再生芽「自己抗原」の同定とそのマスキングによる再生能賦活化に関する研究
【研究分野】実験動物学
【研究キーワード】
アフリカツメガエル / 器官再生 / 未分化増殖細胞 / インターロイキン-11 / ゲノム編集 / PhyH-like / Phyhd1 / T細胞活性化 / 再生芽 / 増殖細胞 / Interleukin 11 / 脊索 / pentraxin / 再生 / 免疫細胞 / 非自己 / Interleukin / T細胞 / 自己免疫応答 / interleukin-11 / keratin-18
【研究成果の概要】
ツメガエル幼生は、不応期では、未熟な白血球が再生芽増殖細胞を「非自己」として攻撃するため尾再生が起きないと考えられている。本研究では、再生芽増殖細胞特異的に発現するinterleukin-11 (il-11)や、増殖細胞を攻撃する白血球のマーカーであるXPhyH-likeの機能解析を通じて、尾再生の分子機構解明を目指した。
その結果、IL-11は尾再生に必要であり、単独で多彩な組織に由来する未分化細胞の誘導・維持に働くことが示唆された。また、XPhyH-likeマウスホモログは白血球活性化に伴い発現上昇することから、カエルでも同様に、白血球を介した尾再生能の阻害に関わる可能性が考えられた。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
白髭 克彦 | 東京大学 | 分子細胞生物学研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
加藤 由紀 | 東京大学 | 分子細胞生物学研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)