❏世界における終末期の意思決定に関する原理・法・文献の批判的研究とガイドライン作成(23320001)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-11-18 - 2014-03-31
【研究代表者】盛永 審一郎 富山大学, 大学院医学薬学研究部(薬学), 教授 (30099767)
【キーワード】終末期医療 / 意思決定 / 安楽死 / 尊厳死 / 緩和医療 (他19件)
【概要】終末期の意思決定に関する法制度・ガイドライン等を批判的に検討した結果、以下のことが明らかとなった。①医師ー患者関係に信頼性があり、透明性が担保されていれば、すべり坂の仮説はおこらないこと、②緩和ケアと安楽死は、相互に排他的なものではなくて、よき生の終結ケアの不可欠の要素であること、③それにもかかわらず、「すべり坂の仮説」を完全に払拭しえないのは、通常の医療である治療の差し控えや中止、緩和医療を施行...