[Discovery Saga Top] [Saga Next] [無料公開版Discovery Saga] [Discovery Sagaプレミアムご案内] [早稲田大学研究Discovery Saga] [産学連携のご案内] [Saga Concept] [会社概要] [お問い合わせ]
キーワード  多様性 が関係する  研究 Discovery Saga
研究分野別サイレントキーワード
「多様性」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:頑健性多様性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
【情報学】情報学フロンティア:ネットワーク多様性を含む研究件
❏里山における自然資本の意識化とネットワークのための地域参加型研究(18H02227)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】深町 加津枝 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (20353831)
【キーワード】里山 / 自然資本 / 意識化 / ネットワーク / 地域デザイン (他18件)
【概要】滋賀県大津市比良山麓の里山の自然資本の意識化とネットワークの創出のため地域参加型研究をふまえ、自然資本を自立的に再生、活用する空間計画と地域デザインを行った。意識化においては、参加型研究の拠点となる古民家を活用した調査やワークショップを積み重ね、意識化やネットワーク化に重要な要因、プロセスを明らかにした。また守山石、アブラボン、湖魚料理、近州音頭など地域のシンボルとなる有形・無形の自然資本と地域の...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
❏多国籍企業における人材の国際移動によるイノベーション(24330130)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】村上 由紀子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80222339)
【キーワード】国際労働移動 / イノベーション / 国際経営 / 多様性 / 知識移転 (他10件)
【概要】多国籍企業における人材の国際移動をイノベーションにつなげる道筋とその実現に有効なマネジメントについて研究を行った。まず、派遣という形の国際移動が多国籍企業の国境を越えた知識移転を高めていること、その効果は知識の種類によって異なることを明らかにした。また、知識移転が社内でイノベーションへつながっていくためには、移転された知識が社内でシェアされ既存の知識と結合される必要があるが、そのプロセスを促進する...
【複合領域】社会・安全システム科学:経営成果多様性を含む研究件
❏多様性推進施策が経営成果につながるメカニズム-20年経過後のマルチレベル分析(21K01687)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80289256)
【キーワード】ダイバーシティ / 経営成果 / 多様性推進施策 / マルチレベル / インクルージョン (他10件)
【概要】企業組織において、どんな場合に、どのように多様性施策が個人に認知され、受け入れられ、個々の行動につながるのか、さらにそれが経営成果につながるメカニズムは何か。この問いを明らかにするために、初年度である、2021年度は、次の3つのことを実施した。 第1に、「時系列のアーカイブ調査」に着手した。日本企業の売上高上位100社の外部公開資料を用い、2000年から2020年までの取り組み姿勢の変遷内容を切り...
❏多様性風土が貢献意識を介し価値創造に繋がるか 女性活躍推進を通じた成果主義の変革(18K01857)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80289256)
【キーワード】インクルージョン / ダイバーシティ / 多様性 / 風土 / D&I (他14件)
【概要】本研究は、企業組織が人材の多様性をいかすことで価値創造につなげるプロセスを明らかにすることを目的としている。 令和3(2021)年度は、1)研究発表および諸外国の研究者との意見交換、2)文献レビュー、3)研究成果の統合の3つを行った。 1)については、インクルージョンの意識が個人の行動と集団レベルの成果にもたらす影響、さらにはコンテクストによってメカニズムが異なることを明らかにした。トップマネジメ...
❏女性の参画とポジティブアクションの有効性-多様性(ダイバーシティ)をいかす組織(18530308)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 大学院・商学研究科, 教授 (80289256)
【キーワード】人材の多様性 / 組織のパフォーマンス / 女性の参画 / ポジティブアクション / 経営合理性 (他17件)
【概要】米国と異なり、日本では少数派優遇策とダイバシティがほぼ同時期に着目され、両者の区別が曖昧になっている。そのため人材の多様化の取り組みの意義の明確化が重要である。先進企業は、ポジティブアクションを単独で行うのではなく、積極的な支援とともに抜本的な組織変革を実施している。成功事例を意図的に創出し、従業員の賛同を促している。経営合理性の下での積極的な取り組みが人材の多様性を組織パフォーマンスに結びつける...
【複合領域】科学教育・教育工学:探究多様性を含む研究件
❏子どもの「教科内容の本質的理解」を促す授業デザインに関する心理学的研究(20H01760)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】藤村 宣之 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (20270861)
【キーワード】本質的理解 / 授業デザイン / 学習過程 / 追究型発問 / 学習観 (他16件)
【概要】本研究では,各児童・生徒の「教科内容の本質的理解」を促す授業デザインについて,①小学生~高校生を対象とした実験的研究(個別実験,協同解決実験,集団調査等)と②小学校・中学校・高校の授業場面を対象とした実践的研究により心理学的に明らかにすることを目的とする。 ①非定型問題の設定が教科内容の本質的理解に及ぼす効果の検討(実験的研究) 生徒の協同探究を通じた本質的理解の深まりを検討する予備的研究として,...
❏子どもの思考の多様性を生かす教科学習に関する心理学的研究(26380871)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤村 宣之 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (20270861)
【キーワード】教育系心理学 / 概念的理解 / 思考 / 多様性 / 非定型問題 (他11件)
【概要】本研究では,子どもの思考の多様性の様相について記述型課題を用いた調査等により明らかにするとともに,子どもの思考の多様性を生かす教科学習を複数教科で組織し,それが各児童・生徒の概念的理解の深化に及ぼす効果とプロセスを心理学的方法により明らかにすることを目的とした。一連の研究の結果,児童・生徒の非定型問題に対する思考には,知識の関連づけ方の差異を反映した思考の多様性が同一学年内においてもみられること,...
【複合領域】科学教育・教育工学:学習観多様性を含む研究件
❏子どもの「教科内容の本質的理解」を促す授業デザインに関する心理学的研究(20H01760)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】藤村 宣之 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (20270861)
【キーワード】本質的理解 / 授業デザイン / 学習過程 / 追究型発問 / 学習観 (他16件)
【概要】本研究では,各児童・生徒の「教科内容の本質的理解」を促す授業デザインについて,①小学生~高校生を対象とした実験的研究(個別実験,協同解決実験,集団調査等)と②小学校・中学校・高校の授業場面を対象とした実践的研究により心理学的に明らかにすることを目的とする。 ①非定型問題の設定が教科内容の本質的理解に及ぼす効果の検討(実験的研究) 生徒の協同探究を通じた本質的理解の深まりを検討する予備的研究として,...
❏小中学生の学習観の変容と数学的思考の発達を促す算数・数学授業のプロセスと効果(17530473)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】藤村 宣之 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 准教授 (20270861)
【キーワード】数学的思考 / 概念的理解 / 手続き的知識 / 学習観 / 社会的相互作用 (他15件)
【概要】本研究では, 小中学校等の算数・数学授業を, (1)概念的理解, (2)思考プロセス, (3)社会的相互作用を重視した長期的プログラムとして組織することによる, 児童・生徒の学習観や数学的思考の変化プロセスを解明することを目的とした。そのような継続的授業を通じて, 理解や思考を重視する学習観への変容がみられ, それは児童・生徒の記述表現や授業時の発言などにも顕著に現れていた。また児童・生徒の数学的...
【複合領域】科学教育・教育工学:学習方略多様性を含む研究件
❏学びのユニバーサルデザインの実践の推進(16K04847)
【研究テーマ】特別支援教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高橋 あつ子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40508230)
【キーワード】学びのユニバーサルデザイン / 多様なオプション / 学習方略 / 自己調整 / 実行機能 (他19件)
【概要】本研究は、UDL実践の推進のために、研修、授業研究の在り方を探り、もたらされる変容を検討することを目的とする。小中学校4校において研修、授業研究を重ね、教師と生徒に質問紙調査を行なった。 研修にはガイドラインの理解、学びの障壁の体験、授業作りが有用であった。授業研究は、次第に多様なオプションの提供が進み、学びの質を高めるためのゴール設定やルーブリック活用に発展していった。調査では78%の教師がUD...
❏小中学生の学習観の変容と数学的思考の発達を促す算数・数学授業のプロセスと効果(17530473)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】藤村 宣之 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 准教授 (20270861)
【キーワード】数学的思考 / 概念的理解 / 手続き的知識 / 学習観 / 社会的相互作用 (他15件)
【概要】本研究では, 小中学校等の算数・数学授業を, (1)概念的理解, (2)思考プロセス, (3)社会的相互作用を重視した長期的プログラムとして組織することによる, 児童・生徒の学習観や数学的思考の変化プロセスを解明することを目的とした。そのような継続的授業を通じて, 理解や思考を重視する学習観への変容がみられ, それは児童・生徒の記述表現や授業時の発言などにも顕著に現れていた。また児童・生徒の数学的...
【複合領域】科学教育・教育工学:異文化理解多様性を含む研究件
❏文化の多様性への気付きを育むEタンデムの構築: 異文化能力の発達を目指して(22K13176)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】秋山 友香 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (40825072)
【キーワード】異文化理解 / Eタンデム / 第二言語習得 / ビデオ会話 / 多様性
【概要】
❏異文化受容意識・態度の国際調査:多様性の尊重と共生の研究(20K02592)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】亀山 友理子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特任講師 (10747314)
【キーワード】異文化理解 / 異文化受容態度 / 多様性 / 共生 / 国際比較 (他9件)
【概要】本研究は、異なるホスト国の児童生徒の異文化受容における意識や態度に焦点を当て、外国にルーツを持つ児童生徒の種別および接触経験の程度等を組み込んだ、質問紙調査および経済実験により潜在的意識におけるデータを分析し、有益な示唆の導出により、多様性のある包摂的な学校づくりの政策基盤の構築に貢献することを目的としている。 本年度は、COVID-19の影響により、海外2か国での質問紙調査および実験調査の実施は...
【複合領域】科学教育・教育工学:教科学習多様性を含む研究件
❏子どもの「教科内容の本質的理解」を促す授業デザインに関する心理学的研究(20H01760)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】藤村 宣之 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (20270861)
【キーワード】本質的理解 / 授業デザイン / 学習過程 / 追究型発問 / 学習観 (他16件)
【概要】本研究では,各児童・生徒の「教科内容の本質的理解」を促す授業デザインについて,①小学生~高校生を対象とした実験的研究(個別実験,協同解決実験,集団調査等)と②小学校・中学校・高校の授業場面を対象とした実践的研究により心理学的に明らかにすることを目的とする。 ①非定型問題の設定が教科内容の本質的理解に及ぼす効果の検討(実験的研究) 生徒の協同探究を通じた本質的理解の深まりを検討する予備的研究として,...
❏子どもの思考の多様性を生かす教科学習に関する心理学的研究(26380871)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤村 宣之 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (20270861)
【キーワード】教育系心理学 / 概念的理解 / 思考 / 多様性 / 非定型問題 (他11件)
【概要】本研究では,子どもの思考の多様性の様相について記述型課題を用いた調査等により明らかにするとともに,子どもの思考の多様性を生かす教科学習を複数教科で組織し,それが各児童・生徒の概念的理解の深化に及ぼす効果とプロセスを心理学的方法により明らかにすることを目的とした。一連の研究の結果,児童・生徒の非定型問題に対する思考には,知識の関連づけ方の差異を反映した思考の多様性が同一学年内においてもみられること,...
【複合領域】一般理論:ゲーム理論多様性を含む研究件
❏社会ゲームの理論と実験:自発的規律付けと多様な戦略の併存の含意と国際比較(17H02501)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】グレーヴァ 香子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (10219040)
【キーワード】ゲーム理論 / 実験 / 社会ゲーム / 協力 / 寛容 (他8件)
【概要】理論論文は研究が進んだため2つの論文に分けて、ナッシュ均衡の存在だけを扱った論文と、進化的安定性を扱った論文にする方向で進めた。進化的安定性の論文では寛容均衡だけでなく、対照的2戦略均衡という協力的なプレイヤーと利己的なプレイヤーしかいないものも分析でき、しかもこれがもっとも安定であるという結論が出た。このとき使用する安定性概念として、スタンダードな概念である中立的安定性を多数戦略均衡に適用するこ...
❏多様性の経済学:帰納論的ゲーム理論の構築とその応用(17H00978)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】松井 彰彦 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (30272165)
【キーワード】ゲーム理論 / フラットダイバーシティ・モデル / 障害 / 難病 / 性的マイノリティ (他10件)
【概要】前身の研究で行ったパネル調査において、身体障害者の賃金プロファイルがフラットとなっていることがわかった。これに基づき、2009年度実施の調査(READ調査)にパネル調査(REASE調査)のサンプルを加えてパネル構造にし、先天性障害者と中途障害者の賃金プロファイルを推計して比較することで、障害者に対する統計的差別の有無を検証する研究を遂行している。 READーREASE調査の一時的基礎分析において、...
❏社会ゲームの理論と実験:グローバル化・IT化社会における信頼と協調の多様なあり方(24330064)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤原 正寛 武蔵野大学, 経済学部, 教授 (40114988)
【キーワード】社会ゲーム / 信頼 / ゲーム理論 / 実験 / 多様性
【概要】流動的で匿名性の大きい現代社会において、経済関係の自発的な構築・継続・解消によって規律付けやコーディネーションを行う仕組みを分析する「社会ゲーム」の理論・実験研究を行った。特に、自発的に解消可能な繰り返しゲームを取り上げ、理論面では、従来重視されてきたすべてのメンバーが同一の行動様式を選ぶ状態だけでなく、社会に、様々な異なる行動様式が共存する状態も安定であることを示した。また実験では、多様な行動様...
【複合領域】一般理論:イノベーション多様性を含む研究件
❏イノベーションと労働者の多様性の空間経済学分析(16H03615)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山本 和博 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (10362633)
【キーワード】イノベーション / 労働者の多様性 / 多様性 / 集積 / 都市経済学
【概要】本研究課題は、地域における労働者の能力の多様性とイノベーションの実態を明らかにし、それらを取り込んだ空間経済学理論の枠組みを構築してきた。空間経済学理論モデルを構築することにより、日本の大都市圏及び地方におけるイノベーション活動の停滞は、労働者の多様性の欠如、及び人材の空間的、及び組織間の流動性が不足していることに原因が求められることがわかってきた。地方政府に求められていることは、イノベーション活...
❏多国籍企業における人材の国際移動によるイノベーション(24330130)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】村上 由紀子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80222339)
【キーワード】国際労働移動 / イノベーション / 国際経営 / 多様性 / 知識移転 (他10件)
【概要】多国籍企業における人材の国際移動をイノベーションにつなげる道筋とその実現に有効なマネジメントについて研究を行った。まず、派遣という形の国際移動が多国籍企業の国境を越えた知識移転を高めていること、その効果は知識の種類によって異なることを明らかにした。また、知識移転が社内でイノベーションへつながっていくためには、移転された知識が社内でシェアされ既存の知識と結合される必要があるが、そのプロセスを促進する...
【複合領域】一般理論:多国籍企業多様性を含む研究件
❏多国籍企業の立地決定のダイナミクス(20K01836)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】長谷川 信次 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (90218446)
【キーワード】多国籍企業 / グローバルバリューチェーン / cover-19 / サステイナビリティ / BOPビジネス (他13件)
【概要】本研究課題は、多国籍企業による活動拠点の立地決定とその経時的変化を、明らかにするものである。今日のグローバルビジネスでは、フラグメンテーションの進展とICTの活用によりバリューチェーンが国境をまたいで展開され、グローバルな生産ネットワークが構築されている。そうしたなか、各国の活動拠点は多国籍企業のバリューチェーンのなかに組み込まれ、中間財取引を介して相互依存の関係におかれる。そうした拠点間の取引関...
❏多国籍企業における人材の国際移動によるイノベーション(24330130)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】村上 由紀子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80222339)
【キーワード】国際労働移動 / イノベーション / 国際経営 / 多様性 / 知識移転 (他10件)
【概要】多国籍企業における人材の国際移動をイノベーションにつなげる道筋とその実現に有効なマネジメントについて研究を行った。まず、派遣という形の国際移動が多国籍企業の国境を越えた知識移転を高めていること、その効果は知識の種類によって異なることを明らかにした。また、知識移転が社内でイノベーションへつながっていくためには、移転された知識が社内でシェアされ既存の知識と結合される必要があるが、そのプロセスを促進する...
【複合領域】一般理論:多文化主義多様性を含む研究件
❏デモクラシーと宗教:政治思想史、政治理論、地域研究の総合的アプローチ(25380176)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】飯島 昇蔵 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80130863)
【キーワード】宗教と政治 / 政治哲学 / レオ・シュトラウス / 現代政治理論 / ポスト世俗化 (他17件)
【概要】大きく分けて二通りの成果が得られた。第一に、政治と宗教の関係について、政治思想史上の古典的テキストを綿密に分析することで原理的な考察を行った。その結果、政治と宗教の間には本質的な緊張があること、その緊張は近現代の世俗化と啓蒙という条件の下でも解消されていないことが明らかになった。第二に、現代政治理論の重要な著作と、現代政治における多文化主義の実践に着目することで、宗教が現代のデモクラシーに対して果...
❏グローバル化時代の多文化主義と社会運動(18401005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】鈴木 茂 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10162950)
【キーワード】グローバル化 / 多文化主義 / 社会運動 / 南北アメリカ / エスニシティ (他13件)
【概要】本研究は、アメリカ合衆国を含む南北アメリカ各国における多文化主義と社会運動のあり方を、グローバルか時代におけるアイデンティティ再構築の動きとして捉え、その歴史的意義と問題点、課題を明らかにしようとするものである。3年間にわたって多文化主義政策の策定と実施に関わる政府機関と先住民およびアフリカ系人の社会運動組織での聴き取り調査および資料収集に努める一方、2年目にはベネズエラで、3年目にはブラジルで国...
❏多元化する社会における「共生」のための公教育の意義と限界(15653002)
【研究テーマ】公法学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】阪口 正二郎 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (60215621)
【キーワード】リベラリズム / 立憲主義 / 政教分離 / 多文化主義 / リベラル・デモクラシー (他10件)
【概要】16年度は、15年度に明らかにした、リベラル・デモクラシーにコミットした社会における立憲主義のあり方と、その下での公教育の役割を前提に、それを具体的な形で示すために、アメリカ合衆国における宗教的原理主義からの公教育への挑戦と、フランスにおけるスカーフ問題に示されるイスラム原理主義からの公教育への挑戦を取り上げて、これらの挑戦の持つ政治哲学的な意味を明らかにすると同時に、これらの挑戦に対するリベラル...
【環境学】環境解析学:西部北太平洋多様性を含む研究件
❏時系列メタゲノミクスでみる西部北太平洋亜寒帯・亜熱帯海域の微生物群集動態(24241002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / メタゲノム / 西部北太平洋 / 海洋細菌 / 時系列観測 (他9件)
【概要】西部北太平洋海域は,世界でも有数の漁場であり,活発な生物ポンプ作用による二酸化炭素吸収海域でもある.本研究は,西部北太平洋の亜寒帯及び亜熱帯海域に設置された時系列観測点において,微生物群集構造および代謝機能の網羅的解析を行うことにより,亜寒帯及び亜熱帯外洋域における微生物機能の時系列変動を比較解析した初めての例として,貴重なデータと成果を得ることができた.さらに,次世代型のメタゲノム解析・評価シス...
❏超並列シーケンサが描く未知の海洋微生物圏多様性とダイナミクス(21200029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】新学術領域研究(研究課題提案型)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / 多様性 / 西部北太平洋 / 細菌群集構造 / 時系列観測 (他9件)
【概要】本研究では、従来法の百倍の解析速度を有する454パイロシーケンス法及びハロゲン化ヌクレオシドをトレーサーとする増殖活性測定法を利用するなどして、大洋スケールでの海洋細菌群集構造のダイナミクスを明らかにした。現状では、系統解析を行うには短すぎるリード長や、シーケンスエラーによる見かけの多様度増大の問題など、さらに検討すべき課題も指摘されているが、16SrRNA遺伝子の大量リードによって、予想以上に多...
【環境学】環境解析学:時系列観測多様性を含む研究件
❏時系列メタゲノミクスでみる西部北太平洋亜寒帯・亜熱帯海域の微生物群集動態(24241002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / メタゲノム / 西部北太平洋 / 海洋細菌 / 時系列観測 (他9件)
【概要】西部北太平洋海域は,世界でも有数の漁場であり,活発な生物ポンプ作用による二酸化炭素吸収海域でもある.本研究は,西部北太平洋の亜寒帯及び亜熱帯海域に設置された時系列観測点において,微生物群集構造および代謝機能の網羅的解析を行うことにより,亜寒帯及び亜熱帯外洋域における微生物機能の時系列変動を比較解析した初めての例として,貴重なデータと成果を得ることができた.さらに,次世代型のメタゲノム解析・評価シス...
❏超並列シーケンサが描く未知の海洋微生物圏多様性とダイナミクス(21200029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】新学術領域研究(研究課題提案型)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / 多様性 / 西部北太平洋 / 細菌群集構造 / 時系列観測 (他9件)
【概要】本研究では、従来法の百倍の解析速度を有する454パイロシーケンス法及びハロゲン化ヌクレオシドをトレーサーとする増殖活性測定法を利用するなどして、大洋スケールでの海洋細菌群集構造のダイナミクスを明らかにした。現状では、系統解析を行うには短すぎるリード長や、シーケンスエラーによる見かけの多様度増大の問題など、さらに検討すべき課題も指摘されているが、16SrRNA遺伝子の大量リードによって、予想以上に多...
【環境学】環境保全学:アジア多様性を含む研究件
❏アジアの荒廃地で森林再生に不可欠な菌根菌を探る(19405026)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教 (60270899)
【キーワード】森林再生 / 共生微生物 / 菌根菌 / 荒廃地 / アジア (他10件)
【概要】外生菌根菌は樹木に土壌養分を供給する共生微生物で、宿主樹木の成長や定着に決定的な役割を果たす。本研究では、インドネシアの熱帯フタバガキ林の火災跡地、および中国東北部のアルカリ塩類土壌地域において、最新の分子生物学的手法に基づく菌種同定法を利用し、樹木の定着初期に共生する外生菌根菌群集の特徴を明らかにした。 ...
❏アジアと日本の信頼形成:日本人駐在経験者へのインタビュー調査(10610188)
【研究テーマ】社会学(含社会福祉関係)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】園田 茂人 中央大学, 文学部, 教授 (10206683)
【キーワード】日本人駐在員 / インタビュー / 信頼形成 / 多様性 / 現地法人の制度化 (他16件)
【概要】本研究を通じて、インタビューを行うことができた日本人駐在員の数は55名である。彼らの駐在先、駐在目的、駐在期間はバラバラで、しかも同じ会社で同じ時期に派遣されていても、みずから抱える現地でのミッションや現地社会との関わり合い方によって、その現地従業員との信頼形成についての基本的な考え方も異なっている。しかし、これらの多様性を射程に入れながらも、現地法人立ち上げの歴史を時系列的にトレースしてみると、...
【数物系科学】物理学:普遍性多様性を含む研究件
❏東アジアにおける森林の水・エネルギー・炭素循環特性の普遍性と多様性(20248016)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】太田 岳史 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20152142)
【キーワード】熱帯林・温帯林・北方林 / 水・エネルギー・炭素循環 / 普遍性 / 多様性 / 熱帯・温帯・北方林 (他16件)
【概要】熱帯林,温帯林,北方林と連続して広がる東アジアの森林を対象として,水・エネルギー・炭素(W/E/C)循環特性の解析を行った.まず,環境条件は北に行くほど冬季の条件が厳しくなった.そして,樹木個体レベルでは,南北の環境条件の違いにより応答が異なっていた.しかし,群落レベルになるとそれぞれある関係式で森林と環境条件の違いが整理された.複数のモデルでW/E/C循環の基本的特性を表すことが可能であった.し...
❏学習の生物学的基盤に関する総合的研究(12894021)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000
【研究代表者】筒井 和義 広島大学, 総合科学部, 教授 (20163842)
【キーワード】記憶・学習 / 本能 / 生物学的基盤 / 動物 / 脳 (他8件)
【概要】本基盤研究(C)(1)企画調査では「動物の学習の生物学的理解」を中心課題に設定して、動物種による違いを生みだした進化の過程を再構築しながら、なおその中で保存されている共通性と普遍性を発見することを目的とした。そのために、動物行動学・行動生理学・認知心理学・神経科学の広い分野にわたって関連する研究者が最新の成果を持ち寄り二つのシンポジウム(神経科学会大会と動物学会大会)を実施すると共に研究会を開催し...
【数物系科学】物理学:頑健性・安定性多様性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
【数物系科学】物理学:土壌微生物群集多様性を含む研究件
❏森林土壌微生物群集の機能と環境応答の広域スケール評価と空間スケール依存性の解明(21H02226)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中村 誠宏 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (80545624)
【キーワード】気候変動 / 土地利用変化 / 広域パターン / 多様性 / 機能 (他9件)
【概要】
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
【数物系科学】物理学:社会系多様性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
【数物系科学】物理学:開放系多様性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
【数物系科学】物理学:非平衡相転移多様性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
【数物系科学】物理学:安定性多様性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
❏生態系の複雑さに関する数理的研究の展望(14604006)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】瀬野 裕美 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (50221338)
【キーワード】生態系 / 数理モデル / 数理的研究 / 多様性 / 生態学 (他6件)
【概要】本研究は,生態学における生態系の安定性や動態,多様性についての数理的研究の現状と将来の発展性について,生態学に関する数理モデルの数学的研究に関わってきた研究者を中心とした研究者組織によって総合的な議論を行う学際的な交流の場を実現し,生態系に関する数理的研究の現状の諸側面に関する議論を行い,将来の発展を促す契機を提供することを目指した。 昨今の応用数理における多様な自然科学分野の融合,複合化の実現,...
【数物系科学】物理学:統計物理学多様性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏生態系における普遍性の統計力学的研究(21740284)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (90431791)
【キーワード】生態系 / 統計力学 / 普遍な統計則 / 多様性 / 生態学 (他11件)
【概要】化石資料や生態系の観測データ、社会系、さらには理論モデルに普遍的に見られる特徴的パターンの由来の理解を目指し研究を行った。まず質的に異なる多種競争系の数理モデルの比較から特徴的な生物種寿命分布の統計性を左右する要件を明らかにした。またこの知見を元に系の記述を大幅に簡単化したグラフモデルを提案し、この簡単なモデルにおいても観測事実に一致する分布が得られる事とその数理的機構を明らかした。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:アメリカ多様性を含む研究件
❏移民の親の教育関与を支える<家族ー学校ー地域連携モデル>に関する日米研究(19K02553)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】額賀 美紗子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (60586361)
【キーワード】移民第二世代 / 移民家族 / 親子関係 / アイデンティティ / 複合的困難 (他23件)
【概要】本年度の研究実績は以下の通りである。 第一に、フィリピン系を中心とする在日移民家族へのインタビュー調査をもとに、移民家族が日本社会で直面する複合的困難について、経済、文化、社会関係の重なりから理解する理論枠組みを構築した。この結果は共編著において発表した。 第二に、2010年から継続して行ってきたフィリピン系移民第二世代の若者に対するインタビュー調査の結果を共著にまとめた。家族の日本社会への編入様...
❏多元文化国家米国における学校の公共性論議に関する史的研究(13410073)
【研究テーマ】教育学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】大桃 敏行 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10201386)
【キーワード】学校 / 公共性 / アメリカ合衆国 / 多様性 / 歴史研究
【概要】「私事化」「市場化」の進展のなかで公教育の解体を危惧する見解が示される一方で、国家の束縛から解放された公共空間に異質で多様なアイデンティティ形成をみる公共性論が提起されている。本研究の目的は、米国における学校の公共性論議を、国家と市場、同質性の確保と異質性の承認の二つの観点から歴史的に分析し、今日の学校改革の課題を導き出すことである。おもな成果は次の通りである。 1.建国期のB.ラッシュにおいては...
【数物系科学】地球惑星科学:生物相多様性を含む研究件
❏最古の現生種化石記録から探る現生貝類群集の成立:その時期と古環境背景(22540477)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】近藤 康生 高知大学, 教育研究部自然科学系, 教授 (90192583)
【キーワード】系統 / 進化 / 多様性 / 二枚貝 / 色彩パタン (他8件)
【概要】分類学的・層序学的検討によりタマキガイ科二枚貝Glycymerisvestita(タマキガイ)の最古記録を上総層群野島層;約2Ma)の産出と特定した。一方、ミノガイ科二枚貝あAcestagoliath(オオハネガイ)の最古記録は宮田層および笠森層(0.6-0.5Ma)であり、A.smithi(スミスハネガイ)の最古記録も笠森層にあることから、同じ年代であることが分かった。 ...
❏パラオ諸島固有のカタツムリの適応放散と多様性保全についての研究(20570085)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】上島 励 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (20241771)
【キーワード】系統分類 / 多様性 / 陸産貝類 / 種分化 / 保全 (他9件)
【概要】パラオ諸島に生息する陸産貝類相の調査を行ったところ、21科166種の陸貝が認められた。これらの内、約90%は固有種で、固有種の約60%は未記載種であった。固有種の一部のグループは著しい形態的変異と生態的分化を示し、適応放散が生じていることが示唆された。太平洋諸島では固有陸貝の大規模な絶滅が既に起きているが、パラオ諸島では140種以上もの多様な固有種が現在でも生息している点で特筆に値する。パラオでも...
【数物系科学】地球惑星科学:軟体動物多様性を含む研究件
❏海産軟体動物の系統地理と種分類:アジア北西太平洋域における広域解析(26291077)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 猛智 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (70313195)
【キーワード】系統地理 / 生物地理 / 種分類 / 貝類 / 軟体動物 (他8件)
【概要】浅海、深海に生息する様々な貝類を用いて、系統地理的解析を行った。その結果、多くの種は何らかの地理的構造を持っていることが分かったが、地理的境界の位置は種によってかなり異なっていることが明らかになった。太平洋側と日本海側で集団が分かれる例もあれば、東北日本と南西日本で分かれるものもあり、種特異的な地理的分布のパターンを示すものも見られた。現在の分布域が類似している種間で比較した場合でも、集団の形成様...
❏白亜紀軟体動物頭足類の進化古生物学的研究(26400498)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】棚部 一成 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 名誉教授 (20108640)
【キーワード】系統進化 / 多様性 / 軟体動物 / 頭足類 / 白亜紀 (他10件)
【概要】白亜紀の海洋で繁栄と絶滅を繰り返した軟体動物頭足類を対象として、日本および海外の研究機関に収蔵されている化石標本と申請者が採集した化石標本を用いて比較形態学、発生学、古生態学的研究を行なった。その結果、白亜紀アンモノイド類やオウムガイ類の生息環境や生活史、アンモノイド類や鞘形類の顎器や歯舌形態の多様性・進化傾向や食性との関連性が明らかになった。また、白亜紀後期の北太平洋では、ベレムナイト類を除く現...
❏深海性化学合成生物群集に生息する軟体動物の多様性の解明(18770063)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】佐々木 猛智 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (70313195)
【キーワード】多様性 / 分類 / 軟体動物 / 化学合成生物群集
【概要】深海性化学合成生物群集に生息する軟体動物の分類学的研究を行った。主な調査海域は、相模湾初島沖、沖縄トラフ、明神海丘、小笠原周辺の熱水噴出域、北フィージー海盆、ラウ海盆である。研究の結果、国内の化学合成生物群集には少なくとも6種の新種が存在することが明らかになった。沖縄トラフの鳩間海丘と第四与那国海丘の水深1300-1500m付近からはPyropelta属の新種が発見され、殻と軟体部の構造を詳細に明...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動多様性を含む研究件
❏森林土壌微生物群集の機能と環境応答の広域スケール評価と空間スケール依存性の解明(21H02226)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中村 誠宏 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (80545624)
【キーワード】気候変動 / 土地利用変化 / 広域パターン / 多様性 / 機能 (他9件)
【概要】
❏高CO2・高水温環境下でのサンゴ礁群集の多様度維持機構:パラオ礁湖での事例研究(16H05772)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】栗原 晴子 琉球大学, 理学部, 助教 (40397568)
【キーワード】酸性化 / 温暖化 / サンゴ礁 / 気候変動 / サンゴ群集 (他12件)
【概要】サンゴ礁生態系は,大気CO2 濃度の増加による温暖化および海洋酸性化の影響を最も顕著に受ける可能性がある海域として危惧されている。しかしパラオ国沿岸にて海水中のCO2 濃度および水温が周辺海域よりも高いにも関わらず、高被度・高多様度のサンゴ群集が生息する湾(ニッコー湾)が発見された。このような環境は湾内の海水の滞留時間が2ヶ月以上と長く,湾内に生息サンゴの石灰化活動と有機物分解が関係していることが...
【数物系科学】天文学:国際情報交換多様性を含む研究件
❏食物網構造を組み入れた全球的な群集の多様性創出機構の解明(26550087)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (90303255)
【キーワード】多様性 / ゴール形成昆虫 / 系統樹 / 植食者 / 自由摂食性昆虫 (他20件)
【概要】植食性昆虫の種分化は寄主植物の共進化が密接に関係しているため、昆虫のローカル群集は寄主である植物の群集構造にも密接に関係している。日本とチェコの3箇所の冷温帯夏緑林のデータを解析した。植物-植食者の量的食物網構造に対する寄主植物の影響を定量化する解析を行い、これを3つの異なる昆虫ギルドで比較した。自由摂食者は3つの場所すべてで広い食性を示したが、ゴール形成性者・潜葉者はほぼ単食性であった。ジェネラ...
❏日本における近代通貨システムへの移行の世界史的意義:「決済」の視点から(20330075)
【研究テーマ】経済史
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】加藤 慶一郎 流通科学大学, 商学部, 教授 (60267862)
【キーワード】経済史 / 金融論 / 決済 / 通貨 / 比較史 (他21件)
【概要】方法論については、類似点に注目する比較史の方向性を見出すにいたった。これはより柔軟な時代・空間認識をもって、類似点に注目して様々な事例を選択し、比較するものである。本研究でも「貨幣の重層性」、「貨幣の多様性」、「支払手段と価値尺度の分離」といった視点から、さまざまな時代・地域の事例を検討できた。実証研究については、近世近代移行期の日本社会においては、通貨不足により重層性・多様性が増す中で建値通貨と...
【数物系科学】天文学:データ解析多様性を含む研究件
❏構造抽出による自然言語ビッグデータへの高次高精度なデータマイニング技術の開発(19H01133)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宇野 毅明 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (00302977)
【キーワード】ソーシャルメディア分析 / クラスタリング / 多様性 / アルゴリズム / 形質 (他8件)
【概要】多様性の解析に対しては、クラスタのモデル化を必要としない、単語の多様性を元にトピックの多様性を測る手法を開発中である。テキスト情報のクラスタリングは、書き手の書きぶりに左右されるため、導出した多様性尺度が意味的な多様性との乖離する可能性がある。この点を埋めるべくモデル化を検討した。ただし、単語を用いた場合に、他の、時刻やユーザIDなどのデータには利用できなくなるため、この点について今後とも検討して...
❏個の多様性は社会構造にどう影響するのか?適応的ネットワークによる構成的アプローチ(19H04220)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐山 弘樹 早稲田大学, 商学学術院, 教授(任期付) (30345425)
【キーワード】多様性 / 社会構造 / 適応的ネットワーク / 数理モデル / 複雑系 (他11件)
【概要】2021年度は,新型コロナによる継続的な困難のため,研究の進行に影響が生じた.具体的には,研究代表者が夏季期間に来日し所属研究機関(早稲田大学)にて研究補助を雇用し研究を推進するという当初予定が実現できなかった.そこで,偏微分方程式によるモデルの定式化と解析,および収集された実社会データのさらに詳細な解析を,海外の外部研究協力者(米国ビンガムトン大学 Mohammad Khasawneh 教授)に...
【化学】基礎化学:集積多様性を含む研究件
❏イノベーションと労働者の多様性の空間経済学分析(16H03615)
【研究テーマ】経済政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山本 和博 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (10362633)
【キーワード】イノベーション / 労働者の多様性 / 多様性 / 集積 / 都市経済学
【概要】本研究課題は、地域における労働者の能力の多様性とイノベーションの実態を明らかにし、それらを取り込んだ空間経済学理論の枠組みを構築してきた。空間経済学理論モデルを構築することにより、日本の大都市圏及び地方におけるイノベーション活動の停滞は、労働者の多様性の欠如、及び人材の空間的、及び組織間の流動性が不足していることに原因が求められることがわかってきた。地方政府に求められていることは、イノベーション活...
❏グローバル化と知の時代における空間経済学の新展開(21243021)
【研究テーマ】応用経済学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】藤田 昌久 甲南大学, 学長直属, 特別客員教授 (90281112)
【キーワード】空間経済学 / 都市経済学 / 地域経済学 / 国際貿易理論 / 集積 (他9件)
【概要】「空間経済学」は、地理的空間経済における一般理論を目指して、90年代初めより、日米欧の経済学者を中心に急速に発展してきた。本研究は、財の市場を通じての経済活動の相互関連を中心として構築されてきたこれまでの空間経済学に、多様な人々の間における知識の創造・学習・伝播を通じての相互連関のミクロモデルを開発・融合することにより、グローバル化と知の時代の空間経済学として、理論と実証の両面において大きく発展さ...
【生物学】基礎生物学:群集多様性を含む研究件
❏食物網構造を組み入れた全球的な群集の多様性創出機構の解明(26550087)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (90303255)
【キーワード】多様性 / ゴール形成昆虫 / 系統樹 / 植食者 / 自由摂食性昆虫 (他20件)
【概要】植食性昆虫の種分化は寄主植物の共進化が密接に関係しているため、昆虫のローカル群集は寄主である植物の群集構造にも密接に関係している。日本とチェコの3箇所の冷温帯夏緑林のデータを解析した。植物-植食者の量的食物網構造に対する寄主植物の影響を定量化する解析を行い、これを3つの異なる昆虫ギルドで比較した。自由摂食者は3つの場所すべてで広い食性を示したが、ゴール形成性者・潜葉者はほぼ単食性であった。ジェネラ...
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
【生物学】基礎生物学:遺伝情報多様性を含む研究件
❏遺伝医療における患者の人権擁護に関する研究(14572135)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】藤井 千枝子 慶應義塾大学, 看護医療学部, 助教授 (60320818)
【キーワード】人権 / 擁護 / 遺伝医療 / 情報行動 / 個人情報 (他12件)
【概要】遺伝に関する知見が次々と明らかになり、患者参加型および契約医療への転換がなされている現在は、先端医療といわれる医療の恩恵を受けつつ、生命の尊重と人々の安全を守り、人権を擁護していく視点を具体的に考えていくことが急務になっている。 医療を提供する人々と、患者相互の個の尊重がなされ、障害をもつ人々との共生のためには、医療環境の整備は重要である。特に遺伝医療においては、患者だけでなく、遺伝子を共有する家...
❏海洋における微生物群衆の動態を計測する新手法の開発(11874112)
【研究テーマ】生態
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】微生物 / 多様性 / 生態系 / トレーサー手法 / 有機物分解 (他13件)
【概要】本研究は、海洋炭素循環において中心的な役割を果たす細菌群集の動態を迅速にモニターする新たな手法を検討し、「微生物多様性と生態系機能の関係」の解明に大きく貢献することを目指して展開した。本研究の鍵になるアイデアは、生化学トレーサー手法を用いた微生物群集活性(機能)の測定と、分子生物学的手法を用いた群集構造(多様性)の解析を密接に結合させた斬新な手法を開拓することであり、それにより、動的な微生物群集構...
【生物学】基礎生物学:共存多様性を含む研究件
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
❏キューバにおけるアノールトカゲの適応形質部位特定とその候補遺伝子探索(22405008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】河田 雅圭 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (90204734)
【キーワード】アノールトカゲ / 適応放散 / 多様性 / 共存 / 適応形質 (他10件)
【概要】本研究で、同所的に生息するTrunk-Ground型(幹から地面に生息する)の種数は、異なる温度環境場所に生息できる種数とその地域で何種が種分化によって起源しているかによって決まっていることを明らかにした。また、後肢長の長いTrunk-Ground型のA.sagreiと短いTwig型のA.angusticepsの間では、発生の複数の段階で後肢長に違いが生じることを明らかにし、今後の遺伝的解析の基盤...
【生物学】基礎生物学:陸産貝類多様性を含む研究件
❏パラオ固有陸産貝類の絶滅と多様性保全に関する研究(23570110)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】上島 励 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (20241771)
【キーワード】生物種多様性 / 種多様性 / 保全 / 分類 / パラオ (他8件)
【概要】パラオ諸島全域において陸産貝類の調査を実施し、21科174種の陸貝を認識した。これらの内、少なくとも160種が固有種であると考えられる。最も多様に分化しているゴマガイ科については、属レベルの新分類体系を提唱し、32新種(亜種)を新たに記載した。さらに、カサマイマイ科などでも多くの未記載種が見出された。 1970年以前に採集された標本や記録を調査したところ、ペリリュー島およびアンガウル島では固有種の...
❏パラオ諸島固有のカタツムリの適応放散と多様性保全についての研究(20570085)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】上島 励 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (20241771)
【キーワード】系統分類 / 多様性 / 陸産貝類 / 種分化 / 保全 (他9件)
【概要】パラオ諸島に生息する陸産貝類相の調査を行ったところ、21科166種の陸貝が認められた。これらの内、約90%は固有種で、固有種の約60%は未記載種であった。固有種の一部のグループは著しい形態的変異と生態的分化を示し、適応放散が生じていることが示唆された。太平洋諸島では固有陸貝の大規模な絶滅が既に起きているが、パラオ諸島では140種以上もの多様な固有種が現在でも生息している点で特筆に値する。パラオでも...
【生物学】基礎生物学:生物種多様性多様性を含む研究件
❏パラオ固有陸産貝類の絶滅と多様性保全に関する研究(23570110)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】上島 励 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (20241771)
【キーワード】生物種多様性 / 種多様性 / 保全 / 分類 / パラオ (他8件)
【概要】パラオ諸島全域において陸産貝類の調査を実施し、21科174種の陸貝を認識した。これらの内、少なくとも160種が固有種であると考えられる。最も多様に分化しているゴマガイ科については、属レベルの新分類体系を提唱し、32新種(亜種)を新たに記載した。さらに、カサマイマイ科などでも多くの未記載種が見出された。 1970年以前に採集された標本や記録を調査したところ、ペリリュー島およびアンガウル島では固有種の...
❏パラオ諸島固有のカタツムリの適応放散と多様性保全についての研究(20570085)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】上島 励 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (20241771)
【キーワード】系統分類 / 多様性 / 陸産貝類 / 種分化 / 保全 (他9件)
【概要】パラオ諸島に生息する陸産貝類相の調査を行ったところ、21科166種の陸貝が認められた。これらの内、約90%は固有種で、固有種の約60%は未記載種であった。固有種の一部のグループは著しい形態的変異と生態的分化を示し、適応放散が生じていることが示唆された。太平洋諸島では固有陸貝の大規模な絶滅が既に起きているが、パラオ諸島では140種以上もの多様な固有種が現在でも生息している点で特筆に値する。パラオでも...
【生物学】基礎生物学:生物地理多様性を含む研究件
❏全球的解析に基づく深海性腹足類の進化史研究(19KK0385)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
【研究期間】2020 - 2022
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】深海 / 多様性 / 進化 / 生物地理 / 幼生
【概要】熱水・冷湧水や鯨骨・沈木周辺堆積物を含む深海化学合成生態系の動物種は,いつ,いかなる環境から,どのように現在の系に進出したのか? また,化学合成系外の深海,特に 6,500 m 以深の超深海において,何が種の垂直・水平分布を規定し,種分化はどのように生ずるのだろうか.申請者は基課題において,巻貝を主な対象とし,1)個々の系統における生息環境と深度分布の把握,2)系統樹構築と化石記録参照による各環境...
❏深海ベントスの分布と幼生生態:化学合成群集と海溝最深部動物相の進化を探る(18H02494)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】深海 / 多様性 / 進化 / 生物地理 / 幼生 (他11件)
【概要】熱水・冷湧水を含む化学合成系の底生動物は,いついかなる環境からどのように現在の系に進出したのか? また,化学合成系外の深海,特に6,500m以深の超深海において,何がベントスの垂直・水平分布を規定し,種分化はいかにして生ずるのだろうか.本研究では、貝類と甲殻類の複数系統を対象に,浅海から海溝最深部まで,化学合成系・非化学合成系の試料を採集,個々の種の生息環境と深度分布を詳細に把握し,種間系統樹構築...
❏海産軟体動物の系統地理と種分類:アジア北西太平洋域における広域解析(26291077)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 猛智 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (70313195)
【キーワード】系統地理 / 生物地理 / 種分類 / 貝類 / 軟体動物 (他8件)
【概要】浅海、深海に生息する様々な貝類を用いて、系統地理的解析を行った。その結果、多くの種は何らかの地理的構造を持っていることが分かったが、地理的境界の位置は種によってかなり異なっていることが明らかになった。太平洋側と日本海側で集団が分かれる例もあれば、東北日本と南西日本で分かれるものもあり、種特異的な地理的分布のパターンを示すものも見られた。現在の分布域が類似している種間で比較した場合でも、集団の形成様...
【生物学】基礎生物学:形態学多様性を含む研究件
❏東アジアにおける双翅目昆虫サシチョウバエ種多様性の解明(16K07476)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三條場 千寿 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (70549667)
【キーワード】双翅目昆虫 / サシチョウバエ / 日本 / S. squamirostris / Sergentomyia属 (他11件)
【概要】日本産サシチョウバエ、Sergentomyia squamirostrisは北海道を除く本州、四国、九州、沖縄に広く分布することが本研究により明らかとなった。成虫の発生は気温が20℃を超える6月から9月であり、爬虫類に対しての嗜好性があることが示唆された。南西諸島においては、S. squamirostrisと形態学的・遺伝的に異なる種の存在が明らかとなった。中国、モンゴル、台湾における採集調査およ...
❏マオウ属植物の多様性の解析と種分類に関する調査研究(20255005)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 薬学系, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 分類学 / 塩基配列 (他17件)
【概要】アジア,ヨーロッパ,アフリカなど計12カ国において海外学術調査を行ない,本研究で主目的としたEphedra distachya, E. sinicaなどを始めとする28分類群を入手した。これらの資料をもとに内部形態,含有アルカロイドなどに関する多様性を調査した結果,生育地の水分環境に大きな影響を受けている一方,栽培研究により,ある程度は遺伝的要因に依存していることも明らかになった。分類学的には学際...
❏マオウ科植物の形態ならびに成分化学的多様と種分類に関する調査研究(17405014)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 生態学 / 遺伝子 (他11件)
【概要】平成17年度に中国の内蒙古自治区,遼寧省,吉林省,河北省など,またモンゴル国のウランバートル周辺並びに西南部のゴビ砂漠,平成18年度に中国の河北省,甘粛省,新彊省など,またロシアのブリアチア共和国及び沿海州,平成19年度に中国の北京,雲南省,四川省,内蒙古自治区のモンゴル国境付近,河北省などにおいて,それぞれ現地の研究機関の協力を得てマオウ属植物Ephedra自生地の現地調査を行なった.その結果,...
【生物学】基礎生物学:系統樹多様性を含む研究件
❏深海ベントスの分布と幼生生態:化学合成群集と海溝最深部動物相の進化を探る(18H02494)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】深海 / 多様性 / 進化 / 生物地理 / 幼生 (他11件)
【概要】熱水・冷湧水を含む化学合成系の底生動物は,いついかなる環境からどのように現在の系に進出したのか? また,化学合成系外の深海,特に6,500m以深の超深海において,何がベントスの垂直・水平分布を規定し,種分化はいかにして生ずるのだろうか.本研究では、貝類と甲殻類の複数系統を対象に,浅海から海溝最深部まで,化学合成系・非化学合成系の試料を採集,個々の種の生息環境と深度分布を詳細に把握し,種間系統樹構築...
❏食物網構造を組み入れた全球的な群集の多様性創出機構の解明(26550087)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (90303255)
【キーワード】多様性 / ゴール形成昆虫 / 系統樹 / 植食者 / 自由摂食性昆虫 (他20件)
【概要】植食性昆虫の種分化は寄主植物の共進化が密接に関係しているため、昆虫のローカル群集は寄主である植物の群集構造にも密接に関係している。日本とチェコの3箇所の冷温帯夏緑林のデータを解析した。植物-植食者の量的食物網構造に対する寄主植物の影響を定量化する解析を行い、これを3つの異なる昆虫ギルドで比較した。自由摂食者は3つの場所すべてで広い食性を示したが、ゴール形成性者・潜葉者はほぼ単食性であった。ジェネラ...
【生物学】基礎生物学:分類多様性を含む研究件
❏海産軟体動物の系統地理と種分類:アジア北西太平洋域における広域解析(26291077)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】佐々木 猛智 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (70313195)
【キーワード】系統地理 / 生物地理 / 種分類 / 貝類 / 軟体動物 (他8件)
【概要】浅海、深海に生息する様々な貝類を用いて、系統地理的解析を行った。その結果、多くの種は何らかの地理的構造を持っていることが分かったが、地理的境界の位置は種によってかなり異なっていることが明らかになった。太平洋側と日本海側で集団が分かれる例もあれば、東北日本と南西日本で分かれるものもあり、種特異的な地理的分布のパターンを示すものも見られた。現在の分布域が類似している種間で比較した場合でも、集団の形成様...
❏パラオ固有陸産貝類の絶滅と多様性保全に関する研究(23570110)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】上島 励 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (20241771)
【キーワード】生物種多様性 / 種多様性 / 保全 / 分類 / パラオ (他8件)
【概要】パラオ諸島全域において陸産貝類の調査を実施し、21科174種の陸貝を認識した。これらの内、少なくとも160種が固有種であると考えられる。最も多様に分化しているゴマガイ科については、属レベルの新分類体系を提唱し、32新種(亜種)を新たに記載した。さらに、カサマイマイ科などでも多くの未記載種が見出された。 1970年以前に採集された標本や記録を調査したところ、ペリリュー島およびアンガウル島では固有種の...
❏マオウ属植物の多様性の解析と種分類に関する調査研究(20255005)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 薬学系, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 分類学 / 塩基配列 (他17件)
【概要】アジア,ヨーロッパ,アフリカなど計12カ国において海外学術調査を行ない,本研究で主目的としたEphedra distachya, E. sinicaなどを始めとする28分類群を入手した。これらの資料をもとに内部形態,含有アルカロイドなどに関する多様性を調査した結果,生育地の水分環境に大きな影響を受けている一方,栽培研究により,ある程度は遺伝的要因に依存していることも明らかになった。分類学的には学際...
【生物学】基礎生物学:植物化学多様性を含む研究件
❏マオウ属植物の多様性の解析と種分類に関する調査研究(20255005)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 薬学系, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 分類学 / 塩基配列 (他17件)
【概要】アジア,ヨーロッパ,アフリカなど計12カ国において海外学術調査を行ない,本研究で主目的としたEphedra distachya, E. sinicaなどを始めとする28分類群を入手した。これらの資料をもとに内部形態,含有アルカロイドなどに関する多様性を調査した結果,生育地の水分環境に大きな影響を受けている一方,栽培研究により,ある程度は遺伝的要因に依存していることも明らかになった。分類学的には学際...
❏マオウ科植物の形態ならびに成分化学的多様と種分類に関する調査研究(17405014)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 生態学 / 遺伝子 (他11件)
【概要】平成17年度に中国の内蒙古自治区,遼寧省,吉林省,河北省など,またモンゴル国のウランバートル周辺並びに西南部のゴビ砂漠,平成18年度に中国の河北省,甘粛省,新彊省など,またロシアのブリアチア共和国及び沿海州,平成19年度に中国の北京,雲南省,四川省,内蒙古自治区のモンゴル国境付近,河北省などにおいて,それぞれ現地の研究機関の協力を得てマオウ属植物Ephedra自生地の現地調査を行なった.その結果,...
【生物学】基礎生物学:底生動物多様性を含む研究件
❏深海ベントスの分布と幼生生態:化学合成群集と海溝最深部動物相の進化を探る(18H02494)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】深海 / 多様性 / 進化 / 生物地理 / 幼生 (他11件)
【概要】熱水・冷湧水を含む化学合成系の底生動物は,いついかなる環境からどのように現在の系に進出したのか? また,化学合成系外の深海,特に6,500m以深の超深海において,何がベントスの垂直・水平分布を規定し,種分化はいかにして生ずるのだろうか.本研究では、貝類と甲殻類の複数系統を対象に,浅海から海溝最深部まで,化学合成系・非化学合成系の試料を採集,個々の種の生息環境と深度分布を詳細に把握し,種間系統樹構築...
❏都市生態系における湧水の生物群集の多様性とその評価に関する研究(08680592)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】倉西 良一 千葉県立中央博物館, 環境科学研究科, 研究員 (10250143)
【キーワード】都市生態系 / 湧水 / 底生動物 / 群集構造 / 環境因子 (他6件)
【概要】本年度は、3年間の研究事業の最終年度にあたる。本年度は、解析を中心とした作業を行った。これまでの調査で得られた材料の標本整理を集中して行い、同定作業を進めた。これまでの一連の研究で(1)東京都内から近隣県の郊外にかけて低標高地の湧水、湧水流の現地調査から湧水に生息する水生無脊椎動物群集の生息状況を明らかにした。(2)水生生物の群集構造によって湧水流を分類し、低地湧水の環境評価を行た。(3)水生生物...
【生物学】基礎生物学:麻黄多様性を含む研究件
❏マオウ属植物の多様性の解析と種分類に関する調査研究(20255005)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 薬学系, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 分類学 / 塩基配列 (他17件)
【概要】アジア,ヨーロッパ,アフリカなど計12カ国において海外学術調査を行ない,本研究で主目的としたEphedra distachya, E. sinicaなどを始めとする28分類群を入手した。これらの資料をもとに内部形態,含有アルカロイドなどに関する多様性を調査した結果,生育地の水分環境に大きな影響を受けている一方,栽培研究により,ある程度は遺伝的要因に依存していることも明らかになった。分類学的には学際...
❏マオウ科植物の形態ならびに成分化学的多様と種分類に関する調査研究(17405014)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 生態学 / 遺伝子 (他11件)
【概要】平成17年度に中国の内蒙古自治区,遼寧省,吉林省,河北省など,またモンゴル国のウランバートル周辺並びに西南部のゴビ砂漠,平成18年度に中国の河北省,甘粛省,新彊省など,またロシアのブリアチア共和国及び沿海州,平成19年度に中国の北京,雲南省,四川省,内蒙古自治区のモンゴル国境付近,河北省などにおいて,それぞれ現地の研究機関の協力を得てマオウ属植物Ephedra自生地の現地調査を行なった.その結果,...
【生物学】基礎生物学:Ephedra多様性を含む研究件
❏マオウ属植物の多様性の解析と種分類に関する調査研究(20255005)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 薬学系, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 分類学 / 塩基配列 (他17件)
【概要】アジア,ヨーロッパ,アフリカなど計12カ国において海外学術調査を行ない,本研究で主目的としたEphedra distachya, E. sinicaなどを始めとする28分類群を入手した。これらの資料をもとに内部形態,含有アルカロイドなどに関する多様性を調査した結果,生育地の水分環境に大きな影響を受けている一方,栽培研究により,ある程度は遺伝的要因に依存していることも明らかになった。分類学的には学際...
❏マオウ科植物の形態ならびに成分化学的多様と種分類に関する調査研究(17405014)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 生態学 / 遺伝子 (他11件)
【概要】平成17年度に中国の内蒙古自治区,遼寧省,吉林省,河北省など,またモンゴル国のウランバートル周辺並びに西南部のゴビ砂漠,平成18年度に中国の河北省,甘粛省,新彊省など,またロシアのブリアチア共和国及び沿海州,平成19年度に中国の北京,雲南省,四川省,内蒙古自治区のモンゴル国境付近,河北省などにおいて,それぞれ現地の研究機関の協力を得てマオウ属植物Ephedra自生地の現地調査を行なった.その結果,...
【生物学】基礎生物学:共進化多様性を含む研究件
❏植物食の起源とその多様な展開(15H02420)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 真 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80204494)
【キーワード】潜葉虫 / 送粉 / 植物食 / 被子植物 / 絶対送粉共生 (他29件)
【概要】最も祖先的な植物であるコケ植物を摂食する昆虫類、特にコバネガ類とシギアブ類の多様性、形態、生態、寄主特異性、系統について明らかにした。また、コケの虫えいを世界で初めて、ペルーのミミカキゴケで発見したが、それは、種子植物の虫えいで見られるような装飾や硬化が見られないという顕著な特徴が見られた。これらの調査に並行して、著しい多様性を持つ潜葉虫類の寄主植物データベース作成の作業を進めた。一方、植物と植食...
❏生命の複雑さと歴史性をとらえる多対多の論理の構築(07309001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】金子 邦彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30177513)
【キーワード】多様性 / 相互作用 / 細胞分化 / 再帰性 / 人工生命 (他13件)
【概要】昨年の研究会を通して多様性と再帰性の問題が生命システムを考える上で重要であると認識された。これを踏まえて、個体と全体の関係、生物集団の社会性、やわらかな再帰性の3つの話題を中心として密度の高い研究集会を行なうとともにそれぞれのテーマでの研究を進めた。研究会ではまず、これまでの生物への理論的アプローチを概観し何が欠けているかを議論した。郡司は内部的な立場から生命の理論を構築することを進め、田崎は自然...
【生物学】基礎生物学:幼生多様性を含む研究件
❏全球的解析に基づく深海性腹足類の進化史研究(19KK0385)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
【研究期間】2020 - 2022
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】深海 / 多様性 / 進化 / 生物地理 / 幼生
【概要】熱水・冷湧水や鯨骨・沈木周辺堆積物を含む深海化学合成生態系の動物種は,いつ,いかなる環境から,どのように現在の系に進出したのか? また,化学合成系外の深海,特に 6,500 m 以深の超深海において,何が種の垂直・水平分布を規定し,種分化はどのように生ずるのだろうか.申請者は基課題において,巻貝を主な対象とし,1)個々の系統における生息環境と深度分布の把握,2)系統樹構築と化石記録参照による各環境...
❏深海ベントスの分布と幼生生態:化学合成群集と海溝最深部動物相の進化を探る(18H02494)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】深海 / 多様性 / 進化 / 生物地理 / 幼生 (他11件)
【概要】熱水・冷湧水を含む化学合成系の底生動物は,いついかなる環境からどのように現在の系に進出したのか? また,化学合成系外の深海,特に6,500m以深の超深海において,何がベントスの垂直・水平分布を規定し,種分化はいかにして生ずるのだろうか.本研究では、貝類と甲殻類の複数系統を対象に,浅海から海溝最深部まで,化学合成系・非化学合成系の試料を採集,個々の種の生息環境と深度分布を詳細に把握し,種間系統樹構築...
【生物学】基礎生物学:パラオ多様性を含む研究件
❏高CO2・高水温環境下でのサンゴ礁群集の多様度維持機構:パラオ礁湖での事例研究(16H05772)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】栗原 晴子 琉球大学, 理学部, 助教 (40397568)
【キーワード】酸性化 / 温暖化 / サンゴ礁 / 気候変動 / サンゴ群集 (他12件)
【概要】サンゴ礁生態系は,大気CO2 濃度の増加による温暖化および海洋酸性化の影響を最も顕著に受ける可能性がある海域として危惧されている。しかしパラオ国沿岸にて海水中のCO2 濃度および水温が周辺海域よりも高いにも関わらず、高被度・高多様度のサンゴ群集が生息する湾(ニッコー湾)が発見された。このような環境は湾内の海水の滞留時間が2ヶ月以上と長く,湾内に生息サンゴの石灰化活動と有機物分解が関係していることが...
❏パラオ固有陸産貝類の絶滅と多様性保全に関する研究(23570110)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】上島 励 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (20241771)
【キーワード】生物種多様性 / 種多様性 / 保全 / 分類 / パラオ (他8件)
【概要】パラオ諸島全域において陸産貝類の調査を実施し、21科174種の陸貝を認識した。これらの内、少なくとも160種が固有種であると考えられる。最も多様に分化しているゴマガイ科については、属レベルの新分類体系を提唱し、32新種(亜種)を新たに記載した。さらに、カサマイマイ科などでも多くの未記載種が見出された。 1970年以前に採集された標本や記録を調査したところ、ペリリュー島およびアンガウル島では固有種の...
【生物学】基礎生物学:種分化多様性を含む研究件
❏食物網構造を組み入れた全球的な群集の多様性創出機構の解明(26550087)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (90303255)
【キーワード】多様性 / ゴール形成昆虫 / 系統樹 / 植食者 / 自由摂食性昆虫 (他20件)
【概要】植食性昆虫の種分化は寄主植物の共進化が密接に関係しているため、昆虫のローカル群集は寄主である植物の群集構造にも密接に関係している。日本とチェコの3箇所の冷温帯夏緑林のデータを解析した。植物-植食者の量的食物網構造に対する寄主植物の影響を定量化する解析を行い、これを3つの異なる昆虫ギルドで比較した。自由摂食者は3つの場所すべてで広い食性を示したが、ゴール形成性者・潜葉者はほぼ単食性であった。ジェネラ...
❏ブドウ科ヤブガラシ属における種分化と倍数性多様性の起源に関する分子系統学的解析(20570094)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】岡田 博 大阪市立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (40089892)
【キーワード】多様性 / ヤブガラシ / 倍数性 / 種分化 / 進化 (他10件)
【概要】DNAによる分子系統解析の結果、中国大陸には多くの系統が分布していること、特に昆明省では多様なことが20年度の調査で明らかになった。21年度の調査ではそれらの中のごく限られた遺伝子型がマレー半島、ジャワ島、ボルネオ島、台湾などにそれぞれ、ボトルネック効果によるとみられるようなばらばらな分布を示すらしいことがわかってきた。今までの調査と今年度の調査を総合すると、日本に分布する、いわゆるヤブガラシには...
❏パラオ諸島固有のカタツムリの適応放散と多様性保全についての研究(20570085)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】上島 励 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (20241771)
【キーワード】系統分類 / 多様性 / 陸産貝類 / 種分化 / 保全 (他9件)
【概要】パラオ諸島に生息する陸産貝類相の調査を行ったところ、21科166種の陸貝が認められた。これらの内、約90%は固有種で、固有種の約60%は未記載種であった。固有種の一部のグループは著しい形態的変異と生態的分化を示し、適応放散が生じていることが示唆された。太平洋諸島では固有陸貝の大規模な絶滅が既に起きているが、パラオ諸島では140種以上もの多様な固有種が現在でも生息している点で特筆に値する。パラオでも...
【生物学】人類学:系統多様性を含む研究件
❏深海ベントスの分布と幼生生態:化学合成群集と海溝最深部動物相の進化を探る(18H02494)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】深海 / 多様性 / 進化 / 生物地理 / 幼生 (他11件)
【概要】熱水・冷湧水を含む化学合成系の底生動物は,いついかなる環境からどのように現在の系に進出したのか? また,化学合成系外の深海,特に6,500m以深の超深海において,何がベントスの垂直・水平分布を規定し,種分化はいかにして生ずるのだろうか.本研究では、貝類と甲殻類の複数系統を対象に,浅海から海溝最深部まで,化学合成系・非化学合成系の試料を採集,個々の種の生息環境と深度分布を詳細に把握し,種間系統樹構築...
❏最古の現生種化石記録から探る現生貝類群集の成立:その時期と古環境背景(22540477)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】近藤 康生 高知大学, 教育研究部自然科学系, 教授 (90192583)
【キーワード】系統 / 進化 / 多様性 / 二枚貝 / 色彩パタン (他8件)
【概要】分類学的・層序学的検討によりタマキガイ科二枚貝Glycymerisvestita(タマキガイ)の最古記録を上総層群野島層;約2Ma)の産出と特定した。一方、ミノガイ科二枚貝あAcestagoliath(オオハネガイ)の最古記録は宮田層および笠森層(0.6-0.5Ma)であり、A.smithi(スミスハネガイ)の最古記録も笠森層にあることから、同じ年代であることが分かった。 ...
❏殻体構造・発生・解剖から探る軟体動物頭足類の起源(20540455)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】佐々木 猛智 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (70313195)
【キーワード】系統 / 進化 / 多様性
【概要】本研究の主な成果は下記の4点である。(1)「生きている化石」オウムガイを解剖し、他の頭足類、軟体動物と比較することにより、原始的形質、派生的形質を特定した。(2)オウムガイの胚の解剖から、頭足類のボディープランの起源についての仮説を提唱した。(3)殻の退化した頭足類は化石記録が乏しいが、顎に注目することにより白亜紀に現代型の鞘形類がすでに繁栄していたことを明らかにした。(4)アンモナイト類の胚殻の...
【生物学】人類学:霊長類多様性を含む研究件
❏霊長類およびクマ類における四肢の機能形態学的多様性と環境適応に関する研究(19570078)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】佐々木 基樹 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (50332482)
【キーワード】多様性 / 霊長類 / 解剖学 / 進化
【概要】チンパンジー、ゴリラ、オランウータン、ニホンザル、これら4種の霊長類と4種のクマ科動物、ジャイアントパンダ、マレーグマ、ホッキョクグマ、ヒグマの後肢の可動性を、CTスキャナーを用いて非破壊的に観察した。その結果、4種の霊長類とジャイアントパンダ、マレーグマの2種のクマ科動物において、足根骨の回転とスライドによる足の顕著な回外が確認された。さらに、霊長類において、第一趾の屈曲に伴う第一中足骨の内転が...
❏培養細胞を用いた霊長類ユニバーサルcDNAライブラリーの開発(09554056)
【研究テーマ】人類学(含生理人類学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】河村 正二 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40282727)
【キーワード】霊長類 / 新世界ザル / 培養細胞 / cDNA ライブラリー / 視物質 (他13件)
【概要】総計14種の霊長類からRNAパネルを作成した。内訳は類人猿6種、チンパンジー(Pan troglodytes)、ボノボ(Pan paniscus)、ゴリラ(Gorilla gorilla)、オランウータン(Pongo pygmaeus)、フクロテナガザル(Hylobates syndactylus)、クロテナガザル(Hylobates concolor);旧世界ザル4種、ブルーサイクス(Cerco...
【生物学】人類学:視物質多様性を含む研究件
❏色覚種内変異と性選択の関連究明へ向けたグッピー視物質遺伝子ゲノム構成の解明(15657005)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】河村 正二 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40282727)
【キーワード】色覚 / 視物質 / オプシン / 魚類 / 進化 (他9件)
【概要】視物質にサブタイプをもつことは魚類に特徴的であり多様な水中光環境への適応進化と考えられるがサブタイプのレパートリーが完全に解明されている魚種はゼブラフィッシュをはじめわずかである。ゼブラフィッシュは緑型視物質に4種類ものサブタイプをもちそれらの吸収波長は10〜20nm間隔で分化しているだけでなく網膜中の発現領域/時期も分化している。本研究で私はそれらの祖先視物質を再構成して吸収波長分化の過程を明ら...
❏培養細胞を用いた霊長類ユニバーサルcDNAライブラリーの開発(09554056)
【研究テーマ】人類学(含生理人類学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】河村 正二 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40282727)
【キーワード】霊長類 / 新世界ザル / 培養細胞 / cDNA ライブラリー / 視物質 (他13件)
【概要】総計14種の霊長類からRNAパネルを作成した。内訳は類人猿6種、チンパンジー(Pan troglodytes)、ボノボ(Pan paniscus)、ゴリラ(Gorilla gorilla)、オランウータン(Pongo pygmaeus)、フクロテナガザル(Hylobates syndactylus)、クロテナガザル(Hylobates concolor);旧世界ザル4種、ブルーサイクス(Cerco...
【生物学】人類学:進化多様性を含む研究件
❏小区分45030:多様性生物学および分類学関連(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】深海
【研究期間】多様性
【研究代表者】進化
【キーワード】生物地理
【概要】
❏社会性アブラムシにおける攻撃毒タンパク質の多様性と進化(21H02544)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】沓掛 磨也子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ付 (90415703)
【キーワード】社会性アブラムシ / 兵隊階級 / 毒タンパク質 / 多様性 / 進化
【概要】本年度は、国内で採集した3種4タイプの社会性アブラムシを用いて、中腸と唾液腺の組織別RNAseq解析をおこない、兵隊攻撃毒の候補遺伝子を探索した。解析した種は、ワタムシ族に属するボタンヅルワタムシ(ゴール世代、二次寄主世代)とクサボタンワタムシ(二次寄主世代)、ツノアブラムシ族に属するヒエツノアブラムシ(二次寄主世代)で、各サンプルの兵隊および非兵隊から中腸と唾液腺の全RNAをそれぞれ抽出し、cD...
❏全球的解析に基づく深海性腹足類の進化史研究(19KK0385)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
【研究期間】2020 - 2022
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】深海 / 多様性 / 進化 / 生物地理 / 幼生
【概要】熱水・冷湧水や鯨骨・沈木周辺堆積物を含む深海化学合成生態系の動物種は,いつ,いかなる環境から,どのように現在の系に進出したのか? また,化学合成系外の深海,特に 6,500 m 以深の超深海において,何が種の垂直・水平分布を規定し,種分化はどのように生ずるのだろうか.申請者は基課題において,巻貝を主な対象とし,1)個々の系統における生息環境と深度分布の把握,2)系統樹構築と化石記録参照による各環境...
【工学】建築学:アイデンティティ多様性を含む研究件
❏移民の親の教育関与を支える<家族ー学校ー地域連携モデル>に関する日米研究(19K02553)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】額賀 美紗子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (60586361)
【キーワード】移民第二世代 / 移民家族 / 親子関係 / アイデンティティ / 複合的困難 (他23件)
【概要】本年度の研究実績は以下の通りである。 第一に、フィリピン系を中心とする在日移民家族へのインタビュー調査をもとに、移民家族が日本社会で直面する複合的困難について、経済、文化、社会関係の重なりから理解する理論枠組みを構築した。この結果は共編著において発表した。 第二に、2010年から継続して行ってきたフィリピン系移民第二世代の若者に対するインタビュー調査の結果を共著にまとめた。家族の日本社会への編入様...
❏従業員の多様化と組織同一視:企業組織グローバル化時代の新視点(18H00890)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山尾 佐智子 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 准教授 (80812487)
【キーワード】グローバル化 / ダイバーシティ / 組織同一視 / 従業員モチベーション / 多様性 (他10件)
【概要】2020年度は、(1)先行研究のレビュー論文の作成、(2)国際学会への参加による情報収集、(3)2019年度後半に実施したアンケート調査のデータ分析、(4)追加調査の実施の、4点を課題としていた。しかしながら、データ分析に時間を要したことや、研究報告が認められ参加を予定してた国際学会(16th International Human Resource Management Conference(当...
【工学】総合工学:実験・観察多様性を含む研究件
❏異文化受容意識・態度の国際調査:多様性の尊重と共生の研究(20K02592)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】亀山 友理子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特任講師 (10747314)
【キーワード】異文化理解 / 異文化受容態度 / 多様性 / 共生 / 国際比較 (他9件)
【概要】本研究は、異なるホスト国の児童生徒の異文化受容における意識や態度に焦点を当て、外国にルーツを持つ児童生徒の種別および接触経験の程度等を組み込んだ、質問紙調査および経済実験により潜在的意識におけるデータを分析し、有益な示唆の導出により、多様性のある包摂的な学校づくりの政策基盤の構築に貢献することを目的としている。 本年度は、COVID-19の影響により、海外2か国での質問紙調査および実験調査の実施は...
❏社会ゲームの理論と実験:自発的規律付けと多様な戦略の併存の含意と国際比較(17H02501)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】グレーヴァ 香子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (10219040)
【キーワード】ゲーム理論 / 実験 / 社会ゲーム / 協力 / 寛容 (他8件)
【概要】理論論文は研究が進んだため2つの論文に分けて、ナッシュ均衡の存在だけを扱った論文と、進化的安定性を扱った論文にする方向で進めた。進化的安定性の論文では寛容均衡だけでなく、対照的2戦略均衡という協力的なプレイヤーと利己的なプレイヤーしかいないものも分析でき、しかもこれがもっとも安定であるという結論が出た。このとき使用する安定性概念として、スタンダードな概念である中立的安定性を多数戦略均衡に適用するこ...
❏社会ゲームの理論と実験:グローバル化・IT化社会における信頼と協調の多様なあり方(24330064)
【研究テーマ】理論経済学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】藤原 正寛 武蔵野大学, 経済学部, 教授 (40114988)
【キーワード】社会ゲーム / 信頼 / ゲーム理論 / 実験 / 多様性
【概要】流動的で匿名性の大きい現代社会において、経済関係の自発的な構築・継続・解消によって規律付けやコーディネーションを行う仕組みを分析する「社会ゲーム」の理論・実験研究を行った。特に、自発的に解消可能な繰り返しゲームを取り上げ、理論面では、従来重視されてきたすべてのメンバーが同一の行動様式を選ぶ状態だけでなく、社会に、様々な異なる行動様式が共存する状態も安定であることを示した。また実験では、多様な行動様...
【工学】総合工学:東日本大震災多様性を含む研究件
❏津波常習地域の集落における多層性を有する復興空間計画構築に関する研究(18K13887)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】萩原 拓也 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (60816859)
【キーワード】津波常習地域 / 復興計画 / 漁業集落 / 連続性 / 生産空間 (他10件)
【概要】津波常習地域・リアス式海岸集落における機能的・時間的な多層性を有する復興空間計画論構築を目指し、平時と復興期の空間計画・形成を文献調査や現地踏査によって明らかにした。例えば、漁業生産空間の整備が集落の生活空間の構築にも貢献していること、平時と津波復興期の空間形成の関係性として、平時における土地利用の変容過程が復興期においても連続的に継続されることなどを明らかにした。また、津波常習地域、特にリアス式...
❏東日本大震災が全国貝類相の30年以上の時空間変化に与える影響(24310026)
【研究テーマ】環境影響評価・環境政策
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】栗原 健夫 独立行政法人水産総合研究センター, 西海区水産研究所, 研究員 (30360770)
【キーワード】貝 / 東日本大震災 / 多様性 / 外来種 / 日本全国 (他12件)
【概要】北海道から九州にいたる岩礁潮間帯(磯)の貝類相について、1978~2014年の計13回の調査データを解析し、調査定点ごとの東日本大震災の物理的な規模と、貝類相の震災前後変化との間に以下の相関を見出した:津波最大波高や震度の大きかった定点では、単位面積あたりの種数が増加しやすく、種組成の震災前後変化が大きくなりやすかった。また、こうした定点では、震災後に、単位面積あたり種数や種組成が不安定に変動しや...
【農学】農業工学:リター分解多様性を含む研究件
❏ブナの地理変異に基づいた冷温帯林生態系機能と環境応答の解明(19380079)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】森林生態 / 保護 / 保全 / ブナ林生態系 / 植食性昆虫 (他15件)
【概要】日本列島に広く分布するブナは光合成窒素利用効率、窒素生産力、窒素滞留時間、夏場の蒸散速度、水利用効率、リター分解速度、摂食機能群ごとの葉の食害度など様々な機能的性質に地理的な変異を持つことが明らかとなった。これらの形質は遺伝的にも固定されていると考えられることから、現在のブナ林生態系は環境変動に対してある程度可塑的に応答するものの、温暖化など急速な変化に対しては脆弱な側面もあると考えられた。 ...
❏落葉広葉樹林生態系における地上部-地下部の相互作用が生産性に与える効果の解明(15208014)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】生産者 / 消費者 / 分解者 / 多様性 / 物質循環 (他25件)
【概要】1.本科研では生産者であるミズナラの環境応答に着目し、消費者群集、分解者群集の多様性とのリンクを大規模野外実験によって明らかにした。 2.光・栄養塩勾配に対する群集・生態系の応答を明らかにするため、ミズナラを含む二次林において伐採・施肥実験を行った。その結果、施肥処理によりミズナラの被食量が増加することが明らかとなった。 3.ミズナラ林内に表層性ミミズの密度を操作する実験区を設定し、ミミズ密度の差...
【農学】農芸化学:古細菌多様性を含む研究件
❏ユーリ古細菌のウイルス探索から探る古細菌ウイルス叢と原始ウイルス叢(21H02100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】望月 智弘 東京工業大学, 地球生命研究所, 研究員 (90748279)
【キーワード】超好熱古細菌 / ウイルス / 進化 / タンパク質 / 古細菌 (他7件)
【概要】
❏時系列メタゲノミクスでみる西部北太平洋亜寒帯・亜熱帯海域の微生物群集動態(24241002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / メタゲノム / 西部北太平洋 / 海洋細菌 / 時系列観測 (他9件)
【概要】西部北太平洋海域は,世界でも有数の漁場であり,活発な生物ポンプ作用による二酸化炭素吸収海域でもある.本研究は,西部北太平洋の亜寒帯及び亜熱帯海域に設置された時系列観測点において,微生物群集構造および代謝機能の網羅的解析を行うことにより,亜寒帯及び亜熱帯外洋域における微生物機能の時系列変動を比較解析した初めての例として,貴重なデータと成果を得ることができた.さらに,次世代型のメタゲノム解析・評価シス...
【農学】生産環境農学:海洋細菌多様性を含む研究件
❏時系列メタゲノミクスでみる西部北太平洋亜寒帯・亜熱帯海域の微生物群集動態(24241002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / メタゲノム / 西部北太平洋 / 海洋細菌 / 時系列観測 (他9件)
【概要】西部北太平洋海域は,世界でも有数の漁場であり,活発な生物ポンプ作用による二酸化炭素吸収海域でもある.本研究は,西部北太平洋の亜寒帯及び亜熱帯海域に設置された時系列観測点において,微生物群集構造および代謝機能の網羅的解析を行うことにより,亜寒帯及び亜熱帯外洋域における微生物機能の時系列変動を比較解析した初めての例として,貴重なデータと成果を得ることができた.さらに,次世代型のメタゲノム解析・評価シス...
❏海洋微生物の多様性と物質循環フラックスに関する基礎的研究(14656077)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】浜崎 恒二 広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 講師 (80277871)
【キーワード】ブロモデオキシウリジン / 海洋微生物 / 多様性 / 16S rRNA / 細菌生産 (他9件)
【概要】(1)Single-cell BrdU法-特異的プローブとの併用: 広島湾より約30種類の海洋細菌を分離し、16S rRNA塩基配列による系統解析を行った。この培養株を用いて、海洋の主要系統群に対するFISH法及びBrdU免疫染色法を行い、特異性の検討と条件設定を行った。 (2)BrdU/DGGE法による活性細菌群集の解析: 瀬戸内海及び、西部北太平洋(東大海洋研究所共同研究)、サロマ湖(北大低温...
❏多様な好圧性深海微生物を探索するための深海微生物現場培養システムの開発(07556139)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】大和田 絋一 (大和田 紘一) 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30013585)
【キーワード】好圧細菌 / 海洋細菌 / 深海微生物 / 現場培養装置 / 係留 (他12件)
【概要】深海微生物現場培養装置を製作、深海現場に係留して培養を行い、多様な好圧細菌の分離を行なおうと考えた。装置は水深6,000mまでの深海において、その場の海水を無菌的に採水し、現場環境で最長で1年間、微生物を培養することを目的とした。多様な微生物を得るため装置には8個の培養容器を備え、そこにはあらかじめ適当な基質を無菌的に注入できるように設計した。東京大学海洋研究所の研究船、白鳳丸の航海の際、1996...
【農学】境界農学:16S rRNA多様性を含む研究件
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏海洋微生物の多様性と物質循環フラックスに関する基礎的研究(14656077)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】浜崎 恒二 広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 講師 (80277871)
【キーワード】ブロモデオキシウリジン / 海洋微生物 / 多様性 / 16S rRNA / 細菌生産 (他9件)
【概要】(1)Single-cell BrdU法-特異的プローブとの併用: 広島湾より約30種類の海洋細菌を分離し、16S rRNA塩基配列による系統解析を行った。この培養株を用いて、海洋の主要系統群に対するFISH法及びBrdU免疫染色法を行い、特異性の検討と条件設定を行った。 (2)BrdU/DGGE法による活性細菌群集の解析: 瀬戸内海及び、西部北太平洋(東大海洋研究所共同研究)、サロマ湖(北大低温...
❏16SrRNA遺伝子を用いる海洋微生物コミュニティーの非培養解析(11460085)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】大和田 紘一 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30013585)
【キーワード】多様性 / 海底堆積物 / 非培養解析 / 16SrRNA / 微生物コミュニティー (他6件)
【概要】平成10年度に白鳳丸航海の際にマリアナ海溝、伊豆小笠原海溝など8,000mを越す深海から採取された堆積物も冷凍保管されている。さらに今年度は白鳳丸による南太平洋、や淡青丸による伊豆小笠原海溝の堆積物も採取した。現場サンプルから直接抽出したDNAをTGGE法あるいはDGGE法によりアガロースゲル上に展開し、そこで得られたバンドに関し、遺伝的多様性解析システムを用いて解析した。その中では試料によって共...
【農学】社会経済農学:微生物多様性多様性を含む研究件
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏超並列シーケンサが描く未知の海洋微生物圏多様性とダイナミクス(21200029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】新学術領域研究(研究課題提案型)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / 多様性 / 西部北太平洋 / 細菌群集構造 / 時系列観測 (他9件)
【概要】本研究では、従来法の百倍の解析速度を有する454パイロシーケンス法及びハロゲン化ヌクレオシドをトレーサーとする増殖活性測定法を利用するなどして、大洋スケールでの海洋細菌群集構造のダイナミクスを明らかにした。現状では、系統解析を行うには短すぎるリード長や、シーケンスエラーによる見かけの多様度増大の問題など、さらに検討すべき課題も指摘されているが、16SrRNA遺伝子の大量リードによって、予想以上に多...
【農学】社会経済農学:グローバル化多様性を含む研究件
❏従業員の多様化と組織同一視:企業組織グローバル化時代の新視点(18H00890)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山尾 佐智子 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 准教授 (80812487)
【キーワード】グローバル化 / ダイバーシティ / 組織同一視 / 従業員モチベーション / 多様性 (他10件)
【概要】2020年度は、(1)先行研究のレビュー論文の作成、(2)国際学会への参加による情報収集、(3)2019年度後半に実施したアンケート調査のデータ分析、(4)追加調査の実施の、4点を課題としていた。しかしながら、データ分析に時間を要したことや、研究報告が認められ参加を予定してた国際学会(16th International Human Resource Management Conference(当...
❏グローバル化時代の多文化主義と社会運動(18401005)
【研究テーマ】地域研究
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】鈴木 茂 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10162950)
【キーワード】グローバル化 / 多文化主義 / 社会運動 / 南北アメリカ / エスニシティ (他13件)
【概要】本研究は、アメリカ合衆国を含む南北アメリカ各国における多文化主義と社会運動のあり方を、グローバルか時代におけるアイデンティティ再構築の動きとして捉え、その歴史的意義と問題点、課題を明らかにしようとするものである。3年間にわたって多文化主義政策の策定と実施に関わる政府機関と先住民およびアフリカ系人の社会運動組織での聴き取り調査および資料収集に努める一方、2年目にはベネズエラで、3年目にはブラジルで国...
【農学】社会経済農学:人的資源管理多様性を含む研究件
❏多様性の取組み姿勢が組織成果に作用するメカニズム-ポジティブアクションと業績回復(15K03628)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80289256)
【キーワード】ダイバーシティ / ダイバーシティ経営 / 女性活躍推進 / 企業の取り組み / 世界金融危機 (他17件)
【概要】本研究の目的は、世界金融危機前後における多様性の取組姿勢が組織成果に作用するメカニズムの解明である。平成27年度から29年度までに、1)既存の調査研究のサーベイ、2)定量分析、3)定性分析、4)海外研究者からの情報・資料収集の4つの方法で、調査を実施した。 世界金融危機前後における企業の取組姿勢と危機後の業績回復との関係を分析した結果、第1に、危機前からプラス効果促進に取り組んだ企業は、業績回復が...
❏多国籍企業における人材の国際移動によるイノベーション(24330130)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】村上 由紀子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80222339)
【キーワード】国際労働移動 / イノベーション / 国際経営 / 多様性 / 知識移転 (他10件)
【概要】多国籍企業における人材の国際移動をイノベーションにつなげる道筋とその実現に有効なマネジメントについて研究を行った。まず、派遣という形の国際移動が多国籍企業の国境を越えた知識移転を高めていること、その効果は知識の種類によって異なることを明らかにした。また、知識移転が社内でイノベーションへつながっていくためには、移転された知識が社内でシェアされ既存の知識と結合される必要があるが、そのプロセスを促進する...
【農学】動物生命科学:生態系多様性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏開放進化系の頑健性決定機構についての統計物理学的研究(15K05202)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性・安定性 / 多様性 / 開放系 / 非平衡相転移 / 共存 (他16件)
【概要】生体、生態系、経済・社会等の現実の複雑な系には、新規要素の包摂と要素の消滅が繰り返されているという共通の特徴が見られる。本研究ではこのような「開放進化系」について研究代表者が簡単な理論模型に基づいて発 見した新しい頑健性決定機構について研究を行い、その普遍性と現実問題への適用の妥当性を吟味した。この結果、生態系や社会系の多くで重要な性質である「相互作用に双方向性がある場合」など拡張モデルについて新...
❏生態系における普遍性の統計力学的研究(21740284)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (90431791)
【キーワード】生態系 / 統計力学 / 普遍な統計則 / 多様性 / 生態学 (他11件)
【概要】化石資料や生態系の観測データ、社会系、さらには理論モデルに普遍的に見られる特徴的パターンの由来の理解を目指し研究を行った。まず質的に異なる多種競争系の数理モデルの比較から特徴的な生物種寿命分布の統計性を左右する要件を明らかにした。またこの知見を元に系の記述を大幅に簡単化したグラフモデルを提案し、この簡単なモデルにおいても観測事実に一致する分布が得られる事とその数理的機構を明らかした。 ...
【農学】森林圏科学:生態系機能多様性を含む研究件
❏森林土壌微生物群集の機能と環境応答の広域スケール評価と空間スケール依存性の解明(21H02226)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中村 誠宏 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (80545624)
【キーワード】気候変動 / 土地利用変化 / 広域パターン / 多様性 / 機能 (他9件)
【概要】
❏海洋における微生物群衆の動態を計測する新手法の開発(11874112)
【研究テーマ】生態
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】微生物 / 多様性 / 生態系 / トレーサー手法 / 有機物分解 (他13件)
【概要】本研究は、海洋炭素循環において中心的な役割を果たす細菌群集の動態を迅速にモニターする新たな手法を検討し、「微生物多様性と生態系機能の関係」の解明に大きく貢献することを目指して展開した。本研究の鍵になるアイデアは、生化学トレーサー手法を用いた微生物群集活性(機能)の測定と、分子生物学的手法を用いた群集構造(多様性)の解析を密接に結合させた斬新な手法を開拓することであり、それにより、動的な微生物群集構...
【農学】森林圏科学:外生菌根菌多様性を含む研究件
❏森林の地面の下の多様性:外生菌根菌間の相互作用(23380080)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】呉 炳雲 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10396814)
【キーワード】共生 / 多様性 / 外生菌根菌 / 根外菌糸体 / トレーサー実験 (他10件)
【概要】森林生態系では,多種多様な菌根菌が際立って多様性の高い安定した菌根菌群集構造を維持している。本研究では,この菌根共生系の多様性を生み出すメカニズムや多様性が持つ生態的意味に着目し,地下部における菌糸体ネットワーク間の相互作用およびそれと菌根共生機能との関係を明らかにすることを目的とする。 平成25年度は,樹木のアミノ酸吸収に外生菌根菌がどのように関わっているかを明らかにするために,14Cで標識,あ...
❏森林形成過程における樹木と土壌微生物の相互作用解析(19380083)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教 (60270899)
【キーワード】外生菌根菌 / 根圏バクテリア / 荒廃地 / 遷移 / 菌根菌 (他10件)
【概要】土壌養分を宿主植物に供給する共生微生物は、荒廃地に樹木が定着し森林が形成されるプロセスにおいて重要と考えられるものの、その相互作用はよく分かっていない。本研究では、分子生物学的な手法により菌根菌の繁殖様式を解析し、先駆的な性質を持つキツネタケ属は胞子繁殖への異存が高いことなどを明らかにした。また、菌根に附随するバクテリア群集についても解析し、その組成が植生遷移の進展とともに変化することなどを明らか...
【農学】森林圏科学:群集構造多様性を含む研究件
❏アジアの荒廃地で森林再生に不可欠な菌根菌を探る(19405026)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教 (60270899)
【キーワード】森林再生 / 共生微生物 / 菌根菌 / 荒廃地 / アジア (他10件)
【概要】外生菌根菌は樹木に土壌養分を供給する共生微生物で、宿主樹木の成長や定着に決定的な役割を果たす。本研究では、インドネシアの熱帯フタバガキ林の火災跡地、および中国東北部のアルカリ塩類土壌地域において、最新の分子生物学的手法に基づく菌種同定法を利用し、樹木の定着初期に共生する外生菌根菌群集の特徴を明らかにした。 ...
❏森林形成過程における樹木と土壌微生物の相互作用解析(19380083)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教 (60270899)
【キーワード】外生菌根菌 / 根圏バクテリア / 荒廃地 / 遷移 / 菌根菌 (他10件)
【概要】土壌養分を宿主植物に供給する共生微生物は、荒廃地に樹木が定着し森林が形成されるプロセスにおいて重要と考えられるものの、その相互作用はよく分かっていない。本研究では、分子生物学的な手法により菌根菌の繁殖様式を解析し、先駆的な性質を持つキツネタケ属は胞子繁殖への異存が高いことなどを明らかにした。また、菌根に附随するバクテリア群集についても解析し、その組成が植生遷移の進展とともに変化することなどを明らか...
❏落葉広葉樹林生態系における地上部-地下部の相互作用が生産性に与える効果の解明(15208014)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】生産者 / 消費者 / 分解者 / 多様性 / 物質循環 (他25件)
【概要】1.本科研では生産者であるミズナラの環境応答に着目し、消費者群集、分解者群集の多様性とのリンクを大規模野外実験によって明らかにした。 2.光・栄養塩勾配に対する群集・生態系の応答を明らかにするため、ミズナラを含む二次林において伐採・施肥実験を行った。その結果、施肥処理によりミズナラの被食量が増加することが明らかとなった。 3.ミズナラ林内に表層性ミミズの密度を操作する実験区を設定し、ミミズ密度の差...
【農学】森林圏科学:昆虫多様性を含む研究件
❏東アジアにおける双翅目昆虫サシチョウバエ種多様性の解明(16K07476)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三條場 千寿 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (70549667)
【キーワード】双翅目昆虫 / サシチョウバエ / 日本 / S. squamirostris / Sergentomyia属 (他11件)
【概要】日本産サシチョウバエ、Sergentomyia squamirostrisは北海道を除く本州、四国、九州、沖縄に広く分布することが本研究により明らかとなった。成虫の発生は気温が20℃を超える6月から9月であり、爬虫類に対しての嗜好性があることが示唆された。南西諸島においては、S. squamirostrisと形態学的・遺伝的に異なる種の存在が明らかとなった。中国、モンゴル、台湾における採集調査およ...
❏昆虫の複雑形態の多様性に関する画像解析と数理モデル化(12875020)
【研究テーマ】工学基礎
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】合原 一幸 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (40167218)
【キーワード】昆虫 / 形態 / 画像データ / 数理モデル / 差分微分代数方程式 (他8件)
【概要】前年度の解析によって得られた昆虫の多様な複雑形態の特徴に着目し,その基本構造生成のメカニズムに関する遺伝子・タンパク質ネットワークの数理モデルを構築して,それらの数理モデルのシミュレーション解析及び理論解析を行なうとともに,昆虫の雌雄間の形態差と進化に関して考察を行なった。 1.昆虫の多様な複雑形態生成のメカニズムに関して,最近のゲノム・プロテオーム科学の大きな進展を背景として,昆虫の形態発現の基...
【農学】森林圏科学:植食者多様性を含む研究件
❏食物網構造を組み入れた全球的な群集の多様性創出機構の解明(26550087)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (90303255)
【キーワード】多様性 / ゴール形成昆虫 / 系統樹 / 植食者 / 自由摂食性昆虫 (他20件)
【概要】植食性昆虫の種分化は寄主植物の共進化が密接に関係しているため、昆虫のローカル群集は寄主である植物の群集構造にも密接に関係している。日本とチェコの3箇所の冷温帯夏緑林のデータを解析した。植物-植食者の量的食物網構造に対する寄主植物の影響を定量化する解析を行い、これを3つの異なる昆虫ギルドで比較した。自由摂食者は3つの場所すべてで広い食性を示したが、ゴール形成性者・潜葉者はほぼ単食性であった。ジェネラ...
❏ブナの地理変異に基づいた冷温帯林生態系機能と環境応答の解明(19380079)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】森林生態 / 保護 / 保全 / ブナ林生態系 / 植食性昆虫 (他15件)
【概要】日本列島に広く分布するブナは光合成窒素利用効率、窒素生産力、窒素滞留時間、夏場の蒸散速度、水利用効率、リター分解速度、摂食機能群ごとの葉の食害度など様々な機能的性質に地理的な変異を持つことが明らかとなった。これらの形質は遺伝的にも固定されていると考えられることから、現在のブナ林生態系は環境変動に対してある程度可塑的に応答するものの、温暖化など急速な変化に対しては脆弱な側面もあると考えられた。 ...
【農学】森林圏科学:植食性昆虫多様性を含む研究件
❏食物網構造を組み入れた全球的な群集の多様性創出機構の解明(26550087)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (90303255)
【キーワード】多様性 / ゴール形成昆虫 / 系統樹 / 植食者 / 自由摂食性昆虫 (他20件)
【概要】植食性昆虫の種分化は寄主植物の共進化が密接に関係しているため、昆虫のローカル群集は寄主である植物の群集構造にも密接に関係している。日本とチェコの3箇所の冷温帯夏緑林のデータを解析した。植物-植食者の量的食物網構造に対する寄主植物の影響を定量化する解析を行い、これを3つの異なる昆虫ギルドで比較した。自由摂食者は3つの場所すべてで広い食性を示したが、ゴール形成性者・潜葉者はほぼ単食性であった。ジェネラ...
❏ブナの地理変異に基づいた冷温帯林生態系機能と環境応答の解明(19380079)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】森林生態 / 保護 / 保全 / ブナ林生態系 / 植食性昆虫 (他15件)
【概要】日本列島に広く分布するブナは光合成窒素利用効率、窒素生産力、窒素滞留時間、夏場の蒸散速度、水利用効率、リター分解速度、摂食機能群ごとの葉の食害度など様々な機能的性質に地理的な変異を持つことが明らかとなった。これらの形質は遺伝的にも固定されていると考えられることから、現在のブナ林生態系は環境変動に対してある程度可塑的に応答するものの、温暖化など急速な変化に対しては脆弱な側面もあると考えられた。 ...
【農学】森林圏科学:共生多様性を含む研究件
❏異文化受容意識・態度の国際調査:多様性の尊重と共生の研究(20K02592)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】亀山 友理子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特任講師 (10747314)
【キーワード】異文化理解 / 異文化受容態度 / 多様性 / 共生 / 国際比較 (他9件)
【概要】本研究は、異なるホスト国の児童生徒の異文化受容における意識や態度に焦点を当て、外国にルーツを持つ児童生徒の種別および接触経験の程度等を組み込んだ、質問紙調査および経済実験により潜在的意識におけるデータを分析し、有益な示唆の導出により、多様性のある包摂的な学校づくりの政策基盤の構築に貢献することを目的としている。 本年度は、COVID-19の影響により、海外2か国での質問紙調査および実験調査の実施は...
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏植物食の起源とその多様な展開(15H02420)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 真 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80204494)
【キーワード】潜葉虫 / 送粉 / 植物食 / 被子植物 / 絶対送粉共生 (他29件)
【概要】最も祖先的な植物であるコケ植物を摂食する昆虫類、特にコバネガ類とシギアブ類の多様性、形態、生態、寄主特異性、系統について明らかにした。また、コケの虫えいを世界で初めて、ペルーのミミカキゴケで発見したが、それは、種子植物の虫えいで見られるような装飾や硬化が見られないという顕著な特徴が見られた。これらの調査に並行して、著しい多様性を持つ潜葉虫類の寄主植物データベース作成の作業を進めた。一方、植物と植食...
【農学】森林圏科学:共生微生物多様性を含む研究件
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
❏アジアの荒廃地で森林再生に不可欠な菌根菌を探る(19405026)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教 (60270899)
【キーワード】森林再生 / 共生微生物 / 菌根菌 / 荒廃地 / アジア (他10件)
【概要】外生菌根菌は樹木に土壌養分を供給する共生微生物で、宿主樹木の成長や定着に決定的な役割を果たす。本研究では、インドネシアの熱帯フタバガキ林の火災跡地、および中国東北部のアルカリ塩類土壌地域において、最新の分子生物学的手法に基づく菌種同定法を利用し、樹木の定着初期に共生する外生菌根菌群集の特徴を明らかにした。 ...
【農学】森林圏科学:荒廃地多様性を含む研究件
❏菌根菌の埋土胞子バンクを探る(21658054)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】埋土胞子 / 菌根菌 / 胞子 / 休眠 / 荒廃地 (他6件)
【概要】菌根菌は樹木の成長や定着を促進する共生微生物である。多くの樹木は菌根菌に養分吸収の大部分を依存しており、菌根菌と共生しなければ樹木は全く成長できない。一般に、森林土壌は菌根菌の菌糸体が普遍的に分布している。森林が安定している状態ではこうした菌糸体が主要な感染源として更新する実生に対して容易に感染できる。しかし、樹木が伐採や焼失すると、菌根や菌糸体も死滅する。こうした攪乱の後には土壌中の埋土胞子が主...
❏アジアの荒廃地で森林再生に不可欠な菌根菌を探る(19405026)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教 (60270899)
【キーワード】森林再生 / 共生微生物 / 菌根菌 / 荒廃地 / アジア (他10件)
【概要】外生菌根菌は樹木に土壌養分を供給する共生微生物で、宿主樹木の成長や定着に決定的な役割を果たす。本研究では、インドネシアの熱帯フタバガキ林の火災跡地、および中国東北部のアルカリ塩類土壌地域において、最新の分子生物学的手法に基づく菌種同定法を利用し、樹木の定着初期に共生する外生菌根菌群集の特徴を明らかにした。 ...
❏森林形成過程における樹木と土壌微生物の相互作用解析(19380083)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教 (60270899)
【キーワード】外生菌根菌 / 根圏バクテリア / 荒廃地 / 遷移 / 菌根菌 (他10件)
【概要】土壌養分を宿主植物に供給する共生微生物は、荒廃地に樹木が定着し森林が形成されるプロセスにおいて重要と考えられるものの、その相互作用はよく分かっていない。本研究では、分子生物学的な手法により菌根菌の繁殖様式を解析し、先駆的な性質を持つキツネタケ属は胞子繁殖への異存が高いことなどを明らかにした。また、菌根に附随するバクテリア群集についても解析し、その組成が植生遷移の進展とともに変化することなどを明らか...
【農学】森林圏科学:土壌微生物多様性を含む研究件
❏開放進化系の複雑性-頑健性関係についての理論研究(18K03449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90431791)
【キーワード】頑健性、安定性 / 多様性 / 生態系 / 土壌微生物 / 社会系 (他17件)
【概要】本研究では、構成要素の追加と消滅の繰り返しに対する大規模なシステムの頑健性についての理論研究を発展させ、この理論的枠組みの現実問題への適用に挑戦した。理論の基としてきた簡単な模型に「休眠・猶予」の過程を取り入れた模型を解析することにより、より複雑な系や数理モデル群と関係を明らかにした。また、土壌微生物群集系や人流データと感染拡大率の関係、Wikipedia 編集関係などについての実データ解析から広...
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
❏アジアの荒廃地で森林再生に不可欠な菌根菌を探る(19405026)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教 (60270899)
【キーワード】森林再生 / 共生微生物 / 菌根菌 / 荒廃地 / アジア (他10件)
【概要】外生菌根菌は樹木に土壌養分を供給する共生微生物で、宿主樹木の成長や定着に決定的な役割を果たす。本研究では、インドネシアの熱帯フタバガキ林の火災跡地、および中国東北部のアルカリ塩類土壌地域において、最新の分子生物学的手法に基づく菌種同定法を利用し、樹木の定着初期に共生する外生菌根菌群集の特徴を明らかにした。 ...
【農学】森林圏科学:菌根菌多様性を含む研究件
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
❏菌根菌の埋土胞子バンクを探る(21658054)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】埋土胞子 / 菌根菌 / 胞子 / 休眠 / 荒廃地 (他6件)
【概要】菌根菌は樹木の成長や定着を促進する共生微生物である。多くの樹木は菌根菌に養分吸収の大部分を依存しており、菌根菌と共生しなければ樹木は全く成長できない。一般に、森林土壌は菌根菌の菌糸体が普遍的に分布している。森林が安定している状態ではこうした菌糸体が主要な感染源として更新する実生に対して容易に感染できる。しかし、樹木が伐採や焼失すると、菌根や菌糸体も死滅する。こうした攪乱の後には土壌中の埋土胞子が主...
❏アジアの荒廃地で森林再生に不可欠な菌根菌を探る(19405026)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教 (60270899)
【キーワード】森林再生 / 共生微生物 / 菌根菌 / 荒廃地 / アジア (他10件)
【概要】外生菌根菌は樹木に土壌養分を供給する共生微生物で、宿主樹木の成長や定着に決定的な役割を果たす。本研究では、インドネシアの熱帯フタバガキ林の火災跡地、および中国東北部のアルカリ塩類土壌地域において、最新の分子生物学的手法に基づく菌種同定法を利用し、樹木の定着初期に共生する外生菌根菌群集の特徴を明らかにした。 ...
【農学】水圏応用科学:生態学多様性を含む研究件
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏生態系における普遍性の統計力学的研究(21740284)
【研究テーマ】数理物理・物性基礎
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】島田 尚 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (90431791)
【キーワード】生態系 / 統計力学 / 普遍な統計則 / 多様性 / 生態学 (他11件)
【概要】化石資料や生態系の観測データ、社会系、さらには理論モデルに普遍的に見られる特徴的パターンの由来の理解を目指し研究を行った。まず質的に異なる多種競争系の数理モデルの比較から特徴的な生物種寿命分布の統計性を左右する要件を明らかにした。またこの知見を元に系の記述を大幅に簡単化したグラフモデルを提案し、この簡単なモデルにおいても観測事実に一致する分布が得られる事とその数理的機構を明らかした。 ...
❏マオウ属植物の多様性の解析と種分類に関する調査研究(20255005)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 薬学系, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 分類学 / 塩基配列 (他17件)
【概要】アジア,ヨーロッパ,アフリカなど計12カ国において海外学術調査を行ない,本研究で主目的としたEphedra distachya, E. sinicaなどを始めとする28分類群を入手した。これらの資料をもとに内部形態,含有アルカロイドなどに関する多様性を調査した結果,生育地の水分環境に大きな影響を受けている一方,栽培研究により,ある程度は遺伝的要因に依存していることも明らかになった。分類学的には学際...
【農学】水圏応用科学:生物多様性多様性を含む研究件
❏森林土壌微生物群集の機能と環境応答の広域スケール評価と空間スケール依存性の解明(21H02226)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】中村 誠宏 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (80545624)
【キーワード】気候変動 / 土地利用変化 / 広域パターン / 多様性 / 機能 (他9件)
【概要】
❏広葉樹林化のための人工林撤退戦略を経済性から考える(20H03023)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】中島 徹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (10598775)
【キーワード】広葉樹林化 / 人工林 / 最適化 / 経済性 / 多様性 (他8件)
【概要】
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
【農学】水圏応用科学:フェノロジー多様性を含む研究件
❏東アジアにおける森林の水・エネルギー・炭素循環特性の普遍性と多様性(20248016)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【研究代表者】太田 岳史 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20152142)
【キーワード】熱帯林・温帯林・北方林 / 水・エネルギー・炭素循環 / 普遍性 / 多様性 / 熱帯・温帯・北方林 (他16件)
【概要】熱帯林,温帯林,北方林と連続して広がる東アジアの森林を対象として,水・エネルギー・炭素(W/E/C)循環特性の解析を行った.まず,環境条件は北に行くほど冬季の条件が厳しくなった.そして,樹木個体レベルでは,南北の環境条件の違いにより応答が異なっていた.しかし,群落レベルになるとそれぞれある関係式で森林と環境条件の違いが整理された.複数のモデルでW/E/C循環の基本的特性を表すことが可能であった.し...
❏大規模野外実験による森林生態系のC/Nバランスと生産性の関係解明(14656059)
【研究テーマ】林学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 助教授 (70250496)
【キーワード】窒素無機化 / フェノロジー / 多様性 / 混合効果 / 誘導防御 (他8件)
【概要】1.5月下旬に被食排除区を作るために、ミズナラとシラカバの展葉前の枝先に袋かけを行った。10月下旬の落葉期に、ミズナラとシラカバの調査木の下に設置したリタートラップから落ち葉を回収し、葉の食害の程度を5段階にわけ、各段階の葉の枚数を数えたうえで、食害度別に風乾し、リターバッグを設置した。 2.土壌マイクロコズムを林内に設置し、落葉の多様性(ミズナラ、混合の2処理)、大型土壌動物の多様性(大型なし、...
【農学】水圏応用科学:窒素多様性を含む研究件
❏ブナの地理変異に基づいた冷温帯林生態系機能と環境応答の解明(19380079)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】森林生態 / 保護 / 保全 / ブナ林生態系 / 植食性昆虫 (他15件)
【概要】日本列島に広く分布するブナは光合成窒素利用効率、窒素生産力、窒素滞留時間、夏場の蒸散速度、水利用効率、リター分解速度、摂食機能群ごとの葉の食害度など様々な機能的性質に地理的な変異を持つことが明らかとなった。これらの形質は遺伝的にも固定されていると考えられることから、現在のブナ林生態系は環境変動に対してある程度可塑的に応答するものの、温暖化など急速な変化に対しては脆弱な側面もあると考えられた。 ...
❏落葉広葉樹林生態系における地上部-地下部の相互作用が生産性に与える効果の解明(15208014)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】生産者 / 消費者 / 分解者 / 多様性 / 物質循環 (他25件)
【概要】1.本科研では生産者であるミズナラの環境応答に着目し、消費者群集、分解者群集の多様性とのリンクを大規模野外実験によって明らかにした。 2.光・栄養塩勾配に対する群集・生態系の応答を明らかにするため、ミズナラを含む二次林において伐採・施肥実験を行った。その結果、施肥処理によりミズナラの被食量が増加することが明らかとなった。 3.ミズナラ林内に表層性ミミズの密度を操作する実験区を設定し、ミミズ密度の差...
【農学】水圏応用科学:保全多様性を含む研究件
❏パラオ固有陸産貝類の絶滅と多様性保全に関する研究(23570110)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】上島 励 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (20241771)
【キーワード】生物種多様性 / 種多様性 / 保全 / 分類 / パラオ (他8件)
【概要】パラオ諸島全域において陸産貝類の調査を実施し、21科174種の陸貝を認識した。これらの内、少なくとも160種が固有種であると考えられる。最も多様に分化しているゴマガイ科については、属レベルの新分類体系を提唱し、32新種(亜種)を新たに記載した。さらに、カサマイマイ科などでも多くの未記載種が見出された。 1970年以前に採集された標本や記録を調査したところ、ペリリュー島およびアンガウル島では固有種の...
❏パラオ諸島固有のカタツムリの適応放散と多様性保全についての研究(20570085)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】上島 励 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (20241771)
【キーワード】系統分類 / 多様性 / 陸産貝類 / 種分化 / 保全 (他9件)
【概要】パラオ諸島に生息する陸産貝類相の調査を行ったところ、21科166種の陸貝が認められた。これらの内、約90%は固有種で、固有種の約60%は未記載種であった。固有種の一部のグループは著しい形態的変異と生態的分化を示し、適応放散が生じていることが示唆された。太平洋諸島では固有陸貝の大規模な絶滅が既に起きているが、パラオ諸島では140種以上もの多様な固有種が現在でも生息している点で特筆に値する。パラオでも...
❏ブナの地理変異に基づいた冷温帯林生態系機能と環境応答の解明(19380079)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】日浦 勉 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (70250496)
【キーワード】森林生態 / 保護 / 保全 / ブナ林生態系 / 植食性昆虫 (他15件)
【概要】日本列島に広く分布するブナは光合成窒素利用効率、窒素生産力、窒素滞留時間、夏場の蒸散速度、水利用効率、リター分解速度、摂食機能群ごとの葉の食害度など様々な機能的性質に地理的な変異を持つことが明らかとなった。これらの形質は遺伝的にも固定されていると考えられることから、現在のブナ林生態系は環境変動に対してある程度可塑的に応答するものの、温暖化など急速な変化に対しては脆弱な側面もあると考えられた。 ...
【農学】水圏応用科学:深海多様性を含む研究件
❏全球的解析に基づく深海性腹足類の進化史研究(19KK0385)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
【研究期間】2020 - 2022
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】深海 / 多様性 / 進化 / 生物地理 / 幼生
【概要】熱水・冷湧水や鯨骨・沈木周辺堆積物を含む深海化学合成生態系の動物種は,いつ,いかなる環境から,どのように現在の系に進出したのか? また,化学合成系外の深海,特に 6,500 m 以深の超深海において,何が種の垂直・水平分布を規定し,種分化はどのように生ずるのだろうか.申請者は基課題において,巻貝を主な対象とし,1)個々の系統における生息環境と深度分布の把握,2)系統樹構築と化石記録参照による各環境...
❏深海ベントスの分布と幼生生態:化学合成群集と海溝最深部動物相の進化を探る(18H02494)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】深海 / 多様性 / 進化 / 生物地理 / 幼生 (他11件)
【概要】熱水・冷湧水を含む化学合成系の底生動物は,いついかなる環境からどのように現在の系に進出したのか? また,化学合成系外の深海,特に6,500m以深の超深海において,何がベントスの垂直・水平分布を規定し,種分化はいかにして生ずるのだろうか.本研究では、貝類と甲殻類の複数系統を対象に,浅海から海溝最深部まで,化学合成系・非化学合成系の試料を採集,個々の種の生息環境と深度分布を詳細に把握し,種間系統樹構築...
❏多様な好圧性深海微生物を探索するための深海微生物現場培養システムの開発(07556139)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】大和田 絋一 (大和田 紘一) 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30013585)
【キーワード】好圧細菌 / 海洋細菌 / 深海微生物 / 現場培養装置 / 係留 (他12件)
【概要】深海微生物現場培養装置を製作、深海現場に係留して培養を行い、多様な好圧細菌の分離を行なおうと考えた。装置は水深6,000mまでの深海において、その場の海水を無菌的に採水し、現場環境で最長で1年間、微生物を培養することを目的とした。多様な微生物を得るため装置には8個の培養容器を備え、そこにはあらかじめ適当な基質を無菌的に注入できるように設計した。東京大学海洋研究所の研究船、白鳳丸の航海の際、1996...
【農学】水圏応用科学:微生物多様性を含む研究件
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏森林の分断化が菌根菌の群集構造と遺伝的多様性に及ぼす影響の解明(25660115)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】奈良 一秀 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (60270899)
【キーワード】森林断片化 / 共生微生物 / 菌根菌 / 群集 / 生物多様性 (他8件)
【概要】森林は多くの動植物の生息場所として重要であるが人間活動によって断片化が進行し、生物多様性への影響が懸念されている。森林の主要樹木は菌根菌という土壌微生物と共生することで生きているが、森林の断片化が菌根菌に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究では、最終氷期以降、高山に取り残される形で隔離分布しているハイマツを対象にして、共生する菌根菌の種組成を複数の山系で調べた。ハイマツと共進化したと考...
❏時系列メタゲノミクスでみる西部北太平洋亜寒帯・亜熱帯海域の微生物群集動態(24241002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / メタゲノム / 西部北太平洋 / 海洋細菌 / 時系列観測 (他9件)
【概要】西部北太平洋海域は,世界でも有数の漁場であり,活発な生物ポンプ作用による二酸化炭素吸収海域でもある.本研究は,西部北太平洋の亜寒帯及び亜熱帯海域に設置された時系列観測点において,微生物群集構造および代謝機能の網羅的解析を行うことにより,亜寒帯及び亜熱帯外洋域における微生物機能の時系列変動を比較解析した初めての例として,貴重なデータと成果を得ることができた.さらに,次世代型のメタゲノム解析・評価シス...
【農学】水圏応用科学:さんご多様性を含む研究件
❏サンゴに共生する褐虫藻核ゲノムのエピゲノミクス(16K07454)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】將口 栄一 沖縄科学技術大学院大学, マリンゲノミックスユニット, 研究員 (90378563)
【キーワード】渦鞭毛藻 / サンゴ / 紫外線吸収物質 / 褐虫藻 / ゲノム (他16件)
【概要】サンゴに共生する渦鞭毛藻類の褐虫藻Symbiodiniaceaeは、少なくとも15のグループに分けることができるが、そのゲノム多様性やエピゲノムに関する研究は進んでいない。本研究では褐虫藻2種の全ゲノム配列(767 Mbと705 Mb)を決定した。比較解析により、二次共生により紅藻から獲得したと考えられる遺伝子の重複や損失が褐虫藻の多様化に影響してきたことを明らかにした。解読した褐虫藻ゲノムを利用...
❏高CO2・高水温環境下でのサンゴ礁群集の多様度維持機構:パラオ礁湖での事例研究(16H05772)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】栗原 晴子 琉球大学, 理学部, 助教 (40397568)
【キーワード】酸性化 / 温暖化 / サンゴ礁 / 気候変動 / サンゴ群集 (他12件)
【概要】サンゴ礁生態系は,大気CO2 濃度の増加による温暖化および海洋酸性化の影響を最も顕著に受ける可能性がある海域として危惧されている。しかしパラオ国沿岸にて海水中のCO2 濃度および水温が周辺海域よりも高いにも関わらず、高被度・高多様度のサンゴ群集が生息する湾(ニッコー湾)が発見された。このような環境は湾内の海水の滞留時間が2ヶ月以上と長く,湾内に生息サンゴの石灰化活動と有機物分解が関係していることが...
【農学】水圏応用科学:サンゴ礁多様性を含む研究件
❏高CO2・高水温環境下でのサンゴ礁群集の多様度維持機構:パラオ礁湖での事例研究(16H05772)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】栗原 晴子 琉球大学, 理学部, 助教 (40397568)
【キーワード】酸性化 / 温暖化 / サンゴ礁 / 気候変動 / サンゴ群集 (他12件)
【概要】サンゴ礁生態系は,大気CO2 濃度の増加による温暖化および海洋酸性化の影響を最も顕著に受ける可能性がある海域として危惧されている。しかしパラオ国沿岸にて海水中のCO2 濃度および水温が周辺海域よりも高いにも関わらず、高被度・高多様度のサンゴ群集が生息する湾(ニッコー湾)が発見された。このような環境は湾内の海水の滞留時間が2ヶ月以上と長く,湾内に生息サンゴの石灰化活動と有機物分解が関係していることが...
❏複合的アプローチによる東南アジア熱帯島嶼の生物多様性の起源の解明(18253007)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】加瀬 友喜 国立科学博物館, 地学研究部, 研究主幹 (20124183)
【キーワード】東南アジア熱帯島嶼 / 軟体動物 / フィリピン / インドネシア / 新生代 (他15件)
【概要】フィリピンとインドネシアの新生代及び現生の海生無脊椎動物群を様々な研究手法で検討し、地球上で最も高い東南アジア熱帯島嶼の種多様性の成立過程を検討した.本研究により、多くの新たな新生代化石群を見いだされ、微化石解析から年代が明らかとなり、インドネシア海路を挟む東西の地域が過去には独立の生物地理区であったこと、鮮新世の温暖期には恒常的にエルニーニョ現象が存在したことなど、多くの新知見が得られた. ...
【医歯薬学】基礎医学:BrdU多様性を含む研究件
❏超並列シーケンサが描く未知の海洋微生物圏多様性とダイナミクス(21200029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】新学術領域研究(研究課題提案型)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / 多様性 / 西部北太平洋 / 細菌群集構造 / 時系列観測 (他9件)
【概要】本研究では、従来法の百倍の解析速度を有する454パイロシーケンス法及びハロゲン化ヌクレオシドをトレーサーとする増殖活性測定法を利用するなどして、大洋スケールでの海洋細菌群集構造のダイナミクスを明らかにした。現状では、系統解析を行うには短すぎるリード長や、シーケンスエラーによる見かけの多様度増大の問題など、さらに検討すべき課題も指摘されているが、16SrRNA遺伝子の大量リードによって、予想以上に多...
❏海洋微生物の多様性と物質循環フラックスに関する基礎的研究(14656077)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】浜崎 恒二 広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 講師 (80277871)
【キーワード】ブロモデオキシウリジン / 海洋微生物 / 多様性 / 16S rRNA / 細菌生産 (他9件)
【概要】(1)Single-cell BrdU法-特異的プローブとの併用: 広島湾より約30種類の海洋細菌を分離し、16S rRNA塩基配列による系統解析を行った。この培養株を用いて、海洋の主要系統群に対するFISH法及びBrdU免疫染色法を行い、特異性の検討と条件設定を行った。 (2)BrdU/DGGE法による活性細菌群集の解析: 瀬戸内海及び、西部北太平洋(東大海洋研究所共同研究)、サロマ湖(北大低温...
【医歯薬学】境界医学:ダイバーシティ多様性を含む研究件
❏小区分07080:経営学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】インクルージョン
【研究期間】ダイバーシティ
【研究代表者】多様性
【キーワード】風土
【概要】企業組織において、どんな場合に、どのように多様性施策が個人に認知され、受け入れられ、個々の行動につながるのか、さらにそれが経営成果につながるメカニズムは何か。この問いを明らかにするために、初年度である、2021年度は、次の3つのことを実施した。 第1に、「時系列のアーカイブ調査」に着手した。日本企業の売上高上位100社の外部公開資料を用い、2000年から2020年までの取り組み姿勢の変遷内容を切り...
❏アメリカにおける愛国心を形成する学校行事・儀式の普及とダイバーシティ教育の起源(19K02462)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐藤 隆之 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (60288032)
【キーワード】帰化プロジェクト / 忠誠宣誓 / 国旗掲揚 / 多様性 / 愛国心教育 (他13件)
【概要】研究代表者は、移民の帰化を主題とする「帰化プロジェクト(Naturalization project)」の授業に注目して、同プロジェクトの最終的な目標に設定された「忠誠宣誓(oath of allegiance)」の意味を、プロジェクトをとおして教え学ばれた国家や移民に対する責任という観点から再解釈した。忠誠宣誓における責任は、①移民のアメリカに対する責任(移民→アメリカ)、②生徒の移民に対する責...
❏多様性風土が貢献意識を介し価値創造に繋がるか 女性活躍推進を通じた成果主義の変革(18K01857)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80289256)
【キーワード】インクルージョン / ダイバーシティ / 多様性 / 風土 / D&I (他14件)
【概要】本研究は、企業組織が人材の多様性をいかすことで価値創造につなげるプロセスを明らかにすることを目的としている。 令和3(2021)年度は、1)研究発表および諸外国の研究者との意見交換、2)文献レビュー、3)研究成果の統合の3つを行った。 1)については、インクルージョンの意識が個人の行動と集団レベルの成果にもたらす影響、さらにはコンテクストによってメカニズムが異なることを明らかにした。トップマネジメ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:微小環境多様性を含む研究件
❏全ての病期における肝細胞癌の免疫微小環境の病理学的分類の確立と成立機序の解明(21K15407)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】紅林 泰 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40805123)
【キーワード】肝細胞癌 / 進行がん / 微小環境 / 腫瘍免疫 / 転移 (他7件)
【概要】本研究の目的は、①全ての病期(前癌病変、早期肝細胞癌から切除不能進行肝細胞癌まで)における肝細胞癌の免疫微小環境の病理学的分類の確立と、②各免疫微小環境の成立機序の一端の解明である。2021年度(4年計画の初年度)は、進行期肝細胞癌における免疫微小環境について、原発巣と転移巣の間における違いや多様性を含めて検討するため、進行期肝細胞癌の病理解剖例60例からなる研究コホートを樹立した。それぞれの症例...
❏マルチオミクス統合解析を基にしたグリオーマ再発・悪性化機構解明と新規治療戦略創出(20H03792)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】武笠 晃丈 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (90463869)
【キーワード】グリオーマ / 再発・悪性化 / オミクス解析 / 免疫 / 微小環境 (他11件)
【概要】本研究は、グリオーマの腫瘍内多様性に着目し、その再発・悪性転化に関連して生じる変化を、主に分子プロファイルのマルチオミクス解析を基盤として解析することを目的としている。より具体的には、A)再発・悪性転化に伴うエピゲノム変化の網羅的解析を基にした腫瘍進展機構解明と治療標的創出、及び、B)再発・悪性転化に伴うグリオーマ微小環境の経時的変化解析による免疫逃避機構解明を行うための研究に注力した。 A)の再...
【医歯薬学】社会医学:思考多様性を含む研究件
❏子どもの「教科内容の本質的理解」を促す授業デザインに関する心理学的研究(20H01760)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】藤村 宣之 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (20270861)
【キーワード】本質的理解 / 授業デザイン / 学習過程 / 追究型発問 / 学習観 (他16件)
【概要】本研究では,各児童・生徒の「教科内容の本質的理解」を促す授業デザインについて,①小学生~高校生を対象とした実験的研究(個別実験,協同解決実験,集団調査等)と②小学校・中学校・高校の授業場面を対象とした実践的研究により心理学的に明らかにすることを目的とする。 ①非定型問題の設定が教科内容の本質的理解に及ぼす効果の検討(実験的研究) 生徒の協同探究を通じた本質的理解の深まりを検討する予備的研究として,...
❏子どもの思考の多様性を生かす教科学習に関する心理学的研究(26380871)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤村 宣之 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (20270861)
【キーワード】教育系心理学 / 概念的理解 / 思考 / 多様性 / 非定型問題 (他11件)
【概要】本研究では,子どもの思考の多様性の様相について記述型課題を用いた調査等により明らかにするとともに,子どもの思考の多様性を生かす教科学習を複数教科で組織し,それが各児童・生徒の概念的理解の深化に及ぼす効果とプロセスを心理学的方法により明らかにすることを目的とした。一連の研究の結果,児童・生徒の非定型問題に対する思考には,知識の関連づけ方の差異を反映した思考の多様性が同一学年内においてもみられること,...
【医歯薬学】社会医学:パフォーマンス多様性を含む研究件
❏食物網構造を組み入れた全球的な群集の多様性創出機構の解明(26550087)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (90303255)
【キーワード】多様性 / ゴール形成昆虫 / 系統樹 / 植食者 / 自由摂食性昆虫 (他20件)
【概要】植食性昆虫の種分化は寄主植物の共進化が密接に関係しているため、昆虫のローカル群集は寄主である植物の群集構造にも密接に関係している。日本とチェコの3箇所の冷温帯夏緑林のデータを解析した。植物-植食者の量的食物網構造に対する寄主植物の影響を定量化する解析を行い、これを3つの異なる昆虫ギルドで比較した。自由摂食者は3つの場所すべてで広い食性を示したが、ゴール形成性者・潜葉者はほぼ単食性であった。ジェネラ...
❏女性の参画とポジティブアクションの有効性-多様性(ダイバーシティ)をいかす組織(18530308)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 大学院・商学研究科, 教授 (80289256)
【キーワード】人材の多様性 / 組織のパフォーマンス / 女性の参画 / ポジティブアクション / 経営合理性 (他17件)
【概要】米国と異なり、日本では少数派優遇策とダイバシティがほぼ同時期に着目され、両者の区別が曖昧になっている。そのため人材の多様化の取り組みの意義の明確化が重要である。先進企業は、ポジティブアクションを単独で行うのではなく、積極的な支援とともに抜本的な組織変革を実施している。成功事例を意図的に創出し、従業員の賛同を促している。経営合理性の下での積極的な取り組みが人材の多様性を組織パフォーマンスに結びつける...
【医歯薬学】社会医学:メタゲノム多様性を含む研究件
❏多個体ハプロタイプ解析による超高ヘテロ接合性生物圏の実態解明(20K15769)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】梶谷 嶺 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40756706)
【キーワード】ハプロタイプ / ゲノム / メタゲノム / 多様性 / ヘテロ接合性 (他8件)
【概要】本年度では前年度に引き続きハプロタイプ解析用ツールの開発を実施した。開発を進めるにあたって、多数の微生物のハプロタイプが混在した微生物叢のメタゲノムデータは当ツールのテストに適しており、本研究の成果の応用先にもなることが見いだされた。そのため微生物叢のデータを用いて開発を推進し、類似した配列の誤接続を防ぎつつゲノム配列を決定可能なツール: MetaPlatanusを実装し論文発表した (Kajit...
❏次世代シーケンサを用いた東南極・昭和基地周辺における菌類相の季節変動と遷移の解明(16K12643)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻 雅晴 国立極地研究所, 研究教育系, 特任研究員 (70756923)
【キーワード】南極 / メタゲノム / 次世代シーケンス / 菌類 / 昭和基地 (他8件)
【概要】本研究課題では日本の南極観測の拠点である東オングル島から異なる季節(12月(春)と2月(秋))にそれぞれ同じ地点から採取された土壌における菌類の多様性の変化についてillumina社製の次世代シーケンサーMiseqを利用してその解明を試みた。 次世代 シーケンサーで得られた配列を解析した結果、菌類では、128の集団 に分類することが出来た。この集団を詳細に解析し春と秋の季節の違いによる菌類相お変化...
❏時系列メタゲノミクスでみる西部北太平洋亜寒帯・亜熱帯海域の微生物群集動態(24241002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / メタゲノム / 西部北太平洋 / 海洋細菌 / 時系列観測 (他9件)
【概要】西部北太平洋海域は,世界でも有数の漁場であり,活発な生物ポンプ作用による二酸化炭素吸収海域でもある.本研究は,西部北太平洋の亜寒帯及び亜熱帯海域に設置された時系列観測点において,微生物群集構造および代謝機能の網羅的解析を行うことにより,亜寒帯及び亜熱帯外洋域における微生物機能の時系列変動を比較解析した初めての例として,貴重なデータと成果を得ることができた.さらに,次世代型のメタゲノム解析・評価シス...
【医歯薬学】歯学:エビゲノム多様性を含む研究件
❏マルチオミクス統合解析を基にしたグリオーマ再発・悪性化機構解明と新規治療戦略創出(20H03792)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】武笠 晃丈 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (90463869)
【キーワード】グリオーマ / 再発・悪性化 / オミクス解析 / 免疫 / 微小環境 (他11件)
【概要】本研究は、グリオーマの腫瘍内多様性に着目し、その再発・悪性転化に関連して生じる変化を、主に分子プロファイルのマルチオミクス解析を基盤として解析することを目的としている。より具体的には、A)再発・悪性転化に伴うエピゲノム変化の網羅的解析を基にした腫瘍進展機構解明と治療標的創出、及び、B)再発・悪性転化に伴うグリオーマ微小環境の経時的変化解析による免疫逃避機構解明を行うための研究に注力した。 A)の再...
❏サンゴに共生する褐虫藻核ゲノムのエピゲノミクス(16K07454)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】將口 栄一 沖縄科学技術大学院大学, マリンゲノミックスユニット, 研究員 (90378563)
【キーワード】渦鞭毛藻 / サンゴ / 紫外線吸収物質 / 褐虫藻 / ゲノム (他16件)
【概要】サンゴに共生する渦鞭毛藻類の褐虫藻Symbiodiniaceaeは、少なくとも15のグループに分けることができるが、そのゲノム多様性やエピゲノムに関する研究は進んでいない。本研究では褐虫藻2種の全ゲノム配列(767 Mbと705 Mb)を決定した。比較解析により、二次共生により紅藻から獲得したと考えられる遺伝子の重複や損失が褐虫藻の多様化に影響してきたことを明らかにした。解読した褐虫藻ゲノムを利用...
【医歯薬学】歯学:次世代シーケンサー多様性を含む研究件
❏養菌性キクイムシが媒介する樹木萎凋病の発生リスクに影響する環境要因と系統的制約性(16H02760)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】鎌田 直人 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (90303255)
【キーワード】キクイムシ / メタゲノム解析 / 選好性 / 壊死 / 樹木萎凋病 (他27件)
【概要】ナラ枯れの病原菌であるRaffaelea quercivoraについて、インドネシア産の菌を現地の8樹種に接種した。その結果、日本で日本産樹種に接種した場合に比べると、壊死変色部の広がりは小さく、日本以外でナラ枯れが発生しない原因は、植物の抵抗性が関係しているものと考えられた。樹木萎凋病の発生リスクに関係すると考えられるキクイムシ類の材の新鮮度や太さに対する選好性を評価した。キクイムシの胞子貯蔵器...
❏次世代シーケンサを用いた東南極・昭和基地周辺における菌類相の季節変動と遷移の解明(16K12643)
【研究テーマ】自然共生システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】辻 雅晴 国立極地研究所, 研究教育系, 特任研究員 (70756923)
【キーワード】南極 / メタゲノム / 次世代シーケンス / 菌類 / 昭和基地 (他8件)
【概要】本研究課題では日本の南極観測の拠点である東オングル島から異なる季節(12月(春)と2月(秋))にそれぞれ同じ地点から採取された土壌における菌類の多様性の変化についてillumina社製の次世代シーケンサーMiseqを利用してその解明を試みた。 次世代 シーケンサーで得られた配列を解析した結果、菌類では、128の集団 に分類することが出来た。この集団を詳細に解析し春と秋の季節の違いによる菌類相お変化...
【医歯薬学】歯学:発生多様性を含む研究件
❏キューバにおけるアノールトカゲの適応形質部位特定とその候補遺伝子探索(22405008)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】河田 雅圭 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (90204734)
【キーワード】アノールトカゲ / 適応放散 / 多様性 / 共存 / 適応形質 (他10件)
【概要】本研究で、同所的に生息するTrunk-Ground型(幹から地面に生息する)の種数は、異なる温度環境場所に生息できる種数とその地域で何種が種分化によって起源しているかによって決まっていることを明らかにした。また、後肢長の長いTrunk-Ground型のA.sagreiと短いTwig型のA.angusticepsの間では、発生の複数の段階で後肢長に違いが生じることを明らかにし、今後の遺伝的解析の基盤...
❏生命の複雑さと歴史性をとらえる多対多の論理の構築(07309001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】金子 邦彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30177513)
【キーワード】多様性 / 相互作用 / 細胞分化 / 再帰性 / 人工生命 (他13件)
【概要】昨年の研究会を通して多様性と再帰性の問題が生命システムを考える上で重要であると認識された。これを踏まえて、個体と全体の関係、生物集団の社会性、やわらかな再帰性の3つの話題を中心として密度の高い研究集会を行なうとともにそれぞれのテーマでの研究を進めた。研究会ではまず、これまでの生物への理論的アプローチを概観し何が欠けているかを議論した。郡司は内部的な立場から生命の理論を構築することを進め、田崎は自然...
【医歯薬学】薬学:増殖多様性を含む研究件
❏海洋微生物の多様性と物質循環フラックスに関する基礎的研究(14656077)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】浜崎 恒二 広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 講師 (80277871)
【キーワード】ブロモデオキシウリジン / 海洋微生物 / 多様性 / 16S rRNA / 細菌生産 (他9件)
【概要】(1)Single-cell BrdU法-特異的プローブとの併用: 広島湾より約30種類の海洋細菌を分離し、16S rRNA塩基配列による系統解析を行った。この培養株を用いて、海洋の主要系統群に対するFISH法及びBrdU免疫染色法を行い、特異性の検討と条件設定を行った。 (2)BrdU/DGGE法による活性細菌群集の解析: 瀬戸内海及び、西部北太平洋(東大海洋研究所共同研究)、サロマ湖(北大低温...
❏多様な好圧性深海微生物を探索するための深海微生物現場培養システムの開発(07556139)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】大和田 絋一 (大和田 紘一) 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30013585)
【キーワード】好圧細菌 / 海洋細菌 / 深海微生物 / 現場培養装置 / 係留 (他12件)
【概要】深海微生物現場培養装置を製作、深海現場に係留して培養を行い、多様な好圧細菌の分離を行なおうと考えた。装置は水深6,000mまでの深海において、その場の海水を無菌的に採水し、現場環境で最長で1年間、微生物を培養することを目的とした。多様な微生物を得るため装置には8個の培養容器を備え、そこにはあらかじめ適当な基質を無菌的に注入できるように設計した。東京大学海洋研究所の研究船、白鳳丸の航海の際、1996...
【医歯薬学】薬学:免疫多様性を含む研究件
❏マルチオミクス統合解析を基にしたグリオーマ再発・悪性化機構解明と新規治療戦略創出(20H03792)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】武笠 晃丈 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (90463869)
【キーワード】グリオーマ / 再発・悪性化 / オミクス解析 / 免疫 / 微小環境 (他11件)
【概要】本研究は、グリオーマの腫瘍内多様性に着目し、その再発・悪性転化に関連して生じる変化を、主に分子プロファイルのマルチオミクス解析を基盤として解析することを目的としている。より具体的には、A)再発・悪性転化に伴うエピゲノム変化の網羅的解析を基にした腫瘍進展機構解明と治療標的創出、及び、B)再発・悪性転化に伴うグリオーマ微小環境の経時的変化解析による免疫逃避機構解明を行うための研究に注力した。 A)の再...
❏オミクス機械学習によるドライアイ微小環境における免疫細胞の可塑性・不均一性の解明(20KK0207)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2024-03-31
【研究代表者】猪俣 武範 順天堂大学, 医学部, 准教授 (10645667)
【キーワード】ドライアイ / マルチオミクス機械学習 / 炎症 / 制御性T細胞 / 可塑性 (他11件)
【概要】ドライアイは世界で10億人が罹患する最も多い眼疾患であり、超高齢社会・デジタル社会等により増加が予想されている。ドライアイ症状による視覚の質の低下や仕事・学業の作業効率低下による経済損失が問題になっている。しかし未だ点眼による対症療法が主体であり、ドライアイを「治療」する方法は存在しない。その一方でドライアイの原因として涙液層の安定性の低下や高浸透圧による眼微小環境の変化により、炎症・免疫細胞の表...
【医歯薬学】薬学:PCR多様性を含む研究件
❏培養細胞を用いた霊長類ユニバーサルcDNAライブラリーの開発(09554056)
【研究テーマ】人類学(含生理人類学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】河村 正二 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (40282727)
【キーワード】霊長類 / 新世界ザル / 培養細胞 / cDNA ライブラリー / 視物質 (他13件)
【概要】総計14種の霊長類からRNAパネルを作成した。内訳は類人猿6種、チンパンジー(Pan troglodytes)、ボノボ(Pan paniscus)、ゴリラ(Gorilla gorilla)、オランウータン(Pongo pygmaeus)、フクロテナガザル(Hylobates syndactylus)、クロテナガザル(Hylobates concolor);旧世界ザル4種、ブルーサイクス(Cerco...
❏新しい森林管理法「家系管理法」の確立(07556035)
【研究テーマ】林学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】宝月 岱造 (寳月 垈造) 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 教授 (10107170)
【キーワード】カラマツ属 / メラル-カ / ヒノキ / 繁殖様式 / 葉緑体DNA (他13件)
【概要】本研究の目的は、特定の樹種について、森林全体の家系の多様性を維持しつつ同時に特定の優良家系を拡大するための森林管理法を、その繁殖様式を基礎にして確立することににある。そこで、昨年度に引き続き、様々な観点から、林木の繁殖様式を検討した。主な結果は以下の通りである。 (1)昨年度は、PCRを用いてrbcL遺伝子を比較し、カラマツとグイマツの葉緑体DNAが父性遺伝することを確認した。今年度は、カラマツ属...
【医歯薬学】看護学:遺伝子多様性を含む研究件
❏マオウ属植物の多様性の解析と種分類に関する調査研究(20255005)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 薬学系, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 分類学 / 塩基配列 (他17件)
【概要】アジア,ヨーロッパ,アフリカなど計12カ国において海外学術調査を行ない,本研究で主目的としたEphedra distachya, E. sinicaなどを始めとする28分類群を入手した。これらの資料をもとに内部形態,含有アルカロイドなどに関する多様性を調査した結果,生育地の水分環境に大きな影響を受けている一方,栽培研究により,ある程度は遺伝的要因に依存していることも明らかになった。分類学的には学際...
❏マオウ科植物の形態ならびに成分化学的多様と種分類に関する調査研究(17405014)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】御影 雅幸 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (50115193)
【キーワード】Ephedra / 麻黄 / 多様性 / 生態学 / 遺伝子 (他11件)
【概要】平成17年度に中国の内蒙古自治区,遼寧省,吉林省,河北省など,またモンゴル国のウランバートル周辺並びに西南部のゴビ砂漠,平成18年度に中国の河北省,甘粛省,新彊省など,またロシアのブリアチア共和国及び沿海州,平成19年度に中国の北京,雲南省,四川省,内蒙古自治区のモンゴル国境付近,河北省などにおいて,それぞれ現地の研究機関の協力を得てマオウ属植物Ephedra自生地の現地調査を行なった.その結果,...
【医歯薬学】看護学:ゲノム多様性を含む研究件
❏多個体ハプロタイプ解析による超高ヘテロ接合性生物圏の実態解明(20K15769)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】梶谷 嶺 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (40756706)
【キーワード】ハプロタイプ / ゲノム / メタゲノム / 多様性 / ヘテロ接合性 (他8件)
【概要】本年度では前年度に引き続きハプロタイプ解析用ツールの開発を実施した。開発を進めるにあたって、多数の微生物のハプロタイプが混在した微生物叢のメタゲノムデータは当ツールのテストに適しており、本研究の成果の応用先にもなることが見いだされた。そのため微生物叢のデータを用いて開発を推進し、類似した配列の誤接続を防ぎつつゲノム配列を決定可能なツール: MetaPlatanusを実装し論文発表した (Kajit...
❏サンゴに共生する褐虫藻核ゲノムのエピゲノミクス(16K07454)
【研究テーマ】遺伝・染色体動態
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】將口 栄一 沖縄科学技術大学院大学, マリンゲノミックスユニット, 研究員 (90378563)
【キーワード】渦鞭毛藻 / サンゴ / 紫外線吸収物質 / 褐虫藻 / ゲノム (他16件)
【概要】サンゴに共生する渦鞭毛藻類の褐虫藻Symbiodiniaceaeは、少なくとも15のグループに分けることができるが、そのゲノム多様性やエピゲノムに関する研究は進んでいない。本研究では褐虫藻2種の全ゲノム配列(767 Mbと705 Mb)を決定した。比較解析により、二次共生により紅藻から獲得したと考えられる遺伝子の重複や損失が褐虫藻の多様化に影響してきたことを明らかにした。解読した褐虫藻ゲノムを利用...
❏聴覚システムの適応進化:比較omics解析による責任遺伝子の探索と解析(26430181)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】峯田 克彦 北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (40374615)
【キーワード】聴覚 / 進化 / 多様性 / 適応 / 環境 (他7件)
【概要】聴覚は、動物が外部環境を音として認識する感覚であり、コミュニケーションや外敵の察知などに機能する。特に哺乳動物は非常に高次で多様な聴覚機能を有することが知られており、その進化・適応メカニズムの解明は動物全体の進化・多様性を理解する上で不可欠な知見である。一方で、聴覚を担う機械受容システムは特定の責任遺伝子が明確でなく、システム自体の複雑さのために視覚などの 他の感覚器と比較して進化や多様性の研究は...
【医歯薬学】看護学:数理モデル多様性を含む研究件
❏個の多様性は社会構造にどう影響するのか?適応的ネットワークによる構成的アプローチ(19H04220)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】佐山 弘樹 早稲田大学, 商学学術院, 教授(任期付) (30345425)
【キーワード】多様性 / 社会構造 / 適応的ネットワーク / 数理モデル / 複雑系 (他11件)
【概要】2021年度は,新型コロナによる継続的な困難のため,研究の進行に影響が生じた.具体的には,研究代表者が夏季期間に来日し所属研究機関(早稲田大学)にて研究補助を雇用し研究を推進するという当初予定が実現できなかった.そこで,偏微分方程式によるモデルの定式化と解析,および収集された実社会データのさらに詳細な解析を,海外の外部研究協力者(米国ビンガムトン大学 Mohammad Khasawneh 教授)に...
❏免疫恒常性の定量生物学(17KT0014)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-07-18 - 2020-03-31
【研究代表者】小林 徹也 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (90513359)
【キーワード】T細胞 / 多様性 / 恒常性 / 胸腺 / 胸腺上皮細胞 (他11件)
【概要】マウス胸腺のT前駆細胞および胸腺上皮細胞のダイナミクスのモデルにおいて、前年度に実験取得したDN細胞部分群をモデルに取り込んだ詳細モデルを作成。そのデータとモデルに対してもパラメータ推定を行い、DN部分群を粗視化した前年度までのモデルとの整合性を確認した。同時に、DN細胞の前駆細胞の流入速度に関して新たなモデルでは、流入量がこれまでの推定よりも少ないことが見いだされた。これは既知の実験事実とも整合...
❏生態系の複雑さに関する数理的研究の展望(14604006)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002
【研究代表者】瀬野 裕美 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (50221338)
【キーワード】生態系 / 数理モデル / 数理的研究 / 多様性 / 生態学 (他6件)
【概要】本研究は,生態学における生態系の安定性や動態,多様性についての数理的研究の現状と将来の発展性について,生態学に関する数理モデルの数学的研究に関わってきた研究者を中心とした研究者組織によって総合的な議論を行う学際的な交流の場を実現し,生態系に関する数理的研究の現状の諸側面に関する議論を行い,将来の発展を促す契機を提供することを目指した。 昨今の応用数理における多様な自然科学分野の融合,複合化の実現,...
【医歯薬学】看護学:細菌多様性を含む研究件
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏時系列メタゲノミクスでみる西部北太平洋亜寒帯・亜熱帯海域の微生物群集動態(24241002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / メタゲノム / 西部北太平洋 / 海洋細菌 / 時系列観測 (他9件)
【概要】西部北太平洋海域は,世界でも有数の漁場であり,活発な生物ポンプ作用による二酸化炭素吸収海域でもある.本研究は,西部北太平洋の亜寒帯及び亜熱帯海域に設置された時系列観測点において,微生物群集構造および代謝機能の網羅的解析を行うことにより,亜寒帯及び亜熱帯外洋域における微生物機能の時系列変動を比較解析した初めての例として,貴重なデータと成果を得ることができた.さらに,次世代型のメタゲノム解析・評価シス...
【医歯薬学】看護学:相互作用多様性を含む研究件
❏身体感覚を軸とした養育者―乳児の動態とその多様性創発原理の解明(21H04895)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2022-03-31
【研究代表者】明和 政子 京都大学, 教育学研究科, 教授 (00372839)
【キーワード】発達 / 相互作用 / 養育者―乳児 / 多様性 / 同期 (他6件)
【概要】現在,子どもの発達・子育てにまつわる問題が深刻化している.その一因として,親子の心身状態のシステムが不均衡であることによる相互作用の困難さがある.本研究は,養育者が育児ストレスを顕在化させやすい生後半年~1年半の乳児とその養育者を対象に,相互作用の多様性が創発する機構・機序,生物学的基盤を解明することを目的とした.さらに,個体内・間で生じる身体生理の動態(リズム生成と同期)を可視化し,情報の受容―...
❏森林の地面の下の多様性:外生菌根菌間の相互作用(23380080)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】呉 炳雲 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10396814)
【キーワード】共生 / 多様性 / 外生菌根菌 / 根外菌糸体 / トレーサー実験 (他10件)
【概要】森林生態系では,多種多様な菌根菌が際立って多様性の高い安定した菌根菌群集構造を維持している。本研究では,この菌根共生系の多様性を生み出すメカニズムや多様性が持つ生態的意味に着目し,地下部における菌糸体ネットワーク間の相互作用およびそれと菌根共生機能との関係を明らかにすることを目的とする。 平成25年度は,樹木のアミノ酸吸収に外生菌根菌がどのように関わっているかを明らかにするために,14Cで標識,あ...
❏生命の複雑さと歴史性をとらえる多対多の論理の構築(07309001)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】金子 邦彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30177513)
【キーワード】多様性 / 相互作用 / 細胞分化 / 再帰性 / 人工生命 (他13件)
【概要】昨年の研究会を通して多様性と再帰性の問題が生命システムを考える上で重要であると認識された。これを踏まえて、個体と全体の関係、生物集団の社会性、やわらかな再帰性の3つの話題を中心として密度の高い研究集会を行なうとともにそれぞれのテーマでの研究を進めた。研究会ではまず、これまでの生物への理論的アプローチを概観し何が欠けているかを議論した。郡司は内部的な立場から生命の理論を構築することを進め、田崎は自然...
【医歯薬学】看護学:リーダーシップ多様性を含む研究件
❏多様性の取組み姿勢が組織成果に作用するメカニズム-ポジティブアクションと業績回復(15K03628)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80289256)
【キーワード】ダイバーシティ / ダイバーシティ経営 / 女性活躍推進 / 企業の取り組み / 世界金融危機 (他17件)
【概要】本研究の目的は、世界金融危機前後における多様性の取組姿勢が組織成果に作用するメカニズムの解明である。平成27年度から29年度までに、1)既存の調査研究のサーベイ、2)定量分析、3)定性分析、4)海外研究者からの情報・資料収集の4つの方法で、調査を実施した。 世界金融危機前後における企業の取組姿勢と危機後の業績回復との関係を分析した結果、第1に、危機前からプラス効果促進に取り組んだ企業は、業績回復が...
❏女性の参画とポジティブアクションの有効性-多様性(ダイバーシティ)をいかす組織(18530308)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 大学院・商学研究科, 教授 (80289256)
【キーワード】人材の多様性 / 組織のパフォーマンス / 女性の参画 / ポジティブアクション / 経営合理性 (他17件)
【概要】米国と異なり、日本では少数派優遇策とダイバシティがほぼ同時期に着目され、両者の区別が曖昧になっている。そのため人材の多様化の取り組みの意義の明確化が重要である。先進企業は、ポジティブアクションを単独で行うのではなく、積極的な支援とともに抜本的な組織変革を実施している。成功事例を意図的に創出し、従業員の賛同を促している。経営合理性の下での積極的な取り組みが人材の多様性を組織パフォーマンスに結びつける...
❏日本の組織におけるポジティプアクションの有効性 女性の参画がもたらす効果(15730188)
【研究テーマ】経営学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】谷口 真美 早稲田大学, 商学学術院, 助教授 (80289256)
【キーワード】ダイバシティマネジメント / 多様性 / 企業戦略 / 組織のパフォーマンス / 組織変革 (他14件)
【概要】本研究の目的は、(1)女性の参画を日本の企業組織の変化とのかかわりでみていくこと、(2)女性を登用した日本企業の事例をもとに、女性の参画と組織のパフォーマンスとのかかわりを検討することであった。 本年度は、ジェンダーだけでなく、国籍や様々な次元のダイバシティにその対象を拡大し、さらに米国企業および英国企業の取り組みについても調査を行った。日本国内でのジェンダーダイバシティを取り扱う能力と組織の特徴...
【医歯薬学】看護学:国際比較多様性を含む研究件
❏小区分09020:教育社会学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】移民第二世代
【研究期間】移民家族
【研究代表者】親子関係
【キーワード】アイデンティティ
【概要】本研究は、憲法改正を法形式上の改正(憲法典の改正)に限定せず、より広範な統治ルールの変更を含む「実質的意味の憲法」の改正として捉えた上で、それに対する有権者の認識や支持/不支持のあり方、政治家や有識者の言説などを含む多数派形成のあり方について、日本のみならず諸外国との比較の観点から明らかにすることを目指したものである。 2年度目に当たる2021年度においては、初年度に実施したオンラインサーヴェイの...
❏異文化受容意識・態度の国際調査:多様性の尊重と共生の研究(20K02592)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】亀山 友理子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 特任講師 (10747314)
【キーワード】異文化理解 / 異文化受容態度 / 多様性 / 共生 / 国際比較 (他9件)
【概要】本研究は、異なるホスト国の児童生徒の異文化受容における意識や態度に焦点を当て、外国にルーツを持つ児童生徒の種別および接触経験の程度等を組み込んだ、質問紙調査および経済実験により潜在的意識におけるデータを分析し、有益な示唆の導出により、多様性のある包摂的な学校づくりの政策基盤の構築に貢献することを目的としている。 本年度は、COVID-19の影響により、海外2か国での質問紙調査および実験調査の実施は...
❏移民の親の教育関与を支える<家族ー学校ー地域連携モデル>に関する日米研究(19K02553)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】額賀 美紗子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (60586361)
【キーワード】移民第二世代 / 移民家族 / 親子関係 / アイデンティティ / 複合的困難 (他23件)
【概要】本年度の研究実績は以下の通りである。 第一に、フィリピン系を中心とする在日移民家族へのインタビュー調査をもとに、移民家族が日本社会で直面する複合的困難について、経済、文化、社会関係の重なりから理解する理論枠組みを構築した。この結果は共編著において発表した。 第二に、2010年から継続して行ってきたフィリピン系移民第二世代の若者に対するインタビュー調査の結果を共著にまとめた。家族の日本社会への編入様...
【医歯薬学】看護学:日本多様性を含む研究件
❏憲法改正における多数派形成の多様性に関する国際比較研究(20H01448)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】待鳥 聡史 京都大学, 公共政策連携研究部, 教授 (40283709)
【キーワード】憲法改正 / 有権者 / 多数派形成 / 国際比較 / 日本 (他7件)
【概要】本研究は、憲法改正を法形式上の改正(憲法典の改正)に限定せず、より広範な統治ルールの変更を含む「実質的意味の憲法」の改正として捉えた上で、それに対する有権者の認識や支持/不支持のあり方、政治家や有識者の言説などを含む多数派形成のあり方について、日本のみならず諸外国との比較の観点から明らかにすることを目指したものである。 2年度目に当たる2021年度においては、初年度に実施したオンラインサーヴェイの...
❏初期近代における世界の多様性の認識――日中欧の比較研究(18K00097)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】川出 良枝 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (10265481)
【キーワード】比較思想 / 多様性 / 初期近代 / 礼 / 東アジア (他13件)
【概要】本研究は日欧中の初期近代における他者認識・対外認識を分析し、世界の多様性についての共時的な関心の高まりを比較検討することを目的とする。本年度においても、川出(ヨーロッパ)、前田(日本)、伊東(中国)という専門領域において討究を展開した。新型コロナウィルスの感染拡大という不測の事態のため、3名で海外の国際学会で研究報告を行うという当初の予定が満たせなかったが、今年度は、川出と前田が英語での論考を図書...
❏東アジアにおける双翅目昆虫サシチョウバエ種多様性の解明(16K07476)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三條場 千寿 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (70549667)
【キーワード】双翅目昆虫 / サシチョウバエ / 日本 / S. squamirostris / Sergentomyia属 (他11件)
【概要】日本産サシチョウバエ、Sergentomyia squamirostrisは北海道を除く本州、四国、九州、沖縄に広く分布することが本研究により明らかとなった。成虫の発生は気温が20℃を超える6月から9月であり、爬虫類に対しての嗜好性があることが示唆された。南西諸島においては、S. squamirostrisと形態学的・遺伝的に異なる種の存在が明らかとなった。中国、モンゴル、台湾における採集調査およ...
【医歯薬学】看護学:環境多様性を含む研究件
❏サツマイモ窒素固定共生系の分子生態学的解明(15H04620)
【研究テーマ】環境農学(含ランドスケープ科学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】池田 成志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター 大規模畑作研究領域, 上級研究員 (20396609)
【キーワード】窒素固定 / サツマイモ / 共生細菌 / 多様性 / 16S rRNA遺伝子 (他19件)
【概要】サツマイモの茎、塊根の表面と内部の共生細菌群集について非培養法による多様性解析を行った結果、各組織に共通して他の作物種よりもアルファプロテオバクテリアの優占化が観察された。また、多様性指数は塊根表面、茎、塊根内部、の順番で小さくなることが明らかにされた。上記と対応する組織から共生細菌の網羅的な分離培養を実施した。約2000株の分離菌について16S rRNA遺伝子に基づくクラスタリング解析を行った結...
❏聴覚システムの適応進化:比較omics解析による責任遺伝子の探索と解析(26430181)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】峯田 克彦 北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (40374615)
【キーワード】聴覚 / 進化 / 多様性 / 適応 / 環境 (他7件)
【概要】聴覚は、動物が外部環境を音として認識する感覚であり、コミュニケーションや外敵の察知などに機能する。特に哺乳動物は非常に高次で多様な聴覚機能を有することが知られており、その進化・適応メカニズムの解明は動物全体の進化・多様性を理解する上で不可欠な知見である。一方で、聴覚を担う機械受容システムは特定の責任遺伝子が明確でなく、システム自体の複雑さのために視覚などの 他の感覚器と比較して進化や多様性の研究は...
❏人間特性からみた住空間デザインの研究に関する企画調査(12895016)
【研究テーマ】都市計画・建築計画
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000
【研究代表者】高橋 鷹志 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (20024234)
【キーワード】人間 / 生理 / 心理 / 環境 / 住空間 (他8件)
【概要】本企画調査は、人間・環境学会と日本生理人類学会の会員からなる研究班によって、建築学、生理人類学、環境心理学の立場から、人間の形態、生理、心理、行動、認知などの自然科学領域のみならず、社会的、文化的側面をも考慮にいれて人間と住空間との相互関係に関する現在の問題点、および今後の研究の方向性、方法論について調査を行い、人間にとって真に健康で快適な環境を実現するための学際的総合的研究の方向性を示すことを目...
【医歯薬学】看護学:遺伝多様性を含む研究件
❏魚類における新規性決定遺伝子の同定(15H04542)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】菊池 潔 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20292790)
【キーワード】性決定 / 生殖 / 遺伝 / 遺伝的多様性 / 多様性
【概要】性決定遺伝子は性統御や性判別に役立つことから、生物生産において典型的な有用遺伝子として活用されている。しかし魚類の性決定遺伝子は、しばしば種間で保存されておらず、ほとんどの魚種で性決定遺伝子は不明のままである。本研究では、多くの魚類に適用可能な「性決定遺伝子を迅速に同定するストラテジー」の確立を目指した。その結果、次世代シーケンサーを活用した連鎖および低解像度連鎖不平衡マッピング法を用いれば、新規...
❏遺伝医療における患者の人権擁護に関する研究(14572135)
【研究テーマ】医療社会学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】藤井 千枝子 慶應義塾大学, 看護医療学部, 助教授 (60320818)
【キーワード】人権 / 擁護 / 遺伝医療 / 情報行動 / 個人情報 (他12件)
【概要】遺伝に関する知見が次々と明らかになり、患者参加型および契約医療への転換がなされている現在は、先端医療といわれる医療の恩恵を受けつつ、生命の尊重と人々の安全を守り、人権を擁護していく視点を具体的に考えていくことが急務になっている。 医療を提供する人々と、患者相互の個の尊重がなされ、障害をもつ人々との共生のためには、医療環境の整備は重要である。特に遺伝医療においては、患者だけでなく、遺伝子を共有する家...
【医歯薬学】看護学:適応多様性を含む研究件
❏高CO2・高水温環境下でのサンゴ礁群集の多様度維持機構:パラオ礁湖での事例研究(16H05772)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】栗原 晴子 琉球大学, 理学部, 助教 (40397568)
【キーワード】酸性化 / 温暖化 / サンゴ礁 / 気候変動 / サンゴ群集 (他12件)
【概要】サンゴ礁生態系は,大気CO2 濃度の増加による温暖化および海洋酸性化の影響を最も顕著に受ける可能性がある海域として危惧されている。しかしパラオ国沿岸にて海水中のCO2 濃度および水温が周辺海域よりも高いにも関わらず、高被度・高多様度のサンゴ群集が生息する湾(ニッコー湾)が発見された。このような環境は湾内の海水の滞留時間が2ヶ月以上と長く,湾内に生息サンゴの石灰化活動と有機物分解が関係していることが...
❏聴覚システムの適応進化:比較omics解析による責任遺伝子の探索と解析(26430181)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】峯田 克彦 北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (40374615)
【キーワード】聴覚 / 進化 / 多様性 / 適応 / 環境 (他7件)
【概要】聴覚は、動物が外部環境を音として認識する感覚であり、コミュニケーションや外敵の察知などに機能する。特に哺乳動物は非常に高次で多様な聴覚機能を有することが知られており、その進化・適応メカニズムの解明は動物全体の進化・多様性を理解する上で不可欠な知見である。一方で、聴覚を担う機械受容システムは特定の責任遺伝子が明確でなく、システム自体の複雑さのために視覚などの 他の感覚器と比較して進化や多様性の研究は...
❏アクティブ・タッチの環境適応性に関する比較認知科学的研究(24500325)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】右田 正夫 滋賀大学, 教育学部, 教授 (70335157)
【キーワード】触知覚 / アクティブタッチ / 比較認知科学 / 生態心理学 / アクティブ・タッチ (他7件)
【概要】ヒト、ダンゴムシ、ヒトデという、体構造と神経系の複雑さが異なる動物の触知覚に基づく行動について、比較認知科学的視点から研究した。ヒトデでは、管足による基質の触知覚によって起き上がり時に多様かつ協調的な腕運動が組織される可能性を示した。ダンゴムシにおいては、触知覚に基づく交替性転向反応などの行動が本質的に多様性を持つことが示された。ヒトにおいては、指による紙やすりの粗さの弁別実験において、多様な触運...