身体活動推進のためのポピュレーション・アプローチ:地域無作為化試験
【研究分野】応用健康科学
【研究キーワード】
身体活動 / 運動 / スポーツ / ヘルスプロモーション / 生活習慣病 / 地域介入 / クラスターランダム化試験 / ポピュレーションアプローチ / 介入研究 / 公衆衛生 / ソーシャルマーケティング / 地域介入研究
【研究成果の概要】
身体活動推進のための地域介入(ソーシャルマーケッティングの手法を用いたコミュニティワイドキャンペーン(CWC))の効果をクラスター(地区)ランダム化試験にて検討した。無作為抽出した住民を5年間追跡した結果、介入地域では身体活動ガイドライン充足者の割合(%)が増える傾向(調整後の両群間の変化の差:+4.5% (95%CI: -0.3, 9.3), P=0.066)が認められた。副次的アウトカムの検討で、柔軟運動実施者は介入地域で有意に増加し、歩行実施者は増加する傾向(P=0.058)が認められた。以上の結果より、ポピュレーションアプローチとしてのCWCの有効性が示唆された。
【研究代表者】