❏昆虫嗜好性線虫の侵入定着と遺伝的構造に及ぼす種間交雑と媒介昆虫種数の影響(18208013)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】富樫 一巳 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30237060)
【キーワード】マツノザイセンチュウ / ニセマツノザイセンチュウ / クワノザイセンチュウ / アカマツ / エゾマツ (他12件)
【概要】侵入有害線虫マツノザイセンチュウと近縁在来種の交雑によって,侵入種に在来種の遺伝子が浸透すること,および侵入種の病原性と媒介昆虫への乗り移りを支配する遺伝子は核ゲノムにあることが示された。確立された交雑由来個体群の増殖率と媒介昆虫への乗り移りは親個体群に匹敵する場合があり,野外で存続可能であることが示唆された。クワノザイセンチュウは2種の媒介昆虫によって遺伝的に異なる集団に分かれていないことが示さ...