❏鳥類を用いた関係性認知の進化的起源に関する研究(23700319)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (10433731)
【キーワード】カラス / 順位 / 島皮質 / 運動野 / 利他行動 (他8件)
【概要】私たちが序数を理解する上で不可欠な「推移則(A < BかつB< Cならば,A < C)」の理解能力が,群れの仲間の序列順位を理解するために進化したと仮説を立て,ヒトとは系統的に離れた鳥類カラスを用い,その認知神経基盤の解明を試みた。屋外飼育群の観察,実験室での行動実験,脳の組織学的分析の結果,カラスが仲間の声と姿を結びつけた個体認知をもとに推移性順位を形成し,その形成・維持に「大...