|
検索したキーワードがページ内でハイライトします。
| RESET |
研究分野:生物学 に関係する研究一覧:31件
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月22日
1
後肢虚血再灌流後のラット脊髄後角における神経活動の変化の 解明:「痺れ」のメカニズム解明を目指して
富山大学学術研究部薬学・和漢系 応用薬理学研究室の歌大介准教授、旭化成セラピューティクス株式会社の研究グループは、ラット後肢をゴムバンドで縛り、その後開放する、虚血再灌流を行うことで、ヒトの痺れや違和感に類似した感覚異常を再現し、その脊髄メカニズムの一端を明らかにしました。虚血再灌流後には舐め動作が顕著に増加し、感覚異常の発生を示しました。さらに脊髄後角ニューロンのin vivo細胞外記録により、自発発火頻度の増加・減少、弱い刺激での過敏化、強い刺激での鈍麻など、多様な“二方向性”の神経応答が観察されました。加えて、Egr1・Egr3・Fos などのmRNAが脊髄で上昇し、中枢レベルの神経変...
キーワード:神経系/神経活動/細胞応答/ニューロン/mRNA/ラット/虚血/神経細胞/転写因子/電気生理学/薬理学/ストレス/遺伝子/化学療法/生理学/糖尿病
他の関係分野:総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月22日
2
脳内のグリア細胞から神経細胞に直接変える治療法血管性認知症モデルで海馬のダメージを抑制
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科のRicardo Satoshi Ota-Elliott大学院生(研究当時。現:ペルー日秘百周年記念病院小児科)と岡山大学学術研究院医療開発領域(岡山大学病院)の福井裕介助教、同大学学術研究院医歯薬学域の山下徹准教授(研究当時。現:富山大学学術研究部医学系脳神経内科教授)、同大学学術研究院医歯薬学域の石浦浩之教授の研究チームは、脳内でサポート役を担う「グリア細胞」を記憶に関わる「神経細胞」へ直接作り変える、画期的な遺伝子治療のアプローチを血管性認知症のモデルマウスで実証しました。神経への分化を促す特定の遺伝子(3種の転写因子)を導入することで、記憶を司る「海馬...
キーワード:神経誘導/グリア細胞/モデルマウス/グリア/マウス/遺伝子治療/再生医療/神経細胞/転写因子/遺伝子/海馬/小児/神経疾患/認知機能/認知症
他の関係分野:医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月19日
3
原子の整列か、膜の崩壊か
― FePd磁性薄膜の相転移と形態進化を支配する結晶成長の法則を解明
富山大学学術研究部工学系(兼務:名古屋大学未来材料・システム研究所)の永沼博教授は、テルアビブ大学(イスラエル)、神戸大学、パリサクレー大学(フランス)、フランス国立科学研究所(フランス)との共同研究により、次世代の高密度磁気記録材料と期待されているFePdのL10規則合金※1)薄膜の結晶成長プロセスにおいて、原子の並び(L10規則化)と膜の形状変化(デウェッティング)が互いに影響し合う「速度論的競合」を明らかにしました。 本研究成果は、高度な透過型電子顕微鏡観察による構造解析、および第一原理計算*2)を組み合わせることで、特定の温度帯で発生する材料欠陥の正体を突き止めたものです。これにより...
キーワード:最適化/表面エネルギー/異方性/相転移/速度論/形態進化/磁気異方性/材料科学/メモリ/磁性薄膜/微細化/垂直磁気異方性/シミュレーション/ナノサイズ/結晶成長/磁気記録/第一原理/第一原理計算/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/量子力学/結晶構造/パラジウム
他の関係分野:情報学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月14日
4
ステビアの「甘さ」の設計図を解読
―鍵を握る糖転移酵素遺伝子群―
富山大学学術研究部薬学・和漢系(和漢医薬学総合研究所)の庄司翼教授とサントリービバレッジ&フード株式会社の平井正良の研究グループは、京都府立大学、理化学研究所らとの共同研究により、天然甘味成分「ステビオール配糖体」をつくる植物ステビアについて、全ゲノム配列(遺伝情報の設計図)を解読しました。この設計図情報に基づき、葉の中でどの遺伝子がどの細胞で発現するのか、そして甘味成分が葉のどこに多く分布しているのか(図1)を明らかにしました。さらに、甘味成分合成に重要な糖転移酵素(糖を付け加える酵素)の遺伝子群の違いが、系統ごとの甘味成分の違いを生み出し、「甘さ」の差につながること...
キーワード:遺伝情報/健康リスク/ゲノム配列/糖転移酵素/ゲノム/遺伝子
他の関係分野:工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月18日
5
富山大学、エチオピア国別研修のフォローアップセミナー開催
富山大学は2月25日,エチオピアのアディスアベバ市においてエチオピア教育省及びJICAと共催により,フォローアップセミナーを実施しました。富山大学では,令和4~6年度はJICA国別研修「カリキュラム開発、実施、評価を通じた理科教育における持続的な学びの改善」を,令和7年度からは「初等・中等におけるSTEAM(理科)教育の質的向上」を実施し,エチオピアの理科教育の支援を行っています。これらの国別研修には,教育省や州教育局のカリキュラム担当者や教員研修担当者,アディスアベバ大学や教員養成校の教員など,これまでに50名以上が参加してきました。本セミナーは,令和7年10月27日から11月14日に富山大...
キーワード:エチオピア/コンピテンシー
他の関係分野:医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月10日
6
微小ゲノム素子・マイクロエクソンが行動を調節する
〜わずか4アミノ酸ペプチドの使い方が行動を左右することを発見〜
富山大学学術研究部医学系・今井彩子博士(現、麻布大学准教授)、吉田知之准教授らの研究グループは、シナプス※1の形成と再編を担う遺伝子のもつ極めて小さいエクソン(マイクロエクソン)※2の使い方が、感覚、運動、情動、社会性、学習、記憶などの広範な行動調節の鍵となることを発見しました。マイクロエクソンの調節異常と精神疾患や神経発達障害との関連が示唆されていましたが、マイクロエクソンの使い方がどのように調節されるのか、どの遺伝子のマイクロエクソンが行動調節を担うかなど、これまで多くが不明でした。今回の知見は、精神疾患や神経発達障害の発病機構の解明に繋がるだけでなく、高度で複雑なヒトの脳機能や個性を...
キーワード:オーガナイザー/塩基配列/マイクロ/シナプス/神経発達/選択的スプライシング/mRNA/アミノ酸/スプライシング/マウス/神経細胞/脳機能/ゲノム/遺伝子/精神疾患/発達障害
他の関係分野:工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月9日
7
tRNA工学 × 放線菌酵素を利用した新しい抗生物質創出法の開発
細菌感染症の治療に不可欠な抗生物質は、現代医療を支える重要な医薬品です。しかし近年、既存薬が効きにくい多剤耐性菌の増加が世界的な問題となっており、新しい作用や構造をもつ抗生物質の創出が強く求められています。富山大学学術研究部薬学・和漢系の森田洋行教授らの研究グループは、東京大学や北海道大学などの研究グループとともに、福井県立大学生物資源学部の丸山千登勢准教授、濱野吉十教授らが主導する共同研究に参画し、放線菌が生産する強い抗菌作用をもつ抗生物質「ストレプトスリシン(ST)」※2)の分子構造を人工的に改変できる新たな手法の開発に成功しました。森田教授らの研究グループは、こ...
キーワード:分子構造/tRNA/選択性/基質特異性/抗菌活性/放線菌/生物資源/酵素反応/抗生物質/細菌感染/多剤耐性/多剤耐性菌/分子設計/誘導体/立体構造/立体構造解析/感染症/細菌
他の関係分野:化学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月30日
8
富山湾西部の深海域で令和6年能登地震時の乱泥流の痕跡を発見
― 水深1,000 mの海底谷底を水中ドローンで直接観察 ―
国立大学法人富山大学学術研究部都市デザイン学系 立石 良准教授・佐野晋一教授らの研究グループ(以下:富山大学)は、富山県農林水産総合技術センター 水産研究所の協力のもと、令和8年(2026年)2月9日から10日にかけて富山湾西部海域の海底谷付近において水中ドローン探査を実施しました。その結果、水深約1,000 mの海底谷底で強い流れの痕跡を発見するとともに、陸棚から海底谷に至る斜面域において、小規模な崩壊地形や希少な深海生物群集の存在を確認しました。これらは、令和6年能登半島地震後に富山深海長谷で生じたとされる乱泥流の痕跡を直接捉えた速報的な知見です。...
キーワード:デザイン学/堆積物/生物群集/都市デザイン/ドローン
他の関係分野:複合領域数物系科学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月27日
9
ソライロラッパムシの「すみっこ」好きを発⾒
〜⽬の無い単細胞⽣物の空間把握メカニズム〜
北海道⼤学電⼦科学研究所の越後⾕駿特任助教、⼤村拓也助教、中垣俊之教授、⻄上幸範准教授の研究グループは、富⼭⼤学の佐藤勝彦特命教授とともに、⽔環境中に棲息する単細胞⽣物ソライロラッパムシが周囲のミクロな形の違いに応じて固着場所を選択し、「すみっこ」空間に好んで固着することを発⾒しました。 研究グループは⾃然界の形状の複雑さを模した観察容器「ジオラマ環境」※1を製作することで、体⻑1 mm 程の繊⽑⾍ソライロラッパムシの特徴的な固着⾏動とその空間把握⽅法に迫りました。その結果、観察容器全体を探索していたソライロラッパムシが⾏動モードを切り替えて、固着前には体の...
キーワード:視覚情報/対称性/環境適応/シミュレーション/物理モデル/ニッチ
他の関係分野:情報学数物系科学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月12日
10
新しい(新奇)体験がささいな記憶を長期化する鍵-セプチン5
東邦大学の上田(石原)奈津実准教授、滋賀県立総合病院臨床研究センターの谷垣健二専門研究員、University of Texas Health Science Center at San Antonioの廣井昇教授、藤田医科大学の宮川剛教授、富山大学の高雄啓三教授、名古屋大学の木下専教授らの研究グループは、「新しい場所に行った」「初めての体験をした」といった新奇体験の一定の時間窓内(直前直後)に起きた、普段なら忘れてしまうような出来事が翌日(24時間後)まで記憶に残る現象(行動タグ付け)に注目しました。その結果、22q11.2欠失関連の神経精神疾患とも関連が示唆される細胞骨格タンパ...
キーワード:遺伝性疾患/長期記憶/リン酸/ニューロン/染色体/外傷/マウス/細胞骨格/細胞分裂/神経科学/神経回路/PTSD/ストレス/遺伝学/遺伝子/海馬/生理学/精神疾患/精神障害/臨床研究
他の関係分野:総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年1月7日
11
複雑に見える攻撃と防御行動は単純な規則から生じる
富山大学学術研究部医学系・アイドリング脳科学研究センターの一條裕之教授、中村友也准教授と医学部医学科5年の川村雄一郎さんは、捕食者と被食者の個体間相互作用をゲーム理論※1)を用いて解析することで、感覚能力の違いに応じて、攻撃行動(追跡・待ち伏せ)と防御行動(逃走・すくみ)の組み合わせが、安定した行動パターン(ナッシュ均衡※2))として体系的に決まることを明らかにしました。本研究成果は、「PLOS Computational Biology」に2025年11月21日(金)(日本時間)に掲載されました。...
キーワード:ゲーム/ナッシュ均衡/ゲーム理論/個体間相互作用/攻撃行動/脳科学
他の関係分野:情報学複合領域医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月24日
12
末梢と中枢神経系の神経活動をin vivoにて評価し、神経障害性疼痛の機構を解明
富山大学学術研究部薬学・和漢系 応用薬理学研究室の歌大介准教授、塩野義製薬株式会社の山根拓也研究員らの研究グループは、神経障害性疼痛モデルとして広く用いられる部分坐骨神経結紮(PSNL)モデルにおいて、末梢(後根神経節:DRG)と脊髄(脊髄後角)のニューロン活動を、in vivoにて系統的に評価しました。その結果、PSNLモデルでは、DRGの神経活動(pERK陽性細胞の増加)と脊髄後角ニューロンの発火頻度増加(刺激誘発・自発)とが同じ機械刺激条件で並行して高まり、両者が連動することが示されました。これにより、末梢神経活動の亢進が脊髄の神経過敏化を引き起こすという神経障害性疼痛の重要な機構が...
キーワード:神経系/神経活動/リン酸/感覚神経/ニューロン/神経障害性疼痛/中枢神経/動物モデル/末梢神経/中枢神経系/シグナル分子/ラット/薬理学/疼痛
他の関係分野:総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月24日
13
悪いことばかりを思い出してしまう脳の癖を和らげる 新しい記憶介入プログラムがストレスを軽減させることを世界で初めて実証
―ストレスに関連した精神障害の予防・治療に役立つ可能性―
富山大学(学術研究部医学系の袴田優子教授)、北里大学(医療衛生学部の田ヶ谷浩邦教授ほか)および国立精神・神経医療研究センター(精神保健研究所行動医学研究部の堀弘明部長)等は共同で、ストレスに関連した精神障害への発症リスクおよび記憶バイアスをもつ人に対して、記憶バイアスを和らげる認知介入プログラム(以下CBM-M)を開発し、その効果および神経作用機序についてランダム化比較対照試験を用いて評価しました。結果として、CBM-M群では、偽プログラムを実施した対照群と比べて、プログラムの実施前後で、ストレス脆弱性および日中のコルチゾール分泌量が低下し、また扁桃体と前頭眼窩皮質内側部(以下mOFC)間の...
キーワード:精神保健/脆弱性/副腎皮質/副腎/機能的結合/ホルモン/日常生活/不安障害/うつ/うつ病/コルチゾール/ストレス/睡眠/精神障害
他の関係分野:複合領域環境学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月23日
14
将来気候に比較される鮮新世温暖期における西南極氷床の融解状況・規模を解明
富山大学学術研究部理学系の堀川恵司教授,当時富山大学理工学教育部に所属していた野田昌裕大学院生,藤本美柚大学院生,高知大学海洋コア国際研究所の岩井雅夫教授,名古屋大学環境学研究科の淺原良浩准教授,英国南極研究所のClaus-Dieter Hillenbrand博士,コロラドカレッジのChristine S. Siddoway教授,テキサス大学オースティン校のAnna Ruth Halberstadt助教らを中心とする研究グループは,国際深海科学掘削計画(IODP)379次研究航海(2019年1–3月実施)で採取された西南極アムンゼン海の海底堆積物試料の同位体比分析と氷床数値モデルシミュレー...
キーワード:海面上昇/海洋/環境変動/IODP/海底堆積物/堆積物/地球化学/地球深部/地球内部/地球内部構造/地質学/同位体/内部構造/南極氷床/同位体比/深海底/地球環境/シミュレーション/ダイナミクス/数値モデル/地球環境変動/温暖化
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月22日
15
富山および横浜における大気中粗大粒子・微小粒子の 化学組成と細菌群集への影響を解明
富山大学大学院理工学研究科(博士後期課程)の劉娟氏と学術研究部理学系田中大祐教授らの研究グループは,広島大学IDEC国際連携機構の藤吉奏特任准教授(兼富山県立大学准教授)と丸山史人教授,立命館大学の遠里由佳子教授らと共同で,日本の富山と横浜における大気粒子の化学成分の違いと,それが細菌群集に与える影響を明らかにしました。この研究は「土地利用の違いが,大気中の微生物群集の組成をどのように左右するか」を示しています。 本研究成果は,「Journal of Hazardous Materials」に2025年12月1日(月)(日本時間)に掲載されました。...
キーワード:PM2.5/微生物群集/化学組成/生物群集/アンチモン/生態系/土地利用/細菌群集/微生物/細菌
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月4日
16
多くの“仮⾜”を巧みに使う有殻アメーバの動き⽅を解明
〜単細胞⽣物とは思えない精密な運動の仕組み〜
北海道⼤学⼤学院電⼦科学研究所の⻄上幸範准教授、中垣俊之教授、⾕⼝篤史博⼠研究員、北海道⼤学⼤学院⽣命科学院博⼠後期課程(研究当時)の松本絃汰⽒らの研究グループは、⼭形⼤学理学部の野村真未助教、法政⼤学⾃然科学センター・国際⽂化学部の島野智之教授、リヨン第1⼤学のリウジャンーポール教授、富⼭⼤学の佐藤勝彦特命教授らとともに、殻を背負って⽣活するアメーバ「ナベカムリ」*1のアメーバ運動を⼒学的側⾯から詳細に調べました。ナベカムリは細胞体がキチン質の殻に囲まれていますが、その殻の底⾯に開いた⼀つの孔から複数の仮⾜*2を伸ばし、殻を引っ張りながら移動し...
キーワード:弾性率/環境適応/アクトミオシン/ミオシン/キチン/アクチン
他の関係分野:化学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月25日
17
シロアリの社会性の起源とカースト経路の多様化を支えるゲノムの特徴を解明
富山大学学術研究部理学系の前川清人准教授と大学院理工学教育部の藤原克斗氏(現 産業技術総合研究所バイオものづくり研究センター博士研究員)らの研究グループは,慶應義塾大学の林良信講師,国立遺伝学研究所の豊田敦特任教授,玉川大学の宮崎智史教授,シドニー大学のNathan Lo教授らと共同で,シロアリの社会性の進化をもたらしたゲノム上の変化を突き止めました。研究グループは,次世代DNAシーケンサー(大規模塩基配列解読装置)を用いて高精度なゲノム情報を解読し,網羅的な遺伝子発現解析を行うことで,ゴキブリ様の祖先群から進化した際に遺伝子重複が重要だったことと,シロアリのカースト分化経路が多様化した際...
キーワード:シロアリ/塩基配列/生殖/遺伝子重複/機能分化/カースト/doublesex/性決定/性決定遺伝子/ゲノム情報/遺伝子発現解析/発現解析/形態形成/発現調節/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月13日
18
細胞骨格タンパク質セプチン5が 欠けたマウスは恐怖条件付け文脈記憶が障害される
東邦大学の上田(石原)奈津実准教授、滋賀県立総合病院臨床研究センターの谷垣健二専門研究員、University of Texas Health Science Center at San Antonioの廣井昇教授、福井大学の深澤有吾教授、藤田医科大学の宮川剛教授、富山大学の高雄啓三教授、名古屋大学の木下専教授らの研究グループは、脳の神経細胞(ニューロン)に広く発現する細胞骨格タンパク質セプチン5(以下、Septin-5)に欠損を持つ成体雄マウス(Septin5−/−)を用い、電子顕微鏡解析と行動試験を実施しました。その結果、海馬歯状回およびCA3・CA1のシ...
キーワード:筋細胞/オルガネラ/タンパク質複合体/電子線/電子顕微鏡/シナプス/スパイン/リボソーム/連合学習/リン酸/Ca2+/恐怖記憶/細胞膜/精神症状/ニューロン/ショック/外傷/筋収縮/神経伝達物質/カルシウム/マウス/細胞骨格/細胞内カルシウム/細胞分裂/歯状回/受容体/樹状突起/小胞体/神経科学/神経回路/神経細胞/PTSD/ストレス/遺伝学/海馬/脂質/精神障害/臨床研究
他の関係分野:総合理工工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月6日
19
薬用植物を活用したバイオ医薬品生産の新展開
―30種の新たなホスト植物候補を発見―
富山大学学術研究部薬学・和漢系の庄司翼教授と李貞範講師の研究グループは、筑波大学生命環境学系の三浦謙治教授との共同研究で、ワクチンや抗体医薬などのタンパク質製剤の生産に利用可能な新たな植物ホストの探索を目的として、本学薬学部附属薬用植物園のコレクションを活用したスクリーニングを実施しました。 従来、タバコ属植物(ベンサミアナタバコ)がホスト植物として主に用いられてきましたが、本研究では薬用植物園で栽培されている植物を中心とした127種(60科127属)の植物を対象に検討を行い、30種(14科30属)において、GFP(緑色蛍光タンパク質)の発現に成功しました。 これらの植...
キーワード:青色光/紫外線/タバコ/蛍光タンパク質/緑色蛍光タンパク質(GFP)/スクリーニング/バイオ医薬品/抗体医薬/ワクチン/遺伝子/抗体
他の関係分野:工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月23日
20
Tofogliflozin ameliorates cardiotoxin induced skeletal muscle injury and fibrosis in obesityトホグリフロジンは、肥満により低下した骨格筋損傷からの回復を促進する
富山大学学術研究部医学系の内科学第一講座(加藤 将教授)のムハンマド・ビラール特命助教、藤坂志帆准教授と富山大学未病研究センターの戸邉一之特別研究教授らの研究グループは、SGLT2阻害薬であるトホグリフロジンを肥満モデルマウスに投与すると、カルディオトキシンによって誘導された骨格筋損傷後に、筋線維形成が促進され、損傷からの回復が促進されることを見出しました。トホグリフロジンの投与は、骨格筋内の線維脂肪前駆細胞(FAPs)※1を活性化し、フォリスタチン(Fst)※2の発現を上昇させます。トホグリフロジンは、肥満により低下したAMPキナーゼ...
キーワード:グルコース/リン酸/輸送体/抵抗性/SGLT2/インスリンシグナル/インスリン分泌/ナトリウム/病理/病理学/AMPK/AMPキナーゼ/運動機能/筋萎縮/筋収縮/筋線維/筋損傷/筋肉/高脂肪食/骨格筋/脂肪細胞/内臓脂肪/モデルマウス/間葉系幹細胞/前駆細胞/ATP/アミノ酸/インスリン/キナーゼ/マウス/ミトコンドリア/幹細胞/脂肪酸/神経科学/腎臓/内分泌/薬理学/2型糖尿病/インスリン抵抗性/スタチン/脂質/脂質代謝/生活習慣病/糖尿病
他の関係分野:農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月7日
21
高輝度の円偏光発光を放射する 分子レベルで封止された有機蛍光色素の開発に成功
富山大学薬学部薬化学研究室の西沖航平博士課程大学院生、木村明日香博士前期課程大学院生、学術研究部薬学・和漢系の大石雄基講師、千葉順哉准教授、井上将彦教授、および学術研究部理学系光化学研究室の野崎浩一教授、岩村宗高講師らの研究グループは、簡便に合成でき、世界トップレベルの明るさをもつ新しい有機 CPL 色素を開発しました。本研究成果は、令和7年9月26日に化学分野で権威のある欧州学術誌「Chemical Science」にオンライン掲載されました。...
キーワード:異方性/円偏光発光/オリゴ糖/シクロデキストリン/ロタキサン/光化学/グルコース/円偏光/有機分子/蛍光色素
他の関係分野:数物系科学化学総合理工医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月6日
22
有機農法によって作られる土壌の炭素・窒素特性が微小節足動物の生息密度を高める
有機農法は、農業生態系における土壌劣化を防止する上で有効であることが広く認められています。しかし、有機農法が土壌の生物群集に及ぼす影響を、作付の異なるさまざまな耕作地間で比較した研究は十分になされていません。富山大学大学院理工学教育部博士後期課程のハック エムディ アリフルと峯村友都、学術研究部理学系の佐澤和人講師、倉光英樹教授、和田直也教授の研究グループは、富山県内の水稲、大豆、野菜畑において、土壌微小節足動物の生息密度を調べ、有機栽培と慣行栽培の耕作地土壌を比較しました。一般化線形混合モデル(GLMM)※1)を用いた解析の結果、有機農法と野菜の作付けはともに、微小...
キーワード:混合モデル/線形混合モデル/サステイナビリティ/生物群集/解析モデル/統計解析/有機物/水稲/土壌学/生態系/節足動物/土壌
他の関係分野:情報学環境学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月26日
23
PACAP受容体遮断薬によりマウスのうつ状態を改善
―1回の投与で即効性と持続性のある安全な抗うつ薬の開発に期待―
大阪大学大学院 薬学研究科 神経薬理学分野の新谷勇介さん(研究当時:博士後期課程、現:神戸大学 医学研究科)、橋本均教授、同大学大学院 歯学研究科 薬理学講座の早田敦子准教授、富山大学学術研究部工学系の髙﨑一朗准教授、鹿児島大学医学研究科の栗原崇准教授、広島大学大学院医系科学研究科(歯)細胞分子薬理学の吾郷由希夫教授らの研究グループは、神経ペプチドである下垂体活性化ポリペプチドPACAP※1の特異的な受容体であるPAC1の低分子遮断薬※2が、うつ病動物モデルにおいて、1回の投与で、即時的かつ持続的に抗うつ作用を示すことを明らかにしました。...
キーワード:持続性/ポリペプチド/神経ペプチド/シナプス/スパイン/樹状突起スパイン/線条体/大脳/抵抗性/下垂体/高次脳機能/治療抵抗性/神経機能/動物モデル/神経伝達物質/認知機能障害/モデルマウス/歯学/マウス/受容体/樹状突起/神経回路/神経細胞/大脳皮質/脳機能/薬理学/うつ/うつ病/ストレス/海馬/認知機能/薬物療法/有病率
他の関係分野:複合領域化学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月25日
24
ゾウムシは寄生植物の花形成機構を操作して “果実状の虫こぶ”をつくる
昆虫などが植物に寄生して形成される「虫こぶ」は、昆虫が植物に働きかけてその発生プログラムを改変することで誘導される、異常発達した組織です。虫こぶは、誘導した昆虫にとっての餌場や天敵からのシェルターとして機能するため、「延長された表現型」の典型例として、生物学のさまざまな分野から注目を集めてきました。しかし、その形成の分子機構には、いまだ多くの未解明な点が残されています。 東北大学大学院生命科学研究科の別所-上原奏子助教らと富山大学学術研究部理学系の土`田努准教授らの研究グループは、寄生植物アメリカネナシカズラと、その上に虫こぶを形成する甲虫マダラケ...
キーワード:光合成/進化生物学/デンプン/分子機構/遺伝子
他の関係分野:農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月24日
25
大脳髄膜由来線維芽細胞は脳常在マクロファージと協調して髄鞘形成不全マウス脳皮質における炎症を促進する
富山大学学術研究部医学系の奥野のり子助教らの研究グループは、血小板由来増殖因子受容体※1)(PDGFR)α遺伝子の神経系特異的条件付きノックアウト(N-PRα-KO)によりマウスに髄鞘※2)形成不全を誘導し、N-PRα-KOマウスの大脳皮質における炎症の慢性化メカニズムを解析することに成功した。その結果、軟膜由来線維芽細胞と脳常在マクロファージの間に炎症を持続させる細胞間サーキットが形成され、線維化、グリオーシス、血管新生、神経細胞における酸化ストレスを引き起こすことが明らかになった。さらに、軟膜由来線維芽細胞に高発現しているPDGFRαの中和抗...
キーワード:神経系/大脳/髄鞘/PDGF/増殖因子/モデルマウス/線維芽細胞/多発性硬化症/ファージ/マウス/マクロファージ/血管新生/血小板/受容体/神経細胞/大脳皮質/慢性炎症/ストレス/遺伝子/抗体/酸化ストレス/脂質/線維化
他の関係分野:総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年7月17日
26
重⼒応答と光合成・成⻑は同じ遺伝⼦「ISSUNBOSHI1」で制御されていた
〜⽔中から陸上へ、5 億年前のコケ植物の挑戦を⽀えたAP2/ERF 転写因⼦〜
・植物が5 億年前に上陸したとき直⾯した試練の中に、体にかかる重⼒の増加がある。最初の陸上植物群であるコケ植物は、重⼒を増加させると、背丈は低くなるが光合成は活発になり、植物体数は増えることが分かった。・重⼒増加への適応の鍵となるAP2/ERF 転写因⼦を初めて明らかにした。それを「ISSUNBOSHI1(⼀⼨法師1)」と名付け、その働きを制御することで、通常重⼒下でも光合成能⼒を⾼め植物体数を増やすことに成功した。・本研究の成果は、光合成能⼒が⾼く収穫量が多い植物の開発につながる可能性がある。さらに将来、重⼒環境が地球とは異なる宇宙での農業⽣産に役に⽴つこと...
キーワード:環境変化/コケ植物/光合成/葉緑体
他の関係分野:複合領域
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月13日
27
鎮痛薬の中枢での作用メカニズム解明に向けた新技術の確立
富山大学学術研究部薬学・和漢系 応用薬理学研究室の歌大介准教授、塩野義製薬株式会社の山根拓也研究員らの研究グループは、脊髄電気生理学用の新たな髄腔内投与法を開発しました。本手法を用いることで、鎮痛薬リドカインが中枢神経系に直接作用し脊髄神経活動を抑制し、鎮痛効果を発揮することを実証しました。 本研究成果は、「Neurology International」に 2025年5月21日(日本時間)に掲載されました。...
キーワード:神経系/神経活動/中枢神経/中枢神経系/神経細胞/電気生理学/脳脊髄液/薬理学/生理学/慢性疼痛/疼痛
他の関係分野:総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月11日
28
地球電磁気・地球惑星圏学会より田中舘賞を受賞
学術研究部教育学系の成行泰裕准教授が地球電磁気・地球惑星圏学会(SGEPSS)第157回総会で田中舘賞を受賞しました。田中舘賞は地球電磁気学および地球惑星圏科学において顕著な学術業績をあげたSGEPSS会員に授与されるもので、対象となった研究は「非理想太陽風磁気流体波の理論的研究」です。関連リンク(外部サイト)地球電磁気・地球惑星圏学会 トピックス一覧...
キーワード:地球電磁気/磁気流体/太陽/太陽風/惑星/理論的研究
他の関係分野:数物系科学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月30日
29
遺伝子重複による新たな発達障害 モデルマウスを開発
-発達障害の発生メカニズム解明と新たな治療戦略の開発に期待-
金沢大学新学術創成研究機構/医薬保健研究域医学系の西山 正章 教授、医薬保健研究域医学系の川村 敦生 助教(研究当時、現・カリフォルニア大学バークレー校 博士研究員)、富山大学学術研究部医学系の高雄 啓三 教授らの研究グループは、自閉スペクトラム症(以下、自閉症)の関連遺伝子であるCHD8(※1)の重複(遺伝子の過剰発現)が、発育遅延、過活動行動、小頭症などの神経発達異常を引き起こすことをマウスモデルで明らかにしました。 自閉症を含む発達障害は社会生活に支障を来す症状のため、その患者数の増加とともに大きな社会問題となっています。CHD8 遺伝子は、自閉症の原因遺伝子の中でも特に...
キーワード:遺伝子重複/モデリング/染色体構造/神経発達/大脳/脳発生/行動解析/クロマチンリモデリング/クロマチン/ニューロン/マウスモデル/遺伝子発現解析/神経前駆細胞/神経発生/染色体/発現解析/神経伝達物質/エンハンサー/モデルマウス/リモデリング/前駆細胞/セロトニン/マウス/抗精神病薬/自閉症/大脳皮質/転写制御/遺伝子/遺伝子発現/自閉スペクトラム症/生理学/発達障害
他の関係分野:工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月21日
30
経鼻免疫により鼻粘膜に誘導される分泌型IgA抗体がウイルス感染を抑制する機構をモノクローナル抗体レベルで解明
鼻腔に病原体由来の抗原を摂取する経鼻ワクチンは、鼻粘膜上に分泌型IgA抗体を誘導すると共に、血液中にも抗体を誘導できることから、感染防御と重症化予防の両者を兼ね備えた次世代ワクチンとしてその効果が期待されています。しかし、なぜ経鼻ワクチン接種により鼻腔以外の組織で抗体が産生されるのかについては不明でした。我々のチームは、新型コロナウイルス由来のタンパク質を経鼻免疫したマウスから抗原特異的モノクローナル抗体を大規模に取得し、得られた各抗体クローンの遺伝子配列を解析しました。その結果、鼻粘膜で抗原刺激を受けた抗体産生細胞が、鼻粘膜で分泌型IgA抗体を産生するのみならず、その一部が全身のリンパ組...
キーワード:生細胞/クローン/IgA抗体/感染防御/病原体/SARS-CoV-2/血清/新型コロナウイルス/モノクローナル抗体/マウス/血液/抗原/抗体医薬/ウイルス/ワクチン/遺伝子/感染症/抗体
他の関係分野:化学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年5月7日
31
『Science』誌に、植物免疫を巧みに回避する病原性細菌の巧妙な生存戦略に関する成果が掲載されました
富山大学附属病院薬剤部の加藤 敦 教授の研究グループは、英国オックスフォード大学を中心とする国際共同研究チームと連携し、植物病原性細菌がイミノ糖※1 の一種であるglycosyrin※2 を産生し、植物免疫において病原体の侵入を感知し、防御応答を誘導する鍵酵素であるβ-ガラクトシダーゼ(BGAL1)※3 の活性を阻害することにより、宿主植物の免疫応答を回避する分子機構を解明しました。本研究により、植物が分泌するBGAL1 が、植物病原性細菌由来の免疫原性ペプチド※4 の放出を促進する一方で、細菌...
キーワード:パターン認識/立体保護/立体選択的/生存戦略/カルボニル化/加水分解/水分解/生産性/生物活性/植物免疫/加水分解酵素/酵素活性/病原性/Pseudomonas/アミノ酸配列/病原体/SPECT/分子機構/DAMPs/アミノ酸/アルカロイド/自然免疫/受容体/阻害剤/創薬/免疫応答/ウイルス/細菌/糖尿病
他の関係分野:情報学化学工学総合生物農学医歯薬学
富山大学 研究シーズ