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研究分野別サイレントキーワード
「遺伝学」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】一般理論:差別遺伝学を含む研究件
❏人種化のプロセスとメカニズムに関する複合的研究(16H06320)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / エスニシティ / 差別 / 遺伝子 / 環太平洋 (他17件)
【概要】本研究は、すべて人種化のプロセスとメカニズムを扱うものであり、内容的に相互に関連しつつも、以下のサブテーマに分けられる。代表者である竹沢は、それぞれのテーマにおいて、分担者らの協力を仰ぎながらリーダーシップをとっている。 ①人種主義・反人種主義の越境・転換に関する日仏共同研究、②人種化の政治経済の通文化的メカニズムに関する個人研究、③ポストゲノム時代の遺伝子検査ビジネスに関する国際共同研究、④日系...
❏人種の表象と表現をめぐる融合研究(18202029)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / 人種差別 / 表象 / アイデンティティ / ジェンダー (他18件)
【概要】本研究は、人種の生物学的概念としての有効性が否定された後も、現実の日常生活において人種の社会的リアリティが強固に存在するのはなぜかという問題提起から、人種の表象と表現に着目した。共同研究は、(1)ジェンダー、階級、人種との交錯、(2)「見えない人種」、(3)科学言説、(4)現代の抵抗といったユニットを構築した上で進め、分野横断的、地域横断的なアプローチを試みた。 ...
【環境学】環境解析学:突然変異遺伝学を含む研究件
❏シュートメリステムの機能に着目したイネの葉の分化機構の解明(20248001)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】長戸 康郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10143413)
【キーワード】シュートメリステム / イネ / 突然変異 / 葉パターン / 葉間期 (他14件)
【概要】本研究はイネにおける葉の分化機構をシュートメリステムとの関係で明らかにしようとしたものである。シュートメリステムの維持と葉の形態形成に関わるWAF1を同定した。WAF1は小分子RNAの制御に関わるものであった。葉原基分化の時間的制御に関し、PLA3遺伝子を同定した。PLA1,PLA2と同様に葉の成熟速度を制御するもので、葉原基の分化には既存の葉原基からのシグナルが重要であることを明らかにした。葉の...
❏突然変異体メダカ系統を用いた生殖細胞ゲノム維持機構の解析(18310038)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 動物 / 遺伝学 / ストレス / 遺伝子 (他9件)
【概要】放射線高感受性ric1細胞は、DNA2本鎖切断の修復が遅延しており、γ線による断片化を伴う細胞死が起きない。緑色蛍光蛋白質(GFP)遺伝子を生殖細胞特異的に発現するric1系統を用いたところ、卵割期にすでにric1生殖細胞は、放射線高感受性であり、生殖腺移行後に孵化率に影響を及ぼさない線量に対して大きな性差があることも分かった。また、酸化損傷修復に関わるOGG1遺伝子の突然変異ホモ接合体メダカを作...
【数物系科学】地球惑星科学:計算機シミュレーション遺伝学を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏膜輸送体による基質認識・輸送調節機構の構造基盤の解明(20227003)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10272460)
【キーワード】X 線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 電気生理学解析 / 遺伝学解析 (他11件)
【概要】輸送体膜蛋白質は,金属イオン,糖,代謝産物,薬剤などの細胞内への取込みおよび細胞外への排出を厳密に制御し,細胞内の環境を適切に保っている.本研究では,マグネシウム輸送体,鉄輸送体および重金属輸送体などの金属イオン輸送体,光感受性陽イオンチャネル,蛋白質膜透過輸送体,ペプチド輸送体,多剤排出輸送体に関して,(1)X線結晶構造解析による構造的基盤の解明,(2)分子動力学(MD)シミュレーションによる動...
【生物学】生物学:リボソームRNA遺伝子遺伝学を含む研究件
❏リボソームRNA反復遺伝子のコピー数管理システムの解析(17H01443)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小林 武彦 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (40270475)
【キーワード】リボソーム / リボソームRNA遺伝子 / 遺伝子増幅 / 組換え / UAF (他18件)
【概要】翻訳を担うリボソームは細胞内のタンパク質の半分以上を占め、その量を安定に維持することは重要である。リボソームRNAをコードする遺伝子(リボソームRNA遺伝子:rDNA)は、真核細胞では100コピー以上がタンデムに連なった巨大反復遺伝子群を形成している。リボソームを安定供給するためには、コピー数を常にモニターしその数を一定レベルに維持する機能が必要と考えられるが、そのメカニズムについて全くわかってい...
❏リボソームRNA遺伝子における増幅誘導配列(EXP)の機能解析(17370065)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小林 武彦 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 教授 (40270475)
【キーワード】ゲノムの安定性 / リボソームRNA遺伝子 / 遺伝子増幅 / non coding RNA / DNA組換え (他19件)
【概要】ゲノムの不安定性は細胞老化や癌を引き起こす原因と考えられており、DNAを修復する機構、特に修復酵素群の働きについては、これまで遺伝学、生化学的手法により研究されてきた。リボソームRNA遺伝子(rDNA)は100コピー以上が繰り返して存在しており、リピート間での相同組換えによるコピーの脱落が頻繁に観察されるゲノム中で最も不安定な領域の1つと考えられている。しかしrDNAには、コピー数を回復させrDN...
【生物学】生物学:遺伝子増幅遺伝学を含む研究件
❏リボソームRNA反復遺伝子のコピー数管理システムの解析(17H01443)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小林 武彦 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (40270475)
【キーワード】リボソーム / リボソームRNA遺伝子 / 遺伝子増幅 / 組換え / UAF (他18件)
【概要】翻訳を担うリボソームは細胞内のタンパク質の半分以上を占め、その量を安定に維持することは重要である。リボソームRNAをコードする遺伝子(リボソームRNA遺伝子:rDNA)は、真核細胞では100コピー以上がタンデムに連なった巨大反復遺伝子群を形成している。リボソームを安定供給するためには、コピー数を常にモニターしその数を一定レベルに維持する機能が必要と考えられるが、そのメカニズムについて全くわかってい...
❏リボソームRNA遺伝子における増幅誘導配列(EXP)の機能解析(17370065)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小林 武彦 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 教授 (40270475)
【キーワード】ゲノムの安定性 / リボソームRNA遺伝子 / 遺伝子増幅 / non coding RNA / DNA組換え (他19件)
【概要】ゲノムの不安定性は細胞老化や癌を引き起こす原因と考えられており、DNAを修復する機構、特に修復酵素群の働きについては、これまで遺伝学、生化学的手法により研究されてきた。リボソームRNA遺伝子(rDNA)は100コピー以上が繰り返して存在しており、リピート間での相同組換えによるコピーの脱落が頻繁に観察されるゲノム中で最も不安定な領域の1つと考えられている。しかしrDNAには、コピー数を回復させrDN...
【生物学】生物学:遺伝学解析遺伝学を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏膜輸送体による基質認識・輸送調節機構の構造基盤の解明(20227003)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10272460)
【キーワード】X 線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 電気生理学解析 / 遺伝学解析 (他11件)
【概要】輸送体膜蛋白質は,金属イオン,糖,代謝産物,薬剤などの細胞内への取込みおよび細胞外への排出を厳密に制御し,細胞内の環境を適切に保っている.本研究では,マグネシウム輸送体,鉄輸送体および重金属輸送体などの金属イオン輸送体,光感受性陽イオンチャネル,蛋白質膜透過輸送体,ペプチド輸送体,多剤排出輸送体に関して,(1)X線結晶構造解析による構造的基盤の解明,(2)分子動力学(MD)シミュレーションによる動...
【生物学】生物学:相同組み換え遺伝学を含む研究件
❏リボソームRNA反復遺伝子のコピー数管理システムの解析(17H01443)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小林 武彦 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (40270475)
【キーワード】リボソーム / リボソームRNA遺伝子 / 遺伝子増幅 / 組換え / UAF (他18件)
【概要】翻訳を担うリボソームは細胞内のタンパク質の半分以上を占め、その量を安定に維持することは重要である。リボソームRNAをコードする遺伝子(リボソームRNA遺伝子:rDNA)は、真核細胞では100コピー以上がタンデムに連なった巨大反復遺伝子群を形成している。リボソームを安定供給するためには、コピー数を常にモニターしその数を一定レベルに維持する機能が必要と考えられるが、そのメカニズムについて全くわかってい...
❏減数分裂特異的に相同染色体間の接着を媒介するメカニズムとその制御(16H07422)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【研究代表者】坪内 英生 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (20283822)
【キーワード】減数分裂 / 相同組換え / シナプトネマ複合体 / 染色体 / 細胞周期 (他8件)
【概要】シナプトネマ複合体は減数第一分裂前期特異的に染色体上に形成される高次構造で、その際凝縮した相同染色体同士がその全長に渡って密着し相同染色体間で遺伝情報の交換を促進する。シナプトネマ複合体は細胞周期が第一分裂中期に移行するに従い速やかに解離するがその制御機構の多くは不明であった。本研究ではその制御において、主要な細胞周期調節キナーゼであるDDK(Dbf4依存性Cdc7キナーゼ)、ポロキナーゼ、CDK...
【生物学】基礎生物学:出芽酵母遺伝学を含む研究件
❏リボソームRNA反復遺伝子のコピー数管理システムの解析(17H01443)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小林 武彦 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (40270475)
【キーワード】リボソーム / リボソームRNA遺伝子 / 遺伝子増幅 / 組換え / UAF (他18件)
【概要】翻訳を担うリボソームは細胞内のタンパク質の半分以上を占め、その量を安定に維持することは重要である。リボソームRNAをコードする遺伝子(リボソームRNA遺伝子:rDNA)は、真核細胞では100コピー以上がタンデムに連なった巨大反復遺伝子群を形成している。リボソームを安定供給するためには、コピー数を常にモニターしその数を一定レベルに維持する機能が必要と考えられるが、そのメカニズムについて全くわかってい...
❏減数分裂特異的に相同染色体間の接着を媒介するメカニズムとその制御(16H07422)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【研究代表者】坪内 英生 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (20283822)
【キーワード】減数分裂 / 相同組換え / シナプトネマ複合体 / 染色体 / 細胞周期 (他8件)
【概要】シナプトネマ複合体は減数第一分裂前期特異的に染色体上に形成される高次構造で、その際凝縮した相同染色体同士がその全長に渡って密着し相同染色体間で遺伝情報の交換を促進する。シナプトネマ複合体は細胞周期が第一分裂中期に移行するに従い速やかに解離するがその制御機構の多くは不明であった。本研究ではその制御において、主要な細胞周期調節キナーゼであるDDK(Dbf4依存性Cdc7キナーゼ)、ポロキナーゼ、CDK...
❏高次元表現型解析を駆使した遺伝情報による細胞の動作原理の解明(15H04402)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】Saccharomyces cerevisiae / morphology / CalMorph / phenotyping / 出芽酵母 (他21件)
【概要】遺伝情報による生命体の動作原理、すなわち遺伝型という「原因」が表現型という「結果」にどのように結びつくかという原理を解き明かすことは、遺伝学の中心課題のひとつである。我々は、遺伝型と表現型との関係を明らかにするために、単細胞真核生物の出芽酵母(S. cerevisiae)の優れた遺伝学的ツールを駆使し、蛍光顕微鏡で得られる細胞画像を画像解析システムCalMorphにより解析し、形態プロファイリング...
【生物学】基礎生物学:膜輸送体遺伝学を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏膜輸送体による基質認識・輸送調節機構の構造基盤の解明(20227003)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10272460)
【キーワード】X 線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 電気生理学解析 / 遺伝学解析 (他11件)
【概要】輸送体膜蛋白質は,金属イオン,糖,代謝産物,薬剤などの細胞内への取込みおよび細胞外への排出を厳密に制御し,細胞内の環境を適切に保っている.本研究では,マグネシウム輸送体,鉄輸送体および重金属輸送体などの金属イオン輸送体,光感受性陽イオンチャネル,蛋白質膜透過輸送体,ペプチド輸送体,多剤排出輸送体に関して,(1)X線結晶構造解析による構造的基盤の解明,(2)分子動力学(MD)シミュレーションによる動...
【生物学】基礎生物学:X線結晶構造解析遺伝学を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏膜輸送体による基質認識・輸送調節機構の構造基盤の解明(20227003)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10272460)
【キーワード】X 線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 電気生理学解析 / 遺伝学解析 (他11件)
【概要】輸送体膜蛋白質は,金属イオン,糖,代謝産物,薬剤などの細胞内への取込みおよび細胞外への排出を厳密に制御し,細胞内の環境を適切に保っている.本研究では,マグネシウム輸送体,鉄輸送体および重金属輸送体などの金属イオン輸送体,光感受性陽イオンチャネル,蛋白質膜透過輸送体,ペプチド輸送体,多剤排出輸送体に関して,(1)X線結晶構造解析による構造的基盤の解明,(2)分子動力学(MD)シミュレーションによる動...
【生物学】基礎生物学:減数分裂遺伝学を含む研究件
❏減数分裂特異的に相同染色体間の接着を媒介するメカニズムとその制御(16H07422)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【研究代表者】坪内 英生 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (20283822)
【キーワード】減数分裂 / 相同組換え / シナプトネマ複合体 / 染色体 / 細胞周期 (他8件)
【概要】シナプトネマ複合体は減数第一分裂前期特異的に染色体上に形成される高次構造で、その際凝縮した相同染色体同士がその全長に渡って密着し相同染色体間で遺伝情報の交換を促進する。シナプトネマ複合体は細胞周期が第一分裂中期に移行するに従い速やかに解離するがその制御機構の多くは不明であった。本研究ではその制御において、主要な細胞周期調節キナーゼであるDDK(Dbf4依存性Cdc7キナーゼ)、ポロキナーゼ、CDK...
❏分裂酵母における減数分裂の制御機構(21227007)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-05-11 - 2014-03-31
【研究代表者】山本 正幸 公益財団法人かずさDNA研究所, その他部局等, 特別客員研究員 (40114706)
【キーワード】遺伝学 / 発生・分化 / 減数分裂 / 情報伝達 / RNA (他6件)
【概要】分裂酵母を用いて減数分裂を制御する分子機構を調べた。減数分裂に必要な一群のmRNAは栄養増殖時の細胞では「選択的除去」とよぶRNA分解を受ける。この機構を解析し、関係する諸分子を明らかにした。中心因子であるMmi1タンパク質は、標的mRNA上の特定の6塩基配列を認識し結合した。減数分裂時にMmi1を不活化させるmeiRNAにはこの6塩基配列が多数存在し、Mmi1をおびき寄せていた。また、RNA p...
【生物学】基礎生物学:パツチクランプ遺伝学を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏膜輸送体による基質認識・輸送調節機構の構造基盤の解明(20227003)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10272460)
【キーワード】X 線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 電気生理学解析 / 遺伝学解析 (他11件)
【概要】輸送体膜蛋白質は,金属イオン,糖,代謝産物,薬剤などの細胞内への取込みおよび細胞外への排出を厳密に制御し,細胞内の環境を適切に保っている.本研究では,マグネシウム輸送体,鉄輸送体および重金属輸送体などの金属イオン輸送体,光感受性陽イオンチャネル,蛋白質膜透過輸送体,ペプチド輸送体,多剤排出輸送体に関して,(1)X線結晶構造解析による構造的基盤の解明,(2)分子動力学(MD)シミュレーションによる動...
【生物学】人類学:寒冷適応遺伝学を含む研究件
❏遺伝学と生理学の融合によるヒト寒冷適応進化の実証研究(18H02515)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中山 一大 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (90433581)
【キーワード】ヒト / 寒冷適応進化 / 褐色脂肪組織 / 自然選択 / ゲノム多型 (他15件)
【概要】ヒトが高緯度の寒冷環境に遺伝的に適応した証拠を発見するため、ヒトの体温調節に重要な役割を果たしている褐色脂肪組織の個人差や、寒冷刺激化での体温調節機能の変化等を生理学的な手法で詳細に解析し、これに関連するゲノム多型の進化パターンの解析を行った。その結果、ヒトが北アジアから南北アメリカ大陸への進出の際の寒冷適応の証拠と思われるゲノム領域を複数同定することができた。 ...
❏東アジアにおける『寒冷適応=肥満抗性仮説』の実証に向けたゲノム人類学研究(26291096)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中山 一大 自治医科大学, 医学部, 講師 (90433581)
【キーワード】モンゴル人 / ゲノム多様性 / 寒冷適応 / 正の自然選択 / 肥満 (他14件)
【概要】現代人の肥満はエネルギーの摂取量と消費量の不均衡にその原因がある。本課題では、エネルギー消費の一翼を担う「代謝性熱産生」に着目し、現代人の肥満感受性が、祖先集団が過去に獲得した寒冷環境への遺伝的適応形質の影響下にある、という仮説を実証すべく、全ゲノムレベルでのヒトの遺伝的様性パターンの解析、遺伝疫学解析、分子生物学解析を柱とする学際的研究を推進した。 ...
【生物学】人類学:進化遺伝学を含む研究件
❏遺伝学と生理学の融合によるヒト寒冷適応進化の実証研究(18H02515)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中山 一大 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (90433581)
【キーワード】ヒト / 寒冷適応進化 / 褐色脂肪組織 / 自然選択 / ゲノム多型 (他15件)
【概要】ヒトが高緯度の寒冷環境に遺伝的に適応した証拠を発見するため、ヒトの体温調節に重要な役割を果たしている褐色脂肪組織の個人差や、寒冷刺激化での体温調節機能の変化等を生理学的な手法で詳細に解析し、これに関連するゲノム多型の進化パターンの解析を行った。その結果、ヒトが北アジアから南北アメリカ大陸への進出の際の寒冷適応の証拠と思われるゲノム領域を複数同定することができた。 ...
❏東アジアにおける『寒冷適応=肥満抗性仮説』の実証に向けたゲノム人類学研究(26291096)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中山 一大 自治医科大学, 医学部, 講師 (90433581)
【キーワード】モンゴル人 / ゲノム多様性 / 寒冷適応 / 正の自然選択 / 肥満 (他14件)
【概要】現代人の肥満はエネルギーの摂取量と消費量の不均衡にその原因がある。本課題では、エネルギー消費の一翼を担う「代謝性熱産生」に着目し、現代人の肥満感受性が、祖先集団が過去に獲得した寒冷環境への遺伝的適応形質の影響下にある、という仮説を実証すべく、全ゲノムレベルでのヒトの遺伝的様性パターンの解析、遺伝疫学解析、分子生物学解析を柱とする学際的研究を推進した。 ...
❏温帯への分布拡大に伴うアカショウジョウバエ適応進化の実験室内再現(23370096)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】田村 浩一郎 首都大学東京, 理工学研究科, 教授 (00254144)
【キーワード】ゲノム / 遺伝子 / 進化 / 環境適応 / トランスクリプトーム (他13件)
【概要】本研究は、近年、分布を熱帯から温帯に急速に広げたアカショウジョウバエについて、低温環境への進化的適応の分子機構を明らかにすることを目的とした。温帯産と熱帯産の系統の間で低温耐性を比較したところ、平均して温帯産の低温耐性は熱帯産よりも高く、その大きな要因として低温順化の効果が高いことが分かった。そこで、アカショウジョウバエで低温順化によって発現量が変化する遺伝子を調べ、その発現量の変化をキイロショウ...
【生物学】人類学:人類学遺伝学を含む研究件
❏人種化のプロセスとメカニズムに関する複合的研究(16H06320)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / エスニシティ / 差別 / 遺伝子 / 環太平洋 (他17件)
【概要】本研究は、すべて人種化のプロセスとメカニズムを扱うものであり、内容的に相互に関連しつつも、以下のサブテーマに分けられる。代表者である竹沢は、それぞれのテーマにおいて、分担者らの協力を仰ぎながらリーダーシップをとっている。 ①人種主義・反人種主義の越境・転換に関する日仏共同研究、②人種化の政治経済の通文化的メカニズムに関する個人研究、③ポストゲノム時代の遺伝子検査ビジネスに関する国際共同研究、④日系...
❏東アジアにおける『寒冷適応=肥満抗性仮説』の実証に向けたゲノム人類学研究(26291096)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中山 一大 自治医科大学, 医学部, 講師 (90433581)
【キーワード】モンゴル人 / ゲノム多様性 / 寒冷適応 / 正の自然選択 / 肥満 (他14件)
【概要】現代人の肥満はエネルギーの摂取量と消費量の不均衡にその原因がある。本課題では、エネルギー消費の一翼を担う「代謝性熱産生」に着目し、現代人の肥満感受性が、祖先集団が過去に獲得した寒冷環境への遺伝的適応形質の影響下にある、という仮説を実証すべく、全ゲノムレベルでのヒトの遺伝的様性パターンの解析、遺伝疫学解析、分子生物学解析を柱とする学際的研究を推進した。 ...
❏住家性ジャコウネズミのインド洋沿岸域における超域的な人為移動のプロセスの解明(25304009)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大舘 智志 北海道大学, 低温科学研究所, 助教 (60292041)
【キーワード】インド洋 / ジャコウネズミ / Suncus murinus / 人為移動 / 系統地理学 (他26件)
【概要】本研究は人間の活動に伴って移動をおこなう住家性のジャコウネズミ(真無盲腸目トガリネズミ科)の移動経路を調べることにより、人の歴史と動物の関係を知らべることを目的としている。そのために分子系統学、細胞遺伝学、形態学、生態学的な調査を行った。 分子系統学と細胞遺伝学的な調査とニッチェ解析により、ジャコウネズミは東アジア南部や東南アジア島嶼部、西アジア、インド洋西部沿岸部では、人間活動により複雑な過程に...
【工学】機械工学:セブラフィッシュ遺伝学を含む研究件
❏トランスポゾンを用いた遺伝子トラップに基づく新しい生命科学研究の基盤創成(15H02370)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川上 浩一 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 教授 (70195048)
【キーワード】ゲノム / 遺伝子 / 遺伝学 / 神経科学 / 発生・分化 (他9件)
【概要】(1)遺伝子トラップスクリーンを実施し、さまざまな細胞・組織・器官特異的にGal4FFを発現するトランスジェニックフィッシュを多数作製した。これらの系統におけるトランスポソン挿入部位を決定した。 (2)細胞・組織・器官特異的Gal4FF発現トランスジェニックフィッシュを基に共同研究を実施し研究成果を英文論文40報として発表した。 (3)ボツリヌス毒素遺伝子を用いてGal4FF発現神経細胞の機能を効...
❏ゼブラフィッシュ近交系の樹立(19700372)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】新屋 みのり 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助教 (00372946)
【キーワード】育種 / 遺伝学 / ゼブラフィッシュ / 近交系 / 育種遺伝
【概要】小型魚類であるゼブラフィッシュは、優れたモデル動物として盛んに用いられている。しかし、ゼブラフィッシュでは遺伝的背景が均一な近交系が作成されておらず、現在これが大きな欠点となっている。そこで本研究では、兄妹交配を繰り返すことによりゼブラフィッシュ近交系の作成を試みた。野生型2系統から兄妹交配を始めたところ、1系統は13世代目にて絶えてしまったが、残る1系統にて近交系の定義である20 世代の交配を達...
❏再生開始シグナルの同定をめざしたミュータントのパイロットスクリーニング(14654149)
【研究テーマ】遺伝
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】川上 厚志 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (00221896)
【キーワード】再生 / ゼブラフィッシュ / 発生遺伝学 / シグナル伝達 / 鰭 (他10件)
【概要】無脊椎動物では再生は普遍的な生存戦略であるが、脊椎動物においては魚類や有尾両生類以外では限られた再生能力しか持たない。これまでの再生研究は細胞の脱分化・再分化を伴ういわゆるエピモルフィック再生に主に注目されてきたが、細胞分化する前の幼若な時期でも修復が起こることから、再生には細胞分化が前提となる必然があるか疑問である。この疑問に明確に答えるため、第一にゼブラフィッシュの幼若なひれ原基の修復過程を引...
【工学】土木工学:マイノリティ遺伝学を含む研究件
❏人種化のプロセスとメカニズムに関する複合的研究(16H06320)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / エスニシティ / 差別 / 遺伝子 / 環太平洋 (他17件)
【概要】本研究は、すべて人種化のプロセスとメカニズムを扱うものであり、内容的に相互に関連しつつも、以下のサブテーマに分けられる。代表者である竹沢は、それぞれのテーマにおいて、分担者らの協力を仰ぎながらリーダーシップをとっている。 ①人種主義・反人種主義の越境・転換に関する日仏共同研究、②人種化の政治経済の通文化的メカニズムに関する個人研究、③ポストゲノム時代の遺伝子検査ビジネスに関する国際共同研究、④日系...
❏人種の表象と表現をめぐる融合研究(18202029)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / 人種差別 / 表象 / アイデンティティ / ジェンダー (他18件)
【概要】本研究は、人種の生物学的概念としての有効性が否定された後も、現実の日常生活において人種の社会的リアリティが強固に存在するのはなぜかという問題提起から、人種の表象と表現に着目した。共同研究は、(1)ジェンダー、階級、人種との交錯、(2)「見えない人種」、(3)科学言説、(4)現代の抵抗といったユニットを構築した上で進め、分野横断的、地域横断的なアプローチを試みた。 ...
【総合生物】ゲノム科学:ゲノム多様性遺伝学を含む研究件
❏遺伝学と生理学の融合によるヒト寒冷適応進化の実証研究(18H02515)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中山 一大 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (90433581)
【キーワード】ヒト / 寒冷適応進化 / 褐色脂肪組織 / 自然選択 / ゲノム多型 (他15件)
【概要】ヒトが高緯度の寒冷環境に遺伝的に適応した証拠を発見するため、ヒトの体温調節に重要な役割を果たしている褐色脂肪組織の個人差や、寒冷刺激化での体温調節機能の変化等を生理学的な手法で詳細に解析し、これに関連するゲノム多型の進化パターンの解析を行った。その結果、ヒトが北アジアから南北アメリカ大陸への進出の際の寒冷適応の証拠と思われるゲノム領域を複数同定することができた。 ...
❏東アジアにおける『寒冷適応=肥満抗性仮説』の実証に向けたゲノム人類学研究(26291096)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中山 一大 自治医科大学, 医学部, 講師 (90433581)
【キーワード】モンゴル人 / ゲノム多様性 / 寒冷適応 / 正の自然選択 / 肥満 (他14件)
【概要】現代人の肥満はエネルギーの摂取量と消費量の不均衡にその原因がある。本課題では、エネルギー消費の一翼を担う「代謝性熱産生」に着目し、現代人の肥満感受性が、祖先集団が過去に獲得した寒冷環境への遺伝的適応形質の影響下にある、という仮説を実証すべく、全ゲノムレベルでのヒトの遺伝的様性パターンの解析、遺伝疫学解析、分子生物学解析を柱とする学際的研究を推進した。 ...
【総合生物】ゲノム科学:組み換え遺伝学を含む研究件
❏リボソームRNA反復遺伝子のコピー数管理システムの解析(17H01443)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小林 武彦 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (40270475)
【キーワード】リボソーム / リボソームRNA遺伝子 / 遺伝子増幅 / 組換え / UAF (他18件)
【概要】翻訳を担うリボソームは細胞内のタンパク質の半分以上を占め、その量を安定に維持することは重要である。リボソームRNAをコードする遺伝子(リボソームRNA遺伝子:rDNA)は、真核細胞では100コピー以上がタンデムに連なった巨大反復遺伝子群を形成している。リボソームを安定供給するためには、コピー数を常にモニターしその数を一定レベルに維持する機能が必要と考えられるが、そのメカニズムについて全くわかってい...
❏リボソームRNA遺伝子における増幅誘導配列(EXP)の機能解析(17370065)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小林 武彦 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 教授 (40270475)
【キーワード】ゲノムの安定性 / リボソームRNA遺伝子 / 遺伝子増幅 / non coding RNA / DNA組換え (他19件)
【概要】ゲノムの不安定性は細胞老化や癌を引き起こす原因と考えられており、DNAを修復する機構、特に修復酵素群の働きについては、これまで遺伝学、生化学的手法により研究されてきた。リボソームRNA遺伝子(rDNA)は100コピー以上が繰り返して存在しており、リピート間での相同組換えによるコピーの脱落が頻繁に観察されるゲノム中で最も不安定な領域の1つと考えられている。しかしrDNAには、コピー数を回復させrDN...
【総合生物】生体分子化学:ゲノムの安定性遺伝学を含む研究件
❏リボソームRNA反復遺伝子のコピー数管理システムの解析(17H01443)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】小林 武彦 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (40270475)
【キーワード】リボソーム / リボソームRNA遺伝子 / 遺伝子増幅 / 組換え / UAF (他18件)
【概要】翻訳を担うリボソームは細胞内のタンパク質の半分以上を占め、その量を安定に維持することは重要である。リボソームRNAをコードする遺伝子(リボソームRNA遺伝子:rDNA)は、真核細胞では100コピー以上がタンデムに連なった巨大反復遺伝子群を形成している。リボソームを安定供給するためには、コピー数を常にモニターしその数を一定レベルに維持する機能が必要と考えられるが、そのメカニズムについて全くわかってい...
❏リボソームRNA遺伝子における増幅誘導配列(EXP)の機能解析(17370065)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小林 武彦 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 教授 (40270475)
【キーワード】ゲノムの安定性 / リボソームRNA遺伝子 / 遺伝子増幅 / non coding RNA / DNA組換え (他19件)
【概要】ゲノムの不安定性は細胞老化や癌を引き起こす原因と考えられており、DNAを修復する機構、特に修復酵素群の働きについては、これまで遺伝学、生化学的手法により研究されてきた。リボソームRNA遺伝子(rDNA)は100コピー以上が繰り返して存在しており、リピート間での相同組換えによるコピーの脱落が頻繁に観察されるゲノム中で最も不安定な領域の1つと考えられている。しかしrDNAには、コピー数を回復させrDN...
【農学】農芸化学:葉間期遺伝学を含む研究件
❏葉原基分化を時間的に調節する分子遺伝学的機構に関する研究(24380005)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (30345186)
【キーワード】イネ / 発生 / 葉原基 / 葉間期 / 植物 (他8件)
【概要】葉の分化の時間的な制御機構の解明は、シュートの形質改変による育種に重要な知見を与えうる。本研究によりイネにおける葉間期制御の遺伝的ネットワークの一端を明らかにした。イネのPLA1、PLA2遺伝子は植物ホルモンのジベレリンによって発現が誘導され、そして下流のOsSPL遺伝子の発現をそれぞれ異なる経路で制御することによって葉間期を調節していることを明らかにした。また、PLA遺伝子とAPO遺伝子は独立に...
❏シュートメリステムの機能に着目したイネの葉の分化機構の解明(20248001)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】長戸 康郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10143413)
【キーワード】シュートメリステム / イネ / 突然変異 / 葉パターン / 葉間期 (他14件)
【概要】本研究はイネにおける葉の分化機構をシュートメリステムとの関係で明らかにしようとしたものである。シュートメリステムの維持と葉の形態形成に関わるWAF1を同定した。WAF1は小分子RNAの制御に関わるものであった。葉原基分化の時間的制御に関し、PLA3遺伝子を同定した。PLA1,PLA2と同様に葉の成熟速度を制御するもので、葉原基の分化には既存の葉原基からのシグナルが重要であることを明らかにした。葉の...
【農学】農芸化学:発酵遺伝学を含む研究件
❏インテリジェント指向性進化法の創出と酵母への展開(20H00317)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】合田 圭介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (70518696)
【キーワード】指向性進化法 / 酵母 / 遺伝学 / イメージング / 微生物 (他7件)
【概要】本研究は、2018年に研究代表者らが多分野の最先端技術を結集させて開発した独自技術であるインテリジェント画像活性細胞選抜法(Intelligent Image-Activated Cell Sorting; iIACS)[Nitta et al, Cell 175, 266 (2018)]を基盤に、従来手法よりも1000倍以上高速で深層学習を用いたリアルタイム多変量分析による指向性進化法「インテリ...
❏有用物質産生へ向けたインドロカルバゾール生合成酵素反応機構の解析(22580089)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】尾仲 宏康 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特任教授 (80315829)
【キーワード】遺伝学 / 応用微生物 / 抗生物質 / 発酵 / バイオテクノロジー (他12件)
【概要】インドロカルバゾール(ICZ)骨格は4つの生合成酵素によってトリプトファンを前駆物質として生合成される。本研究では、ICZの一種であるスタウロスポリン生合成酵素を用いた。StaDはインドールピルビン酸をカップリングする酵素であるが、反応経路における反応中間体を検出し構造決定を行った。また、StaC酵素がどのようにK252cの選択合成を行うかについての変異酵素を作出することにより解析を行った。 ...
【農学】生産環境農学:変異体遺伝学を含む研究件
❏イネの超撥水性を発現する分子遺伝学的基盤の解明(16H04857)
【研究テーマ】遺伝育種科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30345186)
【キーワード】撥水性 / イネ / 遺伝学 / 変異体 / 葉 (他10件)
【概要】イネの葉はハスと同等の極めて高い撥水性(超撥水性)を示す。この超撥水性の発現メカニズムを様々な観点から明らかにした。まず、イネの葉において葉身向軸側が最も撥水性が高いこと、撥水性は環境条件によって変化することなどを明らかにした。また、撥水性が低下した濡れ葉変異体を用いることによって、複数のワックス合成に関わる遺伝子がイネの撥水性に重要であることを明らかにした。また、様々な種類のイネの撥水性を調査す...
❏再生開始シグナルの同定をめざしたミュータントのパイロットスクリーニング(14654149)
【研究テーマ】遺伝
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】川上 厚志 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (00221896)
【キーワード】再生 / ゼブラフィッシュ / 発生遺伝学 / シグナル伝達 / 鰭 (他10件)
【概要】無脊椎動物では再生は普遍的な生存戦略であるが、脊椎動物においては魚類や有尾両生類以外では限られた再生能力しか持たない。これまでの再生研究は細胞の脱分化・再分化を伴ういわゆるエピモルフィック再生に主に注目されてきたが、細胞分化する前の幼若な時期でも修復が起こることから、再生には細胞分化が前提となる必然があるか疑問である。この疑問に明確に答えるため、第一にゼブラフィッシュの幼若なひれ原基の修復過程を引...
【農学】境界農学:育種学遺伝学を含む研究件
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
❏葉原基分化を時間的に調節する分子遺伝学的機構に関する研究(24380005)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (30345186)
【キーワード】イネ / 発生 / 葉原基 / 葉間期 / 植物 (他8件)
【概要】葉の分化の時間的な制御機構の解明は、シュートの形質改変による育種に重要な知見を与えうる。本研究によりイネにおける葉間期制御の遺伝的ネットワークの一端を明らかにした。イネのPLA1、PLA2遺伝子は植物ホルモンのジベレリンによって発現が誘導され、そして下流のOsSPL遺伝子の発現をそれぞれ異なる経路で制御することによって葉間期を調節していることを明らかにした。また、PLA遺伝子とAPO遺伝子は独立に...
❏シュートメリステムの機能に着目したイネの葉の分化機構の解明(20248001)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】長戸 康郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10143413)
【キーワード】シュートメリステム / イネ / 突然変異 / 葉パターン / 葉間期 (他14件)
【概要】本研究はイネにおける葉の分化機構をシュートメリステムとの関係で明らかにしようとしたものである。シュートメリステムの維持と葉の形態形成に関わるWAF1を同定した。WAF1は小分子RNAの制御に関わるものであった。葉原基分化の時間的制御に関し、PLA3遺伝子を同定した。PLA1,PLA2と同様に葉の成熟速度を制御するもので、葉原基の分化には既存の葉原基からのシグナルが重要であることを明らかにした。葉の...
【農学】動物生命科学:イネ遺伝学を含む研究件
❏イネの超撥水性を発現する分子遺伝学的基盤の解明(16H04857)
【研究テーマ】遺伝育種科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30345186)
【キーワード】撥水性 / イネ / 遺伝学 / 変異体 / 葉 (他10件)
【概要】イネの葉はハスと同等の極めて高い撥水性(超撥水性)を示す。この超撥水性の発現メカニズムを様々な観点から明らかにした。まず、イネの葉において葉身向軸側が最も撥水性が高いこと、撥水性は環境条件によって変化することなどを明らかにした。また、撥水性が低下した濡れ葉変異体を用いることによって、複数のワックス合成に関わる遺伝子がイネの撥水性に重要であることを明らかにした。また、様々な種類のイネの撥水性を調査す...
❏イネの同質倍数体における遺伝子量補正に関する研究(24658003)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (30345186)
【キーワード】倍数体 / 発生・分化 / 植物 / イネ / 育種 (他6件)
【概要】イネの同質倍数体シリーズ(二倍体、三倍体、四倍体)をコルヒチン処理及び交雑により人工的に作出した。二倍体と四倍体における様々な表現型形質の比較によって、倍数化の効果を調査したところ、発育ステージによってその効果は異なることを示した。また四倍体では細胞分裂が減少し、いくつかのエピジェネテック関連遺伝子の発現量の増大が認められることが明らかとなった。 ...
❏葉原基分化を時間的に調節する分子遺伝学的機構に関する研究(24380005)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (30345186)
【キーワード】イネ / 発生 / 葉原基 / 葉間期 / 植物 (他8件)
【概要】葉の分化の時間的な制御機構の解明は、シュートの形質改変による育種に重要な知見を与えうる。本研究によりイネにおける葉間期制御の遺伝的ネットワークの一端を明らかにした。イネのPLA1、PLA2遺伝子は植物ホルモンのジベレリンによって発現が誘導され、そして下流のOsSPL遺伝子の発現をそれぞれ異なる経路で制御することによって葉間期を調節していることを明らかにした。また、PLA遺伝子とAPO遺伝子は独立に...
【農学】森林圏科学:植物遺伝学を含む研究件
❏イネの超撥水性を発現する分子遺伝学的基盤の解明(16H04857)
【研究テーマ】遺伝育種科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30345186)
【キーワード】撥水性 / イネ / 遺伝学 / 変異体 / 葉 (他10件)
【概要】イネの葉はハスと同等の極めて高い撥水性(超撥水性)を示す。この超撥水性の発現メカニズムを様々な観点から明らかにした。まず、イネの葉において葉身向軸側が最も撥水性が高いこと、撥水性は環境条件によって変化することなどを明らかにした。また、撥水性が低下した濡れ葉変異体を用いることによって、複数のワックス合成に関わる遺伝子がイネの撥水性に重要であることを明らかにした。また、様々な種類のイネの撥水性を調査す...
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
❏イネの同質倍数体における遺伝子量補正に関する研究(24658003)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (30345186)
【キーワード】倍数体 / 発生・分化 / 植物 / イネ / 育種 (他6件)
【概要】イネの同質倍数体シリーズ(二倍体、三倍体、四倍体)をコルヒチン処理及び交雑により人工的に作出した。二倍体と四倍体における様々な表現型形質の比較によって、倍数化の効果を調査したところ、発育ステージによってその効果は異なることを示した。また四倍体では細胞分裂が減少し、いくつかのエピジェネテック関連遺伝子の発現量の増大が認められることが明らかとなった。 ...
【農学】水圏応用科学:生態学遺伝学を含む研究件
❏血縁関係に基づく三陸産サケ個体群の繁殖集団の実態の解明(17K07904)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】峰岸 有紀 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (80793588)
【キーワード】サケ / 自然産卵 / 小鎚川 / 遡上 / 産卵床 (他10件)
【概要】三陸地方の小河川に回帰するサケ野生個体群の繁殖の実態を解明し、地域個体群の生態の理解に資することを目的として、岩手県・小鎚川において、サケ回帰親魚の全数調査を行った。その結果、親魚の遡上時期、数、遡上区間、産卵床の数および分布など、河川全体のサケ野生個体群の自然産卵の実態を明らかにした。本河川では、孵化放流を実施している近隣河川と比較して、決して小さくない個体群サイズを自然産卵のみで維持しているこ...
❏住家性ジャコウネズミのインド洋沿岸域における超域的な人為移動のプロセスの解明(25304009)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大舘 智志 北海道大学, 低温科学研究所, 助教 (60292041)
【キーワード】インド洋 / ジャコウネズミ / Suncus murinus / 人為移動 / 系統地理学 (他26件)
【概要】本研究は人間の活動に伴って移動をおこなう住家性のジャコウネズミ(真無盲腸目トガリネズミ科)の移動経路を調べることにより、人の歴史と動物の関係を知らべることを目的としている。そのために分子系統学、細胞遺伝学、形態学、生態学的な調査を行った。 分子系統学と細胞遺伝学的な調査とニッチェ解析により、ジャコウネズミは東アジア南部や東南アジア島嶼部、西アジア、インド洋西部沿岸部では、人間活動により複雑な過程に...
❏穀物の旱魃応答指数の生理・遺伝・生態学的解明(23380011)
【研究テーマ】作物生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鴨下 顕彦 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (10323487)
【キーワード】ストレス / 生態学 / 遺伝学 / 植物 / 環境 (他12件)
【概要】イネの多様な品種群、遺伝集団、準同質遺伝子系統を用いて、旱魃応答指数(DRI)を定量し、その生態生理・遺伝学的機構を解明した。品種試験では、DRIは旱魃下の収穫指数、稔実性や乾物生産と正の相関が強く、不稔穂の割合、出穂遅延、草丈減少と負の相関が強かった。遺伝集団試験では、第2染色体のRM6911-RM6379の領域、第4染色体RM5953近傍、第8染色体に2か所、DRIの量的遺伝子座が推定されたが...
【農学】水圏応用科学:育種遺伝学を含む研究件
❏辺境少数民族地帯での植物利用及び伝統知の遺存と地域発展活動や国際経済の影響評価(25257416)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】渡邉 和男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (90291806)
【キーワード】植物 / 遺伝資源 / 生物多様性 / 農業 / 民俗学 (他24件)
【概要】イラン, パキスタン, インド, ミャンマー, タイ, ラオス及び中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査した. 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理について基盤ができた. 低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築をした. 作物種の遺伝資源利...
❏イネの同質倍数体における遺伝子量補正に関する研究(24658003)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (30345186)
【キーワード】倍数体 / 発生・分化 / 植物 / イネ / 育種 (他6件)
【概要】イネの同質倍数体シリーズ(二倍体、三倍体、四倍体)をコルヒチン処理及び交雑により人工的に作出した。二倍体と四倍体における様々な表現型形質の比較によって、倍数化の効果を調査したところ、発育ステージによってその効果は異なることを示した。また四倍体では細胞分裂が減少し、いくつかのエピジェネテック関連遺伝子の発現量の増大が認められることが明らかとなった。 ...
❏ゼブラフィッシュ近交系の樹立(19700372)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】新屋 みのり 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助教 (00372946)
【キーワード】育種 / 遺伝学 / ゼブラフィッシュ / 近交系 / 育種遺伝
【概要】小型魚類であるゼブラフィッシュは、優れたモデル動物として盛んに用いられている。しかし、ゼブラフィッシュでは遺伝的背景が均一な近交系が作成されておらず、現在これが大きな欠点となっている。そこで本研究では、兄妹交配を繰り返すことによりゼブラフィッシュ近交系の作成を試みた。野生型2系統から兄妹交配を始めたところ、1系統は13世代目にて絶えてしまったが、残る1系統にて近交系の定義である20 世代の交配を達...
【医歯薬学】基礎医学:熱産生遺伝学を含む研究件
❏遺伝学と生理学の融合によるヒト寒冷適応進化の実証研究(18H02515)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中山 一大 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (90433581)
【キーワード】ヒト / 寒冷適応進化 / 褐色脂肪組織 / 自然選択 / ゲノム多型 (他15件)
【概要】ヒトが高緯度の寒冷環境に遺伝的に適応した証拠を発見するため、ヒトの体温調節に重要な役割を果たしている褐色脂肪組織の個人差や、寒冷刺激化での体温調節機能の変化等を生理学的な手法で詳細に解析し、これに関連するゲノム多型の進化パターンの解析を行った。その結果、ヒトが北アジアから南北アメリカ大陸への進出の際の寒冷適応の証拠と思われるゲノム領域を複数同定することができた。 ...
❏東アジアにおける『寒冷適応=肥満抗性仮説』の実証に向けたゲノム人類学研究(26291096)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中山 一大 自治医科大学, 医学部, 講師 (90433581)
【キーワード】モンゴル人 / ゲノム多様性 / 寒冷適応 / 正の自然選択 / 肥満 (他14件)
【概要】現代人の肥満はエネルギーの摂取量と消費量の不均衡にその原因がある。本課題では、エネルギー消費の一翼を担う「代謝性熱産生」に着目し、現代人の肥満感受性が、祖先集団が過去に獲得した寒冷環境への遺伝的適応形質の影響下にある、という仮説を実証すべく、全ゲノムレベルでのヒトの遺伝的様性パターンの解析、遺伝疫学解析、分子生物学解析を柱とする学際的研究を推進した。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:神経発生遺伝学を含む研究件
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】外科系臨床医学:病理学遺伝学を含む研究件
❏上皮内肺がん等の全ゲノムシークエンス解析による新規ドライバー遺伝子の同定(20H00545)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】河野 隆志 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (80280783)
【キーワード】癌 / 遺伝子 / ゲノム / 遺伝学 / 病理学 (他7件)
【概要】上皮内肺がん17例、微小浸潤腺がん2例について、全ゲノム/RNAシークエンスデータおよび長鎖シークエンスデータを取得し、進行がんと比較することで、総合的に早期肺発がん機構のメカニズムの推定を行った。既知のがん遺伝子変異としては、EGFR、KRAS、MET、BRAF、HER2遺伝子の変異、RET遺伝子融合は、早期肺がん形成に働くドライバー変化であることが明らかにされた。一方、TP53やSMARCA2...
❏線虫C.elegansを用いたパーキンソン病発症機構の解明と治療薬開発(21700393)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】桑原 知樹 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 特任研究員 (10533903)
【キーワード】パーキンソン病 / α-synuclein / リン酸化 / 線虫 / 脳神経疾患 (他7件)
【概要】α-Synucleinは家族性パーキンソン病の病因遺伝子であり、その遺伝子産物は疾患脳内神経細胞においてSer129位のリン酸化を受けて蓄積する。線虫C.elegansは神経変性疾患の分子機構を解析するツールとして有用であることが示唆されている。我々はヒトα-synucleinを発現する線虫を用いて、α-synucleinのリン酸化がその神経毒性に与える影響について解析した。その結果、Ser129...
【医歯薬学】外科系臨床医学:エクソーム解析遺伝学を含む研究件
❏エクソーム解析における疾患原因変異同定率の低迷を打破するための多面的アプローチ(16K07211)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】宮 冬樹 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 講師 (50415311)
【キーワード】エクソーム解析 / 疾患遺伝子変異 / 遺伝性疾患 / 次世代シーケンサー / CNV解析 (他14件)
【概要】次世代シーケンサーを用いたエクソーム解析は疾患原因変異同定に有用な手法であるが、その同定率はこれまで30%程度で未同定例が多いという課題があった。 そこで我々は、原因変異同定率を更に向上させるための複数手法を統合させた解析手法を開発した。通常法に加え、独自開発した挿入・欠失(indel)検出ソフトの開発、コピー数変異の検出における最良法の検証と組み込み、ミトコンドリアDNAの解析手法の追加、タンパ...
❏血族婚のある多系統萎縮症の遺伝学的研究(25860700)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三井 純 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70579862)
【キーワード】遺伝学 / 連鎖解析 / 次世代シーケンサー / 神経変性疾患 / エクソーム解析 (他7件)
【概要】研究期間中,親がいとこ同士で多系統萎縮症の発症者を新たに2家系収集し,既存の4家系と合わせて合計で6家系を解析対象とした.パラメトリック連鎖解析による検討では,遺伝的異質性を許容したHLODスコアの計算でも,有意と思われる候補領域の絞り込みができなかった.続いて,それぞれの家系の発端者,計6例についてエクソーム解析を行った.インハウスの日本人健常者600例を対照として,アレル頻度が0.1%未満のホ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:染色体遺伝学を含む研究件
❏減数分裂特異的に相同染色体間の接着を媒介するメカニズムとその制御(16H07422)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【研究代表者】坪内 英生 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (20283822)
【キーワード】減数分裂 / 相同組換え / シナプトネマ複合体 / 染色体 / 細胞周期 (他8件)
【概要】シナプトネマ複合体は減数第一分裂前期特異的に染色体上に形成される高次構造で、その際凝縮した相同染色体同士がその全長に渡って密着し相同染色体間で遺伝情報の交換を促進する。シナプトネマ複合体は細胞周期が第一分裂中期に移行するに従い速やかに解離するがその制御機構の多くは不明であった。本研究ではその制御において、主要な細胞周期調節キナーゼであるDDK(Dbf4依存性Cdc7キナーゼ)、ポロキナーゼ、CDK...
❏住家性ジャコウネズミのインド洋沿岸域における超域的な人為移動のプロセスの解明(25304009)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大舘 智志 北海道大学, 低温科学研究所, 助教 (60292041)
【キーワード】インド洋 / ジャコウネズミ / Suncus murinus / 人為移動 / 系統地理学 (他26件)
【概要】本研究は人間の活動に伴って移動をおこなう住家性のジャコウネズミ(真無盲腸目トガリネズミ科)の移動経路を調べることにより、人の歴史と動物の関係を知らべることを目的としている。そのために分子系統学、細胞遺伝学、形態学、生態学的な調査を行った。 分子系統学と細胞遺伝学的な調査とニッチェ解析により、ジャコウネズミは東アジア南部や東南アジア島嶼部、西アジア、インド洋西部沿岸部では、人間活動により複雑な過程に...
❏減数分裂組み換えと染色体分配を連携させる微小管新規機能の研究(21687015)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞周期 / 染色体分配 / 微小管 / 減数分裂組換え (他11件)
【概要】本研究では、分裂酵母の減数分裂において見られる新規の微小管構造が、減数分裂組換えとその後の染色体分配という2つの現象を連携させる機能を持つことを実証した。また、その分子メカニズムについても解析を行い、特定の微小管結合タンパク質が通常とは異なる部位に局在することで、減数分裂特有の難しい染色体分配を克服していることが分かった。 ...
【医歯薬学】社会医学:人種遺伝学を含む研究件
❏人種化のプロセスとメカニズムに関する複合的研究(16H06320)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / エスニシティ / 差別 / 遺伝子 / 環太平洋 (他17件)
【概要】本研究は、すべて人種化のプロセスとメカニズムを扱うものであり、内容的に相互に関連しつつも、以下のサブテーマに分けられる。代表者である竹沢は、それぞれのテーマにおいて、分担者らの協力を仰ぎながらリーダーシップをとっている。 ①人種主義・反人種主義の越境・転換に関する日仏共同研究、②人種化の政治経済の通文化的メカニズムに関する個人研究、③ポストゲノム時代の遺伝子検査ビジネスに関する国際共同研究、④日系...
❏人種の表象と表現をめぐる融合研究(18202029)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】竹沢 泰子 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70227015)
【キーワード】人種 / 人種差別 / 表象 / アイデンティティ / ジェンダー (他18件)
【概要】本研究は、人種の生物学的概念としての有効性が否定された後も、現実の日常生活において人種の社会的リアリティが強固に存在するのはなぜかという問題提起から、人種の表象と表現に着目した。共同研究は、(1)ジェンダー、階級、人種との交錯、(2)「見えない人種」、(3)科学言説、(4)現代の抵抗といったユニットを構築した上で進め、分野横断的、地域横断的なアプローチを試みた。 ...
【医歯薬学】社会医学:微小管遺伝学を含む研究件
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
❏植物の液胞膜上に生じるサブドメイン様構造の機能,形成過程,分子基盤の解明に向けて(24570064)
【研究テーマ】植物分子生物・生理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】齊藤 知恵子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任准教授 (10321762)
【キーワード】液胞 / 微小管 / 液胞膜 / シロイヌナズナ / 透過電子顕微鏡 (他8件)
【概要】高等植物の液胞は,成熟した細胞ではその体積の9割以上を占める,巨大な単膜の細胞小器官である.多くの教科書で,液胞はスムーズな表面を持つ水風船様に多くの教科書で描かれているが,実際は原形質糸などの複雑な構造を持つ.私たちは発芽初期に生じる球状の構造bulbを発見し,その生物学的意義、分子基盤、形成過程を明らかにすべく研究を行ってきた.本研究では、高圧急速凍結凍結置換法を適用し、透過型電子顕微鏡観察を...
❏減数分裂組み換えと染色体分配を連携させる微小管新規機能の研究(21687015)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞周期 / 染色体分配 / 微小管 / 減数分裂組換え (他11件)
【概要】本研究では、分裂酵母の減数分裂において見られる新規の微小管構造が、減数分裂組換えとその後の染色体分配という2つの現象を連携させる機能を持つことを実証した。また、その分子メカニズムについても解析を行い、特定の微小管結合タンパク質が通常とは異なる部位に局在することで、減数分裂特有の難しい染色体分配を克服していることが分かった。 ...
【医歯薬学】社会医学:神経遺伝学を含む研究件
❏食性の進化(19770210)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】松尾 隆嗣 首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 助教 (70301223)
【キーワード】機能進化 / 進化 / 行動 / 生態 / 遺伝 (他10件)
【概要】セイシェルショウジョウバエの食性決定にかかわる遺伝子として、匂い物質結合蛋白質をコードする二つの遺伝子Obp57d及びObp57eを同定した。これらの遺伝子をノックアウトしたキイロショウジョウバエは産卵場所選択における嗜好性が変化していた。Obp57dとObp57eはキイロショウジョウバエ種群において遺伝子重複により生じ、機能分化していることが示唆された。 ...
❏中枢神経系プログラム細胞死の遺伝的制御(13480257)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三浦 正幸 理化学研究所, 細胞修復機構研究チーム, チームリーダー (50202338)
【キーワード】ショウジョウバエ / 神経 / 遺伝学 / 細胞死 / スクリーニング
【概要】申請者はこの異所発現トラップ法を用いて、ショウジョウバエ組織に未知遺伝子群を強制発現させることにより、新規の細胞死スイッチ担当遺伝子群の同定を試みた。具体的にはGS系統のショウジョウバエを、複眼特異的にGAL4タンパク質を発現するGMR-GAL4系統と交配させ、次世代の子孫の複眼の表現型を観察する。ショウジョウバエの複眼は光受容細胞などの神経細胞を多数含む代表的な中枢神経系器官である。もし複眼に細...
【医歯薬学】社会医学:SNP遺伝学を含む研究件
❏遺伝学と生理学の融合によるヒト寒冷適応進化の実証研究(18H02515)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中山 一大 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (90433581)
【キーワード】ヒト / 寒冷適応進化 / 褐色脂肪組織 / 自然選択 / ゲノム多型 (他15件)
【概要】ヒトが高緯度の寒冷環境に遺伝的に適応した証拠を発見するため、ヒトの体温調節に重要な役割を果たしている褐色脂肪組織の個人差や、寒冷刺激化での体温調節機能の変化等を生理学的な手法で詳細に解析し、これに関連するゲノム多型の進化パターンの解析を行った。その結果、ヒトが北アジアから南北アメリカ大陸への進出の際の寒冷適応の証拠と思われるゲノム領域を複数同定することができた。 ...
❏東アジアにおける『寒冷適応=肥満抗性仮説』の実証に向けたゲノム人類学研究(26291096)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】中山 一大 自治医科大学, 医学部, 講師 (90433581)
【キーワード】モンゴル人 / ゲノム多様性 / 寒冷適応 / 正の自然選択 / 肥満 (他14件)
【概要】現代人の肥満はエネルギーの摂取量と消費量の不均衡にその原因がある。本課題では、エネルギー消費の一翼を担う「代謝性熱産生」に着目し、現代人の肥満感受性が、祖先集団が過去に獲得した寒冷環境への遺伝的適応形質の影響下にある、という仮説を実証すべく、全ゲノムレベルでのヒトの遺伝的様性パターンの解析、遺伝疫学解析、分子生物学解析を柱とする学際的研究を推進した。 ...
【医歯薬学】歯学:次世代シーケンサー遺伝学を含む研究件
❏エクソーム解析における疾患原因変異同定率の低迷を打破するための多面的アプローチ(16K07211)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】宮 冬樹 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 講師 (50415311)
【キーワード】エクソーム解析 / 疾患遺伝子変異 / 遺伝性疾患 / 次世代シーケンサー / CNV解析 (他14件)
【概要】次世代シーケンサーを用いたエクソーム解析は疾患原因変異同定に有用な手法であるが、その同定率はこれまで30%程度で未同定例が多いという課題があった。 そこで我々は、原因変異同定率を更に向上させるための複数手法を統合させた解析手法を開発した。通常法に加え、独自開発した挿入・欠失(indel)検出ソフトの開発、コピー数変異の検出における最良法の検証と組み込み、ミトコンドリアDNAの解析手法の追加、タンパ...
❏血族婚のある多系統萎縮症の遺伝学的研究(25860700)
【研究テーマ】神経内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三井 純 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70579862)
【キーワード】遺伝学 / 連鎖解析 / 次世代シーケンサー / 神経変性疾患 / エクソーム解析 (他7件)
【概要】研究期間中,親がいとこ同士で多系統萎縮症の発症者を新たに2家系収集し,既存の4家系と合わせて合計で6家系を解析対象とした.パラメトリック連鎖解析による検討では,遺伝的異質性を許容したHLODスコアの計算でも,有意と思われる候補領域の絞り込みができなかった.続いて,それぞれの家系の発端者,計6例についてエクソーム解析を行った.インハウスの日本人健常者600例を対照として,アレル頻度が0.1%未満のホ...
【医歯薬学】歯学:発生遺伝学を含む研究件
❏葉原基分化を時間的に調節する分子遺伝学的機構に関する研究(24380005)
【研究テーマ】育種学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (30345186)
【キーワード】イネ / 発生 / 葉原基 / 葉間期 / 植物 (他8件)
【概要】葉の分化の時間的な制御機構の解明は、シュートの形質改変による育種に重要な知見を与えうる。本研究によりイネにおける葉間期制御の遺伝的ネットワークの一端を明らかにした。イネのPLA1、PLA2遺伝子は植物ホルモンのジベレリンによって発現が誘導され、そして下流のOsSPL遺伝子の発現をそれぞれ異なる経路で制御することによって葉間期を調節していることを明らかにした。また、PLA遺伝子とAPO遺伝子は独立に...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】薬学:動物遺伝学を含む研究件
❏血縁関係に基づく三陸産サケ個体群の繁殖集団の実態の解明(17K07904)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】峰岸 有紀 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (80793588)
【キーワード】サケ / 自然産卵 / 小鎚川 / 遡上 / 産卵床 (他10件)
【概要】三陸地方の小河川に回帰するサケ野生個体群の繁殖の実態を解明し、地域個体群の生態の理解に資することを目的として、岩手県・小鎚川において、サケ回帰親魚の全数調査を行った。その結果、親魚の遡上時期、数、遡上区間、産卵床の数および分布など、河川全体のサケ野生個体群の自然産卵の実態を明らかにした。本河川では、孵化放流を実施している近隣河川と比較して、決して小さくない個体群サイズを自然産卵のみで維持しているこ...
❏住家性ジャコウネズミのインド洋沿岸域における超域的な人為移動のプロセスの解明(25304009)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大舘 智志 北海道大学, 低温科学研究所, 助教 (60292041)
【キーワード】インド洋 / ジャコウネズミ / Suncus murinus / 人為移動 / 系統地理学 (他26件)
【概要】本研究は人間の活動に伴って移動をおこなう住家性のジャコウネズミ(真無盲腸目トガリネズミ科)の移動経路を調べることにより、人の歴史と動物の関係を知らべることを目的としている。そのために分子系統学、細胞遺伝学、形態学、生態学的な調査を行った。 分子系統学と細胞遺伝学的な調査とニッチェ解析により、ジャコウネズミは東アジア南部や東南アジア島嶼部、西アジア、インド洋西部沿岸部では、人間活動により複雑な過程に...
❏突然変異体メダカ系統を用いた生殖細胞ゲノム維持機構の解析(18310038)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 動物 / 遺伝学 / ストレス / 遺伝子 (他9件)
【概要】放射線高感受性ric1細胞は、DNA2本鎖切断の修復が遅延しており、γ線による断片化を伴う細胞死が起きない。緑色蛍光蛋白質(GFP)遺伝子を生殖細胞特異的に発現するric1系統を用いたところ、卵割期にすでにric1生殖細胞は、放射線高感受性であり、生殖腺移行後に孵化率に影響を及ぼさない線量に対して大きな性差があることも分かった。また、酸化損傷修復に関わるOGG1遺伝子の突然変異ホモ接合体メダカを作...
【医歯薬学】薬学:細胞・組織遺伝学を含む研究件
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
❏突然変異体メダカ系統を用いた生殖細胞ゲノム維持機構の解析(18310038)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 動物 / 遺伝学 / ストレス / 遺伝子 (他9件)
【概要】放射線高感受性ric1細胞は、DNA2本鎖切断の修復が遅延しており、γ線による断片化を伴う細胞死が起きない。緑色蛍光蛋白質(GFP)遺伝子を生殖細胞特異的に発現するric1系統を用いたところ、卵割期にすでにric1生殖細胞は、放射線高感受性であり、生殖腺移行後に孵化率に影響を及ぼさない線量に対して大きな性差があることも分かった。また、酸化損傷修復に関わるOGG1遺伝子の突然変異ホモ接合体メダカを作...
❏線虫の遺伝学と哺乳動物実験系を用いた新規エネルギー代謝鍵分子の同定と機能解析(18890051)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】福山 征光 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (20422389)
【キーワード】シグナル伝達 / 遺伝学 / 生理学 / 細胞・組織 / 蛋白質
【概要】インスリン/IGFシグナリング(IIS)経路とAMP活性化キナーゼ(AMPK)経路は、糖尿病や腫瘍形成に深く関与し、mTOR経路においてクロストークすることが示唆されてきた。これらの情報伝達経路は動物間で高度に保存されているが、mTORの活性制御やその下流因子は不明な点が多い。これまでに、我々は線虫のIIS経路とAMPK経路は飢餓時の生存維持や細胞増殖の抑制に重要である知見を得てきた。そこで今回の...
【医歯薬学】薬学:細胞死遺伝学を含む研究件
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
❏中枢神経系プログラム細胞死の遺伝的制御(13480257)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三浦 正幸 理化学研究所, 細胞修復機構研究チーム, チームリーダー (50202338)
【キーワード】ショウジョウバエ / 神経 / 遺伝学 / 細胞死 / スクリーニング
【概要】申請者はこの異所発現トラップ法を用いて、ショウジョウバエ組織に未知遺伝子群を強制発現させることにより、新規の細胞死スイッチ担当遺伝子群の同定を試みた。具体的にはGS系統のショウジョウバエを、複眼特異的にGAL4タンパク質を発現するGMR-GAL4系統と交配させ、次世代の子孫の複眼の表現型を観察する。ショウジョウバエの複眼は光受容細胞などの神経細胞を多数含む代表的な中枢神経系器官である。もし複眼に細...
【医歯薬学】薬学:細胞周期遺伝学を含む研究件
❏減数分裂特異的に相同染色体間の接着を媒介するメカニズムとその制御(16H07422)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【研究代表者】坪内 英生 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (20283822)
【キーワード】減数分裂 / 相同組換え / シナプトネマ複合体 / 染色体 / 細胞周期 (他8件)
【概要】シナプトネマ複合体は減数第一分裂前期特異的に染色体上に形成される高次構造で、その際凝縮した相同染色体同士がその全長に渡って密着し相同染色体間で遺伝情報の交換を促進する。シナプトネマ複合体は細胞周期が第一分裂中期に移行するに従い速やかに解離するがその制御機構の多くは不明であった。本研究ではその制御において、主要な細胞周期調節キナーゼであるDDK(Dbf4依存性Cdc7キナーゼ)、ポロキナーゼ、CDK...
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
❏減数分裂組み換えと染色体分配を連携させる微小管新規機能の研究(21687015)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞周期 / 染色体分配 / 微小管 / 減数分裂組換え (他11件)
【概要】本研究では、分裂酵母の減数分裂において見られる新規の微小管構造が、減数分裂組換えとその後の染色体分配という2つの現象を連携させる機能を持つことを実証した。また、その分子メカニズムについても解析を行い、特定の微小管結合タンパク質が通常とは異なる部位に局在することで、減数分裂特有の難しい染色体分配を克服していることが分かった。 ...
【医歯薬学】薬学:発生・分化遺伝学を含む研究件
❏アスパラガスの雌雄性を操作する(16K14843)
【研究テーマ】園芸科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】津釜 大侑 北海道大学, 農学研究院, 助教 (10726061)
【キーワード】食用アスパラガス / 性決定 / 遺伝子 / DNAマーカー / 植物ホルモン (他17件)
【概要】モデル植物・シロイヌナズナにおいては、MYB35という遺伝子を欠損すると雄性不稔となることが知られていたが、食用アスパラガスにおいては、これによく似た遺伝子(AoMYB35)が雄株にのみ存在し、雌株に存在しないということを明らかにした。AoMYB35は食用アスパラガスの雌雄性決定遺伝子の候補として有力なものである。また、雌花の雄蕊における細胞死を特徴づけると共に、食用アスパラガスの各花器官(花被片...
❏イネの超撥水性を発現する分子遺伝学的基盤の解明(16H04857)
【研究テーマ】遺伝育種科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30345186)
【キーワード】撥水性 / イネ / 遺伝学 / 変異体 / 葉 (他10件)
【概要】イネの葉はハスと同等の極めて高い撥水性(超撥水性)を示す。この超撥水性の発現メカニズムを様々な観点から明らかにした。まず、イネの葉において葉身向軸側が最も撥水性が高いこと、撥水性は環境条件によって変化することなどを明らかにした。また、撥水性が低下した濡れ葉変異体を用いることによって、複数のワックス合成に関わる遺伝子がイネの撥水性に重要であることを明らかにした。また、様々な種類のイネの撥水性を調査す...
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
【医歯薬学】薬学:マウス遺伝学を含む研究件
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】薬学:電気生理学遺伝学を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏膜輸送体による基質認識・輸送調節機構の構造基盤の解明(20227003)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10272460)
【キーワード】X 線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 電気生理学解析 / 遺伝学解析 (他11件)
【概要】輸送体膜蛋白質は,金属イオン,糖,代謝産物,薬剤などの細胞内への取込みおよび細胞外への排出を厳密に制御し,細胞内の環境を適切に保っている.本研究では,マグネシウム輸送体,鉄輸送体および重金属輸送体などの金属イオン輸送体,光感受性陽イオンチャネル,蛋白質膜透過輸送体,ペプチド輸送体,多剤排出輸送体に関して,(1)X線結晶構造解析による構造的基盤の解明,(2)分子動力学(MD)シミュレーションによる動...
【医歯薬学】薬学:細胞分裂遺伝学を含む研究件
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
❏減数分裂組み換えと染色体分配を連携させる微小管新規機能の研究(21687015)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞周期 / 染色体分配 / 微小管 / 減数分裂組換え (他11件)
【概要】本研究では、分裂酵母の減数分裂において見られる新規の微小管構造が、減数分裂組換えとその後の染色体分配という2つの現象を連携させる機能を持つことを実証した。また、その分子メカニズムについても解析を行い、特定の微小管結合タンパク質が通常とは異なる部位に局在することで、減数分裂特有の難しい染色体分配を克服していることが分かった。 ...
【医歯薬学】薬学:神経科学遺伝学を含む研究件
❏トランスポゾンを用いた遺伝子トラップに基づく新しい生命科学研究の基盤創成(15H02370)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川上 浩一 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 教授 (70195048)
【キーワード】ゲノム / 遺伝子 / 遺伝学 / 神経科学 / 発生・分化 (他9件)
【概要】(1)遺伝子トラップスクリーンを実施し、さまざまな細胞・組織・器官特異的にGal4FFを発現するトランスジェニックフィッシュを多数作製した。これらの系統におけるトランスポソン挿入部位を決定した。 (2)細胞・組織・器官特異的Gal4FF発現トランスジェニックフィッシュを基に共同研究を実施し研究成果を英文論文40報として発表した。 (3)ボツリヌス毒素遺伝子を用いてGal4FF発現神経細胞の機能を効...
❏神経細胞成長・シナプス可塑性・行動学習におけるmTORキナーゼの役割(22300106)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】饗場 篤 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20271116)
【キーワード】脳・神経 / 遺伝学 / シグナル伝達 / 神経科学
【概要】mTORシグナルは結節性硬化症や自閉症といったヒトの疾患に深く関与することから、神経細胞において重要な役割を担っていることが考えられる。そこで、活性化型mTOR変異体を用いて、神経細胞において直接mTOR経路を亢進することができるトランスジェニックマウスの作製・解析を行った。前脳におけるmTORの活性化はてんかん発作および神経変性を引き起こし、小脳においてはプルキンエ細胞の形態とシナプス除去に異常...
❏ショウジョウバエ視覚中枢を用いた脳の層構造形成機構の解明(19700316)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐藤 純 金沢大学, フロンティアサイエンス機構, 特任准教授 (30345235)
【キーワード】脳・神経 / 神経科学 / 発生・分化 / 遺伝学 / 遺伝子 (他8件)
【概要】ショウジョウバエ視覚中枢のメダラ神経節の発生過程を制御する分子機構を解析し、転写因子Drfの発現によって規定される神経細胞は約60種存在するメダラ神経細胞のうち9種の神経細胞を構成すること、高次の神経節であるロビュラの第1層および第4層特異的に投射すること、ロビュラに至る投射は幼虫期においてすでに見られることがわかった。また、神経細胞の種類と細胞体の位置には強い相関があることがわかった。 ...
【医歯薬学】薬学:ショウジョウバエ遺伝学を含む研究件
❏温帯への分布拡大に伴うアカショウジョウバエ適応進化の実験室内再現(23370096)
【研究テーマ】進化生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】田村 浩一郎 首都大学東京, 理工学研究科, 教授 (00254144)
【キーワード】ゲノム / 遺伝子 / 進化 / 環境適応 / トランスクリプトーム (他13件)
【概要】本研究は、近年、分布を熱帯から温帯に急速に広げたアカショウジョウバエについて、低温環境への進化的適応の分子機構を明らかにすることを目的とした。温帯産と熱帯産の系統の間で低温耐性を比較したところ、平均して温帯産の低温耐性は熱帯産よりも高く、その大きな要因として低温順化の効果が高いことが分かった。そこで、アカショウジョウバエで低温順化によって発現量が変化する遺伝子を調べ、その発現量の変化をキイロショウ...
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
❏ショウジョウバエ視覚中枢を用いた脳の層構造形成機構の解明(19700316)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐藤 純 金沢大学, フロンティアサイエンス機構, 特任准教授 (30345235)
【キーワード】脳・神経 / 神経科学 / 発生・分化 / 遺伝学 / 遺伝子 (他8件)
【概要】ショウジョウバエ視覚中枢のメダラ神経節の発生過程を制御する分子機構を解析し、転写因子Drfの発現によって規定される神経細胞は約60種存在するメダラ神経細胞のうち9種の神経細胞を構成すること、高次の神経節であるロビュラの第1層および第4層特異的に投射すること、ロビュラに至る投射は幼虫期においてすでに見られることがわかった。また、神経細胞の種類と細胞体の位置には強い相関があることがわかった。 ...
【医歯薬学】薬学:細胞遺伝学を含む研究件
❏減数分裂組み換えと染色体分配を連携させる微小管新規機能の研究(21687015)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞周期 / 染色体分配 / 微小管 / 減数分裂組換え (他11件)
【概要】本研究では、分裂酵母の減数分裂において見られる新規の微小管構造が、減数分裂組換えとその後の染色体分配という2つの現象を連携させる機能を持つことを実証した。また、その分子メカニズムについても解析を行い、特定の微小管結合タンパク質が通常とは異なる部位に局在することで、減数分裂特有の難しい染色体分配を克服していることが分かった。 ...
❏減数分裂第一・第二間における特殊な細胞周期制御機構の解析(19770144)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐藤 政充 東京大学, 大学院理学系研究科, 助教 (50447356)
【キーワード】染色体構築 / 機能 / 分配 / 遺伝学 / 遺伝子 (他8件)
【概要】減数分裂第一・第二間においては、2連続で分裂装置を形成させるために、スピンドル極体の複製が減数第一分裂の終期に起きること、さらにそれがサイクリン依存性キナーゼ(CDK)の活性に依存することを明らかにした。さらに、スピンドル極体が複製後に核内に埋め込まれる必要があるが、これもCDK活性に依存した現象であることが明らかとなった。 ...
【医歯薬学】薬学:タンパク質遺伝学を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏線虫の遺伝学と哺乳動物実験系を用いた新規エネルギー代謝鍵分子の同定と機能解析(18890051)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】福山 征光 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (20422389)
【キーワード】シグナル伝達 / 遺伝学 / 生理学 / 細胞・組織 / 蛋白質
【概要】インスリン/IGFシグナリング(IIS)経路とAMP活性化キナーゼ(AMPK)経路は、糖尿病や腫瘍形成に深く関与し、mTOR経路においてクロストークすることが示唆されてきた。これらの情報伝達経路は動物間で高度に保存されているが、mTORの活性制御やその下流因子は不明な点が多い。これまでに、我々は線虫のIIS経路とAMPK経路は飢餓時の生存維持や細胞増殖の抑制に重要である知見を得てきた。そこで今回の...
【医歯薬学】薬学:チャネル遺伝学を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏膜輸送体による基質認識・輸送調節機構の構造基盤の解明(20227003)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10272460)
【キーワード】X 線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 電気生理学解析 / 遺伝学解析 (他11件)
【概要】輸送体膜蛋白質は,金属イオン,糖,代謝産物,薬剤などの細胞内への取込みおよび細胞外への排出を厳密に制御し,細胞内の環境を適切に保っている.本研究では,マグネシウム輸送体,鉄輸送体および重金属輸送体などの金属イオン輸送体,光感受性陽イオンチャネル,蛋白質膜透過輸送体,ペプチド輸送体,多剤排出輸送体に関して,(1)X線結晶構造解析による構造的基盤の解明,(2)分子動力学(MD)シミュレーションによる動...
【医歯薬学】薬学:カスパーゼ遺伝学を含む研究件
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
❏デンジャーシグナル受容の可視化と遺伝学的制御機構(19659015)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / イメージング / 傷害 / 遺伝学 / ショウジョウバエ
【概要】カスパーゼは細胞死のメディエーターとして機能するシステインプロテアーゼであり、生体防御機構においても重要な役割を担うことが知られている。そこで、カスパーゼの活性化を可視化するツールとして、FRETを用いたインディケーター、SCAT3(Sensor for activated CAspases based on FRET)を発現するショウジョウバエ系統を作製した。ショウジョウバエの脂肪体は感染時に抗...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】薬学:がん遺伝学を含む研究件
❏上皮内肺がん等の全ゲノムシークエンス解析による新規ドライバー遺伝子の同定(20H00545)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】河野 隆志 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (80280783)
【キーワード】癌 / 遺伝子 / ゲノム / 遺伝学 / 病理学 (他7件)
【概要】上皮内肺がん17例、微小浸潤腺がん2例について、全ゲノム/RNAシークエンスデータおよび長鎖シークエンスデータを取得し、進行がんと比較することで、総合的に早期肺発がん機構のメカニズムの推定を行った。既知のがん遺伝子変異としては、EGFR、KRAS、MET、BRAF、HER2遺伝子の変異、RET遺伝子融合は、早期肺がん形成に働くドライバー変化であることが明らかにされた。一方、TP53やSMARCA2...
❏ロングリードシーケンスによるフェージング解析に基づく複数遺伝子変異の役割の解明(17K19592)
【研究テーマ】腫瘍学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】片岡 圭亮 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (90631383)
【キーワード】癌 / ゲノム / 遺伝学
【概要】10X Genomics社やOxford Nanopore Technologies社のロングリードシーケンスを用いて、ATLを含む悪性腫瘍における複数変異の解析を行った。さらに、フェージング解析を行うためのCisCheckerというプログラムを作成し、同じ遺伝子に複数変異を認める場合に、それらがcisまたはtransに存在するか判定できる方法を確立した。これらの方法を用いて、ATLを含むいくつか...
❏ATLにおける遺伝子異常に基づく分子病態の解明(16H06249)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】片岡 圭亮 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (90631383)
【キーワード】癌 / 成人T細胞白血病リンパ腫 / 遺伝学 / 成人細胞白血病リンパ腫 / 遺伝子解析 (他7件)
【概要】約200例のATL患者において遺伝子異常と進行性の病気や予後不良との関係を解析した。その結果、TP53変異、IRF4変異、および、複数のコピー数異常が進行性の病期(急性型・リンパ腫型)と関連があること、逆に、STAT3変異は慢性型・くすぶり型と関連があることを見出した。 さらに、既知の臨床的予後因子と組み合わせた上で、一部の遺伝子異常(PRKCB変異など)は予後と関係があること、特にPDL1コピー...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー遺伝学を含む研究件
❏エクソーム解析における疾患原因変異同定率の低迷を打破するための多面的アプローチ(16K07211)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】宮 冬樹 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 講師 (50415311)
【キーワード】エクソーム解析 / 疾患遺伝子変異 / 遺伝性疾患 / 次世代シーケンサー / CNV解析 (他14件)
【概要】次世代シーケンサーを用いたエクソーム解析は疾患原因変異同定に有用な手法であるが、その同定率はこれまで30%程度で未同定例が多いという課題があった。 そこで我々は、原因変異同定率を更に向上させるための複数手法を統合させた解析手法を開発した。通常法に加え、独自開発した挿入・欠失(indel)検出ソフトの開発、コピー数変異の検出における最良法の検証と組み込み、ミトコンドリアDNAの解析手法の追加、タンパ...
❏有用物質産生へ向けたインドロカルバゾール生合成酵素反応機構の解析(22580089)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】尾仲 宏康 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特任教授 (80315829)
【キーワード】遺伝学 / 応用微生物 / 抗生物質 / 発酵 / バイオテクノロジー (他12件)
【概要】インドロカルバゾール(ICZ)骨格は4つの生合成酵素によってトリプトファンを前駆物質として生合成される。本研究では、ICZの一種であるスタウロスポリン生合成酵素を用いた。StaDはインドールピルビン酸をカップリングする酵素であるが、反応経路における反応中間体を検出し構造決定を行った。また、StaC酵素がどのようにK252cの選択合成を行うかについての変異酵素を作出することにより解析を行った。 ...
【医歯薬学】看護学:イメージンク遺伝学を含む研究件
❏インテリジェント指向性進化法の創出と酵母への展開(20H00317)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】合田 圭介 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (70518696)
【キーワード】指向性進化法 / 酵母 / 遺伝学 / イメージング / 微生物 (他7件)
【概要】本研究は、2018年に研究代表者らが多分野の最先端技術を結集させて開発した独自技術であるインテリジェント画像活性細胞選抜法(Intelligent Image-Activated Cell Sorting; iIACS)[Nitta et al, Cell 175, 266 (2018)]を基盤に、従来手法よりも1000倍以上高速で深層学習を用いたリアルタイム多変量分析による指向性進化法「インテリ...
❏デンジャーシグナル受容の可視化と遺伝学的制御機構(19659015)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / イメージング / 傷害 / 遺伝学 / ショウジョウバエ
【概要】カスパーゼは細胞死のメディエーターとして機能するシステインプロテアーゼであり、生体防御機構においても重要な役割を担うことが知られている。そこで、カスパーゼの活性化を可視化するツールとして、FRETを用いたインディケーター、SCAT3(Sensor for activated CAspases based on FRET)を発現するショウジョウバエ系統を作製した。ショウジョウバエの脂肪体は感染時に抗...
❏発生と変性における細胞死による神経選択機構の分子遺伝学的基盤(15100007)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 大学院薬学系研究科, 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / ショウジョバエ / 遺伝学 / 神経発生 / IAPファミリー (他20件)
【概要】ショウジョウバエ遺伝子の過剰発現スクリーニング(GSスクリーニング)を取り入れることで、神経細胞死シグナルの機能的的ゲノムスクリーニングを行った。ポリグルタミンによる神経細変性に関与する遺伝子として小胞体に存在する不良品蛋白質の輸送チャネル(Sec61α)を同定した。Sec61αは、分泌経路で合成される蛋白質の小胞体への移行と、小胞体関連タンパク質分解Endoplasmic Reticulum A...
【医歯薬学】看護学:一塩基多型遺伝学を含む研究件
❏遺伝学と生理学の融合によるヒト寒冷適応進化の実証研究(18H02515)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中山 一大 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (90433581)
【キーワード】ヒト / 寒冷適応進化 / 褐色脂肪組織 / 自然選択 / ゲノム多型 (他15件)
【概要】ヒトが高緯度の寒冷環境に遺伝的に適応した証拠を発見するため、ヒトの体温調節に重要な役割を果たしている褐色脂肪組織の個人差や、寒冷刺激化での体温調節機能の変化等を生理学的な手法で詳細に解析し、これに関連するゲノム多型の進化パターンの解析を行った。その結果、ヒトが北アジアから南北アメリカ大陸への進出の際の寒冷適応の証拠と思われるゲノム領域を複数同定することができた。 ...
❏ゲノム情報に基づくタイラギの遺伝子攪乱リスクの評価(16K07859)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】關野 正志 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 中央水産研究所, グループ長 (90371799)
【キーワード】交雑 / 遺伝子浸透 / 集団遺伝学 / 集団ゲノム学 / 一塩基多型 (他17件)
【概要】大型二枚貝のタイラギは,貝殻表現型に基づき有鱗型と無鱗型に分けられる。しかし両種の同所分布域(瀬戸内海)では、形態が不明瞭な中間型個体が頻繁に観察される。このような個体は、種間交雑と,それに続く遺伝子浸透(雑種F1を介した種間の遺伝子交換)により生じていると考えられるが,十分な検証がなされていない。そこで本研究では,核DNAの一塩基多型解析により、有隣型-無鱗型間の交雑・遺伝子浸透を調べた。その結...
【医歯薬学】看護学:脳神経疾患遺伝学を含む研究件
❏エクソーム解析における疾患原因変異同定率の低迷を打破するための多面的アプローチ(16K07211)
【研究テーマ】ゲノム医科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】宮 冬樹 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 講師 (50415311)
【キーワード】エクソーム解析 / 疾患遺伝子変異 / 遺伝性疾患 / 次世代シーケンサー / CNV解析 (他14件)
【概要】次世代シーケンサーを用いたエクソーム解析は疾患原因変異同定に有用な手法であるが、その同定率はこれまで30%程度で未同定例が多いという課題があった。 そこで我々は、原因変異同定率を更に向上させるための複数手法を統合させた解析手法を開発した。通常法に加え、独自開発した挿入・欠失(indel)検出ソフトの開発、コピー数変異の検出における最良法の検証と組み込み、ミトコンドリアDNAの解析手法の追加、タンパ...
❏線虫C.elegansを用いたパーキンソン病発症機構の解明と治療薬開発(21700393)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】桑原 知樹 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 特任研究員 (10533903)
【キーワード】パーキンソン病 / α-synuclein / リン酸化 / 線虫 / 脳神経疾患 (他7件)
【概要】α-Synucleinは家族性パーキンソン病の病因遺伝子であり、その遺伝子産物は疾患脳内神経細胞においてSer129位のリン酸化を受けて蓄積する。線虫C.elegansは神経変性疾患の分子機構を解析するツールとして有用であることが示唆されている。我々はヒトα-synucleinを発現する線虫を用いて、α-synucleinのリン酸化がその神経毒性に与える影響について解析した。その結果、Ser129...
【医歯薬学】看護学:生理学遺伝学を含む研究件
❏遺伝学と生理学の融合によるヒト寒冷適応進化の実証研究(18H02515)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中山 一大 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (90433581)
【キーワード】ヒト / 寒冷適応進化 / 褐色脂肪組織 / 自然選択 / ゲノム多型 (他15件)
【概要】ヒトが高緯度の寒冷環境に遺伝的に適応した証拠を発見するため、ヒトの体温調節に重要な役割を果たしている褐色脂肪組織の個人差や、寒冷刺激化での体温調節機能の変化等を生理学的な手法で詳細に解析し、これに関連するゲノム多型の進化パターンの解析を行った。その結果、ヒトが北アジアから南北アメリカ大陸への進出の際の寒冷適応の証拠と思われるゲノム領域を複数同定することができた。 ...
❏リポイド副腎過形成症モデルマウスと細胞株によるステロイドホルモン生合成機構の解明(16K09996)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】石井 智弘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70265867)
【キーワード】StAR / 先天性リポイド副腎過形成症 / ステロイドホルモン生合成 / コレステロール / STAR (他11件)
【概要】Steroidogenic acute regulatory protein (StAR)の異常で生ずる先天性リポイド副腎過形成症(LCAH)の病態解明に寄与しうる以下の三つの成果を得た。 ① StARを欠損したステロイドホルモン産生細胞株、タモキシフェン投与でStARを欠損するマウスを作成し、LCAHの病態を二つの手法で再現した。② StAR非依存性のステロイドホルモン産生が存在し、cAMPに制...
❏プロラクチン受容体の選択的スプライシングによる黄体の運命決定機構の解明(24380161)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (10433715)
【キーワード】繁殖生物学 / プロラクチン / 選択的スプライシング / シグナル伝達 / 性周期 (他12件)
【概要】成熟雌ラットの性周期各時期に卵巣を摘出し、プロラクチン受容体ロングフォーム、ショートフォームについてリアルタイムPCRおよびウェスタンブロットを行ったところ、黄体退行の始まる時期である発情休止期の午後に、ロングフォームとショートフォームの発現比率がRNA・タンパクレベルで逆転した。そこでロングフォームの発現のみを抑制するスプライシング切替オリゴマーを持続的に投与し、血中性ステロイド濃度の測定を行っ...
【医歯薬学】看護学:エピジェネテイクス遺伝学を含む研究件
❏抗抑制因子VanC21によるトランスポゾン活性化機構の遺伝学的解析(18K06348)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐々木 卓 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (80744870)
【キーワード】トランスポゾン / DNAメチル化 / エピジェネティクス / 遺伝学
【概要】トランスポゾン(TE)はゲノム中に散在する転移性因子で、ゲノム進化に寄与してきた一方、遺伝子破壊などの潜在的な危険性を持つ。植物ではその多くがエピジェネティックに不活性化されているが、いくつかのTEは転移活性を維持していることが知られる。転移能を持つシロイヌナズナのDNA型TE、VANDAL21は、転移酵素に加えて脱抑制因子VANC21をコードする。VANC21による脱抑制は配列特異的であり、VA...
❏教育過程の総合的行動遺伝学研究(26245066)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】安藤 寿康 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (30193105)
【キーワード】双生児法 / 遺伝と環境 / 行動遺伝学 / 脳神経科学 / 分子遺伝学 (他23件)
【概要】児童期と成人期の2コホートによる双生児縦断研究を実施した。児童期は小学5年生(11歳児)約200組に対する質問紙と120組への個別発達調査を行った。読み能力や実行機能の発達的変化に及ぼす遺伝と環境の変化と安定性、リズム行動に及ぼす遺伝と環境の交互作用、きょうだい関係の特殊性などが明らかになった。 成人期では社会的達成・心身の健康度などの質問紙調査を実施し約200組から回答を得た。また認知能力の不一...
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...
【医歯薬学】看護学:脳・神経遺伝学を含む研究件
❏トランスポゾンを用いた遺伝子トラップに基づく新しい生命科学研究の基盤創成(15H02370)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】川上 浩一 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 教授 (70195048)
【キーワード】ゲノム / 遺伝子 / 遺伝学 / 神経科学 / 発生・分化 (他9件)
【概要】(1)遺伝子トラップスクリーンを実施し、さまざまな細胞・組織・器官特異的にGal4FFを発現するトランスジェニックフィッシュを多数作製した。これらの系統におけるトランスポソン挿入部位を決定した。 (2)細胞・組織・器官特異的Gal4FF発現トランスジェニックフィッシュを基に共同研究を実施し研究成果を英文論文40報として発表した。 (3)ボツリヌス毒素遺伝子を用いてGal4FF発現神経細胞の機能を効...
❏教育過程の総合的行動遺伝学研究(26245066)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】安藤 寿康 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (30193105)
【キーワード】双生児法 / 遺伝と環境 / 行動遺伝学 / 脳神経科学 / 分子遺伝学 (他23件)
【概要】児童期と成人期の2コホートによる双生児縦断研究を実施した。児童期は小学5年生(11歳児)約200組に対する質問紙と120組への個別発達調査を行った。読み能力や実行機能の発達的変化に及ぼす遺伝と環境の変化と安定性、リズム行動に及ぼす遺伝と環境の交互作用、きょうだい関係の特殊性などが明らかになった。 成人期では社会的達成・心身の健康度などの質問紙調査を実施し約200組から回答を得た。また認知能力の不一...
❏神経細胞成長・シナプス可塑性・行動学習におけるmTORキナーゼの役割(22300106)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】饗場 篤 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20271116)
【キーワード】脳・神経 / 遺伝学 / シグナル伝達 / 神経科学
【概要】mTORシグナルは結節性硬化症や自閉症といったヒトの疾患に深く関与することから、神経細胞において重要な役割を担っていることが考えられる。そこで、活性化型mTOR変異体を用いて、神経細胞において直接mTOR経路を亢進することができるトランスジェニックマウスの作製・解析を行った。前脳におけるmTORの活性化はてんかん発作および神経変性を引き起こし、小脳においてはプルキンエ細胞の形態とシナプス除去に異常...
【医歯薬学】看護学:遺伝子遺伝学を含む研究件
❏上皮内肺がん等の全ゲノムシークエンス解析による新規ドライバー遺伝子の同定(20H00545)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】河野 隆志 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (80280783)
【キーワード】癌 / 遺伝子 / ゲノム / 遺伝学 / 病理学 (他7件)
【概要】上皮内肺がん17例、微小浸潤腺がん2例について、全ゲノム/RNAシークエンスデータおよび長鎖シークエンスデータを取得し、進行がんと比較することで、総合的に早期肺発がん機構のメカニズムの推定を行った。既知のがん遺伝子変異としては、EGFR、KRAS、MET、BRAF、HER2遺伝子の変異、RET遺伝子融合は、早期肺がん形成に働くドライバー変化であることが明らかにされた。一方、TP53やSMARCA2...
❏アスパラガスの雌雄性を操作する(16K14843)
【研究テーマ】園芸科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】津釜 大侑 北海道大学, 農学研究院, 助教 (10726061)
【キーワード】食用アスパラガス / 性決定 / 遺伝子 / DNAマーカー / 植物ホルモン (他17件)
【概要】モデル植物・シロイヌナズナにおいては、MYB35という遺伝子を欠損すると雄性不稔となることが知られていたが、食用アスパラガスにおいては、これによく似た遺伝子(AoMYB35)が雄株にのみ存在し、雌株に存在しないということを明らかにした。AoMYB35は食用アスパラガスの雌雄性決定遺伝子の候補として有力なものである。また、雌花の雄蕊における細胞死を特徴づけると共に、食用アスパラガスの各花器官(花被片...
❏イネの超撥水性を発現する分子遺伝学的基盤の解明(16H04857)
【研究テーマ】遺伝育種科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】伊藤 純一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30345186)
【キーワード】撥水性 / イネ / 遺伝学 / 変異体 / 葉 (他10件)
【概要】イネの葉はハスと同等の極めて高い撥水性(超撥水性)を示す。この超撥水性の発現メカニズムを様々な観点から明らかにした。まず、イネの葉において葉身向軸側が最も撥水性が高いこと、撥水性は環境条件によって変化することなどを明らかにした。また、撥水性が低下した濡れ葉変異体を用いることによって、複数のワックス合成に関わる遺伝子がイネの撥水性に重要であることを明らかにした。また、様々な種類のイネの撥水性を調査す...
【医歯薬学】看護学:脂質遺伝学を含む研究件
❏リポイド副腎過形成症モデルマウスと細胞株によるステロイドホルモン生合成機構の解明(16K09996)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】石井 智弘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70265867)
【キーワード】StAR / 先天性リポイド副腎過形成症 / ステロイドホルモン生合成 / コレステロール / STAR (他11件)
【概要】Steroidogenic acute regulatory protein (StAR)の異常で生ずる先天性リポイド副腎過形成症(LCAH)の病態解明に寄与しうる以下の三つの成果を得た。 ① StARを欠損したステロイドホルモン産生細胞株、タモキシフェン投与でStARを欠損するマウスを作成し、LCAHの病態を二つの手法で再現した。② StAR非依存性のステロイドホルモン産生が存在し、cAMPに制...
❏低頻度の遺伝子多型に着目した血中脂質量多様性の人類遺伝学的研究(21687021)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】中山 一大 自治医科大学, 医学部, 助教 (90433581)
【キーワード】遺伝子 / 多型 / 人類 / 進化 / 中性脂肪 (他10件)
【概要】本研究では、生活習慣の異なるアジア・太平洋地域の人類集団について、血清脂質量と関連する遺伝子多型・変異を調査し、その人類生物学的意義を探った。その結果、1)脂肪酸不飽和化酵素遺伝子の多型が血中脂質量に及ぼす効果が、モンゴル人と日本人で劇的に異なっており、これが食事中の不飽和脂肪酸組成の差異に起因する可能性を見出した。2)高脂血症抵抗性多型であるMLXIPL遺伝子のGln241His多型が、中央アジ...
【医歯薬学】看護学:トランスボーダー遺伝学を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏膜輸送体による基質認識・輸送調節機構の構造基盤の解明(20227003)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008-05-12 - 2013-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10272460)
【キーワード】X 線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 電気生理学解析 / 遺伝学解析 (他11件)
【概要】輸送体膜蛋白質は,金属イオン,糖,代謝産物,薬剤などの細胞内への取込みおよび細胞外への排出を厳密に制御し,細胞内の環境を適切に保っている.本研究では,マグネシウム輸送体,鉄輸送体および重金属輸送体などの金属イオン輸送体,光感受性陽イオンチャネル,蛋白質膜透過輸送体,ペプチド輸送体,多剤排出輸送体に関して,(1)X線結晶構造解析による構造的基盤の解明,(2)分子動力学(MD)シミュレーションによる動...
【医歯薬学】看護学:ゲノム遺伝学を含む研究件
❏上皮内肺がん等の全ゲノムシークエンス解析による新規ドライバー遺伝子の同定(20H00545)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】河野 隆志 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (80280783)
【キーワード】癌 / 遺伝子 / ゲノム / 遺伝学 / 病理学 (他7件)
【概要】上皮内肺がん17例、微小浸潤腺がん2例について、全ゲノム/RNAシークエンスデータおよび長鎖シークエンスデータを取得し、進行がんと比較することで、総合的に早期肺発がん機構のメカニズムの推定を行った。既知のがん遺伝子変異としては、EGFR、KRAS、MET、BRAF、HER2遺伝子の変異、RET遺伝子融合は、早期肺がん形成に働くドライバー変化であることが明らかにされた。一方、TP53やSMARCA2...
❏遺伝学と生理学の融合によるヒト寒冷適応進化の実証研究(18H02515)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】中山 一大 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (90433581)
【キーワード】ヒト / 寒冷適応進化 / 褐色脂肪組織 / 自然選択 / ゲノム多型 (他15件)
【概要】ヒトが高緯度の寒冷環境に遺伝的に適応した証拠を発見するため、ヒトの体温調節に重要な役割を果たしている褐色脂肪組織の個人差や、寒冷刺激化での体温調節機能の変化等を生理学的な手法で詳細に解析し、これに関連するゲノム多型の進化パターンの解析を行った。その結果、ヒトが北アジアから南北アメリカ大陸への進出の際の寒冷適応の証拠と思われるゲノム領域を複数同定することができた。 ...
❏ヒトゲノムのコピー数変異における配列多様性の解明(17K17589)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三森 隆広 国立研究開発法人理化学研究所, 革新知能統合研究センター, 研究員 (40760161)
【キーワード】ゲノム / コピー数変異 / 次世代シークエンサ / マイクロアレイ / 機械学習 (他11件)
【概要】ヒトゲノムのコピー数変異 (CNV) は大規模な配列の多様性を与える変異であり、薬剤代謝酵素を含む重要な遺伝子の発現量の個人差や、様々な疾患のリスクに関係していることが知られている。次世代シークエンス技術やマイクロアレイの発展により CNV の個人差を定量できるようになってきたが、これまで配列差を含めた解析は困難であった。本研究では CNV によるゲノム多様性の解明を目指し、長鎖型シークエンサを用...
【医歯薬学】看護学:コレステロール遺伝学を含む研究件
❏リポイド副腎過形成症モデルマウスと細胞株によるステロイドホルモン生合成機構の解明(16K09996)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】石井 智弘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70265867)
【キーワード】StAR / 先天性リポイド副腎過形成症 / ステロイドホルモン生合成 / コレステロール / STAR (他11件)
【概要】Steroidogenic acute regulatory protein (StAR)の異常で生ずる先天性リポイド副腎過形成症(LCAH)の病態解明に寄与しうる以下の三つの成果を得た。 ① StARを欠損したステロイドホルモン産生細胞株、タモキシフェン投与でStARを欠損するマウスを作成し、LCAHの病態を二つの手法で再現した。② StAR非依存性のステロイドホルモン産生が存在し、cAMPに制...
❏低頻度の遺伝子多型に着目した血中脂質量多様性の人類遺伝学的研究(21687021)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】中山 一大 自治医科大学, 医学部, 助教 (90433581)
【キーワード】遺伝子 / 多型 / 人類 / 進化 / 中性脂肪 (他10件)
【概要】本研究では、生活習慣の異なるアジア・太平洋地域の人類集団について、血清脂質量と関連する遺伝子多型・変異を調査し、その人類生物学的意義を探った。その結果、1)脂肪酸不飽和化酵素遺伝子の多型が血中脂質量に及ぼす効果が、モンゴル人と日本人で劇的に異なっており、これが食事中の不飽和脂肪酸組成の差異に起因する可能性を見出した。2)高脂血症抵抗性多型であるMLXIPL遺伝子のGln241His多型が、中央アジ...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達遺伝学を含む研究件
❏プロラクチン受容体の選択的スプライシングによる黄体の運命決定機構の解明(24380161)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】米澤 智洋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (10433715)
【キーワード】繁殖生物学 / プロラクチン / 選択的スプライシング / シグナル伝達 / 性周期 (他12件)
【概要】成熟雌ラットの性周期各時期に卵巣を摘出し、プロラクチン受容体ロングフォーム、ショートフォームについてリアルタイムPCRおよびウェスタンブロットを行ったところ、黄体退行の始まる時期である発情休止期の午後に、ロングフォームとショートフォームの発現比率がRNA・タンパクレベルで逆転した。そこでロングフォームの発現のみを抑制するスプライシング切替オリゴマーを持続的に投与し、血中性ステロイド濃度の測定を行っ...
❏神経細胞成長・シナプス可塑性・行動学習におけるmTORキナーゼの役割(22300106)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】饗場 篤 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20271116)
【キーワード】脳・神経 / 遺伝学 / シグナル伝達 / 神経科学
【概要】mTORシグナルは結節性硬化症や自閉症といったヒトの疾患に深く関与することから、神経細胞において重要な役割を担っていることが考えられる。そこで、活性化型mTOR変異体を用いて、神経細胞において直接mTOR経路を亢進することができるトランスジェニックマウスの作製・解析を行った。前脳におけるmTORの活性化はてんかん発作および神経変性を引き起こし、小脳においてはプルキンエ細胞の形態とシナプス除去に異常...
❏線虫の遺伝学と哺乳動物実験系を用いた新規エネルギー代謝鍵分子の同定と機能解析(18890051)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】福山 征光 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (20422389)
【キーワード】シグナル伝達 / 遺伝学 / 生理学 / 細胞・組織 / 蛋白質
【概要】インスリン/IGFシグナリング(IIS)経路とAMP活性化キナーゼ(AMPK)経路は、糖尿病や腫瘍形成に深く関与し、mTOR経路においてクロストークすることが示唆されてきた。これらの情報伝達経路は動物間で高度に保存されているが、mTORの活性制御やその下流因子は不明な点が多い。これまでに、我々は線虫のIIS経路とAMPK経路は飢餓時の生存維持や細胞増殖の抑制に重要である知見を得てきた。そこで今回の...
【医歯薬学】看護学:ストレス遺伝学を含む研究件
❏穀物の旱魃応答指数の生理・遺伝・生態学的解明(23380011)
【研究テーマ】作物生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鴨下 顕彦 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (10323487)
【キーワード】ストレス / 生態学 / 遺伝学 / 植物 / 環境 (他12件)
【概要】イネの多様な品種群、遺伝集団、準同質遺伝子系統を用いて、旱魃応答指数(DRI)を定量し、その生態生理・遺伝学的機構を解明した。品種試験では、DRIは旱魃下の収穫指数、稔実性や乾物生産と正の相関が強く、不稔穂の割合、出穂遅延、草丈減少と負の相関が強かった。遺伝集団試験では、第2染色体のRM6911-RM6379の領域、第4染色体RM5953近傍、第8染色体に2か所、DRIの量的遺伝子座が推定されたが...
❏突然変異体メダカ系統を用いた生殖細胞ゲノム維持機構の解析(18310038)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 動物 / 遺伝学 / ストレス / 遺伝子 (他9件)
【概要】放射線高感受性ric1細胞は、DNA2本鎖切断の修復が遅延しており、γ線による断片化を伴う細胞死が起きない。緑色蛍光蛋白質(GFP)遺伝子を生殖細胞特異的に発現するric1系統を用いたところ、卵割期にすでにric1生殖細胞は、放射線高感受性であり、生殖腺移行後に孵化率に影響を及ぼさない線量に対して大きな性差があることも分かった。また、酸化損傷修復に関わるOGG1遺伝子の突然変異ホモ接合体メダカを作...
【医歯薬学】看護学:分子生物学遺伝学を含む研究件
❏微小管の機能発見および人工制御:細胞から組織まで(16H04787)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
【キーワード】細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにA...
❏カイコ小球細胞欠如突然変異体の原因遺伝子の同定~存在意義が不明な血球の謎に迫る~(25850228)
【研究テーマ】昆虫科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】木内 隆史 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (60622892)
【キーワード】カイコ突然変異体 / 血球 / 小球細胞 / 分化系譜 / ゲノム編集 (他7件)
【概要】5種類に分類されるカイコの血球のうち、小球細胞はその役割や由来が全くわかっていない。私たちは小球細胞を欠くカイコの突然変異体の原因遺伝子を突き止めることでその謎に迫ろうとした。 遺伝学的な方法を用いることで原因遺伝子の候補を絞り込むことに成功した。さらに、ある候補遺伝子の配列内部に突然変異体に特徴的な欠失を発見した。また、カイコにおいてターゲット遺伝子に人為的に変異を導入する手法を開発した。今後は...
❏心血管系機能日内変動の分子生物学的、遺伝学的メカニズムの解明(13877103)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2001
【研究代表者】永井 良三 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (60207975)
【キーワード】日内変動 / 体内時計 / 心血管系 / 分子生物学 / 遺伝学 (他8件)
【概要】血圧や心拍数など心血管系機能、あるいは心筋梗塞や冠動脈スパスムなどの疾患の発症時間には、明らかな日内変動が見られるが、その分子メカニズムは未だ解明されていない。最近、体内時計の分子メカニズムが急速に明らかにされ、CLOCK, BMAL1, PERIODなどの転写因子相互のpositive及びnegativeのfeedbackループから形成されていることが明らかになった。本研究は循環器疾患の日内変動...
【医歯薬学】看護学:環境遺伝学を含む研究件
❏穀物の旱魃応答指数の生理・遺伝・生態学的解明(23380011)
【研究テーマ】作物生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】鴨下 顕彦 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (10323487)
【キーワード】ストレス / 生態学 / 遺伝学 / 植物 / 環境 (他12件)
【概要】イネの多様な品種群、遺伝集団、準同質遺伝子系統を用いて、旱魃応答指数(DRI)を定量し、その生態生理・遺伝学的機構を解明した。品種試験では、DRIは旱魃下の収穫指数、稔実性や乾物生産と正の相関が強く、不稔穂の割合、出穂遅延、草丈減少と負の相関が強かった。遺伝集団試験では、第2染色体のRM6911-RM6379の領域、第4染色体RM5953近傍、第8染色体に2か所、DRIの量的遺伝子座が推定されたが...
❏発生頑強性を規定する細胞死シグナルの解明(23229002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三浦 正幸 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (50202338)
【キーワード】カスパーゼ / 細胞死 / エピジェネティクス / 神経発生 / 代謝 (他13件)
【概要】ショウジョウバエの神経発生では、細胞死による神経前駆体細胞(SOP)の選択が、SOPが生まれる最初期からおこっていた。SOP数の制御に関してカスパーゼ活性は非アポトーシス機能として関わっているが、カスパーゼ阻害によるSOP数増加の表現型には、ヒストンメチル化酵素eggless/SETDB1が関わっていた。成虫原基組織再生の安定性には、組織傷害に応答した脂肪体でのメチオニン代謝が関わることが明らかに...