狩野亨吉文書を活用した近代日本の高等教育および知識人交流の調査研究
【研究キーワード】
狩野亨吉文書 / 駒場図書館 / 駒場博物館 / 第一高等学校 / 感染症 / 腸チフス / 狩野亨吉 / データベース / EAA / 東京大学駒場図書館 / 大館
【研究成果の概要】
本年度は駒場図書館貴重書庫での狩野亨吉文書の現物調査に替り、2020年度に引き続いてブックレット『旧制第一高等学校と感染症―1904年の腸チフス流行を学校側視点から読む―』の刊行に向けて、狩野亨吉文書や旧制第一高等学校の寄宿寮日誌のデジタル画像を精査し、原稿を執筆している。
また、狩野亨吉文書は科研費で撮影したデジタル画像を東京大学デジタルアーカイブズ構築事業により順次公開しているが、2021年度においても、2021年10月25日に狩野の旧制高校勤務時代を中心とした明治31~42年の日記をデジタルアーカイブズに追加した。
本科研の新しい試みとして、外部からゲスト講師を招いてオンラインセミナーを開催した。今年度は松江歴史館の学芸員藤岡奈緒美氏をお招きし、2021年に企画された「<企画展>旧制松江高等学校―松江で学び、暮らした学生たち―」のことを中心にお話しいただいた。
東京大学東アジア藝文書院(EAA)主催の展示、「もうひとつの一高―戦時下の一高留学生課長・藤木邦彦と留学生たち―」(2022年3月22日~6月24日)に共催として加わった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
折茂 克哉 | 東京大学 | 大学院総合文化研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
高山 みさと (丹羽みさと) | 立教大学 | 江戸川乱歩記念大衆文化研究センター | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)