バングラデシュ農村の小児の2型糖尿病の疫学調査―将来の発症と低栄養との関連の検討
【研究分野】衛生学・公衆衛生学
【研究キーワード】
2型糖尿病 / 肥満 / 10代小児 / バングラデシュ農村 / バングラデシュ / 農村 / 小児 / 有病率 / 危険因子
【研究成果の概要】
農村部の10歳から19歳の小児を対象に2型糖尿病(DM)と肥満の有病率を調査した。無作為抽出した322名に身体計測・空腹時血糖とHbA1cの測定・食事後2時間までの尿糖の検査を行った。既存データを用い、2001年と2016年の5歳児の体格を比較した。
検体検査で異常の認められたものは60名で、54名にブドウ糖負荷試験を実施した。DMの診断は0名で1名が境界型DMと診断された。また2016年の身長・ 体重・BMIは、2001年に比し有意に向上していたが、肥満の傾向は認めなかった。5歳児の肥満・10代の糖尿病はまだ大きな健康問題ではないが、体格の向上を考えると先制医療の立場からの栄養対策が望まれる。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
名西 恵子 (大塚恵子) | 東京大学 | 大学院医学系研究科(医学部) | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
ホーレ ショモール・クモール | |
カーン アル・フォズール | |
ハサン タフシール | |
ヤスミン スルタナ | |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)