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研究分野別サイレントキーワード
「ソフトマター」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】情報学フロンティア:分子ロボットソフトマターを含む研究件
❏電磁波による細胞型DNA分子ロボットのリモートコントロール(20K21828)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボット / 人工細胞 / DNAナノテクノロジー / ソフトマター / 光制御 (他10件)
【概要】分子ロボットは、生体分子でできた、ナノからマイクロメートルの微小サイズのロボットとして注目されている。本研究では、紫外/可視光・赤外レーザー・電波などの電磁波によって、細胞型のDNA分子ロボットを遠隔制御する技術を開発することを目的とした。最終的に、電磁波等によって、DNAゲルの物性を変化させられることを示し、DNAゲルでできた分子ロボットを、電磁波によって遠隔的に制御できる可能性が見出せた。 ...
❏自己複製する非平衡動的なDNA人工細胞の創成(17H01813)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (20511249)
【キーワード】DNAナノテクノロジー / 分子ロボティクス / 人工細胞工学 / 生物物理学 / ソフトマター (他14件)
【概要】DNAによる分子ナノシステムを細胞サイズまでスケールアップして自己組織化させ、DNA設計に由来するプログラマブルな動的分子システムである複製する非平衡動的なDNA人工細胞の構築のための基礎技術の開発を行った。まず、両親媒性化したDNAオリガミナノプレートでカプセル状のDNA人工細胞を構築した。次に、自律的に分裂できるDNAゲル人工細胞の構築を行った。外からのタンパク質の入力に応答して、混和に寄与し...
【情報学】情報学フロンティア:分子ロボティクスソフトマターを含む研究件
❏ディジタルー分子情報変換によるマクロファージ型分子ロボットの構築と制御(20H00619)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボティクス / DNAナノテクノロジー / 電気化学 / 人工細胞 / ソフトマター (他6件)
【概要】本研究では、「マクロファージ型分子ロボット」を構築すると伴に、ディジタルの世界と当該分子ロボットをつないで、ディジタルハイブリッドな分子ロボットを構築することを目的としている。 代表者・瀧ノ上は、分担者・佐藤と協力して、分子ロボットへのターゲット分子のセンシング機能の付与の実験を行った。分子ロボットのボディとしてDNAゲルを用いた。DNAゲルは、Y字型DNAナノ構造をネットワーク状に集積させて構築...
❏自己複製する非平衡動的なDNA人工細胞の創成(17H01813)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (20511249)
【キーワード】DNAナノテクノロジー / 分子ロボティクス / 人工細胞工学 / 生物物理学 / ソフトマター (他14件)
【概要】DNAによる分子ナノシステムを細胞サイズまでスケールアップして自己組織化させ、DNA設計に由来するプログラマブルな動的分子システムである複製する非平衡動的なDNA人工細胞の構築のための基礎技術の開発を行った。まず、両親媒性化したDNAオリガミナノプレートでカプセル状のDNA人工細胞を構築した。次に、自律的に分裂できるDNAゲル人工細胞の構築を行った。外からのタンパク質の入力に応答して、混和に寄与し...
【情報学】情報学フロンティア:DNAナノテクノロジーソフトマターを含む研究件
❏電磁波による細胞型DNA分子ロボットのリモートコントロール(20K21828)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボット / 人工細胞 / DNAナノテクノロジー / ソフトマター / 光制御 (他10件)
【概要】分子ロボットは、生体分子でできた、ナノからマイクロメートルの微小サイズのロボットとして注目されている。本研究では、紫外/可視光・赤外レーザー・電波などの電磁波によって、細胞型のDNA分子ロボットを遠隔制御する技術を開発することを目的とした。最終的に、電磁波等によって、DNAゲルの物性を変化させられることを示し、DNAゲルでできた分子ロボットを、電磁波によって遠隔的に制御できる可能性が見出せた。 ...
❏ディジタルー分子情報変換によるマクロファージ型分子ロボットの構築と制御(20H00619)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボティクス / DNAナノテクノロジー / 電気化学 / 人工細胞 / ソフトマター (他6件)
【概要】本研究では、「マクロファージ型分子ロボット」を構築すると伴に、ディジタルの世界と当該分子ロボットをつないで、ディジタルハイブリッドな分子ロボットを構築することを目的としている。 代表者・瀧ノ上は、分担者・佐藤と協力して、分子ロボットへのターゲット分子のセンシング機能の付与の実験を行った。分子ロボットのボディとしてDNAゲルを用いた。DNAゲルは、Y字型DNAナノ構造をネットワーク状に集積させて構築...
❏自己複製する非平衡動的なDNA人工細胞の創成(17H01813)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (20511249)
【キーワード】DNAナノテクノロジー / 分子ロボティクス / 人工細胞工学 / 生物物理学 / ソフトマター (他14件)
【概要】DNAによる分子ナノシステムを細胞サイズまでスケールアップして自己組織化させ、DNA設計に由来するプログラマブルな動的分子システムである複製する非平衡動的なDNA人工細胞の構築のための基礎技術の開発を行った。まず、両親媒性化したDNAオリガミナノプレートでカプセル状のDNA人工細胞を構築した。次に、自律的に分裂できるDNAゲル人工細胞の構築を行った。外からのタンパク質の入力に応答して、混和に寄与し...
【数物系科学】物理学:過冷却液体ソフトマターを含む研究件
❏ガラス化の起源とメソスコピック輸送:ソフトマター物理の視点から(24740284)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (20508139)
【キーワード】ガラス化 / ソフトマター / メソスコピック / 流体輸送 / 動的スケーリング (他10件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、私は過冷却液体の"流体"輸送異常における非局所なメソスコピック性と、その協同運動との関わりについて研究を行った。一連の研究では、波数に依存した流体輸送係数の直接的な解析によって、流体輸送そのものが有する時空階層性とそのスケーリング特性を数値的に明らかにした。さらに、これらのシミュレーション結果に基づいて、動的スケーリング理論を構築した。そこでは、過冷却液...
❏ガラス形成物質のレオロジー(21740309)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (20508139)
【キーワード】ガラス / 過冷却液体 / レオロジー / 粘弾性 / ソフトマター (他7件)
【概要】ガラス形成物質の非線形輸送現象(特にそのレオロジー挙動)について理論的に研究を行った。主な成果は以下のとおりである。(i)分子動力学シミュレーションにより、過冷却液体の異常粘性輸送および粘弾性特性のメソスコピック性を初めて明らかにした。この発見は動的不均一性に伴う相関構造がスローダイナミクスにおいて本質的に重要であることを強く示唆するものである。(ii)アモルファス物質の破壊現象を記述する新しい粘...
【数物系科学】物理学:流体力学的相互作用ソフトマターを含む研究件
❏微生物系の集団運動に及ぼす近接流体力学的相互作用の効果(26400425)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (20508139)
【キーワード】アクティブマター / ソフトマター / 流体力学的相互作用 / レオロジー / コロイド (他6件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、モデルアクティブ系の集団運動に及ぼす近接流体力学的相互作用の効果について研究を行い、以下の事柄を明らかにした: アクティブ粒子間の流体力学的相互作用は、粒子サイズ程度の距離に近接すると、自己推進性そのものに強く影響を及ぼす。特に、流体力学的相互作用による自己トラップ効果により、過渡的な巨大構造形成が低密度領域で促進される。関連して、コロイド分散系のゲル化における流体力学...
❏ガラス形成物質のレオロジー(21740309)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (20508139)
【キーワード】ガラス / 過冷却液体 / レオロジー / 粘弾性 / ソフトマター (他7件)
【概要】ガラス形成物質の非線形輸送現象(特にそのレオロジー挙動)について理論的に研究を行った。主な成果は以下のとおりである。(i)分子動力学シミュレーションにより、過冷却液体の異常粘性輸送および粘弾性特性のメソスコピック性を初めて明らかにした。この発見は動的不均一性に伴う相関構造がスローダイナミクスにおいて本質的に重要であることを強く示唆するものである。(ii)アモルファス物質の破壊現象を記述する新しい粘...
【数物系科学】物理学:非平衡物理学ソフトマターを含む研究件
❏非平衡・非一様・非従来型液体のガラス転移の研究(16H04034)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 州正 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (40449913)
【キーワード】物性基礎論 / ガラス転移 / ソフトマター / 化学物理 / 非平衡物理学 (他8件)
【概要】ガラス転移現象を、シミュレーションと理論解析により開拓することを目的とした研究を行った。従来のガラス転移研究の困難の克服するために、我々は、(i) 新規の液体モデル系を採用すること、(ii) 系を空間的に非一様にすること、そして、(iii) 系を非平衡条件下に置く、などの非従来方の設定やモデルを採用した。その結果、異常なガラス相、異常な次元依存性、理想ガラス転移点近傍の熱力学異常、せん断と密度に依...
❏非対称粘性下におけるモデル生体膜の変形機構(23840031)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011-08-24 - 2013-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (50555802)
【キーワード】非平衡物理学 / モデル生体膜 / 生物物理学 / ソフトマター / ベシクル (他7件)
【概要】細胞は、絶えず外界と膜を介した物質やエネルギーのやりとりを行いながら、生命活動を維持している。それゆえ、非平衡条件下での膜系の構造と物性を理解することは、生命を物理的に理解する上で必要だといえる。近年、細胞膜の基礎となる脂質2分子膜小胞(ベシクル)に、細胞膜の持つ構造的特徴や細胞内外の環境因子をボトムアップ的に付与し、それに応じた構造や形の変化を解析することが可能となってきている。実際に我々は、膜...
【数物系科学】地球惑星科学:ガラス転移ソフトマターを含む研究件
❏スピンから捉えるガラス・ジャミング転移の物理:ソフトマターから情報統計力学まで(19H01812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉野 元 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (50335337)
【キーワード】ガラス転移 / ジャミング / フラストレート磁性 / コロイド / 制約充足問題 (他15件)
【概要】本プロジェクトでは、スピン(回転自由度)の関わるガラス・ジャミング転移の物理と数理を広範な領域において分野横断的に研究した。具体的は、フラストレート磁性体、コロイドガラス、ベクトル変数の統計的推定・制約充足問題、深層ニューラルネットワークの学習理論において理論的、数値的に研究を行った。その結果、パイロクロア酸化物Y2MO2O7における外的乱れなしに起こるスピングラス転移のメカニズムの解明、コロイド...
❏非平衡・非一様・非従来型液体のガラス転移の研究(16H04034)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 州正 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (40449913)
【キーワード】物性基礎論 / ガラス転移 / ソフトマター / 化学物理 / 非平衡物理学 (他8件)
【概要】ガラス転移現象を、シミュレーションと理論解析により開拓することを目的とした研究を行った。従来のガラス転移研究の困難の克服するために、我々は、(i) 新規の液体モデル系を採用すること、(ii) 系を空間的に非一様にすること、そして、(iii) 系を非平衡条件下に置く、などの非従来方の設定やモデルを採用した。その結果、異常なガラス相、異常な次元依存性、理想ガラス転移点近傍の熱力学異常、せん断と密度に依...
❏ガラス化の起源とメソスコピック輸送:ソフトマター物理の視点から(24740284)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (20508139)
【キーワード】ガラス化 / ソフトマター / メソスコピック / 流体輸送 / 動的スケーリング (他10件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、私は過冷却液体の"流体"輸送異常における非局所なメソスコピック性と、その協同運動との関わりについて研究を行った。一連の研究では、波数に依存した流体輸送係数の直接的な解析によって、流体輸送そのものが有する時空階層性とそのスケーリング特性を数値的に明らかにした。さらに、これらのシミュレーション結果に基づいて、動的スケーリング理論を構築した。そこでは、過冷却液...
【数物系科学】地球惑星科学:相分離ソフトマターを含む研究件
❏極限環境耐性動物クマムシの持つ耐性メカニズムのダイナミズムと新規分子原理の解明(20K20580)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】乾燥耐性 / 相分離 / ゲル相転移 / ソフトマター / 弾性体 (他8件)
【概要】本研究課題では、これまでに同定してきた脱水ストレスに応答して可逆的に凝集するクマムシタンパク質群 DRYPs について解析することで、新たな耐性原理の検証と提唱を目指している。本年度は、まずストレス依存に動物細胞内で繊維構造を形成するクマムシ固有の CAHS タンパク質群について、線維化がもたらす物理特性の変化と生物学的影響を解析した。in vitro における微小液滴を用いた生物物理学的解析から...
❏電磁波による細胞型DNA分子ロボットのリモートコントロール(20K21828)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボット / 人工細胞 / DNAナノテクノロジー / ソフトマター / 光制御 (他10件)
【概要】分子ロボットは、生体分子でできた、ナノからマイクロメートルの微小サイズのロボットとして注目されている。本研究では、紫外/可視光・赤外レーザー・電波などの電磁波によって、細胞型のDNA分子ロボットを遠隔制御する技術を開発することを目的とした。最終的に、電磁波等によって、DNAゲルの物性を変化させられることを示し、DNAゲルでできた分子ロボットを、電磁波によって遠隔的に制御できる可能性が見出せた。 ...
❏物理から細胞形態に迫る:多細胞モデルの構築と細胞間相互作用の制御(24740292)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (50555802)
【キーワード】細胞モデル / 界面張力 / 細胞接着 / 細胞組織モデル / 自己組織化 (他12件)
【概要】生物を形作る細胞は、機能に適した形態と内部構造を備えている。我々は、この細胞形状と構造の制御機構を明らかにするために、細胞組織における細胞の空間配置と細胞間接着力に着目し、それらの相関関係を、複数の細胞サイズ液滴からなる細胞組織モデルを用いて調べた。細胞の空間配置が関与しない二細胞モデルでは、細胞間接着力が細胞表面の界面張力と、細胞膜と細胞内の高分子との相互作用によって決定されることが示された。一...
【数物系科学】天文学:化学物理ソフトマターを含む研究件
❏非平衡・非一様・非従来型液体のガラス転移の研究(16H04034)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 州正 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (40449913)
【キーワード】物性基礎論 / ガラス転移 / ソフトマター / 化学物理 / 非平衡物理学 (他8件)
【概要】ガラス転移現象を、シミュレーションと理論解析により開拓することを目的とした研究を行った。従来のガラス転移研究の困難の克服するために、我々は、(i) 新規の液体モデル系を採用すること、(ii) 系を空間的に非一様にすること、そして、(iii) 系を非平衡条件下に置く、などの非従来方の設定やモデルを採用した。その結果、異常なガラス相、異常な次元依存性、理想ガラス転移点近傍の熱力学異常、せん断と密度に依...
❏高分子の圧力誘起液液相転移の探索(24684032)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】千葉 文野 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (20424195)
【キーワード】液体液体転移 / 高分子 / 高圧力 / 圧力誘起相転移 / 多孔性物質 (他14件)
【概要】結晶構造間の相転移は良く知られ、構造の変化に伴う物性の変化は良く研究されている。近年、液体状態においても複数の構造をとりえて、構造間で相転移が存在することが提唱され、液液相転移と呼ばれている。本研究は、高分子溶融体においても液液相転移が存在することを実験的に明らかにする目的で行った。高分子P4MP1を始めとするいくつかの高分子で圧力誘起で溶融体から溶融体への構造変化を発見することができた。また、1...
【化学】複合化学:反応場ソフトマターを含む研究件
❏シングルドメインソフトマターが拓く新構造と物性に関する研究(17H01034)
【研究テーマ】ナノ構造化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福島 孝典 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (70281970)
【キーワード】分子自己集合 / シングルドメイン / ソフトマター / 液晶 / 高分子材料 (他10件)
【概要】分子凝縮相に関する既存概念では説明できない性質を示す構造、相挙動、および分子集団運動を示す、複数の新たなソフトマターを発見した。特に、加熱溶融して冷却するだけで、液滴のような形状でありながら単結晶様構造を形成し、見かけ上三次元構造規則性を保持したまま流動するキラル分子集合体を見いだし、さらに分子のキラリティーと集団運動の相関に関する新知見も得た。分子自己集合場の開発においては、音波浮遊装置を開発し...
❏ソフトマター反応場:高分子ゲルを用いる新概念の分子触媒反応媒体の実現(18651043)
【研究テーマ】環境技術・環境材料
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】永島 英夫 九州大学, 先導物質化学研究所, 教授 (50159076)
【キーワード】触媒・化学プロセス / 固定化触媒 / ソフトマター / 分子触媒 / 反応場 (他11件)
【概要】本研究は「分離・回収・再利用が簡単な触媒」を、コロイド、ゲルのようなやわらかい物質が作る複合系である「ソフトマター」を用いた新しい触媒反応媒体を提案し、実現することにより達成しようとするものであり、ゲルの設計、触媒設計、反応設計とその実現をめざす実験を積み重ねて、反応媒体として最適な高分子ゲルを絞り込み、「分子触媒を固定した高分子ゲル」という、新しい環境低負荷触媒の研究分野を切り開くことを目的とし...
【化学】複合化学:ゲルソフトマターを含む研究件
❏小区分13040:生物物理、化学物理およびソフトマターの物理関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】摩擦
【研究期間】摩耗
【研究代表者】巨大応答
【キーワード】焼付き
【概要】本研究課題では、これまでに同定してきた脱水ストレスに応答して可逆的に凝集するクマムシタンパク質群 DRYPs について解析することで、新たな耐性原理の検証と提唱を目指している。本年度は、まずストレス依存に動物細胞内で繊維構造を形成するクマムシ固有の CAHS タンパク質群について、線維化がもたらす物理特性の変化と生物学的影響を解析した。in vitro における微小液滴を用いた生物物理学的解析から...
❏電磁波による細胞型DNA分子ロボットのリモートコントロール(20K21828)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボット / 人工細胞 / DNAナノテクノロジー / ソフトマター / 光制御 (他10件)
【概要】分子ロボットは、生体分子でできた、ナノからマイクロメートルの微小サイズのロボットとして注目されている。本研究では、紫外/可視光・赤外レーザー・電波などの電磁波によって、細胞型のDNA分子ロボットを遠隔制御する技術を開発することを目的とした。最終的に、電磁波等によって、DNAゲルの物性を変化させられることを示し、DNAゲルでできた分子ロボットを、電磁波によって遠隔的に制御できる可能性が見出せた。 ...
❏摩耗現象における巨大過渡応答メカニズムの解明(18K03565)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山口 哲生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20466783)
【キーワード】摩擦 / 摩耗 / 巨大応答 / 焼付き / ゲル (他20件)
【概要】本研究では,アクリル樹脂を用いた摩擦・摩耗実験,および,高分子ゲルを用いた摩擦実験に取り組んだ.とくに後者では,すべり速度が物体の弾性波速度の同程度となる超高速条件で摩擦実験を実施した. その結果,2つの異なる特徴的な摩擦挙動を発見した.アクリル樹脂を用いた実験では,実験条件は一定であるにもかかわらず,ある時点で定常状態から逸脱し,摩擦力が急激に上昇して焼付きに至る挙動が観察された.また,高分子ゲ...
【総合理工】ナノ・マイクロ科学:マイクロ流体工学ソフトマターを含む研究件
❏電磁波による細胞型DNA分子ロボットのリモートコントロール(20K21828)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボット / 人工細胞 / DNAナノテクノロジー / ソフトマター / 光制御 (他10件)
【概要】分子ロボットは、生体分子でできた、ナノからマイクロメートルの微小サイズのロボットとして注目されている。本研究では、紫外/可視光・赤外レーザー・電波などの電磁波によって、細胞型のDNA分子ロボットを遠隔制御する技術を開発することを目的とした。最終的に、電磁波等によって、DNAゲルの物性を変化させられることを示し、DNAゲルでできた分子ロボットを、電磁波によって遠隔的に制御できる可能性が見出せた。 ...
❏自己複製する非平衡動的なDNA人工細胞の創成(17H01813)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (20511249)
【キーワード】DNAナノテクノロジー / 分子ロボティクス / 人工細胞工学 / 生物物理学 / ソフトマター (他14件)
【概要】DNAによる分子ナノシステムを細胞サイズまでスケールアップして自己組織化させ、DNA設計に由来するプログラマブルな動的分子システムである複製する非平衡動的なDNA人工細胞の構築のための基礎技術の開発を行った。まず、両親媒性化したDNAオリガミナノプレートでカプセル状のDNA人工細胞を構築した。次に、自律的に分裂できるDNAゲル人工細胞の構築を行った。外からのタンパク質の入力に応答して、混和に寄与し...
【工学】機械工学:ベシクルソフトマターを含む研究件
❏物理から細胞形態に迫る:多細胞モデルの構築と細胞間相互作用の制御(24740292)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (50555802)
【キーワード】細胞モデル / 界面張力 / 細胞接着 / 細胞組織モデル / 自己組織化 (他12件)
【概要】生物を形作る細胞は、機能に適した形態と内部構造を備えている。我々は、この細胞形状と構造の制御機構を明らかにするために、細胞組織における細胞の空間配置と細胞間接着力に着目し、それらの相関関係を、複数の細胞サイズ液滴からなる細胞組織モデルを用いて調べた。細胞の空間配置が関与しない二細胞モデルでは、細胞間接着力が細胞表面の界面張力と、細胞膜と細胞内の高分子との相互作用によって決定されることが示された。一...
❏非対称粘性下におけるモデル生体膜の変形機構(23840031)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011-08-24 - 2013-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (50555802)
【キーワード】非平衡物理学 / モデル生体膜 / 生物物理学 / ソフトマター / ベシクル (他7件)
【概要】細胞は、絶えず外界と膜を介した物質やエネルギーのやりとりを行いながら、生命活動を維持している。それゆえ、非平衡条件下での膜系の構造と物性を理解することは、生命を物理的に理解する上で必要だといえる。近年、細胞膜の基礎となる脂質2分子膜小胞(ベシクル)に、細胞膜の持つ構造的特徴や細胞内外の環境因子をボトムアップ的に付与し、それに応じた構造や形の変化を解析することが可能となってきている。実際に我々は、膜...
【工学】総合工学:カラスソフトマターを含む研究件
❏ガラス化の起源とメソスコピック輸送:ソフトマター物理の視点から(24740284)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (20508139)
【キーワード】ガラス化 / ソフトマター / メソスコピック / 流体輸送 / 動的スケーリング (他10件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、私は過冷却液体の"流体"輸送異常における非局所なメソスコピック性と、その協同運動との関わりについて研究を行った。一連の研究では、波数に依存した流体輸送係数の直接的な解析によって、流体輸送そのものが有する時空階層性とそのスケーリング特性を数値的に明らかにした。さらに、これらのシミュレーション結果に基づいて、動的スケーリング理論を構築した。そこでは、過冷却液...
❏ガラス形成物質のレオロジー(21740309)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (20508139)
【キーワード】ガラス / 過冷却液体 / レオロジー / 粘弾性 / ソフトマター (他7件)
【概要】ガラス形成物質の非線形輸送現象(特にそのレオロジー挙動)について理論的に研究を行った。主な成果は以下のとおりである。(i)分子動力学シミュレーションにより、過冷却液体の異常粘性輸送および粘弾性特性のメソスコピック性を初めて明らかにした。この発見は動的不均一性に伴う相関構造がスローダイナミクスにおいて本質的に重要であることを強く示唆するものである。(ii)アモルファス物質の破壊現象を記述する新しい粘...
【工学】総合工学:レオロジーソフトマターを含む研究件
❏摩耗現象における巨大過渡応答メカニズムの解明(18K03565)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】山口 哲生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20466783)
【キーワード】摩擦 / 摩耗 / 巨大応答 / 焼付き / ゲル (他20件)
【概要】本研究では,アクリル樹脂を用いた摩擦・摩耗実験,および,高分子ゲルを用いた摩擦実験に取り組んだ.とくに後者では,すべり速度が物体の弾性波速度の同程度となる超高速条件で摩擦実験を実施した. その結果,2つの異なる特徴的な摩擦挙動を発見した.アクリル樹脂を用いた実験では,実験条件は一定であるにもかかわらず,ある時点で定常状態から逸脱し,摩擦力が急激に上昇して焼付きに至る挙動が観察された.また,高分子ゲ...
❏非平衡・非一様・非従来型液体のガラス転移の研究(16H04034)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 州正 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (40449913)
【キーワード】物性基礎論 / ガラス転移 / ソフトマター / 化学物理 / 非平衡物理学 (他8件)
【概要】ガラス転移現象を、シミュレーションと理論解析により開拓することを目的とした研究を行った。従来のガラス転移研究の困難の克服するために、我々は、(i) 新規の液体モデル系を採用すること、(ii) 系を空間的に非一様にすること、そして、(iii) 系を非平衡条件下に置く、などの非従来方の設定やモデルを採用した。その結果、異常なガラス相、異常な次元依存性、理想ガラス転移点近傍の熱力学異常、せん断と密度に依...
❏微生物系の集団運動に及ぼす近接流体力学的相互作用の効果(26400425)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (20508139)
【キーワード】アクティブマター / ソフトマター / 流体力学的相互作用 / レオロジー / コロイド (他6件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、モデルアクティブ系の集団運動に及ぼす近接流体力学的相互作用の効果について研究を行い、以下の事柄を明らかにした: アクティブ粒子間の流体力学的相互作用は、粒子サイズ程度の距離に近接すると、自己推進性そのものに強く影響を及ぼす。特に、流体力学的相互作用による自己トラップ効果により、過渡的な巨大構造形成が低密度領域で促進される。関連して、コロイド分散系のゲル化における流体力学...
【工学】総合工学:コロイドソフトマターを含む研究件
❏スピンから捉えるガラス・ジャミング転移の物理:ソフトマターから情報統計力学まで(19H01812)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】吉野 元 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (50335337)
【キーワード】ガラス転移 / ジャミング / フラストレート磁性 / コロイド / 制約充足問題 (他15件)
【概要】本プロジェクトでは、スピン(回転自由度)の関わるガラス・ジャミング転移の物理と数理を広範な領域において分野横断的に研究した。具体的は、フラストレート磁性体、コロイドガラス、ベクトル変数の統計的推定・制約充足問題、深層ニューラルネットワークの学習理論において理論的、数値的に研究を行った。その結果、パイロクロア酸化物Y2MO2O7における外的乱れなしに起こるスピングラス転移のメカニズムの解明、コロイド...
❏微生物系の集団運動に及ぼす近接流体力学的相互作用の効果(26400425)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (20508139)
【キーワード】アクティブマター / ソフトマター / 流体力学的相互作用 / レオロジー / コロイド (他6件)
【概要】本研究プロジェクトにおいて、モデルアクティブ系の集団運動に及ぼす近接流体力学的相互作用の効果について研究を行い、以下の事柄を明らかにした: アクティブ粒子間の流体力学的相互作用は、粒子サイズ程度の距離に近接すると、自己推進性そのものに強く影響を及ぼす。特に、流体力学的相互作用による自己トラップ効果により、過渡的な巨大構造形成が低密度領域で促進される。関連して、コロイド分散系のゲル化における流体力学...
【工学】総合工学:粘弾性ソフトマターを含む研究件
❏非対称粘性下におけるモデル生体膜の変形機構(23840031)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011-08-24 - 2013-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (50555802)
【キーワード】非平衡物理学 / モデル生体膜 / 生物物理学 / ソフトマター / ベシクル (他7件)
【概要】細胞は、絶えず外界と膜を介した物質やエネルギーのやりとりを行いながら、生命活動を維持している。それゆえ、非平衡条件下での膜系の構造と物性を理解することは、生命を物理的に理解する上で必要だといえる。近年、細胞膜の基礎となる脂質2分子膜小胞(ベシクル)に、細胞膜の持つ構造的特徴や細胞内外の環境因子をボトムアップ的に付与し、それに応じた構造や形の変化を解析することが可能となってきている。実際に我々は、膜...
❏ガラス形成物質のレオロジー(21740309)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】古川 亮 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (20508139)
【キーワード】ガラス / 過冷却液体 / レオロジー / 粘弾性 / ソフトマター (他7件)
【概要】ガラス形成物質の非線形輸送現象(特にそのレオロジー挙動)について理論的に研究を行った。主な成果は以下のとおりである。(i)分子動力学シミュレーションにより、過冷却液体の異常粘性輸送および粘弾性特性のメソスコピック性を初めて明らかにした。この発見は動的不均一性に伴う相関構造がスローダイナミクスにおいて本質的に重要であることを強く示唆するものである。(ii)アモルファス物質の破壊現象を記述する新しい粘...
【工学】総合工学:シミュレーションソフトマターを含む研究件
❏非平衡下での生体膜の構造形成(21K03481)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】野口 博司 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00514564)
【キーワード】曲率誘導タンパク質 / 反応拡散波 / シミュレーション / 生物物理 / ソフトマター
【概要】非平衡下で生体膜がとる多様な形状変化、パターン形成を明らかにするのが本研究課題の目的である。今年度は、曲率誘導タンパク質および、その制御因子の膜への吸着、膜上の拡散が引き起こす現象について反抗拡散方程式と膜変形をカップルさせた計算を行い、膜変形を伴う反応拡散波について調べた。球面では空間的に一様な振動が起こる条件でも、曲率の高い(条件によっては低い)部位から、進行波が形成されることや、波の速度が曲...
❏タンパク質による生体膜の形態制御(17K05607)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】野口 博司 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00514564)
【キーワード】生物物理 / ソフトマター / 生体膜 / シミュレーション
【概要】本研究では粗視化シミュレーションを用いて、曲率誘導タンパク質などによる生体膜の構造変化を研究した。(1)キラリティがチューブ形成に重要であること、(2)膜変形とのカップリングによって膜上の反応拡散波の安定性やチューリングパターンが変化すること、(3)アクチン繊維成長との相互作用が熱平衡とは異なる膜ゆらぎを誘起することなどを明らかにするとともに、(4)膜の力学物性の計算手法の開発や(5)ナビエ・スト...
❏架橋による生体膜の構造制御(25400425)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野口 博司 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00514564)
【キーワード】生物物理 / ソフトマター / 細胞 / 生体膜 / シミュレーション
【概要】数値計算を主に用いて、タンパク質などによる生体膜の形状制御の仕組みを研究した。まず、膜間のゆらぎのエントロピーによって生体膜間を架橋する結合サイトが凝集する条件を明らかにした。次に、高分子修飾によって大きな膜ドメインが不安定化し、多数のマイクロドメインが形成されることがあることを示した。そして、バナナ状タンパク質の吸着により、多角形膜チューブや多面体ベシクルが形成することを明らかにした。タンパク質...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:人工細胞ソフトマターを含む研究件
❏中区分62:応用情報学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】分子ロボティクス
【研究期間】DNAナノテクノロジー
【研究代表者】電気化学
【キーワード】人工細胞
【概要】人工細胞を用いた実験系と、実モデルと縮約変数モデルの反応拡散方程式を用いた理論系を組み合わせ、生命の時空間パターンを決定する細胞内反応拡散波の物理を完成させることを目的としている。これまでバクテリアの細胞分裂面を決定するMinタンパク質系を用いて、その反応拡散波(Min波)を人工細胞内にて安定的に発生させる実験系の構築に成功し、(1)人工細胞の直径と波の形状・速度に相似性が現れること(空間相似性)...
❏電磁波による細胞型DNA分子ロボットのリモートコントロール(20K21828)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2022-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボット / 人工細胞 / DNAナノテクノロジー / ソフトマター / 光制御 (他10件)
【概要】分子ロボットは、生体分子でできた、ナノからマイクロメートルの微小サイズのロボットとして注目されている。本研究では、紫外/可視光・赤外レーザー・電波などの電磁波によって、細胞型のDNA分子ロボットを遠隔制御する技術を開発することを目的とした。最終的に、電磁波等によって、DNAゲルの物性を変化させられることを示し、DNAゲルでできた分子ロボットを、電磁波によって遠隔的に制御できる可能性が見出せた。 ...
❏ディジタルー分子情報変換によるマクロファージ型分子ロボットの構築と制御(20H00619)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (20511249)
【キーワード】分子ロボティクス / DNAナノテクノロジー / 電気化学 / 人工細胞 / ソフトマター (他6件)
【概要】本研究では、「マクロファージ型分子ロボット」を構築すると伴に、ディジタルの世界と当該分子ロボットをつないで、ディジタルハイブリッドな分子ロボットを構築することを目的としている。 代表者・瀧ノ上は、分担者・佐藤と協力して、分子ロボットへのターゲット分子のセンシング機能の付与の実験を行った。分子ロボットのボディとしてDNAゲルを用いた。DNAゲルは、Y字型DNAナノ構造をネットワーク状に集積させて構築...
【総合生物】神経科学:生物物理学ソフトマターを含む研究件
❏自己複製する非平衡動的なDNA人工細胞の創成(17H01813)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】瀧ノ上 正浩 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (20511249)
【キーワード】DNAナノテクノロジー / 分子ロボティクス / 人工細胞工学 / 生物物理学 / ソフトマター (他14件)
【概要】DNAによる分子ナノシステムを細胞サイズまでスケールアップして自己組織化させ、DNA設計に由来するプログラマブルな動的分子システムである複製する非平衡動的なDNA人工細胞の構築のための基礎技術の開発を行った。まず、両親媒性化したDNAオリガミナノプレートでカプセル状のDNA人工細胞を構築した。次に、自律的に分裂できるDNAゲル人工細胞の構築を行った。外からのタンパク質の入力に応答して、混和に寄与し...
❏非対称粘性下におけるモデル生体膜の変形機構(23840031)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011-08-24 - 2013-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (50555802)
【キーワード】非平衡物理学 / モデル生体膜 / 生物物理学 / ソフトマター / ベシクル (他7件)
【概要】細胞は、絶えず外界と膜を介した物質やエネルギーのやりとりを行いながら、生命活動を維持している。それゆえ、非平衡条件下での膜系の構造と物性を理解することは、生命を物理的に理解する上で必要だといえる。近年、細胞膜の基礎となる脂質2分子膜小胞(ベシクル)に、細胞膜の持つ構造的特徴や細胞内外の環境因子をボトムアップ的に付与し、それに応じた構造や形の変化を解析することが可能となってきている。実際に我々は、膜...
【医歯薬学】社会医学:生物物理ソフトマターを含む研究件
❏非平衡下での生体膜の構造形成(21K03481)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】野口 博司 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00514564)
【キーワード】曲率誘導タンパク質 / 反応拡散波 / シミュレーション / 生物物理 / ソフトマター
【概要】非平衡下で生体膜がとる多様な形状変化、パターン形成を明らかにするのが本研究課題の目的である。今年度は、曲率誘導タンパク質および、その制御因子の膜への吸着、膜上の拡散が引き起こす現象について反抗拡散方程式と膜変形をカップルさせた計算を行い、膜変形を伴う反応拡散波について調べた。球面では空間的に一様な振動が起こる条件でも、曲率の高い(条件によっては低い)部位から、進行波が形成されることや、波の速度が曲...
❏タンパク質による生体膜の形態制御(17K05607)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】野口 博司 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00514564)
【キーワード】生物物理 / ソフトマター / 生体膜 / シミュレーション
【概要】本研究では粗視化シミュレーションを用いて、曲率誘導タンパク質などによる生体膜の構造変化を研究した。(1)キラリティがチューブ形成に重要であること、(2)膜変形とのカップリングによって膜上の反応拡散波の安定性やチューリングパターンが変化すること、(3)アクチン繊維成長との相互作用が熱平衡とは異なる膜ゆらぎを誘起することなどを明らかにするとともに、(4)膜の力学物性の計算手法の開発や(5)ナビエ・スト...
❏非平衡・非一様・非従来型液体のガラス転移の研究(16H04034)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 州正 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (40449913)
【キーワード】物性基礎論 / ガラス転移 / ソフトマター / 化学物理 / 非平衡物理学 (他8件)
【概要】ガラス転移現象を、シミュレーションと理論解析により開拓することを目的とした研究を行った。従来のガラス転移研究の困難の克服するために、我々は、(i) 新規の液体モデル系を採用すること、(ii) 系を空間的に非一様にすること、そして、(iii) 系を非平衡条件下に置く、などの非従来方の設定やモデルを採用した。その結果、異常なガラス相、異常な次元依存性、理想ガラス転移点近傍の熱力学異常、せん断と密度に依...
【医歯薬学】薬学:自己組織化ソフトマターを含む研究件
❏シングルドメインソフトマターが拓く新構造と物性に関する研究(17H01034)
【研究テーマ】ナノ構造化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】福島 孝典 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (70281970)
【キーワード】分子自己集合 / シングルドメイン / ソフトマター / 液晶 / 高分子材料 (他10件)
【概要】分子凝縮相に関する既存概念では説明できない性質を示す構造、相挙動、および分子集団運動を示す、複数の新たなソフトマターを発見した。特に、加熱溶融して冷却するだけで、液滴のような形状でありながら単結晶様構造を形成し、見かけ上三次元構造規則性を保持したまま流動するキラル分子集合体を見いだし、さらに分子のキラリティーと集団運動の相関に関する新知見も得た。分子自己集合場の開発においては、音波浮遊装置を開発し...
❏形と流動性の再現から読み解く生命システムの秩序原理(15KT0081)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2019-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / ソフトマター / 細胞再構成 / 人工細胞 / 反応拡散 (他11件)
【概要】本研究では、人工的に構成した細胞(人工細胞)に,生命で機能する部品のグループを導入することで生じる物理的・化学的な変化を、「流動性・生命機能・空間形状」という3つのキーワードを軸に追求しました。結果、細胞が示す空間形状が内部の物質の移動や生命機能に与える影響や、流動性が生命機能の発現を変化させる仕組み、流動性が空間形状変化を制御する可能性など、通常の生命科学ではアクセスしづらい現象の発見やメカニズ...
❏物理から細胞形態に迫る:多細胞モデルの構築と細胞間相互作用の制御(24740292)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (50555802)
【キーワード】細胞モデル / 界面張力 / 細胞接着 / 細胞組織モデル / 自己組織化 (他12件)
【概要】生物を形作る細胞は、機能に適した形態と内部構造を備えている。我々は、この細胞形状と構造の制御機構を明らかにするために、細胞組織における細胞の空間配置と細胞間接着力に着目し、それらの相関関係を、複数の細胞サイズ液滴からなる細胞組織モデルを用いて調べた。細胞の空間配置が関与しない二細胞モデルでは、細胞間接着力が細胞表面の界面張力と、細胞膜と細胞内の高分子との相互作用によって決定されることが示された。一...
【医歯薬学】薬学:生体膜ソフトマターを含む研究件
❏タンパク質による生体膜の形態制御(17K05607)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】野口 博司 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00514564)
【キーワード】生物物理 / ソフトマター / 生体膜 / シミュレーション
【概要】本研究では粗視化シミュレーションを用いて、曲率誘導タンパク質などによる生体膜の構造変化を研究した。(1)キラリティがチューブ形成に重要であること、(2)膜変形とのカップリングによって膜上の反応拡散波の安定性やチューリングパターンが変化すること、(3)アクチン繊維成長との相互作用が熱平衡とは異なる膜ゆらぎを誘起することなどを明らかにするとともに、(4)膜の力学物性の計算手法の開発や(5)ナビエ・スト...
❏架橋による生体膜の構造制御(25400425)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】野口 博司 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00514564)
【キーワード】生物物理 / ソフトマター / 細胞 / 生体膜 / シミュレーション
【概要】数値計算を主に用いて、タンパク質などによる生体膜の形状制御の仕組みを研究した。まず、膜間のゆらぎのエントロピーによって生体膜間を架橋する結合サイトが凝集する条件を明らかにした。次に、高分子修飾によって大きな膜ドメインが不安定化し、多数のマイクロドメインが形成されることがあることを示した。そして、バナナ状タンパク質の吸着により、多角形膜チューブや多面体ベシクルが形成することを明らかにした。タンパク質...
【医歯薬学】薬学:合成生物学ソフトマターを含む研究件
❏細胞サイズ空間における時空間パターン形成の物理:再構成実験と理論モデルによる解明(20H01875)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (20580989)
【キーワード】ソフトマター / 反応拡散系 / 細胞サイズ空間 / 人工細胞 / 合成生物学 (他6件)
【概要】人工細胞を用いた実験系と、実モデルと縮約変数モデルの反応拡散方程式を用いた理論系を組み合わせ、生命の時空間パターンを決定する細胞内反応拡散波の物理を完成させることを目的としている。これまでバクテリアの細胞分裂面を決定するMinタンパク質系を用いて、その反応拡散波(Min波)を人工細胞内にて安定的に発生させる実験系の構築に成功し、(1)人工細胞の直径と波の形状・速度に相似性が現れること(空間相似性)...
❏形と流動性の再現から読み解く生命システムの秩序原理(15KT0081)
【研究テーマ】構成的システム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-07-10 - 2019-03-31
【研究代表者】藤原 慶 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (20580989)
【キーワード】合成生物学 / ソフトマター / 細胞再構成 / 人工細胞 / 反応拡散 (他11件)
【概要】本研究では、人工的に構成した細胞(人工細胞)に,生命で機能する部品のグループを導入することで生じる物理的・化学的な変化を、「流動性・生命機能・空間形状」という3つのキーワードを軸に追求しました。結果、細胞が示す空間形状が内部の物質の移動や生命機能に与える影響や、流動性が生命機能の発現を変化させる仕組み、流動性が空間形状変化を制御する可能性など、通常の生命科学ではアクセスしづらい現象の発見やメカニズ...
【医歯薬学】薬学:生体高分子ソフトマターを含む研究件
❏高含水ソフトマターと糖・蛋白・脂質の協調による体内超潤滑メカニズムの解明(21H04535)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31
【研究代表者】澤江 義則 九州大学, 工学研究院, 教授 (10284530)
【キーワード】トライボロジー / 超潤滑 / ソフトマター / 生体高分子 / 生体関節
【概要】導入した回転式レオメータをベースとした摩擦試験機を用い,滑り速度に依存したハイドロゲル軟骨モデルの動的摩擦挙動を計測し,潤滑液中に添加した生体高分子成分の影響を評価した.その結果,最大摩擦係数を例とすると,タンパク質が摩擦係数を大きく上昇させるのに対し,脂質,ヒアルロン酸は摩擦係数を低下させ,両者を混合することで摩擦が最小化することが示された.また滑り速度と摩擦係数の関係を表す曲線の形状は,変曲点...
❏物理から細胞形態に迫る:多細胞モデルの構築と細胞間相互作用の制御(24740292)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (50555802)
【キーワード】細胞モデル / 界面張力 / 細胞接着 / 細胞組織モデル / 自己組織化 (他12件)
【概要】生物を形作る細胞は、機能に適した形態と内部構造を備えている。我々は、この細胞形状と構造の制御機構を明らかにするために、細胞組織における細胞の空間配置と細胞間接着力に着目し、それらの相関関係を、複数の細胞サイズ液滴からなる細胞組織モデルを用いて調べた。細胞の空間配置が関与しない二細胞モデルでは、細胞間接着力が細胞表面の界面張力と、細胞膜と細胞内の高分子との相互作用によって決定されることが示された。一...
❏非対称粘性下におけるモデル生体膜の変形機構(23840031)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2011-08-24 - 2013-03-31
【研究代表者】柳澤 実穂 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (50555802)
【キーワード】非平衡物理学 / モデル生体膜 / 生物物理学 / ソフトマター / ベシクル (他7件)
【概要】細胞は、絶えず外界と膜を介した物質やエネルギーのやりとりを行いながら、生命活動を維持している。それゆえ、非平衡条件下での膜系の構造と物性を理解することは、生命を物理的に理解する上で必要だといえる。近年、細胞膜の基礎となる脂質2分子膜小胞(ベシクル)に、細胞膜の持つ構造的特徴や細胞内外の環境因子をボトムアップ的に付与し、それに応じた構造や形の変化を解析することが可能となってきている。実際に我々は、膜...