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山口大学 研究Discovery Saga
研究期間:2026年 に発表された研究一覧:25
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発表日:2026年6月3日 この記事は2026年6月17日号以降に掲載されます。
1
悪性脳腫瘍(膠芽腫)に対する次世代型CAR-T細胞療法の医師主導治験に向けた研究開発がAMEDに採択
―九州大学・山口大学・ノイルイミューン社による産学連携プロジェクト―
この記事は2026年6月17日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年5月25日
2
骨髄間葉系間質細胞が細胞外小胞中のmicroRNAにより肝硬変の進行を抑制する機序を発見
山口大学大学院医学系研究科消化器内科学講座の高見太郎教授、松本俊彦講師、川本大樹大学院生(研究当時)らの研究グループは、骨髄間葉系間質細胞の分泌する細胞外小胞に含まれるmicroRNAが肝星細胞の活性化を制御し、肝硬変の進行を抑制するメカニズムを解明しました。 同講座では、進行した肝硬変に対する新たな低侵襲治療法として、骨髄間葉系間質細胞を肝動脈から投与する「自己完結型肝硬変再生療法」の開発を進め、金沢大学および澁谷工業株式会社と協同で医師主導治験を実施してきました。 本研究では、間葉系間質細胞が分泌する細胞外小胞中のmicroRNAに着目した検討が行われました。治験参加肝硬変...
キーワード:品質評価/プロファイル/モデリング/シグナリング/肝硬変/細胞外小胞/細胞内シグナル/評価法/TGF-β/リモデリング/骨髄/低侵襲治療/アクチン/間質細胞/細胞骨格/受容体/サイトカイン/遺伝子/医師/線維化/低侵襲
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2026年5月19日
3
植物の生命活動を支える起動装置を発見
―細胞膜プロトンポンプを直接活性化する基本メカニズムを解明、気孔が開く仕組みも明らかに―
植物の細胞膜プロトンポンプを直接リン酸化して活性化するキナーゼを特定したC5およびC7グループのRaf型キナーゼが複合体を形成し、プロトンポンプのThr881をリン酸化する“起動装置”として機能することを発見したこの起動原理がコケから被子植物まで保存され、4億年以上維持されてきた植物共通の「生命維持OSのコード」であることを解明したこの起動装置に光とCO2シグナルが統合されることで朝に気孔が開く分子メカニズムを解明した地球のガス交換を支える分子基盤を提示し、環境適応型作物の開発などへの応用に期待 ...
キーワード:炭素循環/太陽/コケ植物/ゼニゴケ/プロトンポンプ/維管束/光合成/細胞伸長/青色光/環境適応/太陽光/持続可能/光照射/物質輸送/イオン輸送/エンジン/制御システム/電気化学/二酸化炭素/二酸化炭素/物質生産/酸化酵素/オーキシン/リン酸/高CO2/植物ホルモン/シロイヌナズナ/環境ストレス/CO2濃度/ストレス耐性/環境応答/水利用/生物生産/プロテインキナーゼ/プロトン/リン酸化プロテオーム/細胞膜/タンパク質リン酸化/ホルモン/分子機構/ATP/キナーゼ/リン酸化酵素/膜タンパク質/ストレス
他の関係分野:環境学数物系科学生物学総合理工工学総合生物農学
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発表日:2026年5月12日
4
川崎病における炎症増幅機構の解明
― IL-33/ST2シグナルの役割
山口大学医学部附属病院小児科の岡田 清吾 講師(細胞デザイン医科学研究所・先進ゲノム編集治療研究部門)、大学院医学系研究科(医学専攻)小児科学講座の長谷川 俊史 教授(同研究部門)らのグループは、川崎病血管炎における新たな分子メカニズムとして、インターロイキン (IL)-33/ST2シグナルに注目した総説論文を発表しました。 IL-33は細胞傷害に伴って放出される「アラーミン(danger signal)」として機能し、自然免疫の活性化や血管内皮細胞・平滑筋細胞への影響を通じて炎症を増幅する可能性があります。一方で、受容体ST2の可溶型(sST2)は組織ストレスを反映するバイオマーカー...
キーワード:筋細胞/平滑筋/インターロイキン/冠動脈/血管内皮/治療標的/ゲノム編集/血管内皮細胞/自然免疫/受容体/内皮細胞/平滑筋細胞/ゲノム/ストレス/バイオマーカー/小児/臨床研究
他の関係分野:生物学
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発表日:2026年5月11日
5
「水を節約しながら生き延びるコムギ」の仕組みを解明
本研究では、コムギの突然変異体の中から、水の消費を抑えながら乾燥に強い系統WS1を選び出し、詳しく解析しました。 WS1は、通常のコムギに比べて気孔の開き方が小さく、蒸散を抑える特徴を持っていました。その結果、水の使用効率が高まり、乾燥条件下でも高い生存率を示しました(図1)。図1.給水停止後の変異を含まないコントロール系統(C)と節水系統(WS1)の干ばつストレス下で植物が萎れて枯死するまでの様子。20日間給水を...
キーワード:サイバーフィジカルシステム/最適化/突然変異/気候変動/浸透圧/持続可能/生産性/リン酸/植物ホルモン/変異体/環境ストレス/突然変異体/ストレス耐性/乾燥ストレス/浸透圧調節/微生物/アミノ酸配列/ホルモン/ATP/アミノ酸/グルタミン酸/シグナル分子/ストレス応答/プロリン/代謝物/転写因子/翻訳後修飾/ストレス/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:情報学環境学数物系科学生物学工学農学
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発表日:2026年5月8日
6
エラスチン線維の3次元構造が皮膚弾力に与える影響の解明
~独自の3Dシミュレーション評価法を開発~
山口大学大学院創成科学研究科の蒋飛准教授は、株式会社ファンケルとの共同研究により、ヒト皮膚中のエラスチン線維の3次元構造に基づいて皮膚弾力を予測する、独自の3Dシミュレーション評価法を開発しました。 本手法では、実際のヒト皮膚から取得したエラスチン線維の立体構造を再現し、コンピューター上で力学的負荷を与えた際の皮膚および線維の変形挙動を解析することで、皮膚弾力を視覚的かつ定量的に評価することが可能です。これにより、加齢に伴う皮膚弾力低下の仕組みを、エラスチン線維の3次元構造の観点から捉えることに初めて成功しました。 さらに本研究により、皮膚の弾力はエラスチンの量だけでなく、エラ...
キーワード:3次元構造/シミュレーション/ネットワーク構造/モデル化/有限要素法/評価法/エラスチン/立体構造/加齢
他の関係分野:工学
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発表日:2026年5月8日
7
新たな心房細動治療「パルスフィールドアブレーション(PFA)」における急激な血圧低下のメカニズムと予防策を解明
-右肺静脈からのアプローチが安全性の鍵-
最新の心房細動治療であるパルスフィールドアブレーション(PFA)において、エネルギー照射直後に生じる急激な血圧低下の実態を詳細に解析しました。解析の結果、血圧低下は最初の肺静脈への照射時に最も発生しやすく、治療が進むにつれて反応が減弱(慣れが生じる)することを解明しました。「右肺静脈」から治療を開始するプロトコルが、左肺静脈から開始する場合と比較して、深刻な血圧低下のリスクを抑制し、安全性を高める可能性を示しました。本研究は、橋本慎太郎診療助教、石口博智助教(共同筆頭著者)、吉賀康裕講師、佐野元昭教授らによるグループの成果であり、PFA治療のより安全な標準プロト...
キーワード:多変量解析/プロトコル/最適化/パルス/高周波/カテーテル/アブレーション/合併症/心機能/心臓/心房細動/イミン/不整脈/迷走神経/リスク因子/血圧/自律神経
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2026年4月27日
8
非光合成生物が光合成能力を獲得する仕組みの初期条件を発見
-ミドリゾウリムシとクロレラの細胞内共生で、宿主ミトコンドリアとクロレラ包膜間の強固な結合を初めて証明-
光合成※4能力を持たない生物が、藻類やその葉緑体※5を細胞内に取り込んで光合成産物(糖や酸素)を利用する能力を獲得する現象は、「光合成細胞内共生」と呼ばれます。これは非光合成生物にとって極めて有利な生存戦略であり、生物進化の重要な過程の一つです。 山口大学大学研究推進機構「中高温微生物研究センター」および福島大学環境放射能研究所の客員研究員である藤島政博 山口大学名誉教授と、山口大学理学部卒業生の西山翔氏は、ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria)とその細胞内共生クロレラ(Chlorella var...
キーワード:DNA結合/光エネルギー/環境放射能/普遍性/遠心力/生細胞/ATP合成/チラコイド膜/光合成/光合成細菌/生存戦略/葉緑体/酸素分子/紫外線/シリカ/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/放射能/膜構造/モデル生物/親水性/細胞壁/微生物/ATP合成酵素/膜脂質/セラミド/細胞膜/モノクローナル抗体/ATP/クローニング/ミトコンドリア/リン脂質/蛍光顕微鏡/蛍光色素/蛍光標識/抗原/細胞分裂/生体膜/抗体/細菌/脂質
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年4月21日
9
CRISPR-Cas3でヒトT細胞遺伝子破壊に成功
―次世代CAR-T細胞治療への応用に期待―
東京大学医科学研究所先進動物ゲノム研究分野の真下知士教授、藤井智明研究員(研究当時)、山口大学大学院医学系研究科免疫学講座の玉田耕治教授、理化学研究所放射光科学研究センターの竹下浩平研究員らの研究グループは、CRISPR-Cas3システムを用いてヒトT細胞の遺伝子を効率的に破壊するゲノム編集技術を開発しました。 ゲノム編集技術の1つであるCRISPR技術(注4)は生命科学研究や医療分野で利用されています。中でも広く用いられているCRISPR-Cas9はDNAを一カ所で切断する仕組みですが、細胞の修復過程によって小さな変異が導入されるだけで遺伝子機能が完全に失われ...
キーワード:免疫機能/放射光/遺伝子改変/CRISPR-Cas/実験動物/遺伝子破壊/ゲノム構造/ゲノム編集技術/リンパ腫/遺伝子操作/免疫系/CAR-T細胞療法/DNA二本鎖切断/染色体転座/CRISPR/GVHD/がん免疫/がん免疫療法/ゲノム不安定性/移植片対宿主病/染色体/臨床応用/mRNA/ゲノム解析/リンパ球/胎児/T細胞受容体/ゲノム編集/造血幹細胞/免疫療法/CRISPR-Cas9/HLA/RNA/T細胞/がん細胞/遺伝子ノックアウト/遺伝子治療/幹細胞/血液/抗原/再生医療/細胞治療/細胞療法/受容体/創薬/白血病/免疫学/免疫細胞/ゲノム/遺伝子/疫学/細菌/造血
他の関係分野:複合領域数物系科学総合生物農学
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発表日:2026年4月10日
10
ネコの胸はねじれやすい
~ネコひねり問題を考えるための新しいデータ~
ネコは高い所から落ちたとき、空中で体勢を立て直し、足から安全に着地することができます。この行動はネコひねり、学術的には「立ち直り反射」と呼ばれます(図1)。立ち直り反射の能力はすべての動物に備わっているわけではなく、たとえば、イヌが立ち直り反射をするという話を耳にすることはありません。 立ち直り反射の際に、ネコはどのように体を使っているのか? この「ネコひねり問題」について、これまでにさまざまな考えが提唱されてきたものの、十分な解決にはいたっていませんでした。 山口大学共同獣医学部の日暮泰男助教と学部6年生(当時)の戒能靖史大学生らの研究グループは、ネコの脊椎(背骨)の...
キーワード:獣医学/病理/脊椎/生理学
他の関係分野:農学
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発表日:2026年4月8日
11
バイオエタノールの工業生産に向けた高温同時糖化・発酵・減圧蒸留プロセス(HT-SSFD)を開発
山口大学大学研究推進機構 中高温微生物研究センターの山田守教授(特命)、Sornsiri Pattanakittivorakul学術研究員、前野慎太朗助教らの研究グループは、タイ・カセサート大学、タイ・コンケン大学、ベトナム・カントー大学、ラオス国立大学との共同研究により、耐熱性酵母の特性を活かした高温同時糖化・発酵・減圧蒸留(HT-SSFD)という新規な統合プロセスを提案し、その性能を評価しました。高温SSF(HT-SSF)は、従来のSSFよりも10℃以上高い温度で実施できることから糖化酵素量の削減、冷却コスト削減、雑菌混入の抑制などのメリットがありますが、高温でのエタノールや活性酸素種によ...
キーワード:プロファイル/最適化/耐熱性/生産技術/膜分離/電池/燃料電池/エタノール/エンジン/シミュレーション/ベトナム/リサイクル/生産性/Saccharomyces cerevisiae/発酵/ストレス耐性/バイオエタノール/バイオマス/微生物/イミン/活性酸素/活性酸素種/ゲノム/ストレス
他の関係分野:情報学化学工学農学
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発表日:2026年4月7日
12
第1回 山口大学研究者表彰式を挙行しました
―卓越した研究成果を収めた14名を表彰―
2026年3月23日(月)、大学会館大ホールにおいて「第1回 山口大学研究者表彰式」を執り行いました。 本表彰制度は、本学において学術研究に顕著な功績を挙げた研究者、および将来の活躍が期待される若手研究者を称えることを目的として設置されたものです。今年度は、厳正なる審査の結果、卓越研究者および若手研究者合わせて14名が選出されました。 式典では、谷澤幸生学長から受賞者一人ひとりに楯が授与されました。谷澤学長は式辞の中で、受賞者のこれまでの献身的な研究活動を称えるとともに、本学の知の創造を牽引するリーダーとしての更なる飛躍に期待を寄せました。 続いて、受賞者を代表し...
キーワード:獣医学
他の関係分野:農学
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発表日:2026年4月3日
13
日常的な飼育管理が犬の認知機能不全症候群の発症予防と進行抑制に与える影響を考察
獣医学の技術発展に伴い、犬の Cognitive Dysfunction Syndrome(CDS:認知機能不全症候群)は飼い主と犬のウェルビーイングにとって重要な問題となっています。CDSは人のアルツハイマー病に類似した神経変性疾患で、記憶力低下や行動異常(徘徊・夜鳴きなど)を引き起こします。 CDSは環境エンリッチメントや薬物治療によって症状の進行を遅らせることが報告されていますが、CDSそのものを発症させな...
キーワード:ウシ/獣医学/アルツハイマー病/神経変性/神経変性疾患/アウトカム/コホート/認知機能
他の関係分野:農学
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発表日:2026年4月2日
14
植物が青色光でデンプンを分解し気孔を開く仕組みを解明
−青色光受容体フォトトロピンの新たな基質WDR48を発見−
山口大学大学院創成科学研究科の武宮淳史教授、東京理科大学創域理工学部の山内翔太助教(元 山口大学学術研究員)の研究グループは、東京農工大学大学院農学研究院生物システム科学部門の梅澤泰史教授、名城大学理工学部の堀田一弘教授らとの共同研究により、植物が青色光に応答してデンプンを分解し、気孔開口を促進する新たな分子メカニズムを解明しました。 気孔は、植物の表皮に存在する一対の孔辺細胞によって形成される微小な孔であり、青色光に応答して開口し、光合成に必要な二酸化炭素(CO₂)の取り込みを促進します。孔辺細胞は表皮細胞の中で唯一葉緑体をもち、光合成によって葉緑体中にデンプンを蓄積します。青色光は...
キーワード:フォトトロピン/光合成/光受容/光受容体/神経系/青色光/葉緑体/環境適応/光環境/二酸化炭素/二酸化炭素/平滑化/生体内/酸化酵素/デンプン/リン酸/植物ホルモン/変異体/シロイヌナズナ/水利用/有機酸/バイオエネルギー/リン酸化プロテオーム/機能解析/細胞膜/タンパク質リン酸化/ホルモン/ATP/DNA損傷/LC-MS/MS/アミノ酸/キナーゼ/クロマトグラフィー/リン酸化酵素/受容体
他の関係分野:生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年3月31日
15
がんの悪役c-Mycを制御する新たな仕組みを解明
―がん抑制因子PP2Aを減らしても増やしても、c-Mycを減らすことができる―
山口大学共同獣医学部の大浜剛教授(細胞デザイン医科学研究所・所員)、大学院共同獣医学研究科博士課程の安藤紗奈大学院生らを中心とした研究グループは、がんの進行に深く関わるタンパク質「c-Myc」の分解メカニズムが、がん抑制因子「PP2A」の量によって切り替わることを明らかにしました。本研究成果は、米国科学アカデミー紀要『Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(PNAS)』に掲載されました。 研究の背景 c-Mycは、全遺伝子の約15%以上を制御する“マスター...
キーワード:リン酸/獣医学/分子機構/脱リン酸化/c-Myc/がん細胞/転写因子/臨床試験/遺伝子/抗がん剤
他の関係分野:農学
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発表日:2026年3月28日
16
卵巣老化の新たな分子メカニズムを解明
―アルドケト還元酵素1b7(Akr1b7)の低下が卵胞発育障害と生殖機能低下を引き起こす―
女性の生殖能力は加齢とともに低下しますが、その分子レベルでの仕組みは十分に解明されていません。 山口大学大学研究推進機構総合科学実験センター遺伝子実験施設の水上洋一教授および諌山慧士朗助教は、山口大学大学院医学系研究科、東海大学、京都産業大学と共同でマウス卵巣を用いた性周期に応じた網羅的遺伝子発現解析により、Akr1b7(アルドケト還元酵素1b7)が卵巣老化と生殖機能維持に重要な役割を果たすことを明らかにしました。 若齢マウスでは排卵刺激後にAkr1b7が一過性に活性化されるのに対し、高齢マウスではこの反応が失われていました。さらに、Akr1b7を欠損させたマウスでは、卵胞発育...
キーワード:生殖/機構総合/性周期/環境応答/遺伝子工学/遺伝子発現解析/治療標的/早期診断/排卵/発現解析/網羅的遺伝子発現解析/卵子/卵巣/卵胞発育/アルコール/ホルモン/性ホルモン/分子機構/ゲノム編集/プロゲステロン/マウス/代謝酵素/発現制御/薬理学/ゲノム/ストレス/遺伝子/遺伝子発現/加齢/酸化ストレス/妊娠/老化
他の関係分野:生物学工学農学
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発表日:2026年3月17日
17
乳児期のアトピー早期強化治療、3歳時点でも食物アレルギーを抑制
~早期介入で卵アレルギーも有意に減少~
本研究は、全国多施設で実施されたランダム化比較試験(PACI試験)に参加した乳児を、3歳まで追跡した前向きコホート研究(PACI-ON研究)です。生後7~13週でアトピー性皮膚炎と診断された乳児650名(全国16施設)を、・早期から積極的に炎症を抑える「早期強化治療群」(プロアクティブ療法)・ガイドラインに沿った「従来治療群」(リアクティブ療法)の2群に無作為に割り付け、生後28週まで治療を実施しました。その後は通常診療を行い、3歳まで食物アレルギー、皮膚症状、アレルギー性疾患、成長などを評価しました。主な研究結果3歳...
キーワード:花粉/アレルゲン/スギ/喘息/アトピー性皮膚炎/アレルギー/コホート/小児/食物アレルギー/前向きコホート研究/有病率
他の関係分野:農学
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発表日:2026年3月9日
18
カブトムシのメスは一生に一度しか交尾しない
山口大学理学部(大学院創成科学研究科(理学系))の小島渉准教授、学部4年生(当時)の圓尾明日香大学生、大学院創成科学研究科修士課程2年生の山手颯太大学院生らの研究グループは、アメリカ・モンタナ大学との共同研究により、カブトムシTrypoxylus dichotomusのメスが、生涯に一度しか交尾しないことを明らかにしました。研究グループが実験室環境下で観察を行ったところ、90%以上のメスが最初の交尾から少なくとも一カ月間にわたり、他のオスからの交尾の試みを拒絶することがわかりました。この拒絶期間は、野生下の成虫のメスの寿命を上回る長さです。他種の昆虫のメスは複数のオスと交尾を...
キーワード:化学物質/交尾器/進化生物学/生殖/繁殖生態/受精/寿命/精子
他の関係分野:環境学生物学農学
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発表日:2026年2月27日
19
COPD患者におけるフレイル合併が心血管イベントリスクを約2.6倍に高めることを明らかに
—10年間にわたる長期間データで検証
山口大学医学部附属病院 呼吸器・感染症内科の濱田和希助教、大学院医学系研究科呼吸器・感染症内科学講座の松永和人教授、AIシステム医学・医療研究教育センターの浅井義之教授らの研究グループは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者において「フレイル(虚弱)」の程度が、将来の重大な心血管イベント(心筋梗塞、心不全、脳卒中など)の発生率と強く関連することを、日本の地域医療データを用いた10年間にわたる追跡調査で明らかにしました。 COPDは主に喫煙など有害物質への長期暴露によって肺に炎症が生じ、気管支が狭くなったり、酸素を取りこむ肺胞が破壊されることで、呼吸機能が低下する疾患です。COPD患者は労...
キーワード:人工知能(AI)/有害物質/血管内皮/合併症/心筋/フレイル予防/血管内皮機能/寿命/心筋梗塞/身体機能/地域医療/追跡調査/慢性閉塞性肺疾患(COPD)/低酸素/フレイル/加齢/感染症/健康寿命/生活の質/電子カルテ/認知機能/脳卒中/慢性疾患
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2026年2月21日
20
第13回「学生と学長との懇談会(YYトーク)」を開催しました!
令和8年2月12日(木)、ひと・まち未来共創学環の学生7名と谷澤幸生学長による懇談会(通称:YYトーク)を開催しました。 この「YYトーク」は、谷澤学長の発案で企画されたものです。学生の視点からの本学の魅力や課題について、学生と学長が率直な意見交換を行い、大学運営の改善や学生生活のさらなる充実に役立てることを目的としています。 はじめに谷澤学長から自己紹介があり、続いて、参加した学生から自己紹介とともに、令和7年度に新設されたひと・まち未来共創学環を進学先に選んだ理由が述べられました。 続いて、学生から学環1期生として感じていることや大学に期待することなどについて発言...
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発表日:2026年2月19日
21
CIDPで免疫グロブリンGが血液神経関門を破綻させる機序を解明
 山口大学大学院医学系研究科臨床神経学講座の清水文崇准教授、大学研究推進機構総合科学実験センター資源開発分野(遺伝子実験施設)の水上洋一教授、渡邊健司助教らの研究グループは、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy: CIDP)注1の患者免疫グロブリンGが、血液神経関門(blood-nerve barrier: BNB)注2を破綻させる分子機序を明らかにしました。研究の背景と目的 CIDPは、神経難病で2か月以上にわたり徐々に進行す...
キーワード:ブレイン/対称性/非対称性/Vcam-1/有害物質/機構総合/資源開発/政策研究/リサイクリング/運動神経/病原性/シークエンス/病原体/機能解析/神経内科学/髄鞘/GM-CSF/血管内皮/血清/細胞株/末梢神経/リンパ球/筋萎縮/自己抗体/B細胞/RNA/RNAシークエンス/Th1/Th17細胞/TNF/T細胞/インテグリン/ケモカイン/ファージ/マクロファージ/炎症性サイトカイン/血液/血管内皮細胞/神経科学/神経細胞/創薬/内皮細胞/慢性炎症/免疫細胞/サイトカイン/タイトジャンクション/遺伝子/抗体/神経疾患/難病
他の関係分野:数物系科学生物学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月23日
22
ステロイドパルス療法が循環動態に与える影響を解明
ステロイドパルス療法によって、心臓負荷の血液マーカーである脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)と心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)が上昇し、心臓超音波検査所見においても心負荷の出現が示唆されました。心疾患の既往などのリスクを有する患者さんに対してステロイドパルス療法を施行する際には、十分な注意や対策を行う必要性が示唆されました。研究の背景と概要 山口大学医学部附属病院 第二内科の名和田 隆司 助教、村川 香里 大学院生(大学院医学系研究科 器官病態内科学講座)、小室 あゆみ 助教、大学院医学系研究科 器官病態内科学講座の佐野 元昭 教授、...
キーワード:パルス/グルココルチコイド/超音波/ナトリウム/膠原病/ナトリウム利尿ペプチド/ANP/BNP/心臓/ステロイド/血液/自己免疫/自己免疫疾患/腎臓/副作用/血圧/高血圧/超音波検査
他の関係分野:数物系科学生物学工学
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発表日:2026年1月23日
23
犬の口腔内悪性黒色腫に対する抗PD-1抗体の大規模臨床試験を実施
〜150頭のデータ解析により有効性と効果予測バイオマーカーを特定〜
 山口大学共同獣医学部 獣医臨床病理学研究室の水野拓也教授(山口大学細胞デザイン医科学研究所・副所長)および伊賀瀨雅也准教授(山口大学細胞デザイン医科学研究所・所員)と京都動物医療センターの萩森健二獣医師の研究グループは、以前に獣医臨床病理学研究室および日本全薬工業株式会社が樹立した「抗犬PD-1犬化抗体(ca-4F12-E6)」を用いて、進行性の犬口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)を対象とした世界最大規模の獣医師主導臨床研究を実施しました。 本研究では、山口大学共同獣医学部附属動物医療センターおよび京都動物医療センターを含む多施設において150頭の犬を登録し、本抗体の有効性と安全性を評...
キーワード:データ解析/マイクロ/生体内/獣医学/抵抗性/免疫系/MSI/PD-1/PD-L1/がん免疫/がん免疫療法/マイクロサテライト不安定性/リンパ節転移/悪性黒色腫/悪性度/炎症反応/病理/病理学/放射線治療/ゲノム解析/リンパ球/白血球/免疫療法/イミン/メラノーマ/血液/副作用/免疫チェックポイント/免疫チェックポイント阻害薬/免疫細胞/臨床試験/ゲノム/コホート/バイオマーカー/遺伝子/遺伝子変異/医師/個別化医療/抗体/手術/生理学/放射線/臨床研究
他の関係分野:数物系科学工学総合生物農学
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発表日:2026年1月21日
24
能登半島地震の発生源となった沿岸海底活断層
世界最長級の地震隆起を引き起こしたことを解明
 2024年1月1日に発生した能登半島地震(マグニチュード7.5)により、能登半島北部では顕著な地盤の隆起が観察されました。本研究は、この隆起が能登半島北岸に沿って並走する海底活断層の活動によって生じたことを、隆起海岸の地図化、隆起量の計測、および海底地形の分析を通じて明らかにしたものです。従来の津波・地震ハザード評価では十分に考慮されてこなかった沿岸域の海底活断層について、変動地形学的手法により具体的に示した点で、新たな視座を提供するものです。 また、本研究は広島大学から論文掲載料の助成を受け、実施されました。背景 日本の沿岸部は、これまで繰り返し地震...
キーワード:変動地形/活断層/脆弱性/地域防災計画/日本列島/防災計画/社会基盤/地震ハザード/ハザード/沿岸域/性能評価/津波/避難行動/防災・減災/層構造
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学
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発表日:2026年1月14日
25
眼圧を高感度に無線計測するスマートコンタクトレンズを開発
~緑内障評価に有効であることを実証~
ソフトなコンタクトレンズに歪センサアンテナを搭載することに成功しました。パリティ・時間(PT)対称性共振結合回路と無線式歪センサを統合した新回路によって、従来方式の約183倍の感度(36.333 Ω/mmHg)を達成しました。市販の眼圧計と高い線形相関を確認するとともに(豚眼:R2=0.93、ウサギ:R2=0.97)、高い透明性(可視光透過80%以上)と生体安全性を実証しました。本成果は、健常者(10~21 mmHg)が装着することで、緑内障患者の早期発見に向けたスマートレンズとしての開発につながります。...
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他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学工学総合生物農学