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研究分野別サイレントキーワード
「X線回折」サイレントキーワードを含む研究
【数物系科学】物理学:磁気弾性効果X線回折を含む研究件
❏磁場誘起結晶構造相転移の研究(12640359)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)
【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...
❏磁場誘起結晶相転移の研究(08640468)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】希工類金属 / X線回折 / 磁気相転移 / 磁気相図 / 格子変調 (他12件)
【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...
【数物系科学】物理学:多孔性物質X線回折を含む研究件
❏エントロピー力で駆動される高分子結晶の空隙への分子吸蔵(16K05521)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20424195)
【キーワード】高分子 / 液体 / 高圧力 / 溶融体 / 空隙 (他18件)
【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...
❏高分子の圧力誘起液液相転移の探索(24684032)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (20424195)
【キーワード】液体液体転移 / 高分子 / 高圧力 / 圧力誘起相転移 / 多孔性物質 (他14件)
【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、1...
【数物系科学】物理学:磁気相図X線回折を含む研究件
❏磁場誘起結晶構造相転移の研究(12640359)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)
【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...
❏磁場誘起結晶相転移の研究(08640468)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】希工類金属 / X線回折 / 磁気相転移 / 磁気相図 / 格子変調 (他12件)
【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...
【数物系科学】物理学:磁気相転移X線回折を含む研究件
❏磁場誘起結晶構造相転移の研究(12640359)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)
【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...
❏磁場誘起結晶相転移の研究(08640468)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】希工類金属 / X線回折 / 磁気相転移 / 磁気相図 / 格子変調 (他12件)
【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...
【数物系科学】物理学:磁歪X線回折を含む研究件
❏スピン操作分子立体配置制御と磁場誘起現象(16H04009)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松田 康弘 東京大学, 物性研究所, 准教授 (10292757)
【キーワード】分子性結晶 / スピン / 構造相転移 / 磁場 / スピン格子結合 (他15件)
【概要】固体酸素の磁場ー温度(B-T)相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の1つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...
❏磁場誘起結晶相転移の研究(08640468)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】希工類金属 / X線回折 / 磁気相転移 / 磁気相図 / 格子変調 (他12件)
【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...
【数物系科学】物理学:強磁場X線回折を含む研究件
❏シングルショット超強磁場X線計測によるスピン格子結合の解明(20K20521)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】松田 康弘 東京大学, 物性研究所, 教授 (10292757)
【キーワード】強磁場 / 自由電子レーザー / シングルショット / X線 / XFEL (他7件)
【概要】X線は物質の構造や電子状態を微視的に明らかにする優れたプローブであり、磁場中で起こる様々な量子現象を理解するために、強磁場環境下でのX線実験技術 の開発は興味深く重要である。世界的に放射光X線とパルス強磁場を組み合わせて40テスラの実験が可能となっているが、現状の技術の延長では磁場の上限は50 テスラ程度にとどまる。マイクロ秒の超高速磁場を用いれば100テスラ以上の超強磁場X線実験が可能となるが、...
❏スピン操作分子立体配置制御と磁場誘起現象(16H04009)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松田 康弘 東京大学, 物性研究所, 准教授 (10292757)
【キーワード】分子性結晶 / スピン / 構造相転移 / 磁場 / スピン格子結合 (他15件)
【概要】固体酸素の磁場ー温度(B-T)相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の1つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...
【数物系科学】物理学:強相関電子系X線回折を含む研究件
❏共鳴X線回折による拡張磁気多極子秩序の研究(19H00661)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】田中 良和 国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学研究センター, 特別嘱託研究員 (90250109)
【キーワード】X線回折 / 強相関電子系 / 拡張多極子秩序 / 強相関系 / 放射光 (他6件)
【概要】狭義の多極子は一原子がもつ波動関数で表される.最近これを拡張した近接原子を含めたクラスター多極子や,軌道角運動量の異なる軌道から構成されるハイブリッド多極子などの拡張多極子が提唱されている.この背景には,マルチフェロイック物質に代表される交差相関による電気磁気応答,輸送現象,励起構造などの非自明な物理現象を統一的に理解しようと試みがある.このような交差相関においては、局所的な空間反転対称性と時間反...
❏放射光X線回折による層状ペロブスカイト型酸化物の電荷・スピン秩序化の研究(09440144)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】村上 洋一 高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60190899)
【キーワード】強相関電子系 / マンガン酸化物 / 電荷秩序 / 軌道秩序 / 放射光 (他9件)
【概要】高温超伝導や巨大磁気抵抗効果などの強相関電子系の研究を通して、"電子のもつ3つの内部自由度(電荷・スピン・軌道)の秩序状態とそれらの結合状態が、系の物性に決定的な影響を与える"という認識が広く受け入れられるようになってきた。本研究では、当初、層状ペロブスカイト型酸化物を対象として、その電荷・スピン秩序化の研究を行ってきた。ところが、研究の進行に伴い、電子のもう1つの自由度である軌道...
【数物系科学】物理学:低温X線回折を含む研究件
❏クエンチされた高圧相からのアモルファス化の研究(04640352)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10114563)
【キーワード】相転移 / 放射光 / 化合物半導体 / 超高圧 / アモルファス化 (他10件)
【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...
❏低温高圧下のX線回折による圧力誘起相転移の研究(62540249)
【研究テーマ】固体物性
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1987
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10114563)
【キーワード】低温 / 高圧 / X線回折 / 相転移 / アモルファス半導体 (他6件)
【概要】1.低温高圧X線用クライオスタットの製作:ヘリウムガス駆動式の圧力可変のダイヤモンドアンビル型超高圧装置を組み込める液体ヘリウムクライオスタットを製作し, 温度10-300K, 圧力0-20GPaでのX線回折実験を行った. 2.低温高圧下のリンのX線回折実験:黒リンは圧力下で斜方晶から菱面体晶, そして, 単純立法晶に相転移する. 単純立法晶は超伝導を示すが, その転移温度は温度圧力平面上での加圧...
【数物系科学】地球惑星科学:高圧力X線回折を含む研究件
❏エントロピー力で駆動される高分子結晶の空隙への分子吸蔵(16K05521)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20424195)
【キーワード】高分子 / 液体 / 高圧力 / 溶融体 / 空隙 (他18件)
【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...
❏高分子の圧力誘起液液相転移の探索(24684032)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (20424195)
【キーワード】液体液体転移 / 高分子 / 高圧力 / 圧力誘起相転移 / 多孔性物質 (他14件)
【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、1...
❏液体金属・半導体の圧力誘起相転移の研究(16340110)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10114563)
【キーワード】液体 / 高圧力 / 相転移 / 構造 / 放射光 (他6件)
【概要】本研究は、液体の構造と電気的性質の圧力変化を、種々の結合をもつ液体金属・半導体について系統的に調べ、圧力誘起の相転移の様相が結晶とどのように違うのか、転移後の構造がどのように異なるのか、また転移に伴って物性がどのように変化するかを調べることを目的とし、高圧力下の実験を行った。 X線回折実験は、放射光とマルチアンビル型高圧力発生装置を用いてエネルギー分散法により行った.液体AgIにおいて加圧による構...
【数物系科学】地球惑星科学:放射光X線X線回折を含む研究件
❏その場構造解析とダイナミクス制御で実現する硬質ポリロタキサン材料の機能創成(20H02794)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)
【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比(包接率)が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...
❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)
【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...
❏極低温下でのX線、中性子蛋白質結晶解析のための結晶冷装置の研究開発(11558086)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】中迫 雅由 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 講師 (30227764)
【キーワード】蛋白質 / 放射線損傷 / 低温結晶解析 / 大型放射光 / 低温冷却 (他12件)
【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...
【数物系科学】地球惑星科学:ガラス転移X線回折を含む研究件
❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)
【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...
❏低温蒸着法による単純分子ガラスの創成とその熱力学・構造学的研究(22340119)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】山室 修 東京大学, 物性研究所, 准教授 (20200777)
【キーワード】熱容量 / エントロピー / X線回折 / 蒸着法 / ガラス転移 (他12件)
【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...
❏X線回折・非弾性散乱と粘弾性周波数解析による金属ガラス不均一構造の発達過程(21246094)
【研究テーマ】金属物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】松原 英一郎 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90173864)
【キーワード】拡散 / 相変態 / 状態図 / 金属ガラス / アモルファス構造 (他13件)
【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...
【数物系科学】地球惑星科学:マンガン酸化物X線回折を含む研究件
❏磁場誘起結晶構造相転移の研究(12640359)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)
【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...
❏放射光X線回折による層状ペロブスカイト型酸化物の電荷・スピン秩序化の研究(09440144)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】村上 洋一 高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60190899)
【キーワード】強相関電子系 / マンガン酸化物 / 電荷秩序 / 軌道秩序 / 放射光 (他9件)
【概要】高温超伝導や巨大磁気抵抗効果などの強相関電子系の研究を通して、"電子のもつ3つの内部自由度(電荷・スピン・軌道)の秩序状態とそれらの結合状態が、系の物性に決定的な影響を与える"という認識が広く受け入れられるようになってきた。本研究では、当初、層状ペロブスカイト型酸化物を対象として、その電荷・スピン秩序化の研究を行ってきた。ところが、研究の進行に伴い、電子のもう1つの自由度である軌道...
【数物系科学】地球惑星科学:中性子回折X線回折を含む研究件
❏新規サーモクロミック無機材料の開発と精密構造解析によるメカニズムの解明(24850009)
【研究テーマ】機能物質化学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2012-08-31 - 2014-03-31
【研究代表者】藤井 孝太郎 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (30635123)
【キーワード】金属酸化物 / X線回折 / 中性子回折 / 結晶構造解析 / 電子密度解析 (他6件)
【概要】本研究では、原子サイズに注目した構造設計により新規構造型に属する金属酸化物材料を開発することに成功した。放射光、中性子回折データに基づく結晶構造解析、および密度汎関数理論による電子密度の解析によって、その新しい結晶構造を明らかにした。得られた構造は、ペロブスカイト関連構造であることがわかり、既存のペロブスカイト関連構造とは大きく異なる構造的な特徴を持っていることが明らかとなった。 ...
❏中性子ビーム有効利用のための高圧下X線構造解析装置の開発(21840024)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任講師 (50541942)
【キーワード】高圧 / X線回折 / 中性子回折 / 高圧下X線回折
【概要】実験室において77K-500K,0-10GPaまでの温度圧力範囲でのX線回折実験が行える装置の開発を行った。また、広い開口角を持つダイアモンドアンビルセルを開発し、非常に広範囲の逆空間の高精度な測定が可能になった。 ...
❏極低温下でのX線、中性子蛋白質結晶解析のための結晶冷装置の研究開発(11558086)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】中迫 雅由 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 講師 (30227764)
【キーワード】蛋白質 / 放射線損傷 / 低温結晶解析 / 大型放射光 / 低温冷却 (他12件)
【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...
【数物系科学】地球惑星科学:放射光X線回折を含む研究件
❏共鳴X線回折による拡張磁気多極子秩序の研究(19H00661)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】田中 良和 国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学研究センター, 特別嘱託研究員 (90250109)
【キーワード】X線回折 / 強相関電子系 / 拡張多極子秩序 / 強相関系 / 放射光 (他6件)
【概要】狭義の多極子は一原子がもつ波動関数で表される.最近これを拡張した近接原子を含めたクラスター多極子や,軌道角運動量の異なる軌道から構成されるハイブリッド多極子などの拡張多極子が提唱されている.この背景には,マルチフェロイック物質に代表される交差相関による電気磁気応答,輸送現象,励起構造などの非自明な物理現象を統一的に理解しようと試みがある.このような交差相関においては、局所的な空間反転対称性と時間反...
❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)
【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...
❏レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いた内核・外核物質の密度測定(26800274)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】桑山 靖弘 愛媛大学, 地球深部ダイナミクス研究センター, 助教 (00554015)
【キーワード】核 / 密度 / 状態方程式 / 鉄 / 地球中心核 (他9件)
【概要】本研究では、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いて、固体及び液体鉄合金のX線回折測定、X線非弾性散乱測定、電気伝導度測定などを行い、これらの物質の高温高圧下での構造、密度、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導度を決定した。得られた密度、弾性波速度測定の結果によると、外核には約8%の軽元素が含まれていることが分かった。また、得られた電気伝導度および熱伝導度から、地球の核はこれまで考えられていたよりも...
【数物系科学】地球惑星科学:相転移X線回折を含む研究件
❏衝撃波によるナノ構造物質の形成(19360322)
【研究テーマ】材料加工・処理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】JUODKAZIS Saulius 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (80332823)
【キーワード】相転移 / レーザーナノ / マイクロ加工 / サファイア / シリカガラス(アモルファス・結晶性) (他10件)
【概要】本年度も引き続き、フェムト秒レーザーパルスをサファイアなどの固体結晶内部に集光照射することで生じるマイクロ衝撃波によって形成される細孔及びその周囲の結晶構造変化の形成メカニズムに関する研究を行った。解析する試料として、これまでの行った研究と比較して改質領域の大きい細孔構造を基板全体に作製し、直径数10μmサイズの円筒形状の改質部位をサンプル全体に1.5-2.5μm間隔で得た。これらの作製した改質領...
❏液体金属・半導体の圧力誘起相転移の研究(16340110)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10114563)
【キーワード】液体 / 高圧力 / 相転移 / 構造 / 放射光 (他6件)
【概要】本研究は、液体の構造と電気的性質の圧力変化を、種々の結合をもつ液体金属・半導体について系統的に調べ、圧力誘起の相転移の様相が結晶とどのように違うのか、転移後の構造がどのように異なるのか、また転移に伴って物性がどのように変化するかを調べることを目的とし、高圧力下の実験を行った。 X線回折実験は、放射光とマルチアンビル型高圧力発生装置を用いてエネルギー分散法により行った.液体AgIにおいて加圧による構...
❏有機結晶のダイナミック構造の解析(04303010)
【研究テーマ】結晶学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】岩崎 不二子 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (10017329)
【キーワード】有機結晶 / 固相反応 / 相転移 / 迅速X線回析装置 / 包接化合物 (他10件)
【概要】本総合研究は平成4・5年の2年間にわたり行われた。平成4年10月及び平成5年12月に東京において研究発表会を開催した。5課題についてX線回析、固体NMR、熱測定、誘電緩和、ESR、光分光など種々の研究手段を用いて総合的に研究し、有機結晶中の分子の相転移機構、分子の協同的動的挙動、固相反応のメカニズムなど、原子レベルのミクロな構造化学に立脚したダイナミクスについて多くの研究成果が得られた。 1.固相...
【数物系科学】地球惑星科学:高圧X線回折を含む研究件
❏中性子ビーム有効利用のための高圧下X線構造解析装置の開発(21840024)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任講師 (50541942)
【キーワード】高圧 / X線回折 / 中性子回折 / 高圧下X線回折
【概要】実験室において77K-500K,0-10GPaまでの温度圧力範囲でのX線回折実験が行える装置の開発を行った。また、広い開口角を持つダイアモンドアンビルセルを開発し、非常に広範囲の逆空間の高精度な測定が可能になった。 ...
❏クエンチされた高圧相からのアモルファス化の研究(04640352)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10114563)
【キーワード】相転移 / 放射光 / 化合物半導体 / 超高圧 / アモルファス化 (他10件)
【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...
❏低温高圧下のX線回折による圧力誘起相転移の研究(62540249)
【研究テーマ】固体物性
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1987
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10114563)
【キーワード】低温 / 高圧 / X線回折 / 相転移 / アモルファス半導体 (他6件)
【概要】1.低温高圧X線用クライオスタットの製作:ヘリウムガス駆動式の圧力可変のダイヤモンドアンビル型超高圧装置を組み込める液体ヘリウムクライオスタットを製作し, 温度10-300K, 圧力0-20GPaでのX線回折実験を行った. 2.低温高圧下のリンのX線回折実験:黒リンは圧力下で斜方晶から菱面体晶, そして, 単純立法晶に相転移する. 単純立法晶は超伝導を示すが, その転移温度は温度圧力平面上での加圧...
【数物系科学】天文学:超伝導X線回折を含む研究件
❏高温超伝導セラミックスと金属の液相拡散接合(06452333)
【研究テーマ】材料加工・処理
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)
【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...
❏高温超伝導セラミックスの拡散接合(04452285)
【研究テーマ】溶接工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)
【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...
❏低温高圧下のX線回折による圧力誘起相転移の研究(62540249)
【研究テーマ】固体物性
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1987
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10114563)
【キーワード】低温 / 高圧 / X線回折 / 相転移 / アモルファス半導体 (他6件)
【概要】1.低温高圧X線用クライオスタットの製作:ヘリウムガス駆動式の圧力可変のダイヤモンドアンビル型超高圧装置を組み込める液体ヘリウムクライオスタットを製作し, 温度10-300K, 圧力0-20GPaでのX線回折実験を行った. 2.低温高圧下のリンのX線回折実験:黒リンは圧力下で斜方晶から菱面体晶, そして, 単純立法晶に相転移する. 単純立法晶は超伝導を示すが, その転移温度は温度圧力平面上での加圧...
【数物系科学】天文学:磁場X線回折を含む研究件
❏スピン操作分子立体配置制御と磁場誘起現象(16H04009)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松田 康弘 東京大学, 物性研究所, 准教授 (10292757)
【キーワード】分子性結晶 / スピン / 構造相転移 / 磁場 / スピン格子結合 (他15件)
【概要】固体酸素の磁場ー温度(B-T)相図を決定した。これまで未解明であった、αーβ、βーγ相境界は磁気熱量効果によって初めて決定できた。さらに、強磁場θ相と、γ相、β相の三重点も決定した。また、ファイバーブラッググレーティングを用いて磁歪測定手法を開発し、LaCoO3のスピン状態転移を磁場誘起構造相転移として初めて観測した。この手法はカゴメ格子の1つであるボルボサイトにも適用した。有機スピンラダー物質の...
❏分子鎖の直接観察による天然セルロ-スおよびその誘導体の構造解析(63440013)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1988 - 1991
【研究代表者】岡野 健 東京大学, 農学部, 教授 (30011927)
【キーワード】セルロ-ス結晶 / 電子線回折 / X線回折 / バロニア / ラミ- (他19件)
【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...
【数物系科学】天文学:化学物理X線回折を含む研究件
❏エントロピー力で駆動される高分子結晶の空隙への分子吸蔵(16K05521)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20424195)
【キーワード】高分子 / 液体 / 高圧力 / 溶融体 / 空隙 (他18件)
【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...
❏高分子の圧力誘起液液相転移の探索(24684032)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (20424195)
【キーワード】液体液体転移 / 高分子 / 高圧力 / 圧力誘起相転移 / 多孔性物質 (他14件)
【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、1...
❏低温蒸着法による単純分子ガラスの創成とその熱力学・構造学的研究(22340119)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】山室 修 東京大学, 物性研究所, 准教授 (20200777)
【キーワード】熱容量 / エントロピー / X線回折 / 蒸着法 / ガラス転移 (他12件)
【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...
【数物系科学】天文学:X線分光X線回折を含む研究件
❏シングルショット超強磁場X線計測によるスピン格子結合の解明(20K20521)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】松田 康弘 東京大学, 物性研究所, 教授 (10292757)
【キーワード】強磁場 / 自由電子レーザー / シングルショット / X線 / XFEL (他7件)
【概要】X線は物質の構造や電子状態を微視的に明らかにする優れたプローブであり、磁場中で起こる様々な量子現象を理解するために、強磁場環境下でのX線実験技術 の開発は興味深く重要である。世界的に放射光X線とパルス強磁場を組み合わせて40テスラの実験が可能となっているが、現状の技術の延長では磁場の上限は50 テスラ程度にとどまる。マイクロ秒の超高速磁場を用いれば100テスラ以上の超強磁場X線実験が可能となるが、...
❏多重双晶粒子を核とするナノ・ミセルの構造と物性(08459007)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】井野 正三 宇都宮大学, 工学部, 教授 (70005867)
【キーワード】金粒子 / 真空蒸着 / 多重双晶粒子(MTP) / MTPミセル / 有機金属ミセル (他16件)
【概要】我々は先ず、多重双晶粒子(MTP)を成長させるための真空装置を作製した。これを用いて、球形のガラス容器を350°Cに加熱し、この表面に最初にNaClを1500A蒸着した。この表面にさらにAu(〜100A)とNaCl(〜1000A)を交互に蒸着し、NaCl蒸着膜中に埋め込まれたAu粒子を作製した。この容器にチオール水溶液(今回はメルカプトプロピオン酸を使用、濃度は10^<13>mol/1...
【化学】材料化学:薄膜化X線回折を含む研究件
❏その場構造解析とダイナミクス制御で実現する硬質ポリロタキサン材料の機能創成(20H02794)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)
【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比(包接率)が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...
❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)
【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...
【化学】材料化学:ポリロタキサンガラスX線回折を含む研究件
❏その場構造解析とダイナミクス制御で実現する硬質ポリロタキサン材料の機能創成(20H02794)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)
【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比(包接率)が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...
❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)
【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...
【化学】複合化学:シクロデキストリンX線回折を含む研究件
❏その場構造解析とダイナミクス制御で実現する硬質ポリロタキサン材料の機能創成(20H02794)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)
【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比(包接率)が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...
❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)
【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...
【化学】複合化学:高分子構造・物性X線回折を含む研究件
❏エントロピー力で駆動される高分子結晶の空隙への分子吸蔵(16K05521)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20424195)
【キーワード】高分子 / 液体 / 高圧力 / 溶融体 / 空隙 (他18件)
【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...
❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)
【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...
【化学】複合化学:高分子X線回折を含む研究件
❏エントロピー力で駆動される高分子結晶の空隙への分子吸蔵(16K05521)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20424195)
【キーワード】高分子 / 液体 / 高圧力 / 溶融体 / 空隙 (他18件)
【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...
❏高分子の圧力誘起液液相転移の探索(24684032)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (20424195)
【キーワード】液体液体転移 / 高分子 / 高圧力 / 圧力誘起相転移 / 多孔性物質 (他14件)
【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、1...
【生物学】基礎生物学:結晶構造解析X線回折を含む研究件
❏新規サーモクロミック無機材料の開発と精密構造解析によるメカニズムの解明(24850009)
【研究テーマ】機能物質化学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2012-08-31 - 2014-03-31
【研究代表者】藤井 孝太郎 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (30635123)
【キーワード】金属酸化物 / X線回折 / 中性子回折 / 結晶構造解析 / 電子密度解析 (他6件)
【概要】本研究では、原子サイズに注目した構造設計により新規構造型に属する金属酸化物材料を開発することに成功した。放射光、中性子回折データに基づく結晶構造解析、および密度汎関数理論による電子密度の解析によって、その新しい結晶構造を明らかにした。得られた構造は、ペロブスカイト関連構造であることがわかり、既存のペロブスカイト関連構造とは大きく異なる構造的な特徴を持っていることが明らかとなった。 ...
❏超分子複合体のための高精度X線回析強度測定法の開発(06558102)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】月原 冨武 (月原 富武) 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (00032277)
【キーワード】生体超分子複合体 / 結晶構造解析 / X線回析 / 蛋白質 / X線回折 (他9件)
【概要】生体超分子複合体の結晶はその単位格子が通常のタンパク質に比べて、1桁ないし2桁大きいために、回析強度データ収集にさまざまな問題点が生じてくる。この研究では、大きな格子定数を持つ生体超分子複合体結晶の回析強度データ収集法を確立するために研究を行った。 格子定数が大きくなることによって生じる問題は、回析斑点間の距離が狭くなり、その分離が困難になることと、回析強度が弱くなるために精密な強度データを得るこ...
【総合理工】応用物理学:反強誘電性液晶X線回折を含む研究件
❏スメクティック液晶における反強誘電相出現の原因解明と高速表示素子への応用(04452089)
【研究テーマ】応用物性
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】竹添 秀男 東京工業大学, 工学部, 教授 (10108194)
【キーワード】反強誘電性液晶 / スメクティック液晶 / 表示素子 / X線回折 / コノスコープ像 (他6件)
【概要】スメクティック液晶における反強誘電性出現の原因を明らかにするため、主に2つの方法で実験を行った。第1は反強誘電性を示すさまざまな液晶の混合物の相図を作ることによって反強誘電性の強度を議論した。第2はX線回折によってスメクティック層構造の秩序度を求め、強誘電相と反強誘電相の層構造の違いから反強誘電性の出現原因を微視的な視点から考察した。 まず、反強誘電性液晶にしばしば現れる副次相の同定のためにコノス...
❏強誘電性液晶構造の解明と界面により制御(01460073)
【研究テーマ】応用物性
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1989 - 1990
【研究代表者】福田 敦夫 東京工業大学, 工学部, 教授 (10013484)
【キーワード】強誘電性液晶 / キラルスメクティックC / 反強誘電性液晶 / 電界誘起相転移 / 3安定状態間スイッチング (他9件)
【概要】強誘電性および反強誘電性液晶におけるスイッチング機構の解明が目的である。主要設備として購入したPSPCシステムおよび温度制御オ-ブンを調整・稼働させ、電界を印加しながらX線回折実験を再現性よく行なえるようにした.偏光顕微鏡観察も併用して配向べクトルおよび層構造の解析を行なった. (1)ナフタリン系の混合液晶において,層の「く」の字変形は層間隔の変化に起因することを定量的に確認し、質温で変形が回避さ...
【総合理工】応用物理学:ボリロタキサンX線回折を含む研究件
❏その場構造解析とダイナミクス制御で実現する硬質ポリロタキサン材料の機能創成(20H02794)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)
【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比(包接率)が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...
❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)
【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...
【工学】材料工学:X線異常散乱X線回折を含む研究件
❏3次元準結晶合金のX線構造解析(03452244)
【研究テーマ】金属物性
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1991 - 1992
【研究代表者】七尾 進 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (60013231)
【キーワード】準結晶合金 / 3次元準結晶 / QCICモデル / F型準結晶 / X線回折 (他10件)
【概要】3次元準結晶はMackay型準結晶と菱形30面体準結晶に大別される。前者は、本研究グループが提案したQCIC(Quasiperiodic Configuration of Icosahedral Clusters)モデルにおいて示されたように、12個のMnと32個のAlから構成されるクラスター、後者は菱形30面体のクラスター、といずれも正20面体対称の原子集団を準周期的に配置したものであることが定...
❏X線異常散乱を用いた半導体超格子構造の研究(01550505)
【研究テーマ】金属物性
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1989
【研究代表者】七尾 進 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (60013231)
【キーワード】半導体超格子 / 界面 / X線回折 / X線異常散乱 / ガリウム・ヒソ@アルミニウム・ヒソ (他7件)
【概要】MBE法により、(GaAs6層/AlAs2層)120周期の超格子結晶試料を、AlAs/GaAs界面で60秒、GaAs/AlAs界面で30秒の成長中断時間を入れたものおよび全く入れないものの2種類作成した。 これらの試料について、高エネルギ-研究所放射光施設の精密4軸X線回析測定装置を用いて、構成元素のGa、Asの吸収端の近傍のX線数ヵ所で、GaAsの(200)および(400)近傍に現われるX線超格...
【工学】材料工学:拡散接合X線回折を含む研究件
❏高温超伝導セラミックスと金属の液相拡散接合(06452333)
【研究テーマ】材料加工・処理
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)
【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...
❏高温超伝導セラミックスの拡散接合(04452285)
【研究テーマ】溶接工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)
【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...
【工学】材料工学:臨界温度(T_C)X線回折を含む研究件
❏高温超伝導セラミックスと金属の液相拡散接合(06452333)
【研究テーマ】材料加工・処理
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)
【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...
❏高温超伝導セラミックスの拡散接合(04452285)
【研究テーマ】溶接工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)
【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...
【工学】材料工学:インサート材X線回折を含む研究件
❏高温超伝導セラミックスと金属の液相拡散接合(06452333)
【研究テーマ】材料加工・処理
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)
【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...
❏高温超伝導セラミックスの拡散接合(04452285)
【研究テーマ】溶接工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)
【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...
【工学】材料工学:示差熱分析X線回折を含む研究件
❏高温超伝導セラミックスと金属の液相拡散接合(06452333)
【研究テーマ】材料加工・処理
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)
【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...
❏高温超伝導セラミックスの拡散接合(04452285)
【研究テーマ】溶接工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)
【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...
【工学】電気電子工学:パルスX線X線回折を含む研究件
❏フォノン-フォノン相互作用に関する研究(19360028)
【研究テーマ】応用光学・量子光工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】弘中 陽一郎 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)
【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)
【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...
❏ピコ秒時間分解X線回折による構造相転移のダイナミクス解析(13450265)
【研究テーマ】無機材料・物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】近藤 建一 東京工業大学, 応用セラミックス研究所, 教授 (50111670)
【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)
【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...
【工学】電気電子工学:強誘電性液晶X線回折を含む研究件
❏強誘電性液晶構造の解明と界面により制御(01460073)
【研究テーマ】応用物性
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1989 - 1990
【研究代表者】福田 敦夫 東京工業大学, 工学部, 教授 (10013484)
【キーワード】強誘電性液晶 / キラルスメクティックC / 反強誘電性液晶 / 電界誘起相転移 / 3安定状態間スイッチング (他9件)
【概要】強誘電性および反強誘電性液晶におけるスイッチング機構の解明が目的である。主要設備として購入したPSPCシステムおよび温度制御オ-ブンを調整・稼働させ、電界を印加しながらX線回折実験を再現性よく行なえるようにした.偏光顕微鏡観察も併用して配向べクトルおよび層構造の解析を行なった. (1)ナフタリン系の混合液晶において,層の「く」の字変形は層間隔の変化に起因することを定量的に確認し、質温で変形が回避さ...
❏スメクチックA液晶における電傾効果の基礎的研究と高速光モジュレ-タ-への応用(63550227)
【研究テーマ】電子材料工学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1988 - 1989
【研究代表者】竹添 秀男 東京工業大学, 工学部, 助教授 (10108194)
【キーワード】強誘電性液晶 / 電傾効果 / スメクチックA相 / 電気光学効果 / X線回析 (他8件)
【概要】第1年目の研究結果の1として、電場を印加し電傾効果を生じさせると分子の傾き角ばかりではなく、層の変形も誘起されていることを示唆するデ-タが得られた。当該年度はこのことを明らかにする実験を行った。 1.層がガラス界面と垂直になるように表面処理したセルを組み、透過のジオメトリ-でX線回折実験を行った。分子軸の傾きが誘起されることによって層間隔が変化するが、その変化はそれほど大きくないので、電場無印加時...
【工学】電気電子工学:ペロブスカイトX線回折を含む研究件
❏放射光X線回折による層状ペロブスカイト型酸化物の電荷・スピン秩序化の研究(09440144)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】村上 洋一 高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (60190899)
【キーワード】強相関電子系 / マンガン酸化物 / 電荷秩序 / 軌道秩序 / 放射光 (他9件)
【概要】高温超伝導や巨大磁気抵抗効果などの強相関電子系の研究を通して、"電子のもつ3つの内部自由度(電荷・スピン・軌道)の秩序状態とそれらの結合状態が、系の物性に決定的な影響を与える"という認識が広く受け入れられるようになってきた。本研究では、当初、層状ペロブスカイト型酸化物を対象として、その電荷・スピン秩序化の研究を行ってきた。ところが、研究の進行に伴い、電子のもう1つの自由度である軌道...
❏磁場誘起結晶相転移の研究(08640468)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】希工類金属 / X線回折 / 磁気相転移 / 磁気相図 / 格子変調 (他12件)
【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...
【工学】電気電子工学:電気光学効果X線回折を含む研究件
❏原子層レベルで制御された量子マイクロ構造に基づく高度機能光制御材料とその応用(03402031)
【研究テーマ】電子材料工学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1991 - 1993
【研究代表者】多田 邦雄 東京大学, 工学部, 教授 (00010710)
【キーワード】結合量子井戸 / 放物線量子井戸 / 有効質量依存幅量子井戸 / 伸張歪み量子井戸 / 量子閉じ込めシュタルク効果 (他28件)
【概要】1.結合量子井戸の電気光学特性:薄い障壁を介して結合した二つの量子井戸からなるシステムにおける光電界吸収効果を研究し,光変調に有用な偏光特性が現れることを理論と実験の両面から明らかにした.また,結合量子井戸を利用したSEED光双安定素子を試作し,従来になく広い動作波長範囲(約15nm)と低いバイアス電圧(2V)を得ることに成功した.2.放物線量子井戸を用いた偏光無依存光変調:量子井戸を用いた光変調...
❏スメクチックA液晶における電傾効果の基礎的研究と高速光モジュレ-タ-への応用(63550227)
【研究テーマ】電子材料工学
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1988 - 1989
【研究代表者】竹添 秀男 東京工業大学, 工学部, 助教授 (10108194)
【キーワード】強誘電性液晶 / 電傾効果 / スメクチックA相 / 電気光学効果 / X線回析 (他8件)
【概要】第1年目の研究結果の1として、電場を印加し電傾効果を生じさせると分子の傾き角ばかりではなく、層の変形も誘起されていることを示唆するデ-タが得られた。当該年度はこのことを明らかにする実験を行った。 1.層がガラス界面と垂直になるように表面処理したセルを組み、透過のジオメトリ-でX線回折実験を行った。分子軸の傾きが誘起されることによって層間隔が変化するが、その変化はそれほど大きくないので、電場無印加時...
【工学】電気電子工学:臨界電流密度(J_C)X線回折を含む研究件
❏高温超伝導セラミックスと金属の液相拡散接合(06452333)
【研究テーマ】材料加工・処理
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)
【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...
❏高温超伝導セラミックスの拡散接合(04452285)
【研究テーマ】溶接工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)
【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...
【工学】構造・機能材料:単結晶X線回折を含む研究件
❏金属ナトリウムフラックス法による窒化ガリウム単結晶の低温育成(09555274)
【研究テーマ】無機工業化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】山根 久典 東北大学, 素材工学研究所, 助教授 (20191364)
【キーワード】窒化ガリウム / 単結晶 / フラックス成長 / 結晶成長 / 結晶構造 (他14件)
【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...
❏分子鎖の直接観察による天然セルロ-スおよびその誘導体の構造解析(63440013)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1988 - 1991
【研究代表者】岡野 健 東京大学, 農学部, 教授 (30011927)
【キーワード】セルロ-ス結晶 / 電子線回折 / X線回折 / バロニア / ラミ- (他19件)
【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...
【工学】総合工学:フェムト秒レーザーX線回折を含む研究件
❏フォノン-フォノン相互作用に関する研究(19360028)
【研究テーマ】応用光学・量子光工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】弘中 陽一郎 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 特任研究員 (20293061)
【キーワード】光学フォノン / 時間分解計測 / x線回折 / フェムト秒レーザー / フェムト秒 (他12件)
【概要】本研究では、フェムト秒のパルスX線源をもちいて、結晶中のフォノンを時間分解X線回折法を用いて測定することによって、ラマン散乱や中性子散乱などの非弾性散乱法と異なり、格子のダイナミクスの、より直接的な構造的解釈が可能になった。パルスX線源を新たに改良し、3次元的なフォノンの緩和状態を計測するための手法を考案し、フォノン計測としてのx線回折法の予備実験にも成功した。 ...
❏ピコ秒時間分解X線回折による構造相転移のダイナミクス解析(13450265)
【研究テーマ】無機材料・物性
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】近藤 建一 東京工業大学, 応用セラミックス研究所, 教授 (50111670)
【キーワード】時間分解X線回折 / フェムト秒レーザー / パルスX線 / ポンプ・プローブ法 / ダイナミクス (他13件)
【概要】本研究では、フェムト秒ハイパワーレーザーを用いたポンプ・プローブ型ピコ秒時間分解パルスX線回折法を幾つかの温度・圧力誘起相転移物質に応用し、その相転移過程の結晶ひずみ変化と結晶構造変化をピコ秒時間分解で追跡することにより、結晶構造相転移のダイナミクスに対して新しい知見を加え、相転移モデルの構築を試みることを目的として研究を行った。フェムト秒レーザー光を真空チャンバー内で銅円盤に集光してX線を発生さ...
【工学】総合工学:界面X線回折を含む研究件
❏その場構造解析とダイナミクス制御で実現する硬質ポリロタキサン材料の機能創成(20H02794)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)
【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比(包接率)が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...
❏X線異常散乱を用いた半導体超格子構造の研究(01550505)
【研究テーマ】金属物性
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1989
【研究代表者】七尾 進 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (60013231)
【キーワード】半導体超格子 / 界面 / X線回折 / X線異常散乱 / ガリウム・ヒソ@アルミニウム・ヒソ (他7件)
【概要】MBE法により、(GaAs6層/AlAs2層)120周期の超格子結晶試料を、AlAs/GaAs界面で60秒、GaAs/AlAs界面で30秒の成長中断時間を入れたものおよび全く入れないものの2種類作成した。 これらの試料について、高エネルギ-研究所放射光施設の精密4軸X線回析測定装置を用いて、構成元素のGa、Asの吸収端の近傍のX線数ヵ所で、GaAsの(200)および(400)近傍に現われるX線超格...
【工学】総合工学:液体X線回折を含む研究件
❏エントロピー力で駆動される高分子結晶の空隙への分子吸蔵(16K05521)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20424195)
【キーワード】高分子 / 液体 / 高圧力 / 溶融体 / 空隙 (他18件)
【概要】高分子P4MP1 [isotactic poly(4-methyl-1- pentene)]は、日本の企業がシェアを占める高分子(ポリオレフィン)の一種で、近年では食品ラップや容器の材料としても目にする機会が多い。我々は、このP4MP1を加熱して融かした状態が、多孔性液体としての特性を示すことを見出した。加圧に際し、溶融高分子中の空隙は収縮するが、減圧に伴い元に戻る。これは既存の"多孔性液...
❏高分子の圧力誘起液液相転移の探索(24684032)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (20424195)
【キーワード】液体液体転移 / 高分子 / 高圧力 / 圧力誘起相転移 / 多孔性物質 (他14件)
【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、1...
❏液体金属・半導体の圧力誘起相転移の研究(16340110)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10114563)
【キーワード】液体 / 高圧力 / 相転移 / 構造 / 放射光 (他6件)
【概要】本研究は、液体の構造と電気的性質の圧力変化を、種々の結合をもつ液体金属・半導体について系統的に調べ、圧力誘起の相転移の様相が結晶とどのように違うのか、転移後の構造がどのように異なるのか、また転移に伴って物性がどのように変化するかを調べることを目的とし、高圧力下の実験を行った。 X線回折実験は、放射光とマルチアンビル型高圧力発生装置を用いてエネルギー分散法により行った.液体AgIにおいて加圧による構...
【工学】総合工学:セラミクスX線回折を含む研究件
❏高温超伝導セラミックスと金属の液相拡散接合(06452333)
【研究テーマ】材料加工・処理
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(T_C) (他11件)
【概要】酸化物系超伝導材料の実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では臨界温度T_Cが90K級のYBa_2Cu_3O_<7-X>系超伝導材料について、まず酸化銀添加の焼結性及び超伝導特性への影響を調べるため、焼結体の臨界温度Tc・臨界電流密度Jcの測定、及び密度変化・組織観察及びX線回折試験等を行った。つぎに超伝...
❏高温超伝導セラミックスの拡散接合(04452285)
【研究テーマ】溶接工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】鈴村 暁男 東京工業大学, 工学部, 教授 (80114875)
【キーワード】超伝導 / セラミックス / 拡散接合 / インサート材 / 臨界温度(Tc) (他10件)
【概要】酸化物系超伝導材料のうち臨界温度Tcが90K級のY-Ba-Cu-O系超伝導材料は、最も一般的であり実用化が期待されている。実用化に際しては、材料の成形加工及び接合技術が不可欠であるが、接合技術についてはこれまでほとんど報告されていない。本研究では、まずセラミック高温超伝導体を作製し、得られた超伝導体同士の拡散接合を行った。接合継手に対し、せん断強度試験・組織観察及びX線回折試験等を行った。また示差...
【工学】総合工学:ダイナミクスX線回折を含む研究件
❏その場構造解析とダイナミクス制御で実現する硬質ポリロタキサン材料の機能創成(20H02794)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサンガラス / 放射光X線ナノビーム / バルジ試験 / 構造物性相関 / 接着 (他21件)
【概要】ポリロタキサンガラスを気体分離膜として用いるために、適切なアシル置換基を環状成分に導入したポリロタキサンの溶媒キャストによって、厚み10μm程度の薄膜化に成功した。そこで、環状成分と軸高分子の比(包接率)が異なる種々のアシル化ポリロタキサンを合成し、気体分離性能と薄膜の力学物性を評価した。包接率が下がり軸高分子の割合が大きくなるにつれて、窒素に対するCO2の透過性が上昇し、30倍程度の高い選択性を...
❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)
【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...
❏X線を用いるエアロゾル液滴のミクロ構造解析装置の開発とその応用(26288073)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山口 敏男 福岡大学, 理学部, 教授 (70158111)
【キーワード】エアロゾル / 溶液構造 / X線回折 / レーザー捕捉法 / 水和イオン (他18件)
【概要】レーザー光(532 nm)を対物レンズの焦点位置で空中静止させた数十ミクロンサイズのエアロゾル液滴に、シンクロトロン放射光を照射するX線回折装置を開発した。X線回折実験から得られた一次元の構造因子を用いて二体ポテンシャルを修正するEPSR(Empirical Potential Structure Refinement)モデリングにより、硫酸アンモニウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグ...
【工学】総合工学:希土類金属X線回折を含む研究件
❏磁場誘起結晶構造相転移の研究(12640359)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】遍歴電子磁性 / 磁気相転移 / 磁気相図 / X線回折 / 磁気弾性効果 (他13件)
【概要】主として遍歴電子メタ磁性体の磁気弾性効果を磁場中X線回折および磁化測定によって調べ、我々の研究室において過去に行われた局在電子系の物質(希土類金属)に対する実験の結果と比較して、遍歴電子系特有の磁気弾性効果を調べた: 1,ラーベス相化合物Lu(CoGa)_2系は典型的な遍歴電子系でメタ磁性転移を示す物質として知られているが、この系の磁気体積効果を調べた。化合物が自発磁化を持ち始める組成領域では、結...
❏磁場誘起結晶相転移の研究(08640468)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】田島 圭介 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70004439)
【キーワード】希工類金属 / X線回折 / 磁気相転移 / 磁気相図 / 格子変調 (他12件)
【概要】磁場誘起結晶相転移を引き起こす様々な物質のうち、まず希土類金属をとりあげ、Dy,Ho及びErの磁場誘起相転移を調べた。 (1) Dyのヘリカル領域のc軸格子定数の磁場依存を測定し、ヘリックスからファン磁気構造への転移を調べた。その結果、低温側ではc軸格子定数が不連続、即ち1次相転移であるのに対し、ネール温度近傍では2次相転移に変化することがわかった。また、ヘリカル領域では結晶格子の変調構造が見いだ...
【工学】総合工学:構造解析X線回折を含む研究件
❏高耐衝撃性とガラス転移ダイナミクスの精密設計を実現するポリロタキサンガラスの創成(16H06050)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】加藤 和明 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (80570069)
【キーワード】ポリロタキサン / ガラス転移 / シクロデキストリン / 幾何学的拘束 / X線散乱 (他27件)
【概要】高分子と環状分子が幾何学的に拘束されたポリロタキサンのみからなる新規硬質材料「ポリロタキサンガラス」について、様々な誘導体からなる材料物性の系統的な研究を行った。その結果、1)環状成分の運動が凍結したガラス状態にも残っている主鎖高分子の大運動、2)力学的タフネスを生み出す主鎖高分子と環状成分の伸長誘起相分離、3)各成分間の幾何学的拘束によるガラス転移の大幅な遅延とその分子設計による制御、4)ガラス...
❏高分子の圧力誘起液液相転移の探索(24684032)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (20424195)
【キーワード】液体液体転移 / 高分子 / 高圧力 / 圧力誘起相転移 / 多孔性物質 (他14件)
【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、1...
❏X線回折・非弾性散乱と粘弾性周波数解析による金属ガラス不均一構造の発達過程(21246094)
【研究テーマ】金属物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】松原 英一郎 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90173864)
【キーワード】拡散 / 相変態 / 状態図 / 金属ガラス / アモルファス構造 (他13件)
【概要】アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、特徴的な3種類の基本構造 [P(アモルファス相から晶出する結晶相の構造に似た原子配列を示す多面体) 、I(金属のガラス相を安定化させる充填原子配列を示す20面体的多面体)、W(I、P 以外の原子配列を示す多面体)] に分割し、系統的に調べ整理する「基本構造(P、I、W)の概念」によって、ガラス相の構造安定化の機構、緩和、ガラス転移、粘性(フラ...
【農学】生産環境農学:結晶構造X線回折を含む研究件
❏金属ナトリウムフラックス法による窒化ガリウム単結晶の低温育成(09555274)
【研究テーマ】無機工業化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】山根 久典 東北大学, 素材工学研究所, 助教授 (20191364)
【キーワード】窒化ガリウム / 単結晶 / フラックス成長 / 結晶成長 / 結晶構造 (他14件)
【概要】NaN_3とフラックスの金属ナトリウムおよびガリウムをステンレススチールチューブ内に封入し,650-840℃で72-300時間加熱することにより,六方晶ウルツ型構造の窒化ガリウムの単結晶を作製した.840℃では24時間以内に窒化ガリウムの生成反応が終了した.これより低温では,ガリウム-ナトリウム系の金属間化合物が得られ,この上を窒化ガリウムの層が覆っていた.これらの条件では,窒化ガリウムの生成によ...
❏分子鎖の直接観察による天然セルロ-スおよびその誘導体の構造解析(63440013)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】一般研究(A)
【研究期間】1988 - 1991
【研究代表者】岡野 健 東京大学, 農学部, 教授 (30011927)
【キーワード】セルロ-ス結晶 / 電子線回折 / X線回折 / バロニア / ラミ- (他19件)
【概要】4年間の研究成果を以下にまとめる。 (1)NMRスペクトルによって大別されたバクテリア・バロニア型セルロ-スとコットン・ラミ-型セルロ-スは、それぞれ3斜晶系と単斜晶系のミックス、単斜晶系であることを電子線回折によって明らかにした。 (2)3斜晶系の単位胞は1本のセルロ-ス鎖で構成されていることを初めて示した。従って、セルロ-スIは平行鎖構造であり、バロニアは大単位胞ではないことになり、Honjo...
【医歯薬学】薬学:タンパク質X線回折を含む研究件
❏極低温下でのX線、中性子蛋白質結晶解析のための結晶冷装置の研究開発(11558086)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】中迫 雅由 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 講師 (30227764)
【キーワード】蛋白質 / 放射線損傷 / 低温結晶解析 / 大型放射光 / 低温冷却 (他12件)
【概要】大強度X線の利用が可能な大型放射光ビームラインでは、100Kにおいてさえ放射線損傷が生じることが明らかとなってきた。この現象は、10^<12>〜10^<13>photon/秒にもおよぶ大強度X線によってガラス状に凍結された水が部分的に溶解し、発生したラジカルが拡散している可能性を強く示唆するものであった。この現象に立ち向かうには更に低い温度での回折実験が有効であることが低温...
❏超分子複合体のための高精度X線回析強度測定法の開発(06558102)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1994 - 1996
【研究代表者】月原 冨武 (月原 富武) 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (00032277)
【キーワード】生体超分子複合体 / 結晶構造解析 / X線回析 / 蛋白質 / X線回折 (他9件)
【概要】生体超分子複合体の結晶はその単位格子が通常のタンパク質に比べて、1桁ないし2桁大きいために、回析強度データ収集にさまざまな問題点が生じてくる。この研究では、大きな格子定数を持つ生体超分子複合体結晶の回析強度データ収集法を確立するために研究を行った。 格子定数が大きくなることによって生じる問題は、回析斑点間の距離が狭くなり、その分離が困難になることと、回析強度が弱くなるために精密な強度データを得るこ...
【医歯薬学】看護学:構造X線回折を含む研究件
❏拡張ナノ空間溶液のX線構造解析法の創成(15K13264)
【研究テーマ】ナノ構造化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】馬渡 和真 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (60415974)
【キーワード】マイクロ化学チップ / 拡張ナノ空間 / 溶液物性 / X線構造解析 / 拡張ナノ流路 (他9件)
【概要】数100nmの空間の水の物性はバルクとは異なることがわかり、非常に注目を集めている。そこで本研究では、この空間の水の構造を明らかにするために、X線構造解析法を創成することを目的とした。その結果、極微小空間であり測定が極めて困難なこの空間ではじめて信号を得ることに成功した。今後、この空間の液体構造を解析することで、物性発現の機構が明らかになると期待される。 ...
❏低温蒸着法による単純分子ガラスの創成とその熱力学・構造学的研究(22340119)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】山室 修 東京大学, 物性研究所, 准教授 (20200777)
【キーワード】熱容量 / エントロピー / X線回折 / 蒸着法 / ガラス転移 (他12件)
【概要】低温蒸着実験を可能にするため、研究室既設の断熱型熱量計とX線回折用装置の改造および精密蒸着ラインの製作を行った。過去に熱容量が測られた分子ガラスの中で最も単純な構造をもつ四塩化炭素、プロペン、プロパンの熱容量を測定し、顕著な低温過剰熱容量とガラス転移を観測した。同試料の中性子非弾性散乱から、低温過剰熱容量がアモルファス特有のボゾンピークによることを示した。水、メタノール、1-ペンテンの蒸着ガラスの...
❏液体金属・半導体の圧力誘起相転移の研究(16340110)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10114563)
【キーワード】液体 / 高圧力 / 相転移 / 構造 / 放射光 (他6件)
【概要】本研究は、液体の構造と電気的性質の圧力変化を、種々の結合をもつ液体金属・半導体について系統的に調べ、圧力誘起の相転移の様相が結晶とどのように違うのか、転移後の構造がどのように異なるのか、また転移に伴って物性がどのように変化するかを調べることを目的とし、高圧力下の実験を行った。 X線回折実験は、放射光とマルチアンビル型高圧力発生装置を用いてエネルギー分散法により行った.液体AgIにおいて加圧による構...