台湾漢人の民間信仰から見る「記憶」と歴史の「馴致」に関する宗教人類学的研究
【研究分野】文化人類学・民俗学
【研究キーワード】
宗教人類学 / 記憶 / 歴史 / 台湾 / 馴致 / 民間信仰 / 植民地 / 歴史認識
【研究成果の概要】
本研究は、台湾の漢民族社会の民間信仰を事例に、異民族と接触し、あるいは支配された社会的な記憶がいかに生成、伝承、変形されていくのかを、具体的な信仰対象の出現とそれに対する人々の対処、信仰体系や儀礼体系への取り込みといった側面から考察した。台湾は、繰り返し外来政権の統治を受けたが、外来者を信仰対象として組み入れるという事例が少なくない。特に、本研究では、日本人を神に祀るケースを中心として、補足的にオランダ人や中華民国人(蒋介石)を祀る場合も考察した。日本人に関しては研究期間内に40以上の事例を発見し、うちいくつかについては、比較的詳細な聞き取り調査、儀礼への参与観察を行った。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
林 美容 | 慈済大学 | 宗教與人文研究所 | 教授 |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)