腸炎惹起性記憶T細胞reprogramming細胞療法への挑戦
【研究分野】消化器内科学
【研究キーワード】
炎症性腸疾患 / Th17細胞 / Th1細胞 / 腸管免疫 / 遺伝子導入 / 制御性T細胞 / 細胞療法 / メモリーT細胞
【研究成果の概要】
炎症性腸疾患(IBD)が再燃するのは、腸炎惹起性メモリー細胞が残存していることが原因であることを報告してきた。本研究は、このメモリー細胞を制御することで、再燃を抑制する治療法の開発につなげることを目的とした。本研究の結果は以下の通りである。1. Th17はLympoid tissue inducer-like cellによって誘導された。2. Classical Th1は、alternative Th1の存在下で腸炎惹起性を獲得した。3. 整腸剤であるClostridium butyricumが、抑制性マクロファージを誘導した。IBDの慢性化には、様々な細胞集団が関与していた。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)