❏経済開発と資源の重層的ガバナンスに関する人類学的研究-エチオピアの事例から(18H00785)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】宮脇 幸生 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (60174223)
【キーワード】開発 / 資源 / 重層的ガバナンス / エチオピア
【概要】ティグライ州で調査を行う眞城は、エチオピア政府でティグライの主要政党であるTPLFが政権の中核から外れたため、人や資本をティグライ州に回帰させている点にについて集中的に情報収集を行った。また総選挙前年ということで政治的イベントが複数開催されており、これらに参加して情報を分析した。一連のエチオピア政治の変動について短報と講演を行った。 アムハラ州で調査を行う児玉は、関係資料の収取を行なった。またアデ...
❏アフリカの少数民族による文化/自然の観光資源化と「住民参加」の新展開(26300012)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】丸山 淳子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00444472)
【キーワード】アフリカ / 観光 / 住民参加 / 開発 / 自然保護 (他18件)
【概要】アフリカにおいて、観光は最も急速に成長している産業であり、経済発展だけでなく、エンパワーメントや文化保全、環境保護などにも貢献すると期待されてきた。本研究では、アフリカ各地の住民参加型のエコツーリズムや民族文化観光をフイールドワークに基づいて検討した結果、観光は地域の問題解決に部分的に貢献しているが、観光客を受け入れる少数民族の側からみれば「万能薬」とはいいがたいことが明らかになった。むしろ少数民...
❏韓国社会のポスト産業化に関する人類学的研究(19320138)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【研究代表者】本田 洋 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (50262093)
【キーワード】産業化 / 韓国 / 長期持続 / 移動 / 農民社会 (他16件)
【概要】(1)産業化過程での韓国地方社会の変化を,朝鮮後期以来の高い人口流動性を含みこんだ持続的な社会システムを基盤とし,植民地期以降の向都離村戦略を援用した生活の諸戦略の展開として分析する歴史人類学的枠組を構築した。(2)この枠組を産業化後の韓国社会の民族誌的研究に援用し,産業集積が弱い中小製造業,事業的農業経営,地方・農村の再資源化,都市生活とオルターナティヴな生き方,宗教実践の諸相を,再編成された持...