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研究分野別サイレントキーワード
「遺伝子発現」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:パターン認識遺伝子発現を含む研究件
❏自然現象や社会現象から得られる時空間データの統計モデリングと現象の理解の研究(15H02670)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西井 龍映 九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 教授 (40127684)
【キーワード】スパースモデリング / 太陽活動 / 磁気嵐指数 / 遺伝子間制御ネットワーク / マルチラベル判別 (他16件)
【概要】以下の研究を行った。 1)IGARSS 2015 で、コロンビア大学とリモートセンシング画像の社会応用に関する特別セッションを企画した。2)太陽活動に関する物理量を用いて 磁気嵐指数を予測する時系列回帰モデルを推定した。3)試験植物の遺伝子発現の時系列データに、自己回帰型回帰モデルの疎推定により遺伝子間ネットワークを推定した。4)超高解像度土地被覆画像に対し,出力層の階層的構造と入力層の従属性を考...
❏ゲノム多様性解析のための新しい統計的方法(16300088)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】江口 真透 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 教授 (10168776)
【キーワード】機械学習 / 統計推論 / ブースティング / 遺伝子発現 / タンパク発現 (他18件)
【概要】バイオインフォマティックスのための新たな統計科学を構築することに貢献した。特にヒトゲノム多様性に由来する様々なデータから合理的な結論を得るための統計的方法論を開発した。具体的な問題としては、遺伝子発現データからの難治性がん疾患遺伝子の発見や、SNPsデータから薬剤感受性を規定する遺伝子多型の同定が挙げられる。これらの目的のために特化した新たな統計的方法を開発,又は開発中である。主な研究成果は次のよ...
【複合領域】子ども学:運動遺伝子発現を含む研究件
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏ライフスタイルを包括した統合型ニュートリオミクス研究の基礎と展開(21380076)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】ニュートリゲノミクス / 遺伝子発現 / 栄養 / 生活習慣 / 運動 (他21件)
【概要】食品を摂取した動物がどのような応答を示すかを、多数の分子を網羅的に解析するオミクス解析という手法で解析した。遺伝子発現量、タンパク質量、代謝物量など、様々な網羅的解析を組み合わせた。この方向の研究を推進するためのデータベースや解析ツールを改良し、その有効性を実証した。食品のみならず、運動や日内リズムなど関係する生活習慣の影響も合わせて解析することに成功した。 ...
【環境学】環境解析学:甲状腺ホルモン遺伝子発現を含む研究件
❏甲状腺ホルモンを介する脳発達における化学物質によるエピジェネティックな修飾機構(18H03379)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】鯉淵 典之 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80234681)
【キーワード】内分泌かく乱 / 甲状腺ホルモン / 脳発達 / 内分泌かく乱化学物質 / エピゲノム (他9件)
【概要】環境化学物質による甲状腺ホルモン(TH)のシグナル伝達経路への修飾作用を,in silicoから行動解析までを用いて調べた。用いる予定だった水酸化PCBが処理の問題から使用できなくなりイソフラボン,PFOS,ガドリニウム造影剤などを用いた。イソフラボンはTH受容体およびエストロゲン受容体などのクロストークにより作用し,神経突起進展やアストロサイト移動を修飾した,PFOSは曝露で種々の行動異常を生じ...
❏甲状腺ホルモンシグナリングを用いた心不全治療の試み-胎児型遺伝子発現の転換(15590723)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】絹川 弘一郎 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00345216)
【キーワード】甲状腺ホルモン / 心筋細胞 / 心肥大 / p38 MAPキナーゼ / 甲状腺ホルモンレセプター (他10件)
【概要】主として、培養心筋細胞におけるアデノウィルスを用いたTRの過剰発現系において検討した。TRβ_1の過剰発現により心筋細胞の肥大は抑制されたが、p38MAPKのリン酸化抑制を伴っており、このp38のリン酸化抑制はTRβ_1とp38αの相互作用によることも観察された。しかし、TRβ_1の過剰発現はT_3に特徴的な成体型遺伝子発現すなわちαMHCやSERCAの増加、βMHCの減少を伴った。TRβ_1の過...
【数物系科学】物理学:確率過程遺伝子発現を含む研究件
❏非平衡定理に基づく非定常な遺伝子発現系の統計解析(25870171)
【研究テーマ】ソフトコンピューティング
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】長谷川 禎彦 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (20512354)
【キーワード】遺伝子発現 / 確率過程 / 概日時計 / システム生物学 / 生物物理 (他6件)
【概要】本研究課題では,非定常状態における遺伝子発現系を非平衡統計力学理論に基づいて統計解析することを目的としていた.非平衡理論に基づいた解析手法を開発することで,外部からの変動のある系,振動現象を生じる系,外在ゆらぎの影響を受ける系などの遺伝子発現系の解析を行った.振動現象の解析では,ゆらぎに対するロバスト性と外部信号に対する感度の両方を両立する条件を探り,現存の体内時計が満たしていることを明らかにした...
❏階層的ゆらぎを考慮した確率過程に基づく遺伝子発現の統計解析(23700263)
【研究テーマ】感性情報学・ソフトコンピューティング
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】長谷川 禎彦 東京大学, 理学系研究科, 特任助教 (20512354)
【キーワード】生体生命情報学 / 遺伝子 / 生物物理 / 遺伝子発現系 / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】本研究課題では,環境の時間的不均一さに由来するゆらぎの強度自体の時間変動(高次ゆらぎ)が遺伝子発現系へ及ぼす影響について,統計解析及び計算機シミュレーションを用いて明らかにした.高次ゆらぎのある系における解析手法を開発し,その手法を様々なモデルに適用した.また,遺伝的振動子における構造的な不均一さに注目し,周期の異なる振動子の結合により生じる現象を解析的に計算し,周期ミスマッチのメリットを明らかに...
【化学】複合化学:金属錯体遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子調節領域のATクラスター部位を認識・変換する金属錯体(08877339)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996
【研究代表者】塩谷 光彦 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (60187333)
【キーワード】遺伝子発現 / 金属錯体 / 分子認識 / 核酸 / 遺伝子調節領域 (他7件)
【概要】蛋白質は、α-ヘリックス、β-シートなどの特殊な構造部位によりDNAの特定位置に結合するが、このような相互作用は通常タンパク質全体の高次構造を必要とする。申請者は、DNA結合性金属錯体をオリゴペプチドに担持することによりDNA上でオリゴペプチドの折れたたみが誘起され、三者による超分子が形成されると考えた。本研究では、DNAの特定部位に相補的なオリドペプチド-金属錯体を合成し、DNAとの相互作用を種...
❏遺伝子発現制御を指向した核酸認識・変換能をもつ金属錯体の創製(08457623)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】塩谷 光彦 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (60187333)
【キーワード】遺伝子発現制御 / 金属錯体 / 錯体化学 / 核酸 / 遺伝子発現 (他10件)
【概要】チミン塩基に選択的に結合する亜鉛サイクレン錯体と、ウイルスDNAの転写領域に存在するTATAboxを含む19mer二本鎖DNAをはじめとする、数種の直線型およびヘアピン型オリゴマーDNAとの相互作用を詳細に調べた。ATリッチな配列を含む二本鎖DNAオリゴマーに対して亜鉛錯体を添加すると、濃度依存的にDNA二本鎖構造体が不安定化し、その融解温度が低下することが判明した。一方、銅およびニッケル錯体の場...
【化学】複合化学:生物発光遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子発現の時空間可視化追跡を生体試料を生かしたまま実現する技術群の創出(20K20566)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 生物発光 / 顕微鏡 / 多細胞 / バイオイメージング (他7件)
【概要】本研究の目的は、組織・オルガノイド・小動物個体など多数細胞の集合により機能発現している生体試料について、その試料を生かしたまま遺伝子発現の時空間解析を行うイメージング技術群を創出することにある。すなわち「細胞集団内において、個々の細胞における遺伝子発現のどのような時空間的特徴が、標的とする生理現象の発現における核となる細胞の生成や、その後の増殖・伝播に対する必要条件となるか?」という「問い」を設定...
❏RNA可視化法と発光イメージング法に基づく生細胞遺伝子発現時空間解析法の創出(19H02745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】バイオイメージング / 生物発光 / RNA / 細胞 / 遺伝子発現
【概要】本研究は生きたままの培養細胞試料を対象に、細胞サイズより高い解像度で特定の遺伝子発現の時空間プロファイルを可視化追跡する手法の開発を目指している。この目的のために、2019年度までにRNA定量発光プローブの設計と開発を行った。2020年度には生きた培養細胞内における本プローブの性能評価を行った。 本プローブは変異RNA結合タンパク質ドメインmPUMと発光タンパク質NLucの二分割体からなる。標的R...
【生物学】生物学:不可逆的増殖停止遺伝子発現を含む研究件
❏肝細胞増殖因子HGFの新規作用:癌細胞に対する不可逆的な増殖抑制作用の分子機構(26440048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田中 利明 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40263446)
【キーワード】肝細胞増殖因子 / 細胞増殖抑制 / HepG2細胞 / 癌 / エピゲノム (他17件)
【概要】HGFによる癌抑制の研究において、研究代表者はHGFがある条件下で「不可逆的増殖抑制作用」を示すことを見つけた。一時的な細胞増殖停止が不可逆に至る機構を調べ、次項を明らかにした。 HGFで不可逆的増殖停止する肝癌細胞株HepG2において、(1)発現しているOct3/4, Sox2, Klf4(山中因子)は不可逆的停止に関与しない、(2)不可逆的増殖停止に細胞周期因子p57KIP2が係わり得る、(3...
❏肝細胞増殖因子による癌遺伝子ID1の発現抑制と癌細胞の不可逆的増殖停止誘導の関係(22570137)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】田中 利明 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (40263446)
【キーワード】ホルモンと生理活性物質 / 肝細胞増殖因子 / 癌 / ID1 / 不可逆的増殖停止 (他14件)
【概要】癌遺伝子ID1は、ヒト肝癌細胞株HepG2において肝細胞増殖因子HGFにより発現量が減少する。本成果により、ユビキチン転移酵素E3の構成因子Skp2のHGFによる発現減少が、ID1量を制御することを見出した。一方、Skp2によるID1量の制御はユビキチン化とは関係がなく、Skp2による転写因子Mycの活性化により転写レベルで制御されていた。また、HGF刺激によりHepG2細胞は不可逆的増殖停止に至...
【生物学】生物学:HepG2細胞遺伝子発現を含む研究件
❏肝細胞増殖因子HGFの新規作用:癌細胞に対する不可逆的な増殖抑制作用の分子機構(26440048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田中 利明 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40263446)
【キーワード】肝細胞増殖因子 / 細胞増殖抑制 / HepG2細胞 / 癌 / エピゲノム (他17件)
【概要】HGFによる癌抑制の研究において、研究代表者はHGFがある条件下で「不可逆的増殖抑制作用」を示すことを見つけた。一時的な細胞増殖停止が不可逆に至る機構を調べ、次項を明らかにした。 HGFで不可逆的増殖停止する肝癌細胞株HepG2において、(1)発現しているOct3/4, Sox2, Klf4(山中因子)は不可逆的停止に関与しない、(2)不可逆的増殖停止に細胞周期因子p57KIP2が係わり得る、(3...
❏栄養応答におけるマイクロRNAの役割を探る(24658118)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】マイクロRNA / アミノ酸 / タンパク質栄養 / 遺伝子発現 / ロイシン (他11件)
【概要】マイクロRNA(miRNA)は、タンパク質に翻訳されない小さなRNAであり、様々なmRNAに作用して遺伝子の発現を制御する。栄養条件の変化により量が変わるmiRNAを探索する目的で、アミノ酸のひとつロイシン欠乏に応答するmiRNAをDNAマイクロアレイにより調べたところ、miR-149*の増加に着目した。また、低タンパク質食に応答するmiR-203の量を培養細胞において人工的に増減させたところ、そ...
❏肝細胞増殖因子による癌遺伝子ID1の発現抑制と癌細胞の不可逆的増殖停止誘導の関係(22570137)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】田中 利明 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (40263446)
【キーワード】ホルモンと生理活性物質 / 肝細胞増殖因子 / 癌 / ID1 / 不可逆的増殖停止 (他14件)
【概要】癌遺伝子ID1は、ヒト肝癌細胞株HepG2において肝細胞増殖因子HGFにより発現量が減少する。本成果により、ユビキチン転移酵素E3の構成因子Skp2のHGFによる発現減少が、ID1量を制御することを見出した。一方、Skp2によるID1量の制御はユビキチン化とは関係がなく、Skp2による転写因子Mycの活性化により転写レベルで制御されていた。また、HGF刺激によりHepG2細胞は不可逆的増殖停止に至...
【生物学】生物学:インスリン様成長因子(IGF)遺伝子発現を含む研究件
❏ニワトリにおけるインスリンレセプターの遺伝子発現様式の解明(08760255)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン / レセプター / 輸卵管 / 遺伝子発現 / インスリン様成長因子
【概要】既に取得済みのニワトリインスリンレセプターcDNAを用いてRNAプローブの合成を行い、solution hybridization RNase protection assay法によってニワトリのインスリンレセプターmRNAを定量する系の確立に成功した。各組織における同mRNA量を解析したところ、脳や肝臓において高い発現が見られた。ただしインスリンレセプターのmRNAの量は、良く似た構造と機能を持...
❏鶏インスリン様成長因子Iとそのレセプターの遺伝子発現の栄養状態による調節(06760240)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン様成長因子 / レセプター / 栄養生化学 / 遺伝子発現
【概要】1週齢あるいは4週齢の兼用種雄鶏を用いて、IGF-IおよびIGF-IレセプターのmRNA量に対する絶食および再給餌の影響を調べた。対照群(12%カゼイン食自由摂取)と5日間絶食群より様々な組織を摘出し、これらからRNAを調製し、Solution hybridization/RNase protection assayを行って、ニワトリIGF-Iおよび同レセプターのmRNA量を解析した。4週齢では、...
【生物学】生物学:初期胚遺伝子発現を含む研究件
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングへのヒストン変異体の関与について(18H03970)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / ヒストン変異体 / 初期胚 / 卵 / クロマチン構造 (他12件)
【概要】受精前後において遺伝子発現リプログラミングが起こるが、本研究ではヒストン変異体の動態に着目し、そのメカニズムの解明を目指した。 研究の成果として、受精直後のマウス1細胞期胚において、H3変異体においてはH3.1/H3.2が極端に少なく、ほぼH3.3のみがクロマチンに存在し、またH2A変異体についてはH2A.XとTH2Aのみが多く存在していることが明らかとなった。ノックダウン/アウトおよび過剰発現に...
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングの調節機構について(17380166)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (20175160)
【キーワード】卵 / 初期胚 / 遺伝子発現 / リプログラミング / ヒストン (他9件)
【概要】本研究では、受精前後における遺伝子発現リプログラミング機構の解明のため、次のような研究ステップを計画した。 1.リアルタイムに発現している遺伝子プロファイルの作成 2.転写制御機構の解析-転写因子・エピジェネティックな修飾 3.RNAiによる機能解析 以下にこの計画に沿った研究成果の概略を記す。 1.1細胞期胚にBrUTPを導入し、一定時間内にこれを取り込んだmRNAを抗BrU抗体で単離した後、こ...
❏マウス初期発生過程におけるリアルタイムの遺伝子発現解析(16658109)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20175160)
【キーワード】mRNA / 受精卵 / 初期胚 / 遺伝子発現 / BrUTP (他6件)
【概要】マウス胚は受精後の1細胞期中期より遺伝子発現を開始するが、この時リアルタイムに発現している遺伝子のプロファイルの作成を試みた。すなわち、実際の転写パターンを知るためには、胚中に大量に蓄積された母性mRNAから、新しく合成されたmRNA(新生mRNA)を単離することが必要である。そこで、胚にブロモ標識したUTP(BrUTP)を注入し、抗BrU抗体で沈降させることによってBrUを取り込んだ新生mRNA...
【生物学】生物学:differential display遺伝子発現を含む研究件
❏包括的アプローチによる自己免疫疾患感受性遺伝子の解析(11470505)
【研究テーマ】人類遺伝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】土屋 尚之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60231437)
【キーワード】全身性エリテマトーデス / 慢性関節リウマチ / Crohn病 / 遺伝子多型 / 遺伝子発現 (他24件)
【概要】慢性関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、Crohn病の病因、病態を、ゲノム研究のアプローチを用いて検討した。 まず、過去に系統的な多型スクリーニングが施行されていなかった遺伝子(TNFR2,FCGR2B, CD28,CTLA-4,CD80, CD86,CD22,SHP-1,CCR3,CCR4,CXCR1,CXCR2,CXCR3,BLYS, BCMA, OX4OL, NKG2A,...
❏分子遺伝学的アプローチによるクローン病感受性遺伝子同定の試み(10877087)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1998
【研究代表者】土屋 尚之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60231437)
【キーワード】Crohn病 / differential display / 遺伝子発現 / 慢性関節リウマチ / 全身性エリテマトーデス
【概要】1. Crohn病腸管の病変部において特徴的に発現する遺伝子を検索する目的で、Differential Display法による検討を行っている。社会保険中央総合病院大腸肛門科・同院病理部の協力を得て、Crohn病腸管切除標本5例を採取し、病変部と非病変部それぞれからRNAを抽出した。種々の配列を持つ任意プライマーを用いたPCRにより複数のcDNA断片を同時に増幅し、ゲル電気泳動で展開後、病変部と非...
【生物学】生物学:未受精卵遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子発現リプログラミングへのクロマチン構造とヒストン変異体の関与について(21H04752)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2024-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / 1細胞期胚 / 未受精卵 / ヒストン変異体 / リプログラミング (他7件)
【概要】受精前後において、分化した卵から全能性を持つ受精卵へと変化するが、その際に大規模なクロマチン構造の変化を伴う遺伝子発現のリプログラミングが起こる。一方、クロマチンを構成するコアヒストンおよびリンカーヒストンには様々な変異体が存在し、それらがクロマチン構造および遺伝子発現の調節に大きく関わっていることが知られている。そこで本研究では、ヒストン変異体に着目し、遺伝子発現リプログラミングを調節するメカニ...
❏哺乳類卵子における遺伝子発現プログラムの初期化機構の解明(14360164)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現 / リプログラミング / 初期化 / 初期胚 / 減数分裂 (他12件)
【概要】受精前後における遺伝子発現プログラムの初期化機構を解明する目的で研究を行った。まず初期化の機構について、「初期化には、cell memoryの消去が必要である」との仮説を立て、この仮説の検証を行い、さらにcell memoryを消去する機構の解明を行うこととした。 そこで、cell memoryのマーカーとして近年注目を集めているヒストンのアセチル化について調べた。体細胞、および受精後の初期胚の体...
【生物学】基礎生物学:インシュレーター遺伝子発現を含む研究件
❏統計モデルによるゲノムワイドな遺伝子転写カスケード解析法の開発(16K00387)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】大里 直樹 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 主任研究員 (50509536)
【キーワード】転写制御 / 転写因子 / エンハンサー / クロマチン相互作用 / インシュレータ (他17件)
【概要】ゲノムワイドな遺伝子転写カスケードの解析のために、遺伝子の転写開始点から離れた位置(遠位)のDNAに結合する、転写因子が発現を制御する遺伝子(転写標的遺伝子)を予測する手法を開発した。転写標的遺伝子の予測のために、転写因子のDNA結合の位置と遺伝子の転写開始点の対応関係の基準を評価するための指標を見出した。同じ転写因子の転写標的遺伝子には、似た機能をもつ遺伝子が多く含まれ、遺伝子機能の数を転写標的...
❏新規無毒化HSVベクターを用いた神経細胞選択的治療遺伝子デリバリーシステムの開発(16K08249)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】宮川 世志幸 日本医科大学, 医学部, 講師 (90415604)
【キーワード】ヘルペスウイルス / 遺伝子治療 / 遺伝子発現 / インシュレーター / 無毒化 (他14件)
【概要】本研究では、申請者らが開発した無毒化ヘルペスウイルス(HSV)ベクターシステムを応用して、神経特異的に治療遺伝子を送達できる新規遺伝子治療用担体の創出を目指している。同技術開発のために、本研究ではHSVゲノム上の神経特異的に転写活性化するTR領域に注目し、その遺伝子発現機構を解析した。その結果、TR領域に存在するインシュレーターが本領域からの遺伝子発現に重要な役割を果たしていること、また本制御配列...
【生物学】基礎生物学:piRNA遺伝子発現を含む研究件
❏霊長類生殖細胞におけるトランスポゾン抑制機構の解析(25891022)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】山中 総一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80711845)
【キーワード】piRNA / 遺伝子発現 / 生殖細胞 / トランスポゾン / 偽遺伝子 (他6件)
【概要】本研究においては霊長類モデル生物の一つであるマーモセットを用いている。マーモセットのPIWIL1ホモログであるMARWIは精巣において強く発現しており、それに対してモノクローナル抗体を作製した。この抗体を用いて精巣の免疫染色を行ったところ、精細管内のpachytene以降の細胞においてMARWIが発現していることが明らかとなった。さらに本年度は、マーモセットPIWIL1(MARWI)と結合するpi...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
【生物学】基礎生物学:プロラクチン遺伝子発現を含む研究件
❏プロラクチン遺伝子の多様な組織における発現とその生理的意義(08670034)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】相磯 貞和 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (60138013)
【キーワード】プロラクチン / 遺伝子発現 / 免疫組織化学 / in situ PCR / プロラクチン受容体 (他10件)
【概要】我々は本研究においてマウスの腎臓の間質細胞がプララクチン(PRL)遺伝子を発現していることを明らかにした。腎臓の間質は、形態学的に何種類かに分類されているが、その中でも、繊維芽細胞様の1型間質細胞がmPRLを産生していると考えられる。また、我々は抗-mPRL受容体抗体を作製し、免疫組織的にmPRL受容体蛋白質の局在を調べた。この結果、尿細管の刷子縁と間質細胞の細胞膜にmPRL受容体が局在する事が明...
❏プロラクチンレセプター遺伝子発現の調節機構と家畜改良への適用(06454112)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】酒井 仙吉 東京大学, 農学部, 助教授 (80114487)
【キーワード】カゼイン / 乳腺 / 泌乳 / カゼイン遺伝子 / 遺伝子発現 (他15件)
【概要】本研究では、生理的時期の異なる乳腺においてプロラクチンレセプターの遺伝子発現がどのように調節されているのかを明らかにした。泌乳のマカ-としてカゼインについても分析を行なった。最初にこれら2種類のタン白質のメッセンジヤ-RNAを測定するため、競合DNAを作成し、競合的RT-PCR法を確立した。得られた成果は以下の通りである。(1)妊娠初期まではプロラクチンとエストロゲンが促進的に、一方、プロゲステロ...
【生物学】基礎生物学:プロラクチン受容体遺伝子発現を含む研究件
❏プロラクチン遺伝子の多様な組織における発現とその生理的意義(08670034)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】相磯 貞和 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (60138013)
【キーワード】プロラクチン / 遺伝子発現 / 免疫組織化学 / in situ PCR / プロラクチン受容体 (他10件)
【概要】我々は本研究においてマウスの腎臓の間質細胞がプララクチン(PRL)遺伝子を発現していることを明らかにした。腎臓の間質は、形態学的に何種類かに分類されているが、その中でも、繊維芽細胞様の1型間質細胞がmPRLを産生していると考えられる。また、我々は抗-mPRL受容体抗体を作製し、免疫組織的にmPRL受容体蛋白質の局在を調べた。この結果、尿細管の刷子縁と間質細胞の細胞膜にmPRL受容体が局在する事が明...
❏プロラクチンレセプター遺伝子発現の調節機構と家畜改良への適用(06454112)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】酒井 仙吉 東京大学, 農学部, 助教授 (80114487)
【キーワード】カゼイン / 乳腺 / 泌乳 / カゼイン遺伝子 / 遺伝子発現 (他15件)
【概要】本研究では、生理的時期の異なる乳腺においてプロラクチンレセプターの遺伝子発現がどのように調節されているのかを明らかにした。泌乳のマカ-としてカゼインについても分析を行なった。最初にこれら2種類のタン白質のメッセンジヤ-RNAを測定するため、競合DNAを作成し、競合的RT-PCR法を確立した。得られた成果は以下の通りである。(1)妊娠初期まではプロラクチンとエストロゲンが促進的に、一方、プロゲステロ...
【生物学】基礎生物学:翻訳遺伝子発現を含む研究件
❏外来塩基配列による翻訳促進効果を利用した大腸菌タンパク質発現系の革新と原理の解明(19K15809)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】近藤 興 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (50728293)
【キーワード】大腸菌 / 物質生産 / 翻訳促進 / 遺伝子発現 / 翻訳 (他9件)
【概要】本研究では,研究代表者らが先に見出した「外来の塩基配列によって翻訳が促進される現象(TED)」のメカニズムの解明に取り組んだ。まず,TEDの影響下にある遺伝子の転写産物の量に着目し,レポーター遺伝子のmRNA量を調べた。その結果,対照と比べて数倍程度多かった。さらに,試験管内において TEDの再現を得る方法の検討を行った。その結果,大腸菌由来リボソームなどの精製した分子群を用いることでその再現に成...
❏RNA 2次構造を利用した遺伝子制御のための点突然変異のデザイン(18K18145)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】寺井 悟朗 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任准教授 (40785375)
【キーワード】2次構造 / RNA / 点突然変異 / 原核生物 / 翻訳 (他10件)
【概要】大腸菌のmRNA配列とタンパク質発現量に関する大規模データを分析し、タンパク質発現量と高い相関を示すmRNAの2次構造的特徴を抽出した。この特徴は最小自由エネルギーなどの既存の2次構造的特徴よりも高い相関を持つことを示した。さらに、この特徴を改良するとともに、これを学習するアルゴリズムを開発した。また、発見した特徴に基づきタンパク質発現量を正または負に制御する突然変異をデザインするアルゴリズムを開...
❏ウイルスRNAの侵入を防御する宿主NMDとHTLV-1 RNAを守るRexの攻防(15K06827)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中野 和民 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (60549591)
【キーワード】HTLV-1 / ウイルスタンパク質 / RNA輸送 / NMD / Rex (他20件)
【概要】成人T細胞白血病(ATL)の原因となるHuman T-cell Leukemia Virus Type-I(HTLV-1)がコードするRexは、ウイルスRNAの核外輸送や宿主nonsense-mediated mRNA Decay (NMD)の抑制により、ウイルス複製の量とタイミングを制御している。本研究では、正常なNMDの活性化に必要なUPF1-UPF2-UPF3B複合体形成で、RexがUPF3...
【生物学】基礎生物学:tRNA遺伝子発現を含む研究件
❏翻訳伸長初期における新規翻訳精度維持機構の提唱(25660053)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】長尾 翌手可 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (30588017)
【キーワード】翻訳 / tRNA / リボソーム / 遺伝子発現
【概要】バクテリア翻訳系では、翻訳伸長初期段階において、合成中のペプチドがtRNAに結合した状態でリボソームから脱離する現象(drop off)が恒常的に起きている。既存の実験手法ではペプチジルtRNAのペプチド部分を同定することが難しく、そのメカニズムは未だ明らかになっていない。本研究では、質量分析法によってrRNA変異体やtRNA修飾変異体の細胞内ペプチジルtRNAを定性的・定量的に解析を行い、dro...
❏現在バクテリアにおける翻訳途中脱離ペプチジルtRNAの産生メカニズムの解明(23780102)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】長尾 翌手可 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (30588017)
【キーワード】遺伝子発現 / 翻訳 / 翻訳精度維持機構 / tRNA / リボソーム (他6件)
【概要】細胞内の翻訳途中脱離ペプチジルtRNAを調べるために、RNA単離技術とLC/MS解析法を確立した。その結果、様々なペプチジルtRNAの同定に成功した。各pep-tRNAを単離し詳細に解析した結果、大腸菌遺伝子にはコードされていない配列をもつpep-tRNAが見つかった。このことは誤って生成されたpep-tRNAはペプチジル転移反応以降に新規の翻訳精度維持機構によって翻訳系から排除されるといったシス...
【生物学】基礎生物学:カースト分化遺伝子発現を含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...
❏昆虫における表現型多型のメカニズムと進化(13740435)
【研究テーマ】生態
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (00332594)
【キーワード】表現型多型 / 社会性昆虫 / カースト分化 / シロアリ / アブラムシ (他8件)
【概要】本研究課題では,環境依存的に形質を変える表現型多型という性質を顕著に示すシロアリとアブラムシを材料に,カースト分化などのメカニズムを探ることを目的として研究を進めている. 本年度は,社会性昆虫であるシロアリ類の分業や,カースト分化に伴う生理状態の転換機構に関して,コロニーの状況に応じた制御機構の解明を目指し,オオシロアリとネバダオオシロアリを用いて研究を進めた.特に,兵隊や繁殖カーストで特異的に発...
【生物学】基礎生物学:表現型多型遺伝子発現を含む研究件
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...
❏昆虫における表現型多型のメカニズムと進化(13740435)
【研究テーマ】生態
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (00332594)
【キーワード】表現型多型 / 社会性昆虫 / カースト分化 / シロアリ / アブラムシ (他8件)
【概要】本研究課題では,環境依存的に形質を変える表現型多型という性質を顕著に示すシロアリとアブラムシを材料に,カースト分化などのメカニズムを探ることを目的として研究を進めている. 本年度は,社会性昆虫であるシロアリ類の分業や,カースト分化に伴う生理状態の転換機構に関して,コロニーの状況に応じた制御機構の解明を目指し,オオシロアリとネバダオオシロアリを用いて研究を進めた.特に,兵隊や繁殖カーストで特異的に発...
【生物学】基礎生物学:成虫原基遺伝子発現を含む研究件
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...
❏昆虫成虫原基の再生機構(07680795)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 薬学部, 助教授 (10201469)
【キーワード】センチニクバエ / 成虫原基 / 再生 / エクダイソン / ワモンゴキブリ (他15件)
【概要】(1) センチニクバエ成虫原基in vitro再生系における位置情報の復元 センチニクバエの成虫原基を切除した後、低濃度(2.5×10^<-8>M)のエクダイソン存在下でin vitro培養すると、切除した部分が再生する。本研究では、成虫原基の形態形成において位置情報を担うwingless遺伝子のホモログをセンチニクバエから単離しwingless遺伝子の発現部位を切除した成虫原基をin...
【生物学】基礎生物学:シロアリ遺伝子発現を含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...
❏昆虫における表現型多型のメカニズムと進化(13740435)
【研究テーマ】生態
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (00332594)
【キーワード】表現型多型 / 社会性昆虫 / カースト分化 / シロアリ / アブラムシ (他8件)
【概要】本研究課題では,環境依存的に形質を変える表現型多型という性質を顕著に示すシロアリとアブラムシを材料に,カースト分化などのメカニズムを探ることを目的として研究を進めている. 本年度は,社会性昆虫であるシロアリ類の分業や,カースト分化に伴う生理状態の転換機構に関して,コロニーの状況に応じた制御機構の解明を目指し,オオシロアリとネバダオオシロアリを用いて研究を進めた.特に,兵隊や繁殖カーストで特異的に発...
【生物学】基礎生物学:光合成遺伝子発現を含む研究件
❏気候変動の影響緩和を目指した北方針葉樹の環境適応ゲノミクス(16H02554)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】トドマツ / SNP / 局所適応 / 産地選択 / 多変量ランダムフォーレスト (他47件)
【概要】トドマツ産地試験林の形態・生理解析から、適応に関与する機能形質を解明した。分離集団を用いて機能形質のQTLを解明し、樹冠発達にかかわる遺伝子としてAタイプARRのタンパクが候補として挙げられた。トドマツ相互移植試験地の表現型データとSNPデータに基づくアソシエーション解析から、生残・成長・繁殖等の適応形質に関連する候補SNPを検出した。北海道全域の天然林を対象に、集団遺伝解析を行い、気象因子が遺伝...
❏トウモロコシの転写因子Dof1の光応答の分子メカニズム(11780489)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (20222359)
【キーワード】転写因子 / 光応答 / 光合成 / 糖応答 / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】植物特異的な転写因子群Dofファミリーの一つ、トウモロコシのDof1は光合成回路における初期炭酸固定を担う酵素の発現に関わる転写因子であり、その活性は光応答性を有する。転写因子Dof1はどのようにして光によって活性が制御されいるか、また、Dof1はどのようにして光合成遺伝子の発現を制御しているかを明らかにすることを目的として行った本研究の今年度の研究成果を以下に記す。(1)暗室で生育させたトウモロ...
【生物学】基礎生物学:ゲノミクス遺伝子発現を含む研究件
❏霊長類生殖細胞におけるトランスポゾン抑制機構の解析(25891022)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】山中 総一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80711845)
【キーワード】piRNA / 遺伝子発現 / 生殖細胞 / トランスポゾン / 偽遺伝子 (他6件)
【概要】本研究においては霊長類モデル生物の一つであるマーモセットを用いている。マーモセットのPIWIL1ホモログであるMARWIは精巣において強く発現しており、それに対してモノクローナル抗体を作製した。この抗体を用いて精巣の免疫染色を行ったところ、精細管内のpachytene以降の細胞においてMARWIが発現していることが明らかとなった。さらに本年度は、マーモセットPIWIL1(MARWI)と結合するpi...
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
【生物学】基礎生物学:アブラムシ遺伝子発現を含む研究件
❏社会性アブラムシにおける寿命の進化を駆動する生態的・生理的要因の解明(18K14786)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】植松 圭吾 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 助教 (00793861)
【キーワード】虫こぶ / アブラムシ / 寿命 / 酸素濃度 / 遺伝子発現 (他10件)
【概要】本研究課題では、ムネアブラムシ族のアブラムシがイスノキに形成する完全閉鎖型のゴール(虫こぶ)内で長期生存する際の個体数の変化・生理状態の変化について、野外調査および室内実験に基づいて検証した。その結果、無翅成虫は加齢に伴い体重を大幅に減少させながらも長期にわたり生存すること、また完全閉鎖ゴール内は低酸素環境であることが明らかになった。加えて、RNA-seqを用いた遺伝子発現解析により、加齢に応じて...
❏昆虫における表現型多型のメカニズムと進化(13740435)
【研究テーマ】生態
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (00332594)
【キーワード】表現型多型 / 社会性昆虫 / カースト分化 / シロアリ / アブラムシ (他8件)
【概要】本研究課題では,環境依存的に形質を変える表現型多型という性質を顕著に示すシロアリとアブラムシを材料に,カースト分化などのメカニズムを探ることを目的として研究を進めている. 本年度は,社会性昆虫であるシロアリ類の分業や,カースト分化に伴う生理状態の転換機構に関して,コロニーの状況に応じた制御機構の解明を目指し,オオシロアリとネバダオオシロアリを用いて研究を進めた.特に,兵隊や繁殖カーストで特異的に発...
【生物学】基礎生物学:フェロモン遺伝子発現を含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...
【生物学】基礎生物学:減数分裂遺伝子発現を含む研究件
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングの調節機構について(17380166)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (20175160)
【キーワード】卵 / 初期胚 / 遺伝子発現 / リプログラミング / ヒストン (他9件)
【概要】本研究では、受精前後における遺伝子発現リプログラミング機構の解明のため、次のような研究ステップを計画した。 1.リアルタイムに発現している遺伝子プロファイルの作成 2.転写制御機構の解析-転写因子・エピジェネティックな修飾 3.RNAiによる機能解析 以下にこの計画に沿った研究成果の概略を記す。 1.1細胞期胚にBrUTPを導入し、一定時間内にこれを取り込んだmRNAを抗BrU抗体で単離した後、こ...
❏哺乳類卵子における遺伝子発現プログラムの初期化機構の解明(14360164)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現 / リプログラミング / 初期化 / 初期胚 / 減数分裂 (他12件)
【概要】受精前後における遺伝子発現プログラムの初期化機構を解明する目的で研究を行った。まず初期化の機構について、「初期化には、cell memoryの消去が必要である」との仮説を立て、この仮説の検証を行い、さらにcell memoryを消去する機構の解明を行うこととした。 そこで、cell memoryのマーカーとして近年注目を集めているヒストンのアセチル化について調べた。体細胞、および受精後の初期胚の体...
❏初期胚における遺伝子発現の制御機構に関する研究(04404016)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】卵成熟 / 受精 / サイクリン / アクロシン / 単為発生 (他20件)
【概要】1)卵成熟過程の遺伝子発現の制御 A)マウス及びブタの卵母細胞を用い、その成熟を制御する因子(p34^<cdc2>、サイクリンB、MAPキナーゼ)の動態と機能について解析し卵母細胞内の現象がウニ、ヒトデ、カエルなどとは異なることを明らかにした。 B)卵子卵丘複合体の卵管上皮の微細構造に及ぼす局所的影響について調べ、卵丘細胞に筋層を弛緩する作用のあることを明らかにした。 2)受精過程の遺...
【生物学】基礎生物学:キメラ胚遺伝子発現を含む研究件
❏初期胚における遺伝子発現の制御機構に関する研究(04404016)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】卵成熟 / 受精 / サイクリン / アクロシン / 単為発生 (他20件)
【概要】1)卵成熟過程の遺伝子発現の制御 A)マウス及びブタの卵母細胞を用い、その成熟を制御する因子(p34^<cdc2>、サイクリンB、MAPキナーゼ)の動態と機能について解析し卵母細胞内の現象がウニ、ヒトデ、カエルなどとは異なることを明らかにした。 B)卵子卵丘複合体の卵管上皮の微細構造に及ぼす局所的影響について調べ、卵丘細胞に筋層を弛緩する作用のあることを明らかにした。 2)受精過程の遺...
❏配偶子および胚性幹細胞をベクタ-とする遺伝子導入動物作出に関する基礎研究(02454091)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】精子 / 胚性幹細胞 / 遺伝子導入動物 / 体外受精 / キメラ胚 (他14件)
【概要】1.配偶子による遺伝子導入のための基礎的検討.精子を経由する遺伝子導入動物作出の可能性についてマウスを用いて検討した。すなわち,DNAとしてSV40プロモ-タ-に大腸菌βガラクトシダ-ゼ遺伝子を連結したものを用い,体外受精の条件下で受精卵への導入を検査した。その結果,卵割期胚の組織化学的検査によっても,また移植後の胎子におけるDNAの分析においても,外来性DNAが導入された形跡は全く認められなかっ...
【生物学】基礎生物学:光応答遺伝子発現を含む研究件
❏光シグナル伝達を基盤とした子実体形成機構の解明(22580097)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮崎 安将 独立行政法人森林総合研究所, きのこ・微生物研究領域, 主任研究員 (40343800)
【キーワード】きのこ / 光受容体 / 形態変化 / シイタケ / 子実体形成 (他17件)
【概要】きのこの子実体形成には光が必要である。シイタケの光受容体遺伝子 Le.cry は、担子菌初のクリプトクロム型光受容体をコードしていた。その産物Le.CRY の解析 の結果、青色光領域を吸収し子実体形成に関わることが示唆された。プロテオーム解析の結果、 リン酸化や糖鎖付加などの翻訳後修飾を介して、子実体形成に関わる代謝経路やシグナル伝達 経路が存在することが分かった。トランスクリプトーム解析の結果、...
❏トウモロコシの転写因子Dof1の光応答の分子メカニズム(11780489)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (20222359)
【キーワード】転写因子 / 光応答 / 光合成 / 糖応答 / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】植物特異的な転写因子群Dofファミリーの一つ、トウモロコシのDof1は光合成回路における初期炭酸固定を担う酵素の発現に関わる転写因子であり、その活性は光応答性を有する。転写因子Dof1はどのようにして光によって活性が制御されいるか、また、Dof1はどのようにして光合成遺伝子の発現を制御しているかを明らかにすることを目的として行った本研究の今年度の研究成果を以下に記す。(1)暗室で生育させたトウモロ...
【生物学】基礎生物学:光受容体遺伝子発現を含む研究件
❏光スイッチ遺伝子発現制御による非侵襲的な膵癌治療法の開発(15K15484)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】野田 なつみ 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (30624358)
【キーワード】遺伝子発現制御 / 光遺伝学 / Phytochrome B / 光受容体 / 癌 (他10件)
【概要】膵癌は早期発見が困難であり、予後が極めて不良な疾患であることから、より優れた治療法の開発が急務である。本研究は、光照射により遺伝子発現制御が可能な「光スイッチシステム」を作製し、膵癌の遺伝子治療法の開発を目指すことを目的として研究を行った。植物の光受容体フィトクロムBとその結合タンパク質(PIF6)の赤色光照射による結合が転写活性化スイッチとなり、近赤外光で転写が抑制されるベクターを作製した。この...
❏光に依存した遺伝子発現調節システムの開発と利用(25282229)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】増田 真二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (30373369)
【キーワード】遺伝子発現制御 / 光受容体 / オプトジェネティクス / BLUF / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】青色光受容体PixDを利用して、任意の遺伝子の発現を光制御する方法の構築を目指した。クロスリンクと質量分析によりPixDのダイマーの予想構造を得た。この情報を利用し、先に開発したPixDによる転写因子光制御法PICCOROの改良を進め、植物の花の形成を司る転写因子AGAGOUSの制御を試みた。PixDを恒常的に発現するシロイヌナズナを複数ライン単離することに成功した。またPixEのPixD相互作用...
❏光シグナル伝達を基盤とした子実体形成機構の解明(22580097)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮崎 安将 独立行政法人森林総合研究所, きのこ・微生物研究領域, 主任研究員 (40343800)
【キーワード】きのこ / 光受容体 / 形態変化 / シイタケ / 子実体形成 (他17件)
【概要】きのこの子実体形成には光が必要である。シイタケの光受容体遺伝子 Le.cry は、担子菌初のクリプトクロム型光受容体をコードしていた。その産物Le.CRY の解析 の結果、青色光領域を吸収し子実体形成に関わることが示唆された。プロテオーム解析の結果、 リン酸化や糖鎖付加などの翻訳後修飾を介して、子実体形成に関わる代謝経路やシグナル伝達 経路が存在することが分かった。トランスクリプトーム解析の結果、...
【生物学】基礎生物学:グルコース遺伝子発現を含む研究件
❏代謝ストレス応答性長鎖非コードRNAの機能(26291018)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】クロマチン / lncRNA / ヒストン修飾 / アンチセンスRNA / ノンコーディングRNA (他14件)
【概要】グルコース飢餓ストレス応答性の長鎖非コードRNA(lncRNA)とアンチセンスRNA(asRNA)の役割や動態を解析した。その結果、対になって合成されるlncRNAとasRNAの間に相反的な発現制御があること、asRNAの発現制御にはヒストンH3K4のメチル化を介したクロマチン制御が関わること、asRNAが細胞質内でリボソームと結合し、ナンセンス仲介分解系で分解されること、lncRNAの抑制・脱抑...
❏栄養応答におけるマイクロRNAの役割を探る(24658118)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】マイクロRNA / アミノ酸 / タンパク質栄養 / 遺伝子発現 / ロイシン (他11件)
【概要】マイクロRNA(miRNA)は、タンパク質に翻訳されない小さなRNAであり、様々なmRNAに作用して遺伝子の発現を制御する。栄養条件の変化により量が変わるmiRNAを探索する目的で、アミノ酸のひとつロイシン欠乏に応答するmiRNAをDNAマイクロアレイにより調べたところ、miR-149*の増加に着目した。また、低タンパク質食に応答するmiR-203の量を培養細胞において人工的に増減させたところ、そ...
【生物学】基礎生物学:幼若ホルモン遺伝子発現を含む研究件
❏原始的真社会性種の繁殖制御:遺伝子から行動まで(24370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】土田 浩治 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (00252122)
【キーワード】社会性昆虫 / ワーカー繁殖 / 遺伝子発現 / 脳内アミン / JHホルモン (他18件)
【概要】フタモンアシナガバチの、巣上の行動、血中のJH濃度、脳内アミンの動態、遺伝子発現、体表炭化水素について調査し、女王と産卵ワーカーとの違いを明らかにする事を目的とした。その結果、(1)ワーカーでは、相対日令と、尻振り行動(wagging)、外役頻度、産卵頻度の間に有意な正の関係が認められた、(2)産卵ワーカーと女王のJH濃度には違いが見られなかった、(3)脳内アミンにはJH処理の効果が認められた、(...
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...
❏昆虫における表現型多型のメカニズムと進化(13740435)
【研究テーマ】生態
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (00332594)
【キーワード】表現型多型 / 社会性昆虫 / カースト分化 / シロアリ / アブラムシ (他8件)
【概要】本研究課題では,環境依存的に形質を変える表現型多型という性質を顕著に示すシロアリとアブラムシを材料に,カースト分化などのメカニズムを探ることを目的として研究を進めている. 本年度は,社会性昆虫であるシロアリ類の分業や,カースト分化に伴う生理状態の転換機構に関して,コロニーの状況に応じた制御機構の解明を目指し,オオシロアリとネバダオオシロアリを用いて研究を進めた.特に,兵隊や繁殖カーストで特異的に発...
【生物学】基礎生物学:社会性昆虫遺伝子発現を含む研究件
❏社会性アブラムシにおける寿命の進化を駆動する生態的・生理的要因の解明(18K14786)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】植松 圭吾 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 助教 (00793861)
【キーワード】虫こぶ / アブラムシ / 寿命 / 酸素濃度 / 遺伝子発現 (他10件)
【概要】本研究課題では、ムネアブラムシ族のアブラムシがイスノキに形成する完全閉鎖型のゴール(虫こぶ)内で長期生存する際の個体数の変化・生理状態の変化について、野外調査および室内実験に基づいて検証した。その結果、無翅成虫は加齢に伴い体重を大幅に減少させながらも長期にわたり生存すること、また完全閉鎖ゴール内は低酸素環境であることが明らかになった。加えて、RNA-seqを用いた遺伝子発現解析により、加齢に応じて...
❏原始的真社会性種の繁殖制御:遺伝子から行動まで(24370008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】土田 浩治 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (00252122)
【キーワード】社会性昆虫 / ワーカー繁殖 / 遺伝子発現 / 脳内アミン / JHホルモン (他18件)
【概要】フタモンアシナガバチの、巣上の行動、血中のJH濃度、脳内アミンの動態、遺伝子発現、体表炭化水素について調査し、女王と産卵ワーカーとの違いを明らかにする事を目的とした。その結果、(1)ワーカーでは、相対日令と、尻振り行動(wagging)、外役頻度、産卵頻度の間に有意な正の関係が認められた、(2)産卵ワーカーと女王のJH濃度には違いが見られなかった、(3)脳内アミンにはJH処理の効果が認められた、(...
❏社会性昆虫のカースト多型機構に関する分子生態学的研究(15687001)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】三浦 徹 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 助教授 (00332594)
【キーワード】杜会性昆虫 / カースト分化 / 後胚発生 / ボデイプラン / 遺伝子発現 (他16件)
【概要】これまでは,オオシロアリHodotermopsis sjostedtiの兵隊分化過程において,それまで同定を行った特異的発現遺伝子の発現動態などに関して,リアルタイム定量PCR装置を用いた発現動態の解析により,形態形成に重要な働きをすると考えられるいくつかの遺伝子の兵隊分化における発現動態を解析してきた.今年度は新たに,シロアリ類におけるゲノムサイズの推定や兵隊分化に伴う行動の変化とそれを司る神経...
【生物学】人類学:分子進化遺伝子発現を含む研究件
❏昆虫成虫原基の再生機構(07680795)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 薬学部, 助教授 (10201469)
【キーワード】センチニクバエ / 成虫原基 / 再生 / エクダイソン / ワモンゴキブリ (他15件)
【概要】(1) センチニクバエ成虫原基in vitro再生系における位置情報の復元 センチニクバエの成虫原基を切除した後、低濃度(2.5×10^<-8>M)のエクダイソン存在下でin vitro培養すると、切除した部分が再生する。本研究では、成虫原基の形態形成において位置情報を担うwingless遺伝子のホモログをセンチニクバエから単離しwingless遺伝子の発現部位を切除した成虫原基をin...
❏脳下垂体ホルモンの進化(04404005)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1995
【研究代表者】石居 進 (石井 進) 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖背案刺激ホルモン / 脳下垂体 / 分子進化 / 糖タンパク質ホルモン / 立体構造 (他26件)
【概要】平成7年度には生殖腺刺激ホルモン分子の立体構造の推定の論文が出版された。我々は研究分担者輪古が開発した理論的な方法を用いて脊椎動物の生殖腺刺激ホルモンと甲状腺刺激ホルモンに共通な立体構造を推定していたが、これがX腺回折による結晶学的方法で調べられた国外での研究の結果と見事に一致していて、我々の推定が正しかったことが証明された。さらに生殖腺刺激ホルモンとその受容体との比較内分泌学的研究と、cDNAの...
【生物学】人類学:嗅覚遺伝子発現を含む研究件
❏神経個性を表象する神経活動パターンと遺伝子発現制御(20H00482)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路 / 嗅覚 / 神経活動 / 遺伝子発現 / 発達 (他7件)
【概要】マウスの嗅覚系では、匂いを受容する嗅覚受容体が神経回路形成時にも重要な役割を果たすことが知られている。嗅覚神経細胞で発現するたった一種類の嗅覚受容体分子は、神経活動を介して様々な軸索選別分子の発現を制御することを通じて、軸索と呼ばれる神経突起を適切な箇所へとガイドする。本年度は、細胞ごとに異なる神経活動の時間変化パターンがどのように異なる軸索選別分子の発現パターンへと変換されるのかを明らかにするた...
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
❏Lhx2非依存的に発現するマウス嗅覚受容体多重遺伝子の発現制御機構の解明(20570208)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】遺伝子発現調節 / 嗅覚受容体多重遺伝子 / 嗅覚 / 嗅覚受容体 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】マウス嗅覚受容体(odorant receptor:OR)遺伝子の発現制御機構の解明を目的とし、OR遺伝子の発現制御に関与する因子の探索と発現制御領域同定のためのトランスジェニックマウスの作成を行った。その結果、OR遺伝子発現に関与すると考えられる制御因子を新たに同定した。また発現制御領域の同定のためのトランスジーンコンストラクトを作成し、現在までに複数のトランスジェニックマウス系統を得ている。今...
【生物学】人類学:環境適応遺伝子発現を含む研究件
❏現代人の生理機能とゲノム解析から探る寒冷適応能と免疫機能の共進化(17H01453)
【研究テーマ】応用人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】綿貫 茂喜 九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (00158677)
【キーワード】生理的多型 / 遺伝的多型 / 遺伝子発現 / メチル化 / 環境適応 (他10件)
【概要】本研究は寒冷適応能と免疫機能の関連、現代人の体温調節等の生理反応と種々の免疫反応、及びゲノム・エピゲノム解析から明らかにすることを目的とした。寒冷環境の1つである高地環境において、低酸素状態と炎症反応は関連があることが知られているが、低圧低酸素曝露によってどのような免疫反応の変化が生じるのかについては十分に明らかでない。そこで、低圧低酸素時の血液成分と免疫系指標の曝露前後の変化を検討した。その結果...
❏変動環境に適応する大腸菌の一細胞レベルの解析(24710228)
【研究テーマ】システムゲノム科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】津留 三良 大阪大学, 情報科学研究科, 助教 (80594506)
【キーワード】一細胞観察 / 遺伝子発現の確率性 / マイクロ流路 / 遺伝子発現ノイズ / 微細加工 (他8件)
【概要】本研究は、顕微鏡下でリアルタイムに観測可能で、培地交換が速い微細培養装置を開発することを目的としている。この装置は、細胞の流出を防ぐ小部屋と、培地成分濃度を様々な周波数で供給する発振流路から構成される。培地中の蛍光色素を指標に、小部屋の培地交換速度を計測した。その結果、当初目標の半分以下の10秒程度で培地交換が可能な微細培養装置を完成させた。蛍光タンパク質を合成する大腸菌をこの装置で培養・観察した...
【生物学】人類学:トランスジェニック遺伝子発現を含む研究件
❏Lhx2非依存的に発現するマウス嗅覚受容体多重遺伝子の発現制御機構の解明(20570208)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】遺伝子発現調節 / 嗅覚受容体多重遺伝子 / 嗅覚 / 嗅覚受容体 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】マウス嗅覚受容体(odorant receptor:OR)遺伝子の発現制御機構の解明を目的とし、OR遺伝子の発現制御に関与する因子の探索と発現制御領域同定のためのトランスジェニックマウスの作成を行った。その結果、OR遺伝子発現に関与すると考えられる制御因子を新たに同定した。また発現制御領域の同定のためのトランスジーンコンストラクトを作成し、現在までに複数のトランスジェニックマウス系統を得ている。今...
❏嗅覚受容体遺伝子発現制御におけるLIMホメオドメイン型転写因子Lhx2の機能解析(18570206)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】廣田 順二 大阪府立大学, 理学系研究科, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 遺伝子発現 / 転写因子 / トランスジェニック (他7件)
【概要】ヒトやマウスの嗅覚神経系は、嗅覚受容体(odorant receptor:OR)によって数十万もの匂い分子を識別している。OR遺伝子はゲノム上最大の遺伝子ファミリーを形成する多重遣伝子であり、その総数はマウスにおいて約千個に及び、全遣伝子の5%を占める。嗅神経細胞におけるOR遺伝子の発現は、免疫系の抗原受容体遺伝子と同様に、1つの細胞で1種類の遺伝子が、対立遺伝子の一方からのみ発現するという極めて...
【生物学】人類学:進化遺伝子発現を含む研究件
❏社会性アブラムシにおける寿命の進化を駆動する生態的・生理的要因の解明(18K14786)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】植松 圭吾 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 助教 (00793861)
【キーワード】虫こぶ / アブラムシ / 寿命 / 酸素濃度 / 遺伝子発現 (他10件)
【概要】本研究課題では、ムネアブラムシ族のアブラムシがイスノキに形成する完全閉鎖型のゴール(虫こぶ)内で長期生存する際の個体数の変化・生理状態の変化について、野外調査および室内実験に基づいて検証した。その結果、無翅成虫は加齢に伴い体重を大幅に減少させながらも長期にわたり生存すること、また完全閉鎖ゴール内は低酸素環境であることが明らかになった。加えて、RNA-seqを用いた遺伝子発現解析により、加齢に応じて...
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏変異に対して頑強なゲノムの進化的構築(15KT0078)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2019-03-31
【研究代表者】津留 三良 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任助教 (80594506)
【キーワード】ゲノム / 変異 / 遺伝子 / 遺伝子発現 / ゆらぎ (他10件)
【概要】本研究では、高頻度に変異が生じる条件で大腸菌を長期間培養し、蓄積したゲノム変異を解析した。得られた数千個の変異を解析した結果、ストレス応答に関わる遺伝子群に変異が集中しやすいことが分かった。また、増殖低下の要因は、有害変異の蓄積だけではなく、変異率増加そのものに起因することを突き止めた。さらに、変異は任意の塩基配列に完全にランダムに生じるのではなく、数塩基で構成される特定の塩基配列のモチーフに生じ...
【総合生物】ゲノム科学:学習臨界期遺伝子発現を含む研究件
❏Allelic imbalanceによる行動表現型のゲノム拘束性と可塑性の検証(25640097)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】和多 和宏 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70451408)
【キーワード】発声学習 / 対立遺伝子不均衡 / ソングバード / ハイブリッド / 種特異的遺伝子発現 (他11件)
【概要】本研究は、『遺伝要因』を父・母由来別のゲノム情報として分別し、生育過程における『環境要因』を介して学習行動において脳部位特異的にいかに表象されているかを遺伝子発現レベルで明らかにすることを目指し研究を進めてきた。この目的のために、種特異的な囀りパターンを学習によって獲得する鳴禽類ソングバードの異種間ハイブリッド個体を用い、音声発声学習過程における発声行動表現型と脳内遺伝子発現に着目した研究を進めた...
❏発声行動依存的な脳内エピジェネティクス動態と学習臨界期制御機構の解明(25290063)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】和多 和宏 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70451408)
【キーワード】発声学習 / 学習臨界期 / ソングバード / 自発的行動 / 自発的学習 (他15件)
【概要】鳴禽類の囀りはヒトの言語獲得と同様に、学習臨界期をもつ発声学習によって獲得される。しかし、その発声学習臨界期を制御する神経メカニズムの理解は進んでいない。本研究では、鳴禽類の一種zebra finchを用いて、学習臨界期中の発声練習を阻害することで、正常個体で学習臨界期が終了している成鳥時においても発声学習能していることを見出した。この日齢非依存的な発声学習能は、哺乳類運動野第5層に相当する神経細...
【総合生物】ゲノム科学:発声学習遺伝子発現を含む研究件
❏Allelic imbalanceによる行動表現型のゲノム拘束性と可塑性の検証(25640097)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】和多 和宏 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70451408)
【キーワード】発声学習 / 対立遺伝子不均衡 / ソングバード / ハイブリッド / 種特異的遺伝子発現 (他11件)
【概要】本研究は、『遺伝要因』を父・母由来別のゲノム情報として分別し、生育過程における『環境要因』を介して学習行動において脳部位特異的にいかに表象されているかを遺伝子発現レベルで明らかにすることを目指し研究を進めてきた。この目的のために、種特異的な囀りパターンを学習によって獲得する鳴禽類ソングバードの異種間ハイブリッド個体を用い、音声発声学習過程における発声行動表現型と脳内遺伝子発現に着目した研究を進めた...
❏発声行動依存的な脳内エピジェネティクス動態と学習臨界期制御機構の解明(25290063)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】和多 和宏 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70451408)
【キーワード】発声学習 / 学習臨界期 / ソングバード / 自発的行動 / 自発的学習 (他15件)
【概要】鳴禽類の囀りはヒトの言語獲得と同様に、学習臨界期をもつ発声学習によって獲得される。しかし、その発声学習臨界期を制御する神経メカニズムの理解は進んでいない。本研究では、鳴禽類の一種zebra finchを用いて、学習臨界期中の発声練習を阻害することで、正常個体で学習臨界期が終了している成鳥時においても発声学習能していることを見出した。この日齢非依存的な発声学習能は、哺乳類運動野第5層に相当する神経細...
【総合生物】神経科学:1細胞遺伝子発現を含む研究件
❏1細胞核クロマチン構造解析による褐色脂肪分化の制御メカニズムの解明(19K16102)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】中村 正裕 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (40634449)
【キーワード】クロマチン / シングルセル / 遺伝子発現 / 褐色脂肪細胞
【概要】マウス褐色脂肪細胞分化過程において各々のクロマチン構造がどのような順番で変化していくかは知られていない。申請者は、マウス褐色脂肪細胞化過程におけるクロマチン構造の変化に興味を持ち、1-100細胞程度の微量細胞数を用いたクロマチン構造解析法を完成させた。本研究では、今までは細胞数が少なく解析が困難であった、褐色脂肪前駆細胞から褐色脂肪細胞への分化各段階におけるシングル核クロマチン構造解析(オープンク...
❏ギニアグラスを用いたアポスポリー性胚嚢始原生殖細胞出現メカニズムの分子的解析(23380009)
【研究テーマ】遺伝育種科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】陳 蘭庄 南九州大学, 環境園芸学部, 教授 (40284822)
【キーワード】アポミクシス / 胚嚢始原生殖細胞 / ASG-1遺伝子の機能解析 / ギニアグラス / シロイヌナズナ (他18件)
【概要】卵細胞が受精せず胚を形成するアポミクシス現象(クローン植物)を一代雑種の固定などに利用できれば、「緑の革命」以上の経済効果が期待されるため、本研究では、イネ科のギニアグラスからすでに得ているアポスポリー性胚嚢始原生殖細胞(AIC)出現時期に特異的発現する遺伝子(ASG-1)の機能解析を行った。その結果、AICを単離しその存在を証明したうえ、モデル植物のシロイヌナズナ組換え植物でアポミクシス現象が再...
【総合生物】神経科学:リボソーム遺伝子発現を含む研究件
❏翻訳伸長初期における新規翻訳精度維持機構の提唱(25660053)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】長尾 翌手可 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (30588017)
【キーワード】翻訳 / tRNA / リボソーム / 遺伝子発現
【概要】バクテリア翻訳系では、翻訳伸長初期段階において、合成中のペプチドがtRNAに結合した状態でリボソームから脱離する現象(drop off)が恒常的に起きている。既存の実験手法ではペプチジルtRNAのペプチド部分を同定することが難しく、そのメカニズムは未だ明らかになっていない。本研究では、質量分析法によってrRNA変異体やtRNA修飾変異体の細胞内ペプチジルtRNAを定性的・定量的に解析を行い、dro...
❏現在バクテリアにおける翻訳途中脱離ペプチジルtRNAの産生メカニズムの解明(23780102)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】長尾 翌手可 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (30588017)
【キーワード】遺伝子発現 / 翻訳 / 翻訳精度維持機構 / tRNA / リボソーム (他6件)
【概要】細胞内の翻訳途中脱離ペプチジルtRNAを調べるために、RNA単離技術とLC/MS解析法を確立した。その結果、様々なペプチジルtRNAの同定に成功した。各pep-tRNAを単離し詳細に解析した結果、大腸菌遺伝子にはコードされていない配列をもつpep-tRNAが見つかった。このことは誤って生成されたpep-tRNAはペプチジル転移反応以降に新規の翻訳精度維持機構によって翻訳系から排除されるといったシス...
❏ポリ(A)鎖の翻訳によるノンストップmRNAの翻訳抑制と異常タンパク質の分解機構(19370075)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲田 利文 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40242812)
【キーワード】遺伝子発現 / 品質管理 / 異常mRNA / 異常翻訳 / プロテアソーム (他14件)
【概要】我々は、代表的な異常mRNAであるノンストップ(終止コドンを持たない)mRNAにおける翻訳抑制と異常タンパク質分解機構について解析を行い、ポリ(A)鎖の翻訳自体が、多段階での発現抑制機構を作動させ、品質管理機構において必須な役割を果たすことを初めて明確に示した。翻訳アレストを引き起こすアミノ酸配列の特異性について解析を行った結果、塩基性新生ポリペプチド鎖の持つ正の電荷とリボソームトンネルを形成する...
【総合生物】神経科学:ソングバード遺伝子発現を含む研究件
❏Allelic imbalanceによる行動表現型のゲノム拘束性と可塑性の検証(25640097)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】和多 和宏 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70451408)
【キーワード】発声学習 / 対立遺伝子不均衡 / ソングバード / ハイブリッド / 種特異的遺伝子発現 (他11件)
【概要】本研究は、『遺伝要因』を父・母由来別のゲノム情報として分別し、生育過程における『環境要因』を介して学習行動において脳部位特異的にいかに表象されているかを遺伝子発現レベルで明らかにすることを目指し研究を進めてきた。この目的のために、種特異的な囀りパターンを学習によって獲得する鳴禽類ソングバードの異種間ハイブリッド個体を用い、音声発声学習過程における発声行動表現型と脳内遺伝子発現に着目した研究を進めた...
❏発声行動依存的な脳内エピジェネティクス動態と学習臨界期制御機構の解明(25290063)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】和多 和宏 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70451408)
【キーワード】発声学習 / 学習臨界期 / ソングバード / 自発的行動 / 自発的学習 (他15件)
【概要】鳴禽類の囀りはヒトの言語獲得と同様に、学習臨界期をもつ発声学習によって獲得される。しかし、その発声学習臨界期を制御する神経メカニズムの理解は進んでいない。本研究では、鳴禽類の一種zebra finchを用いて、学習臨界期中の発声練習を阻害することで、正常個体で学習臨界期が終了している成鳥時においても発声学習能していることを見出した。この日齢非依存的な発声学習能は、哺乳類運動野第5層に相当する神経細...
【総合生物】神経科学:カースト遺伝子発現を含む研究件
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【総合生物】神経科学:神経回路形成遺伝子発現を含む研究件
❏社会的な脳を形成する神経活動依存的な機構の解明(20H03354)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中嶋 藍 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (60706331)
【キーワード】神経活動 / 遺伝子発現 / 神経回路形成 / 発生 / シナプス形成 (他6件)
【概要】臨界期と呼ばれる神経回路の柔軟性の高い時期に起こる神経回路の形成異常は、後の様々な神経疾患につながる。多くの場合、臨界期以降にはこれらの形成異常は不可逆的であり、脳機能・身体機能を大きく低下させる。その発症要因としては、遺伝的な要因と活動依存的な要因の両方が挙げられているが、両方を統合して疾患の原理を理解するには至っていない。 申請者は、これまでに嗅覚系をモデルシステムとして『神経活動パターンが多...
❏神経個性を表象する神経活動パターンと遺伝子発現制御(20H00482)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路 / 嗅覚 / 神経活動 / 遺伝子発現 / 発達 (他7件)
【概要】マウスの嗅覚系では、匂いを受容する嗅覚受容体が神経回路形成時にも重要な役割を果たすことが知られている。嗅覚神経細胞で発現するたった一種類の嗅覚受容体分子は、神経活動を介して様々な軸索選別分子の発現を制御することを通じて、軸索と呼ばれる神経突起を適切な箇所へとガイドする。本年度は、細胞ごとに異なる神経活動の時間変化パターンがどのように異なる軸索選別分子の発現パターンへと変換されるのかを明らかにするた...
【総合生物】神経科学:大脳新皮質遺伝子発現を含む研究件
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏大脳皮質神経細胞の運命決定機構の解明(24500394)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / ニューロン / 分化 / 遺伝子発現 / 大脳新皮質 (他9件)
【概要】知覚や随意運動などの高次の機能を担う大脳の新皮質は、発生の過程で神経幹細胞が経時的に異なるニューロンを生み出すことで6層の構造を形成する。本研究では大脳皮質の形成原理を理解するために、神経幹細胞からニューロンへの分化の過程で作動する遺伝子プログラムに焦点をあて、層特異的なニューロンの分化機構について解析を行った。まずマウスの大脳皮質において各層の神経前駆細胞に発現する遺伝子群を網羅的に同定し、これ...
【総合生物】神経科学:神経活動遺伝子発現を含む研究件
❏社会的な脳を形成する神経活動依存的な機構の解明(20H03354)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中嶋 藍 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (60706331)
【キーワード】神経活動 / 遺伝子発現 / 神経回路形成 / 発生 / シナプス形成 (他6件)
【概要】臨界期と呼ばれる神経回路の柔軟性の高い時期に起こる神経回路の形成異常は、後の様々な神経疾患につながる。多くの場合、臨界期以降にはこれらの形成異常は不可逆的であり、脳機能・身体機能を大きく低下させる。その発症要因としては、遺伝的な要因と活動依存的な要因の両方が挙げられているが、両方を統合して疾患の原理を理解するには至っていない。 申請者は、これまでに嗅覚系をモデルシステムとして『神経活動パターンが多...
❏神経個性を表象する神経活動パターンと遺伝子発現制御(20H00482)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路 / 嗅覚 / 神経活動 / 遺伝子発現 / 発達 (他7件)
【概要】マウスの嗅覚系では、匂いを受容する嗅覚受容体が神経回路形成時にも重要な役割を果たすことが知られている。嗅覚神経細胞で発現するたった一種類の嗅覚受容体分子は、神経活動を介して様々な軸索選別分子の発現を制御することを通じて、軸索と呼ばれる神経突起を適切な箇所へとガイドする。本年度は、細胞ごとに異なる神経活動の時間変化パターンがどのように異なる軸索選別分子の発現パターンへと変換されるのかを明らかにするた...
❏神経活動依存的な遺伝子発現誘導とシナプス構築の分子機構(19300107)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】能瀬 聡直 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30260037)
【キーワード】シナプス / ショウジョウバエ / 転写因子 / グルタミン酸受容体 / マイクロアレイ (他12件)
【概要】マイクロアレイ技術を用い、ショウジョウバエの神経筋シナプスにおいて、シナプス形成の前後や有無に対応したシナプス後細胞(筋肉細胞)での遺伝子発現の変化を検出することにより、シナプス形成・成熟過程において誘導される遺伝子を系統的にスクリーニングし、さらに機能を調べた。その結果、神経支配により発現が抑制される遺伝子のひとつである、転写因子longitudinals lacking(lola)が、筋肉にお...
【農学】農芸化学:複合培養遺伝子発現を含む研究件
❏複合培養における放線菌二次代謝遺伝子プロモーターの活性化機構(26850044)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浅水 俊平 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (90709057)
【キーワード】放線菌 / ミコール酸含有細菌 / 二次代謝 / 共培養 / 微生物間相互作用 (他12件)
【概要】放線菌の二次代謝産物は医薬・農薬として利用されている。放線菌ゲノム解析から潜在的二次代謝遺伝子群が一菌株に20~40個存在する明らかになっている。本研究では放線菌に眠っている二次代謝遺伝子を覚醒させる手法として、放線菌とミコール酸含有細菌との共培養(複合培養)法に注目した。本課題では二次代謝遺伝子の活性化機構を明らかにするために、生産量が増大することが明らかになったゴードスポリンの生合成遺伝子に注...
❏複合培養系の統合深化による新奇抗生物質の探索(25292046)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾仲 宏康 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80315829)
【キーワード】複合培養 / 生合成 / 放線菌 / 抗生物質 / 共培養 (他13件)
【概要】現在市販されている抗生物質の約半分は微生物が生産する。ペニシリンの発見以来人類は様々な抗生物質を微生物の培養液から求めている。本研究では複合培養という手法により、抗生物質を生産する微生物(放線菌)が他の微生物(ミコール酸含有細菌)によって刺激を受けることにより、放線菌が生産する抗生物質の種類が増えることが明らかとなったため、この現象がどのようなメカニズムで行われるのか、また、複合培養によって新たな...
【農学】農芸化学:核様体タンパク質遺伝子発現を含む研究件
❏細菌のヒストン様因子による転写制御ネットワークがプラスミドと宿主に与える影響(15K18667)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】水口 千穂 (鈴木千穂) 東京大学, 生物生産工学研究センター, 助教 (10733032)
【キーワード】核様体タンパク質 / プラスミド / 遺伝子発現 / 転写制御 / バイオフィルム (他9件)
【概要】宿主細菌がプラスミドを獲得すると、プラスミド上の遺伝子が染色体由来の因子の制御を受けると同時に、染色体上の遺伝子もプラスミド由来の因子の制御を受けることになる。この過程の鍵因子の一つが、プラスミドと染色体の両方にコードされる核様体タンパク質(ヒストン様因子)である。本研究では分解プラスミドpCAR1とその宿主であるPseudomonas putida KT2440株において、pCAR1にコードされ...
❏染色体機能調節因子としてのプラスミドの機能メカニズムの解明(24380043)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】野尻 秀昭 東京大学, 生物生産工学研究センター, 教授 (90272468)
【キーワード】プラスミド / 染色体 / 遺伝子発現 / 転写制御 / 核様体 (他9件)
【概要】プラスミドによる宿主染色体の機能調節のメカニズムを解明するため、“プラスミドを保持すること”の浸透圧ストレスへの影響や特定の遺伝子群の転写誘導/転写抑制について機構解明を行った。また、この現象において重要な役割を果たすプラスミド由来の核様体タンパク質(特に中心的役割を果たすH-NS familyタンパク質)の二量体化・多量体化機構をタンパク質間相互作用の解析と結晶構造を元に解析した。 ...
【農学】農芸化学:抗生物質生産遺伝子発現を含む研究件
❏複合培養における放線菌二次代謝遺伝子プロモーターの活性化機構(26850044)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浅水 俊平 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (90709057)
【キーワード】放線菌 / ミコール酸含有細菌 / 二次代謝 / 共培養 / 微生物間相互作用 (他12件)
【概要】放線菌の二次代謝産物は医薬・農薬として利用されている。放線菌ゲノム解析から潜在的二次代謝遺伝子群が一菌株に20~40個存在する明らかになっている。本研究では放線菌に眠っている二次代謝遺伝子を覚醒させる手法として、放線菌とミコール酸含有細菌との共培養(複合培養)法に注目した。本課題では二次代謝遺伝子の活性化機構を明らかにするために、生産量が増大することが明らかになったゴードスポリンの生合成遺伝子に注...
❏複合培養系の統合深化による新奇抗生物質の探索(25292046)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾仲 宏康 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80315829)
【キーワード】複合培養 / 生合成 / 放線菌 / 抗生物質 / 共培養 (他13件)
【概要】現在市販されている抗生物質の約半分は微生物が生産する。ペニシリンの発見以来人類は様々な抗生物質を微生物の培養液から求めている。本研究では複合培養という手法により、抗生物質を生産する微生物(放線菌)が他の微生物(ミコール酸含有細菌)によって刺激を受けることにより、放線菌が生産する抗生物質の種類が増えることが明らかとなったため、この現象がどのようなメカニズムで行われるのか、また、複合培養によって新たな...
【農学】農芸化学:イオウ遺伝子発現を含む研究件
❏生理生化学や分子遺伝学的手法を駆使した植物の栄養条件に対する応答現象の解明(09760053)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】藤原 徹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (80242163)
【キーワード】シロイヌナズナ / ホウ素 / 硫黄 / 変異株 / マッピング (他11件)
【概要】本年度は硫黄に関してはβコングリシニンβサブユニット遺伝子のプロモータ断片を組み込んだカリフラワーモザイクウイルス35SRNAプロモータを用いて形質転換シロイヌナズナでGFPを発現させたところ、硫黄欠乏に応答して蛍光が観察された。また、ダイズ子葉培養系でのグルタチオンの効果を、阻害剤を用いて調べた。グルタチオンを加えるとβサブユニットタンパク質の蓄積が押さえられ、グリシニンの蓄積が促進される。グル...
❏分子生物学的手法による植物栄養診断法の確立(07456037)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】茅野 充男 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10007677)
【キーワード】遺伝子発現制御 / メクロチオネイン / 形質転換植物 / ホウ素 / イオウ (他13件)
【概要】これまでの研究は、主に様々な濃度のホウ素イオンや硫酸イオン濃度で成育させた植物よりmRNAを抽出し、これらとコントロールの植物より抽出したmRNAをもちいて、DO(ディフレンシャルディスプレイ)法による遺伝子断片の単離を目指してきた。また、特にイオウ応答プロモーターの解析によるイオウ欠乏症状の迅速な検出法の確立を目指してきた。これまでに、過剰のホウ素イオン存在下で成育させた植物中で発現が抑制される...
【農学】農芸化学:硝酸シグナル遺伝子発現を含む研究件
❏植物における硝酸シグナル伝達の総合理解(18H03940)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 遺伝子発現 / シグナル伝達 / 窒素栄養 (他15件)
【概要】硝酸応答を担うNLP転写活性化因子が直接、発現を誘導する遺伝子として新たにホメオドメン-ロイシンジッパー型(HB)転写因子遺伝子を同定した。このHB転写因子の機能欠損変異株は斑入りの表現型を示し、また、この機能欠損変異株の葉肉細胞の多くで葉緑体の発達の異常が起こっていることを明らかにした。さらに、HB転写因子の欠損変異体のトランスクリプトーム解析により、HB転写因子は葉緑体の発達や機能維持に関わる...
❏植物における硝酸応答の分子基盤の解明(25252014)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 生物生産工学研究センター, 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸シグナル / シグナル伝達 / 転写因子 / 遺伝子発現制御 (他10件)
【概要】植物の窒素栄養環境への適応において硝酸応答型の遺伝子発現は中心的な役割を担う。この硝酸応答型遺伝子発現を担う転写因子はNLPタンパク質群であることを同定していることから、NLP転写因子群を手がかりに、モデル植物であるシロイヌナズナを用いて硝酸応答型遺伝子発現の制御機構の解析を行った。DNAマイクロアレイ解析によって、NLP転写因子群は硝酸応答型遺伝子発現のほとんどを制御しているマスターレギュレータ...
❏高等植物における硝酸応答型遺伝子発現の制御メカニズム(22380043)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 生物生産工学研究センター, 准教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 硝酸シグナル / 遺伝子発現 / 転写因子 (他10件)
【概要】植物の主要な窒素源である硝酸態窒素は植物体内でシグナル伝達物質としても働き、硝酸同化関連酵素遺伝子を含む多様な遺伝子の発現を制御している。この硝酸応答型の遺伝子発現の分子機構を明らかにすることを目的として、本研究では、シロイヌナズナを用いて硝酸応答のための鍵転写因子としてNLP転写因子群を同定した。また、NLPは翻訳後制御によって活性化され、活性化されたNLPが硝酸応答性遺伝子の大多数の発現を担っ...
【農学】農芸化学:硝酸応答遺伝子発現を含む研究件
❏植物における硝酸シグナル伝達の総合理解(18H03940)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 遺伝子発現 / シグナル伝達 / 窒素栄養 (他15件)
【概要】硝酸応答を担うNLP転写活性化因子が直接、発現を誘導する遺伝子として新たにホメオドメン-ロイシンジッパー型(HB)転写因子遺伝子を同定した。このHB転写因子の機能欠損変異株は斑入りの表現型を示し、また、この機能欠損変異株の葉肉細胞の多くで葉緑体の発達の異常が起こっていることを明らかにした。さらに、HB転写因子の欠損変異体のトランスクリプトーム解析により、HB転写因子は葉緑体の発達や機能維持に関わる...
❏植物における硝酸応答の分子基盤の解明(25252014)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 生物生産工学研究センター, 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸シグナル / シグナル伝達 / 転写因子 / 遺伝子発現制御 (他10件)
【概要】植物の窒素栄養環境への適応において硝酸応答型の遺伝子発現は中心的な役割を担う。この硝酸応答型遺伝子発現を担う転写因子はNLPタンパク質群であることを同定していることから、NLP転写因子群を手がかりに、モデル植物であるシロイヌナズナを用いて硝酸応答型遺伝子発現の制御機構の解析を行った。DNAマイクロアレイ解析によって、NLP転写因子群は硝酸応答型遺伝子発現のほとんどを制御しているマスターレギュレータ...
❏高等植物における硝酸応答型遺伝子発現の制御メカニズム(22380043)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 生物生産工学研究センター, 准教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 硝酸シグナル / 遺伝子発現 / 転写因子 (他10件)
【概要】植物の主要な窒素源である硝酸態窒素は植物体内でシグナル伝達物質としても働き、硝酸同化関連酵素遺伝子を含む多様な遺伝子の発現を制御している。この硝酸応答型の遺伝子発現の分子機構を明らかにすることを目的として、本研究では、シロイヌナズナを用いて硝酸応答のための鍵転写因子としてNLP転写因子群を同定した。また、NLPは翻訳後制御によって活性化され、活性化されたNLPが硝酸応答性遺伝子の大多数の発現を担っ...
【農学】農芸化学:ホウ素遺伝子発現を含む研究件
❏生理生化学や分子遺伝学的手法を駆使した植物の栄養条件に対する応答現象の解明(09760053)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】藤原 徹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (80242163)
【キーワード】シロイヌナズナ / ホウ素 / 硫黄 / 変異株 / マッピング (他11件)
【概要】本年度は硫黄に関してはβコングリシニンβサブユニット遺伝子のプロモータ断片を組み込んだカリフラワーモザイクウイルス35SRNAプロモータを用いて形質転換シロイヌナズナでGFPを発現させたところ、硫黄欠乏に応答して蛍光が観察された。また、ダイズ子葉培養系でのグルタチオンの効果を、阻害剤を用いて調べた。グルタチオンを加えるとβサブユニットタンパク質の蓄積が押さえられ、グリシニンの蓄積が促進される。グル...
❏分子生物学的手法による植物栄養診断法の確立(07456037)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】茅野 充男 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10007677)
【キーワード】遺伝子発現制御 / メクロチオネイン / 形質転換植物 / ホウ素 / イオウ (他13件)
【概要】これまでの研究は、主に様々な濃度のホウ素イオンや硫酸イオン濃度で成育させた植物よりmRNAを抽出し、これらとコントロールの植物より抽出したmRNAをもちいて、DO(ディフレンシャルディスプレイ)法による遺伝子断片の単離を目指してきた。また、特にイオウ応答プロモーターの解析によるイオウ欠乏症状の迅速な検出法の確立を目指してきた。これまでに、過剰のホウ素イオン存在下で成育させた植物中で発現が抑制される...
【農学】農芸化学:タンパク質栄養遺伝子発現を含む研究件
❏栄養応答におけるマイクロRNAの役割を探る(24658118)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】マイクロRNA / アミノ酸 / タンパク質栄養 / 遺伝子発現 / ロイシン (他11件)
【概要】マイクロRNA(miRNA)は、タンパク質に翻訳されない小さなRNAであり、様々なmRNAに作用して遺伝子の発現を制御する。栄養条件の変化により量が変わるmiRNAを探索する目的で、アミノ酸のひとつロイシン欠乏に応答するmiRNAをDNAマイクロアレイにより調べたところ、miR-149*の増加に着目した。また、低タンパク質食に応答するmiR-203の量を培養細胞において人工的に増減させたところ、そ...
❏ライフスタイルを包括した統合型ニュートリオミクス研究の基礎と展開(21380076)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】ニュートリゲノミクス / 遺伝子発現 / 栄養 / 生活習慣 / 運動 (他21件)
【概要】食品を摂取した動物がどのような応答を示すかを、多数の分子を網羅的に解析するオミクス解析という手法で解析した。遺伝子発現量、タンパク質量、代謝物量など、様々な網羅的解析を組み合わせた。この方向の研究を推進するためのデータベースや解析ツールを改良し、その有効性を実証した。食品のみならず、運動や日内リズムなど関係する生活習慣の影響も合わせて解析することに成功した。 ...
【農学】農芸化学:ニュートリゲノミクス遺伝子発現を含む研究件
❏ライフスタイルを包括した統合型ニュートリオミクス研究の基礎と展開(21380076)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】ニュートリゲノミクス / 遺伝子発現 / 栄養 / 生活習慣 / 運動 (他21件)
【概要】食品を摂取した動物がどのような応答を示すかを、多数の分子を網羅的に解析するオミクス解析という手法で解析した。遺伝子発現量、タンパク質量、代謝物量など、様々な網羅的解析を組み合わせた。この方向の研究を推進するためのデータベースや解析ツールを改良し、その有効性を実証した。食品のみならず、運動や日内リズムなど関係する生活習慣の影響も合わせて解析することに成功した。 ...
❏オミックス解析を基盤とする栄養と遺伝子発現制御系の相互作用の解明(15380090)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】トランスクリプトミクス / ニュートリゲノミクス / プロテオミクス / アミノ酸 / 食餌タンパク質 (他14件)
【概要】食餌タンパク質の効果のトランスクリプトーム解析を進め、タンパク質栄養が脂肪組織の遺伝子発現プロファイルに及ぼす影響の解析を行った。PPARγの発現上昇などがタンパク質栄養悪化時のインスリン感受性上昇に関わっていると予想された。さらに各種動物性タンパク質の機能性の解析を試みた。一方、肝ガン培養細胞系を用いたアミノ酸欠乏の影響のトランスクリプトーム解析とさらにプロテオーム解析を行った。アミノ酸に直接応...
【農学】境界農学:シロイヌナズナ遺伝子発現を含む研究件
❏共生糸状菌による根圏細菌叢との協調的な植物生長促進およびその寄生性抑制機構(20H02986)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】晝間 敬 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20714504)
【キーワード】病原性抑制 / 植物生長促進 / 貧栄養 / Colletotrichum / シロイヌナズナ (他19件)
【概要】本研究では、共生糸状菌Colletotrichum tofieldiae (Ct)とCtが感染した根から単離された細菌集団が貧栄養環境で相加的に発揮する植物生長促進機構の理解をCtによる細菌群の潜在的な寄生性の抑止の観点に着目して目指している。 10種類の細菌の中の一種のPseudomonas属の細菌は単独接種の際に植物の成長を著しく阻害することを見いだし、種々の試験を組み合わせることでその植物...
❏染色体微細加工で逆位・転座が植物ゲノムに与える影響を見る(20H03297)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】風間 裕介 福井県立大学, 生物資源学部, 教授 (80442945)
【キーワード】染色体 / 転座 / 逆位 / 遺伝子発現 / シロイヌナズナ (他7件)
【概要】逆位や転座など遺伝子数の増減や変化を伴わない染色体再編成が生物進化において重要であることは、比較ゲノム解析から明らかである。しかし、逆位や転座が表現型に与える直接的な影響を知るには、実験的に誘発してその影響を見る必要がある。我々は、順遺伝学的手法として、植物において染色体再編成を従来の30倍の頻度で誘発する、重イオンビームを用いた新技術を開発した。本研究では重イオンビームで作出した3種の変異体がも...
❏トレニアのシュート再生系を用いた脱分化とシュート頂分裂組織新構築の解析(17K07437)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】杉山 宗隆 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50202130)
【キーワード】トレニア / シロイヌナズナ / シュート再生 / 表皮細胞 / 脱分化 (他14件)
【概要】本研究では、茎断片の表皮細胞が脱分化・増殖し、カルス相なしに不定芽のシュート頂分裂組織(SAM)を新たに形成する、トレニアの直接シュート再生系を用い、脱分化とSAM新構築について、細胞学的解析とトランスクリプトーム解析を行った。その結果、サイトカイニンに応答した表皮細胞の核小体の発達と細胞分裂の再開、光依存の細胞増殖の活性化を経て、増殖細胞の領域化が起き、SAMが構築されることなどが明らかになった...
【農学】境界農学:プラスミド遺伝子発現を含む研究件
❏細菌のヒストン様因子による転写制御ネットワークがプラスミドと宿主に与える影響(15K18667)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】水口 千穂 (鈴木千穂) 東京大学, 生物生産工学研究センター, 助教 (10733032)
【キーワード】核様体タンパク質 / プラスミド / 遺伝子発現 / 転写制御 / バイオフィルム (他9件)
【概要】宿主細菌がプラスミドを獲得すると、プラスミド上の遺伝子が染色体由来の因子の制御を受けると同時に、染色体上の遺伝子もプラスミド由来の因子の制御を受けることになる。この過程の鍵因子の一つが、プラスミドと染色体の両方にコードされる核様体タンパク質(ヒストン様因子)である。本研究では分解プラスミドpCAR1とその宿主であるPseudomonas putida KT2440株において、pCAR1にコードされ...
❏染色体機能調節因子としてのプラスミドの機能メカニズムの解明(24380043)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】野尻 秀昭 東京大学, 生物生産工学研究センター, 教授 (90272468)
【キーワード】プラスミド / 染色体 / 遺伝子発現 / 転写制御 / 核様体 (他9件)
【概要】プラスミドによる宿主染色体の機能調節のメカニズムを解明するため、“プラスミドを保持すること”の浸透圧ストレスへの影響や特定の遺伝子群の転写誘導/転写抑制について機構解明を行った。また、この現象において重要な役割を果たすプラスミド由来の核様体タンパク質(特に中心的役割を果たすH-NS familyタンパク質)の二量体化・多量体化機構をタンパク質間相互作用の解析と結晶構造を元に解析した。 ...
【農学】境界農学:嗅覚受容体遺伝子発現を含む研究件
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
❏Lhx2非依存的に発現するマウス嗅覚受容体多重遺伝子の発現制御機構の解明(20570208)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】遺伝子発現調節 / 嗅覚受容体多重遺伝子 / 嗅覚 / 嗅覚受容体 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】マウス嗅覚受容体(odorant receptor:OR)遺伝子の発現制御機構の解明を目的とし、OR遺伝子の発現制御に関与する因子の探索と発現制御領域同定のためのトランスジェニックマウスの作成を行った。その結果、OR遺伝子発現に関与すると考えられる制御因子を新たに同定した。また発現制御領域の同定のためのトランスジーンコンストラクトを作成し、現在までに複数のトランスジェニックマウス系統を得ている。今...
❏嗅覚受容体遺伝子発現制御におけるLIMホメオドメイン型転写因子Lhx2の機能解析(18570206)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】廣田 順二 大阪府立大学, 理学系研究科, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 遺伝子発現 / 転写因子 / トランスジェニック (他7件)
【概要】ヒトやマウスの嗅覚神経系は、嗅覚受容体(odorant receptor:OR)によって数十万もの匂い分子を識別している。OR遺伝子はゲノム上最大の遺伝子ファミリーを形成する多重遣伝子であり、その総数はマウスにおいて約千個に及び、全遣伝子の5%を占める。嗅神経細胞におけるOR遺伝子の発現は、免疫系の抗原受容体遺伝子と同様に、1つの細胞で1種類の遺伝子が、対立遺伝子の一方からのみ発現するという極めて...
【農学】境界農学:変異株遺伝子発現を含む研究件
❏生理生化学や分子遺伝学的手法を駆使した植物の栄養条件に対する応答現象の解明(09760053)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】藤原 徹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (80242163)
【キーワード】シロイヌナズナ / ホウ素 / 硫黄 / 変異株 / マッピング (他11件)
【概要】本年度は硫黄に関してはβコングリシニンβサブユニット遺伝子のプロモータ断片を組み込んだカリフラワーモザイクウイルス35SRNAプロモータを用いて形質転換シロイヌナズナでGFPを発現させたところ、硫黄欠乏に応答して蛍光が観察された。また、ダイズ子葉培養系でのグルタチオンの効果を、阻害剤を用いて調べた。グルタチオンを加えるとβサブユニットタンパク質の蓄積が押さえられ、グリシニンの蓄積が促進される。グル...
❏分子生物学的手法による植物栄養診断法の確立(07456037)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】茅野 充男 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10007677)
【キーワード】遺伝子発現制御 / メクロチオネイン / 形質転換植物 / ホウ素 / イオウ (他13件)
【概要】これまでの研究は、主に様々な濃度のホウ素イオンや硫酸イオン濃度で成育させた植物よりmRNAを抽出し、これらとコントロールの植物より抽出したmRNAをもちいて、DO(ディフレンシャルディスプレイ)法による遺伝子断片の単離を目指してきた。また、特にイオウ応答プロモーターの解析によるイオウ欠乏症状の迅速な検出法の確立を目指してきた。これまでに、過剰のホウ素イオン存在下で成育させた植物中で発現が抑制される...
【農学】境界農学:糸状菌遺伝子発現を含む研究件
❏糸状菌特有の細胞融合を誘導する遺伝子転写制御機構の解析(17K15242)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】片山 琢也 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (70792191)
【キーワード】糸状菌 / 細胞融合 / 麹菌 / Aspergillus oryzae / MAPキナーゼ (他7件)
【概要】糸状菌(カビ)は酵母とは異なり、菌糸を伸長している栄養生長時にも細胞が融合する。我々は糸状菌の一種である麹菌Aspergillus oryzaeにおいて、糸状菌特異的な新規タンパク質FipCを同定し、これが細胞融合に関与する機能を持つことを示していた。 本研究における遺伝学的な解析から、FipCが転写因子AoSte12を介して細胞融合に関わる遺伝子群の転写を制御することを示した。さらにFipCと相...
❏糸状菌における多様なセルロース分解酵素の機能と遺伝子発現の解析(14360094)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】鮫島 正浩 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30162530)
【キーワード】セルロース / 糖質分解酵素 / セルラーゼ / 糸状菌 / プロテオーム (他16件)
【概要】糸状菌によるセルロース分解は菌体外においてセルラーゼによりセルロースがセロビオースに変換され,さらにβ-グルコシダーゼによってセロビオースはグルコースに変換されたのち,菌体内に取り込まれてエネルギー源として代謝されていくと考えられてきた。しかしながら,多くの糸状菌ではβ-グルコシダーゼに加えて,セロビオース脱水素酵素と呼ばれる酸化還元酵素がセルロース分解過程で生産されてくることが知られている。 そ...
【農学】社会経済農学:植物栄養遺伝子発現を含む研究件
❏共生糸状菌による根圏細菌叢との協調的な植物生長促進およびその寄生性抑制機構(20H02986)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】晝間 敬 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20714504)
【キーワード】病原性抑制 / 植物生長促進 / 貧栄養 / Colletotrichum / シロイヌナズナ (他19件)
【概要】本研究では、共生糸状菌Colletotrichum tofieldiae (Ct)とCtが感染した根から単離された細菌集団が貧栄養環境で相加的に発揮する植物生長促進機構の理解をCtによる細菌群の潜在的な寄生性の抑止の観点に着目して目指している。 10種類の細菌の中の一種のPseudomonas属の細菌は単独接種の際に植物の成長を著しく阻害することを見いだし、種々の試験を組み合わせることでその植物...
❏植物における硝酸応答の分子基盤の解明(25252014)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 生物生産工学研究センター, 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸シグナル / シグナル伝達 / 転写因子 / 遺伝子発現制御 (他10件)
【概要】植物の窒素栄養環境への適応において硝酸応答型の遺伝子発現は中心的な役割を担う。この硝酸応答型遺伝子発現を担う転写因子はNLPタンパク質群であることを同定していることから、NLP転写因子群を手がかりに、モデル植物であるシロイヌナズナを用いて硝酸応答型遺伝子発現の制御機構の解析を行った。DNAマイクロアレイ解析によって、NLP転写因子群は硝酸応答型遺伝子発現のほとんどを制御しているマスターレギュレータ...
❏高等植物における硝酸応答型遺伝子発現の制御メカニズム(22380043)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 生物生産工学研究センター, 准教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 硝酸シグナル / 遺伝子発現 / 転写因子 (他10件)
【概要】植物の主要な窒素源である硝酸態窒素は植物体内でシグナル伝達物質としても働き、硝酸同化関連酵素遺伝子を含む多様な遺伝子の発現を制御している。この硝酸応答型の遺伝子発現の分子機構を明らかにすることを目的として、本研究では、シロイヌナズナを用いて硝酸応答のための鍵転写因子としてNLP転写因子群を同定した。また、NLPは翻訳後制御によって活性化され、活性化されたNLPが硝酸応答性遺伝子の大多数の発現を担っ...
【農学】動物生命科学:1細胞期胚遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子発現リプログラミングへのクロマチン構造とヒストン変異体の関与について(21H04752)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2024-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / 1細胞期胚 / 未受精卵 / ヒストン変異体 / リプログラミング (他7件)
【概要】受精前後において、分化した卵から全能性を持つ受精卵へと変化するが、その際に大規模なクロマチン構造の変化を伴う遺伝子発現のリプログラミングが起こる。一方、クロマチンを構成するコアヒストンおよびリンカーヒストンには様々な変異体が存在し、それらがクロマチン構造および遺伝子発現の調節に大きく関わっていることが知られている。そこで本研究では、ヒストン変異体に着目し、遺伝子発現リプログラミングを調節するメカニ...
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングへのヒストン変異体の関与について(18H03970)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / ヒストン変異体 / 初期胚 / 卵 / クロマチン構造 (他12件)
【概要】受精前後において遺伝子発現リプログラミングが起こるが、本研究ではヒストン変異体の動態に着目し、そのメカニズムの解明を目指した。 研究の成果として、受精直後のマウス1細胞期胚において、H3変異体においてはH3.1/H3.2が極端に少なく、ほぼH3.3のみがクロマチンに存在し、またH2A変異体についてはH2A.XとTH2Aのみが多く存在していることが明らかとなった。ノックダウン/アウトおよび過剰発現に...
【農学】動物生命科学:ヒストン変異体遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子発現リプログラミングへのクロマチン構造とヒストン変異体の関与について(21H04752)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2024-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / 1細胞期胚 / 未受精卵 / ヒストン変異体 / リプログラミング (他7件)
【概要】受精前後において、分化した卵から全能性を持つ受精卵へと変化するが、その際に大規模なクロマチン構造の変化を伴う遺伝子発現のリプログラミングが起こる。一方、クロマチンを構成するコアヒストンおよびリンカーヒストンには様々な変異体が存在し、それらがクロマチン構造および遺伝子発現の調節に大きく関わっていることが知られている。そこで本研究では、ヒストン変異体に着目し、遺伝子発現リプログラミングを調節するメカニ...
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングへのヒストン変異体の関与について(18H03970)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / ヒストン変異体 / 初期胚 / 卵 / クロマチン構造 (他12件)
【概要】受精前後において遺伝子発現リプログラミングが起こるが、本研究ではヒストン変異体の動態に着目し、そのメカニズムの解明を目指した。 研究の成果として、受精直後のマウス1細胞期胚において、H3変異体においてはH3.1/H3.2が極端に少なく、ほぼH3.3のみがクロマチンに存在し、またH2A変異体についてはH2A.XとTH2Aのみが多く存在していることが明らかとなった。ノックダウン/アウトおよび過剰発現に...
【農学】動物生命科学:イネ遺伝子発現を含む研究件
❏窒素追肥に応答するアミラーゼ遺伝子群の機能解明と育種素材利用(18K05605)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】黒田 昌治 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 上級研究員 (30355581)
【キーワード】コメ / 品質 / 窒素肥料 / アミラーゼ / デンプン (他9件)
【概要】窒素追肥、それに応答して発現が上昇する3つのアミラーゼ遺伝子(Amy3E, BAMY3、BAMY5)、デンプン構造形成の3者の関係性解明を目指した。その結果、追肥によってデンプンの鎖長分布が変化することを明らかにしたが、デンプン粒の外観構造に変化は見られなかった。機能検証に向けた遺伝子改変系統として、(1)ゲノム編集により上記遺伝子を多重破壊した系統、(2)胚乳特異的にBAMY3、BAMY5を過剰...
❏篩部伴細胞での遺伝子発現制御が植物体内の物質長距離移行に及ぼす影響の解析(12460029)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2002
【研究代表者】林 浩昭 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (60180973)
【キーワード】篩管 / 伴細胞 / 遺伝子発現 / イネ / 転流 (他6件)
【概要】本研究では,篩管内あるいは伴細胞内に存在するタンパク質の同定を進め,これらの伴細胞-篩管間移行および篩管内移行過程を明らかにすること、また,伴細胞特異的にこれらの発現レベルを変化させた形質転換植物を作成し,篩管内における目的タンパク質量の変化を明らかにし,このことに伴っておこる篩管転流の量的質的変化を追跡することを目的としている。 1.伴細胞で発現させたタンパク質の篩管への移行過程の追跡----成...
【農学】動物生命科学:遺伝子発現リプログラミング遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子発現リプログラミングへのクロマチン構造とヒストン変異体の関与について(21H04752)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2024-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / 1細胞期胚 / 未受精卵 / ヒストン変異体 / リプログラミング (他7件)
【概要】受精前後において、分化した卵から全能性を持つ受精卵へと変化するが、その際に大規模なクロマチン構造の変化を伴う遺伝子発現のリプログラミングが起こる。一方、クロマチンを構成するコアヒストンおよびリンカーヒストンには様々な変異体が存在し、それらがクロマチン構造および遺伝子発現の調節に大きく関わっていることが知られている。そこで本研究では、ヒストン変異体に着目し、遺伝子発現リプログラミングを調節するメカニ...
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングへのヒストン変異体の関与について(18H03970)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / ヒストン変異体 / 初期胚 / 卵 / クロマチン構造 (他12件)
【概要】受精前後において遺伝子発現リプログラミングが起こるが、本研究ではヒストン変異体の動態に着目し、そのメカニズムの解明を目指した。 研究の成果として、受精直後のマウス1細胞期胚において、H3変異体においてはH3.1/H3.2が極端に少なく、ほぼH3.3のみがクロマチンに存在し、またH2A変異体についてはH2A.XとTH2Aのみが多く存在していることが明らかとなった。ノックダウン/アウトおよび過剰発現に...
❏哺乳類卵子における遺伝子発現プログラムの初期化機構の解明(14360164)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現 / リプログラミング / 初期化 / 初期胚 / 減数分裂 (他12件)
【概要】受精前後における遺伝子発現プログラムの初期化機構を解明する目的で研究を行った。まず初期化の機構について、「初期化には、cell memoryの消去が必要である」との仮説を立て、この仮説の検証を行い、さらにcell memoryを消去する機構の解明を行うこととした。 そこで、cell memoryのマーカーとして近年注目を集めているヒストンのアセチル化について調べた。体細胞、および受精後の初期胚の体...
【農学】動物生命科学:クロマチン構造遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子発現リプログラミングへのクロマチン構造とヒストン変異体の関与について(21H04752)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2024-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / 1細胞期胚 / 未受精卵 / ヒストン変異体 / リプログラミング (他7件)
【概要】受精前後において、分化した卵から全能性を持つ受精卵へと変化するが、その際に大規模なクロマチン構造の変化を伴う遺伝子発現のリプログラミングが起こる。一方、クロマチンを構成するコアヒストンおよびリンカーヒストンには様々な変異体が存在し、それらがクロマチン構造および遺伝子発現の調節に大きく関わっていることが知られている。そこで本研究では、ヒストン変異体に着目し、遺伝子発現リプログラミングを調節するメカニ...
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングへのヒストン変異体の関与について(18H03970)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / ヒストン変異体 / 初期胚 / 卵 / クロマチン構造 (他12件)
【概要】受精前後において遺伝子発現リプログラミングが起こるが、本研究ではヒストン変異体の動態に着目し、そのメカニズムの解明を目指した。 研究の成果として、受精直後のマウス1細胞期胚において、H3変異体においてはH3.1/H3.2が極端に少なく、ほぼH3.3のみがクロマチンに存在し、またH2A変異体についてはH2A.XとTH2Aのみが多く存在していることが明らかとなった。ノックダウン/アウトおよび過剰発現に...
❏ノンコーディングRNAに着眼した家畜卵胞発育のエピゲノム制御機構の解明(16H05017)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 昌之 広島大学, 生物圏科学研究科, 教授 (20314742)
【キーワード】卵巣 / エピゲノム / 顆粒層細胞 / 遺伝子発現 / クロマチン構造 (他15件)
【概要】卵胞発育過程の顆粒層細胞における大規模なDNA脱メチル化が,細胞増殖とレチノイン酸依存的に誘導されることを明らかとした.この脱メチル化が発火点となり,ヒストンH3アセチル化が生る結果,クロマチン構造変化が誘導され,遺伝子発現が誘起されることも示した.この変化に必須な顆粒層細胞の増殖は,個体の加齢に伴う卵巣間質の線維化により抑制されること,顆粒層細胞内のミトコンドリア活性化が必要であることも明らかと...
【農学】森林圏科学:種分布モデル遺伝子発現を含む研究件
❏長距離ジーンフローが卓越する針葉樹でなぜ高標高エコタイプが存在しうるのか?(20H03021)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】標高勾配 / 分布上限 / 遺伝子発現 / ジーンフロー / 適応的遺伝子 (他16件)
【概要】・十勝岳山麓の標高600m、900m、1200mの3標高域において、ドローンで撮影した樹冠画像を用いてトドマツの個体位置を特定し、それぞれから繁殖している可能性のある個体(成木)をサンプリングした。2011年豊作年に採種した個体のUAV樹冠図と個体サイズの関係から、繁殖を開始する個体の樹冠面積が10平方メートル程度であることを明らかにした。各標高域でサンプリングを行う際に繁殖の有無を調査し、標高に...
❏気候変動の影響緩和を目指した北方針葉樹の環境適応ゲノミクス(16H02554)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】トドマツ / SNP / 局所適応 / 産地選択 / 多変量ランダムフォーレスト (他47件)
【概要】トドマツ産地試験林の形態・生理解析から、適応に関与する機能形質を解明した。分離集団を用いて機能形質のQTLを解明し、樹冠発達にかかわる遺伝子としてAタイプARRのタンパクが候補として挙げられた。トドマツ相互移植試験地の表現型データとSNPデータに基づくアソシエーション解析から、生残・成長・繁殖等の適応形質に関連する候補SNPを検出した。北海道全域の天然林を対象に、集団遺伝解析を行い、気象因子が遺伝...
【農学】森林圏科学:SNPマーカー遺伝子発現を含む研究件
❏気候変動の影響緩和を目指した北方針葉樹の環境適応ゲノミクス(16H02554)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】トドマツ / SNP / 局所適応 / 産地選択 / 多変量ランダムフォーレスト (他47件)
【概要】トドマツ産地試験林の形態・生理解析から、適応に関与する機能形質を解明した。分離集団を用いて機能形質のQTLを解明し、樹冠発達にかかわる遺伝子としてAタイプARRのタンパクが候補として挙げられた。トドマツ相互移植試験地の表現型データとSNPデータに基づくアソシエーション解析から、生残・成長・繁殖等の適応形質に関連する候補SNPを検出した。北海道全域の天然林を対象に、集団遺伝解析を行い、気象因子が遺伝...
❏北方針葉樹における標高適応に関わるフェノロジーの分子遺伝機構(25292081)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (60323474)
【キーワード】QTL / フェノロジー / RADseq / SNPマーカー / リアルタイムPCR (他22件)
【概要】トドマツの高標高×低標高交配家系から作出した分離集団240個体について、フェノロジーと成長形質を測定し、約500個のSNPマーカーを用いて連鎖地図を作成した結果、染色体数と同じ12連鎖群に収束した。作成した連鎖地図を用いてQTL解析を行った結果、4形質について有意なQTLを検出できた。さらに、部位別に抽出したRNAを利用してトランスクリプトーム解析を行った結果、223,621本のトランスクリプトと...
【農学】森林圏科学:トドマツ遺伝子発現を含む研究件
❏長距離ジーンフローが卓越する針葉樹でなぜ高標高エコタイプが存在しうるのか?(20H03021)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】標高勾配 / 分布上限 / 遺伝子発現 / ジーンフロー / 適応的遺伝子 (他16件)
【概要】・十勝岳山麓の標高600m、900m、1200mの3標高域において、ドローンで撮影した樹冠画像を用いてトドマツの個体位置を特定し、それぞれから繁殖している可能性のある個体(成木)をサンプリングした。2011年豊作年に採種した個体のUAV樹冠図と個体サイズの関係から、繁殖を開始する個体の樹冠面積が10平方メートル程度であることを明らかにした。各標高域でサンプリングを行う際に繁殖の有無を調査し、標高に...
❏気候変動の影響緩和を目指した北方針葉樹の環境適応ゲノミクス(16H02554)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】トドマツ / SNP / 局所適応 / 産地選択 / 多変量ランダムフォーレスト (他47件)
【概要】トドマツ産地試験林の形態・生理解析から、適応に関与する機能形質を解明した。分離集団を用いて機能形質のQTLを解明し、樹冠発達にかかわる遺伝子としてAタイプARRのタンパクが候補として挙げられた。トドマツ相互移植試験地の表現型データとSNPデータに基づくアソシエーション解析から、生残・成長・繁殖等の適応形質に関連する候補SNPを検出した。北海道全域の天然林を対象に、集団遺伝解析を行い、気象因子が遺伝...
❏北方針葉樹における標高適応に関わるフェノロジーの分子遺伝機構(25292081)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (60323474)
【キーワード】QTL / フェノロジー / RADseq / SNPマーカー / リアルタイムPCR (他22件)
【概要】トドマツの高標高×低標高交配家系から作出した分離集団240個体について、フェノロジーと成長形質を測定し、約500個のSNPマーカーを用いて連鎖地図を作成した結果、染色体数と同じ12連鎖群に収束した。作成した連鎖地図を用いてQTL解析を行った結果、4形質について有意なQTLを検出できた。さらに、部位別に抽出したRNAを利用してトランスクリプトーム解析を行った結果、223,621本のトランスクリプトと...
【農学】森林圏科学:応用微生物遺伝子発現を含む研究件
❏複合培養系の統合深化による新奇抗生物質の探索(25292046)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾仲 宏康 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80315829)
【キーワード】複合培養 / 生合成 / 放線菌 / 抗生物質 / 共培養 (他13件)
【概要】現在市販されている抗生物質の約半分は微生物が生産する。ペニシリンの発見以来人類は様々な抗生物質を微生物の培養液から求めている。本研究では複合培養という手法により、抗生物質を生産する微生物(放線菌)が他の微生物(ミコール酸含有細菌)によって刺激を受けることにより、放線菌が生産する抗生物質の種類が増えることが明らかとなったため、この現象がどのようなメカニズムで行われるのか、また、複合培養によって新たな...
❏光シグナル伝達を基盤とした子実体形成機構の解明(22580097)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮崎 安将 独立行政法人森林総合研究所, きのこ・微生物研究領域, 主任研究員 (40343800)
【キーワード】きのこ / 光受容体 / 形態変化 / シイタケ / 子実体形成 (他17件)
【概要】きのこの子実体形成には光が必要である。シイタケの光受容体遺伝子 Le.cry は、担子菌初のクリプトクロム型光受容体をコードしていた。その産物Le.CRY の解析 の結果、青色光領域を吸収し子実体形成に関わることが示唆された。プロテオーム解析の結果、 リン酸化や糖鎖付加などの翻訳後修飾を介して、子実体形成に関わる代謝経路やシグナル伝達 経路が存在することが分かった。トランスクリプトーム解析の結果、...
【農学】森林圏科学:標高遺伝子発現を含む研究件
❏長距離ジーンフローが卓越する針葉樹でなぜ高標高エコタイプが存在しうるのか?(20H03021)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】標高勾配 / 分布上限 / 遺伝子発現 / ジーンフロー / 適応的遺伝子 (他16件)
【概要】・十勝岳山麓の標高600m、900m、1200mの3標高域において、ドローンで撮影した樹冠画像を用いてトドマツの個体位置を特定し、それぞれから繁殖している可能性のある個体(成木)をサンプリングした。2011年豊作年に採種した個体のUAV樹冠図と個体サイズの関係から、繁殖を開始する個体の樹冠面積が10平方メートル程度であることを明らかにした。各標高域でサンプリングを行う際に繁殖の有無を調査し、標高に...
❏北方針葉樹における標高適応に関わるフェノロジーの分子遺伝機構(25292081)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (60323474)
【キーワード】QTL / フェノロジー / RADseq / SNPマーカー / リアルタイムPCR (他22件)
【概要】トドマツの高標高×低標高交配家系から作出した分離集団240個体について、フェノロジーと成長形質を測定し、約500個のSNPマーカーを用いて連鎖地図を作成した結果、染色体数と同じ12連鎖群に収束した。作成した連鎖地図を用いてQTL解析を行った結果、4形質について有意なQTLを検出できた。さらに、部位別に抽出したRNAを利用してトランスクリプトーム解析を行った結果、223,621本のトランスクリプトと...
【農学】森林圏科学:標高適応遺伝子発現を含む研究件
❏気候変動の影響緩和を目指した北方針葉樹の環境適応ゲノミクス(16H02554)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】トドマツ / SNP / 局所適応 / 産地選択 / 多変量ランダムフォーレスト (他47件)
【概要】トドマツ産地試験林の形態・生理解析から、適応に関与する機能形質を解明した。分離集団を用いて機能形質のQTLを解明し、樹冠発達にかかわる遺伝子としてAタイプARRのタンパクが候補として挙げられた。トドマツ相互移植試験地の表現型データとSNPデータに基づくアソシエーション解析から、生残・成長・繁殖等の適応形質に関連する候補SNPを検出した。北海道全域の天然林を対象に、集団遺伝解析を行い、気象因子が遺伝...
❏北方針葉樹における標高適応に関わるフェノロジーの分子遺伝機構(25292081)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (60323474)
【キーワード】QTL / フェノロジー / RADseq / SNPマーカー / リアルタイムPCR (他22件)
【概要】トドマツの高標高×低標高交配家系から作出した分離集団240個体について、フェノロジーと成長形質を測定し、約500個のSNPマーカーを用いて連鎖地図を作成した結果、染色体数と同じ12連鎖群に収束した。作成した連鎖地図を用いてQTL解析を行った結果、4形質について有意なQTLを検出できた。さらに、部位別に抽出したRNAを利用してトランスクリプトーム解析を行った結果、223,621本のトランスクリプトと...
【農学】森林圏科学:二次代謝遺伝子発現を含む研究件
❏マツ材線虫病の萎凋枯死メカニズムの全容解明(21H04734)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31
【研究代表者】福田 健二 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30208954)
【キーワード】マツノザイセンチュウ / MRI / クライオSEM / 遺伝子発現 / 組織化学 (他8件)
【概要】
❏複合培養における放線菌二次代謝遺伝子プロモーターの活性化機構(26850044)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浅水 俊平 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (90709057)
【キーワード】放線菌 / ミコール酸含有細菌 / 二次代謝 / 共培養 / 微生物間相互作用 (他12件)
【概要】放線菌の二次代謝産物は医薬・農薬として利用されている。放線菌ゲノム解析から潜在的二次代謝遺伝子群が一菌株に20~40個存在する明らかになっている。本研究では放線菌に眠っている二次代謝遺伝子を覚醒させる手法として、放線菌とミコール酸含有細菌との共培養(複合培養)法に注目した。本課題では二次代謝遺伝子の活性化機構を明らかにするために、生産量が増大することが明らかになったゴードスポリンの生合成遺伝子に注...
❏複合培養系の統合深化による新奇抗生物質の探索(25292046)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾仲 宏康 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80315829)
【キーワード】複合培養 / 生合成 / 放線菌 / 抗生物質 / 共培養 (他13件)
【概要】現在市販されている抗生物質の約半分は微生物が生産する。ペニシリンの発見以来人類は様々な抗生物質を微生物の培養液から求めている。本研究では複合培養という手法により、抗生物質を生産する微生物(放線菌)が他の微生物(ミコール酸含有細菌)によって刺激を受けることにより、放線菌が生産する抗生物質の種類が増えることが明らかとなったため、この現象がどのようなメカニズムで行われるのか、また、複合培養によって新たな...
【農学】森林圏科学:組織化学遺伝子発現を含む研究件
❏マツ材線虫病の萎凋枯死メカニズムの全容解明(21H04734)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31
【研究代表者】福田 健二 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30208954)
【キーワード】マツノザイセンチュウ / MRI / クライオSEM / 遺伝子発現 / 組織化学 (他8件)
【概要】
❏マツノザイセンチュウに対する抵抗性マツの抵抗性発現機構の解明(20380085)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山田 利博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30332571)
【キーワード】森林生態 / 保護 / 保全 / マツノザイセンチュウ / 抵抗性 (他10件)
【概要】マツ材線虫病に対する抵抗性機構を、抵抗性マツを用いて、遺伝子発現、組織学的・生化学的な変化から検討した。PR遺伝子の発現を伴う生体防御の発動はクロマツ感受性個体で早いのに対し抵抗性個体で遅く、抵抗性個体では活性酸素-リグニン化関連遺伝子が早く発現した。組織学的には感受性で組織破壊が激しく、一部の抵抗性品種でリグニン化が顕著であった。また抗菌性物質の集積はストローブマツ以外では抵抗性、感受性共に認め...
❏プロラクチン遺伝子の多様な組織における発現とその生理的意義(08670034)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】相磯 貞和 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (60138013)
【キーワード】プロラクチン / 遺伝子発現 / 免疫組織化学 / in situ PCR / プロラクチン受容体 (他10件)
【概要】我々は本研究においてマウスの腎臓の間質細胞がプララクチン(PRL)遺伝子を発現していることを明らかにした。腎臓の間質は、形態学的に何種類かに分類されているが、その中でも、繊維芽細胞様の1型間質細胞がmPRLを産生していると考えられる。また、我々は抗-mPRL受容体抗体を作製し、免疫組織的にmPRL受容体蛋白質の局在を調べた。この結果、尿細管の刷子縁と間質細胞の細胞膜にmPRL受容体が局在する事が明...
【農学】森林圏科学:適応的遺伝子遺伝子発現を含む研究件
❏長距離ジーンフローが卓越する針葉樹でなぜ高標高エコタイプが存在しうるのか?(20H03021)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】標高勾配 / 分布上限 / 遺伝子発現 / ジーンフロー / 適応的遺伝子 (他16件)
【概要】・十勝岳山麓の標高600m、900m、1200mの3標高域において、ドローンで撮影した樹冠画像を用いてトドマツの個体位置を特定し、それぞれから繁殖している可能性のある個体(成木)をサンプリングした。2011年豊作年に採種した個体のUAV樹冠図と個体サイズの関係から、繁殖を開始する個体の樹冠面積が10平方メートル程度であることを明らかにした。各標高域でサンプリングを行う際に繁殖の有無を調査し、標高に...
❏気候変動の影響緩和を目指した北方針葉樹の環境適応ゲノミクス(16H02554)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】トドマツ / SNP / 局所適応 / 産地選択 / 多変量ランダムフォーレスト (他47件)
【概要】トドマツ産地試験林の形態・生理解析から、適応に関与する機能形質を解明した。分離集団を用いて機能形質のQTLを解明し、樹冠発達にかかわる遺伝子としてAタイプARRのタンパクが候補として挙げられた。トドマツ相互移植試験地の表現型データとSNPデータに基づくアソシエーション解析から、生残・成長・繁殖等の適応形質に関連する候補SNPを検出した。北海道全域の天然林を対象に、集団遺伝解析を行い、気象因子が遺伝...
❏北方針葉樹における標高適応に関わるフェノロジーの分子遺伝機構(25292081)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (60323474)
【キーワード】QTL / フェノロジー / RADseq / SNPマーカー / リアルタイムPCR (他22件)
【概要】トドマツの高標高×低標高交配家系から作出した分離集団240個体について、フェノロジーと成長形質を測定し、約500個のSNPマーカーを用いて連鎖地図を作成した結果、染色体数と同じ12連鎖群に収束した。作成した連鎖地図を用いてQTL解析を行った結果、4形質について有意なQTLを検出できた。さらに、部位別に抽出したRNAを利用してトランスクリプトーム解析を行った結果、223,621本のトランスクリプトと...
【農学】森林圏科学:マツノザイセンチュウ遺伝子発現を含む研究件
❏マツ材線虫病の萎凋枯死メカニズムの全容解明(21H04734)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31
【研究代表者】福田 健二 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30208954)
【キーワード】マツノザイセンチュウ / MRI / クライオSEM / 遺伝子発現 / 組織化学 (他8件)
【概要】
❏マツノザイセンチュウに対する抵抗性マツの抵抗性発現機構の解明(20380085)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】山田 利博 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30332571)
【キーワード】森林生態 / 保護 / 保全 / マツノザイセンチュウ / 抵抗性 (他10件)
【概要】マツ材線虫病に対する抵抗性機構を、抵抗性マツを用いて、遺伝子発現、組織学的・生化学的な変化から検討した。PR遺伝子の発現を伴う生体防御の発動はクロマツ感受性個体で早いのに対し抵抗性個体で遅く、抵抗性個体では活性酸素-リグニン化関連遺伝子が早く発現した。組織学的には感受性で組織破壊が激しく、一部の抵抗性品種でリグニン化が顕著であった。また抗菌性物質の集積はストローブマツ以外では抵抗性、感受性共に認め...
【農学】森林圏科学:植物遺伝子発現を含む研究件
❏植物における硝酸シグナル伝達の総合理解(18H03940)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 遺伝子発現 / シグナル伝達 / 窒素栄養 (他15件)
【概要】硝酸応答を担うNLP転写活性化因子が直接、発現を誘導する遺伝子として新たにホメオドメン-ロイシンジッパー型(HB)転写因子遺伝子を同定した。このHB転写因子の機能欠損変異株は斑入りの表現型を示し、また、この機能欠損変異株の葉肉細胞の多くで葉緑体の発達の異常が起こっていることを明らかにした。さらに、HB転写因子の欠損変異体のトランスクリプトーム解析により、HB転写因子は葉緑体の発達や機能維持に関わる...
❏植物利用型有用タンパク質生産における環境制御とその効果の機構解明に関する研究(17H03893)
【研究テーマ】農業環境・情報工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】松田 怜 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20547228)
【キーワード】環境制御 / バイオ医薬品 / 植物工場 / 一過性遺伝子発現 / ベンサミアナタバコ (他18件)
【概要】一過性遺伝子発現法を用いた植物利用型有用タンパク質生産における,遺伝子導入前後の栽培環境条件の影響,および遺伝子導入後の気温が有用タンパク質生産量に及ぼす影響のメカニズムを明らかにすることを目的とした。遺伝子導入後の高PPFDおよび高CO2濃度がヘマグルチニン(HA)生産に必ずしも効果的ではないこと,および遺伝子導入前のPPFDおよび気温制御が遺伝子導入後のHA生産にとって重要であることが明らかと...
❏トレニアのシュート再生系を用いた脱分化とシュート頂分裂組織新構築の解析(17K07437)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】杉山 宗隆 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50202130)
【キーワード】トレニア / シロイヌナズナ / シュート再生 / 表皮細胞 / 脱分化 (他14件)
【概要】本研究では、茎断片の表皮細胞が脱分化・増殖し、カルス相なしに不定芽のシュート頂分裂組織(SAM)を新たに形成する、トレニアの直接シュート再生系を用い、脱分化とSAM新構築について、細胞学的解析とトランスクリプトーム解析を行った。その結果、サイトカイニンに応答した表皮細胞の核小体の発達と細胞分裂の再開、光依存の細胞増殖の活性化を経て、増殖細胞の領域化が起き、SAMが構築されることなどが明らかになった...
【農学】森林圏科学:放線菌遺伝子発現を含む研究件
❏複合培養における放線菌二次代謝遺伝子プロモーターの活性化機構(26850044)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浅水 俊平 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (90709057)
【キーワード】放線菌 / ミコール酸含有細菌 / 二次代謝 / 共培養 / 微生物間相互作用 (他12件)
【概要】放線菌の二次代謝産物は医薬・農薬として利用されている。放線菌ゲノム解析から潜在的二次代謝遺伝子群が一菌株に20~40個存在する明らかになっている。本研究では放線菌に眠っている二次代謝遺伝子を覚醒させる手法として、放線菌とミコール酸含有細菌との共培養(複合培養)法に注目した。本課題では二次代謝遺伝子の活性化機構を明らかにするために、生産量が増大することが明らかになったゴードスポリンの生合成遺伝子に注...
❏複合培養系の統合深化による新奇抗生物質の探索(25292046)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾仲 宏康 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80315829)
【キーワード】複合培養 / 生合成 / 放線菌 / 抗生物質 / 共培養 (他13件)
【概要】現在市販されている抗生物質の約半分は微生物が生産する。ペニシリンの発見以来人類は様々な抗生物質を微生物の培養液から求めている。本研究では複合培養という手法により、抗生物質を生産する微生物(放線菌)が他の微生物(ミコール酸含有細菌)によって刺激を受けることにより、放線菌が生産する抗生物質の種類が増えることが明らかとなったため、この現象がどのようなメカニズムで行われるのか、また、複合培養によって新たな...
【農学】水圏応用科学:窒素遺伝子発現を含む研究件
❏植物における硝酸シグナル伝達の総合理解(18H03940)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 遺伝子発現 / シグナル伝達 / 窒素栄養 (他15件)
【概要】硝酸応答を担うNLP転写活性化因子が直接、発現を誘導する遺伝子として新たにホメオドメン-ロイシンジッパー型(HB)転写因子遺伝子を同定した。このHB転写因子の機能欠損変異株は斑入りの表現型を示し、また、この機能欠損変異株の葉肉細胞の多くで葉緑体の発達の異常が起こっていることを明らかにした。さらに、HB転写因子の欠損変異体のトランスクリプトーム解析により、HB転写因子は葉緑体の発達や機能維持に関わる...
❏植物における硝酸応答の分子基盤の解明(25252014)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 生物生産工学研究センター, 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸シグナル / シグナル伝達 / 転写因子 / 遺伝子発現制御 (他10件)
【概要】植物の窒素栄養環境への適応において硝酸応答型の遺伝子発現は中心的な役割を担う。この硝酸応答型遺伝子発現を担う転写因子はNLPタンパク質群であることを同定していることから、NLP転写因子群を手がかりに、モデル植物であるシロイヌナズナを用いて硝酸応答型遺伝子発現の制御機構の解析を行った。DNAマイクロアレイ解析によって、NLP転写因子群は硝酸応答型遺伝子発現のほとんどを制御しているマスターレギュレータ...
❏トマト草型制御因子の解析-発現量的形質遺伝子座解析の受光態勢研究への利用-(23380021)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】杉山 信男 東京農業大学, 農学部, 教授 (30012040)
【キーワード】園芸学 / ゲノム / 定量PCR / eQTL / トマト (他10件)
【概要】トマトの受光態勢や収量に大きな影響を及ぼすと考えられる草型に関わる量的形質遺伝子座(QTL)を検出した。草冠サイズに関わるQTLは葉長、下垂角度に関わるQTLと同一の領域にクラスター状に検出され、草冠サイズは下垂角度や葉長の影響を受けていることが明らかになった。また、地上部窒素濃度、硝酸トランスポーター、葉長のQTLも同一の領域に検出されたことから、窒素の体内での分布パターンが葉の成長に影響を及ぼ...
【農学】水圏応用科学:生合成遺伝子発現を含む研究件
❏ヒト共生細菌ゲノムがコードする二次代謝産物の生産とその機能解明(18K19139)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】腸内細菌 / ヒト共生菌 / 生合成 / ゲノム / 二次代謝産物 (他6件)
【概要】本研究において、放線菌由来抗腫瘍性化合物の生産系を確立し、他微生物での発現系の構築に向けた準備段階は終了した。また、ヒト感染性細菌代謝物の生理活性を明らかにし、その生合成酵素などのツールも取得している。腸内細菌のC-C結合開裂酵素においては、酵素の立体構造の知見がいくつかすでに得られており、これらを利用することでさらに有効な生理活性化合物を微生物生産することができる。今後、これらの遺伝子、代謝物、...
❏複合培養における放線菌二次代謝遺伝子プロモーターの活性化機構(26850044)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浅水 俊平 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (90709057)
【キーワード】放線菌 / ミコール酸含有細菌 / 二次代謝 / 共培養 / 微生物間相互作用 (他12件)
【概要】放線菌の二次代謝産物は医薬・農薬として利用されている。放線菌ゲノム解析から潜在的二次代謝遺伝子群が一菌株に20~40個存在する明らかになっている。本研究では放線菌に眠っている二次代謝遺伝子を覚醒させる手法として、放線菌とミコール酸含有細菌との共培養(複合培養)法に注目した。本課題では二次代謝遺伝子の活性化機構を明らかにするために、生産量が増大することが明らかになったゴードスポリンの生合成遺伝子に注...
❏複合培養系の統合深化による新奇抗生物質の探索(25292046)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾仲 宏康 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80315829)
【キーワード】複合培養 / 生合成 / 放線菌 / 抗生物質 / 共培養 (他13件)
【概要】現在市販されている抗生物質の約半分は微生物が生産する。ペニシリンの発見以来人類は様々な抗生物質を微生物の培養液から求めている。本研究では複合培養という手法により、抗生物質を生産する微生物(放線菌)が他の微生物(ミコール酸含有細菌)によって刺激を受けることにより、放線菌が生産する抗生物質の種類が増えることが明らかとなったため、この現象がどのようなメカニズムで行われるのか、また、複合培養によって新たな...
【農学】水圏応用科学:生理遺伝子発現を含む研究件
❏二本鎖RNAがマガキに引き起こす急性生体防御反応の解明(22780169)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】伊藤 直樹 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教 (30502736)
【キーワード】生理 / 生体防御 / パターン認識受容体 / 病原体関連分子パターン / 二枚貝 (他14件)
【概要】近年、二枚貝にも異物を認識して生体防御反応を誘起するメカニズムが備わっていることが明らかになりつつある。本研究により、ウイルスを表現するdsRNAに対してマガキが血液中の血球数を増加させることが分かった。しかし、この反応は他の二枚貝であるアサリでは見られず、二枚貝の種によって認識メカニズムに違いがあると考えられた。また、dsRNAに対して特段の反応を示さないアサリは、dsRNA導入によるRNA干渉...
❏プリオン蛋白の機能と腫瘍制御に関する研究(21580361)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐伯 圭一 神戸大学, 農学研究科, 准教授 (10311630)
【キーワード】生理 / プリオン蛋白 / プリオン蛋白遺伝子 / 腫瘍 / 腫瘍細胞 (他9件)
【概要】腫瘍におけるプリオンタンパク質(PrP)の機能解明を目的として、ヌードマウスおよびテネイシンC(TNC)遺伝子欠損型ヌードマウスに移植した各種腫瘍におけるPrP遺伝子の発現について解析を行った。ヌードマウス移植腫瘍におけるPrP遺伝子発現レベルは細胞株によって様々であった。本研究では移植腫瘍実質および間質におけるPrP遺伝子発現の影響について、初めての情報を提供した。PrPの機能を解明する上で、本...
❏イネ科植物の鉄欠乏応答遺伝子発現制御に関する研究(19780048)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】中西 啓仁 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助教 (80282698)
【キーワード】植物成長 / 生理 / 鉄 / ムギネ酸類 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】イネ科植物の鉄欠乏に応答して遺伝子の発現を引き起こすシスエレメントIDE1とIDE2に結合する転写因子の検索とそれらの解析を行った。IDEF1とIDEF2、二つの転写因子を単離・同定することに成功した。また、鉄獲得に重要な転写因子IRO2も単離した。これらの転写因子を用いて鉄欠乏耐性の組換え植物を作成した。DEF1、IDEF2、OsIRO2が鉄欠乏応答に関与する多段階の遺伝子制御ネットワークを担う...
【農学】水圏応用科学:量的形質遺伝子座(QTL)遺伝子発現を含む研究件
❏気候変動の影響緩和を目指した北方針葉樹の環境適応ゲノミクス(16H02554)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】トドマツ / SNP / 局所適応 / 産地選択 / 多変量ランダムフォーレスト (他47件)
【概要】トドマツ産地試験林の形態・生理解析から、適応に関与する機能形質を解明した。分離集団を用いて機能形質のQTLを解明し、樹冠発達にかかわる遺伝子としてAタイプARRのタンパクが候補として挙げられた。トドマツ相互移植試験地の表現型データとSNPデータに基づくアソシエーション解析から、生残・成長・繁殖等の適応形質に関連する候補SNPを検出した。北海道全域の天然林を対象に、集団遺伝解析を行い、気象因子が遺伝...
❏北方針葉樹における標高適応に関わるフェノロジーの分子遺伝機構(25292081)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (60323474)
【キーワード】QTL / フェノロジー / RADseq / SNPマーカー / リアルタイムPCR (他22件)
【概要】トドマツの高標高×低標高交配家系から作出した分離集団240個体について、フェノロジーと成長形質を測定し、約500個のSNPマーカーを用いて連鎖地図を作成した結果、染色体数と同じ12連鎖群に収束した。作成した連鎖地図を用いてQTL解析を行った結果、4形質について有意なQTLを検出できた。さらに、部位別に抽出したRNAを利用してトランスクリプトーム解析を行った結果、223,621本のトランスクリプトと...
❏トマト草型制御因子の解析-発現量的形質遺伝子座解析の受光態勢研究への利用-(23380021)
【研究テーマ】園芸学・造園学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】杉山 信男 東京農業大学, 農学部, 教授 (30012040)
【キーワード】園芸学 / ゲノム / 定量PCR / eQTL / トマト (他10件)
【概要】トマトの受光態勢や収量に大きな影響を及ぼすと考えられる草型に関わる量的形質遺伝子座(QTL)を検出した。草冠サイズに関わるQTLは葉長、下垂角度に関わるQTLと同一の領域にクラスター状に検出され、草冠サイズは下垂角度や葉長の影響を受けていることが明らかになった。また、地上部窒素濃度、硝酸トランスポーター、葉長のQTLも同一の領域に検出されたことから、窒素の体内での分布パターンが葉の成長に影響を及ぼ...
【農学】水圏応用科学:魚類遺伝子発現を含む研究件
❏魚類の性差を生み出す脳内メカニズムの解明(21880017)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】大久保 範聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10370131)
【キーワード】性差 / メダカ / 脳 / 魚類 / 遺伝子発現
【概要】魚類の性差を生み出す脳内メカニズムを明らかにするため、メダカの脳において性特異的に発現する遺伝子の機能解析を行った。遺伝子産物の他、アンタゴニストや特異抗体の投与による行動の変化を解析し、着目した遺伝子のうちのいくつかが性特異的な行動に関与するという予備的データを得ることができた。ただ、確定的なデータを得るまでには至っていない。また、着目した遺伝子のいくつかについて、その転写産物と翻訳産物の脳内で...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
❏魚類の脳内で性特異的に発現する遺伝子の探索(17780159)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】大久保 範聡 基礎生物学研究所, 生殖生物学研究部門, 助教 (10370131)
【キーワード】メダカ / 性差 / 性的可逆性 / 脳 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】魚類の脳は生涯にわたり、性的可逆性をもち、外的・内的要因により、容易にその性が逆転し得るという興味深い特徴をもつ。そのような魚類の脳については、古くから多くの関心が集められてきたが、なぜ、魚類の脳が性的可逆性をもつのかについての分子メカニズムは全く明らかとなっていない。そればかりか、そもそも魚類の脳に性差があるのかといった基本的なことさえもはっきりしていないのが現状であった。そこで本研究では、メダ...
【医歯薬学】基礎医学:胆道領域がん遺伝子発現を含む研究件
❏胆道がんの臨床病理学的特徴を規定する遺伝子発現・異常の同定と診断・治療への応用(17K08769)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】尾島 英知 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80342905)
【キーワード】胆道領域がん / 細胞株 / 細胆管細胞癌 / 分子病理学的 / 遺伝子変異 (他12件)
【概要】予後良好で特徴的な組織形態像を示す細胆管細胞癌(CoCC)に注目して、その分子病理学的意義を検討した。肝内胆管癌(CCC)のCoCC成分の有無による遺伝子発現の差異をGene Set Enrichment Analysis、遺伝子異常をWhole exome sequenceデーターベースを用いて解析した。その結果、CoCC成分を有するCCCは予後良好・炎症反応・血管新生に関連する遺伝子群と優位に...
❏胆道領域がんの発がん・増殖・進展にかかわる分子機構の解明と臨床治療への応用(26460501)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾島 英知 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80342905)
【キーワード】胆道領域がん / 細胞株 / 新鮮切除検体 / 遺伝子発現 / データベース (他7件)
【概要】多数の胆道領域がんバイオリソースを用いて、発がん・増殖・進展に関わる分子機構の解明を行った。その結果、腫瘍発生部位に関連する4候補遺伝子が見いだされ、免疫組織学的検討で腫瘍存在部位に一致した発現傾向を得た。腫瘍進展因子IDCC(Intraductal carcinoma component;上皮内がん成分)に関連する50候補遺伝子の解析では、IDCC陰性群(高悪性度群)に高く発現している遺伝子の多...
【医歯薬学】基礎医学:新鮮切除検体遺伝子発現を含む研究件
❏胆道がんの臨床病理学的特徴を規定する遺伝子発現・異常の同定と診断・治療への応用(17K08769)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】尾島 英知 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80342905)
【キーワード】胆道領域がん / 細胞株 / 細胆管細胞癌 / 分子病理学的 / 遺伝子変異 (他12件)
【概要】予後良好で特徴的な組織形態像を示す細胆管細胞癌(CoCC)に注目して、その分子病理学的意義を検討した。肝内胆管癌(CCC)のCoCC成分の有無による遺伝子発現の差異をGene Set Enrichment Analysis、遺伝子異常をWhole exome sequenceデーターベースを用いて解析した。その結果、CoCC成分を有するCCCは予後良好・炎症反応・血管新生に関連する遺伝子群と優位に...
❏胆道領域がんの発がん・増殖・進展にかかわる分子機構の解明と臨床治療への応用(26460501)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾島 英知 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80342905)
【キーワード】胆道領域がん / 細胞株 / 新鮮切除検体 / 遺伝子発現 / データベース (他7件)
【概要】多数の胆道領域がんバイオリソースを用いて、発がん・増殖・進展に関わる分子機構の解明を行った。その結果、腫瘍発生部位に関連する4候補遺伝子が見いだされ、免疫組織学的検討で腫瘍存在部位に一致した発現傾向を得た。腫瘍進展因子IDCC(Intraductal carcinoma component;上皮内がん成分)に関連する50候補遺伝子の解析では、IDCC陰性群(高悪性度群)に高く発現している遺伝子の多...
【医歯薬学】基礎医学:GSEA遺伝子発現を含む研究件
❏網羅的な遺伝子発現解析に基づく十二指腸上皮性腫瘍の発症機構の解明(17K15925)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】坂口 賀基 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20791445)
【キーワード】十二指腸上皮性腫瘍 / GSEA / 網羅的遺伝子発現解析 / Wnt/βcatenin pathway (他14件)
【概要】十二指腸上皮性腫瘍の網羅的遺伝子発現プロファイルに対するバイオインフォマティクス解析を施行した。主な実績として、Gene set enrichment analysisを通して十二指腸上皮性腫瘍における発現遺伝子が大腸腺腫と極めて類似している(p値<10-5)ことを初めて示した。またWnt/βcatenin pathwayが十二指腸上皮性腫瘍の形成に強く関与しているこ とも初めて示した。さら...
❏胆道がんの臨床病理学的特徴を規定する遺伝子発現・異常の同定と診断・治療への応用(17K08769)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】尾島 英知 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80342905)
【キーワード】胆道領域がん / 細胞株 / 細胆管細胞癌 / 分子病理学的 / 遺伝子変異 (他12件)
【概要】予後良好で特徴的な組織形態像を示す細胆管細胞癌(CoCC)に注目して、その分子病理学的意義を検討した。肝内胆管癌(CCC)のCoCC成分の有無による遺伝子発現の差異をGene Set Enrichment Analysis、遺伝子異常をWhole exome sequenceデーターベースを用いて解析した。その結果、CoCC成分を有するCCCは予後良好・炎症反応・血管新生に関連する遺伝子群と優位に...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ATL遺伝子発現を含む研究件
❏ウイルスRNAの侵入を防御する宿主NMDとHTLV-1 RNAを守るRexの攻防(15K06827)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中野 和民 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (60549591)
【キーワード】HTLV-1 / ウイルスタンパク質 / RNA輸送 / NMD / Rex (他20件)
【概要】成人T細胞白血病(ATL)の原因となるHuman T-cell Leukemia Virus Type-I(HTLV-1)がコードするRexは、ウイルスRNAの核外輸送や宿主nonsense-mediated mRNA Decay (NMD)の抑制により、ウイルス複製の量とタイミングを制御している。本研究では、正常なNMDの活性化に必要なUPF1-UPF2-UPF3B複合体形成で、RexがUPF3...
❏核分葉と遺伝子発現調節の関係:好中球およびATL細胞を利用した研究(23659485)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】北村 俊雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (20282527)
【キーワード】好中球 / ATL / エピジェネティクス / メチル化 / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】HTLV-1感染細胞が成人T細胞白血病・リンパ腫の腫瘍細胞へ多段階のステップを経て進展して行く過程を細胞表面のCD7、および癌抑制遺伝子産物であるCADM1の発現量の変化で解析できることを明らかにし、遺伝子のメチル化の網羅的解析の結果、この過程の変化は遺伝子のメチル化によって制御されていることが示唆された。腫瘍化の中間段階の細胞は無症候性キャリアの段階からすでに出現していた。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:循環器内科学遺伝子発現を含む研究件
❏心不全発症における心筋細胞不均一性の意義(17H01560)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小室 一成 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30260483)
【キーワード】心不全 / シングルセル解析 / 不均一性 / シングルセル生物学 / 心筋細胞不均一性 (他16件)
【概要】心不全は心臓のメカニカルストレス応答機構の破綻により発症するが、個々の心筋の応答不均一性について明らかでない。我々は、シングルセルRNA-seq・1分子RNA ISH・遺伝子改変技術・分子病理解析を統合して、マウス圧負荷心不全モデル・ヒト心不全患者の心筋細胞の不均一性を解析した。その結果、圧負荷で誘導される肥大型心筋は代償型・不全型心筋に分岐し、不全型心筋は心臓の中間層に多いことがわかった。また不...
❏心不全における心筋細胞のheterogeneityの意義とその誘導因子の解明(15K19371)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野村 征太郎 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (10722118)
【キーワード】分子心臓学 / ゲノム科学 / 分子心臓病学 / 循環器内科学 / 循環器 (他7件)
【概要】本研究は、心臓に対する圧負荷応答およびその破綻によって生じる心不全において、心筋細胞に生じる不均一性を詳細に評価し、その疾患発症における意義の解明を目指したものである。我々は圧負荷心不全マウスの心臓から単離した心筋細胞の1細胞トランスクリプトーム解析、心臓切片の1分子レベルRNA in situ hybridization解析を行うことにより、心不全過程において心筋細胞の時空間的な挙動を分子レベル...
【医歯薬学】内科系臨床医学:分子心臓病学遺伝子発現を含む研究件
❏心不全発症における心筋細胞不均一性の意義(17H01560)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小室 一成 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30260483)
【キーワード】心不全 / シングルセル解析 / 不均一性 / シングルセル生物学 / 心筋細胞不均一性 (他16件)
【概要】心不全は心臓のメカニカルストレス応答機構の破綻により発症するが、個々の心筋の応答不均一性について明らかでない。我々は、シングルセルRNA-seq・1分子RNA ISH・遺伝子改変技術・分子病理解析を統合して、マウス圧負荷心不全モデル・ヒト心不全患者の心筋細胞の不均一性を解析した。その結果、圧負荷で誘導される肥大型心筋は代償型・不全型心筋に分岐し、不全型心筋は心臓の中間層に多いことがわかった。また不...
❏心不全における心筋細胞のheterogeneityの意義とその誘導因子の解明(15K19371)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】野村 征太郎 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (10722118)
【キーワード】分子心臓学 / ゲノム科学 / 分子心臓病学 / 循環器内科学 / 循環器 (他7件)
【概要】本研究は、心臓に対する圧負荷応答およびその破綻によって生じる心不全において、心筋細胞に生じる不均一性を詳細に評価し、その疾患発症における意義の解明を目指したものである。我々は圧負荷心不全マウスの心臓から単離した心筋細胞の1細胞トランスクリプトーム解析、心臓切片の1分子レベルRNA in situ hybridization解析を行うことにより、心不全過程において心筋細胞の時空間的な挙動を分子レベル...
【医歯薬学】内科系臨床医学:伸展刺激遺伝子発現を含む研究件
❏脊椎動物胚の細胞にかかる力が予定運命に与える影響の検証(18K06244)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】道上 達男 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10282724)
【キーワード】外胚葉パターニング / 細胞張力 / アフリカツメガエル / 細胞骨格 / 平面内細胞極性 (他11件)
【概要】脊椎動物初期胚の外胚葉領域の決定に、モルフォゲンの濃度勾配に加え物理的な力が関与するかを調べることを目的とした。これまでに、①神経板のPCP形成における張力依存性を調べたところ、外胚葉片に伸展刺激を加えることでPCPが強められ、細胞破壊による張力緩和でPCPが弱められること、②胚での異所的なMLC発現、細胞破壊、胚構造変化などにより外胚葉マーカー遺伝子の発現領域が変化すること、③予定表皮、予定神経...
❏心臓の発生分化における分子メカニズムの解明と心筋細胞分化誘導への応用(14657160)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】転写因子 / タシパク質間相互作用 / LIMタンパク / 核外移行シグナル / カルシウム (他15件)
【概要】私たちは、心筋特異的転写因子CSXと相互作用するLIMタンパクCalを同定し、CalがCSXと協調的に標的遺伝子の転写を活性化していることを報告した。今回は、CSXの転写活性に対するCalの作用機構について検討を行った。まず、CalとGal4 DNA結合ドメインとの融合タンパクはGal4結合配列を含むルシフェラーゼのレポーター遺伝子の転写活性を有意に増強させることから、Cal自身に転写活性化ドメイ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:心不全 Heart Failure遺伝子発現を含む研究件
❏心不全発症における心筋細胞不均一性の意義(17H01560)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小室 一成 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30260483)
【キーワード】心不全 / シングルセル解析 / 不均一性 / シングルセル生物学 / 心筋細胞不均一性 (他16件)
【概要】心不全は心臓のメカニカルストレス応答機構の破綻により発症するが、個々の心筋の応答不均一性について明らかでない。我々は、シングルセルRNA-seq・1分子RNA ISH・遺伝子改変技術・分子病理解析を統合して、マウス圧負荷心不全モデル・ヒト心不全患者の心筋細胞の不均一性を解析した。その結果、圧負荷で誘導される肥大型心筋は代償型・不全型心筋に分岐し、不全型心筋は心臓の中間層に多いことがわかった。また不...
❏甲状腺ホルモンシグナリングを用いた心不全治療の試み-胎児型遺伝子発現の転換(15590723)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】絹川 弘一郎 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00345216)
【キーワード】甲状腺ホルモン / 心筋細胞 / 心肥大 / p38 MAPキナーゼ / 甲状腺ホルモンレセプター (他10件)
【概要】主として、培養心筋細胞におけるアデノウィルスを用いたTRの過剰発現系において検討した。TRβ_1の過剰発現により心筋細胞の肥大は抑制されたが、p38MAPKのリン酸化抑制を伴っており、このp38のリン酸化抑制はTRβ_1とp38αの相互作用によることも観察された。しかし、TRβ_1の過剰発現はT_3に特徴的な成体型遺伝子発現すなわちαMHCやSERCAの増加、βMHCの減少を伴った。TRβ_1の過...
【医歯薬学】内科系臨床医学:マイクロRNA(miRNA)遺伝子発現を含む研究件
❏栄養応答におけるマイクロRNAの役割を探る(24658118)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】マイクロRNA / アミノ酸 / タンパク質栄養 / 遺伝子発現 / ロイシン (他11件)
【概要】マイクロRNA(miRNA)は、タンパク質に翻訳されない小さなRNAであり、様々なmRNAに作用して遺伝子の発現を制御する。栄養条件の変化により量が変わるmiRNAを探索する目的で、アミノ酸のひとつロイシン欠乏に応答するmiRNAをDNAマイクロアレイにより調べたところ、miR-149*の増加に着目した。また、低タンパク質食に応答するmiR-203の量を培養細胞において人工的に増減させたところ、そ...
❏RNA新大陸における栄養応答の探索的研究(21658049)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】マイクロRNA / 栄養 / 絶食 / 低タンパク質食 / DNAマイクロアレイ (他9件)
【概要】6週齢Wistar系雄ラットを3日間予備飼育後、対照群、絶食群、5%タンパク質食群(各n=6)の3群にわけて14日間飼育した。対照群ラットの食餌はAIN93G、絶食群はAIN93Gで13日間飼育した後に24時間絶食、5%タンパク質食群は5%カゼイン食で14日間飼育した。肝臓より取得したRNAをプールし、GeneChip miRNA Arrays (Affymetrix)にてmiRNAの存在量を解析...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
【医歯薬学】内科系臨床医学:フォークヘッド遺伝子発現を含む研究件
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
❏先天性心疾患発症に関与する分子機構の解明(15591133)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】先天性心疾患 / 22q11.2欠失症候群 / TBX1 / Sonic hedgehog / Forkhead (他11件)
【概要】22q11.2欠失症候群は、高率に先天性心疾患を合併する染色体微細欠失症候群である。近年、動物モデルを用いたいくつかの研究により、転写因子TBX1が本症候群の心疾患発症に中心的な役割を果たすことが示唆された。本研究の目的は、先天性心疾患の発症に関与するTbx1の発現調節分子機構を明らかにすることである。まず、Tbx1遺伝子ゲノム上流の調節領域を特定し、Shhが心大血管形態形成の臨界期におけるTbx...
【医歯薬学】内科系臨床医学:Tbx1遺伝子発現を含む研究件
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
❏先天性心疾患発症に関与する分子機構の解明(15591133)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】先天性心疾患 / 22q11.2欠失症候群 / TBX1 / Sonic hedgehog / Forkhead (他11件)
【概要】22q11.2欠失症候群は、高率に先天性心疾患を合併する染色体微細欠失症候群である。近年、動物モデルを用いたいくつかの研究により、転写因子TBX1が本症候群の心疾患発症に中心的な役割を果たすことが示唆された。本研究の目的は、先天性心疾患の発症に関与するTbx1の発現調節分子機構を明らかにすることである。まず、Tbx1遺伝子ゲノム上流の調節領域を特定し、Shhが心大血管形態形成の臨界期におけるTbx...
【医歯薬学】内科系臨床医学:組織特異性遺伝子発現を含む研究件
❏一卵性双生児不一致例のゲノム解析によるメチル化機構の精神疾患成因への関与の解明(13307027)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】岡崎 祐士 三重大学, 医学部, 教授 (40010318)
【キーワード】精神疾患 / メチル化機構 / 一卵性双生児不一致例 / 統合失調症 / メチルシトシン総量 (他18件)
【概要】1.統合失調症とメチル化 (1)総メチルシトシン含量:統合失調症患者と健常対照者各200人の白血球DNAをHPLCで測定した。有意な性差(男>女)を認め、男性患者は健常男性よりも有意に低値であり、若年者では顕著であった。 (2)盤及び成人末梢白血球DNAで調べた。プロモーター周辺にCpG islandを持つ遺伝子は全組織で非メチル化状態、CpG islandを持たない遺伝子は組織間で顕著なメ...
❏転写発現制御機構を解析するパーザ、文法、辞書の構築(11780251)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】角田 達彦 理化学研究所, 遺伝子多型情報解析研究チーム, チームリーダー(研究職) (10273468)
【キーワード】転写制御 / 転写因子 / 転写因子結合配列 / p53 / プロモータ (他13件)
【概要】この研究では,大量のプロモータ配列を用いた転写制御機構の解析方法の提案,転写因子間相互作用を中心とした転写因子の知識のデータベース化と整備,転写因子結合部位予測の精度向上,転写因子間相互作用に基づく転写制御構造の予測,そして実際の実験系でのプロモータ配列の解析を行なった.まず,文献検索では,医学生物学文献抄録データベースMEDLINE上で(A)(ヒトまたは脊椎動物)かつ(転写因子)かつ(タンパク相...
【医歯薬学】内科系臨床医学:行動遺伝子発現を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【医歯薬学】内科系臨床医学:クローン病遺伝子発現を含む研究件
❏包括的アプローチによる自己免疫疾患感受性遺伝子の解析(11470505)
【研究テーマ】人類遺伝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】土屋 尚之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60231437)
【キーワード】全身性エリテマトーデス / 慢性関節リウマチ / Crohn病 / 遺伝子多型 / 遺伝子発現 (他24件)
【概要】慢性関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、Crohn病の病因、病態を、ゲノム研究のアプローチを用いて検討した。 まず、過去に系統的な多型スクリーニングが施行されていなかった遺伝子(TNFR2,FCGR2B, CD28,CTLA-4,CD80, CD86,CD22,SHP-1,CCR3,CCR4,CXCR1,CXCR2,CXCR3,BLYS, BCMA, OX4OL, NKG2A,...
❏分子遺伝学的アプローチによるクローン病感受性遺伝子同定の試み(10877087)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1998
【研究代表者】土屋 尚之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60231437)
【キーワード】Crohn病 / differential display / 遺伝子発現 / 慢性関節リウマチ / 全身性エリテマトーデス
【概要】1. Crohn病腸管の病変部において特徴的に発現する遺伝子を検索する目的で、Differential Display法による検討を行っている。社会保険中央総合病院大腸肛門科・同院病理部の協力を得て、Crohn病腸管切除標本5例を採取し、病変部と非病変部それぞれからRNAを抽出した。種々の配列を持つ任意プライマーを用いたPCRにより複数のcDNA断片を同時に増幅し、ゲル電気泳動で展開後、病変部と非...
【医歯薬学】内科系臨床医学:カロリー制限遺伝子発現を含む研究件
❏カロリー制限によるミトコンドリア機能制御機構の解明(22590814)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】新村 健 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70206332)
【キーワード】カロリー制限 / 心筋虚血 / 心保護 / 電子伝達系 / 脱アセチル化 (他14件)
【概要】カロリー制限(以下CR)は、強力な虚血心筋保護効果を発揮する。我々は、CRは特定のミトコンドリア蛋白の脱アセチル化修飾を介して虚血ストレス時の活性酸素種産出を軽減し、心保護効果を発揮する可能性を見出した。このミトコンドリア蛋白修飾は、sirtuin familyによりもたらされていると推測された。次に我々は、心筋細胞特異的SIRT1欠損マウスを作製し、CR効果の発現には心筋細胞のSIRT1が必須で...
❏ライフスタイルを包括した統合型ニュートリオミクス研究の基礎と展開(21380076)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】ニュートリゲノミクス / 遺伝子発現 / 栄養 / 生活習慣 / 運動 (他21件)
【概要】食品を摂取した動物がどのような応答を示すかを、多数の分子を網羅的に解析するオミクス解析という手法で解析した。遺伝子発現量、タンパク質量、代謝物量など、様々な網羅的解析を組み合わせた。この方向の研究を推進するためのデータベースや解析ツールを改良し、その有効性を実証した。食品のみならず、運動や日内リズムなど関係する生活習慣の影響も合わせて解析することに成功した。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:全身性エリテマトーデス遺伝子発現を含む研究件
❏ゲノム多型とトランスクリプトーム解析の連結による、膠原病「鍵分子」の探索(25670458)
【研究テーマ】膠原病・アレルギー内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】土屋 尚之 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60231437)
【キーワード】全身性エリテマトーデス / ANCA関連血管炎 / トランスクリプトーム / 遺伝子発現 / インターフェロン (他7件)
【概要】トランスクリプトーム解析は発症や病態における「鍵分子」探索の手がかりを与えるが、日本人における膠原病の検討はこれまで少数である。本研究では、日本人活動性全身性エリテマトーデス(SLE)、ANCA関連血管炎(AAV)のトランスクリプトーム解析を施行し、健常対照群と比較した。各検体は3群のクラスターに例外なく分類され、既報のSLEに加え、AAVにおいても発現変動遺伝子群におけるⅠ型インターフェロン関連...
❏包括的アプローチによる自己免疫疾患感受性遺伝子の解析(11470505)
【研究テーマ】人類遺伝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】土屋 尚之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60231437)
【キーワード】全身性エリテマトーデス / 慢性関節リウマチ / Crohn病 / 遺伝子多型 / 遺伝子発現 (他24件)
【概要】慢性関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、Crohn病の病因、病態を、ゲノム研究のアプローチを用いて検討した。 まず、過去に系統的な多型スクリーニングが施行されていなかった遺伝子(TNFR2,FCGR2B, CD28,CTLA-4,CD80, CD86,CD22,SHP-1,CCR3,CCR4,CXCR1,CXCR2,CXCR3,BLYS, BCMA, OX4OL, NKG2A,...
❏分子遺伝学的アプローチによるクローン病感受性遺伝子同定の試み(10877087)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1998
【研究代表者】土屋 尚之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60231437)
【キーワード】Crohn病 / differential display / 遺伝子発現 / 慢性関節リウマチ / 全身性エリテマトーデス
【概要】1. Crohn病腸管の病変部において特徴的に発現する遺伝子を検索する目的で、Differential Display法による検討を行っている。社会保険中央総合病院大腸肛門科・同院病理部の協力を得て、Crohn病腸管切除標本5例を採取し、病変部と非病変部それぞれからRNAを抽出した。種々の配列を持つ任意プライマーを用いたPCRにより複数のcDNA断片を同時に増幅し、ゲル電気泳動で展開後、病変部と非...
【医歯薬学】外科系臨床医学:cDNA遺伝子発現を含む研究件
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
❏脳下垂体ホルモンの進化(04404005)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1995
【研究代表者】石居 進 (石井 進) 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖背案刺激ホルモン / 脳下垂体 / 分子進化 / 糖タンパク質ホルモン / 立体構造 (他26件)
【概要】平成7年度には生殖腺刺激ホルモン分子の立体構造の推定の論文が出版された。我々は研究分担者輪古が開発した理論的な方法を用いて脊椎動物の生殖腺刺激ホルモンと甲状腺刺激ホルモンに共通な立体構造を推定していたが、これがX腺回折による結晶学的方法で調べられた国外での研究の結果と見事に一致していて、我々の推定が正しかったことが証明された。さらに生殖腺刺激ホルモンとその受容体との比較内分泌学的研究と、cDNAの...
【医歯薬学】外科系臨床医学:遺伝子発現解析遺伝子発現を含む研究件
❏活性汚泥内に存在する微生物細胞間シグナル物質の多様性、動態、作用機構の解明(19H02270)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】飛野 智宏 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (90624916)
【キーワード】クオラムセンシング / 活性汚泥 / アシルホモセリンラクトン / 高分解能質量分析 / 複合微生物系 (他13件)
【概要】下廃水の生物学的処理プロセスである活性汚泥法を対象とし、その中の微生物細胞間情報伝達機構(クオラムセンシング)を解明するための研究を進めた。具体的には、クオラムセンシングで用いられるシグナル物質を、未知のものを含めて幅広く探索するための手法を確立し、実処理場内に存在するシグナル物質の多様性と動態を明らかにした。また、活性汚泥内に存在するシグナル物質合成酵素遺伝子の多様性を明らかとするため、遺伝子キ...
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏翻訳リボゾーム親和精製法による弓状核におけるインスリンシグナルの標的遺伝子の同定(22590995)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】中江 淳 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (00344573)
【キーワード】エネルギー / 糖質代謝異常 / AGRPニューロン / TRAP法 / 遺伝子発現解析 (他12件)
【概要】本研究では、視床下部弓状核のAGRPニューロン特異的な遺伝子発現解析に、Translating Ribosome Affinity Purification (TRAP)法を利用し、EGFPとlarge-subunit ribosomal protein L10aのN末端との融合蛋白を特異的に発現させるトランスジェニックマウスの作製を試みた。2ラインの陽性マウスを得、このマウスとニューロン特異的C...
【医歯薬学】外科系臨床医学:遺伝子発現を含む研究件
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングへのヒストン変異体の関与について(18H03970)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / ヒストン変異体 / 初期胚 / 卵 / クロマチン構造 (他12件)
【概要】受精前後において遺伝子発現リプログラミングが起こるが、本研究ではヒストン変異体の動態に着目し、そのメカニズムの解明を目指した。 研究の成果として、受精直後のマウス1細胞期胚において、H3変異体においてはH3.1/H3.2が極端に少なく、ほぼH3.3のみがクロマチンに存在し、またH2A変異体についてはH2A.XとTH2Aのみが多く存在していることが明らかとなった。ノックダウン/アウトおよび過剰発現に...
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングの調節機構について(17380166)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (20175160)
【キーワード】卵 / 初期胚 / 遺伝子発現 / リプログラミング / ヒストン (他9件)
【概要】本研究では、受精前後における遺伝子発現リプログラミング機構の解明のため、次のような研究ステップを計画した。 1.リアルタイムに発現している遺伝子プロファイルの作成 2.転写制御機構の解析-転写因子・エピジェネティックな修飾 3.RNAiによる機能解析 以下にこの計画に沿った研究成果の概略を記す。 1.1細胞期胚にBrUTPを導入し、一定時間内にこれを取り込んだmRNAを抗BrU抗体で単離した後、こ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:小分子RNA遺伝子発現を含む研究件
❏細菌型sRNAにおけるHfq結合領域の構造原理の解明(17KK0146)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2021
【研究代表者】森田 鉄兵 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任講師 (10444366)
【キーワード】小分子RNA / 遺伝子発現 / 転写終結 / Hfq / 細菌 (他10件)
【概要】sRNAの機能構造や合成機構の原理の解明を目的として、sRNAの転写終結の解析や転写終結を制御する遺伝因子の探索を行った。sRNAの1つであるSgrSの転写終結を用いたスクリーニングにより、sRNAの転写終結やその制御系を破綻させる新規因子を同定した。これにより、sRNAの転写終結がsRNA制御系の新たな調節階層であるという概念を提示する。さらに、新規因子の1つであるCspDの過剰発現下で、転写伸...
❏長鎖ノンコーディングRNAによる葉形成の分子機構の研究(26291056)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】町田 泰則 名古屋大学, 理学研究科, 研究員(名誉教授) (80175596)
【キーワード】Arabidopsis / leaf development / linc RNA / AS2 and AS1 / gene body methylation (他17件)
【概要】我々はAS2と長鎖ノンコーディング(linc)RNAを基軸としてシロイヌナズナの葉の表・裏が形成される仕組みを研究したが、linc RNAの同定は不成功だった。一方、linc RNA と関連している次の様な研究が進んだ。1. AS2 は核小体近傍で顆粒(AS2 body)を形成する。AS2のCxxC ジンクフィンガー様配列(ZFL 配列)は、AS2 body形成と葉の発生に必要だった。2. AS2...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
【医歯薬学】外科系臨床医学:体外受精遺伝子発現を含む研究件
❏初期胚における遺伝子発現の制御機構に関する研究(04404016)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】卵成熟 / 受精 / サイクリン / アクロシン / 単為発生 (他20件)
【概要】1)卵成熟過程の遺伝子発現の制御 A)マウス及びブタの卵母細胞を用い、その成熟を制御する因子(p34^<cdc2>、サイクリンB、MAPキナーゼ)の動態と機能について解析し卵母細胞内の現象がウニ、ヒトデ、カエルなどとは異なることを明らかにした。 B)卵子卵丘複合体の卵管上皮の微細構造に及ぼす局所的影響について調べ、卵丘細胞に筋層を弛緩する作用のあることを明らかにした。 2)受精過程の遺...
❏配偶子および胚性幹細胞をベクタ-とする遺伝子導入動物作出に関する基礎研究(02454091)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】精子 / 胚性幹細胞 / 遺伝子導入動物 / 体外受精 / キメラ胚 (他14件)
【概要】1.配偶子による遺伝子導入のための基礎的検討.精子を経由する遺伝子導入動物作出の可能性についてマウスを用いて検討した。すなわち,DNAとしてSV40プロモ-タ-に大腸菌βガラクトシダ-ゼ遺伝子を連結したものを用い,体外受精の条件下で受精卵への導入を検査した。その結果,卵割期胚の組織化学的検査によっても,また移植後の胎子におけるDNAの分析においても,外来性DNAが導入された形跡は全く認められなかっ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:クロマチン遺伝子発現を含む研究件
❏1細胞核クロマチン構造解析による褐色脂肪分化の制御メカニズムの解明(19K16102)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】中村 正裕 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (40634449)
【キーワード】クロマチン / シングルセル / 遺伝子発現 / 褐色脂肪細胞
【概要】マウス褐色脂肪細胞分化過程において各々のクロマチン構造がどのような順番で変化していくかは知られていない。申請者は、マウス褐色脂肪細胞化過程におけるクロマチン構造の変化に興味を持ち、1-100細胞程度の微量細胞数を用いたクロマチン構造解析法を完成させた。本研究では、今までは細胞数が少なく解析が困難であった、褐色脂肪前駆細胞から褐色脂肪細胞への分化各段階におけるシングル核クロマチン構造解析(オープンク...
❏代謝ストレス応答性長鎖非コードRNAの機能(26291018)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】クロマチン / lncRNA / ヒストン修飾 / アンチセンスRNA / ノンコーディングRNA (他14件)
【概要】グルコース飢餓ストレス応答性の長鎖非コードRNA(lncRNA)とアンチセンスRNA(asRNA)の役割や動態を解析した。その結果、対になって合成されるlncRNAとasRNAの間に相反的な発現制御があること、asRNAの発現制御にはヒストンH3K4のメチル化を介したクロマチン制御が関わること、asRNAが細胞質内でリボソームと結合し、ナンセンス仲介分解系で分解されること、lncRNAの抑制・脱抑...
❏DNAの高次構造と物理的特性に印された遺伝情報の解読(18570165)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】大山 隆 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (60268513)
【キーワード】遺伝情報 / DNA高次構造 / ゲノム / DNAの物理的特性 / クロマチン (他6件)
【概要】I.ベントDNAが担う遺伝情報の解析 T20は、負の超らせんを擬態した180塩基対の合成ベントDNAである。我々はこれまでに、HeLa細胞のゲノム内でT20がクロマチンを制御して転写を活性化できることを明らかにしていた。本研究では、T20をもつレポーターをマウスES細胞のゲノムに導入し、ES細胞におけるその機能と細胞分化がその機能に及ぼす影響について解析した。その結果、T20はマウスES細胞内でも...
【医歯薬学】外科系臨床医学:膵臓遺伝子発現を含む研究件
❏ヒト多能性幹細胞の分化誘導系を基軸とする膵島の制御機構の解明(21H02978)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】粂 昭苑 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70347011)
【キーワード】膵臓内分泌細胞 / 糖感受性インスリン分泌 / 膵臓 / 内分泌β細胞 / ヘテロ性 (他10件)
【概要】本年度は、ヒトiPS細胞由来膵島とヒト膵島、マウス膵島における成熟化遺伝子の比較解析を行った。一方、発生途中から発現する代表的な2型糖尿病関連遺伝子としてC2CD4遺伝子があり、C2CD4遺伝子は核タンパク質であり、C2cd4遺伝子ノックアウトマウスでは、インスリン分泌能の低下が報告されている。C2CD4と相互作用する分子について、たんぱく質近傍ラベリング法により検索し、その結果、複数の候補分子を...
❏代謝ストレス応答性長鎖非コードRNAの機能(26291018)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】クロマチン / lncRNA / ヒストン修飾 / アンチセンスRNA / ノンコーディングRNA (他14件)
【概要】グルコース飢餓ストレス応答性の長鎖非コードRNA(lncRNA)とアンチセンスRNA(asRNA)の役割や動態を解析した。その結果、対になって合成されるlncRNAとasRNAの間に相反的な発現制御があること、asRNAの発現制御にはヒストンH3K4のメチル化を介したクロマチン制御が関わること、asRNAが細胞質内でリボソームと結合し、ナンセンス仲介分解系で分解されること、lncRNAの抑制・脱抑...
【医歯薬学】外科系臨床医学:cDNAクローニング遺伝子発現を含む研究件
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
❏昆虫成虫原基の再生機構(07680795)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 薬学部, 助教授 (10201469)
【キーワード】センチニクバエ / 成虫原基 / 再生 / エクダイソン / ワモンゴキブリ (他15件)
【概要】(1) センチニクバエ成虫原基in vitro再生系における位置情報の復元 センチニクバエの成虫原基を切除した後、低濃度(2.5×10^<-8>M)のエクダイソン存在下でin vitro培養すると、切除した部分が再生する。本研究では、成虫原基の形態形成において位置情報を担うwingless遺伝子のホモログをセンチニクバエから単離しwingless遺伝子の発現部位を切除した成虫原基をin...
【医歯薬学】外科系臨床医学:先天性心疾患遺伝子発現を含む研究件
❏動脈管閉鎖の分子機構解明(23390277)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】南沢 享 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40257332)
【キーワード】vascular remodeling / 動脈管 / 新生児 / 弾性線維 / プロスタグランジン (他12件)
【概要】胎生期特有の血管である動脈管は生直後に閉鎖するが、その閉鎖の分子機序は不明な点が多い。本研究において、我々はPGE2-EP4シグナル経路が動脈管弾性線維の低形成をきたす主要なシグナルであること、PGE2-EP4シグナル経路においてcAMP経路を介さない下流シグナルとして、NFkB経路が活性化していること、動脈管内皮細胞の遺伝子発現プロファイルを世界で初めて明らかにした。これらの新たな知見を活かすこ...
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
❏先天性心疾患発症に関与する分子機構の解明(15591133)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】先天性心疾患 / 22q11.2欠失症候群 / TBX1 / Sonic hedgehog / Forkhead (他11件)
【概要】22q11.2欠失症候群は、高率に先天性心疾患を合併する染色体微細欠失症候群である。近年、動物モデルを用いたいくつかの研究により、転写因子TBX1が本症候群の心疾患発症に中心的な役割を果たすことが示唆された。本研究の目的は、先天性心疾患の発症に関与するTbx1の発現調節分子機構を明らかにすることである。まず、Tbx1遺伝子ゲノム上流の調節領域を特定し、Shhが心大血管形態形成の臨界期におけるTbx...
【医歯薬学】外科系臨床医学:心筋細胞遺伝子発現を含む研究件
❏心不全発症における心筋細胞不均一性の意義(17H01560)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小室 一成 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30260483)
【キーワード】心不全 / シングルセル解析 / 不均一性 / シングルセル生物学 / 心筋細胞不均一性 (他16件)
【概要】心不全は心臓のメカニカルストレス応答機構の破綻により発症するが、個々の心筋の応答不均一性について明らかでない。我々は、シングルセルRNA-seq・1分子RNA ISH・遺伝子改変技術・分子病理解析を統合して、マウス圧負荷心不全モデル・ヒト心不全患者の心筋細胞の不均一性を解析した。その結果、圧負荷で誘導される肥大型心筋は代償型・不全型心筋に分岐し、不全型心筋は心臓の中間層に多いことがわかった。また不...
❏コンピュータ・シミュレーションによる心筋細胞発生過程の探究(18700290)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】内藤 泰宏 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (50327714)
【キーワード】コンピュータ・シミュレーション / 心筋細胞 / 発生過程 / 遺伝子発現 / 数理モデル (他10件)
【概要】複雑な多細胞生物は、さまざまな遺伝子発現パターンによって、ひとつのゲノム情報から多彩な機能を持つ細胞を発生・分化させている。近年、生物個体を構成する空間的・時間的な発現パターンのプロファイルが大量に獲得されているが、それぞれの発現パターンの機能的意義は必ずしも明らかではない。本研究では、心筋細胞の発生過程の連続的なモデリングに取り組んだ。すでに構築していた胎生初期、胎生後期、新生仔期、成体の4段階...
❏甲状腺ホルモンシグナリングを用いた心不全治療の試み-胎児型遺伝子発現の転換(15590723)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】絹川 弘一郎 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00345216)
【キーワード】甲状腺ホルモン / 心筋細胞 / 心肥大 / p38 MAPキナーゼ / 甲状腺ホルモンレセプター (他10件)
【概要】主として、培養心筋細胞におけるアデノウィルスを用いたTRの過剰発現系において検討した。TRβ_1の過剰発現により心筋細胞の肥大は抑制されたが、p38MAPKのリン酸化抑制を伴っており、このp38のリン酸化抑制はTRβ_1とp38αの相互作用によることも観察された。しかし、TRβ_1の過剰発現はT_3に特徴的な成体型遺伝子発現すなわちαMHCやSERCAの増加、βMHCの減少を伴った。TRβ_1の過...
【医歯薬学】外科系臨床医学:インターフェロン遺伝子発現を含む研究件
❏ゲノム多型とトランスクリプトーム解析の連結による、膠原病「鍵分子」の探索(25670458)
【研究テーマ】膠原病・アレルギー内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】土屋 尚之 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60231437)
【キーワード】全身性エリテマトーデス / ANCA関連血管炎 / トランスクリプトーム / 遺伝子発現 / インターフェロン (他7件)
【概要】トランスクリプトーム解析は発症や病態における「鍵分子」探索の手がかりを与えるが、日本人における膠原病の検討はこれまで少数である。本研究では、日本人活動性全身性エリテマトーデス(SLE)、ANCA関連血管炎(AAV)のトランスクリプトーム解析を施行し、健常対照群と比較した。各検体は3群のクラスターに例外なく分類され、既報のSLEに加え、AAVにおいても発現変動遺伝子群におけるⅠ型インターフェロン関連...
❏自己免疫寛容に必須な微小環境を形成する遺伝子発現制御機構の解析(21390148)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】秋山 泰身 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (50327665)
【キーワード】免疫寛容 / 自己免疫 / 胸腺 / T細胞 / 遺伝子発現 (他10件)
【概要】免疫応答に重要なT細胞が胸腺で分化成熟する際、自己抗原を認識するT細胞が除去されることで、自己に対する免疫寛容が成立し、結果として自己免疫疾患の発症は抑制される。胸腺髄質上皮細胞は、通常は組織特異的に発現する抗原を胸腺で異所的に発現することで、それらを認識するT細胞の除去に寄与する。本研究課題で、髄質上皮細胞の遺伝子発現の制御し、それを介して髄質上皮細胞の分化を制御する転写因子が明らかとなった。...
❏DNA認識分子による自然免疫系の活性化及び免疫応答調節機構(19209016)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】谷口 維紹 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50133616)
【キーワード】自然免疫 / 核酸認識受容体 / インターフェロン / シグナル伝達 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】最近我々が新規に同定した細胞質内DNAセンサー分子、DAI(DNA-dependent activator of IRFs)の細胞質内DNAによる活性化機構について詳細な解析を行い、DAIタンパク内の新規DNA認識ドメインやDNA依存性の自然免疫応答惹起に重要なリン酸化修飾サイトを明らかとした。またin vivoにおいてさらに詳細に生理的機能を解析するため、Dai遺伝子欠損マウスを作製した。このマ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞株遺伝子発現を含む研究件
❏胆道がんの臨床病理学的特徴を規定する遺伝子発現・異常の同定と診断・治療への応用(17K08769)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】尾島 英知 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80342905)
【キーワード】胆道領域がん / 細胞株 / 細胆管細胞癌 / 分子病理学的 / 遺伝子変異 (他12件)
【概要】予後良好で特徴的な組織形態像を示す細胆管細胞癌(CoCC)に注目して、その分子病理学的意義を検討した。肝内胆管癌(CCC)のCoCC成分の有無による遺伝子発現の差異をGene Set Enrichment Analysis、遺伝子異常をWhole exome sequenceデーターベースを用いて解析した。その結果、CoCC成分を有するCCCは予後良好・炎症反応・血管新生に関連する遺伝子群と優位に...
❏胆道領域がんの発がん・増殖・進展にかかわる分子機構の解明と臨床治療への応用(26460501)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾島 英知 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80342905)
【キーワード】胆道領域がん / 細胞株 / 新鮮切除検体 / 遺伝子発現 / データベース (他7件)
【概要】多数の胆道領域がんバイオリソースを用いて、発がん・増殖・進展に関わる分子機構の解明を行った。その結果、腫瘍発生部位に関連する4候補遺伝子が見いだされ、免疫組織学的検討で腫瘍存在部位に一致した発現傾向を得た。腫瘍進展因子IDCC(Intraductal carcinoma component;上皮内がん成分)に関連する50候補遺伝子の解析では、IDCC陰性群(高悪性度群)に高く発現している遺伝子の多...
【医歯薬学】外科系臨床医学:めだか遺伝子発現を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏魚類の性差を生み出す脳内メカニズムの解明(21880017)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】大久保 範聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10370131)
【キーワード】性差 / メダカ / 脳 / 魚類 / 遺伝子発現
【概要】魚類の性差を生み出す脳内メカニズムを明らかにするため、メダカの脳において性特異的に発現する遺伝子の機能解析を行った。遺伝子産物の他、アンタゴニストや特異抗体の投与による行動の変化を解析し、着目した遺伝子のうちのいくつかが性特異的な行動に関与するという予備的データを得ることができた。ただ、確定的なデータを得るまでには至っていない。また、着目した遺伝子のいくつかについて、その転写産物と翻訳産物の脳内で...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
【医歯薬学】外科系臨床医学:iPS細胞遺伝子発現を含む研究件
❏iPS細胞由来骨芽細胞系細胞の特性および機能解析に基づいた骨形成制御機構の解明(19K09598)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】宮本 諭 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員 (40239439)
【キーワード】骨芽細胞 / iPS細胞 / 骨芽細胞分化 / 骨形成 / レプチン受容体 (他15件)
【概要】本研究では、確立したiPS細胞から骨芽細胞系細胞への分化誘導法により作製された骨芽細胞系細胞について、どの分化段階にあるのか、また遺伝子発現などを含めた細胞の特性を既存の骨芽前駆細胞および成熟骨芽細胞株との対比を行い、分化段階とその特性を明らかにした。多能性を有するiPS細胞レベルから骨芽細胞系細胞へ分化誘導する過程で働く、骨分化および骨形成を制御する可能性が高い新規因子の発現抑制を行うだけでなく...
❏エピゲノム修復に基づく発達障害疾患の新規治療戦略(23390272)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保田 健夫 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (70293511)
【キーワード】エピジェネティクス / エピゲノム / レット症候群 / MeCP2 / 遺伝子発現 (他17件)
【概要】エピゲノムには、ゲノムにはない可逆性が存在する。そこで、エピゲノム異常に起因する発達障害疾患(Rett症候群)を対象にエピゲノム修復治療の可能性を検証した。当初、個々の遺伝子に作用する化合物の作製を予定したが、修復対象遺伝子が多数想定されたことから、グローバルな作用を有する化合物の探索を行った。その結果、本症に使用されている抗てんかん薬に多数の遺伝子を対象にしたエピゲノム修復を介した発現回復作用が...
【医歯薬学】外科系臨床医学:受精遺伝子発現を含む研究件
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングの調節機構について(17380166)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (20175160)
【キーワード】卵 / 初期胚 / 遺伝子発現 / リプログラミング / ヒストン (他9件)
【概要】本研究では、受精前後における遺伝子発現リプログラミング機構の解明のため、次のような研究ステップを計画した。 1.リアルタイムに発現している遺伝子プロファイルの作成 2.転写制御機構の解析-転写因子・エピジェネティックな修飾 3.RNAiによる機能解析 以下にこの計画に沿った研究成果の概略を記す。 1.1細胞期胚にBrUTPを導入し、一定時間内にこれを取り込んだmRNAを抗BrU抗体で単離した後、こ...
❏初期胚における遺伝子発現の制御機構に関する研究(04404016)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1994
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】卵成熟 / 受精 / サイクリン / アクロシン / 単為発生 (他20件)
【概要】1)卵成熟過程の遺伝子発現の制御 A)マウス及びブタの卵母細胞を用い、その成熟を制御する因子(p34^<cdc2>、サイクリンB、MAPキナーゼ)の動態と機能について解析し卵母細胞内の現象がウニ、ヒトデ、カエルなどとは異なることを明らかにした。 B)卵子卵丘複合体の卵管上皮の微細構造に及ぼす局所的影響について調べ、卵丘細胞に筋層を弛緩する作用のあることを明らかにした。 2)受精過程の遺...
【医歯薬学】外科系臨床医学:悪性脳腫瘍遺伝子発現を含む研究件
❏腫瘍微小環境に基づいたVEGF抑制を超える脳腫瘍に対する血管新生抑制療法の開発(24390339)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高野 晋吾 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (50292553)
【キーワード】神経膠腫 / 血管新生 / 微小環境 / 周皮細胞 / RANTES (他23件)
【概要】神経膠腫の血管新生にはVEGF誘導による血管内皮細胞の働き以外に、微小環境の細胞とのクロストークが重要であることが明らかにされた。微小環境には腫瘍細胞のほかに、腫瘍幹細胞、間葉系幹細胞、周皮細胞により血管新生が促進された。そのVEGF以外の標的分子としてSDF-1 (CXCR4)の関与は少なく、RANTESが注目された。今後、さらに標的分子の効果を動物モデルで確認するとともに、クロストークの点で神...
❏悪性脳腫瘍の光線力学診断法:分子機構の解明と診断への応用(23650619)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】石川 智久 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 上級研究員 (60193281)
【キーワード】悪性脳腫瘍 / 光線力学診断 / 光線力学治療 / 5-アミノレブリン酸(ALA) / ポルフィリン (他19件)
【概要】5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた悪性脳腫瘍の光線力学診断の分子機構を解明し、その臨床応用を目指した。正常脳と脳腫瘍とを差別化するバイオマーカーを探索した結果、ALA取り込みに関与するPEPT、プロトポルフィリンIXの排出に関与するABCGが重要なファクターであることを発見した。一方、転写因子Nrf2がABCG2遺伝子の発現を誘導する重要なファクターであり、その遺伝子のSNP (-617C&g...
【医歯薬学】外科系臨床医学:染色体遺伝子発現を含む研究件
❏染色体微細加工で逆位・転座が植物ゲノムに与える影響を見る(20H03297)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】風間 裕介 福井県立大学, 生物資源学部, 教授 (80442945)
【キーワード】染色体 / 転座 / 逆位 / 遺伝子発現 / シロイヌナズナ (他7件)
【概要】逆位や転座など遺伝子数の増減や変化を伴わない染色体再編成が生物進化において重要であることは、比較ゲノム解析から明らかである。しかし、逆位や転座が表現型に与える直接的な影響を知るには、実験的に誘発してその影響を見る必要がある。我々は、順遺伝学的手法として、植物において染色体再編成を従来の30倍の頻度で誘発する、重イオンビームを用いた新技術を開発した。本研究では重イオンビームで作出した3種の変異体がも...
❏染色体機能調節因子としてのプラスミドの機能メカニズムの解明(24380043)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】野尻 秀昭 東京大学, 生物生産工学研究センター, 教授 (90272468)
【キーワード】プラスミド / 染色体 / 遺伝子発現 / 転写制御 / 核様体 (他9件)
【概要】プラスミドによる宿主染色体の機能調節のメカニズムを解明するため、“プラスミドを保持すること”の浸透圧ストレスへの影響や特定の遺伝子群の転写誘導/転写抑制について機構解明を行った。また、この現象において重要な役割を果たすプラスミド由来の核様体タンパク質(特に中心的役割を果たすH-NS familyタンパク質)の二量体化・多量体化機構をタンパク質間相互作用の解析と結晶構造を元に解析した。 ...
【医歯薬学】社会医学:筋肉遺伝子発現を含む研究件
❏神経活動依存的な遺伝子発現誘導とシナプス構築の分子機構(19300107)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】能瀬 聡直 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30260037)
【キーワード】シナプス / ショウジョウバエ / 転写因子 / グルタミン酸受容体 / マイクロアレイ (他12件)
【概要】マイクロアレイ技術を用い、ショウジョウバエの神経筋シナプスにおいて、シナプス形成の前後や有無に対応したシナプス後細胞(筋肉細胞)での遺伝子発現の変化を検出することにより、シナプス形成・成熟過程において誘導される遺伝子を系統的にスクリーニングし、さらに機能を調べた。その結果、神経支配により発現が抑制される遺伝子のひとつである、転写因子longitudinals lacking(lola)が、筋肉にお...
❏メダカの温度順化反応における遺伝子発現の調節機構(18657028)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】東中川 徹 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70131935)
【キーワード】メダカ / 温度順化 / 環境 / 筋肉 / 遺伝子発現
【概要】温帯では四季、昼夜で気温が大きく変化するため、そこに住んでいる動物は広い温度域に対応して生きている。そのため、動物が低温や高温に順化する過程では遺伝子の発現状態が変化していると考えられる。しかし、この温度順化現象の分子機構の研究はきわめて少ない。温帯の水生動物であるニホンメダカが生存できるのは5℃〜35℃であり、低温順化の過程での遺伝子発現の変化を解明する実験材料として適している。 今回、メダカを...
【医歯薬学】社会医学:mRNA遺伝子発現を含む研究件
❏ウイルスRNAの侵入を防御する宿主NMDとHTLV-1 RNAを守るRexの攻防(15K06827)
【研究テーマ】腫瘍生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】中野 和民 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (60549591)
【キーワード】HTLV-1 / ウイルスタンパク質 / RNA輸送 / NMD / Rex (他20件)
【概要】成人T細胞白血病(ATL)の原因となるHuman T-cell Leukemia Virus Type-I(HTLV-1)がコードするRexは、ウイルスRNAの核外輸送や宿主nonsense-mediated mRNA Decay (NMD)の抑制により、ウイルス複製の量とタイミングを制御している。本研究では、正常なNMDの活性化に必要なUPF1-UPF2-UPF3B複合体形成で、RexがUPF3...
❏DNAマイクロアレイによる早期関節リウマチ病態形成分子の探索とその機能解析(23390259)
【研究テーマ】膠原病・アレルギー内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】竹内 勤 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50179610)
【キーワード】関節リウマチ / DNAマイクロアレイ / 遺伝子発現 / 網羅的遺伝子解析 / 病態形成 (他13件)
【概要】関節リウマチ(RA)の病態形成の上位分子を明らかにする事を目的として、DNAマイクロアレイ法により末梢血の遺伝子発現を網羅的に解析した。RA末梢血における特徴的な変化を確認した後、疾患活動性と最も強く相関した遺伝子としてFamily with sequence similarity 20, member A(FAM20A)を同定した。薬剤効果を反映しうる指標であることも確認し、最適化および病態形成...
❏マウス初期発生過程におけるリアルタイムの遺伝子発現解析(16658109)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (20175160)
【キーワード】mRNA / 受精卵 / 初期胚 / 遺伝子発現 / BrUTP (他6件)
【概要】マウス胚は受精後の1細胞期中期より遺伝子発現を開始するが、この時リアルタイムに発現している遺伝子のプロファイルの作成を試みた。すなわち、実際の転写パターンを知るためには、胚中に大量に蓄積された母性mRNAから、新しく合成されたmRNA(新生mRNA)を単離することが必要である。そこで、胚にブロモ標識したUTP(BrUTP)を注入し、抗BrU抗体で沈降させることによってBrUを取り込んだ新生mRNA...
【医歯薬学】社会医学:生物物理遺伝子発現を含む研究件
❏非平衡定理に基づく非定常な遺伝子発現系の統計解析(25870171)
【研究テーマ】ソフトコンピューティング
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】長谷川 禎彦 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (20512354)
【キーワード】遺伝子発現 / 確率過程 / 概日時計 / システム生物学 / 生物物理 (他6件)
【概要】本研究課題では,非定常状態における遺伝子発現系を非平衡統計力学理論に基づいて統計解析することを目的としていた.非平衡理論に基づいた解析手法を開発することで,外部からの変動のある系,振動現象を生じる系,外在ゆらぎの影響を受ける系などの遺伝子発現系の解析を行った.振動現象の解析では,ゆらぎに対するロバスト性と外部信号に対する感度の両方を両立する条件を探り,現存の体内時計が満たしていることを明らかにした...
❏階層的ゆらぎを考慮した確率過程に基づく遺伝子発現の統計解析(23700263)
【研究テーマ】感性情報学・ソフトコンピューティング
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】長谷川 禎彦 東京大学, 理学系研究科, 特任助教 (20512354)
【キーワード】生体生命情報学 / 遺伝子 / 生物物理 / 遺伝子発現系 / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】本研究課題では,環境の時間的不均一さに由来するゆらぎの強度自体の時間変動(高次ゆらぎ)が遺伝子発現系へ及ぼす影響について,統計解析及び計算機シミュレーションを用いて明らかにした.高次ゆらぎのある系における解析手法を開発し,その手法を様々なモデルに適用した.また,遺伝的振動子における構造的な不均一さに注目し,周期の異なる振動子の結合により生じる現象を解析的に計算し,周期ミスマッチのメリットを明らかに...
【医歯薬学】社会医学:骨格筋遺伝子発現を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏サルコペニアの部位差に関わる分子基盤の解明(24650342)
【研究テーマ】リハビリテーション科学・福祉工学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】田中 信帆 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 政策医療企画部, 研究員 (60530920)
【キーワード】サルコペニア / 加齢 / 部位 / 分子基盤 / マイクロアレイ (他9件)
【概要】部位特異的筋委縮に関わる遺伝子をcDNAマイクロアレイで解析を行った。高齢群と若年群の大腿四頭筋とハムストリングスの筋組織を解析し、高齢群の増加する遺伝子をそれぞれの筋で絞り込んだ。さらにその中からハムストリングと比べて大腿四頭筋で発現率の大きい遺伝子を調べ、大腿四頭筋で大きく増加した遺伝子20個を同定した。パスウェイ解析では10個のパスウェイが大腿四頭筋で同定された。 ...
【医歯薬学】社会医学:マイクロアレイ遺伝子発現を含む研究件
❏網羅的な遺伝子発現解析に基づく十二指腸上皮性腫瘍の発症機構の解明(17K15925)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】坂口 賀基 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20791445)
【キーワード】十二指腸上皮性腫瘍 / GSEA / 網羅的遺伝子発現解析 / Wnt/βcatenin pathway (他14件)
【概要】十二指腸上皮性腫瘍の網羅的遺伝子発現プロファイルに対するバイオインフォマティクス解析を施行した。主な実績として、Gene set enrichment analysisを通して十二指腸上皮性腫瘍における発現遺伝子が大腸腺腫と極めて類似している(p値<10-5)ことを初めて示した。またWnt/βcatenin pathwayが十二指腸上皮性腫瘍の形成に強く関与しているこ とも初めて示した。さら...
❏代謝ストレス応答性長鎖非コードRNAの機能(26291018)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】クロマチン / lncRNA / ヒストン修飾 / アンチセンスRNA / ノンコーディングRNA (他14件)
【概要】グルコース飢餓ストレス応答性の長鎖非コードRNA(lncRNA)とアンチセンスRNA(asRNA)の役割や動態を解析した。その結果、対になって合成されるlncRNAとasRNAの間に相反的な発現制御があること、asRNAの発現制御にはヒストンH3K4のメチル化を介したクロマチン制御が関わること、asRNAが細胞質内でリボソームと結合し、ナンセンス仲介分解系で分解されること、lncRNAの抑制・脱抑...
❏栄養応答におけるマイクロRNAの役割を探る(24658118)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】マイクロRNA / アミノ酸 / タンパク質栄養 / 遺伝子発現 / ロイシン (他11件)
【概要】マイクロRNA(miRNA)は、タンパク質に翻訳されない小さなRNAであり、様々なmRNAに作用して遺伝子の発現を制御する。栄養条件の変化により量が変わるmiRNAを探索する目的で、アミノ酸のひとつロイシン欠乏に応答するmiRNAをDNAマイクロアレイにより調べたところ、miR-149*の増加に着目した。また、低タンパク質食に応答するmiR-203の量を培養細胞において人工的に増減させたところ、そ...
【医歯薬学】社会医学:性差遺伝子発現を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏魚類の性差を生み出す脳内メカニズムの解明(21880017)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】大久保 範聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10370131)
【キーワード】性差 / メダカ / 脳 / 魚類 / 遺伝子発現
【概要】魚類の性差を生み出す脳内メカニズムを明らかにするため、メダカの脳において性特異的に発現する遺伝子の機能解析を行った。遺伝子産物の他、アンタゴニストや特異抗体の投与による行動の変化を解析し、着目した遺伝子のうちのいくつかが性特異的な行動に関与するという予備的データを得ることができた。ただ、確定的なデータを得るまでには至っていない。また、着目した遺伝子のいくつかについて、その転写産物と翻訳産物の脳内で...
❏魚類の脳内で性特異的に発現する遺伝子の探索(17780159)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】大久保 範聡 基礎生物学研究所, 生殖生物学研究部門, 助教 (10370131)
【キーワード】メダカ / 性差 / 性的可逆性 / 脳 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】魚類の脳は生涯にわたり、性的可逆性をもち、外的・内的要因により、容易にその性が逆転し得るという興味深い特徴をもつ。そのような魚類の脳については、古くから多くの関心が集められてきたが、なぜ、魚類の脳が性的可逆性をもつのかについての分子メカニズムは全く明らかとなっていない。そればかりか、そもそも魚類の脳に性差があるのかといった基本的なことさえもはっきりしていないのが現状であった。そこで本研究では、メダ...
【医歯薬学】社会医学:寿命遺伝子発現を含む研究件
❏社会性アブラムシにおける寿命の進化を駆動する生態的・生理的要因の解明(18K14786)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】植松 圭吾 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 助教 (00793861)
【キーワード】虫こぶ / アブラムシ / 寿命 / 酸素濃度 / 遺伝子発現 (他10件)
【概要】本研究課題では、ムネアブラムシ族のアブラムシがイスノキに形成する完全閉鎖型のゴール(虫こぶ)内で長期生存する際の個体数の変化・生理状態の変化について、野外調査および室内実験に基づいて検証した。その結果、無翅成虫は加齢に伴い体重を大幅に減少させながらも長期にわたり生存すること、また完全閉鎖ゴール内は低酸素環境であることが明らかになった。加えて、RNA-seqを用いた遺伝子発現解析により、加齢に応じて...
❏長寿変異マウスを用いた老化の分子機構の解明(17H01537)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / SASP / RNA結合タンパク質 / 転写後調節 / 寿命 (他9件)
【概要】我々は、RNA結合蛋白質Mex3Bの欠損マウスが野生型と比較して寿命が優位に延長し、さらに細胞老化も阻害されていることを見出した。近年、細胞老化(senescence)と個体の老化を結びつける現象としてSASP(老化した細胞がサイトカイン、成長因子、細胞外基質など多種の蛋白質を細胞外に放出する現象)が注目されている。本研究 において、我々はMex3BがSASPにおいて細胞外放出されるタンパク質群の...
【医歯薬学】社会医学:SNP遺伝子発現を含む研究件
❏気候変動の影響緩和を目指した北方針葉樹の環境適応ゲノミクス(16H02554)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】トドマツ / SNP / 局所適応 / 産地選択 / 多変量ランダムフォーレスト (他47件)
【概要】トドマツ産地試験林の形態・生理解析から、適応に関与する機能形質を解明した。分離集団を用いて機能形質のQTLを解明し、樹冠発達にかかわる遺伝子としてAタイプARRのタンパクが候補として挙げられた。トドマツ相互移植試験地の表現型データとSNPデータに基づくアソシエーション解析から、生残・成長・繁殖等の適応形質に関連する候補SNPを検出した。北海道全域の天然林を対象に、集団遺伝解析を行い、気象因子が遺伝...
❏北方針葉樹における標高適応に関わるフェノロジーの分子遺伝機構(25292081)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (60323474)
【キーワード】QTL / フェノロジー / RADseq / SNPマーカー / リアルタイムPCR (他22件)
【概要】トドマツの高標高×低標高交配家系から作出した分離集団240個体について、フェノロジーと成長形質を測定し、約500個のSNPマーカーを用いて連鎖地図を作成した結果、染色体数と同じ12連鎖群に収束した。作成した連鎖地図を用いてQTL解析を行った結果、4形質について有意なQTLを検出できた。さらに、部位別に抽出したRNAを利用してトランスクリプトーム解析を行った結果、223,621本のトランスクリプトと...
❏ゲノム多様性解析のための新しい統計的方法(16300088)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】江口 真透 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 教授 (10168776)
【キーワード】機械学習 / 統計推論 / ブースティング / 遺伝子発現 / タンパク発現 (他18件)
【概要】バイオインフォマティックスのための新たな統計科学を構築することに貢献した。特にヒトゲノム多様性に由来する様々なデータから合理的な結論を得るための統計的方法論を開発した。具体的な問題としては、遺伝子発現データからの難治性がん疾患遺伝子の発見や、SNPsデータから薬剤感受性を規定する遺伝子多型の同定が挙げられる。これらの目的のために特化した新たな統計的方法を開発,又は開発中である。主な研究成果は次のよ...
【医歯薬学】歯学:エビゲノム遺伝子発現を含む研究件
❏甲状腺ホルモンを介する脳発達における化学物質によるエピジェネティックな修飾機構(18H03379)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】鯉淵 典之 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80234681)
【キーワード】内分泌かく乱 / 甲状腺ホルモン / 脳発達 / 内分泌かく乱化学物質 / エピゲノム (他9件)
【概要】環境化学物質による甲状腺ホルモン(TH)のシグナル伝達経路への修飾作用を,in silicoから行動解析までを用いて調べた。用いる予定だった水酸化PCBが処理の問題から使用できなくなりイソフラボン,PFOS,ガドリニウム造影剤などを用いた。イソフラボンはTH受容体およびエストロゲン受容体などのクロストークにより作用し,神経突起進展やアストロサイト移動を修飾した,PFOSは曝露で種々の行動異常を生じ...
❏ノンコーディングRNAに着眼した家畜卵胞発育のエピゲノム制御機構の解明(16H05017)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 昌之 広島大学, 生物圏科学研究科, 教授 (20314742)
【キーワード】卵巣 / エピゲノム / 顆粒層細胞 / 遺伝子発現 / クロマチン構造 (他15件)
【概要】卵胞発育過程の顆粒層細胞における大規模なDNA脱メチル化が,細胞増殖とレチノイン酸依存的に誘導されることを明らかとした.この脱メチル化が発火点となり,ヒストンH3アセチル化が生る結果,クロマチン構造変化が誘導され,遺伝子発現が誘起されることも示した.この変化に必須な顆粒層細胞の増殖は,個体の加齢に伴う卵巣間質の線維化により抑制されること,顆粒層細胞内のミトコンドリア活性化が必要であることも明らかと...
❏統計モデルによるゲノムワイドな遺伝子転写カスケード解析法の開発(16K00387)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】大里 直樹 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 主任研究員 (50509536)
【キーワード】転写制御 / 転写因子 / エンハンサー / クロマチン相互作用 / インシュレータ (他17件)
【概要】ゲノムワイドな遺伝子転写カスケードの解析のために、遺伝子の転写開始点から離れた位置(遠位)のDNAに結合する、転写因子が発現を制御する遺伝子(転写標的遺伝子)を予測する手法を開発した。転写標的遺伝子の予測のために、転写因子のDNA結合の位置と遺伝子の転写開始点の対応関係の基準を評価するための指標を見出した。同じ転写因子の転写標的遺伝子には、似た機能をもつ遺伝子が多く含まれ、遺伝子機能の数を転写標的...
【医歯薬学】歯学:エンハンサー遺伝子発現を含む研究件
❏エンハンサーの遺伝的発現制御の解明による免疫疾患解析(20H00462)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】寺尾 知可史 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, チームリーダー (60610459)
【キーワード】エンハンサー / 遺伝子発現 / ゲノム医療 / 遺伝多型
【概要】本研究では免疫疾患の原因として重要なエンハンサーに注目し、我々が開発した新技術を用いて免疫疾患に重要なリンパ球細胞株におけるエンハンサーを高感度に測定して遺伝多型依存的エンハンサー制御地図を作成し、全ゲノム関連解析(GWAS)結果を解釈しての免疫疾患の治療標的同定を目的とする。一塩基多型に注目したGWASは疾患関連遺伝領域を多数同定してきた。関連シグナルの多くが非翻訳領域にあり、遺伝子発現制御に関...
❏統計モデルによるゲノムワイドな遺伝子転写カスケード解析法の開発(16K00387)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】大里 直樹 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 主任研究員 (50509536)
【キーワード】転写制御 / 転写因子 / エンハンサー / クロマチン相互作用 / インシュレータ (他17件)
【概要】ゲノムワイドな遺伝子転写カスケードの解析のために、遺伝子の転写開始点から離れた位置(遠位)のDNAに結合する、転写因子が発現を制御する遺伝子(転写標的遺伝子)を予測する手法を開発した。転写標的遺伝子の予測のために、転写因子のDNA結合の位置と遺伝子の転写開始点の対応関係の基準を評価するための指標を見出した。同じ転写因子の転写標的遺伝子には、似た機能をもつ遺伝子が多く含まれ、遺伝子機能の数を転写標的...
【医歯薬学】歯学:肝細胞増殖因子(HGF)遺伝子発現を含む研究件
❏肝細胞増殖因子HGFの新規作用:癌細胞に対する不可逆的な増殖抑制作用の分子機構(26440048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田中 利明 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40263446)
【キーワード】肝細胞増殖因子 / 細胞増殖抑制 / HepG2細胞 / 癌 / エピゲノム (他17件)
【概要】HGFによる癌抑制の研究において、研究代表者はHGFがある条件下で「不可逆的増殖抑制作用」を示すことを見つけた。一時的な細胞増殖停止が不可逆に至る機構を調べ、次項を明らかにした。 HGFで不可逆的増殖停止する肝癌細胞株HepG2において、(1)発現しているOct3/4, Sox2, Klf4(山中因子)は不可逆的停止に関与しない、(2)不可逆的増殖停止に細胞周期因子p57KIP2が係わり得る、(3...
❏肝細胞増殖因子による癌遺伝子ID1の発現抑制と癌細胞の不可逆的増殖停止誘導の関係(22570137)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】田中 利明 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (40263446)
【キーワード】ホルモンと生理活性物質 / 肝細胞増殖因子 / 癌 / ID1 / 不可逆的増殖停止 (他14件)
【概要】癌遺伝子ID1は、ヒト肝癌細胞株HepG2において肝細胞増殖因子HGFにより発現量が減少する。本成果により、ユビキチン転移酵素E3の構成因子Skp2のHGFによる発現減少が、ID1量を制御することを見出した。一方、Skp2によるID1量の制御はユビキチン化とは関係がなく、Skp2による転写因子Mycの活性化により転写レベルで制御されていた。また、HGF刺激によりHepG2細胞は不可逆的増殖停止に至...
【医歯薬学】歯学:次世代シーケンサー遺伝子発現を含む研究件
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏北方針葉樹における標高適応に関わるフェノロジーの分子遺伝機構(25292081)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (60323474)
【キーワード】QTL / フェノロジー / RADseq / SNPマーカー / リアルタイムPCR (他22件)
【概要】トドマツの高標高×低標高交配家系から作出した分離集団240個体について、フェノロジーと成長形質を測定し、約500個のSNPマーカーを用いて連鎖地図を作成した結果、染色体数と同じ12連鎖群に収束した。作成した連鎖地図を用いてQTL解析を行った結果、4形質について有意なQTLを検出できた。さらに、部位別に抽出したRNAを利用してトランスクリプトーム解析を行った結果、223,621本のトランスクリプトと...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
【医歯薬学】歯学:バイオインフォマテイクス遺伝子発現を含む研究件
❏臨床・ゲノムデータを含む多層データの臨床応用基盤構築と有用性の検証(20H03747)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】北川 雄光 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (20204878)
【キーワード】オミックスデータ解析 / がんゲノム医療 / 癌ゲノム医療 / がんゲノム / 遺伝子発現 (他9件)
【概要】本邦ではがんゲノム医療推進のため、慶應義塾大学病院を含む11施設を「がんゲノム医療中核拠点病院」と定め、癌領域におけるクリニカルシークエンスが保険適応となった。申請者の教室ではDNA情報に加え、RNA情報・エピジェネティック情報等を同一検体から収集して多層データ(オミックスデータ)を構築し、腫瘍の全体像を統合的に捉える次世代型クリニカルシークエンスの構築を開始している。この際にゲノム情報と合わせて...
❏心不全発症における心筋細胞不均一性の意義(17H01560)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小室 一成 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30260483)
【キーワード】心不全 / シングルセル解析 / 不均一性 / シングルセル生物学 / 心筋細胞不均一性 (他16件)
【概要】心不全は心臓のメカニカルストレス応答機構の破綻により発症するが、個々の心筋の応答不均一性について明らかでない。我々は、シングルセルRNA-seq・1分子RNA ISH・遺伝子改変技術・分子病理解析を統合して、マウス圧負荷心不全モデル・ヒト心不全患者の心筋細胞の不均一性を解析した。その結果、圧負荷で誘導される肥大型心筋は代償型・不全型心筋に分岐し、不全型心筋は心臓の中間層に多いことがわかった。また不...
❏光シグナル伝達を基盤とした子実体形成機構の解明(22580097)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮崎 安将 独立行政法人森林総合研究所, きのこ・微生物研究領域, 主任研究員 (40343800)
【キーワード】きのこ / 光受容体 / 形態変化 / シイタケ / 子実体形成 (他17件)
【概要】きのこの子実体形成には光が必要である。シイタケの光受容体遺伝子 Le.cry は、担子菌初のクリプトクロム型光受容体をコードしていた。その産物Le.CRY の解析 の結果、青色光領域を吸収し子実体形成に関わることが示唆された。プロテオーム解析の結果、 リン酸化や糖鎖付加などの翻訳後修飾を介して、子実体形成に関わる代謝経路やシグナル伝達 経路が存在することが分かった。トランスクリプトーム解析の結果、...
【医歯薬学】歯学:光遺伝学遺伝子発現を含む研究件
❏光スイッチ遺伝子発現制御による非侵襲的な膵癌治療法の開発(15K15484)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】野田 なつみ 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (30624358)
【キーワード】遺伝子発現制御 / 光遺伝学 / Phytochrome B / 光受容体 / 癌 (他10件)
【概要】膵癌は早期発見が困難であり、予後が極めて不良な疾患であることから、より優れた治療法の開発が急務である。本研究は、光照射により遺伝子発現制御が可能な「光スイッチシステム」を作製し、膵癌の遺伝子治療法の開発を目指すことを目的として研究を行った。植物の光受容体フィトクロムBとその結合タンパク質(PIF6)の赤色光照射による結合が転写活性化スイッチとなり、近赤外光で転写が抑制されるベクターを作製した。この...
❏光に依存した遺伝子発現調節システムの開発と利用(25282229)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】増田 真二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (30373369)
【キーワード】遺伝子発現制御 / 光受容体 / オプトジェネティクス / BLUF / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】青色光受容体PixDを利用して、任意の遺伝子の発現を光制御する方法の構築を目指した。クロスリンクと質量分析によりPixDのダイマーの予想構造を得た。この情報を利用し、先に開発したPixDによる転写因子光制御法PICCOROの改良を進め、植物の花の形成を司る転写因子AGAGOUSの制御を試みた。PixDを恒常的に発現するシロイヌナズナを複数ライン単離することに成功した。またPixEのPixD相互作用...
【医歯薬学】歯学:細胞融合遺伝子発現を含む研究件
❏糸状菌特有の細胞融合を誘導する遺伝子転写制御機構の解析(17K15242)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】片山 琢也 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (70792191)
【キーワード】糸状菌 / 細胞融合 / 麹菌 / Aspergillus oryzae / MAPキナーゼ (他7件)
【概要】糸状菌(カビ)は酵母とは異なり、菌糸を伸長している栄養生長時にも細胞が融合する。我々は糸状菌の一種である麹菌Aspergillus oryzaeにおいて、糸状菌特異的な新規タンパク質FipCを同定し、これが細胞融合に関与する機能を持つことを示していた。 本研究における遺伝学的な解析から、FipCが転写因子AoSte12を介して細胞融合に関わる遺伝子群の転写を制御することを示した。さらにFipCと相...
❏妊娠成立のための子宮内環境の構築と再構築(16H02584)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】今川 和彦 東海大学, 総合農学研究所, 教授 (00291956)
【キーワード】着床・胎盤形成 / 上皮間葉系転換 / 細胞融合 / トロホブラスト細胞 / 子宮内環境 (他14件)
【概要】反芻動物において、妊娠着床が進行するためには胚トロホブラスト細胞の接着開始後から、がん細胞の転移で明らかになった「上皮間葉系転換EMT」がトロホブラスト細胞で起こること、それが起こり始めるとトロホブラスト細胞同士の融合による2核や多核細胞の形成、2核以上の細胞からの妊娠関連糖タンパク質(pregnancy associated glycoprotein, PAG)の発現が起こることにより、妊娠着床...
【医歯薬学】歯学:発生遺伝子発現を含む研究件
❏社会的な脳を形成する神経活動依存的な機構の解明(20H03354)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中嶋 藍 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (60706331)
【キーワード】神経活動 / 遺伝子発現 / 神経回路形成 / 発生 / シナプス形成 (他6件)
【概要】臨界期と呼ばれる神経回路の柔軟性の高い時期に起こる神経回路の形成異常は、後の様々な神経疾患につながる。多くの場合、臨界期以降にはこれらの形成異常は不可逆的であり、脳機能・身体機能を大きく低下させる。その発症要因としては、遺伝的な要因と活動依存的な要因の両方が挙げられているが、両方を統合して疾患の原理を理解するには至っていない。 申請者は、これまでに嗅覚系をモデルシステムとして『神経活動パターンが多...
❏武器甲虫をモデルとした表現型可塑性のエピゲノム制御機構の解析(15K14443)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】エピゲノム / 栄養 / 表現型可塑性 / 形態形成 / 発生 (他7件)
【概要】同じゲノムの個体が種々の表現型を示す表現型の可塑性は、生物全体に見られる現象であるが、その機構はわかっていない。本研究では、表現型可塑性が武器形質に見られる昆虫オオツノコクヌストモドキを用いて、発生時の栄養と武器形質を結びつけるエピゲノム分子機構を明らかにした。RNA-seqにより未同定のエピゲノム因子を多数同定し、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)などの遺伝子をノックダウンしたところ、大顎形質...
❏コンピュータ・シミュレーションによる心筋細胞発生過程の探究(18700290)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】内藤 泰宏 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (50327714)
【キーワード】コンピュータ・シミュレーション / 心筋細胞 / 発生過程 / 遺伝子発現 / 数理モデル (他10件)
【概要】複雑な多細胞生物は、さまざまな遺伝子発現パターンによって、ひとつのゲノム情報から多彩な機能を持つ細胞を発生・分化させている。近年、生物個体を構成する空間的・時間的な発現パターンのプロファイルが大量に獲得されているが、それぞれの発現パターンの機能的意義は必ずしも明らかではない。本研究では、心筋細胞の発生過程の連続的なモデリングに取り組んだ。すでに構築していた胎生初期、胎生後期、新生仔期、成体の4段階...
【医歯薬学】歯学:RT-PCR遺伝子発現を含む研究件
❏肝細胞増殖因子HGFの新規作用:癌細胞に対する不可逆的な増殖抑制作用の分子機構(26440048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田中 利明 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40263446)
【キーワード】肝細胞増殖因子 / 細胞増殖抑制 / HepG2細胞 / 癌 / エピゲノム (他17件)
【概要】HGFによる癌抑制の研究において、研究代表者はHGFがある条件下で「不可逆的増殖抑制作用」を示すことを見つけた。一時的な細胞増殖停止が不可逆に至る機構を調べ、次項を明らかにした。 HGFで不可逆的増殖停止する肝癌細胞株HepG2において、(1)発現しているOct3/4, Sox2, Klf4(山中因子)は不可逆的停止に関与しない、(2)不可逆的増殖停止に細胞周期因子p57KIP2が係わり得る、(3...
❏プロラクチンレセプター遺伝子発現の調節機構と家畜改良への適用(06454112)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】酒井 仙吉 東京大学, 農学部, 助教授 (80114487)
【キーワード】カゼイン / 乳腺 / 泌乳 / カゼイン遺伝子 / 遺伝子発現 (他15件)
【概要】本研究では、生理的時期の異なる乳腺においてプロラクチンレセプターの遺伝子発現がどのように調節されているのかを明らかにした。泌乳のマカ-としてカゼインについても分析を行なった。最初にこれら2種類のタン白質のメッセンジヤ-RNAを測定するため、競合DNAを作成し、競合的RT-PCR法を確立した。得られた成果は以下の通りである。(1)妊娠初期まではプロラクチンとエストロゲンが促進的に、一方、プロゲステロ...
【医歯薬学】歯学:腫瘍遺伝子発現を含む研究件
❏エピゲノム修飾因子の機能解析による小児固形腫瘍の発症機構解明(16K08745)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】大喜多 肇 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50317260)
【キーワード】がん / 腎腫瘍 / 遺伝子発現 / 腫瘍 / 病理学
【概要】小児の腎腫瘍である腎明細胞肉腫では、non-canonical PRCの構成要素であるBCORの遺伝子内重複変異が特徴的である。他の肉腫等においても同遺伝子の変異や融合遺伝子が報告されている。本研究では、BCORの遺伝子内重複配列は、複数の細胞で明らかな形質転換能を示さず、腫瘍発生は、細胞環境に依存する可能性が高いと考えられた。一方、293細胞に過剰発現させると、エピジェネティクス関連分子を含む多...
❏プリオン蛋白の機能と腫瘍制御に関する研究(21580361)
【研究テーマ】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】佐伯 圭一 神戸大学, 農学研究科, 准教授 (10311630)
【キーワード】生理 / プリオン蛋白 / プリオン蛋白遺伝子 / 腫瘍 / 腫瘍細胞 (他9件)
【概要】腫瘍におけるプリオンタンパク質(PrP)の機能解明を目的として、ヌードマウスおよびテネイシンC(TNC)遺伝子欠損型ヌードマウスに移植した各種腫瘍におけるPrP遺伝子の発現について解析を行った。ヌードマウス移植腫瘍におけるPrP遺伝子発現レベルは細胞株によって様々であった。本研究では移植腫瘍実質および間質におけるPrP遺伝子発現の影響について、初めての情報を提供した。PrPの機能を解明する上で、本...
【医歯薬学】薬学:形態形成遺伝子発現を含む研究件
❏武器甲虫をモデルとした表現型可塑性のエピゲノム制御機構の解析(15K14443)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】エピゲノム / 栄養 / 表現型可塑性 / 形態形成 / 発生 (他7件)
【概要】同じゲノムの個体が種々の表現型を示す表現型の可塑性は、生物全体に見られる現象であるが、その機構はわかっていない。本研究では、表現型可塑性が武器形質に見られる昆虫オオツノコクヌストモドキを用いて、発生時の栄養と武器形質を結びつけるエピゲノム分子機構を明らかにした。RNA-seqにより未同定のエピゲノム因子を多数同定し、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)などの遺伝子をノックダウンしたところ、大顎形質...
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
【医歯薬学】薬学:1細胞解析遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子発現の時空間可視化追跡を生体試料を生かしたまま実現する技術群の創出(20K20566)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 生物発光 / 顕微鏡 / 多細胞 / バイオイメージング (他7件)
【概要】本研究の目的は、組織・オルガノイド・小動物個体など多数細胞の集合により機能発現している生体試料について、その試料を生かしたまま遺伝子発現の時空間解析を行うイメージング技術群を創出することにある。すなわち「細胞集団内において、個々の細胞における遺伝子発現のどのような時空間的特徴が、標的とする生理現象の発現における核となる細胞の生成や、その後の増殖・伝播に対する必要条件となるか?」という「問い」を設定...
❏シングルセル解析を用いた肝細胞癌の血管内腫瘍栓形成メカニズムの解明と治療法の開発(20K17605)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】國土 貴嗣 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40802921)
【キーワード】シングルセル解析 / 肝細胞癌 / 膵癌 / 血管内腫瘍栓 / シングルセルシークエンス解析 (他7件)
【概要】肝細胞癌、胆管癌、膵癌のシングルセル解析を行い、現在結果を検証中である。今後論文化を行う予定である。 ...
❏心不全発症における心筋細胞不均一性の意義(17H01560)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】小室 一成 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30260483)
【キーワード】心不全 / シングルセル解析 / 不均一性 / シングルセル生物学 / 心筋細胞不均一性 (他16件)
【概要】心不全は心臓のメカニカルストレス応答機構の破綻により発症するが、個々の心筋の応答不均一性について明らかでない。我々は、シングルセルRNA-seq・1分子RNA ISH・遺伝子改変技術・分子病理解析を統合して、マウス圧負荷心不全モデル・ヒト心不全患者の心筋細胞の不均一性を解析した。その結果、圧負荷で誘導される肥大型心筋は代償型・不全型心筋に分岐し、不全型心筋は心臓の中間層に多いことがわかった。また不...
【医歯薬学】薬学:レクチン遺伝子発現を含む研究件
❏二本鎖RNAがマガキに引き起こす急性生体防御反応の解明(22780169)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】伊藤 直樹 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教 (30502736)
【キーワード】生理 / 生体防御 / パターン認識受容体 / 病原体関連分子パターン / 二枚貝 (他14件)
【概要】近年、二枚貝にも異物を認識して生体防御反応を誘起するメカニズムが備わっていることが明らかになりつつある。本研究により、ウイルスを表現するdsRNAに対してマガキが血液中の血球数を増加させることが分かった。しかし、この反応は他の二枚貝であるアサリでは見られず、二枚貝の種によって認識メカニズムに違いがあると考えられた。また、dsRNAに対して特段の反応を示さないアサリは、dsRNA導入によるRNA干渉...
❏昆虫成虫原基の再生機構(07680795)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 薬学部, 助教授 (10201469)
【キーワード】センチニクバエ / 成虫原基 / 再生 / エクダイソン / ワモンゴキブリ (他15件)
【概要】(1) センチニクバエ成虫原基in vitro再生系における位置情報の復元 センチニクバエの成虫原基を切除した後、低濃度(2.5×10^<-8>M)のエクダイソン存在下でin vitro培養すると、切除した部分が再生する。本研究では、成虫原基の形態形成において位置情報を担うwingless遺伝子のホモログをセンチニクバエから単離しwingless遺伝子の発現部位を切除した成虫原基をin...
【医歯薬学】薬学:ストレス応答遺伝子発現を含む研究件
❏代謝ストレス応答性長鎖非コードRNAの機能(26291018)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】クロマチン / lncRNA / ヒストン修飾 / アンチセンスRNA / ノンコーディングRNA (他14件)
【概要】グルコース飢餓ストレス応答性の長鎖非コードRNA(lncRNA)とアンチセンスRNA(asRNA)の役割や動態を解析した。その結果、対になって合成されるlncRNAとasRNAの間に相反的な発現制御があること、asRNAの発現制御にはヒストンH3K4のメチル化を介したクロマチン制御が関わること、asRNAが細胞質内でリボソームと結合し、ナンセンス仲介分解系で分解されること、lncRNAの抑制・脱抑...
❏酵母脂肪酸不飽和化酵素遺伝子群の発現制御メカニズムの解明(17580060)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】梶原 将 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 助教授 (10272668)
【キーワード】脂肪酸 / 不飽和化酵素 / 遺伝子発現 / ストレス応答 / 酵母 (他6件)
【概要】酵母Saccharomyces kluyveriがどのようなストレス環境に置かれた時に脂肪酸不飽和化酵素遺伝子群(Sk-OLE1、Sk-FAD2、Sk-FAD3)の転写発現が応答するのか、そしてそれらの転写発現制御に関わるDNA領域(シス因子)はプロモーター領域上のどこに存在するのかを明らかにするために研究を行った。その成果を以下に示す。 1)S. kluyveriの3つの脂肪酸不飽和化酵素遺伝子...
【医歯薬学】薬学:インスリン遺伝子発現を含む研究件
❏オミックス解析を基盤とする栄養と遺伝子発現制御系の相互作用の解明(15380090)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】トランスクリプトミクス / ニュートリゲノミクス / プロテオミクス / アミノ酸 / 食餌タンパク質 (他14件)
【概要】食餌タンパク質の効果のトランスクリプトーム解析を進め、タンパク質栄養が脂肪組織の遺伝子発現プロファイルに及ぼす影響の解析を行った。PPARγの発現上昇などがタンパク質栄養悪化時のインスリン感受性上昇に関わっていると予想された。さらに各種動物性タンパク質の機能性の解析を試みた。一方、肝ガン培養細胞系を用いたアミノ酸欠乏の影響のトランスクリプトーム解析とさらにプロテオーム解析を行った。アミノ酸に直接応...
❏ニワトリにおけるインスリンレセプターの遺伝子発現様式の解明(08760255)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン / レセプター / 輸卵管 / 遺伝子発現 / インスリン様成長因子
【概要】既に取得済みのニワトリインスリンレセプターcDNAを用いてRNAプローブの合成を行い、solution hybridization RNase protection assay法によってニワトリのインスリンレセプターmRNAを定量する系の確立に成功した。各組織における同mRNA量を解析したところ、脳や肝臓において高い発現が見られた。ただしインスリンレセプターのmRNAの量は、良く似た構造と機能を持...
【医歯薬学】薬学:細胞・組織遺伝子発現を含む研究件
❏トレニアのシュート再生系を用いた脱分化とシュート頂分裂組織新構築の解析(17K07437)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】杉山 宗隆 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50202130)
【キーワード】トレニア / シロイヌナズナ / シュート再生 / 表皮細胞 / 脱分化 (他14件)
【概要】本研究では、茎断片の表皮細胞が脱分化・増殖し、カルス相なしに不定芽のシュート頂分裂組織(SAM)を新たに形成する、トレニアの直接シュート再生系を用い、脱分化とSAM新構築について、細胞学的解析とトランスクリプトーム解析を行った。その結果、サイトカイニンに応答した表皮細胞の核小体の発達と細胞分裂の再開、光依存の細胞増殖の活性化を経て、増殖細胞の領域化が起き、SAMが構築されることなどが明らかになった...
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
【医歯薬学】薬学:カルシウム遺伝子発現を含む研究件
❏心臓の発生分化における分子メカニズムの解明と心筋細胞分化誘導への応用(14657160)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】転写因子 / タシパク質間相互作用 / LIMタンパク / 核外移行シグナル / カルシウム (他15件)
【概要】私たちは、心筋特異的転写因子CSXと相互作用するLIMタンパクCalを同定し、CalがCSXと協調的に標的遺伝子の転写を活性化していることを報告した。今回は、CSXの転写活性に対するCalの作用機構について検討を行った。まず、CalとGal4 DNA結合ドメインとの融合タンパクはGal4結合配列を含むルシフェラーゼのレポーター遺伝子の転写活性を有意に増強させることから、Cal自身に転写活性化ドメイ...
❏配偶子および胚性幹細胞をベクタ-とする遺伝子導入動物作出に関する基礎研究(02454091)
【研究テーマ】畜産学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】豊田 裕 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90050418)
【キーワード】精子 / 胚性幹細胞 / 遺伝子導入動物 / 体外受精 / キメラ胚 (他14件)
【概要】1.配偶子による遺伝子導入のための基礎的検討.精子を経由する遺伝子導入動物作出の可能性についてマウスを用いて検討した。すなわち,DNAとしてSV40プロモ-タ-に大腸菌βガラクトシダ-ゼ遺伝子を連結したものを用い,体外受精の条件下で受精卵への導入を検査した。その結果,卵割期胚の組織化学的検査によっても,また移植後の胎子におけるDNAの分析においても,外来性DNAが導入された形跡は全く認められなかっ...
【医歯薬学】薬学:発生・分化遺伝子発現を含む研究件
❏トレニアのシュート再生系を用いた脱分化とシュート頂分裂組織新構築の解析(17K07437)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】杉山 宗隆 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50202130)
【キーワード】トレニア / シロイヌナズナ / シュート再生 / 表皮細胞 / 脱分化 (他14件)
【概要】本研究では、茎断片の表皮細胞が脱分化・増殖し、カルス相なしに不定芽のシュート頂分裂組織(SAM)を新たに形成する、トレニアの直接シュート再生系を用い、脱分化とSAM新構築について、細胞学的解析とトランスクリプトーム解析を行った。その結果、サイトカイニンに応答した表皮細胞の核小体の発達と細胞分裂の再開、光依存の細胞増殖の活性化を経て、増殖細胞の領域化が起き、SAMが構築されることなどが明らかになった...
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏長鎖ノンコーディングRNAによる葉形成の分子機構の研究(26291056)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】町田 泰則 名古屋大学, 理学研究科, 研究員(名誉教授) (80175596)
【キーワード】Arabidopsis / leaf development / linc RNA / AS2 and AS1 / gene body methylation (他17件)
【概要】我々はAS2と長鎖ノンコーディング(linc)RNAを基軸としてシロイヌナズナの葉の表・裏が形成される仕組みを研究したが、linc RNAの同定は不成功だった。一方、linc RNA と関連している次の様な研究が進んだ。1. AS2 は核小体近傍で顆粒(AS2 body)を形成する。AS2のCxxC ジンクフィンガー様配列(ZFL 配列)は、AS2 body形成と葉の発生に必要だった。2. AS2...
【医歯薬学】薬学:マウス遺伝子発現を含む研究件
❏生後発達期シナプス刈り込みのエピジェネティクスによる制御(18H04012)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】狩野 方伸 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (40185963)
【キーワード】シナプス刈り込み / 生後発達 / 小脳 / プルキンエ細胞 / 登上線維 (他8件)
【概要】生後発達期の神経系におけるシナプス刈り込みは、動物が環境に適応するために神経回路を最適化する仕組みと考えられる。シナプス刈り込みには神経の活動が必須と考えられるが、神経の活動がどのような遺伝子発現を経てシナプス刈り込みを引き起こし、永続的な神経回路の変化として固定化されるのかはよくわかっていなかった。本研究では、マウスの小脳でみられるシナプス刈り込みをモデルとして、その仕組みを追及し、これに関わる...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏骨端線における遺伝子発現の解析(18591678)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】佐藤 和毅 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60235322)
【キーワード】骨端線 / 遺伝子発現 / マウス
【概要】【目的】マウスの成長板(骨端線)における遺伝子発現を解析し、軟骨の増殖・分化で働く系とそれに含まれる遺伝子を検出した。 【方法】9齢日マウスの脛骨近位成長板の静止層、増殖層、成熟層、肥大層、各層における遺伝子の発現を調べた。層間で発現値が大きく変化する遺伝子のリストに対して、クラスター解析及びシグニチャー解析を行った。 【結果】4層間で発現の変化する遺伝子を2427個抽出し、クラスター解析により発...
【医歯薬学】薬学:神経回路遺伝子発現を含む研究件
❏神経個性を表象する神経活動パターンと遺伝子発現制御(20H00482)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】神経回路 / 嗅覚 / 神経活動 / 遺伝子発現 / 発達 (他7件)
【概要】マウスの嗅覚系では、匂いを受容する嗅覚受容体が神経回路形成時にも重要な役割を果たすことが知られている。嗅覚神経細胞で発現するたった一種類の嗅覚受容体分子は、神経活動を介して様々な軸索選別分子の発現を制御することを通じて、軸索と呼ばれる神経突起を適切な箇所へとガイドする。本年度は、細胞ごとに異なる神経活動の時間変化パターンがどのように異なる軸索選別分子の発現パターンへと変換されるのかを明らかにするた...
❏神経活動依存的な遺伝子発現誘導とシナプス構築の分子機構(19300107)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】能瀬 聡直 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30260037)
【キーワード】シナプス / ショウジョウバエ / 転写因子 / グルタミン酸受容体 / マイクロアレイ (他12件)
【概要】マイクロアレイ技術を用い、ショウジョウバエの神経筋シナプスにおいて、シナプス形成の前後や有無に対応したシナプス後細胞(筋肉細胞)での遺伝子発現の変化を検出することにより、シナプス形成・成熟過程において誘導される遺伝子を系統的にスクリーニングし、さらに機能を調べた。その結果、神経支配により発現が抑制される遺伝子のひとつである、転写因子longitudinals lacking(lola)が、筋肉にお...
【医歯薬学】薬学:ミトコンドリア遺伝子発現を含む研究件
❏カロリー制限によるミトコンドリア機能制御機構の解明(22590814)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】新村 健 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70206332)
【キーワード】カロリー制限 / 心筋虚血 / 心保護 / 電子伝達系 / 脱アセチル化 (他14件)
【概要】カロリー制限(以下CR)は、強力な虚血心筋保護効果を発揮する。我々は、CRは特定のミトコンドリア蛋白の脱アセチル化修飾を介して虚血ストレス時の活性酸素種産出を軽減し、心保護効果を発揮する可能性を見出した。このミトコンドリア蛋白修飾は、sirtuin familyによりもたらされていると推測された。次に我々は、心筋細胞特異的SIRT1欠損マウスを作製し、CR効果の発現には心筋細胞のSIRT1が必須で...
❏回虫ミトコンドリア遺伝子の選択的発現機構(06454198)
【研究テーマ】寄生虫学(含医用動物学)
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】北 潔 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (90134444)
【キーワード】ミトコンドリア / 遺伝子発現 / 適応進化 / コハク酸脱水素酵素 / フマル酸還元酵素 (他9件)
【概要】生物は独立した生命を持ち,独自の生活を学んでいるが,一方他の生物と深い関わりを保ちつつ生存している。寄生現象もこの様な関係のひとつと考えられ,自由生活型の祖先から出発し,寄生生活に移行してからの進化の過程において宿主内に環境に適応し,宿主特異性や臓器特異性をそなえた種々の寄生虫が成立したと考えられる。この点から寄生虫は真核生物における適応現象の研究を進めるうえで極めて良い研究対象であり,とくにエネ...
【医歯薬学】薬学:メチル化遺伝子発現を含む研究件
❏現代人の生理機能とゲノム解析から探る寒冷適応能と免疫機能の共進化(17H01453)
【研究テーマ】応用人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】綿貫 茂喜 九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (00158677)
【キーワード】生理的多型 / 遺伝的多型 / 遺伝子発現 / メチル化 / 環境適応 (他10件)
【概要】本研究は寒冷適応能と免疫機能の関連、現代人の体温調節等の生理反応と種々の免疫反応、及びゲノム・エピゲノム解析から明らかにすることを目的とした。寒冷環境の1つである高地環境において、低酸素状態と炎症反応は関連があることが知られているが、低圧低酸素曝露によってどのような免疫反応の変化が生じるのかについては十分に明らかでない。そこで、低圧低酸素時の血液成分と免疫系指標の曝露前後の変化を検討した。その結果...
❏ノンコーディングRNAに着眼した家畜卵胞発育のエピゲノム制御機構の解明(16H05017)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 昌之 広島大学, 生物圏科学研究科, 教授 (20314742)
【キーワード】卵巣 / エピゲノム / 顆粒層細胞 / 遺伝子発現 / クロマチン構造 (他15件)
【概要】卵胞発育過程の顆粒層細胞における大規模なDNA脱メチル化が,細胞増殖とレチノイン酸依存的に誘導されることを明らかとした.この脱メチル化が発火点となり,ヒストンH3アセチル化が生る結果,クロマチン構造変化が誘導され,遺伝子発現が誘起されることも示した.この変化に必須な顆粒層細胞の増殖は,個体の加齢に伴う卵巣間質の線維化により抑制されること,顆粒層細胞内のミトコンドリア活性化が必要であることも明らかと...
❏核分葉と遺伝子発現調節の関係:好中球およびATL細胞を利用した研究(23659485)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】北村 俊雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (20282527)
【キーワード】好中球 / ATL / エピジェネティクス / メチル化 / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】HTLV-1感染細胞が成人T細胞白血病・リンパ腫の腫瘍細胞へ多段階のステップを経て進展して行く過程を細胞表面のCD7、および癌抑制遺伝子産物であるCADM1の発現量の変化で解析できることを明らかにし、遺伝子のメチル化の網羅的解析の結果、この過程の変化は遺伝子のメチル化によって制御されていることが示唆された。腫瘍化の中間段階の細胞は無症候性キャリアの段階からすでに出現していた。 ...
【医歯薬学】薬学:代謝遺伝子発現を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏長寿変異マウスを用いた老化の分子機構の解明(17H01537)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / SASP / RNA結合タンパク質 / 転写後調節 / 寿命 (他9件)
【概要】我々は、RNA結合蛋白質Mex3Bの欠損マウスが野生型と比較して寿命が優位に延長し、さらに細胞老化も阻害されていることを見出した。近年、細胞老化(senescence)と個体の老化を結びつける現象としてSASP(老化した細胞がサイトカイン、成長因子、細胞外基質など多種の蛋白質を細胞外に放出する現象)が注目されている。本研究 において、我々はMex3BがSASPにおいて細胞外放出されるタンパク質群の...
❏悪性脳腫瘍の光線力学診断法:分子機構の解明と診断への応用(23650619)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】石川 智久 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 上級研究員 (60193281)
【キーワード】悪性脳腫瘍 / 光線力学診断 / 光線力学治療 / 5-アミノレブリン酸(ALA) / ポルフィリン (他19件)
【概要】5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた悪性脳腫瘍の光線力学診断の分子機構を解明し、その臨床応用を目指した。正常脳と脳腫瘍とを差別化するバイオマーカーを探索した結果、ALA取り込みに関与するPEPT、プロトポルフィリンIXの排出に関与するABCGが重要なファクターであることを発見した。一方、転写因子Nrf2がABCG2遺伝子の発現を誘導する重要なファクターであり、その遺伝子のSNP (-617C&g...
【医歯薬学】薬学:大腸菌遺伝子発現を含む研究件
❏外来塩基配列による翻訳促進効果を利用した大腸菌タンパク質発現系の革新と原理の解明(19K15809)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】近藤 興 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (50728293)
【キーワード】大腸菌 / 物質生産 / 翻訳促進 / 遺伝子発現 / 翻訳 (他9件)
【概要】本研究では,研究代表者らが先に見出した「外来の塩基配列によって翻訳が促進される現象(TED)」のメカニズムの解明に取り組んだ。まず,TEDの影響下にある遺伝子の転写産物の量に着目し,レポーター遺伝子のmRNA量を調べた。その結果,対照と比べて数倍程度多かった。さらに,試験管内において TEDの再現を得る方法の検討を行った。その結果,大腸菌由来リボソームなどの精製した分子群を用いることでその再現に成...
❏細菌型sRNAにおけるHfq結合領域の構造原理の解明(17KK0146)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2021
【研究代表者】森田 鉄兵 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任講師 (10444366)
【キーワード】小分子RNA / 遺伝子発現 / 転写終結 / Hfq / 細菌 (他10件)
【概要】sRNAの機能構造や合成機構の原理の解明を目的として、sRNAの転写終結の解析や転写終結を制御する遺伝因子の探索を行った。sRNAの1つであるSgrSの転写終結を用いたスクリーニングにより、sRNAの転写終結やその制御系を破綻させる新規因子を同定した。これにより、sRNAの転写終結がsRNA制御系の新たな調節階層であるという概念を提示する。さらに、新規因子の1つであるCspDの過剰発現下で、転写伸...
❏変異に対して頑強なゲノムの進化的構築(15KT0078)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2019-03-31
【研究代表者】津留 三良 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任助教 (80594506)
【キーワード】ゲノム / 変異 / 遺伝子 / 遺伝子発現 / ゆらぎ (他10件)
【概要】本研究では、高頻度に変異が生じる条件で大腸菌を長期間培養し、蓄積したゲノム変異を解析した。得られた数千個の変異を解析した結果、ストレス応答に関わる遺伝子群に変異が集中しやすいことが分かった。また、増殖低下の要因は、有害変異の蓄積だけではなく、変異率増加そのものに起因することを突き止めた。さらに、変異は任意の塩基配列に完全にランダムに生じるのではなく、数塩基で構成される特定の塩基配列のモチーフに生じ...
【医歯薬学】薬学:ヒストン修飾遺伝子発現を含む研究件
❏代謝ストレス応答性長鎖非コードRNAの機能(26291018)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】クロマチン / lncRNA / ヒストン修飾 / アンチセンスRNA / ノンコーディングRNA (他14件)
【概要】グルコース飢餓ストレス応答性の長鎖非コードRNA(lncRNA)とアンチセンスRNA(asRNA)の役割や動態を解析した。その結果、対になって合成されるlncRNAとasRNAの間に相反的な発現制御があること、asRNAの発現制御にはヒストンH3K4のメチル化を介したクロマチン制御が関わること、asRNAが細胞質内でリボソームと結合し、ナンセンス仲介分解系で分解されること、lncRNAの抑制・脱抑...
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングの調節機構について(17380166)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (20175160)
【キーワード】卵 / 初期胚 / 遺伝子発現 / リプログラミング / ヒストン (他9件)
【概要】本研究では、受精前後における遺伝子発現リプログラミング機構の解明のため、次のような研究ステップを計画した。 1.リアルタイムに発現している遺伝子プロファイルの作成 2.転写制御機構の解析-転写因子・エピジェネティックな修飾 3.RNAiによる機能解析 以下にこの計画に沿った研究成果の概略を記す。 1.1細胞期胚にBrUTPを導入し、一定時間内にこれを取り込んだmRNAを抗BrU抗体で単離した後、こ...
【医歯薬学】薬学:肝細胞がん遺伝子発現を含む研究件
❏シングルセル解析を用いた肝細胞癌の血管内腫瘍栓形成メカニズムの解明と治療法の開発(20K17605)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】國土 貴嗣 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40802921)
【キーワード】シングルセル解析 / 肝細胞癌 / 膵癌 / 血管内腫瘍栓 / シングルセルシークエンス解析 (他7件)
【概要】肝細胞癌、胆管癌、膵癌のシングルセル解析を行い、現在結果を検証中である。今後論文化を行う予定である。 ...
❏肝癌治療抵抗性を規定する幹細胞特性のエピゲノム制御解析(15K08987)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】永江 玄太 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (10587348)
【キーワード】肝細胞癌 / 幹細胞性 / シングルセル解析 / エピゲノム解析 / 癌幹細胞 (他7件)
【概要】FACSにより濃縮した肝細胞癌幹細胞様分画の遺伝子解析を行い、幹細胞様分画の特徴的な遺伝子発現プロファイルを明らかにした。すでに他癌種の癌幹細胞に高発現している特徴的な表面マーカー遺伝子は必ずしも発現しておらず、本細胞株での幹細胞様分画に特徴的な表面マーカーが存在することも明らかとなった。シングルセル解析では、個々の細胞の発現レベルにはかなり不均一性が存在することが明らかになり、細胞周期による発現...
【医歯薬学】薬学:慢性関節リウマチ遺伝子発現を含む研究件
❏包括的アプローチによる自己免疫疾患感受性遺伝子の解析(11470505)
【研究テーマ】人類遺伝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】土屋 尚之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60231437)
【キーワード】全身性エリテマトーデス / 慢性関節リウマチ / Crohn病 / 遺伝子多型 / 遺伝子発現 (他24件)
【概要】慢性関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、Crohn病の病因、病態を、ゲノム研究のアプローチを用いて検討した。 まず、過去に系統的な多型スクリーニングが施行されていなかった遺伝子(TNFR2,FCGR2B, CD28,CTLA-4,CD80, CD86,CD22,SHP-1,CCR3,CCR4,CXCR1,CXCR2,CXCR3,BLYS, BCMA, OX4OL, NKG2A,...
❏分子遺伝学的アプローチによるクローン病感受性遺伝子同定の試み(10877087)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1998
【研究代表者】土屋 尚之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60231437)
【キーワード】Crohn病 / differential display / 遺伝子発現 / 慢性関節リウマチ / 全身性エリテマトーデス
【概要】1. Crohn病腸管の病変部において特徴的に発現する遺伝子を検索する目的で、Differential Display法による検討を行っている。社会保険中央総合病院大腸肛門科・同院病理部の協力を得て、Crohn病腸管切除標本5例を採取し、病変部と非病変部それぞれからRNAを抽出した。種々の配列を持つ任意プライマーを用いたPCRにより複数のcDNA断片を同時に増幅し、ゲル電気泳動で展開後、病変部と非...
【医歯薬学】薬学:がん幹細胞遺伝子発現を含む研究件
❏肝癌治療抵抗性を規定する幹細胞特性のエピゲノム制御解析(15K08987)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】永江 玄太 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (10587348)
【キーワード】肝細胞癌 / 幹細胞性 / シングルセル解析 / エピゲノム解析 / 癌幹細胞 (他7件)
【概要】FACSにより濃縮した肝細胞癌幹細胞様分画の遺伝子解析を行い、幹細胞様分画の特徴的な遺伝子発現プロファイルを明らかにした。すでに他癌種の癌幹細胞に高発現している特徴的な表面マーカー遺伝子は必ずしも発現しておらず、本細胞株での幹細胞様分画に特徴的な表面マーカーが存在することも明らかとなった。シングルセル解析では、個々の細胞の発現レベルにはかなり不均一性が存在することが明らかになり、細胞周期による発現...
❏悪性脳腫瘍の光線力学診断法:分子機構の解明と診断への応用(23650619)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】石川 智久 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 上級研究員 (60193281)
【キーワード】悪性脳腫瘍 / 光線力学診断 / 光線力学治療 / 5-アミノレブリン酸(ALA) / ポルフィリン (他19件)
【概要】5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた悪性脳腫瘍の光線力学診断の分子機構を解明し、その臨床応用を目指した。正常脳と脳腫瘍とを差別化するバイオマーカーを探索した結果、ALA取り込みに関与するPEPT、プロトポルフィリンIXの排出に関与するABCGが重要なファクターであることを発見した。一方、転写因子Nrf2がABCG2遺伝子の発現を誘導する重要なファクターであり、その遺伝子のSNP (-617C&g...
【医歯薬学】薬学:神経分化遺伝子発現を含む研究件
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
❏Lhx2非依存的に発現するマウス嗅覚受容体多重遺伝子の発現制御機構の解明(20570208)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】遺伝子発現調節 / 嗅覚受容体多重遺伝子 / 嗅覚 / 嗅覚受容体 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】マウス嗅覚受容体(odorant receptor:OR)遺伝子の発現制御機構の解明を目的とし、OR遺伝子の発現制御に関与する因子の探索と発現制御領域同定のためのトランスジェニックマウスの作成を行った。その結果、OR遺伝子発現に関与すると考えられる制御因子を新たに同定した。また発現制御領域の同定のためのトランスジーンコンストラクトを作成し、現在までに複数のトランスジェニックマウス系統を得ている。今...
❏嗅覚受容体遺伝子発現制御におけるLIMホメオドメイン型転写因子Lhx2の機能解析(18570206)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】廣田 順二 大阪府立大学, 理学系研究科, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 遺伝子発現 / 転写因子 / トランスジェニック (他7件)
【概要】ヒトやマウスの嗅覚神経系は、嗅覚受容体(odorant receptor:OR)によって数十万もの匂い分子を識別している。OR遺伝子はゲノム上最大の遺伝子ファミリーを形成する多重遣伝子であり、その総数はマウスにおいて約千個に及び、全遣伝子の5%を占める。嗅神経細胞におけるOR遺伝子の発現は、免疫系の抗原受容体遺伝子と同様に、1つの細胞で1種類の遺伝子が、対立遺伝子の一方からのみ発現するという極めて...
【医歯薬学】薬学:共培養遺伝子発現を含む研究件
❏複合培養における放線菌二次代謝遺伝子プロモーターの活性化機構(26850044)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浅水 俊平 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (90709057)
【キーワード】放線菌 / ミコール酸含有細菌 / 二次代謝 / 共培養 / 微生物間相互作用 (他12件)
【概要】放線菌の二次代謝産物は医薬・農薬として利用されている。放線菌ゲノム解析から潜在的二次代謝遺伝子群が一菌株に20~40個存在する明らかになっている。本研究では放線菌に眠っている二次代謝遺伝子を覚醒させる手法として、放線菌とミコール酸含有細菌との共培養(複合培養)法に注目した。本課題では二次代謝遺伝子の活性化機構を明らかにするために、生産量が増大することが明らかになったゴードスポリンの生合成遺伝子に注...
❏複合培養系の統合深化による新奇抗生物質の探索(25292046)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾仲 宏康 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80315829)
【キーワード】複合培養 / 生合成 / 放線菌 / 抗生物質 / 共培養 (他13件)
【概要】現在市販されている抗生物質の約半分は微生物が生産する。ペニシリンの発見以来人類は様々な抗生物質を微生物の培養液から求めている。本研究では複合培養という手法により、抗生物質を生産する微生物(放線菌)が他の微生物(ミコール酸含有細菌)によって刺激を受けることにより、放線菌が生産する抗生物質の種類が増えることが明らかとなったため、この現象がどのようなメカニズムで行われるのか、また、複合培養によって新たな...
❏心臓の発生分化における分子メカニズムの解明と心筋細胞分化誘導への応用(14657160)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】転写因子 / タシパク質間相互作用 / LIMタンパク / 核外移行シグナル / カルシウム (他15件)
【概要】私たちは、心筋特異的転写因子CSXと相互作用するLIMタンパクCalを同定し、CalがCSXと協調的に標的遺伝子の転写を活性化していることを報告した。今回は、CSXの転写活性に対するCalの作用機構について検討を行った。まず、CalとGal4 DNA結合ドメインとの融合タンパクはGal4結合配列を含むルシフェラーゼのレポーター遺伝子の転写活性を有意に増強させることから、Cal自身に転写活性化ドメイ...
【医歯薬学】薬学:大腸がん遺伝子発現を含む研究件
❏新規ブロモドメイン含有タンパク質を標的とした新たな大腸がん治療戦略(17K07214)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山口 貴世志 東京大学, 医科学研究所, 特任講師 (50466843)
【キーワード】大腸がん / 分子標的治療 / エピジェネティクス / ブロモドメイン / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】我々はこれまでに、ブロモドメインタンパク質ファミリーに属するBRD8が腫瘍組織で発現増加していることや、BRD8が調節する遺伝子群を明らかにしてきたが、その主要な機能ドメインであるブロモドメインについては不明な点が多かった。本研究において、細胞内でBRD8がヒストンタンパク質と相互作用すること、さらに既に開発されているブロモドメイン阻害剤(BETファミリー阻害剤)に対して感受性を示さないことが明ら...
❏新規ブロモドメインタンパクのエピジェネティックリーダー機能の解析と癌細胞での役割(26860206)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】山口 貴世志 東京大学, 医科学研究所, 特任講師 (50466843)
【キーワード】分子標的治療 / 大腸がん / 遺伝子発現 / エピジェネティクス / ゲノム
【概要】大腸がんで発現亢進を認めるブロモドメインタンパク質BRD8は、エピジェネティックな遺伝子発現調節に深く関わっているものと考えられるが、その標的となる遺伝子は明らかになっていない。本研究では遺伝子発現データ、ChIP-seqデータ、さらにChIA-PETデータを統合解析することにより、BRD8が直接制御する49遺伝子を同定した。この遺伝子群には、がんの発生や進展に関わる重要なシグナル経路を制御する遺...
❏遺伝子発現解析によるStage II大腸癌再発ハイリスク例の選別法の確立(21591733)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】石原 聡一郎 帝京大学, 医学部, 講師 (00376443)
【キーワード】大腸癌 / ハイリスク / 術後補助化学療法 / DNAマイクロアレイ / 遺伝子発現
【概要】Stage II大腸癌の外科治療後の再発の有無を大腸癌組織の遺伝子発現により予測することを目的とした。Stage II大腸癌80例をトレーニングセットとして、再発した症例と再発しなかった症例間で発現の差のあった遺伝子群をマイクロアレイおよびRT-PCRにて解析し、最終的に8遺伝子による予測式を作成した。独立した24例のテストセットで再発の有無の予測を行った結果、予測精度は63%であった。 ...
【医歯薬学】薬学:システム生物学遺伝子発現を含む研究件
❏非平衡定理に基づく非定常な遺伝子発現系の統計解析(25870171)
【研究テーマ】ソフトコンピューティング
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】長谷川 禎彦 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (20512354)
【キーワード】遺伝子発現 / 確率過程 / 概日時計 / システム生物学 / 生物物理 (他6件)
【概要】本研究課題では,非定常状態における遺伝子発現系を非平衡統計力学理論に基づいて統計解析することを目的としていた.非平衡理論に基づいた解析手法を開発することで,外部からの変動のある系,振動現象を生じる系,外在ゆらぎの影響を受ける系などの遺伝子発現系の解析を行った.振動現象の解析では,ゆらぎに対するロバスト性と外部信号に対する感度の両方を両立する条件を探り,現存の体内時計が満たしていることを明らかにした...
❏コンピュータ・シミュレーションによる心筋細胞発生過程の探究(18700290)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】内藤 泰宏 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (50327714)
【キーワード】コンピュータ・シミュレーション / 心筋細胞 / 発生過程 / 遺伝子発現 / 数理モデル (他10件)
【概要】複雑な多細胞生物は、さまざまな遺伝子発現パターンによって、ひとつのゲノム情報から多彩な機能を持つ細胞を発生・分化させている。近年、生物個体を構成する空間的・時間的な発現パターンのプロファイルが大量に獲得されているが、それぞれの発現パターンの機能的意義は必ずしも明らかではない。本研究では、心筋細胞の発生過程の連続的なモデリングに取り組んだ。すでに構築していた胎生初期、胎生後期、新生仔期、成体の4段階...
【医歯薬学】薬学:遺伝子発現を含む研究件
❏魚類の性差を生み出す脳内メカニズムの解明(21880017)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】大久保 範聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10370131)
【キーワード】性差 / メダカ / 脳 / 魚類 / 遺伝子発現
【概要】魚類の性差を生み出す脳内メカニズムを明らかにするため、メダカの脳において性特異的に発現する遺伝子の機能解析を行った。遺伝子産物の他、アンタゴニストや特異抗体の投与による行動の変化を解析し、着目した遺伝子のうちのいくつかが性特異的な行動に関与するという予備的データを得ることができた。ただ、確定的なデータを得るまでには至っていない。また、着目した遺伝子のいくつかについて、その転写産物と翻訳産物の脳内で...
❏魚類の脳内で性特異的に発現する遺伝子の探索(17780159)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】大久保 範聡 基礎生物学研究所, 生殖生物学研究部門, 助教 (10370131)
【キーワード】メダカ / 性差 / 性的可逆性 / 脳 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】魚類の脳は生涯にわたり、性的可逆性をもち、外的・内的要因により、容易にその性が逆転し得るという興味深い特徴をもつ。そのような魚類の脳については、古くから多くの関心が集められてきたが、なぜ、魚類の脳が性的可逆性をもつのかについての分子メカニズムは全く明らかとなっていない。そればかりか、そもそも魚類の脳に性差があるのかといった基本的なことさえもはっきりしていないのが現状であった。そこで本研究では、メダ...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【医歯薬学】薬学:神経科学遺伝子発現を含む研究件
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏大脳皮質神経細胞の運命決定機構の解明(24500394)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / ニューロン / 分化 / 遺伝子発現 / 大脳新皮質 (他9件)
【概要】知覚や随意運動などの高次の機能を担う大脳の新皮質は、発生の過程で神経幹細胞が経時的に異なるニューロンを生み出すことで6層の構造を形成する。本研究では大脳皮質の形成原理を理解するために、神経幹細胞からニューロンへの分化の過程で作動する遺伝子プログラムに焦点をあて、層特異的なニューロンの分化機構について解析を行った。まずマウスの大脳皮質において各層の神経前駆細胞に発現する遺伝子群を網羅的に同定し、これ...
【医歯薬学】薬学:自然免疫遺伝子発現を含む研究件
❏二本鎖RNAがマガキに引き起こす急性生体防御反応の解明(22780169)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】伊藤 直樹 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教 (30502736)
【キーワード】生理 / 生体防御 / パターン認識受容体 / 病原体関連分子パターン / 二枚貝 (他14件)
【概要】近年、二枚貝にも異物を認識して生体防御反応を誘起するメカニズムが備わっていることが明らかになりつつある。本研究により、ウイルスを表現するdsRNAに対してマガキが血液中の血球数を増加させることが分かった。しかし、この反応は他の二枚貝であるアサリでは見られず、二枚貝の種によって認識メカニズムに違いがあると考えられた。また、dsRNAに対して特段の反応を示さないアサリは、dsRNA導入によるRNA干渉...
❏DNA認識分子による自然免疫系の活性化及び免疫応答調節機構(19209016)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】谷口 維紹 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50133616)
【キーワード】自然免疫 / 核酸認識受容体 / インターフェロン / シグナル伝達 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】最近我々が新規に同定した細胞質内DNAセンサー分子、DAI(DNA-dependent activator of IRFs)の細胞質内DNAによる活性化機構について詳細な解析を行い、DAIタンパク内の新規DNA認識ドメインやDNA依存性の自然免疫応答惹起に重要なリン酸化修飾サイトを明らかとした。またin vivoにおいてさらに詳細に生理的機能を解析するため、Dai遺伝子欠損マウスを作製した。このマ...
【医歯薬学】薬学:受容体遺伝子発現を含む研究件
❏フロン代替物質神経毒性の分子・細胞標的解析と中枢神経障害バイオマーカーの確立(19390160)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】市原 学 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90252238)
【キーワード】ブロモプロパン / 神経毒性 / バイオマーカー / フロン代替物質 / 分子標的 (他13件)
【概要】脳の各部位中では海馬と大脳皮質において1-ブロモプロパン曝露による神経伝達物質遺伝子発現への影響が大きいことがわかった。3系統のマウスおよびNrf2ノックアウトマウスを用いた実験により、曝露に対する感受性には、CYPIIE1、グルタチオン系が寄与し、酸化ストレスが毒性作用と関係していることが明らかにされた。また、蛋白中システインが分子標的の一つであることが付加物解析により明らかとなった。 ...
❏ニワトリにおけるインスリンレセプターの遺伝子発現様式の解明(08760255)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン / レセプター / 輸卵管 / 遺伝子発現 / インスリン様成長因子
【概要】既に取得済みのニワトリインスリンレセプターcDNAを用いてRNAプローブの合成を行い、solution hybridization RNase protection assay法によってニワトリのインスリンレセプターmRNAを定量する系の確立に成功した。各組織における同mRNA量を解析したところ、脳や肝臓において高い発現が見られた。ただしインスリンレセプターのmRNAの量は、良く似た構造と機能を持...
❏鶏インスリン様成長因子Iとそのレセプターの遺伝子発現の栄養状態による調節(06760240)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】加藤 久典 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)
【キーワード】インスリン様成長因子 / レセプター / 栄養生化学 / 遺伝子発現
【概要】1週齢あるいは4週齢の兼用種雄鶏を用いて、IGF-IおよびIGF-IレセプターのmRNA量に対する絶食および再給餌の影響を調べた。対照群(12%カゼイン食自由摂取)と5日間絶食群より様々な組織を摘出し、これらからRNAを調製し、Solution hybridization/RNase protection assayを行って、ニワトリIGF-Iおよび同レセプターのmRNA量を解析した。4週齢では、...
【医歯薬学】薬学:アミノ酸遺伝子発現を含む研究件
❏栄養応答におけるマイクロRNAの役割を探る(24658118)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】マイクロRNA / アミノ酸 / タンパク質栄養 / 遺伝子発現 / ロイシン (他11件)
【概要】マイクロRNA(miRNA)は、タンパク質に翻訳されない小さなRNAであり、様々なmRNAに作用して遺伝子の発現を制御する。栄養条件の変化により量が変わるmiRNAを探索する目的で、アミノ酸のひとつロイシン欠乏に応答するmiRNAをDNAマイクロアレイにより調べたところ、miR-149*の増加に着目した。また、低タンパク質食に応答するmiR-203の量を培養細胞において人工的に増減させたところ、そ...
❏オミックス解析を基盤とする栄養と遺伝子発現制御系の相互作用の解明(15380090)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】トランスクリプトミクス / ニュートリゲノミクス / プロテオミクス / アミノ酸 / 食餌タンパク質 (他14件)
【概要】食餌タンパク質の効果のトランスクリプトーム解析を進め、タンパク質栄養が脂肪組織の遺伝子発現プロファイルに及ぼす影響の解析を行った。PPARγの発現上昇などがタンパク質栄養悪化時のインスリン感受性上昇に関わっていると予想された。さらに各種動物性タンパク質の機能性の解析を試みた。一方、肝ガン培養細胞系を用いたアミノ酸欠乏の影響のトランスクリプトーム解析とさらにプロテオーム解析を行った。アミノ酸に直接応...
【医歯薬学】薬学:リプログラミング遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子発現リプログラミングへのクロマチン構造とヒストン変異体の関与について(21H04752)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2024-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / 1細胞期胚 / 未受精卵 / ヒストン変異体 / リプログラミング (他7件)
【概要】受精前後において、分化した卵から全能性を持つ受精卵へと変化するが、その際に大規模なクロマチン構造の変化を伴う遺伝子発現のリプログラミングが起こる。一方、クロマチンを構成するコアヒストンおよびリンカーヒストンには様々な変異体が存在し、それらがクロマチン構造および遺伝子発現の調節に大きく関わっていることが知られている。そこで本研究では、ヒストン変異体に着目し、遺伝子発現リプログラミングを調節するメカニ...
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングへのヒストン変異体の関与について(18H03970)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20175160)
【キーワード】遺伝子発現リプログラミング / ヒストン変異体 / 初期胚 / 卵 / クロマチン構造 (他12件)
【概要】受精前後において遺伝子発現リプログラミングが起こるが、本研究ではヒストン変異体の動態に着目し、そのメカニズムの解明を目指した。 研究の成果として、受精直後のマウス1細胞期胚において、H3変異体においてはH3.1/H3.2が極端に少なく、ほぼH3.3のみがクロマチンに存在し、またH2A変異体についてはH2A.XとTH2Aのみが多く存在していることが明らかとなった。ノックダウン/アウトおよび過剰発現に...
❏受精前後における遺伝子発現リプログラミングの調節機構について(17380166)
【研究テーマ】応用動物科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】青木 不学 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (20175160)
【キーワード】卵 / 初期胚 / 遺伝子発現 / リプログラミング / ヒストン (他9件)
【概要】本研究では、受精前後における遺伝子発現リプログラミング機構の解明のため、次のような研究ステップを計画した。 1.リアルタイムに発現している遺伝子プロファイルの作成 2.転写制御機構の解析-転写因子・エピジェネティックな修飾 3.RNAiによる機能解析 以下にこの計画に沿った研究成果の概略を記す。 1.1細胞期胚にBrUTPを導入し、一定時間内にこれを取り込んだmRNAを抗BrU抗体で単離した後、こ...
【医歯薬学】薬学:核酸遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子調節領域のATクラスター部位を認識・変換する金属錯体(08877339)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996
【研究代表者】塩谷 光彦 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (60187333)
【キーワード】遺伝子発現 / 金属錯体 / 分子認識 / 核酸 / 遺伝子調節領域 (他7件)
【概要】蛋白質は、α-ヘリックス、β-シートなどの特殊な構造部位によりDNAの特定位置に結合するが、このような相互作用は通常タンパク質全体の高次構造を必要とする。申請者は、DNA結合性金属錯体をオリゴペプチドに担持することによりDNA上でオリゴペプチドの折れたたみが誘起され、三者による超分子が形成されると考えた。本研究では、DNAの特定部位に相補的なオリドペプチド-金属錯体を合成し、DNAとの相互作用を種...
❏遺伝子発現制御を指向した核酸認識・変換能をもつ金属錯体の創製(08457623)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】塩谷 光彦 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (60187333)
【キーワード】遺伝子発現制御 / 金属錯体 / 錯体化学 / 核酸 / 遺伝子発現 (他10件)
【概要】チミン塩基に選択的に結合する亜鉛サイクレン錯体と、ウイルスDNAの転写領域に存在するTATAboxを含む19mer二本鎖DNAをはじめとする、数種の直線型およびヘアピン型オリゴマーDNAとの相互作用を詳細に調べた。ATリッチな配列を含む二本鎖DNAオリゴマーに対して亜鉛錯体を添加すると、濃度依存的にDNA二本鎖構造体が不安定化し、その融解温度が低下することが判明した。一方、銅およびニッケル錯体の場...
【医歯薬学】薬学:分化遺伝子発現を含む研究件
❏大脳皮質神経細胞の運命決定機構の解明(24500394)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / ニューロン / 分化 / 遺伝子発現 / 大脳新皮質 (他9件)
【概要】知覚や随意運動などの高次の機能を担う大脳の新皮質は、発生の過程で神経幹細胞が経時的に異なるニューロンを生み出すことで6層の構造を形成する。本研究では大脳皮質の形成原理を理解するために、神経幹細胞からニューロンへの分化の過程で作動する遺伝子プログラムに焦点をあて、層特異的なニューロンの分化機構について解析を行った。まずマウスの大脳皮質において各層の神経前駆細胞に発現する遺伝子群を網羅的に同定し、これ...
❏心臓の発生分化における分子メカニズムの解明と心筋細胞分化誘導への応用(14657160)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】小室 一成 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30260483)
【キーワード】転写因子 / タシパク質間相互作用 / LIMタンパク / 核外移行シグナル / カルシウム (他15件)
【概要】私たちは、心筋特異的転写因子CSXと相互作用するLIMタンパクCalを同定し、CalがCSXと協調的に標的遺伝子の転写を活性化していることを報告した。今回は、CSXの転写活性に対するCalの作用機構について検討を行った。まず、CalとGal4 DNA結合ドメインとの融合タンパクはGal4結合配列を含むルシフェラーゼのレポーター遺伝子の転写活性を有意に増強させることから、Cal自身に転写活性化ドメイ...
【医歯薬学】薬学:細胞遺伝子発現を含む研究件
❏RNA可視化法と発光イメージング法に基づく生細胞遺伝子発現時空間解析法の創出(19H02745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】バイオイメージング / 生物発光 / RNA / 細胞 / 遺伝子発現
【概要】本研究は生きたままの培養細胞試料を対象に、細胞サイズより高い解像度で特定の遺伝子発現の時空間プロファイルを可視化追跡する手法の開発を目指している。この目的のために、2019年度までにRNA定量発光プローブの設計と開発を行った。2020年度には生きた培養細胞内における本プローブの性能評価を行った。 本プローブは変異RNA結合タンパク質ドメインmPUMと発光タンパク質NLucの二分割体からなる。標的R...
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
【医歯薬学】薬学:分子認識遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子調節領域のATクラスター部位を認識・変換する金属錯体(08877339)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996
【研究代表者】塩谷 光彦 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (60187333)
【キーワード】遺伝子発現 / 金属錯体 / 分子認識 / 核酸 / 遺伝子調節領域 (他7件)
【概要】蛋白質は、α-ヘリックス、β-シートなどの特殊な構造部位によりDNAの特定位置に結合するが、このような相互作用は通常タンパク質全体の高次構造を必要とする。申請者は、DNA結合性金属錯体をオリゴペプチドに担持することによりDNA上でオリゴペプチドの折れたたみが誘起され、三者による超分子が形成されると考えた。本研究では、DNAの特定部位に相補的なオリドペプチド-金属錯体を合成し、DNAとの相互作用を種...
❏遺伝子発現制御を指向した核酸認識・変換能をもつ金属錯体の創製(08457623)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】塩谷 光彦 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (60187333)
【キーワード】遺伝子発現制御 / 金属錯体 / 錯体化学 / 核酸 / 遺伝子発現 (他10件)
【概要】チミン塩基に選択的に結合する亜鉛サイクレン錯体と、ウイルスDNAの転写領域に存在するTATAboxを含む19mer二本鎖DNAをはじめとする、数種の直線型およびヘアピン型オリゴマーDNAとの相互作用を詳細に調べた。ATリッチな配列を含む二本鎖DNAオリゴマーに対して亜鉛錯体を添加すると、濃度依存的にDNA二本鎖構造体が不安定化し、その融解温度が低下することが判明した。一方、銅およびニッケル錯体の場...
【医歯薬学】薬学:エストロゲン遺伝子発現を含む研究件
❏甲状腺ホルモンを介する脳発達における化学物質によるエピジェネティックな修飾機構(18H03379)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】鯉淵 典之 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80234681)
【キーワード】内分泌かく乱 / 甲状腺ホルモン / 脳発達 / 内分泌かく乱化学物質 / エピゲノム (他9件)
【概要】環境化学物質による甲状腺ホルモン(TH)のシグナル伝達経路への修飾作用を,in silicoから行動解析までを用いて調べた。用いる予定だった水酸化PCBが処理の問題から使用できなくなりイソフラボン,PFOS,ガドリニウム造影剤などを用いた。イソフラボンはTH受容体およびエストロゲン受容体などのクロストークにより作用し,神経突起進展やアストロサイト移動を修飾した,PFOSは曝露で種々の行動異常を生じ...
❏ヒトを含む類人猿の性的二型とその多様性を制御する分子機構の解明に向けて(25650154)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】太田 博樹 北里大学, 医学部, 准教授 (40401228)
【キーワード】性的二型 / ニホンザル / 排卵 / 発情期 / エストロゲン (他14件)
【概要】【目的】性ホルモンの周期的変動に同調して発現量が変化する遺伝子のリストを作成する【方法】自然排卵のニホンザル2頭のestradiolとprogesteroneの血中濃度の経時的変動から、排卵直前と直後のそれぞれのホルモン血中濃度のピークを示す日時の血液試料からRNAを抽出・精製しRNAseqを行い、それぞれ発現量が変化している遺伝子のリストを作成する。【進捗】現在、RNAseqの結果得られたRaw...
【医歯薬学】薬学:血管新生遺伝子発現を含む研究件
❏胆道がんの臨床病理学的特徴を規定する遺伝子発現・異常の同定と診断・治療への応用(17K08769)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】尾島 英知 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80342905)
【キーワード】胆道領域がん / 細胞株 / 細胆管細胞癌 / 分子病理学的 / 遺伝子変異 (他12件)
【概要】予後良好で特徴的な組織形態像を示す細胆管細胞癌(CoCC)に注目して、その分子病理学的意義を検討した。肝内胆管癌(CCC)のCoCC成分の有無による遺伝子発現の差異をGene Set Enrichment Analysis、遺伝子異常をWhole exome sequenceデーターベースを用いて解析した。その結果、CoCC成分を有するCCCは予後良好・炎症反応・血管新生に関連する遺伝子群と優位に...
❏腫瘍微小環境に基づいたVEGF抑制を超える脳腫瘍に対する血管新生抑制療法の開発(24390339)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高野 晋吾 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (50292553)
【キーワード】神経膠腫 / 血管新生 / 微小環境 / 周皮細胞 / RANTES (他23件)
【概要】神経膠腫の血管新生にはVEGF誘導による血管内皮細胞の働き以外に、微小環境の細胞とのクロストークが重要であることが明らかにされた。微小環境には腫瘍細胞のほかに、腫瘍幹細胞、間葉系幹細胞、周皮細胞により血管新生が促進された。そのVEGF以外の標的分子としてSDF-1 (CXCR4)の関与は少なく、RANTESが注目された。今後、さらに標的分子の効果を動物モデルで確認するとともに、クロストークの点で神...
【医歯薬学】薬学:PCR遺伝子発現を含む研究件
❏プロラクチン遺伝子の多様な組織における発現とその生理的意義(08670034)
【研究テーマ】解剖学一般(含組織学・発生学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】相磯 貞和 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (60138013)
【キーワード】プロラクチン / 遺伝子発現 / 免疫組織化学 / in situ PCR / プロラクチン受容体 (他10件)
【概要】我々は本研究においてマウスの腎臓の間質細胞がプララクチン(PRL)遺伝子を発現していることを明らかにした。腎臓の間質は、形態学的に何種類かに分類されているが、その中でも、繊維芽細胞様の1型間質細胞がmPRLを産生していると考えられる。また、我々は抗-mPRL受容体抗体を作製し、免疫組織的にmPRL受容体蛋白質の局在を調べた。この結果、尿細管の刷子縁と間質細胞の細胞膜にmPRL受容体が局在する事が明...
❏三角形平板状の形態を有する高度好塩性古細菌に関する研究(05650792)
【研究テーマ】生物・生体工学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】中村 聡 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (50227899)
【キーワード】高度好塩性古細菌 / 細胞表層糖タンパク質 / 遺伝子クローニング / 遺伝子発現 / PCR
【概要】Haloarcula japonica TR-1株は、石川県塩田土壌より分離された三角形平板状の形態を有する高度好塩性古菌一種である。本研究では、その形態維持機構の解明を目的として、H.japonica細胞表層の解析を行った。H.japonicaの細胞表層画分を電気泳動にかけたところ、本菌の細胞表層には分子量約17万の糖タンパク質(Cell Surface Glycoprotein:CSG)が多量...
【医歯薬学】薬学:細胞分化遺伝子発現を含む研究件
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏肝細胞増殖因子HGFの新規作用:癌細胞に対する不可逆的な増殖抑制作用の分子機構(26440048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田中 利明 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40263446)
【キーワード】肝細胞増殖因子 / 細胞増殖抑制 / HepG2細胞 / 癌 / エピゲノム (他17件)
【概要】HGFによる癌抑制の研究において、研究代表者はHGFがある条件下で「不可逆的増殖抑制作用」を示すことを見つけた。一時的な細胞増殖停止が不可逆に至る機構を調べ、次項を明らかにした。 HGFで不可逆的増殖停止する肝癌細胞株HepG2において、(1)発現しているOct3/4, Sox2, Klf4(山中因子)は不可逆的停止に関与しない、(2)不可逆的増殖停止に細胞周期因子p57KIP2が係わり得る、(3...
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
【医歯薬学】薬学:エネルギー代謝遺伝子発現を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏高リン食投与ラットモデルを用いた主要臓器におけるリン恒常性調節機構解明とその応用(23300273)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中井 雄治 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任准教授(移行) (10321788)
【キーワード】高リン食 / DNAマイクロアレイ / ラット / 腎臓 / 肝臓 (他13件)
【概要】ラットを通常食(C群)および高リン食(HP群)で24日間飼育した後、腎臓・肝臓・白色脂肪組織(WAT)を摘出し、RNAを抽出してDNAマイクロアレイ解析を行なった。その結果、両群の遺伝子発現プロファイルは大きく異なり、腎臓ではHP群においてナトリウム依存性リン酸共輸送体であるNaPi-IIbが顕著に発現上昇していた。肝臓では、HP群において脂肪酸β酸化の亢進、アミノ酸異化の抑制が認められた。WAT...
【医歯薬学】薬学:膵がん遺伝子発現を含む研究件
❏シングルセル解析を用いた肝細胞癌の血管内腫瘍栓形成メカニズムの解明と治療法の開発(20K17605)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】國土 貴嗣 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40802921)
【キーワード】シングルセル解析 / 肝細胞癌 / 膵癌 / 血管内腫瘍栓 / シングルセルシークエンス解析 (他7件)
【概要】肝細胞癌、胆管癌、膵癌のシングルセル解析を行い、現在結果を検証中である。今後論文化を行う予定である。 ...
❏光スイッチ遺伝子発現制御による非侵襲的な膵癌治療法の開発(15K15484)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】野田 なつみ 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (30624358)
【キーワード】遺伝子発現制御 / 光遺伝学 / Phytochrome B / 光受容体 / 癌 (他10件)
【概要】膵癌は早期発見が困難であり、予後が極めて不良な疾患であることから、より優れた治療法の開発が急務である。本研究は、光照射により遺伝子発現制御が可能な「光スイッチシステム」を作製し、膵癌の遺伝子治療法の開発を目指すことを目的として研究を行った。植物の光受容体フィトクロムBとその結合タンパク質(PIF6)の赤色光照射による結合が転写活性化スイッチとなり、近赤外光で転写が抑制されるベクターを作製した。この...
【医歯薬学】薬学:ブロテオーム遺伝子発現を含む研究件
❏ゲノム多様性解析のための新しい統計的方法(16300088)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】江口 真透 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 教授 (10168776)
【キーワード】機械学習 / 統計推論 / ブースティング / 遺伝子発現 / タンパク発現 (他18件)
【概要】バイオインフォマティックスのための新たな統計科学を構築することに貢献した。特にヒトゲノム多様性に由来する様々なデータから合理的な結論を得るための統計的方法論を開発した。具体的な問題としては、遺伝子発現データからの難治性がん疾患遺伝子の発見や、SNPsデータから薬剤感受性を規定する遺伝子多型の同定が挙げられる。これらの目的のために特化した新たな統計的方法を開発,又は開発中である。主な研究成果は次のよ...
❏糸状菌における多様なセルロース分解酵素の機能と遺伝子発現の解析(14360094)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】鮫島 正浩 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30162530)
【キーワード】セルロース / 糖質分解酵素 / セルラーゼ / 糸状菌 / プロテオーム (他16件)
【概要】糸状菌によるセルロース分解は菌体外においてセルラーゼによりセルロースがセロビオースに変換され,さらにβ-グルコシダーゼによってセロビオースはグルコースに変換されたのち,菌体内に取り込まれてエネルギー源として代謝されていくと考えられてきた。しかしながら,多くの糸状菌ではβ-グルコシダーゼに加えて,セロビオース脱水素酵素と呼ばれる酸化還元酵素がセルロース分解過程で生産されてくることが知られている。 そ...
【医歯薬学】薬学:プロテオミクス遺伝子発現を含む研究件
❏ライフスタイルを包括した統合型ニュートリオミクス研究の基礎と展開(21380076)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】ニュートリゲノミクス / 遺伝子発現 / 栄養 / 生活習慣 / 運動 (他21件)
【概要】食品を摂取した動物がどのような応答を示すかを、多数の分子を網羅的に解析するオミクス解析という手法で解析した。遺伝子発現量、タンパク質量、代謝物量など、様々な網羅的解析を組み合わせた。この方向の研究を推進するためのデータベースや解析ツールを改良し、その有効性を実証した。食品のみならず、運動や日内リズムなど関係する生活習慣の影響も合わせて解析することに成功した。 ...
❏オミックス解析を基盤とする栄養と遺伝子発現制御系の相互作用の解明(15380090)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】トランスクリプトミクス / ニュートリゲノミクス / プロテオミクス / アミノ酸 / 食餌タンパク質 (他14件)
【概要】食餌タンパク質の効果のトランスクリプトーム解析を進め、タンパク質栄養が脂肪組織の遺伝子発現プロファイルに及ぼす影響の解析を行った。PPARγの発現上昇などがタンパク質栄養悪化時のインスリン感受性上昇に関わっていると予想された。さらに各種動物性タンパク質の機能性の解析を試みた。一方、肝ガン培養細胞系を用いたアミノ酸欠乏の影響のトランスクリプトーム解析とさらにプロテオーム解析を行った。アミノ酸に直接応...
【医歯薬学】薬学:遺伝子ネットワーク遺伝子発現を含む研究件
❏自然現象や社会現象から得られる時空間データの統計モデリングと現象の理解の研究(15H02670)
【研究テーマ】統計科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】西井 龍映 九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 教授 (40127684)
【キーワード】スパースモデリング / 太陽活動 / 磁気嵐指数 / 遺伝子間制御ネットワーク / マルチラベル判別 (他16件)
【概要】以下の研究を行った。 1)IGARSS 2015 で、コロンビア大学とリモートセンシング画像の社会応用に関する特別セッションを企画した。2)太陽活動に関する物理量を用いて 磁気嵐指数を予測する時系列回帰モデルを推定した。3)試験植物の遺伝子発現の時系列データに、自己回帰型回帰モデルの疎推定により遺伝子間ネットワークを推定した。4)超高解像度土地被覆画像に対し,出力層の階層的構造と入力層の従属性を考...
❏オミックス解析とシステム数理科学による漢方薬効の統合理解(24300111)
【研究テーマ】生体生命情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】井元 清哉 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (10345027)
【キーワード】システム数理解析 / 漢方薬効 / オミクスデータ解析 / トランスクリプトーム / システム的解析 (他9件)
【概要】漢方薬は、その効果についてあまり科学的な裏付けを持たないまま「経験的な効果」を頼りに広く治療に用いられている。本研究課題においては、漢方薬に科学的エビデンスを与えるため、薬効の分子レベルの作用機序を明らかにするための時系列トランスクリプトームデータを補中益気湯、人参養栄湯に関して取得し、それぞれインフルエンザ、および脱随に対する作用について解析を行った。また、薬剤の作用をシミュレーションするため、...
【医歯薬学】薬学:遺伝子発現制御遺伝子発現を含む研究件
❏神経細胞における可逆的タンパク質高速分解システムの構築(19K22466)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】遺伝学的ツール / オーキシン誘導デグロン法 / 神経細胞 / 遺伝子発現制御 / プロテインノックダウン (他9件)
【概要】タンパク質の発現レベルの制御は、生体におけるタンパク質の機能解析において有望なアプローチである。オーキシン誘導性デグロン法は、真菌や哺乳類の有糸分裂細胞において標的タンパク質を迅速かつ可逆的に分解することが明らかになっている。本研究では、この技術が神経系に応用できるかどうかを検討した。その結果、in vivoおよびin vitroの両条件下において、植物ホルモンであるオーキシン依存的に標的タンパク...
❏植物における硝酸シグナル伝達の総合理解(18H03940)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 遺伝子発現 / シグナル伝達 / 窒素栄養 (他15件)
【概要】硝酸応答を担うNLP転写活性化因子が直接、発現を誘導する遺伝子として新たにホメオドメン-ロイシンジッパー型(HB)転写因子遺伝子を同定した。このHB転写因子の機能欠損変異株は斑入りの表現型を示し、また、この機能欠損変異株の葉肉細胞の多くで葉緑体の発達の異常が起こっていることを明らかにした。さらに、HB転写因子の欠損変異体のトランスクリプトーム解析により、HB転写因子は葉緑体の発達や機能維持に関わる...
❏光スイッチ遺伝子発現制御による非侵襲的な膵癌治療法の開発(15K15484)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】野田 なつみ 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (30624358)
【キーワード】遺伝子発現制御 / 光遺伝学 / Phytochrome B / 光受容体 / 癌 (他10件)
【概要】膵癌は早期発見が困難であり、予後が極めて不良な疾患であることから、より優れた治療法の開発が急務である。本研究は、光照射により遺伝子発現制御が可能な「光スイッチシステム」を作製し、膵癌の遺伝子治療法の開発を目指すことを目的として研究を行った。植物の光受容体フィトクロムBとその結合タンパク質(PIF6)の赤色光照射による結合が転写活性化スイッチとなり、近赤外光で転写が抑制されるベクターを作製した。この...
【医歯薬学】薬学:タンパク質遺伝子発現を含む研究件
❏植物利用型有用タンパク質生産における環境制御とその効果の機構解明に関する研究(17H03893)
【研究テーマ】農業環境・情報工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】松田 怜 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20547228)
【キーワード】環境制御 / バイオ医薬品 / 植物工場 / 一過性遺伝子発現 / ベンサミアナタバコ (他18件)
【概要】一過性遺伝子発現法を用いた植物利用型有用タンパク質生産における,遺伝子導入前後の栽培環境条件の影響,および遺伝子導入後の気温が有用タンパク質生産量に及ぼす影響のメカニズムを明らかにすることを目的とした。遺伝子導入後の高PPFDおよび高CO2濃度がヘマグルチニン(HA)生産に必ずしも効果的ではないこと,および遺伝子導入前のPPFDおよび気温制御が遺伝子導入後のHA生産にとって重要であることが明らかと...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏転写発現制御機構を解析するパーザ、文法、辞書の構築(11780251)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】角田 達彦 理化学研究所, 遺伝子多型情報解析研究チーム, チームリーダー(研究職) (10273468)
【キーワード】転写制御 / 転写因子 / 転写因子結合配列 / p53 / プロモータ (他13件)
【概要】この研究では,大量のプロモータ配列を用いた転写制御機構の解析方法の提案,転写因子間相互作用を中心とした転写因子の知識のデータベース化と整備,転写因子結合部位予測の精度向上,転写因子間相互作用に基づく転写制御構造の予測,そして実際の実験系でのプロモータ配列の解析を行なった.まず,文献検索では,医学生物学文献抄録データベースMEDLINE上で(A)(ヒトまたは脊椎動物)かつ(転写因子)かつ(タンパク相...
【医歯薬学】薬学:タンパク質発現遺伝子発現を含む研究件
❏外来塩基配列による翻訳促進効果を利用した大腸菌タンパク質発現系の革新と原理の解明(19K15809)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】近藤 興 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (50728293)
【キーワード】大腸菌 / 物質生産 / 翻訳促進 / 遺伝子発現 / 翻訳 (他9件)
【概要】本研究では,研究代表者らが先に見出した「外来の塩基配列によって翻訳が促進される現象(TED)」のメカニズムの解明に取り組んだ。まず,TEDの影響下にある遺伝子の転写産物の量に着目し,レポーター遺伝子のmRNA量を調べた。その結果,対照と比べて数倍程度多かった。さらに,試験管内において TEDの再現を得る方法の検討を行った。その結果,大腸菌由来リボソームなどの精製した分子群を用いることでその再現に成...
❏妊娠成立のための子宮内環境の構築と再構築(16H02584)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】今川 和彦 東海大学, 総合農学研究所, 教授 (00291956)
【キーワード】着床・胎盤形成 / 上皮間葉系転換 / 細胞融合 / トロホブラスト細胞 / 子宮内環境 (他14件)
【概要】反芻動物において、妊娠着床が進行するためには胚トロホブラスト細胞の接着開始後から、がん細胞の転移で明らかになった「上皮間葉系転換EMT」がトロホブラスト細胞で起こること、それが起こり始めるとトロホブラスト細胞同士の融合による2核や多核細胞の形成、2核以上の細胞からの妊娠関連糖タンパク質(pregnancy associated glycoprotein, PAG)の発現が起こることにより、妊娠着床...
❏光受容タンパク質を利用したタンパク質の局在と活性の制御(24657109)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】岡野 俊行 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40272471)
【キーワード】光生物 / バイオイメージング / 生体高分子構造・機能 / 生物工学 / クリプトクロム (他11件)
【概要】研究代表者がこれまでに、独自に同定・解析した新しい光受容タンパク質の光スイッチ系を発展させ、より広くタンパク質活性や生体分子の制御に利用できる可能性を探った。具体的には、クリプトクロム分子の細胞内局在制御およびクリプトクロムの大量発現系の構築を目指した。その結果、哺乳類細胞膜上に蛍光シグナルを観察することに成功した。また、出芽酵母を用いた安定発現系において、発色団を保持した状態のクリプトクロムの高...
【医歯薬学】薬学:タンパク質分解遺伝子発現を含む研究件
❏神経細胞における可逆的タンパク質高速分解システムの構築(19K22466)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】遺伝学的ツール / オーキシン誘導デグロン法 / 神経細胞 / 遺伝子発現制御 / プロテインノックダウン (他9件)
【概要】タンパク質の発現レベルの制御は、生体におけるタンパク質の機能解析において有望なアプローチである。オーキシン誘導性デグロン法は、真菌や哺乳類の有糸分裂細胞において標的タンパク質を迅速かつ可逆的に分解することが明らかになっている。本研究では、この技術が神経系に応用できるかどうかを検討した。その結果、in vivoおよびin vitroの両条件下において、植物ホルモンであるオーキシン依存的に標的タンパク...
❏神経変性疾患に関与する転写因子のSUMO化による機能変換の解析(15K06738)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西田 有 三重大学, 地域イノベーション推進機構, 助教 (50287463)
【キーワード】タンパク質翻訳後修飾 / SUMO化 / ユビキチン化 / 神経変性疾患 / パーキンソン病 (他10件)
【概要】Parkinの基質として同定された転写因子PARISがSUMO化されることを発見し、その機能とパーキンソン病発症へのSUMO化の関与を解析した。その結果、PARISのSUMO化依存的な転写活性調節を明らかにした。さらにPARISのSUMO化はそのユビキチン化も制御していることを明らかにした。さらにPARISのSUMO化を制御する因子を同定し、それらがPARISの転写活性やユビキチン化に与える影響を...
❏ポリ(A)鎖の翻訳によるノンストップmRNAの翻訳抑制と異常タンパク質の分解機構(19370075)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】稲田 利文 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (40242812)
【キーワード】遺伝子発現 / 品質管理 / 異常mRNA / 異常翻訳 / プロテアソーム (他14件)
【概要】我々は、代表的な異常mRNAであるノンストップ(終止コドンを持たない)mRNAにおける翻訳抑制と異常タンパク質分解機構について解析を行い、ポリ(A)鎖の翻訳自体が、多段階での発現抑制機構を作動させ、品質管理機構において必須な役割を果たすことを初めて明確に示した。翻訳アレストを引き起こすアミノ酸配列の特異性について解析を行った結果、塩基性新生ポリペプチド鎖の持つ正の電荷とリボソームトンネルを形成する...
【医歯薬学】薬学:チミン塩基遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子調節領域のATクラスター部位を認識・変換する金属錯体(08877339)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996
【研究代表者】塩谷 光彦 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (60187333)
【キーワード】遺伝子発現 / 金属錯体 / 分子認識 / 核酸 / 遺伝子調節領域 (他7件)
【概要】蛋白質は、α-ヘリックス、β-シートなどの特殊な構造部位によりDNAの特定位置に結合するが、このような相互作用は通常タンパク質全体の高次構造を必要とする。申請者は、DNA結合性金属錯体をオリゴペプチドに担持することによりDNA上でオリゴペプチドの折れたたみが誘起され、三者による超分子が形成されると考えた。本研究では、DNAの特定部位に相補的なオリドペプチド-金属錯体を合成し、DNAとの相互作用を種...
❏遺伝子発現制御を指向した核酸認識・変換能をもつ金属錯体の創製(08457623)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】塩谷 光彦 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (60187333)
【キーワード】遺伝子発現制御 / 金属錯体 / 錯体化学 / 核酸 / 遺伝子発現 (他10件)
【概要】チミン塩基に選択的に結合する亜鉛サイクレン錯体と、ウイルスDNAの転写領域に存在するTATAboxを含む19mer二本鎖DNAをはじめとする、数種の直線型およびヘアピン型オリゴマーDNAとの相互作用を詳細に調べた。ATリッチな配列を含む二本鎖DNAオリゴマーに対して亜鉛錯体を添加すると、濃度依存的にDNA二本鎖構造体が不安定化し、その融解温度が低下することが判明した。一方、銅およびニッケル錯体の場...
【医歯薬学】薬学:RNA遺伝子発現を含む研究件
❏小区分62010:生命、健康および医療情報学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】2次構造
【研究期間】RNA
【研究代表者】点突然変異
【キーワード】原核生物
【概要】本研究の目的は、組織・オルガノイド・小動物個体など多数細胞の集合により機能発現している生体試料について、その試料を生かしたまま遺伝子発現の時空間解析を行うイメージング技術群を創出することにある。すなわち「細胞集団内において、個々の細胞における遺伝子発現のどのような時空間的特徴が、標的とする生理現象の発現における核となる細胞の生成や、その後の増殖・伝播に対する必要条件となるか?」という「問い」を設定...
❏RNA可視化法と発光イメージング法に基づく生細胞遺伝子発現時空間解析法の創出(19H02745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】バイオイメージング / 生物発光 / RNA / 細胞 / 遺伝子発現
【概要】本研究は生きたままの培養細胞試料を対象に、細胞サイズより高い解像度で特定の遺伝子発現の時空間プロファイルを可視化追跡する手法の開発を目指している。この目的のために、2019年度までにRNA定量発光プローブの設計と開発を行った。2020年度には生きた培養細胞内における本プローブの性能評価を行った。 本プローブは変異RNA結合タンパク質ドメインmPUMと発光タンパク質NLucの二分割体からなる。標的R...
❏RNA 2次構造を利用した遺伝子制御のための点突然変異のデザイン(18K18145)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】寺井 悟朗 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任准教授 (40785375)
【キーワード】2次構造 / RNA / 点突然変異 / 原核生物 / 翻訳 (他10件)
【概要】大腸菌のmRNA配列とタンパク質発現量に関する大規模データを分析し、タンパク質発現量と高い相関を示すmRNAの2次構造的特徴を抽出した。この特徴は最小自由エネルギーなどの既存の2次構造的特徴よりも高い相関を持つことを示した。さらに、この特徴を改良するとともに、これを学習するアルゴリズムを開発した。また、発見した特徴に基づきタンパク質発現量を正または負に制御する突然変異をデザインするアルゴリズムを開...
【医歯薬学】薬学:RNAシークエンス遺伝子発現を含む研究件
❏肝細胞増殖因子HGFの新規作用:癌細胞に対する不可逆的な増殖抑制作用の分子機構(26440048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田中 利明 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40263446)
【キーワード】肝細胞増殖因子 / 細胞増殖抑制 / HepG2細胞 / 癌 / エピゲノム (他17件)
【概要】HGFによる癌抑制の研究において、研究代表者はHGFがある条件下で「不可逆的増殖抑制作用」を示すことを見つけた。一時的な細胞増殖停止が不可逆に至る機構を調べ、次項を明らかにした。 HGFで不可逆的増殖停止する肝癌細胞株HepG2において、(1)発現しているOct3/4, Sox2, Klf4(山中因子)は不可逆的停止に関与しない、(2)不可逆的増殖停止に細胞周期因子p57KIP2が係わり得る、(3...
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
【医歯薬学】薬学:DNAマイクロアレイ遺伝子発現を含む研究件
❏ラット初代培養肝細胞を用いた高リン刺激伝達経路の解明(22H00943)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】中井 雄治 弘前大学, 地域戦略研究所, 教授 (10321788)
【キーワード】リンシグナル / DNAマイクロアレイ / 初代培養肝細胞 / 遺伝子発現
【概要】
❏栄養応答におけるマイクロRNAの役割を探る(24658118)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】マイクロRNA / アミノ酸 / タンパク質栄養 / 遺伝子発現 / ロイシン (他11件)
【概要】マイクロRNA(miRNA)は、タンパク質に翻訳されない小さなRNAであり、様々なmRNAに作用して遺伝子の発現を制御する。栄養条件の変化により量が変わるmiRNAを探索する目的で、アミノ酸のひとつロイシン欠乏に応答するmiRNAをDNAマイクロアレイにより調べたところ、miR-149*の増加に着目した。また、低タンパク質食に応答するmiR-203の量を培養細胞において人工的に増減させたところ、そ...
❏高リン食投与ラットモデルを用いた主要臓器におけるリン恒常性調節機構解明とその応用(23300273)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中井 雄治 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任准教授(移行) (10321788)
【キーワード】高リン食 / DNAマイクロアレイ / ラット / 腎臓 / 肝臓 (他13件)
【概要】ラットを通常食(C群)および高リン食(HP群)で24日間飼育した後、腎臓・肝臓・白色脂肪組織(WAT)を摘出し、RNAを抽出してDNAマイクロアレイ解析を行なった。その結果、両群の遺伝子発現プロファイルは大きく異なり、腎臓ではHP群においてナトリウム依存性リン酸共輸送体であるNaPi-IIbが顕著に発現上昇していた。肝臓では、HP群において脂肪酸β酸化の亢進、アミノ酸異化の抑制が認められた。WAT...
【医歯薬学】薬学:DNAメチル化遺伝子発現を含む研究件
❏ノンコーディングRNAに着眼した家畜卵胞発育のエピゲノム制御機構の解明(16H05017)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 昌之 広島大学, 生物圏科学研究科, 教授 (20314742)
【キーワード】卵巣 / エピゲノム / 顆粒層細胞 / 遺伝子発現 / クロマチン構造 (他15件)
【概要】卵胞発育過程の顆粒層細胞における大規模なDNA脱メチル化が,細胞増殖とレチノイン酸依存的に誘導されることを明らかとした.この脱メチル化が発火点となり,ヒストンH3アセチル化が生る結果,クロマチン構造変化が誘導され,遺伝子発現が誘起されることも示した.この変化に必須な顆粒層細胞の増殖は,個体の加齢に伴う卵巣間質の線維化により抑制されること,顆粒層細胞内のミトコンドリア活性化が必要であることも明らかと...
❏長鎖ノンコーディングRNAによる葉形成の分子機構の研究(26291056)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】町田 泰則 名古屋大学, 理学研究科, 研究員(名誉教授) (80175596)
【キーワード】Arabidopsis / leaf development / linc RNA / AS2 and AS1 / gene body methylation (他17件)
【概要】我々はAS2と長鎖ノンコーディング(linc)RNAを基軸としてシロイヌナズナの葉の表・裏が形成される仕組みを研究したが、linc RNAの同定は不成功だった。一方、linc RNA と関連している次の様な研究が進んだ。1. AS2 は核小体近傍で顆粒(AS2 body)を形成する。AS2のCxxC ジンクフィンガー様配列(ZFL 配列)は、AS2 body形成と葉の発生に必要だった。2. AS2...
❏発声行動依存的な脳内エピジェネティクス動態と学習臨界期制御機構の解明(25290063)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】和多 和宏 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70451408)
【キーワード】発声学習 / 学習臨界期 / ソングバード / 自発的行動 / 自発的学習 (他15件)
【概要】鳴禽類の囀りはヒトの言語獲得と同様に、学習臨界期をもつ発声学習によって獲得される。しかし、その発声学習臨界期を制御する神経メカニズムの理解は進んでいない。本研究では、鳴禽類の一種zebra finchを用いて、学習臨界期中の発声練習を阻害することで、正常個体で学習臨界期が終了している成鳥時においても発声学習能していることを見出した。この日齢非依存的な発声学習能は、哺乳類運動野第5層に相当する神経細...
【医歯薬学】薬学:発現制御遺伝子発現を含む研究件
❏統計モデルによるゲノムワイドな遺伝子転写カスケード解析法の開発(16K00387)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】大里 直樹 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 主任研究員 (50509536)
【キーワード】転写制御 / 転写因子 / エンハンサー / クロマチン相互作用 / インシュレータ (他17件)
【概要】ゲノムワイドな遺伝子転写カスケードの解析のために、遺伝子の転写開始点から離れた位置(遠位)のDNAに結合する、転写因子が発現を制御する遺伝子(転写標的遺伝子)を予測する手法を開発した。転写標的遺伝子の予測のために、転写因子のDNA結合の位置と遺伝子の転写開始点の対応関係の基準を評価するための指標を見出した。同じ転写因子の転写標的遺伝子には、似た機能をもつ遺伝子が多く含まれ、遺伝子機能の数を転写標的...
❏新規無毒化HSVベクターを用いた神経細胞選択的治療遺伝子デリバリーシステムの開発(16K08249)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】宮川 世志幸 日本医科大学, 医学部, 講師 (90415604)
【キーワード】ヘルペスウイルス / 遺伝子治療 / 遺伝子発現 / インシュレーター / 無毒化 (他14件)
【概要】本研究では、申請者らが開発した無毒化ヘルペスウイルス(HSV)ベクターシステムを応用して、神経特異的に治療遺伝子を送達できる新規遺伝子治療用担体の創出を目指している。同技術開発のために、本研究ではHSVゲノム上の神経特異的に転写活性化するTR領域に注目し、その遺伝子発現機構を解析した。その結果、TR領域に存在するインシュレーターが本領域からの遺伝子発現に重要な役割を果たしていること、また本制御配列...
❏神経変性疾患に関与する転写因子のSUMO化による機能変換の解析(15K06738)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】西田 有 三重大学, 地域イノベーション推進機構, 助教 (50287463)
【キーワード】タンパク質翻訳後修飾 / SUMO化 / ユビキチン化 / 神経変性疾患 / パーキンソン病 (他10件)
【概要】Parkinの基質として同定された転写因子PARISがSUMO化されることを発見し、その機能とパーキンソン病発症へのSUMO化の関与を解析した。その結果、PARISのSUMO化依存的な転写活性調節を明らかにした。さらにPARISのSUMO化はそのユビキチン化も制御していることを明らかにした。さらにPARISのSUMO化を制御する因子を同定し、それらがPARISの転写活性やユビキチン化に与える影響を...
【医歯薬学】薬学:がん遺伝子発現を含む研究件
❏臨床がんの遺伝子情報維持に必要な物理化学的因子の解明とがん個別化医療への応用(20H00665)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】松崎 典弥 大阪大学, 工学研究科, 教授 (00419467)
【キーワード】組織工学 / がん / 硬さ / 個別化医療 / 遺伝子発現 (他10件)
【概要】本年度は、①物理因子として弾性率制御可能なコラーゲンゲルの表面及び内部で大腸がん細胞を培養し、弾性率のがん細胞の増殖への影響を明らかにした。コラーゲンマイクロファイバー(CMF)を用いた場合に可能な弾性率制御範囲は80 kPa以下に限られていた。本年度、遷移金属イオンを用いることで、コラーゲンが5分以内に速やかにゲル化して透明なゲルを形成できるだけでなく、1 MPaを超える弾性率を有することを新た...
❏網羅的な遺伝子発現解析に基づく十二指腸上皮性腫瘍の発症機構の解明(17K15925)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】坂口 賀基 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20791445)
【キーワード】十二指腸上皮性腫瘍 / GSEA / 網羅的遺伝子発現解析 / Wnt/βcatenin pathway (他14件)
【概要】十二指腸上皮性腫瘍の網羅的遺伝子発現プロファイルに対するバイオインフォマティクス解析を施行した。主な実績として、Gene set enrichment analysisを通して十二指腸上皮性腫瘍における発現遺伝子が大腸腺腫と極めて類似している(p値<10-5)ことを初めて示した。またWnt/βcatenin pathwayが十二指腸上皮性腫瘍の形成に強く関与しているこ とも初めて示した。さら...
❏エピゲノム修飾因子の機能解析による小児固形腫瘍の発症機構解明(16K08745)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】大喜多 肇 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (50317260)
【キーワード】がん / 腎腫瘍 / 遺伝子発現 / 腫瘍 / 病理学
【概要】小児の腎腫瘍である腎明細胞肉腫では、non-canonical PRCの構成要素であるBCORの遺伝子内重複変異が特徴的である。他の肉腫等においても同遺伝子の変異や融合遺伝子が報告されている。本研究では、BCORの遺伝子内重複配列は、複数の細胞で明らかな形質転換能を示さず、腫瘍発生は、細胞環境に依存する可能性が高いと考えられた。一方、293細胞に過剰発現させると、エピジェネティクス関連分子を含む多...
【医歯薬学】薬学:神経細胞遺伝子発現を含む研究件
❏神経細胞における可逆的タンパク質高速分解システムの構築(19K22466)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】竹内 春樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任准教授 (70548859)
【キーワード】遺伝学的ツール / オーキシン誘導デグロン法 / 神経細胞 / 遺伝子発現制御 / プロテインノックダウン (他9件)
【概要】タンパク質の発現レベルの制御は、生体におけるタンパク質の機能解析において有望なアプローチである。オーキシン誘導性デグロン法は、真菌や哺乳類の有糸分裂細胞において標的タンパク質を迅速かつ可逆的に分解することが明らかになっている。本研究では、この技術が神経系に応用できるかどうかを検討した。その結果、in vivoおよびin vitroの両条件下において、植物ホルモンであるオーキシン依存的に標的タンパク...
❏中枢神経系における神経細胞社会の構築機構(16200027)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / 脳室下帯 / 辺縁帯 / 脳室帯 (他18件)
【概要】発生中の大脳皮質において、脳室帯で誕生した神経細胞は、その多くが移動開始後に多極性移動細胞に変化し、その後中間帯で再度ロコモーション細胞に変化してから皮質板に入ることを、スライス培養下のみならずin vivoにおいても見いだした。その後は、辺縁帯直下へと移動した後、誕生時期をほぼ共通にする細胞同士が集合して、脳表面に平行な6層からなる多層構造(皮質板)を形成する。移動を終えつつある細胞は辺縁帯直下...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【医歯薬学】薬学:炎症遺伝子発現を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏新しいマクロファージ分子M-modによる2型糖尿病制御(24500494)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北村 浩 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (80312403)
【キーワード】マクロファージ / 糖尿病 / 炎症 / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス (他16件)
【概要】マクロファージのM-mod(USP2A)の2型糖尿病発症における役割と作用機構を検証した。肥満マウスの脂肪組織マクロファージではM-mod2の発現が減少した。一方、マクロファージ選択的M-modトランスジェニックマウスを作成し、3カ月間の高脂肪給餌に供したところ、血液生化学的な変化は見られなかったが、脂肪組織マクロファージの炎症関連遺伝子の発現や脂肪組織への浸潤が抑えられた。さらに1年間後には体重...
【医歯薬学】薬学:マクロファージ遺伝子発現を含む研究件
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
❏新しいマクロファージ分子M-modによる2型糖尿病制御(24500494)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北村 浩 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (80312403)
【キーワード】マクロファージ / 糖尿病 / 炎症 / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス (他16件)
【概要】マクロファージのM-mod(USP2A)の2型糖尿病発症における役割と作用機構を検証した。肥満マウスの脂肪組織マクロファージではM-mod2の発現が減少した。一方、マクロファージ選択的M-modトランスジェニックマウスを作成し、3カ月間の高脂肪給餌に供したところ、血液生化学的な変化は見られなかったが、脂肪組織マクロファージの炎症関連遺伝子の発現や脂肪組織への浸潤が抑えられた。さらに1年間後には体重...
【医歯薬学】薬学:トランスクリプトーム遺伝子発現を含む研究件
❏気候変動の影響緩和を目指した北方針葉樹の環境適応ゲノミクス(16H02554)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】トドマツ / SNP / 局所適応 / 産地選択 / 多変量ランダムフォーレスト (他47件)
【概要】トドマツ産地試験林の形態・生理解析から、適応に関与する機能形質を解明した。分離集団を用いて機能形質のQTLを解明し、樹冠発達にかかわる遺伝子としてAタイプARRのタンパクが候補として挙げられた。トドマツ相互移植試験地の表現型データとSNPデータに基づくアソシエーション解析から、生残・成長・繁殖等の適応形質に関連する候補SNPを検出した。北海道全域の天然林を対象に、集団遺伝解析を行い、気象因子が遺伝...
❏北方針葉樹における標高適応に関わるフェノロジーの分子遺伝機構(25292081)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (60323474)
【キーワード】QTL / フェノロジー / RADseq / SNPマーカー / リアルタイムPCR (他22件)
【概要】トドマツの高標高×低標高交配家系から作出した分離集団240個体について、フェノロジーと成長形質を測定し、約500個のSNPマーカーを用いて連鎖地図を作成した結果、染色体数と同じ12連鎖群に収束した。作成した連鎖地図を用いてQTL解析を行った結果、4形質について有意なQTLを検出できた。さらに、部位別に抽出したRNAを利用してトランスクリプトーム解析を行った結果、223,621本のトランスクリプトと...
❏次世代ソシオゲノミクス:シロアリの社会性に関わるゲノム基盤の全容解明(25251041)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】三浦 徹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00332594)
【キーワード】シロアリ / 社会性 / ゲノミクス / DNAメチル化 / カースト (他18件)
【概要】本研究課題では、社会性昆虫であるシロアリ類について、社会性のゲノム基盤の解明を目的として近年飛躍的に進歩した次世代シーケンシング技術を用いた研究を進めてきた。トランスクリプトーム解析および遺伝子発現解析から、オオシロアリにおける兵隊カーストの分化過程における大顎形成に関わる遺伝子が同定された。また近縁種との比較から、シロアリ祖先系統で多くの遺伝子のアミノ酸非同義置換率が上昇し、正の自然選択圧働いて...
【医歯薬学】薬学:トランスクリプトミクス遺伝子発現を含む研究件
❏ライフスタイルを包括した統合型ニュートリオミクス研究の基礎と展開(21380076)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】ニュートリゲノミクス / 遺伝子発現 / 栄養 / 生活習慣 / 運動 (他21件)
【概要】食品を摂取した動物がどのような応答を示すかを、多数の分子を網羅的に解析するオミクス解析という手法で解析した。遺伝子発現量、タンパク質量、代謝物量など、様々な網羅的解析を組み合わせた。この方向の研究を推進するためのデータベースや解析ツールを改良し、その有効性を実証した。食品のみならず、運動や日内リズムなど関係する生活習慣の影響も合わせて解析することに成功した。 ...
❏オミックス解析を基盤とする栄養と遺伝子発現制御系の相互作用の解明(15380090)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40211164)
【キーワード】トランスクリプトミクス / ニュートリゲノミクス / プロテオミクス / アミノ酸 / 食餌タンパク質 (他14件)
【概要】食餌タンパク質の効果のトランスクリプトーム解析を進め、タンパク質栄養が脂肪組織の遺伝子発現プロファイルに及ぼす影響の解析を行った。PPARγの発現上昇などがタンパク質栄養悪化時のインスリン感受性上昇に関わっていると予想された。さらに各種動物性タンパク質の機能性の解析を試みた。一方、肝ガン培養細胞系を用いたアミノ酸欠乏の影響のトランスクリプトーム解析とさらにプロテオーム解析を行った。アミノ酸に直接応...
【医歯薬学】薬学:転写遺伝子発現を含む研究件
❏ハブ毒ホスホリパーゼA2アイソザイムの構造活性相関と遺伝子発現制御の包括的研究(25450139)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】上田 直子 (小田直子 / 小田 直子 / 上田 直子(小田直子)) 崇城大学, 薬学部, 教授 (70211828)
【キーワード】蛇毒 / ホスホリパーゼA2 / 遺伝子発現 / ホスホリパーゼ / 発現制御機構 (他9件)
【概要】ハブ毒ホスホリパーゼA2(PLA2) アイソザイムのうち、幼蛇の毒特異的に顕著に発現するPLA2 (pgPLA1b/2b)に着目し、構造・機能及び遺伝子発現制御機構に関する研究を行った。前者については、酵母による発現系を構築し、生理機能との関連を調べている。後者については、ハブ毒PLA2アイソザイムのうち、pgPLA1b/2bのみ、0歳、1歳と年齢と共に発現量が低下し、2歳でほぼ発現しないことをみ...
❏高等植物における硝酸応答型遺伝子発現の制御メカニズム(22380043)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 生物生産工学研究センター, 准教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 硝酸シグナル / 遺伝子発現 / 転写因子 (他10件)
【概要】植物の主要な窒素源である硝酸態窒素は植物体内でシグナル伝達物質としても働き、硝酸同化関連酵素遺伝子を含む多様な遺伝子の発現を制御している。この硝酸応答型の遺伝子発現の分子機構を明らかにすることを目的として、本研究では、シロイヌナズナを用いて硝酸応答のための鍵転写因子としてNLP転写因子群を同定した。また、NLPは翻訳後制御によって活性化され、活性化されたNLPが硝酸応答性遺伝子の大多数の発現を担っ...
❏遺伝子調節領域のATクラスター部位を認識・変換する金属錯体(08877339)
【研究テーマ】医薬分子機能学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1996
【研究代表者】塩谷 光彦 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (60187333)
【キーワード】遺伝子発現 / 金属錯体 / 分子認識 / 核酸 / 遺伝子調節領域 (他7件)
【概要】蛋白質は、α-ヘリックス、β-シートなどの特殊な構造部位によりDNAの特定位置に結合するが、このような相互作用は通常タンパク質全体の高次構造を必要とする。申請者は、DNA結合性金属錯体をオリゴペプチドに担持することによりDNA上でオリゴペプチドの折れたたみが誘起され、三者による超分子が形成されると考えた。本研究では、DNAの特定部位に相補的なオリドペプチド-金属錯体を合成し、DNAとの相互作用を種...
【医歯薬学】薬学:転写因子遺伝子発現を含む研究件
❏植物における硝酸シグナル伝達の総合理解(18H03940)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 遺伝子発現 / シグナル伝達 / 窒素栄養 (他15件)
【概要】硝酸応答を担うNLP転写活性化因子が直接、発現を誘導する遺伝子として新たにホメオドメン-ロイシンジッパー型(HB)転写因子遺伝子を同定した。このHB転写因子の機能欠損変異株は斑入りの表現型を示し、また、この機能欠損変異株の葉肉細胞の多くで葉緑体の発達の異常が起こっていることを明らかにした。さらに、HB転写因子の欠損変異体のトランスクリプトーム解析により、HB転写因子は葉緑体の発達や機能維持に関わる...
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
❏統計モデルによるゲノムワイドな遺伝子転写カスケード解析法の開発(16K00387)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】大里 直樹 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 主任研究員 (50509536)
【キーワード】転写制御 / 転写因子 / エンハンサー / クロマチン相互作用 / インシュレータ (他17件)
【概要】ゲノムワイドな遺伝子転写カスケードの解析のために、遺伝子の転写開始点から離れた位置(遠位)のDNAに結合する、転写因子が発現を制御する遺伝子(転写標的遺伝子)を予測する手法を開発した。転写標的遺伝子の予測のために、転写因子のDNA結合の位置と遺伝子の転写開始点の対応関係の基準を評価するための指標を見出した。同じ転写因子の転写標的遺伝子には、似た機能をもつ遺伝子が多く含まれ、遺伝子機能の数を転写標的...
【医歯薬学】薬学:転写制御遺伝子発現を含む研究件
❏糸状菌特有の細胞融合を誘導する遺伝子転写制御機構の解析(17K15242)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】片山 琢也 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (70792191)
【キーワード】糸状菌 / 細胞融合 / 麹菌 / Aspergillus oryzae / MAPキナーゼ (他7件)
【概要】糸状菌(カビ)は酵母とは異なり、菌糸を伸長している栄養生長時にも細胞が融合する。我々は糸状菌の一種である麹菌Aspergillus oryzaeにおいて、糸状菌特異的な新規タンパク質FipCを同定し、これが細胞融合に関与する機能を持つことを示していた。 本研究における遺伝学的な解析から、FipCが転写因子AoSte12を介して細胞融合に関わる遺伝子群の転写を制御することを示した。さらにFipCと相...
❏統計モデルによるゲノムワイドな遺伝子転写カスケード解析法の開発(16K00387)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】大里 直樹 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 主任研究員 (50509536)
【キーワード】転写制御 / 転写因子 / エンハンサー / クロマチン相互作用 / インシュレータ (他17件)
【概要】ゲノムワイドな遺伝子転写カスケードの解析のために、遺伝子の転写開始点から離れた位置(遠位)のDNAに結合する、転写因子が発現を制御する遺伝子(転写標的遺伝子)を予測する手法を開発した。転写標的遺伝子の予測のために、転写因子のDNA結合の位置と遺伝子の転写開始点の対応関係の基準を評価するための指標を見出した。同じ転写因子の転写標的遺伝子には、似た機能をもつ遺伝子が多く含まれ、遺伝子機能の数を転写標的...
❏細菌のヒストン様因子による転写制御ネットワークがプラスミドと宿主に与える影響(15K18667)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】水口 千穂 (鈴木千穂) 東京大学, 生物生産工学研究センター, 助教 (10733032)
【キーワード】核様体タンパク質 / プラスミド / 遺伝子発現 / 転写制御 / バイオフィルム (他9件)
【概要】宿主細菌がプラスミドを獲得すると、プラスミド上の遺伝子が染色体由来の因子の制御を受けると同時に、染色体上の遺伝子もプラスミド由来の因子の制御を受けることになる。この過程の鍵因子の一つが、プラスミドと染色体の両方にコードされる核様体タンパク質(ヒストン様因子)である。本研究では分解プラスミドpCAR1とその宿主であるPseudomonas putida KT2440株において、pCAR1にコードされ...
【医歯薬学】薬学:転写調節遺伝子発現を含む研究件
❏ハブ毒ホスホリパーゼA2アイソザイムの構造活性相関と遺伝子発現制御の包括的研究(25450139)
【研究テーマ】応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】上田 直子 (小田直子 / 小田 直子 / 上田 直子(小田直子)) 崇城大学, 薬学部, 教授 (70211828)
【キーワード】蛇毒 / ホスホリパーゼA2 / 遺伝子発現 / ホスホリパーゼ / 発現制御機構 (他9件)
【概要】ハブ毒ホスホリパーゼA2(PLA2) アイソザイムのうち、幼蛇の毒特異的に顕著に発現するPLA2 (pgPLA1b/2b)に着目し、構造・機能及び遺伝子発現制御機構に関する研究を行った。前者については、酵母による発現系を構築し、生理機能との関連を調べている。後者については、ハブ毒PLA2アイソザイムのうち、pgPLA1b/2bのみ、0歳、1歳と年齢と共に発現量が低下し、2歳でほぼ発現しないことをみ...
❏染色体機能調節因子としてのプラスミドの機能メカニズムの解明(24380043)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】野尻 秀昭 東京大学, 生物生産工学研究センター, 教授 (90272468)
【キーワード】プラスミド / 染色体 / 遺伝子発現 / 転写制御 / 核様体 (他9件)
【概要】プラスミドによる宿主染色体の機能調節のメカニズムを解明するため、“プラスミドを保持すること”の浸透圧ストレスへの影響や特定の遺伝子群の転写誘導/転写抑制について機構解明を行った。また、この現象において重要な役割を果たすプラスミド由来の核様体タンパク質(特に中心的役割を果たすH-NS familyタンパク質)の二量体化・多量体化機構をタンパク質間相互作用の解析と結晶構造を元に解析した。 ...
❏円口類Otx遺伝子群の発現調節の解析(19570200)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】黒川 大輔 東京大学, 大学院・理学研究科, 助教 (40342779)
【キーワード】進化発生 / 発生進化 / 転写調節 / Otx遺伝子 / 頭部形成 (他6件)
【概要】日本産ヤツメウナギ(Lethenteron japonicum)より得られた3つのOtx関連遺伝子(OtxA,OtxB, OtxC)の全長cDNA 配列を決定し、これまで明らかになっていなかった初期胚内での発現パターンをwhole mount in situ ハイブリダイゼーション法により記載した。明らかになった発現パターンを与える発現調節領域の同定を行う為にヤツメウナギBAC(大腸菌人工染色体)...
【医歯薬学】薬学:非コードRNA遺伝子発現を含む研究件
❏iPS細胞由来骨芽細胞系細胞の特性および機能解析に基づいた骨形成制御機構の解明(19K09598)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】宮本 諭 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員 (40239439)
【キーワード】骨芽細胞 / iPS細胞 / 骨芽細胞分化 / 骨形成 / レプチン受容体 (他15件)
【概要】本研究では、確立したiPS細胞から骨芽細胞系細胞への分化誘導法により作製された骨芽細胞系細胞について、どの分化段階にあるのか、また遺伝子発現などを含めた細胞の特性を既存の骨芽前駆細胞および成熟骨芽細胞株との対比を行い、分化段階とその特性を明らかにした。多能性を有するiPS細胞レベルから骨芽細胞系細胞へ分化誘導する過程で働く、骨分化および骨形成を制御する可能性が高い新規因子の発現抑制を行うだけでなく...
❏長鎖ノンコーディングRNAによる葉形成の分子機構の研究(26291056)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】町田 泰則 名古屋大学, 理学研究科, 研究員(名誉教授) (80175596)
【キーワード】Arabidopsis / leaf development / linc RNA / AS2 and AS1 / gene body methylation (他17件)
【概要】我々はAS2と長鎖ノンコーディング(linc)RNAを基軸としてシロイヌナズナの葉の表・裏が形成される仕組みを研究したが、linc RNAの同定は不成功だった。一方、linc RNA と関連している次の様な研究が進んだ。1. AS2 は核小体近傍で顆粒(AS2 body)を形成する。AS2のCxxC ジンクフィンガー様配列(ZFL 配列)は、AS2 body形成と葉の発生に必要だった。2. AS2...
❏代謝ストレス応答性長鎖非コードRNAの機能(26291018)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】クロマチン / lncRNA / ヒストン修飾 / アンチセンスRNA / ノンコーディングRNA (他14件)
【概要】グルコース飢餓ストレス応答性の長鎖非コードRNA(lncRNA)とアンチセンスRNA(asRNA)の役割や動態を解析した。その結果、対になって合成されるlncRNAとasRNAの間に相反的な発現制御があること、asRNAの発現制御にはヒストンH3K4のメチル化を介したクロマチン制御が関わること、asRNAが細胞質内でリボソームと結合し、ナンセンス仲介分解系で分解されること、lncRNAの抑制・脱抑...
【医歯薬学】薬学:クローニング遺伝子発現を含む研究件
❏糸状菌における多様なセルロース分解酵素の機能と遺伝子発現の解析(14360094)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】鮫島 正浩 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30162530)
【キーワード】セルロース / 糖質分解酵素 / セルラーゼ / 糸状菌 / プロテオーム (他16件)
【概要】糸状菌によるセルロース分解は菌体外においてセルラーゼによりセルロースがセロビオースに変換され,さらにβ-グルコシダーゼによってセロビオースはグルコースに変換されたのち,菌体内に取り込まれてエネルギー源として代謝されていくと考えられてきた。しかしながら,多くの糸状菌ではβ-グルコシダーゼに加えて,セロビオース脱水素酵素と呼ばれる酸化還元酵素がセルロース分解過程で生産されてくることが知られている。 そ...
❏脳下垂体ホルモンの進化(04404005)
【研究テーマ】動物形態・分類学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1992 - 1995
【研究代表者】石居 進 (石井 進) 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90063528)
【キーワード】生殖背案刺激ホルモン / 脳下垂体 / 分子進化 / 糖タンパク質ホルモン / 立体構造 (他26件)
【概要】平成7年度には生殖腺刺激ホルモン分子の立体構造の推定の論文が出版された。我々は研究分担者輪古が開発した理論的な方法を用いて脊椎動物の生殖腺刺激ホルモンと甲状腺刺激ホルモンに共通な立体構造を推定していたが、これがX腺回折による結晶学的方法で調べられた国外での研究の結果と見事に一致していて、我々の推定が正しかったことが証明された。さらに生殖腺刺激ホルモンとその受容体との比較内分泌学的研究と、cDNAの...
【医歯薬学】薬学:好中球遺伝子発現を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏核分葉と遺伝子発現調節の関係:好中球およびATL細胞を利用した研究(23659485)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】北村 俊雄 東京大学, 医科学研究所, 教授 (20282527)
【キーワード】好中球 / ATL / エピジェネティクス / メチル化 / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】HTLV-1感染細胞が成人T細胞白血病・リンパ腫の腫瘍細胞へ多段階のステップを経て進展して行く過程を細胞表面のCD7、および癌抑制遺伝子産物であるCADM1の発現量の変化で解析できることを明らかにし、遺伝子のメチル化の網羅的解析の結果、この過程の変化は遺伝子のメチル化によって制御されていることが示唆された。腫瘍化の中間段階の細胞は無症候性キャリアの段階からすでに出現していた。 ...
【医歯薬学】薬学:腎臓遺伝子発現を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏高リン食投与ラットモデルを用いた主要臓器におけるリン恒常性調節機構解明とその応用(23300273)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中井 雄治 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任准教授(移行) (10321788)
【キーワード】高リン食 / DNAマイクロアレイ / ラット / 腎臓 / 肝臓 (他13件)
【概要】ラットを通常食(C群)および高リン食(HP群)で24日間飼育した後、腎臓・肝臓・白色脂肪組織(WAT)を摘出し、RNAを抽出してDNAマイクロアレイ解析を行なった。その結果、両群の遺伝子発現プロファイルは大きく異なり、腎臓ではHP群においてナトリウム依存性リン酸共輸送体であるNaPi-IIbが顕著に発現上昇していた。肝臓では、HP群において脂肪酸β酸化の亢進、アミノ酸異化の抑制が認められた。WAT...
【医歯薬学】薬学:ノックアウトマウス遺伝子発現を含む研究件
❏iPS細胞由来骨芽細胞系細胞の特性および機能解析に基づいた骨形成制御機構の解明(19K09598)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】宮本 諭 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員 (40239439)
【キーワード】骨芽細胞 / iPS細胞 / 骨芽細胞分化 / 骨形成 / レプチン受容体 (他15件)
【概要】本研究では、確立したiPS細胞から骨芽細胞系細胞への分化誘導法により作製された骨芽細胞系細胞について、どの分化段階にあるのか、また遺伝子発現などを含めた細胞の特性を既存の骨芽前駆細胞および成熟骨芽細胞株との対比を行い、分化段階とその特性を明らかにした。多能性を有するiPS細胞レベルから骨芽細胞系細胞へ分化誘導する過程で働く、骨分化および骨形成を制御する可能性が高い新規因子の発現抑制を行うだけでなく...
❏新しいマクロファージ分子M-modによる2型糖尿病制御(24500494)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北村 浩 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (80312403)
【キーワード】マクロファージ / 糖尿病 / 炎症 / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス (他16件)
【概要】マクロファージのM-mod(USP2A)の2型糖尿病発症における役割と作用機構を検証した。肥満マウスの脂肪組織マクロファージではM-mod2の発現が減少した。一方、マクロファージ選択的M-modトランスジェニックマウスを作成し、3カ月間の高脂肪給餌に供したところ、血液生化学的な変化は見られなかったが、脂肪組織マクロファージの炎症関連遺伝子の発現や脂肪組織への浸潤が抑えられた。さらに1年間後には体重...
【医歯薬学】薬学:自閉症遺伝子発現を含む研究件
❏エピゲノム修復に基づく発達障害疾患の新規治療戦略(23390272)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保田 健夫 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (70293511)
【キーワード】エピジェネティクス / エピゲノム / レット症候群 / MeCP2 / 遺伝子発現 (他17件)
【概要】エピゲノムには、ゲノムにはない可逆性が存在する。そこで、エピゲノム異常に起因する発達障害疾患(Rett症候群)を対象にエピゲノム修復治療の可能性を検証した。当初、個々の遺伝子に作用する化合物の作製を予定したが、修復対象遺伝子が多数想定されたことから、グローバルな作用を有する化合物の探索を行った。その結果、本症に使用されている抗てんかん薬に多数の遺伝子を対象にしたエピゲノム修復を介した発現回復作用が...
❏一卵性双生児不一致例のゲノム解析によるメチル化機構の精神疾患成因への関与の解明(13307027)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】岡崎 祐士 三重大学, 医学部, 教授 (40010318)
【キーワード】精神疾患 / メチル化機構 / 一卵性双生児不一致例 / 統合失調症 / メチルシトシン総量 (他18件)
【概要】1.統合失調症とメチル化 (1)総メチルシトシン含量:統合失調症患者と健常対照者各200人の白血球DNAをHPLCで測定した。有意な性差(男>女)を認め、男性患者は健常男性よりも有意に低値であり、若年者では顕著であった。 (2)盤及び成人末梢白血球DNAで調べた。プロモーター周辺にCpG islandを持つ遺伝子は全組織で非メチル化状態、CpG islandを持たない遺伝子は組織間で顕著なメ...
【医歯薬学】薬学:バイオイメージング遺伝子発現を含む研究件
❏遺伝子発現の時空間可視化追跡を生体試料を生かしたまま実現する技術群の創出(20K20566)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】RNA / 生物発光 / 顕微鏡 / 多細胞 / バイオイメージング (他7件)
【概要】本研究の目的は、組織・オルガノイド・小動物個体など多数細胞の集合により機能発現している生体試料について、その試料を生かしたまま遺伝子発現の時空間解析を行うイメージング技術群を創出することにある。すなわち「細胞集団内において、個々の細胞における遺伝子発現のどのような時空間的特徴が、標的とする生理現象の発現における核となる細胞の生成や、その後の増殖・伝播に対する必要条件となるか?」という「問い」を設定...
❏RNA可視化法と発光イメージング法に基づく生細胞遺伝子発現時空間解析法の創出(19H02745)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (90464205)
【キーワード】バイオイメージング / 生物発光 / RNA / 細胞 / 遺伝子発現
【概要】本研究は生きたままの培養細胞試料を対象に、細胞サイズより高い解像度で特定の遺伝子発現の時空間プロファイルを可視化追跡する手法の開発を目指している。この目的のために、2019年度までにRNA定量発光プローブの設計と開発を行った。2020年度には生きた培養細胞内における本プローブの性能評価を行った。 本プローブは変異RNA結合タンパク質ドメインmPUMと発光タンパク質NLucの二分割体からなる。標的R...
❏光受容タンパク質を利用したタンパク質の局在と活性の制御(24657109)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】岡野 俊行 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40272471)
【キーワード】光生物 / バイオイメージング / 生体高分子構造・機能 / 生物工学 / クリプトクロム (他11件)
【概要】研究代表者がこれまでに、独自に同定・解析した新しい光受容タンパク質の光スイッチ系を発展させ、より広くタンパク質活性や生体分子の制御に利用できる可能性を探った。具体的には、クリプトクロム分子の細胞内局在制御およびクリプトクロムの大量発現系の構築を目指した。その結果、哺乳類細胞膜上に蛍光シグナルを観察することに成功した。また、出芽酵母を用いた安定発現系において、発色団を保持した状態のクリプトクロムの高...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー遺伝子発現を含む研究件
❏植物利用型有用タンパク質生産における環境制御とその効果の機構解明に関する研究(17H03893)
【研究テーマ】農業環境・情報工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】松田 怜 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20547228)
【キーワード】環境制御 / バイオ医薬品 / 植物工場 / 一過性遺伝子発現 / ベンサミアナタバコ (他18件)
【概要】一過性遺伝子発現法を用いた植物利用型有用タンパク質生産における,遺伝子導入前後の栽培環境条件の影響,および遺伝子導入後の気温が有用タンパク質生産量に及ぼす影響のメカニズムを明らかにすることを目的とした。遺伝子導入後の高PPFDおよび高CO2濃度がヘマグルチニン(HA)生産に必ずしも効果的ではないこと,および遺伝子導入前のPPFDおよび気温制御が遺伝子導入後のHA生産にとって重要であることが明らかと...
❏複合培養系の統合深化による新奇抗生物質の探索(25292046)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾仲 宏康 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80315829)
【キーワード】複合培養 / 生合成 / 放線菌 / 抗生物質 / 共培養 (他13件)
【概要】現在市販されている抗生物質の約半分は微生物が生産する。ペニシリンの発見以来人類は様々な抗生物質を微生物の培養液から求めている。本研究では複合培養という手法により、抗生物質を生産する微生物(放線菌)が他の微生物(ミコール酸含有細菌)によって刺激を受けることにより、放線菌が生産する抗生物質の種類が増えることが明らかとなったため、この現象がどのようなメカニズムで行われるのか、また、複合培養によって新たな...
【医歯薬学】薬学:大脳皮質遺伝子発現を含む研究件
❏初期ニューロンを介した大脳新皮質構築機構の解明(16H04798)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 (他14件)
【概要】哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮...
❏大脳皮質神経細胞の運命決定機構の解明(24500394)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / ニューロン / 分化 / 遺伝子発現 / 大脳新皮質 (他9件)
【概要】知覚や随意運動などの高次の機能を担う大脳の新皮質は、発生の過程で神経幹細胞が経時的に異なるニューロンを生み出すことで6層の構造を形成する。本研究では大脳皮質の形成原理を理解するために、神経幹細胞からニューロンへの分化の過程で作動する遺伝子プログラムに焦点をあて、層特異的なニューロンの分化機構について解析を行った。まずマウスの大脳皮質において各層の神経前駆細胞に発現する遺伝子群を網羅的に同定し、これ...
❏中枢神経系における神経細胞社会の構築機構(16200027)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
【キーワード】大脳皮質 / 神経細胞移動 / 脳室下帯 / 辺縁帯 / 脳室帯 (他18件)
【概要】発生中の大脳皮質において、脳室帯で誕生した神経細胞は、その多くが移動開始後に多極性移動細胞に変化し、その後中間帯で再度ロコモーション細胞に変化してから皮質板に入ることを、スライス培養下のみならずin vivoにおいても見いだした。その後は、辺縁帯直下へと移動した後、誕生時期をほぼ共通にする細胞同士が集合して、脳表面に平行な6層からなる多層構造(皮質板)を形成する。移動を終えつつある細胞は辺縁帯直下...
【医歯薬学】薬学:ラット遺伝子発現を含む研究件
❏高リン食投与ラットモデルを用いた主要臓器におけるリン恒常性調節機構解明とその応用(23300273)
【研究テーマ】食生活学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中井 雄治 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任准教授(移行) (10321788)
【キーワード】高リン食 / DNAマイクロアレイ / ラット / 腎臓 / 肝臓 (他13件)
【概要】ラットを通常食(C群)および高リン食(HP群)で24日間飼育した後、腎臓・肝臓・白色脂肪組織(WAT)を摘出し、RNAを抽出してDNAマイクロアレイ解析を行なった。その結果、両群の遺伝子発現プロファイルは大きく異なり、腎臓ではHP群においてナトリウム依存性リン酸共輸送体であるNaPi-IIbが顕著に発現上昇していた。肝臓では、HP群において脂肪酸β酸化の亢進、アミノ酸異化の抑制が認められた。WAT...
❏甲状腺ホルモンシグナリングを用いた心不全治療の試み-胎児型遺伝子発現の転換(15590723)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】絹川 弘一郎 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00345216)
【キーワード】甲状腺ホルモン / 心筋細胞 / 心肥大 / p38 MAPキナーゼ / 甲状腺ホルモンレセプター (他10件)
【概要】主として、培養心筋細胞におけるアデノウィルスを用いたTRの過剰発現系において検討した。TRβ_1の過剰発現により心筋細胞の肥大は抑制されたが、p38MAPKのリン酸化抑制を伴っており、このp38のリン酸化抑制はTRβ_1とp38αの相互作用によることも観察された。しかし、TRβ_1の過剰発現はT_3に特徴的な成体型遺伝子発現すなわちαMHCやSERCAの増加、βMHCの減少を伴った。TRβ_1の過...
【医歯薬学】看護学:遺伝子多型(SNPs)遺伝子発現を含む研究件
❏現代人の生理機能とゲノム解析から探る寒冷適応能と免疫機能の共進化(17H01453)
【研究テーマ】応用人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】綿貫 茂喜 九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (00158677)
【キーワード】生理的多型 / 遺伝的多型 / 遺伝子発現 / メチル化 / 環境適応 (他10件)
【概要】本研究は寒冷適応能と免疫機能の関連、現代人の体温調節等の生理反応と種々の免疫反応、及びゲノム・エピゲノム解析から明らかにすることを目的とした。寒冷環境の1つである高地環境において、低酸素状態と炎症反応は関連があることが知られているが、低圧低酸素曝露によってどのような免疫反応の変化が生じるのかについては十分に明らかでない。そこで、低圧低酸素時の血液成分と免疫系指標の曝露前後の変化を検討した。その結果...
❏包括的アプローチによる自己免疫疾患感受性遺伝子の解析(11470505)
【研究テーマ】人類遺伝学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】土屋 尚之 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60231437)
【キーワード】全身性エリテマトーデス / 慢性関節リウマチ / Crohn病 / 遺伝子多型 / 遺伝子発現 (他24件)
【概要】慢性関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、Crohn病の病因、病態を、ゲノム研究のアプローチを用いて検討した。 まず、過去に系統的な多型スクリーニングが施行されていなかった遺伝子(TNFR2,FCGR2B, CD28,CTLA-4,CD80, CD86,CD22,SHP-1,CCR3,CCR4,CXCR1,CXCR2,CXCR3,BLYS, BCMA, OX4OL, NKG2A,...
【医歯薬学】看護学:データベース遺伝子発現を含む研究件
❏胆道がんの臨床病理学的特徴を規定する遺伝子発現・異常の同定と診断・治療への応用(17K08769)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】尾島 英知 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80342905)
【キーワード】胆道領域がん / 細胞株 / 細胆管細胞癌 / 分子病理学的 / 遺伝子変異 (他12件)
【概要】予後良好で特徴的な組織形態像を示す細胆管細胞癌(CoCC)に注目して、その分子病理学的意義を検討した。肝内胆管癌(CCC)のCoCC成分の有無による遺伝子発現の差異をGene Set Enrichment Analysis、遺伝子異常をWhole exome sequenceデーターベースを用いて解析した。その結果、CoCC成分を有するCCCは予後良好・炎症反応・血管新生に関連する遺伝子群と優位に...
❏気候変動の影響緩和を目指した北方針葉樹の環境適応ゲノミクス(16H02554)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】後藤 晋 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60323474)
【キーワード】トドマツ / SNP / 局所適応 / 産地選択 / 多変量ランダムフォーレスト (他47件)
【概要】トドマツ産地試験林の形態・生理解析から、適応に関与する機能形質を解明した。分離集団を用いて機能形質のQTLを解明し、樹冠発達にかかわる遺伝子としてAタイプARRのタンパクが候補として挙げられた。トドマツ相互移植試験地の表現型データとSNPデータに基づくアソシエーション解析から、生残・成長・繁殖等の適応形質に関連する候補SNPを検出した。北海道全域の天然林を対象に、集団遺伝解析を行い、気象因子が遺伝...
❏胆道領域がんの発がん・増殖・進展にかかわる分子機構の解明と臨床治療への応用(26460501)
【研究テーマ】実験病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】尾島 英知 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (80342905)
【キーワード】胆道領域がん / 細胞株 / 新鮮切除検体 / 遺伝子発現 / データベース (他7件)
【概要】多数の胆道領域がんバイオリソースを用いて、発がん・増殖・進展に関わる分子機構の解明を行った。その結果、腫瘍発生部位に関連する4候補遺伝子が見いだされ、免疫組織学的検討で腫瘍存在部位に一致した発現傾向を得た。腫瘍進展因子IDCC(Intraductal carcinoma component;上皮内がん成分)に関連する50候補遺伝子の解析では、IDCC陰性群(高悪性度群)に高く発現している遺伝子の多...
【医歯薬学】看護学:老化遺伝子発現を含む研究件
❏長寿変異マウスを用いた老化の分子機構の解明(17H01537)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / SASP / RNA結合タンパク質 / 転写後調節 / 寿命 (他9件)
【概要】我々は、RNA結合蛋白質Mex3Bの欠損マウスが野生型と比較して寿命が優位に延長し、さらに細胞老化も阻害されていることを見出した。近年、細胞老化(senescence)と個体の老化を結びつける現象としてSASP(老化した細胞がサイトカイン、成長因子、細胞外基質など多種の蛋白質を細胞外に放出する現象)が注目されている。本研究 において、我々はMex3BがSASPにおいて細胞外放出されるタンパク質群の...
❏カロリー制限によるミトコンドリア機能制御機構の解明(22590814)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】新村 健 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70206332)
【キーワード】カロリー制限 / 心筋虚血 / 心保護 / 電子伝達系 / 脱アセチル化 (他14件)
【概要】カロリー制限(以下CR)は、強力な虚血心筋保護効果を発揮する。我々は、CRは特定のミトコンドリア蛋白の脱アセチル化修飾を介して虚血ストレス時の活性酸素種産出を軽減し、心保護効果を発揮する可能性を見出した。このミトコンドリア蛋白修飾は、sirtuin familyによりもたらされていると推測された。次に我々は、心筋細胞特異的SIRT1欠損マウスを作製し、CR効果の発現には心筋細胞のSIRT1が必須で...
【医歯薬学】看護学:miRNA遺伝子発現を含む研究件
❏栄養応答におけるマイクロRNAの役割を探る(24658118)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】マイクロRNA / アミノ酸 / タンパク質栄養 / 遺伝子発現 / ロイシン (他11件)
【概要】マイクロRNA(miRNA)は、タンパク質に翻訳されない小さなRNAであり、様々なmRNAに作用して遺伝子の発現を制御する。栄養条件の変化により量が変わるmiRNAを探索する目的で、アミノ酸のひとつロイシン欠乏に応答するmiRNAをDNAマイクロアレイにより調べたところ、miR-149*の増加に着目した。また、低タンパク質食に応答するmiR-203の量を培養細胞において人工的に増減させたところ、そ...
❏次世代シーケンシングによるメダカ小分子RNAの完全解析と機能の解明(21310125)
【研究テーマ】基礎ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浅川 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30231872)
【キーワード】動物ゲノム / メダカ / トラフグ / 次世代シーケンサー / 小分子RNA (他13件)
【概要】本研究では次世代シーケンサーを用いてメダカおよびトラフグの各組織(速筋、遅筋、腸、眼、脳、心臓、肝臓、卵巣、精巣、初期胚など)から得た小分子RNA(miRNA, piRNA, siRNA)の塩基配列を解読し、その発現プロフィールを明らかにした。精巣、卵巣以外の各組織ではmiRNAが主要な発現産物であったが、精巣、卵巣ではpiRNAが主要な発現産物であることが推定された。またメダカとトラフグに共通に...
【医歯薬学】看護学:エピジェネテイクス遺伝子発現を含む研究件
❏生後発達期シナプス刈り込みのエピジェネティクスによる制御(18H04012)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】狩野 方伸 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (40185963)
【キーワード】シナプス刈り込み / 生後発達 / 小脳 / プルキンエ細胞 / 登上線維 (他8件)
【概要】生後発達期の神経系におけるシナプス刈り込みは、動物が環境に適応するために神経回路を最適化する仕組みと考えられる。シナプス刈り込みには神経の活動が必須と考えられるが、神経の活動がどのような遺伝子発現を経てシナプス刈り込みを引き起こし、永続的な神経回路の変化として固定化されるのかはよくわかっていなかった。本研究では、マウスの小脳でみられるシナプス刈り込みをモデルとして、その仕組みを追及し、これに関わる...
❏甲状腺ホルモンを介する脳発達における化学物質によるエピジェネティックな修飾機構(18H03379)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】鯉淵 典之 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80234681)
【キーワード】内分泌かく乱 / 甲状腺ホルモン / 脳発達 / 内分泌かく乱化学物質 / エピゲノム (他9件)
【概要】環境化学物質による甲状腺ホルモン(TH)のシグナル伝達経路への修飾作用を,in silicoから行動解析までを用いて調べた。用いる予定だった水酸化PCBが処理の問題から使用できなくなりイソフラボン,PFOS,ガドリニウム造影剤などを用いた。イソフラボンはTH受容体およびエストロゲン受容体などのクロストークにより作用し,神経突起進展やアストロサイト移動を修飾した,PFOSは曝露で種々の行動異常を生じ...
❏新規ブロモドメイン含有タンパク質を標的とした新たな大腸がん治療戦略(17K07214)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山口 貴世志 東京大学, 医科学研究所, 特任講師 (50466843)
【キーワード】大腸がん / 分子標的治療 / エピジェネティクス / ブロモドメイン / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】我々はこれまでに、ブロモドメインタンパク質ファミリーに属するBRD8が腫瘍組織で発現増加していることや、BRD8が調節する遺伝子群を明らかにしてきたが、その主要な機能ドメインであるブロモドメインについては不明な点が多かった。本研究において、細胞内でBRD8がヒストンタンパク質と相互作用すること、さらに既に開発されているブロモドメイン阻害剤(BETファミリー阻害剤)に対して感受性を示さないことが明ら...
【医歯薬学】看護学:脳・神経遺伝子発現を含む研究件
❏新規無毒化HSVベクターを用いた神経細胞選択的治療遺伝子デリバリーシステムの開発(16K08249)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】宮川 世志幸 日本医科大学, 医学部, 講師 (90415604)
【キーワード】ヘルペスウイルス / 遺伝子治療 / 遺伝子発現 / インシュレーター / 無毒化 (他14件)
【概要】本研究では、申請者らが開発した無毒化ヘルペスウイルス(HSV)ベクターシステムを応用して、神経特異的に治療遺伝子を送達できる新規遺伝子治療用担体の創出を目指している。同技術開発のために、本研究ではHSVゲノム上の神経特異的に転写活性化するTR領域に注目し、その遺伝子発現機構を解析した。その結果、TR領域に存在するインシュレーターが本領域からの遺伝子発現に重要な役割を果たしていること、また本制御配列...
❏大脳皮質神経細胞の運命決定機構の解明(24500394)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】花嶋 かりな 独立行政法人理化学研究所, 多細胞システム形成研究センター, チームリーダー (80469915)
【キーワード】大脳皮質 / ニューロン / 分化 / 遺伝子発現 / 大脳新皮質 (他9件)
【概要】知覚や随意運動などの高次の機能を担う大脳の新皮質は、発生の過程で神経幹細胞が経時的に異なるニューロンを生み出すことで6層の構造を形成する。本研究では大脳皮質の形成原理を理解するために、神経幹細胞からニューロンへの分化の過程で作動する遺伝子プログラムに焦点をあて、層特異的なニューロンの分化機構について解析を行った。まずマウスの大脳皮質において各層の神経前駆細胞に発現する遺伝子群を網羅的に同定し、これ...
【医歯薬学】看護学:遺伝子遺伝子発現を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏トレニアのシュート再生系を用いた脱分化とシュート頂分裂組織新構築の解析(17K07437)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】杉山 宗隆 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50202130)
【キーワード】トレニア / シロイヌナズナ / シュート再生 / 表皮細胞 / 脱分化 (他14件)
【概要】本研究では、茎断片の表皮細胞が脱分化・増殖し、カルス相なしに不定芽のシュート頂分裂組織(SAM)を新たに形成する、トレニアの直接シュート再生系を用い、脱分化とSAM新構築について、細胞学的解析とトランスクリプトーム解析を行った。その結果、サイトカイニンに応答した表皮細胞の核小体の発達と細胞分裂の再開、光依存の細胞増殖の活性化を経て、増殖細胞の領域化が起き、SAMが構築されることなどが明らかになった...
❏Bcl11bによる嗅神経細胞の二者択一的運命決定の制御機構(16K07366)
【研究テーマ】発生生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】廣田 順二 東京工業大学, バイオ研究基盤支援総合センター, 准教授 (60405339)
【キーワード】嗅覚 / 嗅覚受容体 / 嗅神経細胞 / 神経分化 / 遺伝子発現 (他11件)
【概要】匂いを感知する嗅覚受容体は、魚類から哺乳類に至る脊椎動物に共通して存在するクラスI(水棲型)と陸棲動物に特異的なクラスII(陸棲型)の2種類に大きく分類される。つまり鼻の中では発現する受容体のタイプによって異なる2種類の嗅神経細胞が作り出されるが、そのメカニズムは長年未解明のままだった。本研究では、2種類の嗅神経細胞を作り分けるのに転写因子Bcl11bが重要な機能を果たしていることを明らかにした。...
【医歯薬学】看護学:網羅的解析遺伝子発現を含む研究件
❏肝細胞増殖因子HGFの新規作用:癌細胞に対する不可逆的な増殖抑制作用の分子機構(26440048)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】田中 利明 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40263446)
【キーワード】肝細胞増殖因子 / 細胞増殖抑制 / HepG2細胞 / 癌 / エピゲノム (他17件)
【概要】HGFによる癌抑制の研究において、研究代表者はHGFがある条件下で「不可逆的増殖抑制作用」を示すことを見つけた。一時的な細胞増殖停止が不可逆に至る機構を調べ、次項を明らかにした。 HGFで不可逆的増殖停止する肝癌細胞株HepG2において、(1)発現しているOct3/4, Sox2, Klf4(山中因子)は不可逆的停止に関与しない、(2)不可逆的増殖停止に細胞周期因子p57KIP2が係わり得る、(3...
❏運動誘発性炎症作用における翻訳動態変化の網羅的解析(26560370)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】運動 / 翻訳動態 / Ribosome profiling / 次世代シーケンサー / マウス (他17件)
【概要】これまで多くの研究がなされてきた転写動態変化に関連する作用機序に加え、翻訳動態変化も生体システムに重要な影響を及ぼしている。また近年、これまでは技術的に困難であった翻訳動態変化を網羅的に解析可能な技術(Ribosome profiling)が開発され、次世代シーケンサーにより解析することで、それぞれのmRNAが実際はどの程度翻訳されていたのかを網羅的かつ1塩基単位の高精度で解析することができるよう...
【医歯薬学】看護学:ゲノム遺伝子発現を含む研究件
❏ヒト共生細菌ゲノムがコードする二次代謝産物の生産とその機能解明(18K19139)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】阿部 郁朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (40305496)
【キーワード】腸内細菌 / ヒト共生菌 / 生合成 / ゲノム / 二次代謝産物 (他6件)
【概要】本研究において、放線菌由来抗腫瘍性化合物の生産系を確立し、他微生物での発現系の構築に向けた準備段階は終了した。また、ヒト感染性細菌代謝物の生理活性を明らかにし、その生合成酵素などのツールも取得している。腸内細菌のC-C結合開裂酵素においては、酵素の立体構造の知見がいくつかすでに得られており、これらを利用することでさらに有効な生理活性化合物を微生物生産することができる。今後、これらの遺伝子、代謝物、...
❏新規ブロモドメイン含有タンパク質を標的とした新たな大腸がん治療戦略(17K07214)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山口 貴世志 東京大学, 医科学研究所, 特任講師 (50466843)
【キーワード】大腸がん / 分子標的治療 / エピジェネティクス / ブロモドメイン / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】我々はこれまでに、ブロモドメインタンパク質ファミリーに属するBRD8が腫瘍組織で発現増加していることや、BRD8が調節する遺伝子群を明らかにしてきたが、その主要な機能ドメインであるブロモドメインについては不明な点が多かった。本研究において、細胞内でBRD8がヒストンタンパク質と相互作用すること、さらに既に開発されているブロモドメイン阻害剤(BETファミリー阻害剤)に対して感受性を示さないことが明ら...
❏統計モデルによるゲノムワイドな遺伝子転写カスケード解析法の開発(16K00387)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】大里 直樹 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 主任研究員 (50509536)
【キーワード】転写制御 / 転写因子 / エンハンサー / クロマチン相互作用 / インシュレータ (他17件)
【概要】ゲノムワイドな遺伝子転写カスケードの解析のために、遺伝子の転写開始点から離れた位置(遠位)のDNAに結合する、転写因子が発現を制御する遺伝子(転写標的遺伝子)を予測する手法を開発した。転写標的遺伝子の予測のために、転写因子のDNA結合の位置と遺伝子の転写開始点の対応関係の基準を評価するための指標を見出した。同じ転写因子の転写標的遺伝子には、似た機能をもつ遺伝子が多く含まれ、遺伝子機能の数を転写標的...
【医歯薬学】看護学:バイオマーカー遺伝子発現を含む研究件
❏悪性脳腫瘍の光線力学診断法:分子機構の解明と診断への応用(23650619)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】石川 智久 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 上級研究員 (60193281)
【キーワード】悪性脳腫瘍 / 光線力学診断 / 光線力学治療 / 5-アミノレブリン酸(ALA) / ポルフィリン (他19件)
【概要】5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた悪性脳腫瘍の光線力学診断の分子機構を解明し、その臨床応用を目指した。正常脳と脳腫瘍とを差別化するバイオマーカーを探索した結果、ALA取り込みに関与するPEPT、プロトポルフィリンIXの排出に関与するABCGが重要なファクターであることを発見した。一方、転写因子Nrf2がABCG2遺伝子の発現を誘導する重要なファクターであり、その遺伝子のSNP (-617C&g...
❏フロン代替物質神経毒性の分子・細胞標的解析と中枢神経障害バイオマーカーの確立(19390160)
【研究テーマ】衛生学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】市原 学 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90252238)
【キーワード】ブロモプロパン / 神経毒性 / バイオマーカー / フロン代替物質 / 分子標的 (他13件)
【概要】脳の各部位中では海馬と大脳皮質において1-ブロモプロパン曝露による神経伝達物質遺伝子発現への影響が大きいことがわかった。3系統のマウスおよびNrf2ノックアウトマウスを用いた実験により、曝露に対する感受性には、CYPIIE1、グルタチオン系が寄与し、酸化ストレスが毒性作用と関係していることが明らかにされた。また、蛋白中システインが分子標的の一つであることが付加物解析により明らかとなった。 ...
【医歯薬学】看護学:サルコぺニア遺伝子発現を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏サルコペニアの部位差に関わる分子基盤の解明(24650342)
【研究テーマ】リハビリテーション科学・福祉工学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】田中 信帆 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 政策医療企画部, 研究員 (60530920)
【キーワード】サルコペニア / 加齢 / 部位 / 分子基盤 / マイクロアレイ (他9件)
【概要】部位特異的筋委縮に関わる遺伝子をcDNAマイクロアレイで解析を行った。高齢群と若年群の大腿四頭筋とハムストリングスの筋組織を解析し、高齢群の増加する遺伝子をそれぞれの筋で絞り込んだ。さらにその中からハムストリングと比べて大腿四頭筋で発現率の大きい遺伝子を調べ、大腿四頭筋で大きく増加した遺伝子20個を同定した。パスウェイ解析では10個のパスウェイが大腿四頭筋で同定された。 ...
【医歯薬学】看護学:生活習慣病遺伝子発現を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏ライフスタイルを包括した統合型ニュートリオミクス研究の基礎と展開(21380076)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】ニュートリゲノミクス / 遺伝子発現 / 栄養 / 生活習慣 / 運動 (他21件)
【概要】食品を摂取した動物がどのような応答を示すかを、多数の分子を網羅的に解析するオミクス解析という手法で解析した。遺伝子発現量、タンパク質量、代謝物量など、様々な網羅的解析を組み合わせた。この方向の研究を推進するためのデータベースや解析ツールを改良し、その有効性を実証した。食品のみならず、運動や日内リズムなど関係する生活習慣の影響も合わせて解析することに成功した。 ...
【医歯薬学】看護学:脳腫瘍遺伝子発現を含む研究件
❏腫瘍微小環境に基づいたVEGF抑制を超える脳腫瘍に対する血管新生抑制療法の開発(24390339)
【研究テーマ】脳神経外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高野 晋吾 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (50292553)
【キーワード】神経膠腫 / 血管新生 / 微小環境 / 周皮細胞 / RANTES (他23件)
【概要】神経膠腫の血管新生にはVEGF誘導による血管内皮細胞の働き以外に、微小環境の細胞とのクロストークが重要であることが明らかにされた。微小環境には腫瘍細胞のほかに、腫瘍幹細胞、間葉系幹細胞、周皮細胞により血管新生が促進された。そのVEGF以外の標的分子としてSDF-1 (CXCR4)の関与は少なく、RANTESが注目された。今後、さらに標的分子の効果を動物モデルで確認するとともに、クロストークの点で神...
❏悪性脳腫瘍の光線力学診断法:分子機構の解明と診断への応用(23650619)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】石川 智久 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 上級研究員 (60193281)
【キーワード】悪性脳腫瘍 / 光線力学診断 / 光線力学治療 / 5-アミノレブリン酸(ALA) / ポルフィリン (他19件)
【概要】5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた悪性脳腫瘍の光線力学診断の分子機構を解明し、その臨床応用を目指した。正常脳と脳腫瘍とを差別化するバイオマーカーを探索した結果、ALA取り込みに関与するPEPT、プロトポルフィリンIXの排出に関与するABCGが重要なファクターであることを発見した。一方、転写因子Nrf2がABCG2遺伝子の発現を誘導する重要なファクターであり、その遺伝子のSNP (-617C&g...
【医歯薬学】看護学:栄養遺伝子発現を含む研究件
❏武器甲虫をモデルとした表現型可塑性のエピゲノム制御機構の解析(15K14443)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】エピゲノム / 栄養 / 表現型可塑性 / 形態形成 / 発生 (他7件)
【概要】同じゲノムの個体が種々の表現型を示す表現型の可塑性は、生物全体に見られる現象であるが、その機構はわかっていない。本研究では、表現型可塑性が武器形質に見られる昆虫オオツノコクヌストモドキを用いて、発生時の栄養と武器形質を結びつけるエピゲノム分子機構を明らかにした。RNA-seqにより未同定のエピゲノム因子を多数同定し、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)などの遺伝子をノックダウンしたところ、大顎形質...
❏RNA新大陸における栄養応答の探索的研究(21658049)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】マイクロRNA / 栄養 / 絶食 / 低タンパク質食 / DNAマイクロアレイ (他9件)
【概要】6週齢Wistar系雄ラットを3日間予備飼育後、対照群、絶食群、5%タンパク質食群(各n=6)の3群にわけて14日間飼育した。対照群ラットの食餌はAIN93G、絶食群はAIN93Gで13日間飼育した後に24時間絶食、5%タンパク質食群は5%カゼイン食で14日間飼育した。肝臓より取得したRNAをプールし、GeneChip miRNA Arrays (Affymetrix)にてmiRNAの存在量を解析...
❏ライフスタイルを包括した統合型ニュートリオミクス研究の基礎と展開(21380076)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】加藤 久典 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任教授 (40211164)
【キーワード】ニュートリゲノミクス / 遺伝子発現 / 栄養 / 生活習慣 / 運動 (他21件)
【概要】食品を摂取した動物がどのような応答を示すかを、多数の分子を網羅的に解析するオミクス解析という手法で解析した。遺伝子発現量、タンパク質量、代謝物量など、様々な網羅的解析を組み合わせた。この方向の研究を推進するためのデータベースや解析ツールを改良し、その有効性を実証した。食品のみならず、運動や日内リズムなど関係する生活習慣の影響も合わせて解析することに成功した。 ...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達遺伝子発現を含む研究件
❏植物における硝酸シグナル伝達の総合理解(18H03940)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸応答 / 遺伝子発現 / シグナル伝達 / 窒素栄養 (他15件)
【概要】硝酸応答を担うNLP転写活性化因子が直接、発現を誘導する遺伝子として新たにホメオドメン-ロイシンジッパー型(HB)転写因子遺伝子を同定した。このHB転写因子の機能欠損変異株は斑入りの表現型を示し、また、この機能欠損変異株の葉肉細胞の多くで葉緑体の発達の異常が起こっていることを明らかにした。さらに、HB転写因子の欠損変異体のトランスクリプトーム解析により、HB転写因子は葉緑体の発達や機能維持に関わる...
❏長寿変異マウスを用いた老化の分子機構の解明(17H01537)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
【キーワード】老化 / SASP / RNA結合タンパク質 / 転写後調節 / 寿命 (他9件)
【概要】我々は、RNA結合蛋白質Mex3Bの欠損マウスが野生型と比較して寿命が優位に延長し、さらに細胞老化も阻害されていることを見出した。近年、細胞老化(senescence)と個体の老化を結びつける現象としてSASP(老化した細胞がサイトカイン、成長因子、細胞外基質など多種の蛋白質を細胞外に放出する現象)が注目されている。本研究 において、我々はMex3BがSASPにおいて細胞外放出されるタンパク質群の...
❏植物における硝酸応答の分子基盤の解明(25252014)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】柳澤 修一 東京大学, 生物生産工学研究センター, 教授 (20222359)
【キーワード】植物 / 硝酸シグナル / シグナル伝達 / 転写因子 / 遺伝子発現制御 (他10件)
【概要】植物の窒素栄養環境への適応において硝酸応答型の遺伝子発現は中心的な役割を担う。この硝酸応答型遺伝子発現を担う転写因子はNLPタンパク質群であることを同定していることから、NLP転写因子群を手がかりに、モデル植物であるシロイヌナズナを用いて硝酸応答型遺伝子発現の制御機構の解析を行った。DNAマイクロアレイ解析によって、NLP転写因子群は硝酸応答型遺伝子発現のほとんどを制御しているマスターレギュレータ...
【医歯薬学】看護学:分子生物学遺伝子発現を含む研究件
❏創傷感染メカニズムの解明による新たな看護ケア方法の確立(23792692)
【研究テーマ】地域・老年看護学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】仲上 豪二朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70547827)
【キーワード】クオラムセンシング / シグナル伝達 / 褥瘡 / 感染 / 緑膿菌 (他14件)
【概要】本研究は高齢者で特に問題となる褥瘡の感染を適切に予防・管理する新しい方策を構築することを目的に、褥瘡感染発症メカニズム解明のための基礎的検討を行った。緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシルホモセリンラクトンを線維芽細胞に曝露させた際の細胞応答を検証したところ、Matrix metalloproteinase (Mmp-9)の遺伝子発現が上昇していることが明らかとなった。特にこれらはAP-1...
❏心臓流出路の発生における前方心臓領域細胞と転写因子Tbx1の機能(17591114)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】山岸 敬幸 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (40255500)
【キーワード】形態形成 / 細胞分化 / 分子生物学 / 発生医学 / 疾患モデル動物 (他13件)
【概要】近年、前方心臓領域(anterior heart field:AHF)とよばれる咽頭弓中胚葉領域に由来し、心臓流出路の発生に関与する新たな細胞群が発見された。本研究では、AHFに発現する転写因子Tbx1に着目し、AHF由来細胞の心臓流出路形成における分子機構と役割について解析し、以下の成果を得た。1)Tbx1のプロモーター領域のDNA配列と、その配列に結合する転写因子について解析した結果、Tbx1...
❏コリンアセチル転移酵素の遺伝子発現機構の研究(05780593)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】三澤 日出巳 (財)東京都神経科学総合研究所, 神経学研究部門, 主事研究員 (80219617)
【キーワード】コリンアセチル転移酵素 / 遺伝子発現 / 分子生物学
【概要】中枢および末梢の神経伝達物質アセチルコリンの生合成酵素、コリンアセチル転移酵素(ChAT)はコリン作動性ニューロンの機能状態を示す最も特異的なマーカーである。特定のコリン作動性ニューロンがどのようにしてアセチルコリンを伝達物質とする表現型を獲得してゆき、正常時や病態時に、ChAT遺伝子の発現がどの様に制御されているかを解明するためには、ChAT遺伝子のクローニングとその遺伝子発現の調節機構の解析は...
【医歯薬学】看護学:感染遺伝子発現を含む研究件
❏創傷感染メカニズムの解明による新たな看護ケア方法の確立(23792692)
【研究テーマ】地域・老年看護学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】仲上 豪二朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70547827)
【キーワード】クオラムセンシング / シグナル伝達 / 褥瘡 / 感染 / 緑膿菌 (他14件)
【概要】本研究は高齢者で特に問題となる褥瘡の感染を適切に予防・管理する新しい方策を構築することを目的に、褥瘡感染発症メカニズム解明のための基礎的検討を行った。緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシルホモセリンラクトンを線維芽細胞に曝露させた際の細胞応答を検証したところ、Matrix metalloproteinase (Mmp-9)の遺伝子発現が上昇していることが明らかとなった。特にこれらはAP-1...
❏新たな創傷感染発症機序の解明に基づくリアルタイムアセスメント指標とケア方法の開発(21890064)
【研究テーマ】地域・老年看護学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】仲上 豪二朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70547827)
【キーワード】クオラムセンシング / 褥瘡 / 感染 / 遺伝子発現
【概要】褥瘡における細菌感染の病態メカニズムは十分明らかになっていない。本研究では、緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシル化ホモセリンラクトン(AHL)に着目し、感染における役割を検討した。その結果、AHLにより創部に炎症が誘導されていることが明らかになった。また、ラット線維芽細胞株においてAP-1/MAPKシグナリングを介して、Matrix Metalloproteinase(MMP)の発現が制...
【医歯薬学】看護学:放射線遺伝子発現を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏低線量放射線の発癌リスク評価のための遺伝子変異の解析(09480123)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】神谷 研二 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (60116564)
【キーワード】マウス肝癌 / SDF-II / 放射線 / VL30 / 遺伝子発現 (他14件)
【概要】放射線誘発B6C3Flマウス肝癌における遺伝子変異を解析する目的で、mRNAの発現レベルが変化している遺伝子の同定とLOH解析を行った。材料として、B6C3Flマウス肝癌と、この肝癌を培養系に導入して樹立した肝癌細胞株を用いた。(1)原発肝癌において、正常肝組織に比べmRNAの発現レベルが変化している遺伝子の同定をdifferential display法で行った。原発肝癌で遺伝子発現が亢進してい...
【医歯薬学】看護学:クオラムセンシング遺伝子発現を含む研究件
❏活性汚泥内に存在する微生物細胞間シグナル物質の多様性、動態、作用機構の解明(19H02270)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】飛野 智宏 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (90624916)
【キーワード】クオラムセンシング / 活性汚泥 / アシルホモセリンラクトン / 高分解能質量分析 / 複合微生物系 (他13件)
【概要】下廃水の生物学的処理プロセスである活性汚泥法を対象とし、その中の微生物細胞間情報伝達機構(クオラムセンシング)を解明するための研究を進めた。具体的には、クオラムセンシングで用いられるシグナル物質を、未知のものを含めて幅広く探索するための手法を確立し、実処理場内に存在するシグナル物質の多様性と動態を明らかにした。また、活性汚泥内に存在するシグナル物質合成酵素遺伝子の多様性を明らかとするため、遺伝子キ...
❏創傷感染メカニズムの解明による新たな看護ケア方法の確立(23792692)
【研究テーマ】地域・老年看護学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】仲上 豪二朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70547827)
【キーワード】クオラムセンシング / シグナル伝達 / 褥瘡 / 感染 / 緑膿菌 (他14件)
【概要】本研究は高齢者で特に問題となる褥瘡の感染を適切に予防・管理する新しい方策を構築することを目的に、褥瘡感染発症メカニズム解明のための基礎的検討を行った。緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシルホモセリンラクトンを線維芽細胞に曝露させた際の細胞応答を検証したところ、Matrix metalloproteinase (Mmp-9)の遺伝子発現が上昇していることが明らかとなった。特にこれらはAP-1...
❏新たな創傷感染発症機序の解明に基づくリアルタイムアセスメント指標とケア方法の開発(21890064)
【研究テーマ】地域・老年看護学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】仲上 豪二朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70547827)
【キーワード】クオラムセンシング / 褥瘡 / 感染 / 遺伝子発現
【概要】褥瘡における細菌感染の病態メカニズムは十分明らかになっていない。本研究では、緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシル化ホモセリンラクトン(AHL)に着目し、感染における役割を検討した。その結果、AHLにより創部に炎症が誘導されていることが明らかになった。また、ラット線維芽細胞株においてAP-1/MAPKシグナリングを介して、Matrix Metalloproteinase(MMP)の発現が制...
【医歯薬学】看護学:トランスレーショナルリサーチ遺伝子発現を含む研究件
❏網羅的な遺伝子発現解析に基づく十二指腸上皮性腫瘍の発症機構の解明(17K15925)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】坂口 賀基 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20791445)
【キーワード】十二指腸上皮性腫瘍 / GSEA / 網羅的遺伝子発現解析 / Wnt/βcatenin pathway (他14件)
【概要】十二指腸上皮性腫瘍の網羅的遺伝子発現プロファイルに対するバイオインフォマティクス解析を施行した。主な実績として、Gene set enrichment analysisを通して十二指腸上皮性腫瘍における発現遺伝子が大腸腺腫と極めて類似している(p値<10-5)ことを初めて示した。またWnt/βcatenin pathwayが十二指腸上皮性腫瘍の形成に強く関与しているこ とも初めて示した。さら...
❏創傷感染メカニズムの解明による新たな看護ケア方法の確立(23792692)
【研究テーマ】地域・老年看護学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】仲上 豪二朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70547827)
【キーワード】クオラムセンシング / シグナル伝達 / 褥瘡 / 感染 / 緑膿菌 (他14件)
【概要】本研究は高齢者で特に問題となる褥瘡の感染を適切に予防・管理する新しい方策を構築することを目的に、褥瘡感染発症メカニズム解明のための基礎的検討を行った。緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシルホモセリンラクトンを線維芽細胞に曝露させた際の細胞応答を検証したところ、Matrix metalloproteinase (Mmp-9)の遺伝子発現が上昇していることが明らかとなった。特にこれらはAP-1...
❏エピゲノム修復に基づく発達障害疾患の新規治療戦略(23390272)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保田 健夫 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (70293511)
【キーワード】エピジェネティクス / エピゲノム / レット症候群 / MeCP2 / 遺伝子発現 (他17件)
【概要】エピゲノムには、ゲノムにはない可逆性が存在する。そこで、エピゲノム異常に起因する発達障害疾患(Rett症候群)を対象にエピゲノム修復治療の可能性を検証した。当初、個々の遺伝子に作用する化合物の作製を予定したが、修復対象遺伝子が多数想定されたことから、グローバルな作用を有する化合物の探索を行った。その結果、本症に使用されている抗てんかん薬に多数の遺伝子を対象にしたエピゲノム修復を介した発現回復作用が...
【医歯薬学】看護学:肥満遺伝子発現を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏新しいマクロファージ分子M-modによる2型糖尿病制御(24500494)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北村 浩 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (80312403)
【キーワード】マクロファージ / 糖尿病 / 炎症 / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス (他16件)
【概要】マクロファージのM-mod(USP2A)の2型糖尿病発症における役割と作用機構を検証した。肥満マウスの脂肪組織マクロファージではM-mod2の発現が減少した。一方、マクロファージ選択的M-modトランスジェニックマウスを作成し、3カ月間の高脂肪給餌に供したところ、血液生化学的な変化は見られなかったが、脂肪組織マクロファージの炎症関連遺伝子の発現や脂肪組織への浸潤が抑えられた。さらに1年間後には体重...
【医歯薬学】看護学:分子標的治療遺伝子発現を含む研究件
❏新規ブロモドメイン含有タンパク質を標的とした新たな大腸がん治療戦略(17K07214)
【研究テーマ】腫瘍治療学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】山口 貴世志 東京大学, 医科学研究所, 特任講師 (50466843)
【キーワード】大腸がん / 分子標的治療 / エピジェネティクス / ブロモドメイン / 遺伝子発現 (他6件)
【概要】我々はこれまでに、ブロモドメインタンパク質ファミリーに属するBRD8が腫瘍組織で発現増加していることや、BRD8が調節する遺伝子群を明らかにしてきたが、その主要な機能ドメインであるブロモドメインについては不明な点が多かった。本研究において、細胞内でBRD8がヒストンタンパク質と相互作用すること、さらに既に開発されているブロモドメイン阻害剤(BETファミリー阻害剤)に対して感受性を示さないことが明ら...
❏新規ブロモドメインタンパクのエピジェネティックリーダー機能の解析と癌細胞での役割(26860206)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】山口 貴世志 東京大学, 医科学研究所, 特任講師 (50466843)
【キーワード】分子標的治療 / 大腸がん / 遺伝子発現 / エピジェネティクス / ゲノム
【概要】大腸がんで発現亢進を認めるブロモドメインタンパク質BRD8は、エピジェネティックな遺伝子発現調節に深く関わっているものと考えられるが、その標的となる遺伝子は明らかになっていない。本研究では遺伝子発現データ、ChIP-seqデータ、さらにChIA-PETデータを統合解析することにより、BRD8が直接制御する49遺伝子を同定した。この遺伝子群には、がんの発生や進展に関わる重要なシグナル経路を制御する遺...
【医歯薬学】看護学:環境遺伝子発現を含む研究件
❏植物利用型有用タンパク質生産における環境制御とその効果の機構解明に関する研究(17H03893)
【研究テーマ】農業環境・情報工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】松田 怜 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20547228)
【キーワード】環境制御 / バイオ医薬品 / 植物工場 / 一過性遺伝子発現 / ベンサミアナタバコ (他18件)
【概要】一過性遺伝子発現法を用いた植物利用型有用タンパク質生産における,遺伝子導入前後の栽培環境条件の影響,および遺伝子導入後の気温が有用タンパク質生産量に及ぼす影響のメカニズムを明らかにすることを目的とした。遺伝子導入後の高PPFDおよび高CO2濃度がヘマグルチニン(HA)生産に必ずしも効果的ではないこと,および遺伝子導入前のPPFDおよび気温制御が遺伝子導入後のHA生産にとって重要であることが明らかと...
❏武器甲虫をモデルとした表現型可塑性のエピゲノム制御機構の解析(15K14443)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】太田 邦史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90211789)
【キーワード】エピゲノム / 栄養 / 表現型可塑性 / 形態形成 / 発生 (他7件)
【概要】同じゲノムの個体が種々の表現型を示す表現型の可塑性は、生物全体に見られる現象であるが、その機構はわかっていない。本研究では、表現型可塑性が武器形質に見られる昆虫オオツノコクヌストモドキを用いて、発生時の栄養と武器形質を結びつけるエピゲノム分子機構を明らかにした。RNA-seqにより未同定のエピゲノム因子を多数同定し、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)などの遺伝子をノックダウンしたところ、大顎形質...
❏メダカの温度順化反応における遺伝子発現の調節機構(18657028)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】東中川 徹 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70131935)
【キーワード】メダカ / 温度順化 / 環境 / 筋肉 / 遺伝子発現
【概要】温帯では四季、昼夜で気温が大きく変化するため、そこに住んでいる動物は広い温度域に対応して生きている。そのため、動物が低温や高温に順化する過程では遺伝子の発現状態が変化していると考えられる。しかし、この温度順化現象の分子機構の研究はきわめて少ない。温帯の水生動物であるニホンメダカが生存できるのは5℃〜35℃であり、低温順化の過程での遺伝子発現の変化を解明する実験材料として適している。 今回、メダカを...
【医歯薬学】看護学:褥瘡遺伝子発現を含む研究件
❏創傷感染メカニズムの解明による新たな看護ケア方法の確立(23792692)
【研究テーマ】地域・老年看護学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】仲上 豪二朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70547827)
【キーワード】クオラムセンシング / シグナル伝達 / 褥瘡 / 感染 / 緑膿菌 (他14件)
【概要】本研究は高齢者で特に問題となる褥瘡の感染を適切に予防・管理する新しい方策を構築することを目的に、褥瘡感染発症メカニズム解明のための基礎的検討を行った。緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシルホモセリンラクトンを線維芽細胞に曝露させた際の細胞応答を検証したところ、Matrix metalloproteinase (Mmp-9)の遺伝子発現が上昇していることが明らかとなった。特にこれらはAP-1...
❏新たな創傷感染発症機序の解明に基づくリアルタイムアセスメント指標とケア方法の開発(21890064)
【研究テーマ】地域・老年看護学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】仲上 豪二朗 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70547827)
【キーワード】クオラムセンシング / 褥瘡 / 感染 / 遺伝子発現
【概要】褥瘡における細菌感染の病態メカニズムは十分明らかになっていない。本研究では、緑膿菌のクオラムセンシングシグナルであるアシル化ホモセリンラクトン(AHL)に着目し、感染における役割を検討した。その結果、AHLにより創部に炎症が誘導されていることが明らかになった。また、ラット線維芽細胞株においてAP-1/MAPKシグナリングを介して、Matrix Metalloproteinase(MMP)の発現が制...
【医歯薬学】看護学:酸化ストレス遺伝子発現を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏動脈管閉鎖の分子機構解明(23390277)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】南沢 享 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40257332)
【キーワード】vascular remodeling / 動脈管 / 新生児 / 弾性線維 / プロスタグランジン (他12件)
【概要】胎生期特有の血管である動脈管は生直後に閉鎖するが、その閉鎖の分子機序は不明な点が多い。本研究において、我々はPGE2-EP4シグナル経路が動脈管弾性線維の低形成をきたす主要なシグナルであること、PGE2-EP4シグナル経路においてcAMP経路を介さない下流シグナルとして、NFkB経路が活性化していること、動脈管内皮細胞の遺伝子発現プロファイルを世界で初めて明らかにした。これらの新たな知見を活かすこ...
【医歯薬学】看護学:糖尿病遺伝子発現を含む研究件
❏エネルギー代謝ネットワーク異常による疾患の分子基盤解明(18KT0017)
【研究テーマ】複雑系疾病論
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-07-18 - 2022-03-31
【研究代表者】田中 廣壽 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特別招聘教授 (00171794)
【キーワード】複雑系 / 代謝 / グルココルチコイド受容体 / 臓器連関 / 肥満 (他20件)
【概要】個体のエネルギー代謝や体組成は多くの要素・調節系の複雑な連関によって制御され、その様式は個体の状況によっても変動する。このような代謝の複雑系は、肥満や糖尿病、サルコペニアの病態においても重要と考え、その理解を目指して、複数の代謝変容モデルマウスにおける数理解析と分子生物学的検証を進めた。肥満での体内の過剰な脂肪蓄積の一部が、骨格筋のグルココルチコイドシグナルおよびその制御下で生じる高インスリン血症...
❏新しいマクロファージ分子M-modによる2型糖尿病制御(24500494)
【研究テーマ】実験動物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】北村 浩 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (80312403)
【キーワード】マクロファージ / 糖尿病 / 炎症 / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス (他16件)
【概要】マクロファージのM-mod(USP2A)の2型糖尿病発症における役割と作用機構を検証した。肥満マウスの脂肪組織マクロファージではM-mod2の発現が減少した。一方、マクロファージ選択的M-modトランスジェニックマウスを作成し、3カ月間の高脂肪給餌に供したところ、血液生化学的な変化は見られなかったが、脂肪組織マクロファージの炎症関連遺伝子の発現や脂肪組織への浸潤が抑えられた。さらに1年間後には体重...
❏翻訳リボゾーム親和精製法による弓状核におけるインスリンシグナルの標的遺伝子の同定(22590995)
【研究テーマ】代謝学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】中江 淳 慶應義塾大学, 医学部, 特任准教授 (00344573)
【キーワード】エネルギー / 糖質代謝異常 / AGRPニューロン / TRAP法 / 遺伝子発現解析 (他12件)
【概要】本研究では、視床下部弓状核のAGRPニューロン特異的な遺伝子発現解析に、Translating Ribosome Affinity Purification (TRAP)法を利用し、EGFPとlarge-subunit ribosomal protein L10aのN末端との融合蛋白を特異的に発現させるトランスジェニックマウスの作製を試みた。2ラインの陽性マウスを得、このマウスとニューロン特異的C...