電子カルテベースのリスク提示システムの構築とその実証考査(国際共同研究強化)
【研究分野】医療社会学
【研究キーワード】
リスク評価 / 冠動脈疾患 / 心不全 / 医療の質 / 心房細動 / PRO / データベース / 虚血性心疾患 / カテーテルインターベンション / アウトカム
【研究成果の概要】
本事業のため既定の期間に米国に渡航を行い現地の研究者と連携しながら研究活動を行った(Kansas 大学 Mid-American Heart Institute ならびに Stanford 大学 Department of Cardiology)。Mid-American Heart Institute とは、主に米国と日本の全国データと関東一円の地域データの比較検証を冠動脈疾患に関して行った。Stanford 大学とは主に心不全症例に対する診療データのアップデートされたコーディングを活用し、Frail指標を軸に据えた新たな予後予測モデルの作成に取り掛かっている。
【研究の社会的意義】
循環器疾患のリスク評価やその提示に関してはこれまで多くの観察研究や臨床研究で集積されたデータを基になされてきた。しかし、それぞれの研究がなされた国あるいは地域に特異的なものであったため、その国際的な仕様に関しては検証作業がこれまでなされてこなかった。我々は特に循環器疾患のリスク提示に関して作業を進め、特に冠動脈疾患の経皮的な治療(PCI)さらに心不全領域に関してどのように項目や統計的モデルの補正を行えば日米の二国間でリスク評価法を共有し、かつ電子カルテベースで応用できるか検証を行った。
【研究代表者】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2019
【配分額】12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)