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「バイオミネラリゼーション」サイレントキーワードを含む研究
【数物系科学】地球惑星科学:生体鉱物学バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏カメ類の卵殻タンパク質の系統学的・生体鉱物学的研究(20340142)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (80251411)
【キーワード】系統学 / 生体鉱物学 / カメ類 / 卵殻タンパク質 / 爬虫類 (他6件)
【概要】スッポンとニワトリの卵殻中有機物に対する抗体を使って、爬虫類と鳥類について免疫反応の強さを調べ、カメ類よりも有鱗類が系統として外側に来るという結果が得られた。爬虫類と鳥類の卵殻の結晶形をラマン分光法により特定し、カメの卵殻はアラゴナイト、有鱗目、ワニ目、鳥綱の卵殻はカルサイトであることが確認された。ニワトリのメスの卵管内液を抽出し、そのイオン組成を測定した。その結果、カメ類の卵殻の鉱物多形のコント...
❏軟体動物の起源と系統に関する古生物学・発生学・分子生物学的アプローチ(09304049)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20108640)
【キーワード】軟体動物 / 起源 / 系統 / 進化 / 初期発生 (他12件)
【概要】1.比較解剖学・発生学的研究 二枚貝類に関する研究:棚部は指導学生の早風と共同で、現在二枚貝ムラサキガイの幼生殻形態を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、二枚の石灰質の殻の形成に先行してトロコファー幼生中期に楕円形の一枚の有機質の原殻Iが最初に形成されることを確認した。有機質でできた1枚の楕円形の殻は、他の軟体動物単の発生初期にも確認されることから、貝殻亜門の共有派生形質の一つと解釈される(Hayak...
【数物系科学】地球惑星科学:Lymnaeaバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏貝穀形成に関わる遺伝子の網罹的探索:軟体動物ゲノムプロジェクトに向けて(15104009)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2007
【研究代表者】遠藤 一佳 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (80251411)
【キーワード】進化 / 発生・分化 / 動物 / ゲノム / 遺伝子 (他12件)
【概要】本計画では,(1)貝殻形成のマスター遺伝子,(2)貝殻分泌の制御因子,(3)貝殻の左右非対称性の制御因子の単離・同定と機能の解明を通して,貝殻の進化過程や進化機構を考察することを目的とした研究を行い,以下の成果を得た. (1) 殻体形成のマスター遺伝子 転写調節因子engrailedと分泌成長因子dppのモノアラガイでの相同遺伝子の発現パターンを調べた結果engrailedは他の軟体動物と同様に貝...
❏Lymnaeaプロジェクト-軟体動物の殻体形成機構の解明(11440153)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】遠藤 一佳 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (80251411)
【キーワード】殻体形成 / 形態形成 / バイオミネラリゼーション / 軟体動物 / Lymnaea (他12件)
【概要】Lymnaeaの発生遺伝学的解析の基礎的データを得るため,受精卵からの発生各ステージの固定標本を作成し,組織学的観察を行った.また,最初の殼(原殻)が形成される前後の幼生ステージ,および成体の外套膜,筋肉,中腸腺より抽出したmRNAからそれぞれcDNAライブラリーを作成した.殻体の基質タンパク質についてはSDS-PAGEによる解析を行い,3種類のタンパク質を分離した.外套膜の左右でサブトラクション...
【数物系科学】地球惑星科学:貝殻タンパク質バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏トランスジェニック技術を用いた軟体動物貝殻形成遺伝子の機能解析(23244101)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】貝殻形成 / 軟体動物 / 形態形成 / 進化発生学 / バイオミネラリゼーション (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻形成機構を解明するため、巻貝類のモノアラガイ、セイヨウカサガイ、クサイロアオガイ、二枚貝類のアコヤガイ、および頭足類のオウムガイ等を用いたゲノム解析、トランスクリプトーム解析、プロテオーム解析を行うとともに、胚への遺伝子導入技術の開発や各種阻害剤による遺伝子産物の機能解析を行った。その結果、貝殻の初期発生に関連した遺伝子経路と貝殻成長における巻きと捩れを制御するタンパク質を発見したほ...
❏Lymnaeaプロジェクト-軟体動物の殻体形成機構の解明(11440153)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】遠藤 一佳 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (80251411)
【キーワード】殻体形成 / 形態形成 / バイオミネラリゼーション / 軟体動物 / Lymnaea (他12件)
【概要】Lymnaeaの発生遺伝学的解析の基礎的データを得るため,受精卵からの発生各ステージの固定標本を作成し,組織学的観察を行った.また,最初の殼(原殻)が形成される前後の幼生ステージ,および成体の外套膜,筋肉,中腸腺より抽出したmRNAからそれぞれcDNAライブラリーを作成した.殻体の基質タンパク質についてはSDS-PAGEによる解析を行い,3種類のタンパク質を分離した.外套膜の左右でサブトラクション...
❏生体硬組織に含まれるタンパク質の機能と起源の研究(08740401)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80251411)
【キーワード】貝殻タンパク質 / エナメロイドタンパク質 / バイオミネラリゼーション / 硬組織 / 結晶内タンパク質 (他7件)
【概要】本年度は,軟体動物(ホタテガイ)の殻内タンパク質,腕足動物(ホウズキチョウチンガイ)の殻結晶内タンパク質ICP-1,および脊椎動物(ネズミザメ)のエナメロイドタンパク質についての研究を行った. ホタデガイの殻内タンパク質については,殻から抽出した水溶性画分を電気泳動により精製し,エドマン法によりアミノ末端のアミノ酸部分配列を決定した.その結果,ホタデガイの殻には数種類のサイズの異なる水溶性タンパク...
【数物系科学】地球惑星科学:殻体形成バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏Lymnaeaプロジェクト-軟体動物の殻体形成機構の解明(11440153)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】遠藤 一佳 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (80251411)
【キーワード】殻体形成 / 形態形成 / バイオミネラリゼーション / 軟体動物 / Lymnaea (他12件)
【概要】Lymnaeaの発生遺伝学的解析の基礎的データを得るため,受精卵からの発生各ステージの固定標本を作成し,組織学的観察を行った.また,最初の殼(原殻)が形成される前後の幼生ステージ,および成体の外套膜,筋肉,中腸腺より抽出したmRNAからそれぞれcDNAライブラリーを作成した.殻体の基質タンパク質についてはSDS-PAGEによる解析を行い,3種類のタンパク質を分離した.外套膜の左右でサブトラクション...
❏巻貝の殻はいかにして巻くか?:殻形成因子の探索(09740386)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80251411)
【キーワード】殻体形成 / 軟体動物 / 硬組織 / 殻内タンパク質 / 形態形成 (他10件)
【概要】本年度は,実験に共する巻貝類を選択するため,淡水生の複数種について予備的な飼育実験を行い,世代時間および初期発生における殻体成長の観察を行った.また軟体動物の殻体形成に大きく関与していると考えられる因子として,二枚貝類(ホタテガイ:Patinopectenyessoensis)の殻に含まれる主要な水溶性酸性タンパク質(MSP-1)の構造解析を行った.まず生化学的な方法により殻内の有機物を粗調整し,...
【数物系科学】地球惑星科学:殻内タンパク質バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏Lymnaeaプロジェクト-軟体動物の殻体形成機構の解明(11440153)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】遠藤 一佳 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (80251411)
【キーワード】殻体形成 / 形態形成 / バイオミネラリゼーション / 軟体動物 / Lymnaea (他12件)
【概要】Lymnaeaの発生遺伝学的解析の基礎的データを得るため,受精卵からの発生各ステージの固定標本を作成し,組織学的観察を行った.また,最初の殼(原殻)が形成される前後の幼生ステージ,および成体の外套膜,筋肉,中腸腺より抽出したmRNAからそれぞれcDNAライブラリーを作成した.殻体の基質タンパク質についてはSDS-PAGEによる解析を行い,3種類のタンパク質を分離した.外套膜の左右でサブトラクション...
❏巻貝の殻はいかにして巻くか?:殻形成因子の探索(09740386)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80251411)
【キーワード】殻体形成 / 軟体動物 / 硬組織 / 殻内タンパク質 / 形態形成 (他10件)
【概要】本年度は,実験に共する巻貝類を選択するため,淡水生の複数種について予備的な飼育実験を行い,世代時間および初期発生における殻体成長の観察を行った.また軟体動物の殻体形成に大きく関与していると考えられる因子として,二枚貝類(ホタテガイ:Patinopectenyessoensis)の殻に含まれる主要な水溶性酸性タンパク質(MSP-1)の構造解析を行った.まず生化学的な方法により殻内の有機物を粗調整し,...
【数物系科学】地球惑星科学:分子古生物学バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏質量分析による化石タンパク質の一次構造解析(23654177)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】化石タンパク質 / 分子化石 / 腕足動物 / 分子古生物学 / 分子進化学 (他17件)
【概要】化石タンパク質のアミノ酸配列を決定する前段階として、現世腕足動物の殻体プロテオーム解析と外套膜トランスクリプトーム解析をLaqueus rubellusとCoptothyris grayiの2種について行った。その結果、74種の殻体タンパク質を同定し、これまでに他の動物門で知られる殻体タンパク質と相同ではない新規タンパク質が大部分を占めることを解明した。一方、約39万年前のL. rubellus、...
❏生体硬組織に含まれるタンパク質の機能と起源の研究(08740401)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80251411)
【キーワード】貝殻タンパク質 / エナメロイドタンパク質 / バイオミネラリゼーション / 硬組織 / 結晶内タンパク質 (他7件)
【概要】本年度は,軟体動物(ホタテガイ)の殻内タンパク質,腕足動物(ホウズキチョウチンガイ)の殻結晶内タンパク質ICP-1,および脊椎動物(ネズミザメ)のエナメロイドタンパク質についての研究を行った. ホタデガイの殻内タンパク質については,殻から抽出した水溶性画分を電気泳動により精製し,エドマン法によりアミノ末端のアミノ酸部分配列を決定した.その結果,ホタデガイの殻には数種類のサイズの異なる水溶性タンパク...
【数物系科学】地球惑星科学:結晶内タンパク質バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏質量分析による化石タンパク質の一次構造解析(23654177)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】化石タンパク質 / 分子化石 / 腕足動物 / 分子古生物学 / 分子進化学 (他17件)
【概要】化石タンパク質のアミノ酸配列を決定する前段階として、現世腕足動物の殻体プロテオーム解析と外套膜トランスクリプトーム解析をLaqueus rubellusとCoptothyris grayiの2種について行った。その結果、74種の殻体タンパク質を同定し、これまでに他の動物門で知られる殻体タンパク質と相同ではない新規タンパク質が大部分を占めることを解明した。一方、約39万年前のL. rubellus、...
❏生体硬組織に含まれるタンパク質の機能と起源の研究(08740401)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80251411)
【キーワード】貝殻タンパク質 / エナメロイドタンパク質 / バイオミネラリゼーション / 硬組織 / 結晶内タンパク質 (他7件)
【概要】本年度は,軟体動物(ホタテガイ)の殻内タンパク質,腕足動物(ホウズキチョウチンガイ)の殻結晶内タンパク質ICP-1,および脊椎動物(ネズミザメ)のエナメロイドタンパク質についての研究を行った. ホタデガイの殻内タンパク質については,殻から抽出した水溶性画分を電気泳動により精製し,エドマン法によりアミノ末端のアミノ酸部分配列を決定した.その結果,ホタデガイの殻には数種類のサイズの異なる水溶性タンパク...
【数物系科学】地球惑星科学:化石タンパク質バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏質量分析による化石タンパク質の一次構造解析(23654177)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】化石タンパク質 / 分子化石 / 腕足動物 / 分子古生物学 / 分子進化学 (他17件)
【概要】化石タンパク質のアミノ酸配列を決定する前段階として、現世腕足動物の殻体プロテオーム解析と外套膜トランスクリプトーム解析をLaqueus rubellusとCoptothyris grayiの2種について行った。その結果、74種の殻体タンパク質を同定し、これまでに他の動物門で知られる殻体タンパク質と相同ではない新規タンパク質が大部分を占めることを解明した。一方、約39万年前のL. rubellus、...
❏生体硬組織に含まれるタンパク質の機能と起源の研究(08740401)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80251411)
【キーワード】貝殻タンパク質 / エナメロイドタンパク質 / バイオミネラリゼーション / 硬組織 / 結晶内タンパク質 (他7件)
【概要】本年度は,軟体動物(ホタテガイ)の殻内タンパク質,腕足動物(ホウズキチョウチンガイ)の殻結晶内タンパク質ICP-1,および脊椎動物(ネズミザメ)のエナメロイドタンパク質についての研究を行った. ホタデガイの殻内タンパク質については,殻から抽出した水溶性画分を電気泳動により精製し,エドマン法によりアミノ末端のアミノ酸部分配列を決定した.その結果,ホタデガイの殻には数種類のサイズの異なる水溶性タンパク...
【数物系科学】地球惑星科学:硬組織バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏質量分析による化石タンパク質の一次構造解析(23654177)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】化石タンパク質 / 分子化石 / 腕足動物 / 分子古生物学 / 分子進化学 (他17件)
【概要】化石タンパク質のアミノ酸配列を決定する前段階として、現世腕足動物の殻体プロテオーム解析と外套膜トランスクリプトーム解析をLaqueus rubellusとCoptothyris grayiの2種について行った。その結果、74種の殻体タンパク質を同定し、これまでに他の動物門で知られる殻体タンパク質と相同ではない新規タンパク質が大部分を占めることを解明した。一方、約39万年前のL. rubellus、...
❏巻貝の殻はいかにして巻くか?:殻形成因子の探索(09740386)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80251411)
【キーワード】殻体形成 / 軟体動物 / 硬組織 / 殻内タンパク質 / 形態形成 (他10件)
【概要】本年度は,実験に共する巻貝類を選択するため,淡水生の複数種について予備的な飼育実験を行い,世代時間および初期発生における殻体成長の観察を行った.また軟体動物の殻体形成に大きく関与していると考えられる因子として,二枚貝類(ホタテガイ:Patinopectenyessoensis)の殻に含まれる主要な水溶性酸性タンパク質(MSP-1)の構造解析を行った.まず生化学的な方法により殻内の有機物を粗調整し,...
❏生体硬組織に含まれるタンパク質の機能と起源の研究(08740401)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1996
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80251411)
【キーワード】貝殻タンパク質 / エナメロイドタンパク質 / バイオミネラリゼーション / 硬組織 / 結晶内タンパク質 (他7件)
【概要】本年度は,軟体動物(ホタテガイ)の殻内タンパク質,腕足動物(ホウズキチョウチンガイ)の殻結晶内タンパク質ICP-1,および脊椎動物(ネズミザメ)のエナメロイドタンパク質についての研究を行った. ホタデガイの殻内タンパク質については,殻から抽出した水溶性画分を電気泳動により精製し,エドマン法によりアミノ末端のアミノ酸部分配列を決定した.その結果,ホタデガイの殻には数種類のサイズの異なる水溶性タンパク...
【数物系科学】地球惑星科学:有機無機相互作用バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏地球環境保全を目指した海洋生物における石灰化の制御機構の解明(22228006)
【研究テーマ】環境農学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】長澤 寛道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60134508)
【キーワード】海洋生物 / 石灰化 / 地球環境保全 / 電子顕微鏡観察 / 二酸化炭素 (他14件)
【概要】海洋生物の中でもサンゴや円石藻など代表的な石灰化生物の石灰化組織に存在する微量の有機物を抽出・精製し、それらの構造と石灰化における機能を明らかにすることによって石灰化機構の解明を試みた。その結果、10種を超える新規タンパク質および既知化合物を同定し、天然物および組換え体を用いた機能解析や電子顕微鏡観察から、石灰化における生物種を超えた有機基質の存在部位と役割に関する共通のモデルを提案した。 ...
❏巻貝の殻はいかにして巻くか?:殻形成因子の探索(09740386)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80251411)
【キーワード】殻体形成 / 軟体動物 / 硬組織 / 殻内タンパク質 / 形態形成 (他10件)
【概要】本年度は,実験に共する巻貝類を選択するため,淡水生の複数種について予備的な飼育実験を行い,世代時間および初期発生における殻体成長の観察を行った.また軟体動物の殻体形成に大きく関与していると考えられる因子として,二枚貝類(ホタテガイ:Patinopectenyessoensis)の殻に含まれる主要な水溶性酸性タンパク質(MSP-1)の構造解析を行った.まず生化学的な方法により殻内の有機物を粗調整し,...
【数物系科学】地球惑星科学:バイオシネラリゼーションバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏クモ糸様タンパク質に注目した貝殻作りの分子機構の解明(18380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】豊原 治彦 京都大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (90183079)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / マガキ / 炭酸カルシウム / 石灰化 / クモ糸様タンパク質 (他13件)
【概要】貝殻は炭酸カルシウムを主成分とする鉱物であるが、炭酸カルシウムの単純結晶である方解石やあられ石とはことなり、5%程度の有機物を含んでいる.貝殻形成の分子機構については長く不明のままであったが、本研究においては、申請者はマガキを用いて、貝殻中に新たに申請者らによって見出されたクモ糸様タンパク質の貝殻形成における機能ならびにこのタンパク質の産業応用について研究を行い、ナノテクノロジーや水質浄化剤への貝...
❏Lymnaeaプロジェクト-軟体動物の殻体形成機構の解明(11440153)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2002
【研究代表者】遠藤 一佳 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (80251411)
【キーワード】殻体形成 / 形態形成 / バイオミネラリゼーション / 軟体動物 / Lymnaea (他12件)
【概要】Lymnaeaの発生遺伝学的解析の基礎的データを得るため,受精卵からの発生各ステージの固定標本を作成し,組織学的観察を行った.また,最初の殼(原殻)が形成される前後の幼生ステージ,および成体の外套膜,筋肉,中腸腺より抽出したmRNAからそれぞれcDNAライブラリーを作成した.殻体の基質タンパク質についてはSDS-PAGEによる解析を行い,3種類のタンパク質を分離した.外套膜の左右でサブトラクション...
【数物系科学】地球惑星科学:造礁サンゴバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏造礁サンゴを用いたアラゴナイト・カルサイト問題への挑戦(17H05034)
【研究テーマ】水圏生命科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 富彦 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (40570510)
【キーワード】アラゴナイト / カルサイト / 造礁サンゴ / バイオミネラリゼーション
【概要】海水中のMg/Caが低い白亜紀は、カルサイトを作りやすい海水組成であり、Mg/Ca比で考えるとカルサイトのサンゴが生息していた可能性はある。しかし、水温が骨格形成に与える影響について、同じMg/Caで比較すると、温度が高いほどアラゴナイト骨格の割合が高いことがわかった。白亜紀は今よりも温暖な気候だったと言われており、水温的にはアラゴナイトが生成しやすい環境だと言える。網羅的遺伝子発現解析の結果では...
❏造礁サンゴのカルサイト骨格生成と骨格中元素の温度依存性(26870246)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】樋口 富彦 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (40570510)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / アラゴナイト / カルサイト / 造礁サンゴ / 温度依存性
【概要】過去の海洋ではMg/Caが大きく変動したと言われる。先行研究によりアラゴナイト骨格を持つサンゴが、低Mg/Ca海水でカルサイトの骨格を形成することが報告された。本課題では、水温変化がサンゴのカルサイト骨格生成に及ぼす影響について調べた。X線回折およびMeigen染色によりアラゴナイトおよびカルサイト含量を見積もったところ、Mg/Ca比が5.2の海水中では100%アラゴナイト、Mg/Ca比1.0およ...
【数物系科学】地球惑星科学:貝殻基質タンパク質バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏貝殻らせん成長メカニズムの解明:進化発生古生物学創成に向けて(18H01323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80251411)
【キーワード】形態形成 / 軟体動物 / 進化発生学 / 貝殻形成 / らせん成長 (他14件)
【概要】本年度は以下の4つの項目の研究を主に行った。(1)軟体動物の貝殻基質タンパク質(SMP)の分子進化学的研究、(2) Wnt遺伝子の貝殻形成への関与の分析、(3)クサイロアオガイ(Nipponacmea fuscoviridis)胚への遺伝子導入の技術開発、(4)L. stagnalisのSMP遺伝子の発現非対称性を利用した貝殻形成で重要なSMPの同定。(1)では軟体動物におけるZona pellu...
❏質量分析による化石タンパク質の一次構造解析(23654177)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】化石タンパク質 / 分子化石 / 腕足動物 / 分子古生物学 / 分子進化学 (他17件)
【概要】化石タンパク質のアミノ酸配列を決定する前段階として、現世腕足動物の殻体プロテオーム解析と外套膜トランスクリプトーム解析をLaqueus rubellusとCoptothyris grayiの2種について行った。その結果、74種の殻体タンパク質を同定し、これまでに他の動物門で知られる殻体タンパク質と相同ではない新規タンパク質が大部分を占めることを解明した。一方、約39万年前のL. rubellus、...
❏トランスジェニック技術を用いた軟体動物貝殻形成遺伝子の機能解析(23244101)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】貝殻形成 / 軟体動物 / 形態形成 / 進化発生学 / バイオミネラリゼーション (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻形成機構を解明するため、巻貝類のモノアラガイ、セイヨウカサガイ、クサイロアオガイ、二枚貝類のアコヤガイ、および頭足類のオウムガイ等を用いたゲノム解析、トランスクリプトーム解析、プロテオーム解析を行うとともに、胚への遺伝子導入技術の開発や各種阻害剤による遺伝子産物の機能解析を行った。その結果、貝殻の初期発生に関連した遺伝子経路と貝殻成長における巻きと捩れを制御するタンパク質を発見したほ...
【数物系科学】地球惑星科学:貝殻形成バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏貝殻らせん成長メカニズムの解明:進化発生古生物学創成に向けて(18H01323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80251411)
【キーワード】形態形成 / 軟体動物 / 進化発生学 / 貝殻形成 / らせん成長 (他14件)
【概要】本年度は以下の4つの項目の研究を主に行った。(1)軟体動物の貝殻基質タンパク質(SMP)の分子進化学的研究、(2) Wnt遺伝子の貝殻形成への関与の分析、(3)クサイロアオガイ(Nipponacmea fuscoviridis)胚への遺伝子導入の技術開発、(4)L. stagnalisのSMP遺伝子の発現非対称性を利用した貝殻形成で重要なSMPの同定。(1)では軟体動物におけるZona pellu...
❏トランスジェニック技術を用いた軟体動物貝殻形成遺伝子の機能解析(23244101)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】貝殻形成 / 軟体動物 / 形態形成 / 進化発生学 / バイオミネラリゼーション (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻形成機構を解明するため、巻貝類のモノアラガイ、セイヨウカサガイ、クサイロアオガイ、二枚貝類のアコヤガイ、および頭足類のオウムガイ等を用いたゲノム解析、トランスクリプトーム解析、プロテオーム解析を行うとともに、胚への遺伝子導入技術の開発や各種阻害剤による遺伝子産物の機能解析を行った。その結果、貝殻の初期発生に関連した遺伝子経路と貝殻成長における巻きと捩れを制御するタンパク質を発見したほ...
❏貝穀形成に関わる遺伝子の網罹的探索:軟体動物ゲノムプロジェクトに向けて(15104009)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2007
【研究代表者】遠藤 一佳 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (80251411)
【キーワード】進化 / 発生・分化 / 動物 / ゲノム / 遺伝子 (他12件)
【概要】本計画では,(1)貝殻形成のマスター遺伝子,(2)貝殻分泌の制御因子,(3)貝殻の左右非対称性の制御因子の単離・同定と機能の解明を通して,貝殻の進化過程や進化機構を考察することを目的とした研究を行い,以下の成果を得た. (1) 殻体形成のマスター遺伝子 転写調節因子engrailedと分泌成長因子dppのモノアラガイでの相同遺伝子の発現パターンを調べた結果engrailedは他の軟体動物と同様に貝...
【数物系科学】地球惑星科学:軟体動物バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏貝殻らせん成長メカニズムの解明:進化発生古生物学創成に向けて(18H01323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80251411)
【キーワード】形態形成 / 軟体動物 / 進化発生学 / 貝殻形成 / らせん成長 (他14件)
【概要】本年度は以下の4つの項目の研究を主に行った。(1)軟体動物の貝殻基質タンパク質(SMP)の分子進化学的研究、(2) Wnt遺伝子の貝殻形成への関与の分析、(3)クサイロアオガイ(Nipponacmea fuscoviridis)胚への遺伝子導入の技術開発、(4)L. stagnalisのSMP遺伝子の発現非対称性を利用した貝殻形成で重要なSMPの同定。(1)では軟体動物におけるZona pellu...
❏トランスジェニック技術を用いた軟体動物貝殻形成遺伝子の機能解析(23244101)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】貝殻形成 / 軟体動物 / 形態形成 / 進化発生学 / バイオミネラリゼーション (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻形成機構を解明するため、巻貝類のモノアラガイ、セイヨウカサガイ、クサイロアオガイ、二枚貝類のアコヤガイ、および頭足類のオウムガイ等を用いたゲノム解析、トランスクリプトーム解析、プロテオーム解析を行うとともに、胚への遺伝子導入技術の開発や各種阻害剤による遺伝子産物の機能解析を行った。その結果、貝殻の初期発生に関連した遺伝子経路と貝殻成長における巻きと捩れを制御するタンパク質を発見したほ...
❏地球環境保全を目指した海洋生物における石灰化の制御機構の解明(22228006)
【研究テーマ】環境農学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】長澤 寛道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60134508)
【キーワード】海洋生物 / 石灰化 / 地球環境保全 / 電子顕微鏡観察 / 二酸化炭素 (他14件)
【概要】海洋生物の中でもサンゴや円石藻など代表的な石灰化生物の石灰化組織に存在する微量の有機物を抽出・精製し、それらの構造と石灰化における機能を明らかにすることによって石灰化機構の解明を試みた。その結果、10種を超える新規タンパク質および既知化合物を同定し、天然物および組換え体を用いた機能解析や電子顕微鏡観察から、石灰化における生物種を超えた有機基質の存在部位と役割に関する共通のモデルを提案した。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:らせん成長バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏貝殻らせん成長メカニズムの解明:進化発生古生物学創成に向けて(18H01323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80251411)
【キーワード】形態形成 / 軟体動物 / 進化発生学 / 貝殻形成 / らせん成長 (他14件)
【概要】本年度は以下の4つの項目の研究を主に行った。(1)軟体動物の貝殻基質タンパク質(SMP)の分子進化学的研究、(2) Wnt遺伝子の貝殻形成への関与の分析、(3)クサイロアオガイ(Nipponacmea fuscoviridis)胚への遺伝子導入の技術開発、(4)L. stagnalisのSMP遺伝子の発現非対称性を利用した貝殻形成で重要なSMPの同定。(1)では軟体動物におけるZona pellu...
❏トランスジェニック技術を用いた軟体動物貝殻形成遺伝子の機能解析(23244101)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】貝殻形成 / 軟体動物 / 形態形成 / 進化発生学 / バイオミネラリゼーション (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻形成機構を解明するため、巻貝類のモノアラガイ、セイヨウカサガイ、クサイロアオガイ、二枚貝類のアコヤガイ、および頭足類のオウムガイ等を用いたゲノム解析、トランスクリプトーム解析、プロテオーム解析を行うとともに、胚への遺伝子導入技術の開発や各種阻害剤による遺伝子産物の機能解析を行った。その結果、貝殻の初期発生に関連した遺伝子経路と貝殻成長における巻きと捩れを制御するタンパク質を発見したほ...
【数物系科学】地球惑星科学:カルサイトバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏造礁サンゴを用いたアラゴナイト・カルサイト問題への挑戦(17H05034)
【研究テーマ】水圏生命科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】樋口 富彦 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (40570510)
【キーワード】アラゴナイト / カルサイト / 造礁サンゴ / バイオミネラリゼーション
【概要】海水中のMg/Caが低い白亜紀は、カルサイトを作りやすい海水組成であり、Mg/Ca比で考えるとカルサイトのサンゴが生息していた可能性はある。しかし、水温が骨格形成に与える影響について、同じMg/Caで比較すると、温度が高いほどアラゴナイト骨格の割合が高いことがわかった。白亜紀は今よりも温暖な気候だったと言われており、水温的にはアラゴナイトが生成しやすい環境だと言える。網羅的遺伝子発現解析の結果では...
❏造礁サンゴのカルサイト骨格生成と骨格中元素の温度依存性(26870246)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】樋口 富彦 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (40570510)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / アラゴナイト / カルサイト / 造礁サンゴ / 温度依存性
【概要】過去の海洋ではMg/Caが大きく変動したと言われる。先行研究によりアラゴナイト骨格を持つサンゴが、低Mg/Ca海水でカルサイトの骨格を形成することが報告された。本課題では、水温変化がサンゴのカルサイト骨格生成に及ぼす影響について調べた。X線回折およびMeigen染色によりアラゴナイトおよびカルサイト含量を見積もったところ、Mg/Ca比が5.2の海水中では100%アラゴナイト、Mg/Ca比1.0およ...
❏軟体動物貝殻の炭酸カルシウム結晶の形態と欠陥を制御する有機基質の探索と機能解析(25850078)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (10647655)
【キーワード】バイオミネラル / 炭酸カルシウム / アコヤガイ / モノアラガイ / 酸性ペプチド (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻はバイオミネラルの一種であり、炭酸カルシウムと少量の有機基質から構成され、様々な微細構造を形成する。私達はアコヤガイの蝶番部に存在する靭帯から新規の酸性ペプチドLICPを明らかにした。私達はLICPがアラゴナイト結晶のc軸方向の成長を止め、繊維状のアラゴナイト結晶の形成に関与することを明らかにした。また、モノアラガイの貝殻抽出液にキチナーゼ活性を見出し、キチナーゼが貝殻の再構成に関与...
【化学】複合化学:機能性高分子バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏液晶の自己組織化構造と界面相互作用を活用する高分子/無機融合材料の構築(15H02179)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (70214377)
【キーワード】ハイブリッド材料 / 自己組織化 / バイオミネラリゼーション / 結晶成長 / コロイド粒子 (他16件)
【概要】水溶性高分子によって安定化した無機結晶のアモルファス前駆体の結晶化を、高分子基板で制御することにより、形状や配向を制御したヒドロキシアパタイトや酸化亜鉛の薄膜結晶を作製する手法を開発した。また、アモルファス無機粒子を異方的なコロイド結晶へと制御して変化させることにより、世界初となる炭酸カルシウムやヒドロキシアパタイトの液晶化にも成功した。さらに高分子ゲルと無機結晶を精密に複合化することにより、透明...
❏高分子と炭酸カルシウムの高次積層化によるバイオミネラル型有機/無機複合体の構築(10875188)
【研究テーマ】高分子合成
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (70214377)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 有機無機複合体 / 炭酸カルシウム / アラゴナイト / カルサイト (他12件)
【概要】自然界における真珠や貝殻などのバイオミネラルにおいては,無機結晶と生体高分子が精緻な積層構造を形成し,これが強靭さや独特の光沢を発現している。このようなナノレベルでの精密構造を人工的に構築できれば,環境低負荷の新しい高性能/高機能材料が得られると考えられる。本研究においては,天然高分子のキチンやキトサンの薄膜あるいは繊維上に,炭酸カルシウム飽和水溶液から,均一な炭酸カルシウム薄膜を形成させ,有機高...
【化学】複合化学:無機バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏人工タンパク質による炭酸カルシウム/高分子複合体の構築と構造制御(17655048)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70214377)
【キーワード】無機 / 有機複合材料 / バイオミネラリゼーション / 自己組織化 / 炭酸カルシウム (他9件)
【概要】物が鉱物を作ることをバイオミネラリゼーションという。代表的なバイオミネラルとして歯や骨、貝殻真珠層や甲殻類の外骨格などがある。我々は本研究において甲殻類(アメリカザリガニ)の外骨格より単離した石灰化に関与するタンパクCAP-1を用いて人工的に炭酸カルシウム/キチン複合体の作製およびその配向制御に成功した。CAP-1の存在下、キチンマトリクス上に炭酸カルシウム結晶を成長させると、一軸に配向した薄膜結...
❏光機能性パターン構造を有する炭酸カルシウム/高分子複合体の構築(15655038)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70214377)
【キーワード】無機 / 有機複合材料 / バイオミネラリゼーション / 自己組織化 / 炭酸カルシウム (他9件)
【概要】生物がつくり出す貝殻や真珠、骨や歯のような無機/高分子複合体は、我々が容易に模倣できない精緻な構造を有し、すぐれた性質・機能を示す。このようなバイオミネラルの形成プロセス、すなわちバイオミネラリゼーションに倣い、無機/高分子複合体を人工的に、かつ自己組織的に作製できれば、高機能・高性能かつ環境低負荷性の複合材料が得られるはずである。我々は、炭酸カルシウムと有機高分子からなる複合材料をバイオミネラリ...
【化学】複合化学:有機複合材料バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏人工タンパク質による炭酸カルシウム/高分子複合体の構築と構造制御(17655048)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70214377)
【キーワード】無機 / 有機複合材料 / バイオミネラリゼーション / 自己組織化 / 炭酸カルシウム (他9件)
【概要】物が鉱物を作ることをバイオミネラリゼーションという。代表的なバイオミネラルとして歯や骨、貝殻真珠層や甲殻類の外骨格などがある。我々は本研究において甲殻類(アメリカザリガニ)の外骨格より単離した石灰化に関与するタンパクCAP-1を用いて人工的に炭酸カルシウム/キチン複合体の作製およびその配向制御に成功した。CAP-1の存在下、キチンマトリクス上に炭酸カルシウム結晶を成長させると、一軸に配向した薄膜結...
❏光機能性パターン構造を有する炭酸カルシウム/高分子複合体の構築(15655038)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70214377)
【キーワード】無機 / 有機複合材料 / バイオミネラリゼーション / 自己組織化 / 炭酸カルシウム (他9件)
【概要】生物がつくり出す貝殻や真珠、骨や歯のような無機/高分子複合体は、我々が容易に模倣できない精緻な構造を有し、すぐれた性質・機能を示す。このようなバイオミネラルの形成プロセス、すなわちバイオミネラリゼーションに倣い、無機/高分子複合体を人工的に、かつ自己組織的に作製できれば、高機能・高性能かつ環境低負荷性の複合材料が得られるはずである。我々は、炭酸カルシウムと有機高分子からなる複合材料をバイオミネラリ...
【化学】複合化学:高分子バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏人工タンパク質による炭酸カルシウム/高分子複合体の構築と構造制御(17655048)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70214377)
【キーワード】無機 / 有機複合材料 / バイオミネラリゼーション / 自己組織化 / 炭酸カルシウム (他9件)
【概要】物が鉱物を作ることをバイオミネラリゼーションという。代表的なバイオミネラルとして歯や骨、貝殻真珠層や甲殻類の外骨格などがある。我々は本研究において甲殻類(アメリカザリガニ)の外骨格より単離した石灰化に関与するタンパクCAP-1を用いて人工的に炭酸カルシウム/キチン複合体の作製およびその配向制御に成功した。CAP-1の存在下、キチンマトリクス上に炭酸カルシウム結晶を成長させると、一軸に配向した薄膜結...
❏高分子と炭酸カルシウムの高次積層化によるバイオミネラル型有機/無機複合体の構築(10875188)
【研究テーマ】高分子合成
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (70214377)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 有機無機複合体 / 炭酸カルシウム / アラゴナイト / カルサイト (他12件)
【概要】自然界における真珠や貝殻などのバイオミネラルにおいては,無機結晶と生体高分子が精緻な積層構造を形成し,これが強靭さや独特の光沢を発現している。このようなナノレベルでの精密構造を人工的に構築できれば,環境低負荷の新しい高性能/高機能材料が得られると考えられる。本研究においては,天然高分子のキチンやキトサンの薄膜あるいは繊維上に,炭酸カルシウム飽和水溶液から,均一な炭酸カルシウム薄膜を形成させ,有機高...
【生物学】基礎生物学:進化発生学バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏貝殻らせん成長メカニズムの解明:進化発生古生物学創成に向けて(18H01323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80251411)
【キーワード】形態形成 / 軟体動物 / 進化発生学 / 貝殻形成 / らせん成長 (他14件)
【概要】本年度は以下の4つの項目の研究を主に行った。(1)軟体動物の貝殻基質タンパク質(SMP)の分子進化学的研究、(2) Wnt遺伝子の貝殻形成への関与の分析、(3)クサイロアオガイ(Nipponacmea fuscoviridis)胚への遺伝子導入の技術開発、(4)L. stagnalisのSMP遺伝子の発現非対称性を利用した貝殻形成で重要なSMPの同定。(1)では軟体動物におけるZona pellu...
❏トランスジェニック技術を用いた軟体動物貝殻形成遺伝子の機能解析(23244101)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】貝殻形成 / 軟体動物 / 形態形成 / 進化発生学 / バイオミネラリゼーション (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻形成機構を解明するため、巻貝類のモノアラガイ、セイヨウカサガイ、クサイロアオガイ、二枚貝類のアコヤガイ、および頭足類のオウムガイ等を用いたゲノム解析、トランスクリプトーム解析、プロテオーム解析を行うとともに、胚への遺伝子導入技術の開発や各種阻害剤による遺伝子産物の機能解析を行った。その結果、貝殻の初期発生に関連した遺伝子経路と貝殻成長における巻きと捩れを制御するタンパク質を発見したほ...
【生物学】人類学:進化バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏貝殻らせん成長メカニズムの解明:進化発生古生物学創成に向けて(18H01323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80251411)
【キーワード】形態形成 / 軟体動物 / 進化発生学 / 貝殻形成 / らせん成長 (他14件)
【概要】本年度は以下の4つの項目の研究を主に行った。(1)軟体動物の貝殻基質タンパク質(SMP)の分子進化学的研究、(2) Wnt遺伝子の貝殻形成への関与の分析、(3)クサイロアオガイ(Nipponacmea fuscoviridis)胚への遺伝子導入の技術開発、(4)L. stagnalisのSMP遺伝子の発現非対称性を利用した貝殻形成で重要なSMPの同定。(1)では軟体動物におけるZona pellu...
❏貝穀形成に関わる遺伝子の網罹的探索:軟体動物ゲノムプロジェクトに向けて(15104009)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2007
【研究代表者】遠藤 一佳 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (80251411)
【キーワード】進化 / 発生・分化 / 動物 / ゲノム / 遺伝子 (他12件)
【概要】本計画では,(1)貝殻形成のマスター遺伝子,(2)貝殻分泌の制御因子,(3)貝殻の左右非対称性の制御因子の単離・同定と機能の解明を通して,貝殻の進化過程や進化機構を考察することを目的とした研究を行い,以下の成果を得た. (1) 殻体形成のマスター遺伝子 転写調節因子engrailedと分泌成長因子dppのモノアラガイでの相同遺伝子の発現パターンを調べた結果engrailedは他の軟体動物と同様に貝...
❏軟体動物の起源と系統に関する古生物学・発生学・分子生物学的アプローチ(09304049)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20108640)
【キーワード】軟体動物 / 起源 / 系統 / 進化 / 初期発生 (他12件)
【概要】1.比較解剖学・発生学的研究 二枚貝類に関する研究:棚部は指導学生の早風と共同で、現在二枚貝ムラサキガイの幼生殻形態を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、二枚の石灰質の殻の形成に先行してトロコファー幼生中期に楕円形の一枚の有機質の原殻Iが最初に形成されることを確認した。有機質でできた1枚の楕円形の殻は、他の軟体動物単の発生初期にも確認されることから、貝殻亜門の共有派生形質の一つと解釈される(Hayak...
【工学】プロセス・化学工学:バイオミネラルバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏ナノ地球微生物学:酸化鉄ナノ鉱物の生成・溶解を駆動する微生物から紐解く元素循環(19H03310)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 真悟 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 上級研究員 (40554548)
【キーワード】鉄酸化微生物 / 鉄還元微生物 / ナノ鉱物 / バイオミネラリゼーション / 微生物ダークマター (他11件)
【概要】本研究では、「多種多様な未培養微生物が酸化鉄ナノ鉱物の生成・溶解を駆動し、地球表層環境における様々な元素の挙動・循環を支配している」という作業仮説の検証を通じて、それらの未培養微生物を分離培養により同定し、地球表層環境における「酸化鉄ナノ鉱物の生成・溶解プロセスの実態」と「微生物-酸化鉄ナノ鉱物-多元素の相互作用」を解明することを目的とした。本研究によって得られる成果は、自然界の元素循環に対する新...
❏アコヤガイ外套膜上皮細胞のゲノム改変による新規バイオミネラル作成技術の開発(17K19282)
【研究テーマ】森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】木下 滋晴 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40401179)
【キーワード】アコヤガイ / 真珠 / ゲノム編集 / 遺伝子導入 / バイオミネラル (他10件)
【概要】代表的な真珠貝として知られるアコヤガイについて、真珠形成を行う細胞である外套膜上面上皮細胞のゲノムを人為的に改変する手法の確立を試みた。外套膜組織片やそこから分離した上面上皮細胞に対し、アコヤガイと異なる生物の遺伝子を導入をした結果、そうした外来遺伝子がアコヤガイの一部の細胞で発現することを確認した。また、任意の遺伝子に変異を誘導するゲノム編集技術であるCRISPR/Casを使い、アコヤガイのゲノ...
❏軟体動物貝殻の炭酸カルシウム結晶の形態と欠陥を制御する有機基質の探索と機能解析(25850078)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (10647655)
【キーワード】バイオミネラル / 炭酸カルシウム / アコヤガイ / モノアラガイ / 酸性ペプチド (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻はバイオミネラルの一種であり、炭酸カルシウムと少量の有機基質から構成され、様々な微細構造を形成する。私達はアコヤガイの蝶番部に存在する靭帯から新規の酸性ペプチドLICPを明らかにした。私達はLICPがアラゴナイト結晶のc軸方向の成長を止め、繊維状のアラゴナイト結晶の形成に関与することを明らかにした。また、モノアラガイの貝殻抽出液にキチナーゼ活性を見出し、キチナーゼが貝殻の再構成に関与...
【工学】総合工学:結晶欠陥バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏アコヤガイ貝殻の方解石結晶の欠陥を制御する有機物ナノファイバーの形成機構の解明(16K20995)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】アコヤガイ / 炭酸カルシウム / 結晶欠陥 / ナノファイバー / バイオミネラリゼーション (他13件)
【概要】貝殻のカルサイト結晶には有機物ナノファイバーが含まれるが、これがキチンとキチン分解酵素の複合体であることを明らかにした。キチン分解酵素を作用させたキチンナノファイバーやキチン分解酵素の阻害剤を用いた研究により、カルサイト結晶の成長の過程でナノファイバーがしたキチンが結晶欠陥を誘導することを明らかにした。本研究において申請者は貝殻に含まれるキチン分解酵素がキチンの繊維をナノ化することで、カルサイト結...
❏軟体動物貝殻の炭酸カルシウム結晶の形態と欠陥を制御する有機基質の探索と機能解析(25850078)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (10647655)
【キーワード】バイオミネラル / 炭酸カルシウム / アコヤガイ / モノアラガイ / 酸性ペプチド (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻はバイオミネラルの一種であり、炭酸カルシウムと少量の有機基質から構成され、様々な微細構造を形成する。私達はアコヤガイの蝶番部に存在する靭帯から新規の酸性ペプチドLICPを明らかにした。私達はLICPがアラゴナイト結晶のc軸方向の成長を止め、繊維状のアラゴナイト結晶の形成に関与することを明らかにした。また、モノアラガイの貝殻抽出液にキチナーゼ活性を見出し、キチナーゼが貝殻の再構成に関与...
【工学】総合工学:炭酸カルシウムバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏真珠の質を決定する真珠層の炭酸カルシウム結晶の厚みの調整機構の解明(19H03045)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 炭酸カルシウム / 真珠 / アラゴナイト / アコヤガイ (他8件)
【概要】本研究は、アコヤガイの貝殻の真珠層形成において、1「有機薄膜の分泌調節」、2「有機薄膜の自己組織化」、3「炭酸カルシウム結晶成長制御」の3つのパートに分け、それぞれについて研究を進めることで、真珠層形成の分子メカニズムについて明らかにすることを目的としている。1「有機薄膜の分泌調節」について、これまでに検討した固定化方法、樹脂を用いて超薄切片を作製し、電子顕微鏡内で金ナノ粒子によるキチン合成酵素の...
❏生体内石灰化におけるvital effectの物理化学的考察(19H02009)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】川野 潤 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (40378550)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 可視化 / 炭酸カルシウム / 非晶質相
【概要】本研究では、生体内を模したゲル状物質内で炭酸カルシウムの合成実験を行い、蛍光プローブを用いてゲル内における炭酸カルシウム形成環境のpHおよびイオン濃度を可視化することにより、生体鉱物形成プロセスを物理化学的に理解することを目指した。その結果、ゲル状物質内でイオンが拡散して炭酸カルシウムが形成する過程におけるpH変化を捉えることに成功し、場所によるpH変化の傾向の違いが、形成する結晶の形態の違いに影...
❏アコヤガイ貝殻の方解石結晶の欠陥を制御する有機物ナノファイバーの形成機構の解明(16K20995)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】アコヤガイ / 炭酸カルシウム / 結晶欠陥 / ナノファイバー / バイオミネラリゼーション (他13件)
【概要】貝殻のカルサイト結晶には有機物ナノファイバーが含まれるが、これがキチンとキチン分解酵素の複合体であることを明らかにした。キチン分解酵素を作用させたキチンナノファイバーやキチン分解酵素の阻害剤を用いた研究により、カルサイト結晶の成長の過程でナノファイバーがしたキチンが結晶欠陥を誘導することを明らかにした。本研究において申請者は貝殻に含まれるキチン分解酵素がキチンの繊維をナノ化することで、カルサイト結...
【工学】総合工学:ナノ粒子バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏生体分子を用いた黄鉄鉱ナノ粒子の合成法の開発と応用(19K22345)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (10647655)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 黄鉄鉱 / ウロコフネタマガイ / パイライト / ナノ粒子
【概要】熱水噴出孔に生息するウロコフネタマガイは硫化鉄(greigiteとpyrite)から成る黒い貝殻と鱗を有している。硫化鉄は蓄電池や太陽光発電に有望な材料として期待されているが、合成が困難なことで知られている。ウロコタマフネガイの貝殻の硫化鉄層からヘムタンパク質を同定し、in vitroの水溶液の実験系に用いたところ、80℃でpyriteの球状のナノ粒子を合成可能であることを見出した。この結果は、環...
❏ナノ地球科学の開拓:微生物酵素により生成するナノ結晶の形成過程の研究(16740300)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】鈴木 庸平 独立行政法人産業技術総合研究所, 深部地質環境研究センター, 研究員 (00359168)
【キーワード】ナノ結晶 / バイオミネラリゼーション / 電子伝達酵素 / 酸化還元 / 嫌気性細菌 (他16件)
【概要】初年度、透過型電子顕微鏡と磁性測定を用いた硫化鉄および酸化鉄のナノ結晶の解析法を確立した。また、生物由来の硫化鉄鉱物を人工的な変質を起こさずに電子顕微鏡用の試料を作成する事に成功した。嫌気性微生物のDesulfovibrio vulgarisが生成する結晶と無機的な反応で生成する結晶とを比較し、粒径が大きく結晶形態の異なる硫化鉄ナノ粒子を生成する事が明らかにした。次年度はDesulfovibrio...
【工学】総合工学:結晶成長バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏細菌が行う電子・イオンの授受による半導体結晶形成機構の解明と制御(21K18911)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2021-07-09 - 2023-03-31
【研究代表者】富永 依里子 広島大学, 先進理工系科学研究科(先), 准教授 (40634936)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 細菌 / 結晶成長 / 化合物半導体
【概要】本研究は、生物が鉱物を作り出す反応であるバイオミネラリゼーションを用いた化合物半導体の結晶成長に関するもので、その機構の解明を最終目的としている。当該年度、研究代表者と分担者は、主に硫化鉛とGaAs系化合物の合成に取り組んだ。硫化鉛を合成する菌叢においては、継代日数を変化させて複数回継代を行うことで、菌叢を構成している菌の種類の分布を変化させることができ、それによって硫化鉛の薄膜化と球状化の形状の...
❏真珠の質を決定する真珠層の炭酸カルシウム結晶の厚みの調整機構の解明(19H03045)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 炭酸カルシウム / 真珠 / アラゴナイト / アコヤガイ (他8件)
【概要】本研究は、アコヤガイの貝殻の真珠層形成において、1「有機薄膜の分泌調節」、2「有機薄膜の自己組織化」、3「炭酸カルシウム結晶成長制御」の3つのパートに分け、それぞれについて研究を進めることで、真珠層形成の分子メカニズムについて明らかにすることを目的としている。1「有機薄膜の分泌調節」について、これまでに検討した固定化方法、樹脂を用いて超薄切片を作製し、電子顕微鏡内で金ナノ粒子によるキチン合成酵素の...
❏アコヤガイ貝殻の方解石結晶の欠陥を制御する有機物ナノファイバーの形成機構の解明(16K20995)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】アコヤガイ / 炭酸カルシウム / 結晶欠陥 / ナノファイバー / バイオミネラリゼーション (他13件)
【概要】貝殻のカルサイト結晶には有機物ナノファイバーが含まれるが、これがキチンとキチン分解酵素の複合体であることを明らかにした。キチン分解酵素を作用させたキチンナノファイバーやキチン分解酵素の阻害剤を用いた研究により、カルサイト結晶の成長の過程でナノファイバーがしたキチンが結晶欠陥を誘導することを明らかにした。本研究において申請者は貝殻に含まれるキチン分解酵素がキチンの繊維をナノ化することで、カルサイト結...
【農学】森林圏科学:真珠層バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏貝殻の貝柱接着面で形成される光輝層における筋タンパク質の機能解析(19K22331)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】舩原 大輔 三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (00335150)
【キーワード】二枚貝 / 光輝層 / 炭酸カルシウム結晶 / アラゴナイト / パラミオシン (他14件)
【概要】二枚貝の閉殻筋と貝殻の接着面には、光輝層という柱状の炭酸カルシウム結晶構造が形成されるが、その形成メカニズムは不明である。光輝層に含まれるタンパク質を解析したところ、パラミオシンやトロポミオシンカルポニンといった筋肉タンパク質が存在することが分かった。パラミオシン存在下で炭酸カルシウム結晶を形成させたところ、柱状のアラゴナイト結晶が生じた。貝殻を抗パラミオシン抗体を用いて免疫染色したところ、光輝層...
❏軟体動物貝殻の炭酸カルシウム結晶の形態と欠陥を制御する有機基質の探索と機能解析(25850078)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (10647655)
【キーワード】バイオミネラル / 炭酸カルシウム / アコヤガイ / モノアラガイ / 酸性ペプチド (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻はバイオミネラルの一種であり、炭酸カルシウムと少量の有機基質から構成され、様々な微細構造を形成する。私達はアコヤガイの蝶番部に存在する靭帯から新規の酸性ペプチドLICPを明らかにした。私達はLICPがアラゴナイト結晶のc軸方向の成長を止め、繊維状のアラゴナイト結晶の形成に関与することを明らかにした。また、モノアラガイの貝殻抽出液にキチナーゼ活性を見出し、キチナーゼが貝殻の再構成に関与...
【農学】水圏応用科学:貝殻バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏貝殻の貝柱接着面で形成される光輝層における筋タンパク質の機能解析(19K22331)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】舩原 大輔 三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (00335150)
【キーワード】二枚貝 / 光輝層 / 炭酸カルシウム結晶 / アラゴナイト / パラミオシン (他14件)
【概要】二枚貝の閉殻筋と貝殻の接着面には、光輝層という柱状の炭酸カルシウム結晶構造が形成されるが、その形成メカニズムは不明である。光輝層に含まれるタンパク質を解析したところ、パラミオシンやトロポミオシンカルポニンといった筋肉タンパク質が存在することが分かった。パラミオシン存在下で炭酸カルシウム結晶を形成させたところ、柱状のアラゴナイト結晶が生じた。貝殻を抗パラミオシン抗体を用いて免疫染色したところ、光輝層...
❏クモ糸様タンパク質に注目した貝殻作りの分子機構の解明(18380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】豊原 治彦 京都大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (90183079)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / マガキ / 炭酸カルシウム / 石灰化 / クモ糸様タンパク質 (他13件)
【概要】貝殻は炭酸カルシウムを主成分とする鉱物であるが、炭酸カルシウムの単純結晶である方解石やあられ石とはことなり、5%程度の有機物を含んでいる.貝殻形成の分子機構については長く不明のままであったが、本研究においては、申請者はマガキを用いて、貝殻中に新たに申請者らによって見出されたクモ糸様タンパク質の貝殻形成における機能ならびにこのタンパク質の産業応用について研究を行い、ナノテクノロジーや水質浄化剤への貝...
【農学】水圏応用科学:外套膜バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏質量分析による化石タンパク質の一次構造解析(23654177)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】化石タンパク質 / 分子化石 / 腕足動物 / 分子古生物学 / 分子進化学 (他17件)
【概要】化石タンパク質のアミノ酸配列を決定する前段階として、現世腕足動物の殻体プロテオーム解析と外套膜トランスクリプトーム解析をLaqueus rubellusとCoptothyris grayiの2種について行った。その結果、74種の殻体タンパク質を同定し、これまでに他の動物門で知られる殻体タンパク質と相同ではない新規タンパク質が大部分を占めることを解明した。一方、約39万年前のL. rubellus、...
❏クモ糸様タンパク質に注目した貝殻作りの分子機構の解明(18380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】豊原 治彦 京都大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (90183079)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / マガキ / 炭酸カルシウム / 石灰化 / クモ糸様タンパク質 (他13件)
【概要】貝殻は炭酸カルシウムを主成分とする鉱物であるが、炭酸カルシウムの単純結晶である方解石やあられ石とはことなり、5%程度の有機物を含んでいる.貝殻形成の分子機構については長く不明のままであったが、本研究においては、申請者はマガキを用いて、貝殻中に新たに申請者らによって見出されたクモ糸様タンパク質の貝殻形成における機能ならびにこのタンパク質の産業応用について研究を行い、ナノテクノロジーや水質浄化剤への貝...
【農学】水圏応用科学:微生物バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏ナノ地球微生物学:酸化鉄ナノ鉱物の生成・溶解を駆動する微生物から紐解く元素循環(19H03310)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 真悟 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 上級研究員 (40554548)
【キーワード】鉄酸化微生物 / 鉄還元微生物 / ナノ鉱物 / バイオミネラリゼーション / 微生物ダークマター (他11件)
【概要】本研究では、「多種多様な未培養微生物が酸化鉄ナノ鉱物の生成・溶解を駆動し、地球表層環境における様々な元素の挙動・循環を支配している」という作業仮説の検証を通じて、それらの未培養微生物を分離培養により同定し、地球表層環境における「酸化鉄ナノ鉱物の生成・溶解プロセスの実態」と「微生物-酸化鉄ナノ鉱物-多元素の相互作用」を解明することを目的とした。本研究によって得られる成果は、自然界の元素循環に対する新...
❏微生物により生成される新規蓄放電物質の生成機構の解明(26281038)
【研究テーマ】環境技術・環境負荷低減
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】二又 裕之 静岡大学, グリーン科学技術研究所, 教授 (50335105)
【キーワード】微生物 / ミネラル / 細胞外電子伝達 / 微生物燃料電池 / 蓄電部材 (他17件)
【概要】新規蓄放電物質生成微生物を取得する為、嫌気的に微生物を分離した結果、本物質を生成する単一微生物の分離に成功した。本物質の充電容量は約80 μAh mg-1であった。XRDおよびEDX解析から本物質は鉄と硫黄で構成されたMackinawiteであることが判明した。本物質を添加した負極を装着した微生物燃料電池(MFC)と本細菌を接種したところ、微生物からの電子移動と蓄電が確認された。ゲノム解析の結果、...
【農学】水圏応用科学:アラゴナイトバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏中区分40:森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】二枚貝
【研究期間】光輝層
【研究代表者】炭酸カルシウム結晶
【キーワード】アラゴナイト
【概要】炭酸カルシウムのアラゴナイト結晶は双晶と呼ばれる、結晶内のカルシウムと炭酸の原子配置が反転した現象が起こり易いことが知られている。この双晶の密度が貝殻の種類によって厳密に制御されていることから、貝殻に含まれる何らかの有機分子が双晶の密度や方向の制御に重要であると考えられた。そこで、双晶の密度の高い貝殻および双晶の密度の低い貝殻から有機分子を抽出し、in vitroのアラゴナイト結晶形成実験を行うこ...
❏真珠の質を決定する真珠層の炭酸カルシウム結晶の厚みの調整機構の解明(19H03045)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 炭酸カルシウム / 真珠 / アラゴナイト / アコヤガイ (他8件)
【概要】本研究は、アコヤガイの貝殻の真珠層形成において、1「有機薄膜の分泌調節」、2「有機薄膜の自己組織化」、3「炭酸カルシウム結晶成長制御」の3つのパートに分け、それぞれについて研究を進めることで、真珠層形成の分子メカニズムについて明らかにすることを目的としている。1「有機薄膜の分泌調節」について、これまでに検討した固定化方法、樹脂を用いて超薄切片を作製し、電子顕微鏡内で金ナノ粒子によるキチン合成酵素の...
❏貝殻の貝柱接着面で形成される光輝層における筋タンパク質の機能解析(19K22331)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】舩原 大輔 三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (00335150)
【キーワード】二枚貝 / 光輝層 / 炭酸カルシウム結晶 / アラゴナイト / パラミオシン (他14件)
【概要】二枚貝の閉殻筋と貝殻の接着面には、光輝層という柱状の炭酸カルシウム結晶構造が形成されるが、その形成メカニズムは不明である。光輝層に含まれるタンパク質を解析したところ、パラミオシンやトロポミオシンカルポニンといった筋肉タンパク質が存在することが分かった。パラミオシン存在下で炭酸カルシウム結晶を形成させたところ、柱状のアラゴナイト結晶が生じた。貝殻を抗パラミオシン抗体を用いて免疫染色したところ、光輝層...
【農学】水圏応用科学:キチンバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏真珠の質を決定する真珠層の炭酸カルシウム結晶の厚みの調整機構の解明(19H03045)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 炭酸カルシウム / 真珠 / アラゴナイト / アコヤガイ (他8件)
【概要】本研究は、アコヤガイの貝殻の真珠層形成において、1「有機薄膜の分泌調節」、2「有機薄膜の自己組織化」、3「炭酸カルシウム結晶成長制御」の3つのパートに分け、それぞれについて研究を進めることで、真珠層形成の分子メカニズムについて明らかにすることを目的としている。1「有機薄膜の分泌調節」について、これまでに検討した固定化方法、樹脂を用いて超薄切片を作製し、電子顕微鏡内で金ナノ粒子によるキチン合成酵素の...
❏アコヤガイ貝殻の方解石結晶の欠陥を制御する有機物ナノファイバーの形成機構の解明(16K20995)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】アコヤガイ / 炭酸カルシウム / 結晶欠陥 / ナノファイバー / バイオミネラリゼーション (他13件)
【概要】貝殻のカルサイト結晶には有機物ナノファイバーが含まれるが、これがキチンとキチン分解酵素の複合体であることを明らかにした。キチン分解酵素を作用させたキチンナノファイバーやキチン分解酵素の阻害剤を用いた研究により、カルサイト結晶の成長の過程でナノファイバーがしたキチンが結晶欠陥を誘導することを明らかにした。本研究において申請者は貝殻に含まれるキチン分解酵素がキチンの繊維をナノ化することで、カルサイト結...
【農学】水圏応用科学:真珠バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏真珠の質を決定する真珠層の炭酸カルシウム結晶の厚みの調整機構の解明(19H03045)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 炭酸カルシウム / 真珠 / アラゴナイト / アコヤガイ (他8件)
【概要】本研究は、アコヤガイの貝殻の真珠層形成において、1「有機薄膜の分泌調節」、2「有機薄膜の自己組織化」、3「炭酸カルシウム結晶成長制御」の3つのパートに分け、それぞれについて研究を進めることで、真珠層形成の分子メカニズムについて明らかにすることを目的としている。1「有機薄膜の分泌調節」について、これまでに検討した固定化方法、樹脂を用いて超薄切片を作製し、電子顕微鏡内で金ナノ粒子によるキチン合成酵素の...
❏アコヤガイ外套膜上皮細胞のゲノム改変による新規バイオミネラル作成技術の開発(17K19282)
【研究テーマ】森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】木下 滋晴 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40401179)
【キーワード】アコヤガイ / 真珠 / ゲノム編集 / 遺伝子導入 / バイオミネラル (他10件)
【概要】代表的な真珠貝として知られるアコヤガイについて、真珠形成を行う細胞である外套膜上面上皮細胞のゲノムを人為的に改変する手法の確立を試みた。外套膜組織片やそこから分離した上面上皮細胞に対し、アコヤガイと異なる生物の遺伝子を導入をした結果、そうした外来遺伝子がアコヤガイの一部の細胞で発現することを確認した。また、任意の遺伝子に変異を誘導するゲノム編集技術であるCRISPR/Casを使い、アコヤガイのゲノ...
❏アコヤガイ貝殻の方解石結晶の欠陥を制御する有機物ナノファイバーの形成機構の解明(16K20995)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】アコヤガイ / 炭酸カルシウム / 結晶欠陥 / ナノファイバー / バイオミネラリゼーション (他13件)
【概要】貝殻のカルサイト結晶には有機物ナノファイバーが含まれるが、これがキチンとキチン分解酵素の複合体であることを明らかにした。キチン分解酵素を作用させたキチンナノファイバーやキチン分解酵素の阻害剤を用いた研究により、カルサイト結晶の成長の過程でナノファイバーがしたキチンが結晶欠陥を誘導することを明らかにした。本研究において申請者は貝殻に含まれるキチン分解酵素がキチンの繊維をナノ化することで、カルサイト結...
【農学】水圏応用科学:有機基質バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏真珠の質を決定する真珠層の炭酸カルシウム結晶の厚みの調整機構の解明(19H03045)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 炭酸カルシウム / 真珠 / アラゴナイト / アコヤガイ (他8件)
【概要】本研究は、アコヤガイの貝殻の真珠層形成において、1「有機薄膜の分泌調節」、2「有機薄膜の自己組織化」、3「炭酸カルシウム結晶成長制御」の3つのパートに分け、それぞれについて研究を進めることで、真珠層形成の分子メカニズムについて明らかにすることを目的としている。1「有機薄膜の分泌調節」について、これまでに検討した固定化方法、樹脂を用いて超薄切片を作製し、電子顕微鏡内で金ナノ粒子によるキチン合成酵素の...
❏アコヤガイ貝殻の方解石結晶の欠陥を制御する有機物ナノファイバーの形成機構の解明(16K20995)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】アコヤガイ / 炭酸カルシウム / 結晶欠陥 / ナノファイバー / バイオミネラリゼーション (他13件)
【概要】貝殻のカルサイト結晶には有機物ナノファイバーが含まれるが、これがキチンとキチン分解酵素の複合体であることを明らかにした。キチン分解酵素を作用させたキチンナノファイバーやキチン分解酵素の阻害剤を用いた研究により、カルサイト結晶の成長の過程でナノファイバーがしたキチンが結晶欠陥を誘導することを明らかにした。本研究において申請者は貝殻に含まれるキチン分解酵素がキチンの繊維をナノ化することで、カルサイト結...
❏地球環境保全を目指した海洋生物における石灰化の制御機構の解明(22228006)
【研究テーマ】環境農学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】長澤 寛道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60134508)
【キーワード】海洋生物 / 石灰化 / 地球環境保全 / 電子顕微鏡観察 / 二酸化炭素 (他14件)
【概要】海洋生物の中でもサンゴや円石藻など代表的な石灰化生物の石灰化組織に存在する微量の有機物を抽出・精製し、それらの構造と石灰化における機能を明らかにすることによって石灰化機構の解明を試みた。その結果、10種を超える新規タンパク質および既知化合物を同定し、天然物および組換え体を用いた機能解析や電子顕微鏡観察から、石灰化における生物種を超えた有機基質の存在部位と役割に関する共通のモデルを提案した。 ...
【農学】水圏応用科学:アコヤガイバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏真珠の質を決定する真珠層の炭酸カルシウム結晶の厚みの調整機構の解明(19H03045)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (10647655)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / 炭酸カルシウム / 真珠 / アラゴナイト / アコヤガイ (他8件)
【概要】本研究は、アコヤガイの貝殻の真珠層形成において、1「有機薄膜の分泌調節」、2「有機薄膜の自己組織化」、3「炭酸カルシウム結晶成長制御」の3つのパートに分け、それぞれについて研究を進めることで、真珠層形成の分子メカニズムについて明らかにすることを目的としている。1「有機薄膜の分泌調節」について、これまでに検討した固定化方法、樹脂を用いて超薄切片を作製し、電子顕微鏡内で金ナノ粒子によるキチン合成酵素の...
❏貝殻の貝柱接着面で形成される光輝層における筋タンパク質の機能解析(19K22331)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】舩原 大輔 三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (00335150)
【キーワード】二枚貝 / 光輝層 / 炭酸カルシウム結晶 / アラゴナイト / パラミオシン (他14件)
【概要】二枚貝の閉殻筋と貝殻の接着面には、光輝層という柱状の炭酸カルシウム結晶構造が形成されるが、その形成メカニズムは不明である。光輝層に含まれるタンパク質を解析したところ、パラミオシンやトロポミオシンカルポニンといった筋肉タンパク質が存在することが分かった。パラミオシン存在下で炭酸カルシウム結晶を形成させたところ、柱状のアラゴナイト結晶が生じた。貝殻を抗パラミオシン抗体を用いて免疫染色したところ、光輝層...
❏アコヤガイ外套膜上皮細胞のゲノム改変による新規バイオミネラル作成技術の開発(17K19282)
【研究テーマ】森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【研究代表者】木下 滋晴 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40401179)
【キーワード】アコヤガイ / 真珠 / ゲノム編集 / 遺伝子導入 / バイオミネラル (他10件)
【概要】代表的な真珠貝として知られるアコヤガイについて、真珠形成を行う細胞である外套膜上面上皮細胞のゲノムを人為的に改変する手法の確立を試みた。外套膜組織片やそこから分離した上面上皮細胞に対し、アコヤガイと異なる生物の遺伝子を導入をした結果、そうした外来遺伝子がアコヤガイの一部の細胞で発現することを確認した。また、任意の遺伝子に変異を誘導するゲノム編集技術であるCRISPR/Casを使い、アコヤガイのゲノ...
【医歯薬学】歯学:石灰化バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏軟体動物貝殻の炭酸カルシウム結晶の形態と欠陥を制御する有機基質の探索と機能解析(25850078)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (10647655)
【キーワード】バイオミネラル / 炭酸カルシウム / アコヤガイ / モノアラガイ / 酸性ペプチド (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻はバイオミネラルの一種であり、炭酸カルシウムと少量の有機基質から構成され、様々な微細構造を形成する。私達はアコヤガイの蝶番部に存在する靭帯から新規の酸性ペプチドLICPを明らかにした。私達はLICPがアラゴナイト結晶のc軸方向の成長を止め、繊維状のアラゴナイト結晶の形成に関与することを明らかにした。また、モノアラガイの貝殻抽出液にキチナーゼ活性を見出し、キチナーゼが貝殻の再構成に関与...
❏地球環境保全を目指した海洋生物における石灰化の制御機構の解明(22228006)
【研究テーマ】環境農学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】長澤 寛道 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60134508)
【キーワード】海洋生物 / 石灰化 / 地球環境保全 / 電子顕微鏡観察 / 二酸化炭素 (他14件)
【概要】海洋生物の中でもサンゴや円石藻など代表的な石灰化生物の石灰化組織に存在する微量の有機物を抽出・精製し、それらの構造と石灰化における機能を明らかにすることによって石灰化機構の解明を試みた。その結果、10種を超える新規タンパク質および既知化合物を同定し、天然物および組換え体を用いた機能解析や電子顕微鏡観察から、石灰化における生物種を超えた有機基質の存在部位と役割に関する共通のモデルを提案した。 ...
❏クモ糸様タンパク質に注目した貝殻作りの分子機構の解明(18380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】豊原 治彦 京都大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (90183079)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / マガキ / 炭酸カルシウム / 石灰化 / クモ糸様タンパク質 (他13件)
【概要】貝殻は炭酸カルシウムを主成分とする鉱物であるが、炭酸カルシウムの単純結晶である方解石やあられ石とはことなり、5%程度の有機物を含んでいる.貝殻形成の分子機構については長く不明のままであったが、本研究においては、申請者はマガキを用いて、貝殻中に新たに申請者らによって見出されたクモ糸様タンパク質の貝殻形成における機能ならびにこのタンパク質の産業応用について研究を行い、ナノテクノロジーや水質浄化剤への貝...
【医歯薬学】薬学:形態形成バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏貝殻らせん成長メカニズムの解明:進化発生古生物学創成に向けて(18H01323)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80251411)
【キーワード】形態形成 / 軟体動物 / 進化発生学 / 貝殻形成 / らせん成長 (他14件)
【概要】本年度は以下の4つの項目の研究を主に行った。(1)軟体動物の貝殻基質タンパク質(SMP)の分子進化学的研究、(2) Wnt遺伝子の貝殻形成への関与の分析、(3)クサイロアオガイ(Nipponacmea fuscoviridis)胚への遺伝子導入の技術開発、(4)L. stagnalisのSMP遺伝子の発現非対称性を利用した貝殻形成で重要なSMPの同定。(1)では軟体動物におけるZona pellu...
❏トランスジェニック技術を用いた軟体動物貝殻形成遺伝子の機能解析(23244101)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】貝殻形成 / 軟体動物 / 形態形成 / 進化発生学 / バイオミネラリゼーション (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻形成機構を解明するため、巻貝類のモノアラガイ、セイヨウカサガイ、クサイロアオガイ、二枚貝類のアコヤガイ、および頭足類のオウムガイ等を用いたゲノム解析、トランスクリプトーム解析、プロテオーム解析を行うとともに、胚への遺伝子導入技術の開発や各種阻害剤による遺伝子産物の機能解析を行った。その結果、貝殻の初期発生に関連した遺伝子経路と貝殻成長における巻きと捩れを制御するタンパク質を発見したほ...
❏貝穀形成に関わる遺伝子の網罹的探索:軟体動物ゲノムプロジェクトに向けて(15104009)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2007
【研究代表者】遠藤 一佳 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (80251411)
【キーワード】進化 / 発生・分化 / 動物 / ゲノム / 遺伝子 (他12件)
【概要】本計画では,(1)貝殻形成のマスター遺伝子,(2)貝殻分泌の制御因子,(3)貝殻の左右非対称性の制御因子の単離・同定と機能の解明を通して,貝殻の進化過程や進化機構を考察することを目的とした研究を行い,以下の成果を得た. (1) 殻体形成のマスター遺伝子 転写調節因子engrailedと分泌成長因子dppのモノアラガイでの相同遺伝子の発現パターンを調べた結果engrailedは他の軟体動物と同様に貝...
【医歯薬学】薬学:自己組織化バイオミネラリゼーションを含む研究件
❏液晶の自己組織化構造と界面相互作用を活用する高分子/無機融合材料の構築(15H02179)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (70214377)
【キーワード】ハイブリッド材料 / 自己組織化 / バイオミネラリゼーション / 結晶成長 / コロイド粒子 (他16件)
【概要】水溶性高分子によって安定化した無機結晶のアモルファス前駆体の結晶化を、高分子基板で制御することにより、形状や配向を制御したヒドロキシアパタイトや酸化亜鉛の薄膜結晶を作製する手法を開発した。また、アモルファス無機粒子を異方的なコロイド結晶へと制御して変化させることにより、世界初となる炭酸カルシウムやヒドロキシアパタイトの液晶化にも成功した。さらに高分子ゲルと無機結晶を精密に複合化することにより、透明...
❏人工タンパク質による炭酸カルシウム/高分子複合体の構築と構造制御(17655048)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70214377)
【キーワード】無機 / 有機複合材料 / バイオミネラリゼーション / 自己組織化 / 炭酸カルシウム (他9件)
【概要】物が鉱物を作ることをバイオミネラリゼーションという。代表的なバイオミネラルとして歯や骨、貝殻真珠層や甲殻類の外骨格などがある。我々は本研究において甲殻類(アメリカザリガニ)の外骨格より単離した石灰化に関与するタンパクCAP-1を用いて人工的に炭酸カルシウム/キチン複合体の作製およびその配向制御に成功した。CAP-1の存在下、キチンマトリクス上に炭酸カルシウム結晶を成長させると、一軸に配向した薄膜結...
❏光機能性パターン構造を有する炭酸カルシウム/高分子複合体の構築(15655038)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】加藤 隆史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70214377)
【キーワード】無機 / 有機複合材料 / バイオミネラリゼーション / 自己組織化 / 炭酸カルシウム (他9件)
【概要】生物がつくり出す貝殻や真珠、骨や歯のような無機/高分子複合体は、我々が容易に模倣できない精緻な構造を有し、すぐれた性質・機能を示す。このようなバイオミネラルの形成プロセス、すなわちバイオミネラリゼーションに倣い、無機/高分子複合体を人工的に、かつ自己組織的に作製できれば、高機能・高性能かつ環境低負荷性の複合材料が得られるはずである。我々は、炭酸カルシウムと有機高分子からなる複合材料をバイオミネラリ...
【医歯薬学】薬学:ぺプチドバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏軟体動物貝殻の炭酸カルシウム結晶の形態と欠陥を制御する有機基質の探索と機能解析(25850078)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 道生 東京大学, 農学生命科学研究科, 講師 (10647655)
【キーワード】バイオミネラル / 炭酸カルシウム / アコヤガイ / モノアラガイ / 酸性ペプチド (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻はバイオミネラルの一種であり、炭酸カルシウムと少量の有機基質から構成され、様々な微細構造を形成する。私達はアコヤガイの蝶番部に存在する靭帯から新規の酸性ペプチドLICPを明らかにした。私達はLICPがアラゴナイト結晶のc軸方向の成長を止め、繊維状のアラゴナイト結晶の形成に関与することを明らかにした。また、モノアラガイの貝殻抽出液にキチナーゼ活性を見出し、キチナーゼが貝殻の再構成に関与...
❏クモ糸様タンパク質に注目した貝殻作りの分子機構の解明(18380124)
【研究テーマ】水産化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】豊原 治彦 京都大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (90183079)
【キーワード】バイオミネラリゼーション / マガキ / 炭酸カルシウム / 石灰化 / クモ糸様タンパク質 (他13件)
【概要】貝殻は炭酸カルシウムを主成分とする鉱物であるが、炭酸カルシウムの単純結晶である方解石やあられ石とはことなり、5%程度の有機物を含んでいる.貝殻形成の分子機構については長く不明のままであったが、本研究においては、申請者はマガキを用いて、貝殻中に新たに申請者らによって見出されたクモ糸様タンパク質の貝殻形成における機能ならびにこのタンパク質の産業応用について研究を行い、ナノテクノロジーや水質浄化剤への貝...
【医歯薬学】看護学:ゲノムバイオミネラリゼーションを含む研究件
❏トランスジェニック技術を用いた軟体動物貝殻形成遺伝子の機能解析(23244101)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】遠藤 一佳 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80251411)
【キーワード】貝殻形成 / 軟体動物 / 形態形成 / 進化発生学 / バイオミネラリゼーション (他18件)
【概要】軟体動物の貝殻形成機構を解明するため、巻貝類のモノアラガイ、セイヨウカサガイ、クサイロアオガイ、二枚貝類のアコヤガイ、および頭足類のオウムガイ等を用いたゲノム解析、トランスクリプトーム解析、プロテオーム解析を行うとともに、胚への遺伝子導入技術の開発や各種阻害剤による遺伝子産物の機能解析を行った。その結果、貝殻の初期発生に関連した遺伝子経路と貝殻成長における巻きと捩れを制御するタンパク質を発見したほ...
❏貝穀形成に関わる遺伝子の網罹的探索:軟体動物ゲノムプロジェクトに向けて(15104009)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2007
【研究代表者】遠藤 一佳 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (80251411)
【キーワード】進化 / 発生・分化 / 動物 / ゲノム / 遺伝子 (他12件)
【概要】本計画では,(1)貝殻形成のマスター遺伝子,(2)貝殻分泌の制御因子,(3)貝殻の左右非対称性の制御因子の単離・同定と機能の解明を通して,貝殻の進化過程や進化機構を考察することを目的とした研究を行い,以下の成果を得た. (1) 殻体形成のマスター遺伝子 転写調節因子engrailedと分泌成長因子dppのモノアラガイでの相同遺伝子の発現パターンを調べた結果engrailedは他の軟体動物と同様に貝...