単一生細胞内の酵素分子数を絶対定量する革新的光分析法の開発
【研究分野】分析化学
【研究キーワード】
イメージング / 蛍光 / ルシフェラーゼ / 酵素 / 生細胞
【研究成果の概要】
特定の一細胞内酵素活性を絶対定量する技術開発を目的として,培養細胞内で遺伝子発現する発光タンパク質(ルシフェラーゼ)に焦点をあて,刺激を加えた時のルシフェラーゼの絶対定量法の確立を目指した.先ず,細胞内ミトコンドリアに局在するBakタンパク質に蛍光タンパク質(mEos3)を連結し,細胞外刺激に伴うBakクラスター形成を確認した.このクラスターに含まれるBak分子数を,mEos3の超解像蛍光イメージング技術を改良することにより計測可能にした.本計測は固定細胞のみならず,生細胞でも可能であることを立証した.mEos3の分子数から,ルシフェラーゼ1分子の活性を評価することが可能となる.
【研究代表者】
【研究連携者】 |
吉村 英哲 | 東京大学 | 大学院理学系研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)