介 診療准教授、坂上拓郎 教授、熊本大学大学院生命科学研究部 血液・膠原病・感染症内科学講座の中田浩智 准教授、東海大学医学部医学科基礎医学系分子生命科学の中川草 准教授、富山大学学術研究部医学系の岸裕幸 特別研究教授、近畿大学理工学部応用化学科の北松瑞生 准教授らの研究グループは、日本人COVID-19感染回復者において、変異株...
キーワード:生体内/細胞応答/変異株/CD8/エイズ/HTLV-1/SARS-CoV-2/ウイルス学/免疫不全/膠原病/レトロウイルス/新型コロナウイルス/T細胞受容体/HIV/HLA/T細胞/血液/抗原/自然免疫/受容体/白血病/ウイルス/感染症/新型コロナウイルス感染症
他の関係分野:農学医歯薬学
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発表日:2025年9月2日
19
細胞骨格タンパク質セプチン3が欠けたマウスは状況次第で行動異常を呈する
~ 網羅的行動解析で判明 ~
 東邦大学の上田(石原)奈津実准教授、富山大学の高雄啓三教授、藤田医科大学の宮川剛教授、名古屋大学の木下専教授らの研究グループは、脳の神経細胞(ニューロン)に広く発現する細胞骨格タンパク質セプチン3(以下、SEPT3) に欠損を持つ雄マウス(Sept3-/-)を用い、標準化された複数の行動試験による初の網羅的な行動表現型解析を行いました。その結果、課題や 環境の違いに応じて現れる選択的な行動異常を見いだしました。 Sept3-/-マウスは、 特定の社会性試験では相互接触の増加(社会的接近行動の増加 )を示す一方、別の形式の社会...
キーワード:ワーキングメモリ/メモリ/空間情報/行動解析/リン酸/表現型解析/恐怖記憶/ニューロン/治療標的/マウス/細胞骨格/細胞分裂/神経科学/神経細胞/神経疾患/精神疾患/標準化
他の関係分野:情報学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年8月19日
20
自己組織化ペプチドがつくる相分離液滴の分散安定性を制御する技術の開発
 富山大学学術研究部薬学・和漢系の池田恵介 准教授、富山大学大学院総合医薬学研究科臨床薬学プログラム博士課程の山下息吹 大学院生、岐阜大学工学部の鎌形清人 准教授らの研究グループは、細胞内の液―液相分離現象を模倣する人工ペプチドRD9を設計するとともに、このペプチドが形成する液滴の分散安定性を向上させる手法を開発しました。本研究の成果は、生体内液滴を標的とした創薬や製剤材料への応用などにおいてさらなる発展が期待されます。 本研究成果は、コロイド・界面化学分野の国際学術誌「Journal of Colloid and Interface Science」に 2025 年 8 月 ...
キーワード:水溶液/相分離/自己組織/高分子/材料科学/ファイバー/ハイドロゲル/ナノファイバー/コロイド/ナノ粒子/界面化学/微粒子/生体内/アミノ酸配列/組織化/アミノ酸/生体分子/創薬/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2025年8月8日
21
難病「アミロイドーシス」に“光”を。
――アミロイドの無毒化による治療効果を初めて実証――
 東京大学 大学院薬学系研究科 有機合成化学教室 金井 求 教授と山根 三奈 特任助教らの研究グループは、同・機能病態教室 富田 泰輔 教授、堀 由起子 准教授、熊本大学 発生医学研究所 山中 邦俊 准教授、筑波大学 医学医療系/トランスボーダー医学研究センター 広川 貴次 教授、京都大学 化学研究所 梶 弘典 教授、和歌山県立医科大学 相馬 洋平 教授、杉村会 杉村病院アミロイドーシス診療研究サポートセンター 安東 由喜雄 総長、熊本大学 大学院生命科学研究部 植田 光晴 教授、富山大学 学術研究部 薬学・和漢系(薬学)構造生物学研究室 水口 峰之 教授の研究グループと共同で、難病「トラン...
キーワード:有機合成化学/分子触媒/選択性/親水性/アミロイドβ/疾患モデル動物/臨床応用/アミロイド/モデル動物/構造生物学/合成化学/有機合成/トランスボーダー/高齢化/疾患モデル/臓器移植/難病/認知症
他の関係分野:化学総合理工工学医歯薬学
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発表日:2025年7月24日
22
大脳髄膜由来線維芽細胞は脳常在マクロファージと協調して髄鞘形成不全マウス脳皮質における炎症を促進する
 富山大学学術研究部医学系の奥野のり子助教らの研究グループは、血小板由来増殖因子受容体※1)(PDGFR)α遺伝子の神経系特異的条件付きノックアウト(N-PRα-KO)によりマウスに髄鞘※2)形成不全を誘導し、N-PRα-KOマウスの大脳皮質における炎症の慢性化メカニズムを解析することに成功した。その結果、軟膜由来線維芽細胞と脳常在マクロファージの間に炎症を持続させる細胞間サーキットが形成され、線維化、グリオーシス、血管新生、神経細胞における酸化ストレスを引き起こすことが明らかになった。さらに、軟膜由来線維芽細胞に高発現しているPDGFRαの中和抗...
キーワード:神経系/大脳/髄鞘/PDGF/増殖因子/モデルマウス/線維芽細胞/多発性硬化症/ファージ/マウス/マクロファージ/血管新生/血小板/受容体/神経細胞/大脳皮質/慢性炎症/ストレス/遺伝子/抗体/酸化ストレス/脂質/線維化
他の関係分野:生物学医歯薬学
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発表日:2025年6月25日
23
左右の腎臓が互いに機能のバランスを調節するメカニズムを解明
 腎臓は左右一対の臓器であり、一方の腎機能が低下すると、他方が代償的に働きを高めることが知られており、このような左右間の動的なバランス調節は、「腎カウンターバランス」と呼ばれています。しかしながら、そのメカニズムは長年不明でした。 本研究では、マウスの糸球体足細胞(腎臓の糸球体表面の上皮細胞)に選択的な障害を与え、片側の腎臓のみに足細胞障害を誘導する2K1Nモデルを開発しました。このモデルでは、障害腎への血流が時間の経過とともに著しく低下し、障害腎由来の蛋白尿は消失しました。そして、健常側の腎臓が代償的に機能を担い、全身の水バランスや血圧が維持されていました。一方、両側の腎臓に同等...
キーワード:複雑系/ダイナミクス/血流/アンジオテンシンII/糸球体/病理/病理学/ホルモン/解剖学/アンジオテンシン/マウス/血液/上皮細胞/腎機能/腎臓/遺伝子/遺伝子発現/血圧
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2025年6月23日
24
人工股関節手術に新たな指針
~外閉鎖筋の温存で脱臼リスク軽減の可能性~
 富山大学学術研究部医学系 整形外科・運動器病学講座 伊藤芳章助教および川口善治教授らの研究グループは、北海道千歳リハビリテーション大学健康科学科 鈴木大輔教授、札幌医科大学生体工学・運動器治療開発講座 名越智教授(当時)らとの共同研究によって、人工股関節置換術後に問題となる後方脱臼の予防に最も効果的に寄与する外旋筋を特定することを目的に、新鮮凍結遺体を用いたトルク測定実験を行い、生体力学的な知見に基づく人工股関節置換術時の選択的筋温存の基準を示しました。 これまでの研究では、短外旋筋群※2全体の機能的役割については明らかにされていましたが、脱臼を予防する外旋...
キーワード:トルク/生体力学/生体工学/関節/合併症/運動器/筋肉/リハビリ/解剖学/リハビリテーション/手術
他の関係分野:工学医歯薬学
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発表日:2025年6月13日
25
鎮痛薬の中枢での作用メカニズム解明に向けた新技術の確立
 富山大学学術研究部薬学・和漢系 応用薬理学研究室の歌大介准教授、塩野義製薬株式会社の山根拓也研究員らの研究グループは、脊髄電気生理学用の新たな髄腔内投与法を開発しました。本手法を用いることで、鎮痛薬リドカインが中枢神経系に直接作用し脊髄神経活動を抑制し、鎮痛効果を発揮することを実証しました。 本研究成果は、「Neurology International」に 2025年5月21日(日本時間)に掲載されました。...
キーワード:神経系/神経活動/中枢神経/中枢神経系/神経細胞/電気生理学/脳脊髄液/薬理学/生理学/慢性疼痛/疼痛
他の関係分野:生物学医歯薬学
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発表日:2025年6月2日
26
富山県内における令和6年能登半島地震発生時の車による避難行動解析
 富山大学大学院 理工学教育部 澤田 渚博士課程大学院生、学術研究部都市デザイン学系 立石 良准教授は、富山県内における令和6年能登半島地震時の車による避難行動の解析を行い、これまで報告されていなかった行動状況を検知するとともに、その誘因についての考察を行いました。本研究成果は、令和6年5月21日に公益社団法人土木学会が発行する学術誌「AI・データサイエンス論文集」にて公開されました。なお、本研究は、富山県出身の澤田 渚氏が、自身の実体験を通じて課題の重要性を認識し、自発的に企画・主導して実施したものです。...
キーワード:物体検出/人工知能(AI)/デザイン学/都市デザイン/津波/避難行動/行動解析
他の関係分野:情報学複合領域工学
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発表日:2025年5月30日
27
遺伝子重複による新たな発達障害 モデルマウスを開発
-発達障害の発生メカニズム解明と新たな治療戦略の開発に期待-
 金沢大学新学術創成研究機構/医薬保健研究域医学系の西山 正章 教授、医薬保健研究域医学系の川村 敦生 助教(研究当時、現・カリフォルニア大学バークレー校 博士研究員)、富山大学学術研究部医学系の高雄 啓三 教授らの研究グループは、自閉スペクトラム症(以下、自閉症)の関連遺伝子であるCHD8(※1)の重複(遺伝子の過剰発現)が、発育遅延、過活動行動、小頭症などの神経発達異常を引き起こすことをマウスモデルで明らかにしました。 自閉症を含む発達障害は社会生活に支障を来す症状のため、その患者数の増加とともに大きな社会問題となっています。CHD8 遺伝子は、自閉症の原因遺伝子の中でも特に...
キーワード:遺伝子重複/モデリング/染色体構造/神経発達/大脳/脳発生/行動解析/クロマチンリモデリング/クロマチン/ニューロン/マウスモデル/遺伝子発現解析/神経前駆細胞/神経発生/染色体/発現解析/神経伝達物質/エンハンサー/モデルマウス/リモデリング/前駆細胞/セロトニン/マウス/抗精神病薬/自閉症/大脳皮質/転写制御/遺伝子/遺伝子発現/自閉スペクトラム症/生理学/発達障害
他の関係分野:生物学工学医歯薬学
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発表日:2025年5月15日
28
強心剤が「がん転移の根源」となる細胞を封じる新機構を発見
 富山大学 学術研究部医学系 消化器・腫瘍・総合外科の藤井努教授、附属病院 診療指導医 消化器外科 沼田佳久医師、同薬学系 薬物生理学研究室の藤井拓人講師、酒井秀紀副学長らの、医学・薬学共同研究グループは、がん細胞に異常発現する「α3型ナトリウムポンプ」が、元のがん組織(原発巣)では細胞内小胞に局在している一方、原発巣から脱離して血中に移動した「血中循環がん細胞(CCC)」では細胞膜(細胞表面)に移動し、CCCの生存に重要な役割を果たしていることを発見しました。また、強心剤として心不全治療に利用されている「ジゴキシン」は、α3型ナトリウムポンプの細胞膜への移動を阻止することで、CCCの細胞死...
キーワード:カリウム/血流/ナトリウム/細胞膜/早期診断/リキッドバイオプシー/がん細胞/がん治療/がん転移/血液/細胞死/上皮細胞/創薬/膜電位/医師/生理学/動物実験
他の関係分野:工学医歯薬学
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発表日:2025年5月7日
29
『Science』誌に、植物免疫を巧みに回避する病原性細菌の巧妙な生存戦略に関する成果が掲載されました
富山大学附属病院薬剤部の加藤 敦 教授の研究グループは、英国オックスフォード大学を中心とする国際共同研究チームと連携し、植物病原性細菌がイミノ糖※1 の一種であるglycosyrin※2 を産生し、植物免疫において病原体の侵入を感知し、防御応答を誘導する鍵酵素であるβ-ガラクトシダーゼ(BGAL1)※3 の活性を阻害することにより、宿主植物の免疫応答を回避する分子機構を解明しました。本研究により、植物が分泌するBGAL1 が、植物病原性細菌由来の免疫原性ペプチド※4 の放出を促進する一方で、細菌...
キーワード:パターン認識/立体保護/立体選択的/生存戦略/カルボニル化/加水分解/水分解/生産性/生物活性/植物免疫/加水分解酵素/酵素活性/病原性/Pseudomonas/アミノ酸配列/病原体/SPECT/分子機構/DAMPs/アミノ酸/アルカロイド/自然免疫/受容体/阻害剤/創薬/免疫応答/ウイルス/細菌/糖尿病
他の関係分野:情報学化学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年4月30日
30
脳が未来の記憶に備える重要なプロセスを発見 — 睡眠は単なる休息ではない —
 富山大学 学術研究部医学系 生化学講座の井ノ口 馨 卓越教授とカレド ガンドウル(Khaled Ghandour)特命助教らのグループは、過去の記憶の保存と未来の記憶への準備という2つのプロセスが、睡眠中に並行して進行していることを初めて明らかにしました。 本研究グループは、自由行動下のマウスの脳内で「記憶を担う神経細胞集団(エングラム細胞集団)」とそれ以外の細胞の活動を光で観測する技術を使い、脳の海馬中にあるエングラム細胞集団が、新しい出来事や経験を記憶する前の睡眠中の段階ですでに準備されて活動している様子の観察に成功しました。さらに、未来の記憶のために準備されてい...
キーワード:神経回路モデル/符号化/情報通信/レンズ/シミュレーション/カルシウムイオン/シナプス/遺伝子改変/C-Fos/蛍光タンパク質/内視鏡/カルシウム/マウス/遺伝子改変マウス/蛍光顕微鏡/神経回路/神経細胞/遺伝子/海馬/睡眠
他の関係分野:情報学複合領域工学医歯薬学
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発表日:2025年3月25日
31
抗老化作用を期待される栄養成分ニコチンアミドリボシド(NR)と ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の生体内代謝経路として 腸肝循環機構が関与していることを解明
 NRやNMNは、動物実験などで抗老化作用や寿命延長効果が確認され、本邦でもサプリメントとして利用され、近年注目を集めています。NRやNMNは、生体内で最終的にニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)※1とよばれる分子へと変換され、その健康増進効果を発揮すると考えられていますが、どのようにNADへと変換されるのか、その代謝機構などは不明な点もあり、さらなる解明が望まれていました。本研究では、代謝物を高精度で測定できる質量分析という測定法を用いて、マウスにおけるNRやNMNなどのNAD前駆体の生体内代謝経路を解析しました。その結果、NAD前駆体は胆汁を介して腸管内に...
キーワード:健康増進/アミド/質量分析/前駆体/生体内/ビタミン/DNA修復/NMN/寿命/マウス/代謝物/薬理学/サーチュイン/遺伝子/細菌/細菌叢/脂質/脂質代謝/腸内細菌/腸内細菌叢/糖代謝/動物実験/臨床研究/老化
他の関係分野:複合領域化学総合理工工学医歯薬学
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発表日:2025年3月7日
32
エピソード記憶能力を簡単かつ高精度に計測できるスマートフォンアプリを産学共同開発
 エピソード記憶(出来事に関する長期記憶)能力は、人間の高度な認知機能を支える重要な要素ですが、加齢によって減退します。近年、少子高齢化による労働力不足が深刻化する一方で、あらゆる産業の知識集約化が進んでいます。そのため、高年齢層のエピソード記憶能力の減退が新しい技術の習得を妨げ、生涯現役社会の実現を阻む要因となっています。こうした課題に対応するためには、各個人がエピソード記憶能力の加齢による減退に早い段階で気付き、早期に減退を緩和する行動変容(例:有酸素運動を日常生活に取り入れるなど)に取り組むことが重要です。 我々がキュアコード株式会社と共同開発した本アプリは、従来、大がかりな...
キーワード:長期記憶/少子高齢化/日常生活/スマートフォン/加齢/行動変容/高齢化/生活の質/認知機能
他の関係分野:農学医歯薬学