研究Discovery Saga

【概要】本申請では、パルス強磁場下での熱測定技術を用い、磁場誘起秩序相の研究を行った。パルス磁場下での熱測定はそもそも難しい技術であり、1. 磁場発生や2. クライオスタットの開発から進めた。1の磁場発生については、６０テスラ以上の磁場で超フラットトップ磁場の発生に世界で初めて成功した。2のクライオスタットの開発により、パルス磁場下で3He温度の熱測定が可能になった。このように装置開発にも力点を置きつつ...

【環境学】環境創成学：農薬／熱測定を含む研究件

【概要】土壌試料をそのまま用い、これに各種炭素源を加えた際の発熱過程を測定することによって、土壌の生態系機能の一つとしての微生物性を解析する手法を開発した。土壌試料の採取や保存条件が土壌の微生物性に与える影響を検討し、標準的な採取法を策定すると共に、得られた結果を解析する標準的モデルを決めた。この手法を用いて、土壌微生物活性のストレス物質の効果や、土壌の機能的多様性を評価する手法を開発した。 ...

【環境学】環境保全学：環境分析／熱測定を含む研究件

【概要】土壌試料をそのまま用い、これに各種炭素源を加えた際の発熱過程を測定することによって、土壌の生態系機能の一つとしての微生物性を解析する手法を開発した。土壌試料の採取や保存条件が土壌の微生物性に与える影響を検討し、標準的な採取法を策定すると共に、得られた結果を解析する標準的モデルを決めた。この手法を用いて、土壌微生物活性のストレス物質の効果や、土壌の機能的多様性を評価する手法を開発した。 ...

【数物系科学】物理学：誘電緩和／熱測定を含む研究件

【概要】過冷却液体やガラスの科学的理解はその分子凝集構造が基本的に無秩序であるために十分に進んでいない。しかし,その性質は低温で特徴的な挙動を示し,その構造の発達が性質の決定に重要な役割を果たしている。我々は,これらの系に対して「秩序クラスター凝集体モデル」を提示してきた。本研究では,そのモデルに基づく新たな現象の発見,解明とともに,二次元系ガラスの形成とその分子配置の直接観察を試みた。 1.液体窒素温度...

【数物系科学】物理学：パルス強磁場／熱測定を含む研究件

【概要】本研究課題はパルス強磁場中精密測定装置の開発をベースにし、開発された装置を使用して有機伝導体の強磁場新奇量子相の研究を目標としている。2020年度は測定装置開発を従点的に行い、当該年度では開発した装置系を活用して幾つかの有機物の強磁場測定を行った。本課題ではFFLO状態と呼ばれる強磁場中で発現する非従来の対形成機構をもった超伝導状態を測定対象物性の一つとしている。FFLO状態の発現には強磁場だけ...

【数物系科学】物理学：パルス磁場／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【概要】本申請では、パルス強磁場下での熱測定技術を用い、磁場誘起秩序相の研究を行った。パルス磁場下での熱測定はそもそも難しい技術であり、1. 磁場発生や2. クライオスタットの開発から進めた。1の磁場発生については、６０テスラ以上の磁場で超フラットトップ磁場の発生に世界で初めて成功した。2のクライオスタットの開発により、パルス磁場下で3He温度の熱測定が可能になった。このように装置開発にも力点を置きつつ...

【数物系科学】物理学：重い電子化合物／熱測定を含む研究件

【概要】本申請では、パルス強磁場下での熱測定技術を用い、磁場誘起秩序相の研究を行った。パルス磁場下での熱測定はそもそも難しい技術であり、1. 磁場発生や2. クライオスタットの開発から進めた。1の磁場発生については、６０テスラ以上の磁場で超フラットトップ磁場の発生に世界で初めて成功した。2のクライオスタットの開発により、パルス磁場下で3He温度の熱測定が可能になった。このように装置開発にも力点を置きつつ...

【数物系科学】物理学：スピンフラストレーション／熱測定を含む研究件

❏新規ハイパーカゴメ反強磁性体の開拓と新奇物性探索(20K15019)

【研究代表者】気谷卓東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (30771828)

【キーワード】スピンフラストレーション / ハイパーカゴメ反強磁性体 / トポケミカル反応 / 熱測定

【概要】本研究は，三角形が3次元的に頂点共有したハイパーカゴメ格子を有する反強磁性体の探索を目的として様々なアプローチで物質合成を試み，それによって得られた試料から新たな物性を創出しようとするものである。本年度は主に以下の４つの項目に取り組んだ。（１）ハイパーカゴメ反強磁性体Zn2Mn3O8およびCo3V2O8の中性子回折測定を行い、どちらの物質も反強磁性転移温度以下で磁気波数ベクトルk=(1/4, 1/...

【数物系科学】物理学：磁気熱量効果／熱測定を含む研究件

【概要】本申請では、パルス強磁場下での熱測定技術を用い、磁場誘起秩序相の研究を行った。パルス磁場下での熱測定はそもそも難しい技術であり、1. 磁場発生や2. クライオスタットの開発から進めた。1の磁場発生については、６０テスラ以上の磁場で超フラットトップ磁場の発生に世界で初めて成功した。2のクライオスタットの開発により、パルス磁場下で3He温度の熱測定が可能になった。このように装置開発にも力点を置きつつ...

【数物系科学】物理学：動的不均一性／熱測定を含む研究件

【概要】ガラス形成物質において、ガラス転移温度以下で、系の特徴的時間スケールが発散するか、それとも、有限の値に収束するかの議論が続いているが、低温での時間スケールの増大にともない、実験的に直接観測することが難しくなるため、未だ決着していない。本研究では、ガラス状態にある系の平衡化過程を、熱測定を用いて観測している。示差走査熱量測定法で得られるガラス転移曲線に現れるエンタルピー緩和のピークは、ガラス転移温...

【数物系科学】物理学：特徴的長さ／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【数物系科学】物理学：フォースディスタンスカーブ／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【数物系科学】物理学：中距離構造／熱測定を含む研究件

【概要】ガラス形成物質において、ガラス転移温度以下で、系の特徴的時間スケールが発散するか、それとも、有限の値に収束するかの議論が続いているが、低温での時間スケールの増大にともない、実験的に直接観測することが難しくなるため、未だ決着していない。本研究では、ガラス状態にある系の平衡化過程を、熱測定を用いて観測している。示差走査熱量測定法で得られるガラス転移曲線に現れるエンタルピー緩和のピークは、ガラス転移温...

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【数物系科学】物理学：結晶的中距離構造／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【数物系科学】物理学：ガラス形成物質／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【数物系科学】物理学：液体・ガラス転移／熱測定を含む研究件

【概要】ガラス形成物質において、ガラス転移温度以下で、系の特徴的時間スケールが発散するか、それとも、有限の値に収束するかの議論が続いているが、低温での時間スケールの増大にともない、実験的に直接観測することが難しくなるため、未だ決着していない。本研究では、ガラス状態にある系の平衡化過程を、熱測定を用いて観測している。示差走査熱量測定法で得られるガラス転移曲線に現れるエンタルピー緩和のピークは、ガラス転移温...

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【数物系科学】物理学：液体論／熱測定を含む研究件

【概要】水は地球上で最も重要な物質のひとつであるが、結晶化の際の体積膨脹など特異な性質を示し、また、通常の冷却方法でガラス化させることは不可能とされている。ところが、塩添加や圧力印可により、水分子が形成する四面体型の局所安定構造が影響を受け、上記の特異性が消滅する傾向にある。このことから、こうした中距離構造が、水の特異性やガラス転移の起源にせまる鍵を握っていると考えられる。本研究では、ガラス転移におけるエ...

【数物系科学】物理学：時間スケール／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【数物系科学】物理学：電解質溶液／熱測定を含む研究件

【概要】水は地球上で最も重要な物質のひとつであるが、結晶化の際の体積膨脹など特異な性質を示し、また、通常の冷却方法でガラス化させることは不可能とされている。ところが、塩添加や圧力印可により、水分子が形成する四面体型の局所安定構造が影響を受け、上記の特異性が消滅する傾向にある。このことから、こうした中距離構造が、水の特異性やガラス転移の起源にせまる鍵を握っていると考えられる。本研究では、ガラス転移におけるエ...

【数物系科学】物理学：高磁場／熱測定を含む研究件

【概要】本申請では、パルス強磁場下での熱測定技術を用い、磁場誘起秩序相の研究を行った。パルス磁場下での熱測定はそもそも難しい技術であり、1. 磁場発生や2. クライオスタットの開発から進めた。1の磁場発生については、６０テスラ以上の磁場で超フラットトップ磁場の発生に世界で初めて成功した。2のクライオスタットの開発により、パルス磁場下で3He温度の熱測定が可能になった。このように装置開発にも力点を置きつつ...

【数物系科学】物理学：1000T ／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【数物系科学】物理学：スーパーキャパシタ／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【数物系科学】物理学：熱容量／熱測定を含む研究件

【概要】種々の第二成分を有する細孔内希薄水溶液の低温熱容量を測定した。純水で233Kに観測された極大は,メタノール等を加えたときには消失し,ヒドロキシルアミン(HA)を加えたときには明瞭なピークに発達し,一次相転移の特徴を示した。相転移温度はHA組成の増大とともに上昇し,圧力の増大とともに下降した。5wt% HA水溶液では,相転移ピーク強度は圧力の増大とともに減少した。これらの結果に基づいて, HA添加は...

【概要】過冷却液体やガラスの科学的理解はその分子凝集構造が基本的に無秩序であるために十分に進んでいない。しかし,その性質は低温で特徴的な挙動を示し,その構造の発達が性質の決定に重要な役割を果たしている。我々は,これらの系に対して「秩序クラスター凝集体モデル」を提示してきた。本研究では,そのモデルに基づく新たな現象の発見,解明とともに,二次元系ガラスの形成とその分子配置の直接観察を試みた。 1.液体窒素温度...

【キーワード】ガラス転移 / エンタルピー緩和 / 分極緩和 / 1-プロパノール / イソシアノシクロヘキサン (他12件)

【概要】電気分極とエンタルピーを同時に測定する電気分極カロリメーターを設計、製作した。カロリメーターとしての性能はヘリウム温度領域から常温にいたる温度範囲で0.1%より良い精確度で熱容量を測定するものである。また試料容器内部に1.8mm間隔で正負の電極が備えられており試料に電場を与えることができる。電極は熱伝導のよい銅でつくられているので試料に加えられた熱エネルギーを速やかに試料全体に均一化するための均温...

【数物系科学】物理学：超強磁場／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【数物系科学】物理学：遍歴磁性／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【数物系科学】物理学：液体・液体相転移／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【数物系科学】物理学：トポロジカル物性／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【数物系科学】物理学：磁性／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【数物系科学】物理学：電気抵抗測定／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【数物系科学】物理学：有機超伝導体／熱測定を含む研究件

【概要】本研究課題はパルス強磁場中精密測定装置の開発をベースにし、開発された装置を使用して有機伝導体の強磁場新奇量子相の研究を目標としている。2020年度は測定装置開発を従点的に行い、当該年度では開発した装置系を活用して幾つかの有機物の強磁場測定を行った。本課題ではFFLO状態と呼ばれる強磁場中で発現する非従来の対形成機構をもった超伝導状態を測定対象物性の一つとしている。FFLO状態の発現には強磁場だけ...

【数物系科学】物理学：水素結合ネットワーク／熱測定を含む研究件

【概要】種々の第二成分を有する細孔内希薄水溶液の低温熱容量を測定した。純水で233Kに観測された極大は,メタノール等を加えたときには消失し,ヒドロキシルアミン(HA)を加えたときには明瞭なピークに発達し,一次相転移の特徴を示した。相転移温度はHA組成の増大とともに上昇し,圧力の増大とともに下降した。5wt% HA水溶液では,相転移ピーク強度は圧力の増大とともに減少した。これらの結果に基づいて, HA添加は...

【数物系科学】物理学：強磁場／熱測定を含む研究件

❏小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連(0)

【概要】本研究課題はパルス強磁場中精密測定装置の開発をベースにし、開発された装置を使用して有機伝導体の強磁場新奇量子相の研究を目標としている。2020年度は測定装置開発を従点的に行い、当該年度では開発した装置系を活用して幾つかの有機物の強磁場測定を行った。本課題ではFFLO状態と呼ばれる強磁場中で発現する非従来の対形成機構をもった超伝導状態を測定対象物性の一つとしている。FFLO状態の発現には強磁場だけ...

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【数物系科学】物理学：局在遍歴／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【数物系科学】物理学：磁気抵抗／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【数物系科学】地球惑星科学：エントロピー／熱測定を含む研究件

【概要】本申請では、パルス強磁場下での熱測定技術を用い、磁場誘起秩序相の研究を行った。パルス磁場下での熱測定はそもそも難しい技術であり、1. 磁場発生や2. クライオスタットの開発から進めた。1の磁場発生については、６０テスラ以上の磁場で超フラットトップ磁場の発生に世界で初めて成功した。2のクライオスタットの開発により、パルス磁場下で3He温度の熱測定が可能になった。このように装置開発にも力点を置きつつ...

【数物系科学】地球惑星科学：物性実験／熱測定を含む研究件

【概要】水は地球上で最も重要な物質のひとつであるが、結晶化の際の体積膨脹など特異な性質を示し、また、通常の冷却方法でガラス化させることは不可能とされている。ところが、塩添加や圧力印可により、水分子が形成する四面体型の局所安定構造が影響を受け、上記の特異性が消滅する傾向にある。このことから、こうした中距離構造が、水の特異性やガラス転移の起源にせまる鍵を握っていると考えられる。本研究では、ガラス転移におけるエ...

【数物系科学】地球惑星科学：ガラス転移／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【概要】水は地球上で最も重要な物質のひとつであるが、結晶化の際の体積膨脹など特異な性質を示し、また、通常の冷却方法でガラス化させることは不可能とされている。ところが、塩添加や圧力印可により、水分子が形成する四面体型の局所安定構造が影響を受け、上記の特異性が消滅する傾向にある。このことから、こうした中距離構造が、水の特異性やガラス転移の起源にせまる鍵を握っていると考えられる。本研究では、ガラス転移におけるエ...

【概要】種々の第二成分を有する細孔内希薄水溶液の低温熱容量を測定した。純水で233Kに観測された極大は,メタノール等を加えたときには消失し,ヒドロキシルアミン(HA)を加えたときには明瞭なピークに発達し,一次相転移の特徴を示した。相転移温度はHA組成の増大とともに上昇し,圧力の増大とともに下降した。5wt% HA水溶液では,相転移ピーク強度は圧力の増大とともに減少した。これらの結果に基づいて, HA添加は...

【数物系科学】地球惑星科学：比熱測定／熱測定を含む研究件

【概要】本申請では、パルス強磁場下での熱測定技術を用い、磁場誘起秩序相の研究を行った。パルス磁場下での熱測定はそもそも難しい技術であり、1. 磁場発生や2. クライオスタットの開発から進めた。1の磁場発生については、６０テスラ以上の磁場で超フラットトップ磁場の発生に世界で初めて成功した。2のクライオスタットの開発により、パルス磁場下で3He温度の熱測定が可能になった。このように装置開発にも力点を置きつつ...

【数物系科学】地球惑星科学：相転移／熱測定を含む研究件

【概要】種々の第二成分を有する細孔内希薄水溶液の低温熱容量を測定した。純水で233Kに観測された極大は,メタノール等を加えたときには消失し,ヒドロキシルアミン(HA)を加えたときには明瞭なピークに発達し,一次相転移の特徴を示した。相転移温度はHA組成の増大とともに上昇し,圧力の増大とともに下降した。5wt% HA水溶液では,相転移ピーク強度は圧力の増大とともに減少した。これらの結果に基づいて, HA添加は...

【数物系科学】地球惑星科学：水／熱測定を含む研究件

【概要】水は地球上で最も重要な物質のひとつであるが、結晶化の際の体積膨脹など特異な性質を示し、また、通常の冷却方法でガラス化させることは不可能とされている。ところが、塩添加や圧力印可により、水分子が形成する四面体型の局所安定構造が影響を受け、上記の特異性が消滅する傾向にある。このことから、こうした中距離構造が、水の特異性やガラス転移の起源にせまる鍵を握っていると考えられる。本研究では、ガラス転移におけるエ...

【概要】種々の第二成分を有する細孔内希薄水溶液の低温熱容量を測定した。純水で233Kに観測された極大は,メタノール等を加えたときには消失し,ヒドロキシルアミン(HA)を加えたときには明瞭なピークに発達し,一次相転移の特徴を示した。相転移温度はHA組成の増大とともに上昇し,圧力の増大とともに下降した。5wt% HA水溶液では,相転移ピーク強度は圧力の増大とともに減少した。これらの結果に基づいて, HA添加は...

【数物系科学】天文学：超伝導／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【数物系科学】天文学：磁場／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【化学】基礎化学：1-プロパノール／熱測定を含む研究件

【キーワード】ガラス転移 / エンタルピー緩和 / 分極緩和 / 1-プロパノール / イソシアノシクロヘキサン (他12件)

【概要】電気分極とエンタルピーを同時に測定する電気分極カロリメーターを設計、製作した。カロリメーターとしての性能はヘリウム温度領域から常温にいたる温度範囲で0.1%より良い精確度で熱容量を測定するものである。また試料容器内部に1.8mm間隔で正負の電極が備えられており試料に電場を与えることができる。電極は熱伝導のよい銅でつくられているので試料に加えられた熱エネルギーを速やかに試料全体に均一化するための均温...

【化学】基礎化学：イソシアノシクロヘキサン／熱測定を含む研究件

【キーワード】ガラス転移 / エンタルピー緩和 / 分極緩和 / 1-プロパノール / イソシアノシクロヘキサン (他12件)

【概要】電気分極とエンタルピーを同時に測定する電気分極カロリメーターを設計、製作した。カロリメーターとしての性能はヘリウム温度領域から常温にいたる温度範囲で0.1%より良い精確度で熱容量を測定するものである。また試料容器内部に1.8mm間隔で正負の電極が備えられており試料に電場を与えることができる。電極は熱伝導のよい銅でつくられているので試料に加えられた熱エネルギーを速やかに試料全体に均一化するための均温...

【化学】基礎化学：分極緩和／熱測定を含む研究件

【キーワード】ガラス転移 / エンタルピー緩和 / 分極緩和 / 1-プロパノール / イソシアノシクロヘキサン (他12件)

【概要】電気分極とエンタルピーを同時に測定する電気分極カロリメーターを設計、製作した。カロリメーターとしての性能はヘリウム温度領域から常温にいたる温度範囲で0.1%より良い精確度で熱容量を測定するものである。また試料容器内部に1.8mm間隔で正負の電極が備えられており試料に電場を与えることができる。電極は熱伝導のよい銅でつくられているので試料に加えられた熱エネルギーを速やかに試料全体に均一化するための均温...

【化学】基礎化学：結晶核生成／熱測定を含む研究件

【概要】過冷却液体やガラスの科学的理解はその分子凝集構造が基本的に無秩序であるために十分に進んでいない。しかし,その性質は低温で特徴的な挙動を示し,その構造の発達が性質の決定に重要な役割を果たしている。我々は,これらの系に対して「秩序クラスター凝集体モデル」を提示してきた。本研究では,そのモデルに基づく新たな現象の発見,解明とともに,二次元系ガラスの形成とその分子配置の直接観察を試みた。 1.液体窒素温度...

【化学】基礎化学：粉末X線結晶解析／熱測定を含む研究件

【キーワード】結晶構造 / 粉末結晶解析 / 結晶構造解析 / 粉末X線結晶解析 / 光固相反応 (他10件)

【概要】社会で広く使われている感熱紙であるが,紫外線により色素が分解し白地が黄変する事が知られており,低耐光性が問題とされていた.感熱紙に紫外線吸収能力を付与し問題解決するために,紫外線吸収能力の高い顕色剤として最適な,桂皮酸エステル誘導体を見いだした.さらに誘導体間の耐光性の違いは,結晶状態での分子配列の違いにより固相光二量化化学反応が起こり,紫外線吸収能の低い化合物へと変化することを見いだした. ...

【化学】基礎化学：粉末結晶解析／熱測定を含む研究件

【キーワード】結晶構造 / 粉末結晶解析 / 結晶構造解析 / 粉末X線結晶解析 / 光固相反応 (他10件)

【概要】社会で広く使われている感熱紙であるが,紫外線により色素が分解し白地が黄変する事が知られており,低耐光性が問題とされていた.感熱紙に紫外線吸収能力を付与し問題解決するために,紫外線吸収能力の高い顕色剤として最適な,桂皮酸エステル誘導体を見いだした.さらに誘導体間の耐光性の違いは,結晶状態での分子配列の違いにより固相光二量化化学反応が起こり,紫外線吸収能の低い化合物へと変化することを見いだした. ...

【化学】基礎化学：医薬品原薬／熱測定を含む研究件

【キーワード】結晶構造 / 粉末結晶解析 / 結晶構造解析 / 粉末X線結晶解析 / 光固相反応 (他10件)

【概要】社会で広く使われている感熱紙であるが,紫外線により色素が分解し白地が黄変する事が知られており,低耐光性が問題とされていた.感熱紙に紫外線吸収能力を付与し問題解決するために,紫外線吸収能力の高い顕色剤として最適な,桂皮酸エステル誘導体を見いだした.さらに誘導体間の耐光性の違いは,結晶状態での分子配列の違いにより固相光二量化化学反応が起こり,紫外線吸収能の低い化合物へと変化することを見いだした. ...

【化学】基礎化学：紫外線吸収剤／熱測定を含む研究件

【キーワード】結晶構造 / 粉末結晶解析 / 結晶構造解析 / 粉末X線結晶解析 / 光固相反応 (他10件)

【概要】社会で広く使われている感熱紙であるが,紫外線により色素が分解し白地が黄変する事が知られており,低耐光性が問題とされていた.感熱紙に紫外線吸収能力を付与し問題解決するために,紫外線吸収能力の高い顕色剤として最適な,桂皮酸エステル誘導体を見いだした.さらに誘導体間の耐光性の違いは,結晶状態での分子配列の違いにより固相光二量化化学反応が起こり,紫外線吸収能の低い化合物へと変化することを見いだした. ...

【化学】基礎化学：光固相反応／熱測定を含む研究件

【キーワード】結晶構造 / 粉末結晶解析 / 結晶構造解析 / 粉末X線結晶解析 / 光固相反応 (他10件)

【概要】社会で広く使われている感熱紙であるが,紫外線により色素が分解し白地が黄変する事が知られており,低耐光性が問題とされていた.感熱紙に紫外線吸収能力を付与し問題解決するために,紫外線吸収能力の高い顕色剤として最適な,桂皮酸エステル誘導体を見いだした.さらに誘導体間の耐光性の違いは,結晶状態での分子配列の違いにより固相光二量化化学反応が起こり,紫外線吸収能の低い化合物へと変化することを見いだした. ...

【化学】基礎化学：電気分極カロリメーター／熱測定を含む研究件

【キーワード】ガラス転移 / エンタルピー緩和 / 分極緩和 / 1-プロパノール / イソシアノシクロヘキサン (他12件)

【概要】電気分極とエンタルピーを同時に測定する電気分極カロリメーターを設計、製作した。カロリメーターとしての性能はヘリウム温度領域から常温にいたる温度範囲で0.1%より良い精確度で熱容量を測定するものである。また試料容器内部に1.8mm間隔で正負の電極が備えられており試料に電場を与えることができる。電極は熱伝導のよい銅でつくられているので試料に加えられた熱エネルギーを速やかに試料全体に均一化するための均温...

【化学】基礎化学：電気分極緩和／熱測定を含む研究件

【キーワード】ガラス転移 / エンタルピー緩和 / 分極緩和 / 1-プロパノール / イソシアノシクロヘキサン (他12件)

【概要】電気分極とエンタルピーを同時に測定する電気分極カロリメーターを設計、製作した。カロリメーターとしての性能はヘリウム温度領域から常温にいたる温度範囲で0.1%より良い精確度で熱容量を測定するものである。また試料容器内部に1.8mm間隔で正負の電極が備えられており試料に電場を与えることができる。電極は熱伝導のよい銅でつくられているので試料に加えられた熱エネルギーを速やかに試料全体に均一化するための均温...

【化学】基礎化学：電流測定／熱測定を含む研究件

【キーワード】ガラス転移 / エンタルピー緩和 / 分極緩和 / 1-プロパノール / イソシアノシクロヘキサン (他12件)

【概要】電気分極とエンタルピーを同時に測定する電気分極カロリメーターを設計、製作した。カロリメーターとしての性能はヘリウム温度領域から常温にいたる温度範囲で0.1%より良い精確度で熱容量を測定するものである。また試料容器内部に1.8mm間隔で正負の電極が備えられており試料に電場を与えることができる。電極は熱伝導のよい銅でつくられているので試料に加えられた熱エネルギーを速やかに試料全体に均一化するための均温...

【化学】基礎化学：脱水転移／熱測定を含む研究件

【キーワード】結晶構造 / 粉末結晶解析 / 結晶構造解析 / 粉末X線結晶解析 / 光固相反応 (他10件)

【概要】社会で広く使われている感熱紙であるが,紫外線により色素が分解し白地が黄変する事が知られており,低耐光性が問題とされていた.感熱紙に紫外線吸収能力を付与し問題解決するために,紫外線吸収能力の高い顕色剤として最適な,桂皮酸エステル誘導体を見いだした.さらに誘導体間の耐光性の違いは,結晶状態での分子配列の違いにより固相光二量化化学反応が起こり,紫外線吸収能の低い化合物へと変化することを見いだした. ...

【化学】基礎化学：迅速測定／熱測定を含む研究件

【概要】1.化学反応(酵素反応)には大半の場合、発熱または吸熱が伴う。この反応熱を高感度滴定熱量計ITCを用いて測定することにより、酵素反応速度パラメータを精度よく迅速に求めることができるかどうかをいくつかの酵素反応系を対象として検討した。 2.オキシダーゼとしてアスコルビン酸オキシダーゼ反応系を検討した。その結果、基質濃度を段階的に高くする滴定法を用いて、極めて良好な結果を得ることができた。また加水分解...

【化学】材料化学：エンタルピー緩和／熱測定を含む研究件

【概要】種々の第二成分を有する細孔内希薄水溶液の低温熱容量を測定した。純水で233Kに観測された極大は,メタノール等を加えたときには消失し,ヒドロキシルアミン(HA)を加えたときには明瞭なピークに発達し,一次相転移の特徴を示した。相転移温度はHA組成の増大とともに上昇し,圧力の増大とともに下降した。5wt% HA水溶液では,相転移ピーク強度は圧力の増大とともに減少した。これらの結果に基づいて, HA添加は...

【キーワード】ガラス転移 / エンタルピー緩和 / 分極緩和 / 1-プロパノール / イソシアノシクロヘキサン (他12件)

【概要】電気分極とエンタルピーを同時に測定する電気分極カロリメーターを設計、製作した。カロリメーターとしての性能はヘリウム温度領域から常温にいたる温度範囲で0.1%より良い精確度で熱容量を測定するものである。また試料容器内部に1.8mm間隔で正負の電極が備えられており試料に電場を与えることができる。電極は熱伝導のよい銅でつくられているので試料に加えられた熱エネルギーを速やかに試料全体に均一化するための均温...

【化学】複合化学：液体構造／熱測定を含む研究件

【概要】過冷却液体やガラスの科学的理解はその分子凝集構造が基本的に無秩序であるために十分に進んでいない。しかし,その性質は低温で特徴的な挙動を示し,その構造の発達が性質の決定に重要な役割を果たしている。我々は,これらの系に対して「秩序クラスター凝集体モデル」を提示してきた。本研究では,そのモデルに基づく新たな現象の発見,解明とともに,二次元系ガラスの形成とその分子配置の直接観察を試みた。 1.液体窒素温度...

【生物学】生物学：速度パラメータ／熱測定を含む研究件

【概要】1.化学反応(酵素反応)には大半の場合、発熱または吸熱が伴う。この反応熱を高感度滴定熱量計ITCを用いて測定することにより、酵素反応速度パラメータを精度よく迅速に求めることができるかどうかをいくつかの酵素反応系を対象として検討した。 2.オキシダーゼとしてアスコルビン酸オキシダーゼ反応系を検討した。その結果、基質濃度を段階的に高くする滴定法を用いて、極めて良好な結果を得ることができた。また加水分解...

【生物学】生物学：汎用測定／熱測定を含む研究件

【概要】1.化学反応(酵素反応)には大半の場合、発熱または吸熱が伴う。この反応熱を高感度滴定熱量計ITCを用いて測定することにより、酵素反応速度パラメータを精度よく迅速に求めることができるかどうかをいくつかの酵素反応系を対象として検討した。 2.オキシダーゼとしてアスコルビン酸オキシダーゼ反応系を検討した。その結果、基質濃度を段階的に高くする滴定法を用いて、極めて良好な結果を得ることができた。また加水分解...

【生物学】基礎生物学：結晶構造解析／熱測定を含む研究件

【キーワード】結晶構造 / 粉末結晶解析 / 結晶構造解析 / 粉末X線結晶解析 / 光固相反応 (他10件)

【概要】社会で広く使われている感熱紙であるが,紫外線により色素が分解し白地が黄変する事が知られており,低耐光性が問題とされていた.感熱紙に紫外線吸収能力を付与し問題解決するために,紫外線吸収能力の高い顕色剤として最適な,桂皮酸エステル誘導体を見いだした.さらに誘導体間の耐光性の違いは,結晶状態での分子配列の違いにより固相光二量化化学反応が起こり,紫外線吸収能の低い化合物へと変化することを見いだした. ...

【総合理工】応用物理学：新奇秩序相／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【総合理工】応用物理学：トポロジカル物質／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【総合理工】応用物理学：有機伝導体／熱測定を含む研究件

【概要】本研究課題はパルス強磁場中精密測定装置の開発をベースにし、開発された装置を使用して有機伝導体の強磁場新奇量子相の研究を目標としている。2020年度は測定装置開発を従点的に行い、当該年度では開発した装置系を活用して幾つかの有機物の強磁場測定を行った。本課題ではFFLO状態と呼ばれる強磁場中で発現する非従来の対形成機構をもった超伝導状態を測定対象物性の一つとしている。FFLO状態の発現には強磁場だけ...

【総合理工】応用物理学：ラマン／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【総合理工】応用物理学：走査型トンネル顕微鏡(STM) ／熱測定を含む研究件

【概要】過冷却液体やガラスの科学的理解はその分子凝集構造が基本的に無秩序であるために十分に進んでいない。しかし,その性質は低温で特徴的な挙動を示し,その構造の発達が性質の決定に重要な役割を果たしている。我々は,これらの系に対して「秩序クラスター凝集体モデル」を提示してきた。本研究では,そのモデルに基づく新たな現象の発見,解明とともに,二次元系ガラスの形成とその分子配置の直接観察を試みた。 1.液体窒素温度...

【総合理工】応用物理学：磁性体／熱測定を含む研究件

【概要】本申請では、パルス強磁場下での熱測定技術を用い、磁場誘起秩序相の研究を行った。パルス磁場下での熱測定はそもそも難しい技術であり、1. 磁場発生や2. クライオスタットの開発から進めた。1の磁場発生については、６０テスラ以上の磁場で超フラットトップ磁場の発生に世界で初めて成功した。2のクライオスタットの開発により、パルス磁場下で3He温度の熱測定が可能になった。このように装置開発にも力点を置きつつ...

【工学】材料工学：トポケミカル反応／熱測定を含む研究件

❏新規ハイパーカゴメ反強磁性体の開拓と新奇物性探索(20K15019)

【研究代表者】気谷卓東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (30771828)

【キーワード】スピンフラストレーション / ハイパーカゴメ反強磁性体 / トポケミカル反応 / 熱測定

【概要】本研究は，三角形が3次元的に頂点共有したハイパーカゴメ格子を有する反強磁性体の探索を目的として様々なアプローチで物質合成を試み，それによって得られた試料から新たな物性を創出しようとするものである。本年度は主に以下の４つの項目に取り組んだ。（１）ハイパーカゴメ反強磁性体Zn2Mn3O8およびCo3V2O8の中性子回折測定を行い、どちらの物質も反強磁性転移温度以下で磁気波数ベクトルk=(1/4, 1/...

【工学】材料工学：ハイパーカゴメ反強磁性体／熱測定を含む研究件

❏新規ハイパーカゴメ反強磁性体の開拓と新奇物性探索(20K15019)

【研究代表者】気谷卓東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (30771828)

【キーワード】スピンフラストレーション / ハイパーカゴメ反強磁性体 / トポケミカル反応 / 熱測定

【概要】本研究は，三角形が3次元的に頂点共有したハイパーカゴメ格子を有する反強磁性体の探索を目的として様々なアプローチで物質合成を試み，それによって得られた試料から新たな物性を創出しようとするものである。本年度は主に以下の４つの項目に取り組んだ。（１）ハイパーカゴメ反強磁性体Zn2Mn3O8およびCo3V2O8の中性子回折測定を行い、どちらの物質も反強磁性転移温度以下で磁気波数ベクトルk=(1/4, 1/...

【工学】プロセス・化学工学：水和物／熱測定を含む研究件

【キーワード】結晶構造 / 粉末結晶解析 / 結晶構造解析 / 粉末X線結晶解析 / 光固相反応 (他10件)

【概要】社会で広く使われている感熱紙であるが,紫外線により色素が分解し白地が黄変する事が知られており,低耐光性が問題とされていた.感熱紙に紫外線吸収能力を付与し問題解決するために,紫外線吸収能力の高い顕色剤として最適な,桂皮酸エステル誘導体を見いだした.さらに誘導体間の耐光性の違いは,結晶状態での分子配列の違いにより固相光二量化化学反応が起こり,紫外線吸収能の低い化合物へと変化することを見いだした. ...

【工学】電気電子工学：蛍光観察／熱測定を含む研究件

【概要】水は地球上で最も重要な物質のひとつであるが、結晶化の際の体積膨脹など特異な性質を示し、また、通常の冷却方法でガラス化させることは不可能とされている。ところが、塩添加や圧力印可により、水分子が形成する四面体型の局所安定構造が影響を受け、上記の特異性が消滅する傾向にある。このことから、こうした中距離構造が、水の特異性やガラス転移の起源にせまる鍵を握っていると考えられる。本研究では、ガラス転移におけるエ...

【工学】電気電子工学：半金属／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【工学】電気電子工学：光散乱／熱測定を含む研究件

【概要】水は地球上で最も重要な物質のひとつであるが、結晶化の際の体積膨脹など特異な性質を示し、また、通常の冷却方法でガラス化させることは不可能とされている。ところが、塩添加や圧力印可により、水分子が形成する四面体型の局所安定構造が影響を受け、上記の特異性が消滅する傾向にある。このことから、こうした中距離構造が、水の特異性やガラス転移の起源にせまる鍵を握っていると考えられる。本研究では、ガラス転移におけるエ...

【工学】電気電子工学：分光／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【工学】構造・機能材料：熱膨張係数／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【工学】構造・機能材料：応力／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【工学】構造・機能材料：電気抵抗／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【工学】構造・機能材料：構造緩和／熱測定を含む研究件

【概要】種々の第二成分を有する細孔内希薄水溶液の低温熱容量を測定した。純水で233Kに観測された極大は,メタノール等を加えたときには消失し,ヒドロキシルアミン(HA)を加えたときには明瞭なピークに発達し,一次相転移の特徴を示した。相転移温度はHA組成の増大とともに上昇し,圧力の増大とともに下降した。5wt% HA水溶液では,相転移ピーク強度は圧力の増大とともに減少した。これらの結果に基づいて, HA添加は...

【工学】総合工学：カラス／熱測定を含む研究件

【概要】ガラス形成物質において、ガラス転移温度以下で、系の特徴的時間スケールが発散するか、それとも、有限の値に収束するかの議論が続いているが、低温での時間スケールの増大にともない、実験的に直接観測することが難しくなるため、未だ決着していない。本研究では、ガラス状態にある系の平衡化過程を、熱測定を用いて観測している。示差走査熱量測定法で得られるガラス転移曲線に現れるエンタルピー緩和のピークは、ガラス転移温...

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【工学】総合工学：結晶化／熱測定を含む研究件

【概要】過冷却液体やガラスの科学的理解はその分子凝集構造が基本的に無秩序であるために十分に進んでいない。しかし,その性質は低温で特徴的な挙動を示し,その構造の発達が性質の決定に重要な役割を果たしている。我々は,これらの系に対して「秩序クラスター凝集体モデル」を提示してきた。本研究では,そのモデルに基づく新たな現象の発見,解明とともに,二次元系ガラスの形成とその分子配置の直接観察を試みた。 1.液体窒素温度...

【工学】総合工学：緩和現象／熱測定を含む研究件

【キーワード】ガラス転移 / エンタルピー緩和 / 分極緩和 / 1-プロパノール / イソシアノシクロヘキサン (他12件)

【概要】電気分極とエンタルピーを同時に測定する電気分極カロリメーターを設計、製作した。カロリメーターとしての性能はヘリウム温度領域から常温にいたる温度範囲で0.1%より良い精確度で熱容量を測定するものである。また試料容器内部に1.8mm間隔で正負の電極が備えられており試料に電場を与えることができる。電極は熱伝導のよい銅でつくられているので試料に加えられた熱エネルギーを速やかに試料全体に均一化するための均温...

【工学】総合工学：クラスター／熱測定を含む研究件

【概要】過冷却液体やガラスの科学的理解はその分子凝集構造が基本的に無秩序であるために十分に進んでいない。しかし,その性質は低温で特徴的な挙動を示し,その構造の発達が性質の決定に重要な役割を果たしている。我々は,これらの系に対して「秩序クラスター凝集体モデル」を提示してきた。本研究では,そのモデルに基づく新たな現象の発見,解明とともに,二次元系ガラスの形成とその分子配置の直接観察を試みた。 1.液体窒素温度...

【工学】総合工学：電解質水溶液／熱測定を含む研究件

【概要】水は地球上で最も重要な物質のひとつであるが、結晶化の際の体積膨脹など特異な性質を示し、また、通常の冷却方法でガラス化させることは不可能とされている。ところが、塩添加や圧力印可により、水分子が形成する四面体型の局所安定構造が影響を受け、上記の特異性が消滅する傾向にある。このことから、こうした中距離構造が、水の特異性やガラス転移の起源にせまる鍵を握っていると考えられる。本研究では、ガラス転移におけるエ...

【工学】総合工学：装置開発／熱測定を含む研究件

【概要】本研究課題はパルス強磁場中精密測定装置の開発をベースにし、開発された装置を使用して有機伝導体の強磁場新奇量子相の研究を目標としている。2020年度は測定装置開発を従点的に行い、当該年度では開発した装置系を活用して幾つかの有機物の強磁場測定を行った。本課題ではFFLO状態と呼ばれる強磁場中で発現する非従来の対形成機構をもった超伝導状態を測定対象物性の一つとしている。FFLO状態の発現には強磁場だけ...

【工学】総合工学：液体／熱測定を含む研究件

【概要】ガラス形成物質において、ガラス転移温度以下で、系の特徴的時間スケールが発散するか、それとも、有限の値に収束するかの議論が続いているが、低温での時間スケールの増大にともない、実験的に直接観測することが難しくなるため、未だ決着していない。本研究では、ガラス状態にある系の平衡化過程を、熱測定を用いて観測している。示差走査熱量測定法で得られるガラス転移曲線に現れるエンタルピー緩和のピークは、ガラス転移温...

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【工学】総合工学：比熱／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【概要】本申請では、パルス強磁場下での熱測定技術を用い、磁場誘起秩序相の研究を行った。パルス磁場下での熱測定はそもそも難しい技術であり、1. 磁場発生や2. クライオスタットの開発から進めた。1の磁場発生については、６０テスラ以上の磁場で超フラットトップ磁場の発生に世界で初めて成功した。2のクライオスタットの開発により、パルス磁場下で3He温度の熱測定が可能になった。このように装置開発にも力点を置きつつ...

【工学】総合工学：インピーダンス／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【工学】総合工学：超音波／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【工学】総合工学：原子間力顕微鏡／熱測定を含む研究件

【概要】ガラス形成物質において、ガラス転移温度以下で、系の特徴的時間スケールが発散するか、それとも、有限の値に収束するかの議論が続いているが、低温での時間スケールの増大にともない、実験的に直接観測することが難しくなるため、未だ決着していない。本研究では、ガラス状態にある系の平衡化過程を、熱測定を用いて観測している。示差走査熱量測定法で得られるガラス転移曲線に現れるエンタルピー緩和のピークは、ガラス転移温...

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【工学】総合工学：破壊／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【工学】総合工学：亀裂／熱測定を含む研究件

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【農学】生産環境農学：結晶構造／熱測定を含む研究件

【キーワード】結晶構造 / 粉末結晶解析 / 結晶構造解析 / 粉末X線結晶解析 / 光固相反応 (他10件)

【概要】社会で広く使われている感熱紙であるが,紫外線により色素が分解し白地が黄変する事が知られており,低耐光性が問題とされていた.感熱紙に紫外線吸収能力を付与し問題解決するために,紫外線吸収能力の高い顕色剤として最適な,桂皮酸エステル誘導体を見いだした.さらに誘導体間の耐光性の違いは,結晶状態での分子配列の違いにより固相光二量化化学反応が起こり,紫外線吸収能の低い化合物へと変化することを見いだした. ...

【農学】境界農学：DGGE ／熱測定を含む研究件

【概要】土壌試料をそのまま用い、これに各種炭素源を加えた際の発熱過程を測定することによって、土壌の生態系機能の一つとしての微生物性を解析する手法を開発した。土壌試料の採取や保存条件が土壌の微生物性に与える影響を検討し、標準的な採取法を策定すると共に、得られた結果を解析する標準的モデルを決めた。この手法を用いて、土壌微生物活性のストレス物質の効果や、土壌の機能的多様性を評価する手法を開発した。 ...

【農学】境界農学：資化熱／熱測定を含む研究件

【概要】土壌試料をそのまま用い、これに各種炭素源を加えた際の発熱過程を測定することによって、土壌の生態系機能の一つとしての微生物性を解析する手法を開発した。土壌試料の採取や保存条件が土壌の微生物性に与える影響を検討し、標準的な採取法を策定すると共に、得られた結果を解析する標準的モデルを決めた。この手法を用いて、土壌微生物活性のストレス物質の効果や、土壌の機能的多様性を評価する手法を開発した。 ...

【農学】境界農学：機能多様性／熱測定を含む研究件

【概要】土壌試料をそのまま用い、これに各種炭素源を加えた際の発熱過程を測定することによって、土壌の生態系機能の一つとしての微生物性を解析する手法を開発した。土壌試料の採取や保存条件が土壌の微生物性に与える影響を検討し、標準的な採取法を策定すると共に、得られた結果を解析する標準的モデルを決めた。この手法を用いて、土壌微生物活性のストレス物質の効果や、土壌の機能的多様性を評価する手法を開発した。 ...

【農学】境界農学：バイオログ法／熱測定を含む研究件

【概要】土壌試料をそのまま用い、これに各種炭素源を加えた際の発熱過程を測定することによって、土壌の生態系機能の一つとしての微生物性を解析する手法を開発した。土壌試料の採取や保存条件が土壌の微生物性に与える影響を検討し、標準的な採取法を策定すると共に、得られた結果を解析する標準的モデルを決めた。この手法を用いて、土壌微生物活性のストレス物質の効果や、土壌の機能的多様性を評価する手法を開発した。 ...

【農学】境界農学：微生物活性／熱測定を含む研究件

【概要】土壌試料をそのまま用い、これに各種炭素源を加えた際の発熱過程を測定することによって、土壌の生態系機能の一つとしての微生物性を解析する手法を開発した。土壌試料の採取や保存条件が土壌の微生物性に与える影響を検討し、標準的な採取法を策定すると共に、得られた結果を解析する標準的モデルを決めた。この手法を用いて、土壌微生物活性のストレス物質の効果や、土壌の機能的多様性を評価する手法を開発した。 ...

【農学】境界農学：微生物群落構造／熱測定を含む研究件

【概要】土壌試料をそのまま用い、これに各種炭素源を加えた際の発熱過程を測定することによって、土壌の生態系機能の一つとしての微生物性を解析する手法を開発した。土壌試料の採取や保存条件が土壌の微生物性に与える影響を検討し、標準的な採取法を策定すると共に、得られた結果を解析する標準的モデルを決めた。この手法を用いて、土壌微生物活性のストレス物質の効果や、土壌の機能的多様性を評価する手法を開発した。 ...

【農学】社会経済農学：微生物多様性／熱測定を含む研究件

【概要】土壌試料をそのまま用い、これに各種炭素源を加えた際の発熱過程を測定することによって、土壌の生態系機能の一つとしての微生物性を解析する手法を開発した。土壌試料の採取や保存条件が土壌の微生物性に与える影響を検討し、標準的な採取法を策定すると共に、得られた結果を解析する標準的モデルを決めた。この手法を用いて、土壌微生物活性のストレス物質の効果や、土壌の機能的多様性を評価する手法を開発した。 ...

【農学】森林圏科学：土壌微生物／熱測定を含む研究件

【概要】土壌試料をそのまま用い、これに各種炭素源を加えた際の発熱過程を測定することによって、土壌の生態系機能の一つとしての微生物性を解析する手法を開発した。土壌試料の採取や保存条件が土壌の微生物性に与える影響を検討し、標準的な採取法を策定すると共に、得られた結果を解析する標準的モデルを決めた。この手法を用いて、土壌微生物活性のストレス物質の効果や、土壌の機能的多様性を評価する手法を開発した。 ...

【医歯薬学】基礎医学：水和／熱測定を含む研究件

【概要】水は地球上で最も重要な物質のひとつであるが、結晶化の際の体積膨脹など特異な性質を示し、また、通常の冷却方法でガラス化させることは不可能とされている。ところが、塩添加や圧力印可により、水分子が形成する四面体型の局所安定構造が影響を受け、上記の特異性が消滅する傾向にある。このことから、こうした中距離構造が、水の特異性やガラス転移の起源にせまる鍵を握っていると考えられる。本研究では、ガラス転移におけるエ...

【医歯薬学】外科系臨床医学：ラマン分光／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【医歯薬学】外科系臨床医学：エイジング／熱測定を含む研究件

【概要】ガラス形成物質において、ガラス転移温度以下で、系の特徴的時間スケールが発散するか、それとも、有限の値に収束するかの議論が続いているが、低温での時間スケールの増大にともない、実験的に直接観測することが難しくなるため、未だ決着していない。本研究では、ガラス状態にある系の平衡化過程を、熱測定を用いて観測している。示差走査熱量測定法で得られるガラス転移曲線に現れるエンタルピー緩和のピークは、ガラス転移温...

【概要】液体の中距離構造が重要な役割を果たすと考えられる液体・液体転移について、これまでのところ、その存在が示唆されている物質は数多くあるものの、反論も多く、その存在が証明された例はほとんどなかった。分子性液体の亜リン酸トリフェニルにおいて観測された第二のアモルファス状態についても、それが液体・液体転移であるかどうか長年論争が続けられてきたが、本研究により、これが液体・液体転移であることを実験的に証明する...

【概要】水は地球上で最も重要な物質のひとつであるが、結晶化の際の体積膨脹など特異な性質を示し、また、通常の冷却方法でガラス化させることは不可能とされている。ところが、塩添加や圧力印可により、水分子が形成する四面体型の局所安定構造が影響を受け、上記の特異性が消滅する傾向にある。このことから、こうした中距離構造が、水の特異性やガラス転移の起源にせまる鍵を握っていると考えられる。本研究では、ガラス転移におけるエ...

【医歯薬学】外科系臨床医学：酵素反応／熱測定を含む研究件

【概要】1.化学反応(酵素反応)には大半の場合、発熱または吸熱が伴う。この反応熱を高感度滴定熱量計ITCを用いて測定することにより、酵素反応速度パラメータを精度よく迅速に求めることができるかどうかをいくつかの酵素反応系を対象として検討した。 2.オキシダーゼとしてアスコルビン酸オキシダーゼ反応系を検討した。その結果、基質濃度を段階的に高くする滴定法を用いて、極めて良好な結果を得ることができた。また加水分解...

【医歯薬学】薬学：核磁気共鳴(NMR) ／熱測定を含む研究件

【概要】本研究では、近年発生可能となった１２００テスラ級超強磁場を有効活用すべく、同様の超強磁場で作動する測定手法を開発した。これは電子物性を調査する良い方法である電気抵抗測定手法を２種類、対称性を議論できる超音波測定手法の開発である。更に、３００テスラほどの磁場をより簡便に発生できる、シングルターン法による磁場発生技術も開発した。超強磁場領域での技術開発に加え、１００テスラとやや弱い磁場であるが、繰り...

【概要】本研究では、強い磁場下で起きる新たな物理現象を探索した。ここでは核磁気共鳴（NMR）そしてラマン分光というパルス強磁場下での測定が難しかった研究手法を開発した。これにより５０Tを超えるパルス強磁場領域でのNMRスペクトル測定やスピン-格子緩和時間(T1)測定などが可能となった。特にパルス磁場下でのT1測定は世界で初めての研究成果であり、注目に値する。ラマン分光についても、将来的なパルス磁場下測定...

【医歯薬学】薬学：フラーレン／熱測定を含む研究件