研究Discovery Saga

【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)

【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト（MOSAiC）に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...

【キーワード】北極海 / 海氷予測 / 現場観測 / 衛星リモートセンシング / 数値モデル (他11件)

【概要】屋外実験やサロマ湖、北極海・南極海での現地観測を行い、可搬型マイクロ波放射計を用いたマイクロ波帯の放射・散乱・反射特性を測定した。それにより、衛星リモートセンシングの海氷厚アルゴリズムを改良した。加えて、人工衛星搭載のマイクロ波放射計データを用いて毎日の正味海氷増加・減少面積のデータセットを作成し数値モデルの検証に用いるとともに、北極海における海氷変動メカニズムの解析を行った。数値モデルに観測デ...

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【情報学】情報学フロンティア：経済事情／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【複合領域】社会・安全システム科学：紛争解決／北極海を含む研究件

❏国際組織を通じた海洋法秩序の展開(19H00567)

【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31

【研究代表者】植木俊哉東北大学, 法学研究科, 教授 (00160151)

【キーワード】国際組織 / 海洋法 / 紛争解決 / 海洋環境の保護・保全 / 国家管轄圏外区域の海洋生物多様性（BBNJ） (他12件)

【概要】研究計画で予定していた個々のテーマについて検討を行い、今日の国際組織が海洋法において果たす役割の動態的な展開(紛争解決、法定立、ガバナンス、非国家主体との連携協力等)を把握する作業を進めた。今年度取り扱った具体的な論点は、島の地位、航行、海上での法執行、海洋科学調査、漁業資源管理、海洋汚染(プラスチックごみ)、北極海等である。特に、国家管轄権外区域における生物多様性の保全（BBNJ）という比較的...

【複合領域】文化財科学・博物館学：地理情報システム(GIS) ／北極海を含む研究件

【概要】本研究で得られた成果は,下記の通りである。 1.北極海上空及び海上の気象データを入手した。データ供給元は、ECMWFと気象庁である。 2.北極海の氷況の人工衛星観測データを入手した。これは、米国DMSP衛星搭載のSSM/Iセンサによるもので、NSIDCから入手した。このデータは解像度25kmと大変粗いものであるが、ほぽ毎日の氷況のデジタルデータがインターネットを通して入手できるため、便利である。 ...

【複合領域】一般理論：国際組織／北極海を含む研究件

❏国際組織を通じた海洋法秩序の展開(19H00567)

【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31

【研究代表者】植木俊哉東北大学, 法学研究科, 教授 (00160151)

【キーワード】国際組織 / 海洋法 / 紛争解決 / 海洋環境の保護・保全 / 国家管轄圏外区域の海洋生物多様性（BBNJ） (他12件)

【概要】研究計画で予定していた個々のテーマについて検討を行い、今日の国際組織が海洋法において果たす役割の動態的な展開(紛争解決、法定立、ガバナンス、非国家主体との連携協力等)を把握する作業を進めた。今年度取り扱った具体的な論点は、島の地位、航行、海上での法執行、海洋科学調査、漁業資源管理、海洋汚染(プラスチックごみ)、北極海等である。特に、国家管轄権外区域における生物多様性の保全（BBNJ）という比較的...

【複合領域】一般理論：安全保障／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【環境学】環境解析学：雲システム／北極海を含む研究件

【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所（以下：AWI）との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の４つが挙げられる。（1）大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証（ドイツを含む4カ国からなる７つのモデルが参加）、（2）ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...

【環境学】環境解析学：気候システム／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)

【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト（MOSAiC）に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...

【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所（以下：AWI）との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の４つが挙げられる。（1）大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証（ドイツを含む4カ国からなる７つのモデルが参加）、（2）ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...

【環境学】環境解析学：炭酸塩骨格密度／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), センター長 (70344281)

【概要】北極海の低次生態系に着目し、(1) 脆弱性、(2) 頑健性、(3) 特異性の解明を目的とした。(1) 脆弱性に関して、炭酸塩プランクトンの骨格密度が最大40%も減少し、カナダ海盆では特有の生態系が失われつつある。(2) 頑健性に関して、熱帯や亜熱帯域特有の窒素固定基礎生産は、北極海においても営まれている。(3) 特異性に関して、炭素数10~38の直鎖飽和炭化水素の合成能を持つ株をDicrateri...

【環境学】環境解析学：海氷／北極海を含む研究件

❏中区分63:環境解析評価およびその関連分野(0)

【概要】北極圏海氷域における微量金属元素「マンガン（Mn）」の役割を明らかにするために、2021年度は主に以下の取組みを行った。１．北海道サロマ湖の海氷および海水中のMnの定量評価を行った。２．北極海での現場観測が実現し、海氷域でMn分析用の海氷、海水試料を採取することに成功した。３．新規製作したMnの分析装置を用いて、海水中のMnの分析がほぼ可能になった。１について、2020年度にサロマ湖で採取...

【概要】本研究は、本来北極海での観測において海氷環境で行われる予定であったが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、予定していた韓国極地研究所のアラオン号による北極海航海に参加の見通しが立たなくなった。アラオン号での観測が可能となるまで本研究費を延長する可能性も検討したが、今後状況が早急に改善される可能性が低いと判断し、本研究は北極海の海氷環境に近しい環境である北海道サロマ湖において同様の観測をおこなうこ...

【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所（以下：AWI）との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の４つが挙げられる。（1）大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証（ドイツを含む4カ国からなる７つのモデルが参加）、（2）ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...

【環境学】環境解析学：海氷海洋物理モデル／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【環境学】環境解析学：海氷生産／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【環境学】環境解析学：海氷生成／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【環境学】環境解析学：海氷融解／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【環境学】環境解析学：海洋酸性化／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), センター長 (70344281)

【概要】北極海の低次生態系に着目し、(1) 脆弱性、(2) 頑健性、(3) 特異性の解明を目的とした。(1) 脆弱性に関して、炭酸塩プランクトンの骨格密度が最大40%も減少し、カナダ海盆では特有の生態系が失われつつある。(2) 頑健性に関して、熱帯や亜熱帯域特有の窒素固定基礎生産は、北極海においても営まれている。(3) 特異性に関して、炭素数10~38の直鎖飽和炭化水素の合成能を持つ株をDicrateri...

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【環境学】環境解析学：硫黄循環／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、本来北極海での観測において海氷環境で行われる予定であったが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、予定していた韓国極地研究所のアラオン号による北極海航海に参加の見通しが立たなくなった。アラオン号での観測が可能となるまで本研究費を延長する可能性も検討したが、今後状況が早急に改善される可能性が低いと判断し、本研究は北極海の海氷環境に近しい環境である北海道サロマ湖において同様の観測をおこなうこ...

【環境学】環境解析学：硫化ジメチル／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、本来北極海での観測において海氷環境で行われる予定であったが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、予定していた韓国極地研究所のアラオン号による北極海航海に参加の見通しが立たなくなった。アラオン号での観測が可能となるまで本研究費を延長する可能性も検討したが、今後状況が早急に改善される可能性が低いと判断し、本研究は北極海の海氷環境に近しい環境である北海道サロマ湖において同様の観測をおこなうこ...

【環境学】環境解析学：生物海洋／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), センター長 (70344281)

【概要】北極海の低次生態系に着目し、(1) 脆弱性、(2) 頑健性、(3) 特異性の解明を目的とした。(1) 脆弱性に関して、炭酸塩プランクトンの骨格密度が最大40%も減少し、カナダ海盆では特有の生態系が失われつつある。(2) 頑健性に関して、熱帯や亜熱帯域特有の窒素固定基礎生産は、北極海においても営まれている。(3) 特異性に関して、炭素数10~38の直鎖飽和炭化水素の合成能を持つ株をDicrateri...

【環境学】環境解析学：海洋熱塩循環／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【キーワード】海洋熱塩循環 / 北極振動 / カナダ多島海 / 海面淡水フラックス / 北極海 (他9件)

【概要】北極海が降水・河川水・太平洋表層の低塩分水などの形で受け取った多くの淡水は、フラム海峡とカナダ多島海を通ってそれぞれリーンランド海とラブラドル海に排出される。数値モデリングにおいてこれらの海峡通過流および海峡通過後の淡水経路が正しく表現されているかどうかは、グリーンランド海とラブラドル海を深層水形成領域とする大西洋深層循環の定常的な状態を正しく表現するために重要な要素であることが昨年度までの研究に...

【環境学】環境解析学：南極海／北極海を含む研究件

❏熱帯・亜熱帯域から極域までの全球海洋観測から明らかにする海洋窒素固定の統合的理解(19H04263)

【概要】本研究では南極海沿岸において窒素固定活性を初めて検出した。窒素固定活性は北極海でも検出されており、すなわち本研究の発見によって、海洋窒素固定は全球的なプロセスであることが明らかになった。また本研究によって、北極海に生息する窒素固定生物のゲノムが初めて明らかになった。極域環境は熱帯・亜熱帯海域と比べて変化に富んでいる。極域に生息する窒素固定生物はその環境に合わせて特殊な機能を持つことがゲノム情報から...

【環境学】環境解析学：南極底層水／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【環境学】環境解析学：係留系／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【環境学】環境解析学：亜熱帯海域／北極海を含む研究件

❏熱帯・亜熱帯域から極域までの全球海洋観測から明らかにする海洋窒素固定の統合的理解(19H04263)

【概要】本研究では南極海沿岸において窒素固定活性を初めて検出した。窒素固定活性は北極海でも検出されており、すなわち本研究の発見によって、海洋窒素固定は全球的なプロセスであることが明らかになった。また本研究によって、北極海に生息する窒素固定生物のゲノムが初めて明らかになった。極域環境は熱帯・亜熱帯海域と比べて変化に富んでいる。極域に生息する窒素固定生物はその環境に合わせて特殊な機能を持つことがゲノム情報から...

【環境学】環境解析学：中高緯度／北極海を含む研究件

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【環境学】環境解析学：中深層循環／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【環境学】環境解析学：セジメントトラッブ／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【環境学】環境解析学：セジメントトラップ係留系／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【環境学】環境解析学：中層循環／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【環境学】環境解析学：熱塩フラックス／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【環境学】環境解析学：低気圧／北極海を含む研究件

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【環境学】環境解析学：渦相関法／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【環境学】環境解析学：雲降水／北極海を含む研究件

【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所（以下：AWI）との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の４つが挙げられる。（1）大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証（ドイツを含む4カ国からなる７つのモデルが参加）、（2）ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【環境学】環境解析学：北大西洋深層水／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【環境学】環境解析学：Emiliania huxleyi ／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【環境学】環境解析学：円石藻／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【環境学】環境解析学：沿岸ポリニヤ／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【環境学】環境解析学：ケープダンレー／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【環境学】環境解析学：UCYN-A ／北極海を含む研究件

❏熱帯・亜熱帯域から極域までの全球海洋観測から明らかにする海洋窒素固定の統合的理解(19H04263)

【概要】本研究では南極海沿岸において窒素固定活性を初めて検出した。窒素固定活性は北極海でも検出されており、すなわち本研究の発見によって、海洋窒素固定は全球的なプロセスであることが明らかになった。また本研究によって、北極海に生息する窒素固定生物のゲノムが初めて明らかになった。極域環境は熱帯・亜熱帯海域と比べて変化に富んでいる。極域に生息する窒素固定生物はその環境に合わせて特殊な機能を持つことがゲノム情報から...

【環境学】環境解析学：メソスケール渦／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【環境学】環境解析学：メルトポンド／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、本来北極海での観測において海氷環境で行われる予定であったが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、予定していた韓国極地研究所のアラオン号による北極海航海に参加の見通しが立たなくなった。アラオン号での観測が可能となるまで本研究費を延長する可能性も検討したが、今後状況が早急に改善される可能性が低いと判断し、本研究は北極海の海氷環境に近しい環境である北海道サロマ湖において同様の観測をおこなうこ...

【環境学】環境解析学：微量金属元素／北極海を含む研究件

【概要】北極圏海氷域における微量金属元素「マンガン（Mn）」の役割を明らかにするために、2021年度は主に以下の取組みを行った。１．北海道サロマ湖の海氷および海水中のMnの定量評価を行った。２．北極海での現場観測が実現し、海氷域でMn分析用の海氷、海水試料を採取することに成功した。３．新規製作したMnの分析装置を用いて、海水中のMnの分析がほぼ可能になった。１について、2020年度にサロマ湖で採取...

【環境学】環境解析学：氷床海洋相互作用／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【環境学】環境解析学：極域／北極海を含む研究件

【概要】北極圏海氷域における微量金属元素「マンガン（Mn）」の役割を明らかにするために、2021年度は主に以下の取組みを行った。１．北海道サロマ湖の海氷および海水中のMnの定量評価を行った。２．北極海での現場観測が実現し、海氷域でMn分析用の海氷、海水試料を採取することに成功した。３．新規製作したMnの分析装置を用いて、海水中のMnの分析がほぼ可能になった。１について、2020年度にサロマ湖で採取...

❏熱帯・亜熱帯域から極域までの全球海洋観測から明らかにする海洋窒素固定の統合的理解(19H04263)

【概要】本研究では南極海沿岸において窒素固定活性を初めて検出した。窒素固定活性は北極海でも検出されており、すなわち本研究の発見によって、海洋窒素固定は全球的なプロセスであることが明らかになった。また本研究によって、北極海に生息する窒素固定生物のゲノムが初めて明らかになった。極域環境は熱帯・亜熱帯海域と比べて変化に富んでいる。極域に生息する窒素固定生物はその環境に合わせて特殊な機能を持つことがゲノム情報から...

【環境学】環境解析学：極域海洋／北極海を含む研究件

【概要】北極圏海氷域における微量金属元素「マンガン（Mn）」の役割を明らかにするために、2021年度は主に以下の取組みを行った。１．北海道サロマ湖の海氷および海水中のMnの定量評価を行った。２．北極海での現場観測が実現し、海氷域でMn分析用の海氷、海水試料を採取することに成功した。３．新規製作したMnの分析装置を用いて、海水中のMnの分析がほぼ可能になった。１について、2020年度にサロマ湖で採取...

【環境学】環境解析学：極温暖化増幅／北極海を含む研究件

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【環境学】環境解析学：極端気象現象／北極海を含む研究件

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【環境学】環境解析学：海洋汚染／北極海を含む研究件

❏国際組織を通じた海洋法秩序の展開(19H00567)

【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31

【研究代表者】植木俊哉東北大学, 法学研究科, 教授 (00160151)

【キーワード】国際組織 / 海洋法 / 紛争解決 / 海洋環境の保護・保全 / 国家管轄圏外区域の海洋生物多様性（BBNJ） (他12件)

【概要】研究計画で予定していた個々のテーマについて検討を行い、今日の国際組織が海洋法において果たす役割の動態的な展開(紛争解決、法定立、ガバナンス、非国家主体との連携協力等)を把握する作業を進めた。今年度取り扱った具体的な論点は、島の地位、航行、海上での法執行、海洋科学調査、漁業資源管理、海洋汚染(プラスチックごみ)、北極海等である。特に、国家管轄権外区域における生物多様性の保全（BBNJ）という比較的...

【環境学】環境創成学：国際関係／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【環境学】環境保全学：海洋／北極海を含む研究件

【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所（以下：AWI）との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の４つが挙げられる。（1）大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証（ドイツを含む4カ国からなる７つのモデルが参加）、（2）ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...

【環境学】環境保全学：地球温暖化／北極海を含む研究件

❏海氷-海洋境界層理論に基づく海氷モニタリング技術開発と自動観測ネットワークの構築(22H01296)

【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)

【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト（MOSAiC）に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【環境学】環境保全学：再生可能エネルギー／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【環境学】環境保全学：環境変動／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：淡水フラックス／北極海を含む研究件

【キーワード】海洋熱塩循環 / 北極振動 / カナダ多島海 / 海面淡水フラックス / 北極海 (他9件)

【概要】北極海が降水・河川水・太平洋表層の低塩分水などの形で受け取った多くの淡水は、フラム海峡とカナダ多島海を通ってそれぞれリーンランド海とラブラドル海に排出される。数値モデリングにおいてこれらの海峡通過流および海峡通過後の淡水経路が正しく表現されているかどうかは、グリーンランド海とラブラドル海を深層水形成領域とする大西洋深層循環の定常的な状態を正しく表現するために重要な要素であることが昨年度までの研究に...

【数物系科学】地球惑星科学：近慣性内部重力波／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：海氷減少／北極海を含む研究件

❏海氷-海洋境界層理論に基づく海氷モニタリング技術開発と自動観測ネットワークの構築(22H01296)

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：海氷変形率／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【数物系科学】地球惑星科学：海氷変動／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【数物系科学】地球惑星科学：海面境界条件／北極海を含む研究件

【キーワード】海洋熱塩循環 / 北極振動 / カナダ多島海 / 海面淡水フラックス / 北極海 (他9件)

【概要】北極海が降水・河川水・太平洋表層の低塩分水などの形で受け取った多くの淡水は、フラム海峡とカナダ多島海を通ってそれぞれリーンランド海とラブラドル海に排出される。数値モデリングにおいてこれらの海峡通過流および海峡通過後の淡水経路が正しく表現されているかどうかは、グリーンランド海とラブラドル海を深層水形成領域とする大西洋深層循環の定常的な状態を正しく表現するために重要な要素であることが昨年度までの研究に...

【数物系科学】地球惑星科学：海面淡水フラックス／北極海を含む研究件

【キーワード】海洋熱塩循環 / 北極振動 / カナダ多島海 / 海面淡水フラックス / 北極海 (他9件)

【概要】北極海が降水・河川水・太平洋表層の低塩分水などの形で受け取った多くの淡水は、フラム海峡とカナダ多島海を通ってそれぞれリーンランド海とラブラドル海に排出される。数値モデリングにおいてこれらの海峡通過流および海峡通過後の淡水経路が正しく表現されているかどうかは、グリーンランド海とラブラドル海を深層水形成領域とする大西洋深層循環の定常的な状態を正しく表現するために重要な要素であることが昨年度までの研究に...

【数物系科学】地球惑星科学：海洋海洋熱塩循環／北極海を含む研究件

【キーワード】海洋熱塩循環 / 北極振動 / カナダ多島海 / 海面淡水フラックス / 北極海 (他9件)

【概要】北極海が降水・河川水・太平洋表層の低塩分水などの形で受け取った多くの淡水は、フラム海峡とカナダ多島海を通ってそれぞれリーンランド海とラブラドル海に排出される。数値モデリングにおいてこれらの海峡通過流および海峡通過後の淡水経路が正しく表現されているかどうかは、グリーンランド海とラブラドル海を深層水形成領域とする大西洋深層循環の定常的な状態を正しく表現するために重要な要素であることが昨年度までの研究に...

【数物系科学】地球惑星科学：海洋大循環モデル／北極海を含む研究件

【キーワード】海洋熱塩循環 / 北極振動 / カナダ多島海 / 海面淡水フラックス / 北極海 (他9件)

【概要】北極海が降水・河川水・太平洋表層の低塩分水などの形で受け取った多くの淡水は、フラム海峡とカナダ多島海を通ってそれぞれリーンランド海とラブラドル海に排出される。数値モデリングにおいてこれらの海峡通過流および海峡通過後の淡水経路が正しく表現されているかどうかは、グリーンランド海とラブラドル海を深層水形成領域とする大西洋深層循環の定常的な状態を正しく表現するために重要な要素であることが昨年度までの研究に...

【数物系科学】地球惑星科学：海洋物理／北極海を含む研究件

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：海洋乱流／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：内部重力波／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：熱塩収支／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【数物系科学】地球惑星科学：エネルギーカスケード／北極海を含む研究件

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：エネルギー散逸／北極海を含む研究件

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：異常気象／北極海を含む研究件

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【数物系科学】地球惑星科学：慣性振動／北極海を含む研究件

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：山岳波／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【数物系科学】地球惑星科学：現場観測／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 海氷予測 / 現場観測 / 衛星リモートセンシング / 数値モデル (他11件)

【概要】屋外実験やサロマ湖、北極海・南極海での現地観測を行い、可搬型マイクロ波放射計を用いたマイクロ波帯の放射・散乱・反射特性を測定した。それにより、衛星リモートセンシングの海氷厚アルゴリズムを改良した。加えて、人工衛星搭載のマイクロ波放射計データを用いて毎日の正味海氷増加・減少面積のデータセットを作成し数値モデルの検証に用いるとともに、北極海における海氷変動メカニズムの解析を行った。数値モデルに観測デ...

【数物系科学】地球惑星科学：カナダ多島海／北極海を含む研究件

【キーワード】海洋熱塩循環 / 北極振動 / カナダ多島海 / 海面淡水フラックス / 北極海 (他9件)

【概要】北極海が降水・河川水・太平洋表層の低塩分水などの形で受け取った多くの淡水は、フラム海峡とカナダ多島海を通ってそれぞれリーンランド海とラブラドル海に排出される。数値モデリングにおいてこれらの海峡通過流および海峡通過後の淡水経路が正しく表現されているかどうかは、グリーンランド海とラブラドル海を深層水形成領域とする大西洋深層循環の定常的な状態を正しく表現するために重要な要素であることが昨年度までの研究に...

【数物系科学】地球惑星科学：渦ー波ー乱流の相互作用効果／北極海を含む研究件

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：北極海・チャクチ海台／北極海を含む研究件

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：北極海中央海盆域／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【数物系科学】地球惑星科学：数値予報／北極海を含む研究件

【概要】本研究で得られた成果は,下記の通りである。 1.北極海上空及び海上の気象データを入手した。データ供給元は、ECMWFと気象庁である。 2.北極海の氷況の人工衛星観測データを入手した。これは、米国DMSP衛星搭載のSSM/Iセンサによるもので、NSIDCから入手した。このデータは解像度25kmと大変粗いものであるが、ほぽ毎日の氷況のデジタルデータがインターネットを通して入手できるため、便利である。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：乱流熱フラックス／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【数物系科学】地球惑星科学：ウェーブレット／北極海を含む研究件

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：硫黄同位体比／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：浮遊性有孔虫／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【数物系科学】地球惑星科学：重晶石／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：NADW ／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：始新世／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：深海掘削／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：深層水循環／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：温室地球／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：湿潤化／北極海を含む研究件

【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所（以下：AWI）との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の４つが挙げられる。（1）大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証（ドイツを含む4カ国からなる７つのモデルが参加）、（2）ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...

【数物系科学】地球惑星科学：オホーツク海／北極海を含む研究件

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【数物系科学】地球惑星科学：海水／北極海を含む研究件

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：観測／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)

【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト（MOSAiC）に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...

【キーワード】北極海 / 海氷予測 / 現場観測 / 衛星リモートセンシング / 数値モデル (他11件)

【概要】屋外実験やサロマ湖、北極海・南極海での現地観測を行い、可搬型マイクロ波放射計を用いたマイクロ波帯の放射・散乱・反射特性を測定した。それにより、衛星リモートセンシングの海氷厚アルゴリズムを改良した。加えて、人工衛星搭載のマイクロ波放射計データを用いて毎日の正味海氷増加・減少面積のデータセットを作成し数値モデルの検証に用いるとともに、北極海における海氷変動メカニズムの解析を行った。数値モデルに観測デ...

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【数物系科学】地球惑星科学：大気-海氷-海洋相互作用／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)

【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト（MOSAiC）に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...

【数物系科学】地球惑星科学：予測可能性／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)

【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト（MOSAiC）に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【数物系科学】地球惑星科学：乱流混合／北極海を含む研究件

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：炭酸塩／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：地球化学／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：地質学／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：古海洋／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：北極振動／北極海を含む研究件

【キーワード】海洋熱塩循環 / 北極振動 / カナダ多島海 / 海面淡水フラックス / 北極海 (他9件)

【概要】北極海が降水・河川水・太平洋表層の低塩分水などの形で受け取った多くの淡水は、フラム海峡とカナダ多島海を通ってそれぞれリーンランド海とラブラドル海に排出される。数値モデリングにおいてこれらの海峡通過流および海峡通過後の淡水経路が正しく表現されているかどうかは、グリーンランド海とラブラドル海を深層水形成領域とする大西洋深層循環の定常的な状態を正しく表現するために重要な要素であることが昨年度までの研究に...

【数物系科学】地球惑星科学：気候変動／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)

【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト（MOSAiC）に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...

【概要】本研究では、北極海における海氷変動と海洋内部の乱流混合エネルギーについて実態を解明すべく、船舶や係留系を用いた観測を執り行った。海氷が著しく後退する西部北極海に設置した係留系のデータを解析した結果、元来、海洋の乱流エネルギーが小さいと考えられている海域であるにもかかわらず、顕著な内部波や混合エネルギーの存在が確認された。これは、海氷後退の結果、大気と海洋間で熱や運動量の交換が拡大していることに起因...

【数物系科学】地球惑星科学：深層水／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：微量元素／北極海を含む研究件

【概要】北極圏海氷域における微量金属元素「マンガン（Mn）」の役割を明らかにするために、2021年度は主に以下の取組みを行った。１．北海道サロマ湖の海氷および海水中のMnの定量評価を行った。２．北極海での現場観測が実現し、海氷域でMn分析用の海氷、海水試料を採取することに成功した。３．新規製作したMnの分析装置を用いて、海水中のMnの分析がほぼ可能になった。１について、2020年度にサロマ湖で採取...

【数物系科学】地球惑星科学：IODP ／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】地球惑星科学：ハライド／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【数物系科学】天文学：国際情報交換／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【化学】複合化学：窒素固定／北極海を含む研究件

❏熱帯・亜熱帯域から極域までの全球海洋観測から明らかにする海洋窒素固定の統合的理解(19H04263)

【概要】本研究では南極海沿岸において窒素固定活性を初めて検出した。窒素固定活性は北極海でも検出されており、すなわち本研究の発見によって、海洋窒素固定は全球的なプロセスであることが明らかになった。また本研究によって、北極海に生息する窒素固定生物のゲノムが初めて明らかになった。極域環境は熱帯・亜熱帯海域と比べて変化に富んでいる。極域に生息する窒素固定生物はその環境に合わせて特殊な機能を持つことがゲノム情報から...

【工学】プロセス・化学工学：アルカン／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), センター長 (70344281)

【概要】北極海の低次生態系に着目し、(1) 脆弱性、(2) 頑健性、(3) 特異性の解明を目的とした。(1) 脆弱性に関して、炭酸塩プランクトンの骨格密度が最大40%も減少し、カナダ海盆では特有の生態系が失われつつある。(2) 頑健性に関して、熱帯や亜熱帯域特有の窒素固定基礎生産は、北極海においても営まれている。(3) 特異性に関して、炭素数10~38の直鎖飽和炭化水素の合成能を持つ株をDicrateri...

【工学】プロセス・化学工学：マンガン／北極海を含む研究件

【概要】北極圏海氷域における微量金属元素「マンガン（Mn）」の役割を明らかにするために、2021年度は主に以下の取組みを行った。１．北海道サロマ湖の海氷および海水中のMnの定量評価を行った。２．北極海での現場観測が実現し、海氷域でMn分析用の海氷、海水試料を採取することに成功した。３．新規製作したMnの分析装置を用いて、海水中のMnの分析がほぼ可能になった。１について、2020年度にサロマ湖で採取...

【工学】建築学：EU(欧州連合）／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【工学】土木工学：高波／北極海を含む研究件

【概要】オタワ大学のニストール教授と協力して研究を進めた。コロナウィルスの伝播の影響により、直接には訪問できなかったため、密接に連絡を取りつつ研究を進めた。全体として、北極圏の気候、高波、高潮モデルの高度化を行い、PolarWRFとFVCOM-SWAVEを組み合わせた数値モデルの開発を進めた。風の算定までは概ねできるようになり、温暖化後に氷が消失した後の地形を再現するための地形のモデル内での再現を進めた。...

【工学】土木工学：熱収支／北極海を含む研究件

❏海氷-海洋境界層理論に基づく海氷モニタリング技術開発と自動観測ネットワークの構築(22H01296)

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【工学】土木工学：沿岸災害／北極海を含む研究件

【概要】オタワ大学のニストール教授と協力して研究を進めた。コロナウィルスの伝播の影響により、直接には訪問できなかったため、密接に連絡を取りつつ研究を進めた。全体として、北極圏の気候、高波、高潮モデルの高度化を行い、PolarWRFとFVCOM-SWAVEを組み合わせた数値モデルの開発を進めた。風の算定までは概ねできるようになり、温暖化後に氷が消失した後の地形を再現するための地形のモデル内での再現を進めた。...

【工学】総合工学：硫酸イオン／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【工学】総合工学：ロシア／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【工学】総合工学：炭酸カルシウム／北極海を含む研究件

【概要】世界各地の8つの始新世の深海掘削コアを用いて遠洋性バライト及び炭酸塩付随硫酸(CAS)を抽出し，その硫黄同位体比(d34S)を測定した．遠洋性バライトは極めてまれで，当時のNADWをトレースする素材にはならなかった．50Maのd34S急上昇イベントはバライトとCASのどちらにも検出されなかった．海水のd34Sは51-41Maの期間に漸進的に上昇した．バライトとCASの両方を検出した試料における両者...

【工学】総合工学：天然ガス／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【工学】総合工学：海氷漂流速度／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 海氷予測 / 現場観測 / 衛星リモートセンシング / 数値モデル (他11件)

【概要】屋外実験やサロマ湖、北極海・南極海での現地観測を行い、可搬型マイクロ波放射計を用いたマイクロ波帯の放射・散乱・反射特性を測定した。それにより、衛星リモートセンシングの海氷厚アルゴリズムを改良した。加えて、人工衛星搭載のマイクロ波放射計データを用いて毎日の正味海氷増加・減少面積のデータセットを作成し数値モデルの検証に用いるとともに、北極海における海氷変動メカニズムの解析を行った。数値モデルに観測デ...

【工学】総合工学：海氷予測／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 海氷予測 / 現場観測 / 衛星リモートセンシング / 数値モデル (他11件)

【概要】屋外実験やサロマ湖、北極海・南極海での現地観測を行い、可搬型マイクロ波放射計を用いたマイクロ波帯の放射・散乱・反射特性を測定した。それにより、衛星リモートセンシングの海氷厚アルゴリズムを改良した。加えて、人工衛星搭載のマイクロ波放射計データを用いて毎日の正味海氷増加・減少面積のデータセットを作成し数値モデルの検証に用いるとともに、北極海における海氷変動メカニズムの解析を行った。数値モデルに観測デ...

【工学】総合工学：衛星リモートセンシング／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 海氷予測 / 現場観測 / 衛星リモートセンシング / 数値モデル (他11件)

【概要】屋外実験やサロマ湖、北極海・南極海での現地観測を行い、可搬型マイクロ波放射計を用いたマイクロ波帯の放射・散乱・反射特性を測定した。それにより、衛星リモートセンシングの海氷厚アルゴリズムを改良した。加えて、人工衛星搭載のマイクロ波放射計データを用いて毎日の正味海氷増加・減少面積のデータセットを作成し数値モデルの検証に用いるとともに、北極海における海氷変動メカニズムの解析を行った。数値モデルに観測デ...

【工学】総合工学：マイクロ波放射計／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 海氷予測 / 現場観測 / 衛星リモートセンシング / 数値モデル (他11件)

【概要】屋外実験やサロマ湖、北極海・南極海での現地観測を行い、可搬型マイクロ波放射計を用いたマイクロ波帯の放射・散乱・反射特性を測定した。それにより、衛星リモートセンシングの海氷厚アルゴリズムを改良した。加えて、人工衛星搭載のマイクロ波放射計データを用いて毎日の正味海氷増加・減少面積のデータセットを作成し数値モデルの検証に用いるとともに、北極海における海氷変動メカニズムの解析を行った。数値モデルに観測デ...

【キーワード】海氷生産 / 中深層循環 / 沿岸ポリニヤ / 南極底層水 / マイクロ波放射計 (他14件)

【概要】海洋中深層循環及びその変動を決めうる海氷生産量を、衛星データ等から見積もるアルゴリズムを開発し、そのグローバルマッピングを初めて行った。沿岸ポリニヤでの高海氷生産過程を長期係留観測から明らかにし、アルゴリズムの検証も行った。南極第2の高海氷生産域であることが示されたケープダンレー沖が未知の南極底層水生成域であることもつきとめた。南極海とオホーツク海では、海氷生産量の変動が底層水や中層水の変質とリン...

【工学】総合工学：大気・海洋・波浪相互作用／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)

【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト（MOSAiC）に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...

【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所（以下：AWI）との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の４つが挙げられる。（1）大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証（ドイツを含む4カ国からなる７つのモデルが参加）、（2）ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...

【工学】総合工学：数値モデル／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 海氷予測 / 現場観測 / 衛星リモートセンシング / 数値モデル (他11件)

【概要】屋外実験やサロマ湖、北極海・南極海での現地観測を行い、可搬型マイクロ波放射計を用いたマイクロ波帯の放射・散乱・反射特性を測定した。それにより、衛星リモートセンシングの海氷厚アルゴリズムを改良した。加えて、人工衛星搭載のマイクロ波放射計データを用いて毎日の正味海氷増加・減少面積のデータセットを作成し数値モデルの検証に用いるとともに、北極海における海氷変動メカニズムの解析を行った。数値モデルに観測デ...

【工学】総合工学：乱流／北極海を含む研究件

❏海氷-海洋境界層理論に基づく海氷モニタリング技術開発と自動観測ネットワークの構築(22H01296)

【概要】地球温暖化の北極海への影響を調査するべく、ドイツの砕氷船を用いた国際観測プロジェクト「MOSAiC」に参加し、計画通りの海氷・海洋の物理プロセスに関する現場調査を実施した。本プロジェクトでは、海水と熱の動きを高頻度に観測するシステムを用いて、海氷直下の熱輸送に関する正確な調査を行った。この調査から海氷が融解してできた低塩分な表層水が、海水が再び結氷するための重要な要素であることが実証された。低塩な...

【工学】総合工学：高潮／北極海を含む研究件

【概要】オタワ大学のニストール教授と協力して研究を進めた。コロナウィルスの伝播の影響により、直接には訪問できなかったため、密接に連絡を取りつつ研究を進めた。全体として、北極圏の気候、高波、高潮モデルの高度化を行い、PolarWRFとFVCOM-SWAVEを組み合わせた数値モデルの開発を進めた。風の算定までは概ねできるようになり、温暖化後に氷が消失した後の地形を再現するための地形のモデル内での再現を進めた。...

【工学】総合工学：生態系モデル／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【工学】総合工学：流氷／北極海を含む研究件

【概要】本研究で得られた成果は,下記の通りである。 1.北極海上空及び海上の気象データを入手した。データ供給元は、ECMWFと気象庁である。 2.北極海の氷況の人工衛星観測データを入手した。これは、米国DMSP衛星搭載のSSM/Iセンサによるもので、NSIDCから入手した。このデータは解像度25kmと大変粗いものであるが、ほぽ毎日の氷況のデジタルデータがインターネットを通して入手できるため、便利である。 ...

【工学】総合工学：エネルギー／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【工学】総合工学：データ同化／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 海氷予測 / 現場観測 / 衛星リモートセンシング / 数値モデル (他11件)

【概要】屋外実験やサロマ湖、北極海・南極海での現地観測を行い、可搬型マイクロ波放射計を用いたマイクロ波帯の放射・散乱・反射特性を測定した。それにより、衛星リモートセンシングの海氷厚アルゴリズムを改良した。加えて、人工衛星搭載のマイクロ波放射計データを用いて毎日の正味海氷増加・減少面積のデータセットを作成し数値モデルの検証に用いるとともに、北極海における海氷変動メカニズムの解析を行った。数値モデルに観測デ...

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【工学】総合工学：氷海工学／北極海を含む研究件

【概要】本研究で得られた成果は,下記の通りである。 1.北極海上空及び海上の気象データを入手した。データ供給元は、ECMWFと気象庁である。 2.北極海の氷況の人工衛星観測データを入手した。これは、米国DMSP衛星搭載のSSM/Iセンサによるもので、NSIDCから入手した。このデータは解像度25kmと大変粗いものであるが、ほぽ毎日の氷況のデジタルデータがインターネットを通して入手できるため、便利である。 ...

【工学】総合工学：極地環境／北極海を含む研究件

【概要】本研究で得られた成果は,下記の通りである。 1.北極海上空及び海上の気象データを入手した。データ供給元は、ECMWFと気象庁である。 2.北極海の氷況の人工衛星観測データを入手した。これは、米国DMSP衛星搭載のSSM/Iセンサによるもので、NSIDCから入手した。このデータは解像度25kmと大変粗いものであるが、ほぽ毎日の氷況のデジタルデータがインターネットを通して入手できるため、便利である。 ...

【農学】生産環境農学：ユーラシア／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【農学】境界農学：石油／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【農学】社会経済農学：多角化／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【農学】社会経済農学：カナダ／北極海を含む研究件

【概要】オタワ大学のニストール教授と協力して研究を進めた。コロナウィルスの伝播の影響により、直接には訪問できなかったため、密接に連絡を取りつつ研究を進めた。全体として、北極圏の気候、高波、高潮モデルの高度化を行い、PolarWRFとFVCOM-SWAVEを組み合わせた数値モデルの開発を進めた。風の算定までは概ねできるようになり、温暖化後に氷が消失した後の地形を再現するための地形のモデル内での再現を進めた。...

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【農学】動物生命科学：海洋生物／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), センター長 (70344281)

【概要】北極海の低次生態系に着目し、(1) 脆弱性、(2) 頑健性、(3) 特異性の解明を目的とした。(1) 脆弱性に関して、炭酸塩プランクトンの骨格密度が最大40%も減少し、カナダ海盆では特有の生態系が失われつつある。(2) 頑健性に関して、熱帯や亜熱帯域特有の窒素固定基礎生産は、北極海においても営まれている。(3) 特異性に関して、炭素数10~38の直鎖飽和炭化水素の合成能を持つ株をDicrateri...

【農学】森林圏科学：水循環／北極海を含む研究件

【概要】北極の温暖化増幅に関して、低気圧活動の役割に着目した観測的・数値的研究を実施した。(1)シベリア域の低気圧活動の変動は、水蒸気輸送過程を通じて水循環・河川流量の変動に影響を与えるとともに、夏季北極海上の海氷を減少させる特有の気圧配置を左右する要素であること、(2)冬季バレンツ海やベーリング海の低気圧活動の変化は、近年の北極温暖化および海氷減少に影響する一方で、中緯度での厳冬を引き起こし、その予測に...

【農学】水圏応用科学：海洋生態系／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境観測研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70344281)

【キーワード】北極海 / 海洋生態系 / セジメントトラップ / 海氷海洋物理モデル / 海氷融解 (他15件)

【概要】近年、海氷融解が最も激しく生じている西部北極海において、海氷減少に伴う低次生態系の生産量変化を時系列に把握し、海洋生態系モデルにこれら現場データを組み込み、低次生物の生産変化の再現や魚類資源の応答の予測を目的として研究を実施してきた。特筆すべき成果として、冬季の海氷下において生物由来粒子が多く沈降しており、海洋中の渦と循環を介した陸棚起源水の輸送が重要であることがわかってきた。またモデルによる理想...

【農学】水圏応用科学：プランクトン／北極海を含む研究件

【研究代表者】原田尚美国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), センター長 (70344281)

【概要】北極海の低次生態系に着目し、(1) 脆弱性、(2) 頑健性、(3) 特異性の解明を目的とした。(1) 脆弱性に関して、炭酸塩プランクトンの骨格密度が最大40%も減少し、カナダ海盆では特有の生態系が失われつつある。(2) 頑健性に関して、熱帯や亜熱帯域特有の窒素固定基礎生産は、北極海においても営まれている。(3) 特異性に関して、炭素数10~38の直鎖飽和炭化水素の合成能を持つ株をDicrateri...

【農学】水圏応用科学：雲／北極海を含む研究件

【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所（以下：AWI）との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の４つが挙げられる。（1）大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証（ドイツを含む4カ国からなる７つのモデルが参加）、（2）ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...

【農学】水圏応用科学：温暖化／北極海を含む研究件

【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所（以下：AWI）との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の４つが挙げられる。（1）大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証（ドイツを含む4カ国からなる７つのモデルが参加）、（2）ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...

【医歯薬学】基礎医学：微量金属／北極海を含む研究件

【概要】北極圏海氷域における微量金属元素「マンガン（Mn）」の役割を明らかにするために、2021年度は主に以下の取組みを行った。１．北海道サロマ湖の海氷および海水中のMnの定量評価を行った。２．北極海での現場観測が実現し、海氷域でMn分析用の海氷、海水試料を採取することに成功した。３．新規製作したMnの分析装置を用いて、海水中のMnの分析がほぼ可能になった。１について、2020年度にサロマ湖で採取...

【医歯薬学】社会医学：経済政策／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【医歯薬学】社会医学：メタゲノム／北極海を含む研究件

❏熱帯・亜熱帯域から極域までの全球海洋観測から明らかにする海洋窒素固定の統合的理解(19H04263)

【概要】本研究では南極海沿岸において窒素固定活性を初めて検出した。窒素固定活性は北極海でも検出されており、すなわち本研究の発見によって、海洋窒素固定は全球的なプロセスであることが明らかになった。また本研究によって、北極海に生息する窒素固定生物のゲノムが初めて明らかになった。極域環境は熱帯・亜熱帯海域と比べて変化に富んでいる。極域に生息する窒素固定生物はその環境に合わせて特殊な機能を持つことがゲノム情報から...

【医歯薬学】看護学：政治学／北極海を含む研究件

【概要】本研究は、3つの要素－制度（NATO、EU）、国家（欧州各国、ロシア）の立ち位置の選択（positioning）、及び経済主体の利害－の相互作用という視角から、ウクライナ危機とエネルギー安全保障の相関について研究した。この結果、この絡み合った2つの問題を同時に解決していく上で、国際協力及びエネルギー供給源・エネルギーミックスの「多角化」が有効であることが明らかとなった。これは、日本の外交とエネル...

【医歯薬学】看護学：相互作用／北極海を含む研究件

【キーワード】北極海 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 気候システム / 地球温暖化 / 相互作用 (他10件)

【概要】北極海中央部の通年の大気・海洋・海氷のデータを取得するため、国際北極海横断漂流プロジェクト（MOSAiC）に参加した。融解期の北極点付近の海氷-海洋境界層におけるデータから、海氷が減少した”荒れる北極海”を象徴する1000m以深まで到達する内部波の存在を発見した。日本の研究船「みらい」を用いた海氷消失域での活動では、海氷消失に伴う強風と波しぶきの影響で海洋起源のエアロゾルが大気中で氷晶核として作用...

【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所（以下：AWI）との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の４つが挙げられる。（1）大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証（ドイツを含む4カ国からなる７つのモデルが参加）、（2）ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...