❏ガンマ線エネルギー・強度可変でオン・オフも可能な治療用針状小線源の開発(21650126)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】小栗 慶之 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 教授 (90160829)
【キーワード】小線源治療 / 陽子線 / 注射針 / 荷電粒子励起X線 / 静電加速器 (他16件)
【概要】注射針を患部に刺入して針内部に粒子線を通し,先端の標的に照射してガンマ線を発生し,ガン治療に用いる新しい方法について調べた.予備実験でガンマ線強度が小さいことが判明し,代りに陽子線照射により重金属標的から発生する特性X線を用いた.針の軸出しを精密に行い,内径で決まる値の80%のビーム透過率を得た.先端にAg標的を取り付けてX線を発生させたところ,針の壁の遮蔽効果により目的とするAgの特性X線のみを...
❏造影剤濃度と被ばく線量の低い重粒子線励起二波長パルスX線による血管動画撮影(20300175)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】小栗 慶之 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 教授 (90160829)
【キーワード】荷電粒子励起特性 X 線 / 静電加速器 / 造影剤 / 動画撮影 / 二波長差分法 (他22件)
【概要】異なる二種類の金属標的を取り付けた回転式ターゲットをMeV陽子ビームで照射し,造影剤の吸収端前後の異なるエネルギーを持つ準単色パルスX線を交互に発生した.このX線を用いて造影剤入りファントムの透視動画撮影を行った.隣接するフレーム間の差分を取ることで,造影剤のみを強調した動画を再構成することができた.これにより,動画造影法における造影剤濃度とX線被ばく線量を低減できる原理的見通しが得られた. ...
❏ヨウ素造影剤のための陽子線励起ランタン特性X線源の試作(15650104)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】小栗 慶之 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 助教授 (90160829)
【キーワード】特性X線 / 陽子ビーム / 静電加速器 / K吸収端 / 造影剤 (他10件)
【概要】医療用X線撮影において,造影剤元素の吸収端よりややエネルギーの高い単色X線を利用すると,吸収が選択的に強調されコントラストの非常に高い画像が得られる.シンクロトロン放射光を用いれば強い単色X線が得られるが,装置が大型であるため一般の病院等では利用が困難である.一方,小型加速器から得られるMeV陽子ビームを単体標的に照射すると,電子ビームの場合に比べて制動放射がはるかに少ないため,特性X線を主とした...